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2026-07-31 07:20:00

超長距離と超近距離を制するものが世界を制す! 荒賀龍太郎 non∞stop 組手セミナー 超高速フットワークの養成で無限に広がるコンビネーション 2/4

こんにちは!

 

気がつけば、日曜日の練習会からホームページの更新もせずにほったらかし。

これじゃアカンなと思いブログのストックをひとつ投下しておきたいと思います。

 

 

パート1では思ったより優しい目の内容で、バンビ練にも取り入れれそうなメニューもあり参考になりました。

今回も基本的な技を丁寧に説明されていて理解しやすい内容になっている印象を受けました。

 

荒賀ノンストップ (2).jpeg

 

4・打ち込みトレーニング 中段突き①

4・打ち込みトレーニング 上段突き②

4・打ち込みトレーニング ワンツー③

4・打ち込みトレーニング 2人を相手に交互に攻撃④

4・打ち込みトレーニング 上段突きから裏回し蹴りの攻防⑤

 

 

打ち込みトレーニング 中段突き①

打ち込みに入る前のアドバイスです。

1・半歩ステップインした時、重心の位置は前足に乗せず後ろ足のつけ根(前足だと距離が出ない)

2・中段に潜る際、真下に落ちず「前」(せっかく後ろ足に乗ってても下だと距離が稼げず小さい突きになる)

3・突いた時、大きく見せる(四隅の副審に線を見せる)

4・突いた後、止まらない(バックステップで残心まで)

 

これらのアドバイスを基に2人ペアを組み10本ずつ打ち込み開始です。

リズムの中からスピード入れて軽快に動くようアドバイスもありました。

 

 

【打ち込みトレーニング 上段突き②】

刻み突きの打ち込みに入る前のアドバイスです。

1・半歩踏み込んで、後ろ足に溜めを作って「手」から突く(身体から突っ込むと距離が合わない)

2・突いたあとも止まらない(逆の手で相手を押す)

3・軸足に重心を乗せ、前足は相手に放り投げる感じで(大袈裟にやらない)

4・引きながら当たるのではなく突きを引いてから距離を取る(技が副審に見えにくい)

 

 

【打ち込みトレーニング ワンツー③】

上段・上段のワンツー打ち込みに入る前のアドバイスです。

1・遠い間合いから始めずワンツーを素早く繰り出す(ワンを追うようにツーを出す)

2・腕を「棒」のように伸ばして突かない(棒だと突きが遅くなり間を抜かれる)

3・腕を「ムチ」のように扱う(引き手が速くなる)

4・肩甲骨を上手いこと使う(たった数秒の運動で左右の腕の長さが拳半分長くなった!)

5・ワンをしっかり届かせツーの引きを速くとる(ひとつの構えの中でワンツー)

6・構えは開かない(開くと入りの動作が大きくなり相手にバレる)

7・上半身はリラックス(ガチガチやとグーングーンの突きになり遅い)

8・0から100へ(チカラ抜いて一気に持っていく)

9・リラックス出来てたら脇に拳ひとつ分余裕が空く(ガチガチだと隙間が無く小さくなる)

 

 

【打ち込みトレーニング 2人を相手に交互に攻撃④】

3人1組となっての打ち込みです。

トライアングルに陣形を取り、自分が左右の人に打ち込みます。

攻撃はフリーですが打ち終わり後、動きを止めないこと。

突いた後、反対の手で相手を押し距離を取り、間髪いれずに次の相手に攻撃。

ただただバックステップを繰り返し次の攻撃に移るんじゃなく、上手くダッキング使って周りこんでも良いしもっと自由な発想で攻撃に入るよう指導されています。

 

このセミナーのタイトルにあるように「ノンストップ」

動き続けること。

何で動き続けないといけないか?

技を判断するのは副審だからです。

自分で技が極まったと思って攻撃を止めたとしても、旗が上がらなければ主審が「やめっ!」をかけない限り試合は続行します。

相手に反撃する機会を与えかねませんので動き続ける(技を仕掛ける)必要があることを参加者に問いかけています。

打ったら止まらない。

打ったら離れる。

 

「見る」だけじゃなく「音」を聞いて感じること。

速い人の動き、踏み込みのリズムのことを指しています。

 

残心の取り方ひとつにしても後ろに下がるのは、相手に追われるリスクがあるのでスイッチ入れたり斜め後方に下がるよう指導されていました。

「自分を守るためにも左右をもっと上手く使おう」

 

 

【打ち込みトレーニング 上段突きから裏回し蹴りの攻防⑤】

今度は2人組となり技を決めての打ち込み練。

①自分:刻み突き

②相手:捌いて返し技

③自分:裏回し蹴り

④相手:相手の背中側に避ける

 

