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2024-03-03 10:47:00

2024年3月2日 (土)道場稽古91

こんにちは!

 

3月に入り暫くの間、多目的室に引っ越しです。

この時期は体育館が利用出来ず稽古場所探しにあたふたするところですが、別室を使用させていただけますので助かります。

年間通し安定して学校内で稽古出来るのは、ありがたい限りです。

おっと!3月いっぱいは13:00 ~ 16:00まで。

来月体育館に戻ったら17:00まで使えますので大会に挑戦する生徒と居残り稽古を再開したいと思います。

 

 

さて本日、新しく入会の申し込みが。

ゆり道場、女子率が非常に高くなってきました。

さほど気にかけてなかったのですが、改めて数えてみると10名です。

2022年3月に松宮で6名の生徒とともにスタートしましたが、女の子はYちゃんただ一人。

道場開きから2年弱で23名の生徒が集まってくれました。

約半数が女子とは。

 

空手って男の子のイメージが強いかも知れませんが、ゆり道場は女子率高め。

女子生徒が多い道場の特徴をどんどん情報発信していけば、さらに輪が広がっていくのかな。

3月4月の春先は習い事探しには、ちょうど良いタイミング。

クラス分けして教室を開いており、男女問わず3歳から募集しています。

 

伝統派空手には、

仮想の相手を見たて、一人で突きや蹴りを繰り出し技の正確性や力強さ等を競う『形』

競技は二人一組で行い、決められた攻撃部位に技をかけ合い極まった技により与えられるポイントを競う『組手』

ゆり道場は、主に形に力を入れ日々稽古しています。

近くにはいろんな空手教室があり、道場によってそれぞれ特徴があると思いますので、観て回って雰囲気を比べてみるのも良いかも知れませんね。

 

最後に、習い事にゆり空手を選ばれた際に得られるメリットを書いてみたいと思います。

 

1・自分の弱い心を克服出来る

稽古は日々同じことを繰り返します。

その中で出来ない事をすぐに諦めて逃げようとする自分がいたとしても、休まず道場に通い続けることでいずれ出来るようになり次第に自信や向上心が芽生えてきます。

道場では「諦めず粘り強い人」になってもらうよう指導を心がけています。

 

2・努力した経験が自信に変わる

空手のために努力した経験が自信となって、いろいろなことに積極的になれる。

自分はこれだけやったんだ!と思えるくらい夢中になって取り組めれば、自然と自信が持てるようになります。

道場では、早練や居残り稽古を通じてもっと上達したい!の気持ちにお答えします。

 

3・Over the Rev Limit(限界突破)

日々行われる、しんどくて辛い基本稽古を「押忍」の精神でグッと耐えしのぶことで、少しずつ自分の限界値を上げていきます。

歯を食いしばって頑張っていた稽古が、いつの日にかケロッとした顔でこなせるようになっていきます。

道場では、少しずつ内容や量を上げていき随所に小さな壁を設定します。指導者が叱咤激励し、それらを乗り越えることで達成感を感じられる進め方を取り入れています。

 

継続する大切さをゆり空手を通じて学んでもらいたいと思います。

面倒くさい勧誘は一切行いませんので、体験や見学にお気軽にお越しください。

(稽古振り返りのブログが道場の宣伝になってしまいました)

 

 

-バンビクラス-

0・早練

1・体幹

2・固定式基本

3・移動式基本

4・形

 

-モンキークラス-

5・体幹

6・固定式基本

7・移動式基本

8・形

9・組手

 

 

バンビクラス

【早練】

3人の生徒と早練スタート。

四の形と十二の形。そして平安二段です。

 

順番バッチりのAちゃんには、腰の締め方を指導しました。

このあたりを意識して形を打つと技に力強さが増します。

理解度が高くサクサク進みましたので、次週いよいよ平安二段に移行します。

平安二段を覚えてバンビ卒業!