極めたと思っても気持ちを切らさず動き続ける。

真っ直ぐ下がるだけじゃなくサイドに回るように。

間違っても相手のお腹側には回らないこと。

 

①で止まると②の返し技もらうし、

②で止まると③の裏回しが飛んでくるよっていう意識づけです。 

 

刻み突きから裏回し蹴りまでの繋がりを早くしないと練習の中で緊張感が生まれず結果、ペア相手の蹴りを防ぐ練習にも発展しません。

約束組手のような決められた内容でも緊張感を持ってフルスピードで動くこと。

それがペア相手の練習の質の向上に繋がります。

 

動くことが防御に繋がり、また次の展開に結びつくと捉えました。

待つと後手に回るし、相手に合わせた試合運びとなりペースを掴めにくくなります。

そうなると旗判定では積極的な印象も薄くなってしまいます。

 

自ら動き、仕掛け続ける重要性をこのセミナーで伝えられていると感じました。

 

グッバイ7月!

2026-03-17 07:25:00

超長距離と超近距離を制するものが世界を制す! 荒賀龍太郎 non∞stop 組手セミナー 超高速フットワークの養成で無限に広がるコンビネーション 1/4

こんにちは!

 

3月は夜練の無い週が多く、溜まりに溜まった組手ブログの放出月間となっています。

荒賀セミナー、サジャドセミナー、ルフェーブルセミナーと控えています。

 

荒賀ノンストップ.jpeg

 

 

1・ウォーミングアップ

2・ストレッチ

3・ステップワーク①~④

 

 

【ウォーミングアップ】

まずは準備運動です。

ゆっくりと大きなフォームで肩甲骨や股関節の可動域を伸ばしています。

次いでアップに移りますが早速注文が入ります。

1・元気良く

2・スピードを意識する

始めに念押しです。

 

ジョグからですが、ゆっくりと肩甲骨を前方向・後ろ方向と動かしながら行ったり、サイドステップも大きく腕を動かしています。

カリオカする時も前方向に動かす時は膝を抱え込んで股関節の柔軟性を出していました。

足を外から内に掻い込み、最終的には蹴り技に繋げながらアップされています。

数歩軽いジョグしジャンプ、床の反発を使って抱え込みジャンプなんかもやってます。

組手のステップも同じで床の反発を利用して技に繋げます。

そういうのに意識を促しながら取り組まれています。

今度は抱え込みジャンプからのダッシュ。

床に着地した瞬間一歩目のスタートを速くします。

走るのを速くじゃなく、着地した一歩目を速くすることが目的です。

ゼロの状態から直ぐに100にギアを入れ替えること。

2連続ジャンプからのダッシュも。

走りながらジャンプするんじゃなく、真上にジャンプです。

つぎは、ジョグ→しゃがむ→抱え込みジャンプ→ダッシュ

地味に下半身強化と瞬発力アップに効きそうです。

 

ラダー系に移ります。

両足揃えて高速でスラローム、

次はラテラルでスラローム、

ラテラルインアウトと続き、

最後は得意構えで組手ステップ、帰りはバックステップでした。

細かく速くです。

 

組手ステップのアドバイスは、

「上半身リラックス」

「前足に重心乗せない」

「後ろ足に乗せる」

「バックステップも後ろ足に乗せる」

「細かく速く」

 

 

【ストレッチ】

その場に座って開脚。

左右に上半身を預けますがこの時もリラックスした状態で息を止めず揺するように動きを加えながら入っています。

次は左右の足の中を5回に刻みながら一定のリズムで倒していきます。(左足・左斜め・正面・右斜め・右足)

 

今度は足を閉じ、足の指を触りながら前に倒していきます。

この時も動きを止めず。

足の裏をつけ足パタパタ、

片膝を抱え後方に寝転がって、掴んだ膝を内から外に向け股関節を緩めています。

前腿伸ばしたり、座礼のポーズで背中を伸ばしたり、そのまま腕を内に入れたり外に出して肩甲骨をさらに伸ばしています。

 

うつ伏せで大の字のように寝転がり、

左足を捻って右手にタッチ、

右足を捻って左手にタッチ、

これを一回いっかい止まらずに動かし続けています。

 

 

【ステップワーク①~④】

”ステップワーク①”

「先程のウォーミングアップはこれからする練習に活かせるように」

「ジャンプしたあとすぐに走るとか、組手でもステップの中からスムーズに技が出るように意識していこう」

「今の空手は止まってしません。自由に動くんだけど、前の足・後ろの足をバラバラに動かさない」

「両方の足を一緒に軽やかに動かせるように」

 

ペア練です。

ペア相手が長座の姿勢を取り、自分は組手構えで跨いでいます。

それをスイッチで足を交差するだけ。

練習条件はコレ。

1・下を見ない(下を見ると構えが下がってしまう)

2・上に飛び過ぎない(最小限の高さで頭の位置をキープ

3・床の反発を利用する(一定のリズム感)

 

この内容で50回。

もちろんスピードを入れて行います。

 

 

”ステップワーク②”

次はペア相手に足を広げて座ってもらい、自分は片足を跨いで組手構え。

得意構えで1,2,3のリズムで前後のステップです。

3歩で自分の両足が完全にペア相手の足から離れている状態です。

歩幅を変えず両方の足を一緒に動かす練習です。

これを20回1セットしています。

バンビ練にちょうど良さそうです。

 

 

”ステップワーク③”

②と要領は同じで前に進んだら前の手で床をタッチ、

後方へ下がったら後ろの手で床をタッチします。

軽く姿勢を倒してタッチしていますが、目的はダッキングでした。

相手の攻撃をダッキングでかわす意識付けでした。

前手でタッチする時は前方に重心を乗せ、後ろ手でタッチする時は後方に重心を乗せること。

片方の股関節を折りたたむようにされています。

あとアドバイスはこれ。

構えは「真横」を向く。

「真横に向いて構えたら、前後のステップが取りやすい以外にもダッキングが容易に出来る」

 

 

”ステップワーク④”

これも応用です。

③と同じ状態から、

前に出たら中段逆突き

後ろに下がったら裏回し蹴り

 

中段潜るリズムも1,2、3の着地の反動を使って中段突き。

3の後、後ろ足を寄せたら意味がありません。

3の時の重心の位置が重要で、前足に乗ってたらダメで軸足側にタメておいて前に長く潜ることが上手く入るポイントと指導されています。

前足に重心が乗ってしまうとブレーキがかかり前に出る推進力が働きません(ストライドが短くなる)

またタメを後ろに戻して突き始めるので2挙動となり、1挙動で突いてくる相手に対して差し合いでは圧倒的に不利になります。

 

裏回しも同じで3で床の反動を利用して足を上げています。

 

突き終わりで一拍、間を空けず間髪いれずにバックステップ。

裏回し蹴りの後も同様に間を空けずに続けること。

③と④は2部練に取り入れようかな。

2026-03-11 00:15:00

泊親会清水2 獲りたいときに獲るトレーニング 3つの "先" を極める! - "先" を獲る + 反射神経を養う - 3/3

こんにちは!

 

泊親会2 (3).jpeg

 

いよいよシリーズラストです。

強豪道場の普段の練習メニュー。

遥か先を行ってますが参考になることばかりです。

 

 

7・直線4対1の攻防

8・全方位からの4人攻撃に対応

9・堀川敬吾先生インタビュー

 

 

【直線4対1の攻防】

縦に台が4人並び、4人が出す技を予め決めて行います。

1人目:中段カウンター

2人目:返し技

3人目:カウンター裏回し

4人目:出鼻

 

これを一歩も引かないで、一気につき進みながら前で対応していくといったもの。

一瞬で4人仕留めます。

動きのイメージは、

前に出ながら詰めて作る→ 獲る →前・後ろに外しながら → 詰めて → 獲る

大事なことは「膝は絶対に休ませない」 

獲ったら膝は「下に抜く」

そうすると動きが次に次に繋がっていきます。

獲って上に浮く人はダメ

 

台で並んでいる人も準備していないとダメで、みんなで良い練習を作っていかないといけません。

決められた動きから今度は4人で打合せし、ランダムに切り替えていきます。

先程の練習はパターンが分かってるから一気に行けたけど今度のは、より試合に近い練習です。

それぞれの対応の仕方を頭に入れながらじゃないと、でたらめに特攻するだけじゃ獲られてしまいます。

 

ここで大事になってくるのが

「駆け引き」

駆け引きの中で相手の狙いを瞬時に察知して一番良い選択をすることが狙いとあります。

 

相手が何を狙っているのかを自分の行動で読まなければいけない。

ここでいう自分の行動とは、

1・フェイントを使う

2・サイドステップを使う

これらで揺さぶると相手の狙いが見えてくる。

分かってから「どうしよう」では無く、

分かった瞬間「獲る」

ひとつで獲れない時は、次へ次へと技を出し獲りきるようにしています。

自ら仕掛けをすることで、相手を動かし反応の中から相手の狙いを察知し状況に合わせた攻撃を出すという、かなりレベルの高いメニューです。

 

 