 

しょっちゅう夜練にも参加してくれ週2ペースで空手を頑張るMちゃん。

入会して1年が過ぎました。

運動神経も高く、基本も理解出来ている幼稚園児です。

ビックリすることに夜練で2回に分けて指導した平安五段も順番を覚えてくる程です。

大会も2度挑戦し、初めての審査も合格しました。

そんなMちゃんもバンビ空手卒業を間近に控えています。

 

暫くの間、メインの形になる平安二段を指導しました。

今後も課題は次の技に入る時、無意識に手技が上下に動いてしまうこと。

移動基本を通じて修正していこう!

 

 

【体幹トレーニング】

輪になってストレッチしました。

早練開始前、恐ろしいほどの体の柔らかさを披露してくれたMちゃん。

ケガ予防にもなりますし柔らかさは大事ですね。

裏腿、股関節まわりのストレッチ中心でした。

 

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体幹トレの方は、バックフルアップ・プランク・V字プランクで87分経過しました。

 

 

【固定式基本】

拳の握り方・引き手・突き・中段横受け・上段揚げ受け・下段払い・左右正面蹴り・基立ちの作り方。

全体を通じて言えることを記します。

「引き手を強く取る」

「脇を締める」

「タイミングを合わす」

この3つをしっかりと出来るようにね。

 

 

【移動式基本】

基立ちとなり追い突きで移動基本を行いました。

・半円を描く

・軸足の張りで突きのタイミングを合わす

 

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途中、後ろ足の膝をつき長さの確認です。

何度移動しても同じ長さ・同じ幅を保つことが稽古の目的です。

 

前述の突き手が上下にぶれる理由は、後ろ足で床を蹴って入るから。

蹴った反動で身体が伸び上がるから、突き手まで動いてしまいます。

自分の腕に止まれっ!って命令しても止まりません。

 

コツは前足の膝を前方に抜いて入ると、頭の高さが変わらず移動出来ます。

勢い(力)で移動しないことが大事と言えます。逆に抜き(脱力)を使います。

 

 

【形】

四の形でした。

幼児の中で6月の北区大会のエントリーがありましたら、十二の形まで進みます。

形は基本の組み合せ。

一つひとつの基本を丁寧に磨きあげ、形に繋げていきます。

前進したり回ったりと動きが加わりますので、固定式基本で出来ていたことが急に難しくなります。

 

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順番を忘れないよう自宅で練習してきてね!

 

 

モンキークラス 

【体幹トレーニング】

 

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サイドプランク・バックフルアップ・バックプランクで227分経過しました。

生徒に自由に選んでもらってますが、かなり久々のバックプランクでした。

体幹トレはまさに "継続は力なり”

どこの道場にも負けてない位、体幹頑張ってます。

積み上げた体幹力を、体育の授業で多いに発揮してください!

 

 

【固定式基本】

四股立ち突きからスタート。

 

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春の大会シーズンに向け、昨年秋から地道に取り組んでいる下半身トレです。

糸東流の四股立ちの幅、腰の高さ、爪先の角度をしっかりと意識した上で四股立ち突き。

50本超えてたかな。

以前と比べ、粘りが出てきています。

「諦めない」「自分に負けない」

 

毎回行う、突き・受けもどこに重心を乗せるかで安定感が随分と変わってきます。

質問は挟みながら理解度を確認しています。

誰に質問飛ぶかランダムですので、いつでも答えられるように集中していてね!

 

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それにしても今日の集中力素晴らしかった!

違いがあるとすれば、普段と違う教室だったからかな?

短い本数を集中力MAXでこなしました。

とても嬉しいです。

みんなの頑張りで、短い時間で質の高い基本が出来ました。

 

 

【移動式基本】

もうすぐ新学期。

4年生になるK君に11名いる2部生の配置を任せました。

 

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少しずつ全体を観る経験を積んでもらおうと思っています。

全体を観る癖が習慣化してくれば自然と統率力が増してきます。

これは将来社会に出た時に、持っておいた方が良いスキル。

空手教室に通いながら少しずつ養ってほしいと思います。

 

さて2列になり移動基本です。

基立ち・前屈立ち・猫足立ち・四股立ち

パチンと極める感覚と正確性を身に着けよう。

腰の締めと軸の意識も忘れてはいけないところです。

何回移動しても、同じカタチになっていよう。

これも集中力が高くサクサク進みました。

 

後屈立ちの移動基本を今度紹介したいと思います。

 