カウンター裏回し狙いの相手に対する反応は、ほとんどの選手が前に間を詰めて潰そうとしていますが、堀川先生の指導ではここにメスを入れています。

「潰す」でなく「外す」

カウンター裏回し狙いの相手に対して刻みで攻撃をしかけた瞬間、後ろ足はフリーなので、膝を抜きを使うよう指導されています。

直線的に入ると角度のよっては副審に極まったように見られてしまうおそれがあるから。

ガードを上げながら膝の抜きを使ってダッキングのような姿勢を取っていました。

後ろ足を外側へ開くと同時に抜き一気に落下。

そこから素早く追撃です。

カウンター裏回しで失点のリスクを回避し、落下からの突き技で得点狙い。

「明確に避けれて、しっかりポイントを狙える」

「直線的に前で潰すとグチャグチャっとした組手となり、何が何だか分からなくなるので魅せ方をしっかりしていこう!」

大いに参考になりました。

 

 

【全方位からの4人攻撃に対応】

自分の前後左右に相手に囲まれた状態でスタート。

試合中、自分の体勢が崩れようが死角から思いもしない攻撃が飛んでこようが対応するための練習メニューです。

「勝負はじめっ!」の合図で4人が一気に攻め込んでくるのを対処するとんでもないメニューでした。

集中力を切らさず4人と戦い続けないといけません。

当たり前ですが、やられて良いわけでは無くて全部に対応するつもりで挑みます。

真ん中の人は精神的にもキツいんだけど、冷静に対応し続ける。

グチャグチャにならず、どんな状況でもしっかりやり切る練習でした。

「どんな状態になっても気持ちを切らない!」

「執念を持って獲りきろう!」

「どんな状態でも冷静に対処し、技が出せて極められるそういう強い気持ちを養おう!」

 

今度は、4人の中から獲られた相手は次々に抜けていきます。

しっかり獲られたら抜ける。

4人獲りきるまで続く練習でした。

速い流れの中で残心までしっかりとる必要があります。

 

 

これが全国制覇を目指す道場の練習なのか、、

 

 

堀川敬吾先生インタビュー

Q1 最近の道場生の好成績について

A1 生徒達の頑張り、自分自身も新しいものを取り入れたり練習メニューを替えたりしながら夏休みも特別練習をし、その成果が出ているのかなと思います。

 

Q2 練習についての基本的な考え方

A2 今の空手になってからは動きを止めた時にやられる確率が高いので「常に動き続ける」を基本的な考え方にしています。攻めも守りも動きが速くないといけませんので、そこを練習メニューに取り入れています。

 

Q3 「先」についての考え方

A3 先を取ることは武道においてはある意味で究極の要素だと思います。私は戦いを3つに分けて考えています。

①自分から攻める「先」

②相手が攻めてきたところに返す「後の先」

③相手と同時に仕掛ける「先」

この3パターンで組手は成り立っていて、3つの先を制せれるように考えています。3つ制することが出来れば組手の試合では絶対に負けないという考えでやっています。

 

Q4 反射を鍛える練習について

A4 眼で見て反応するのも反射だし筋肉の反射であったりもそうだと思いますが、その中でも頭で考えるよりも身体が先に動くといった身体作りがあって、床に着いた瞬間に動くや横に振った瞬間に動くといった反射を鍛えています。

 

Q5 動きを止めない攻撃・防御練習

A5 ステップをしながら攻撃や防御をしないと、どうしても止まった瞬間やられてしまうので、動きながら攻める・動きながら守る・守りながら動く・攻めながら動くという風に常に動きを加えないと、今の試合では勝てませんので「止まらない」という前提でやってます。

 

Q6 様々なパターンの反復練習について

A6 試合中ではいろいろな状況が生まれますが、その中でどうしても自分の得意なことに偏ってしまう。攻撃が得意な選手は攻撃で取ることが非常に多くなり守りが疎かになり、守りが得意な選手は守りだけになり攻撃が疎かになります。考えられるいろんなケースを練習に盛り込んでどんな状況でも得点が取れるようにと考えています。守りながらでも点が取れる、どうしても点が欲しい時に自分から攻めて点が取れる。そういう選手を育てたいと思ってあらゆる状況を練習に取り込んでやっています。

 

Q7 今後の展望

A7 今日は「先」を取るということを重点的にやりました。先を取ることは大事なことで追求しながら練習していて、自分がどんな状況におかれていても得点出来る。そんな選手を育てていきたいと思っています。

2026-03-05 06:15:00

泊親会清水2 獲りたいときに獲るトレーニング 3つの "先" を極める! - "先" を獲る + 反射神経を養う - 2/3

こんにちは!

 

強豪道場、泊親会清水の練習体系を収録したDVD。

これで2本目ですが、今作も遥か先をいく内容となっています。

目から鱗が落ちるといっても過言ではない位の内容はもちろんのこと、選手への声掛け、意識への促し方等は道場で指導する立場の方は観ておいて損は無いと思う程。

今回も大いに参考になります。

  

 

泊親会2.jpeg

 

 

4・ステップからの突きと反応

5・進入角度をずらす蹴り

6・全方向4対1のランダム攻防

 

 

【ステップからの突きと反応】

①グッドポジションで手から飛ばして突く

ペア練相手が出すテコンドーミットにしっかりインパクトする打込み練習です。

打込みといっても、マーカーを挟んで左右の足先で俊敏にタッチしながらです。

パートナーが構えた瞬間を捉える練習で残心も必要以上に長くは取らず、直ぐに次の打込み準備を取っています。

 

②後の先・瞬間を獲る

次はミットが出たところに攻撃 → 残心

パートナーはランダムでテコンドーミットで反撃 → 手を上げてガード → 反撃

目的は受けた後の「後の先」のチャンスを逃さない練習です。

ガードする時の鉄則として「相手の反撃を手だけでは避けない」

これは後方の副審からは入ったように見られてしまうから。

絶対に旗が上がらないようなディフェンスを意識つけされています。

「ガードした手と顔を離して受ける」

実際入っていなくても入ったように見えてしまっては入ったのと同じですので、膝を使い手と顔の距離を取らせています。

しっかり距離を取り、その後即座に反撃です。

相手のミットが出た「瞬間」

瞬間に反応することを徹底されています。

 

③攻防のバリエーション

次もパートナーがミットを差し出しますが、飛んできた突きをランダムで外します。

構えたミットに突かせたり、的をズラして打たさないようにしています。

1・構えたミットを突けば残心

2・構えたミットを突いた後に相手が攻撃してくればガードして反撃

3・構えたミットを空かされたら残心をキャンセルして追撃

4・構えたミットを空かされながら攻撃が飛んでくればガードしながら反撃

 

パートナーの人は突きの反撃や蹴りの角度でミットを飛ばしたりいろんなパターンで反撃を入れてあげています。

 

このように、一瞬の状況判断を練習の中に組み込んでいます。

突きが極まってないのに残心は必要ありません。

即座に頭を切り替えて次の選択に入らないといけません。

よほど頭が柔軟で切り替えが早くないとついていけないと思います。

あらゆることを想定した練習をされていて、強い理由が練習内容から伝わってきます。

自分の得意なパターンにハマったら強い選手はたくさんいると思いますが、その中でも状況判断を普段の練習から取り入れているからこそ全国トップレベルなんでしょうね。

身体の反応と頭の切り替えをしっかりして状況の変化に対応する練習メニューでした。

 

男の子も女の子も打ち終わりのガード即反撃。

尋常じゃない反応スピードです。

 

④先の先・相手の出ばなを獲る

シンプルに相手の動き出しを捉える先の先、もうひとつは相手が下がった瞬間を捉える練習です。

ここでは相手が下がった瞬間を寄せ足で追い捉えます。

よくありがちなのが下がる相手に距離が足りないケース。

最初の技が届かなかった場合その後どう対処するかが重要で、そこで終わらず次の展開を生み出させています。

あっゴメン、もう一回。

じゃなくて次の技で取り切る、やり切るように指導されています。

「だから失敗しても良いよ」

突きが届かなかった失敗を次の技に繋げる発想を生徒自身に引き出させようとされています。

技を教えていく次元はもうとっくに終わっていて、試合中のあらゆる状況に対処できることを主目的としたレベルにまで達しています。

こうなってくると生徒達も自分自身で攻防を考えていきますので空手が楽しくなってくるんだと思います。

自分の予想と違う展開になる時、そこで「アッ」とフリーズしない。

状況変化を自らの発想でやり切る練習メニューでレベルが違い過ぎます。

 

 

【進入角度をずらす蹴り】

①蹴りたい方と逆に入る

例えば刻み蹴りや裏回し蹴り。

正面から入る蹴りを良く目にすると思いますが、自然に相手に刻み突きで刺されたりといったことを感じられています。

軸足を自分の背中側にズラして入る、逆体相手の入り方を説明されています。

例え真半身で構えていたとしても、真正面から打ちあうと急所にもらう危険性があります。

(正中)線を外して外側から入ることはセオリー通りの攻め方です。

如何に被弾せず攻めるか。

合い構えの時の攻め方も考え方は同じで、今度は軸足を自分のお腹側に振り前足で刻み蹴り。

 

ここでのポイントは「撒き餌」を入れること。

身体を少し倒して相手をわざと引きつけることです。

横に振ることで相手は差しに行きたく攻撃を仕掛けてきます。

身体を倒した方に相手は仕掛けてきますので、逆方向から蹴りを極めるという方法です。

真っ直ぐだけではなく多角的に斜めのラインを使って蹴る練習をされています。

考え方を説明するのはここまで。

ここから先、どうやって蹴りを極めるかのアイデアは生徒一人ひとりに考えさせるといったスタンスです。

「何を考えさせたいか」

答えは、

「どうやったら相手が自分の動きについてくるのか」

「蹴りが極まるのか」

です。

相手をついてこさせれたら、反対の角度からもう一本の足で蹴りが極まります。

考えさせられます。

決して答えを教えないスタイル。

それは自分のコピーを作ることに他なりません。

そんなところを目指していないので、とにかく生徒に思考させ練習の中でアイデアを促しています。

 