 

【形】

四の形・十二の形から。

何気に打ってはいけません。

この形を打つ目的を改めて周知し、ポイントを押えながら2本ずつ打ちました。

 

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形には理にかなった動きがあります。

何も考えず力任せに移動したり回転したりすると決まって悪い動きになります。

形競技において悪い動きはそのまま減点となってしまいますので、形を打つ前に言葉で意識付け。

ここから先は生徒の理解度に頼らざるを得ません。

無意識で稽古するのではなく、一本いっぽんを意識高く打つ他ありません。

 

応用出来る部分を探し、いろんな形に当てはめて精度を高めてほしいと思います。

この日行った、四の形。十二の形にはそんな意味が込められています。

 

次、平安二段と平安五段。

これもひと挙動ずつ、アドバイスを挟み動きを各自確認しながら打ちました。

軸移動、準備の短さ、締め、タイミング、脱力、肩甲骨、足裏の安定

言葉で意識付けしながら打ちました。

素晴らしい集中力。

僅か20分足らずの形稽古でしたが、誰一人気を緩めることなく質の高い稽古が出来ました。

 

 

小休止を挟みながらの短時間集中型が、この子たちには合ってるのかな。

 

 

【組手】

先週「間合い」と「刻み突き」をひたすら60分。

 

今日のテーマは

1・出鼻を捉える(先の先)

2・逆上カウンター(対の先)

3・反応(後の先)

 

組手競技は一瞬の判断と反応を要します。

「出鼻を捉える」とは、相手の動き出しに反応して先に技を出す練習です。

 

ペア練で一方が身体を前にさらした瞬間を刻み突き。

突きは突いて終わりじゃなく残心までね。

残心まで連動して素早く。

 

相手の動き出しを押えることが重要で、このタイミングを逃すと相手の突きが飛んできます。

この攻防にじっくり時間をかけ、攻撃するタイミングの意識を摺り込みました。

 

もうひとつペア練です。

互いに向かいあい、一方は刻み突きオンリー。

もう一方は逆上(カウンター)です。

 

刻み突き側は如何に相手にバレずに入るかがポイント。

逆上側は、タイミングと勇気です。

 

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ひたすら誘って、相手のモーションに反応して先に極めなくてはいけません。

誘うにも方法が合って、前に出る(プレス)ことで圧をかけ相手は我慢しきれず、前に出てきます。また後ろに下がることで相手はチャンスと見て前に仕掛けてきます。

これを誘導と呼び、この辺の駆け引きを使って相手をコントロールします。

これが組手の醍醐味とも言えるところですね。

 

つられてゾーンに入ってきた相手を迎撃するのをカウンターと呼びますが、今回これを逆上で練習しました。

 

バレずに刻みを極める練習と、誘って迎撃する練習の2つを兼ねています。

まだまだ始めたばかりですが中にはオッと思わせるような、入りの上手い生徒も居てました。

 

実は頭を使う組手競技。

ポイントを奪うには最低限強いハートは必要ですが、それだけではいけません。

有利に試合を運ぶには相手を動かせた方が良いに決まってます。

強いハートと技のタイミング、それとスマートな頭。

この辺を鍛えていきたいと思います。

 

そして最後は「後の先」

相手に危険ゾーンへの侵入を許してしまった時の対処。

1・軸足のバックステップ

2・前拳による防御

3・逆上による返し

 

これを3つの挙動に区切って身体に染み込ませました。

最終的には3つ同時に出せるように。

 

空手の突き技に共通していることは『真っ直ぐに突く』こと。

構えた位置から突きを放ち、構えた位置に戻すだけ。

 

至ってシンプルです。

脇が開いたり、ぶん回して突いていたり、引き手があらぬ方向に取っていたりすれば絶対にポイントにはなりません。

メチャクチャにならないよう、基本に忠実にね。

 

あと、突きは5㎝手前です。

まだまだ当ててはいけない意識が上回り、10㎝以上離れてしまっています。

(中にはフルスピードで5㎝狙えてる生徒も居てる)

ポイントにならない突きの距離では練習の目的から離れてしまいますので、メンホーをつけて稽古しないといけませんね。