これは試合中、蹴りをどうしても極めないといけない場面を想定して練習する。

攻撃即防御、

場面場面の設定、

練習の目的、

なぜそうするのか理論的な部分、

このようなことは予め説明されていますが、どんな技を選択するのか判断は生徒に任せています。

 

0-2で負けてる

残り時間10秒切ってる

「こんな時って焦るのでみんな直線的な動きになりがちだけど、そんな状況下で今やってる横に振っての蹴りを出せば案外極まるよ」

 

逆体相手への裏回し蹴りは、自分の前拳で相手の前拳を避けながら腰を切って蹴るよう指導されています。

後ろ足をクロスさせ腰を切った反動で裏回し蹴りです。

 

②45度からのカウンター裏回し

①は自分から攻める蹴り方で、今度はカウンターの裏回し蹴りを説明されています。

そのまま引き込んでも極まりにくい大技ですが、蹴り方をこのように説明されています。

「進入角度から身体を45度倒し足も45度抱え込む」

相手が攻めてくる進入角度に対し、自分は後方に身体を45度傾けています。

前に出しがちな前足を身体を倒すとともに足ごと45度抱え込みます。

なぜ足を抱え込むのかについての説明では、前に出すと攻めてきた相手と交錯し技を潰されてしまうから。

なので抱え込む時は、自分の前足を奥拳にタッチ出来るくらいにまで掻い込んで蹴るように指導されています。

 

3つの基礎、両サイドと後方からの入りをやりこんで実践に移ります。

 

 

全方向4対1のランダム攻防】

①6アタックを極める

防具を全てつけて4対1の状況を作ります。

なぜ4対1か。

常にいろいろな状況を作り出せるから。

真ん中の人は気を抜かずに次の動作へすぐに繋げられるように、その為の4対1です。

構えて間合いをしっかり作ることから。

4人の側は前に詰めたり、間を切ったり、サイドに振ったりを行い自分はそこに反応していきます。

1人に技を極めたら、すかさず中央に戻りまた誰かにプレスを掛けます。

これをグルグルと同じパターンで回るのではなく、ランダムに相手を選びます。

ここで大事なのは5人全てが即座に反応、次の準備に移る事です。

ひと呼吸開けてしまうと1対1と何も変わりません。

例え体勢が崩れていたとしても、それはそれで練習ですのでリセットせずしっかり体勢を戻し対応していきます。

コントロールするのは真ん中の人でサイコロの「五」のようにフォーメーション組んでいます。

攻撃のテンポがパーン・パーン・パーンだとダメで、パパパパパーンです。

そうすることによって相手の隙をつけたり、隙が生まれたりするためです。

この練習で意識することは「次への作りを速くし相手の動き出しを瞬時に捉える」ことです。

突きに拘り過ぎず蹴りも挟みつつ6回1セットで順番交代されています。

 

②先のスピード攻撃

今度は即座に作り続けると四隅の人は準備が出来ていない瞬間が訪れます。

そこを自ら動いて先で仕留める練習に移ります。

組手競技において一番理想的なことは、相手が準備出来ていないところを獲ることにあります。(失点リスクが無いので)

 

どこか勘違いしているのか、相手の準備が遅れたら相手に合わせてしまう。

これは「正々堂々と戦っている」わけでも無く、準備が遅れた相手に技を極めることは卑怯でも何でもありません。

瞬間瞬間を狙うのは基本中の基本ですが、こんな強豪道場の選手でもおっとりした場面が見受けられるそうです。

「待つ」というよりも相手が動くのを「見る」んだと思います。

相手が一手遅れた状況で自分が攻撃体勢を取れていればドンドン仕掛ける意識付けです。

もっとアップテンポの組手を要求されています。

「ほら待った!」

「見ちゃってる!」

「その癖を直そう!」

 

③マルチアングル攻撃

攻め急ぐあまり直線的な入り方に陥りがちな部分を補うことを目的とした練習です。

ここまででも十分過ぎるほどの内容の濃い練習ですが、まだまだ生徒の技術を上げてきます。

もうお分かりだと思いますがサイドの振っての入り。

ダン!ダン!と動いたとしても動きが固くスピードが上がりません。

解消方法は、

1・膝と股関節の抜き

2・一瞬逆サイドに振る

 

逆体相手だと外を取るのがセオリーですが、あえて内から入り逆上を素早く極めるお手本を披露されています。

入り方にもひと工夫あり、自分の前手で相手の前拳を触り(蓋)ながらステップインされていて、速い流れの中で判断することを求められています。

 

④蹴りで攻撃&残心に反撃

次のメニューは四隅に立つ人が反撃するパターン練習でした。

内容はこんな感じです。

真ん中の人・「先で攻撃し残心」

パートナー・「反撃」

真ん中の人・「防御」

真ん中の人・「対応」

 

1・相手の動き出しを捉えたり

2・準備が出来ていない相手に先で仕掛けたり

3・横からの入りを使ったり

 

足で獲れると判断した時は足で獲れるように蹴りも混ぜています。

パートナー側は相手の残心に対してしっかり反撃をいれないといけません。

 

いろんな入りにプラスして、今度が返しが飛んでくる練習に変化していてより実践向きに感じます。

さらには極めた後の残心が弱い(または相打ち的なシチュエーション)時は、明確に間を切るように指導されています。

残心で反撃されそうなケースは試合中よく見かける光景です。

その場合、明確に間を切るとのこと。

無駄な失点を避けるための必要な考え方で抜け目がありません。

 

この練習の難しいところは四隅の人が頭を使って状況を作り出してあげること。

4対1でやってる意味を持たせなくてはいけません。

 

難しいのはこれだけではありませんでした。

練習を見つめ、時折生徒を集めて足りていない部分を補足説明していきます。

「人間の心理としてそうなるのかもだけど、残心後に反撃してきた相手を対応したところで満足してないか?」

「満足した結果そこでひと呼吸置いてしまうと、ひと呼吸置かない相手にやられちゃうよ!」

 

この段階に達するだけでも凄いのに明らかにレベルが違い過ぎます。

要求レベルは、常に次の対応を考えて脳に負荷をかけながら動き続けることです。

「脳を休ませちゃダメ!」

 

⑤残心で相手の反撃を遅らせる

もう一段階要求レベルが上がりました。

「試合中相手の反撃が速かった時、それは自分の攻撃で相手のグッドポジションを崩せていないから」

言い換えればそれは、攻撃を受けても即座に反撃が出来る体勢をキープ出来ているということ。

じゃあどうすれば良いのか?

「自分の残心で相手の反撃を遅らせることを意識する」

実際に動いている動画を観ればこうです。

攻撃する → (深く)残心を取る → 相手が反撃してくる → (懐に引き込んで)迎撃する

 

深く残心を取った後、相手が追いかけてきたところを中段カウンターで抜いたり、突きを返して前拳カウンターで練習をされています。

 

究極は相手に反撃させないこと。

これは中学生以上の空手ですが、突きの後に足払いを挟んで相手の体勢を崩します。

 

練習の中に「反撃」の約束事を入れますが、それを超えることを目指しています。

言われたことを守ることは当然として、そこからさらに思考を働かせ次は反撃させないような「崩し」を入れてみるようなアイデアを求めています。

「自分たちでもっと空手を考えよう!

 

⑥相手に反撃させない先の意識

「後の先」を獲る練習でも「先」を獲れればいつでも獲りにいく練習に移ります。

「相手に攻める隙を与えない」

これがホントの大正解。

「アッ!今は入れない!このタイミングは見れば良いんだが、コレ行ける!ってタイミングは必ず行くようにしよう!

(4対1練習では)攻撃を受けるって約束だけど、攻撃させない。

 

「先」と「先」がぶつかった(相打ちした状態)時は、必ず即座に追撃でフォローすること。

 

一言で表すと、

「先手取る意識での後の先」

相手が技に入ろうとする時にはもう自分の突きが極まってるくらいのスピードです。

 

 

一つひとつの練習メニューに意図を明確に伝えられていて、生徒も納得感や自身の成長を感じながら夢中になって取組んでいるように感じました。

合間で招集をかけ、説明する際の選手の眼差しを見れば如何に指導者を信頼しているかが伝わってきます。

しっかりと眼を見てお話を聞き、一つひとつに「ハイっ!」です。

理想的です。

2026-01-21 14:25:00

泊親会清水2 獲りたいときに獲るトレーニング 3つの "先" を極める! - "先" を獲る + 反射神経を養う - 1/3

こんにちは!

 

前回のDVDでは道場での組手指導に大いに役立つメニューが収録されていて大変勉強になりました。

2作目も購入後どれくらいでしょうか。

1年以上封も開けずに置いたままにしていましたが、いよいよ観ることに。

観た感じそう広くなさそうに感じる道場に約40名程の生徒が稽古されています。

 

元ナショナルチーム所属の谷沢元輝選手も指導補助として加わられていました。

 

 

泊親会2 (2).jpeg

 

 

1・ウォーミングアップ

2・反応とサイドステップ

3・片脚ステップからの突き

 

 

【ウォーミングアップ】

 

体操からスタートし道場を縦に移動しながら身体を動かしています。

スキップ、サイドステップ、カリオカ、股関節回し、腿上げ等、足裏タッチ等を柔らかく1,2,3のリズムで。

観た感じそう広くなさそうに感じる道場に約40名程の生徒が稽古されています。

 

暫く続けたあと1名が前に立ちその他の生徒と対面。

ジャンプしたりバービーしたり、左右にサイドステップ入れたりとランダムでいろんな動きをひとつ入れ、みんなで間髪入れずに同じ動きで反応するアップです。

一定のリズムにならずテンポに強弱をつけたりといった具合で、グルグルと人が替わっていきます。

ここも自由な発想でジャンプしながら手を叩いたり、ブリッジ挟んだり、でんぐり返し入れたりする生徒もいてました。

側転からのジャンピングパンチなんかも。

 

 

【反応とサイドステップ】

始める前に重要なポイントをおさらいされています。

①グッドポジションで動く

股関節・膝・骨盤がしっかりと入った状態がキープ出来ていることを「グッドポジション」と定義付けされています。

例えばサイドステップの最中、腰が浮いてしまうと組手競技では即座に攻撃に入れなかったり、ガードが遅れたりしてしまいますのでその意識付けでした。

 

マーカーを使ったペア練です。

横に4色のマーカーを並べ、サイドステップでマーカーを入れ替え。

もう一方の生徒が合わせ鏡のように同じ動きをしてついてきます。

始めはゆっくりのリズムで足幅を変えず正確にグッドポジションで横にステップする練習。

 

②スピードをつけて動く

素早く正確に動き、その中でフェイントや切り替えしを盛り込んでいます。

自分はそれをしっかり観察し誘導側に惑わさずに動く練習です。

 

③構えた状態でサイドステップで動く

今度は組手構えのままサイドステップでマーカーを拾い動いていきます。

中腰のサイドステップから今度は、足が揃わないように注意しながらカニ構えで横の動きです。

「これからの組手はサイドステップ、横からの攻撃が出来ないと上位に上がれないよ!」

今の一番動きやすい状態を崩さないこと。

マットを滑るようにステップすること。

 

焦ってくると構えが崩れたり、真身になり中腰へと元に戻りがちですが、スピード感のある生徒は組手構えのままサイドステップしています。

 

 

【片脚ステップからの突き】

①軸足左右のステップ

これもペア練です。

組手構えで立ちペア相手が正面に立ち、相手の前足を持ってあげます。

片足が効かない状態でステップしながら、持っていた足を離し地面に着地する前に刻み突きを放つ練習をされています。

目的は手から入る突き方を身体に染み込ませること。

 

「足と手同時はもう極まらないからね」

持ってもらった手が足から離れた瞬間に突きを出すイメージです。

ブザーに合わせて練習しますが、手を離すタイミングは様々。

これを1本ずつ交互に繰り返されています。

 

「ポイントは軸足をしっかり作ること」

「普通のタイミングはもう普通に避けられるよ」

「ちょっと(タイミングを)ズラすと極まるよ」

「軸足のステップをもっと高速に」

 

 

②軸足前後のステップ

要領は①と同じで前後にステップしています。

「突きはしっかりと差し込むように」

「パートナーの手が離れた瞬間にパッと入る」(溜めて溜めてグーーパっじゃないよ)

「残心が遅くなったら意味が無いよ」(いくら入りが速くても残心が遅いのはダメ)(トータルで速くならないと)

「ステップだけでなく残心の速度もしっかり上げる」

 

 

③前脚を軸にする

パートナーは同じ方向を向き後ろ足を持ち前脚でステップします。

パートナーの手が離れて後ろ足が床に着いた瞬間に中段逆突きに入る練習に移りました。

「この時グーっとタメを作らないこと」(溜めてる時、相手に逃げられてるよ)

 

前脚のステップのスピードを養うことが目的で、後ろ脚が床に着いた瞬間の反射を使います。

「残心の後はそのまま気持ちを継続させ次の準備をしよう」

「細かいことだけど、気持ちを切らさずに練習していると試合中も集中し続けられるよ」

「普段の練習で輪切りにしたようなことしてると、試合中一瞬のチャンス逃すよ」

「どんな時も気持ちを継続させよう」

「気持ちの継続は自分次第だよ」

「今戦ってると思って気持ちを作ろう」

 

理にかなった良い練習をしていて、観ていて参考になることばかりです。

直ぐにでも道場に取り入れたい。

組手の楽しさを再確認させてもらえた練習メニューでした。

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