こんにちは!
さて『必勝の空手』シリーズいよいよ最終回です。
4・自由組手の稽古
5・勝利へのレッスン
【自由組手の稽古】
チューブで負荷をかけ動きが軽くなっている状態を確かめるべく、7割程度で試合形式です。
予め攻守を決めて向き合います。
攻め手:染谷選手
守り手:植草選手
守り手は捌いて返すことを心がけ、攻守交替しながら続けます。
これを1セット行ったあと、今度はフリーで動きの確認です。
攻め手:上段・中段・下段と攻撃を分散させ、一辺倒な攻めにならない工夫を心がけます。
守り手:出会い・見切り・捌きを駆使し、攻撃に転じます。
今度は、植草選手から宮原選手に交代します。
小柄な宮原選手は、特に機敏な動きが重要となります。
技を出す瞬間、出したあと、身体が密着する、離れる時のリズムが遅いと身体の大きな選手と試合した時につかまってしまいます。
動きの変化、技の出し方を意識しながら試合運びしないといけないとアドバイスです。
フリーで行う時に注意点は「技が途切れない」
間合い・技の出し方・ステップワークを意識したうえでフリーです。
体格差がある場合、小さな選手は大きな相手をどう動かすか、逆に大きな選手はその動きに惑わされないで「返し」「大胆に攻める」といった具合です。
次に男子です。
攻め手:渡邊選手
守り手:香川選手
攻め手・守り手それぞれ、遠・中・近の間合いをしっかり把握して攻防します。
手技を出したあとの、中段蹴りにもしっかりと反応しないといけません。
蹴られないように、受けて(捌いて)極める。
間合いの補足説明がありました。
遠い間合い:大柄な選手が有利
近い間合い:小柄な選手が有利
大柄な選手ですと、自分の体格を理解し組手を行います。
遠間だとプレッシャーはかけられません。
プレッシャーがかかると相手は固くなって反応が遅れますので、距離を詰めていく必要があります。
プレッシャーを掛けた瞬間にいかに早く入れると大きい選手はさらに有利に試合運びが出来ます。
しかしこれが近くなり過ぎると、小柄な選手の間合いに入ってしまいます。
【勝利へのレッスン】
各選手の得意技の紹介とミニインタビューが収録されています。
宮原選手:裏回し蹴り
相手の刻み突きに合わせて狙うことが多く、直線的に放ちますが膝下を柔らかくして巻き込むようにして蹴ります。
入り方も2種類あり、遠間からは後ろ足を引きつけて入り、近間では後ろ足を下げて入ります。
Q1:稽古で心がけていることは
A2:今まではキツい時でも、要領良く練習していたが直近の大会で負けてしまってからは、このままではいけないと思い「キツい時こそ全力を出す」を心がけています。
Q2:空手の魅力とは
A2:試合の中で、自分から攻めて勝つ組手をすることです。
Q3:攻めて勝つ組手とは
A3:自分から仕掛けてリードしても守りに入らず、2分間自分の組手を貫き通すことです。
Q4:今後の抱負と目標は
A4:2020年東京オリンピックで優勝することが目標ですが、それまでの間地道な努力を重ねて最後笑って終わりたいと思います。
植草選手:中段突き
真半身の状態をキープし、相手の中(前足が重なるくらい)に前足から入り身体を切って深く中段突きに入ります。
後方の審判にも、手の長さと線が見えることを心がけています。
この時に顔から前に入ると相手の突きが先に届き、お尻や足の筋肉で身体を押すことが難しくなるので真半身の状態で入ることを心がけています。
Q5:現在の稽古について
A5:学生時代は、基本を注意されてもどうしても直しきれなく何で出来ないのかも分からなかったが、トレーナーがついたことで身体の使い方・目的を考えて練習出来るようになりました。
今までは体幹の力が抜けてしまったり、腰が引けてしまうことが多かったが下半身の強さを活かした瞬発力のある技を出せるようになりました。
Q6:空手の魅力とは
A6:空手によって礼儀作法を始め様々な面で大きな成長を遂げられました。
競技としましては、形と組手の二つの面白さがあります。
Q7:今後の抱負と目標は
A7:オリンピック金メダルですが、それまでの大会で変化をつけて一つひとつ勝ち続けれれるようにしたいです。
染谷選手:上段逆突き
逆上に入る時、後ろの肩が相手から見えてしまうので、反応されやすい技ですが前拳を相手の正中線上に置きます。
また膝を柔らかく使い上体を最初から開かずにゼロの状態から一気に100に持っていきまたゼロに戻します。
Q8:努力家といわれることについて
A8:私自身ではそう思っていなく、一つひとつのことを全力で行うことを心がけていますし、全てにおいて試合と同じ気持ちで取り組んでいます。
基本稽古は本当にキツいものですが、ここで力を抜き自分に負けたら試合では絶対に相手には勝てないという思いでやっていたり、負けた後であれば、その悔しさを思い出し全力で乗り越えることを心がけています。
実践稽古では、勝った試合・負けた試合を思い出し試合に向けた稽古をしています。
Q9:空手の魅力とは
A9:もともとは空手がどんなことかも知らず、アニメの影響で始めました。
今思う空手の魅力は、自分にしか出来ない空手があること。世界には自分よりも強い人がたくさんいますが、自分の動きに対しその人たちでも対応出来ない動きがあるはずなので、そういう部分がやっていて面白いところです。
Q10:今後の抱負と目標は
A10:東京オリンピックのメダルです。今の自分は考えも甘いし、まだまだ子供だと思いますので更に練習して自分や相手と向き合っていきたい。また人として競技者として成長していき最後に笑って終われるよう一つずつ目標を達成していきたいと思います。
渡邊選手:刻み突き
前足を相手に向けて飛ばすだけではなく、後ろ足のバネを使って大きく踏み込み前足を合わせます。
この時身体から突っ込むと突きが短くなり躍動感のある技が見せられませんので、身体より先に手が相手に到達するイメージを持ちます。
Q11:稽古で心がけていることは
A11:全て全力で手を抜かないことです。体調の悪い日もありますが、そこでも手を抜きません。大会当日に風邪をひいたりとベストコンディションで迎えられない時もありますので、そういう時に動じないように普段の稽古からどんな状況でもしっかり稽古することを心がけています。
Q12:空手の魅力とは
A12:攻め技で相手を倒すことです。いろんなテクニックや戦略があると思いますが、相手が守りに入っていても相手がカウンターを狙っていても、そこを攻撃で突破してポイントを奪取することが空手の魅力だと思います。
Q13:攻めの空手をするには
A13:意識すると100パーセントで技を出せなくなるので、相手のことは意識せずに行ける思ったら一気に技を仕掛けます。
Q14:今後の抱負と目標は
A14:これから海外の大会がありますが、次に控える大会にひとつずつ勝ち結果に繋げていきたいと思います。
香川選手:回し蹴り
自分の場合は、数発牽制の中段回し蹴りを数発見せ上段蹴りを出します。
上段蹴りの際、膝を高く掻い込むと相手にバレてしまうので中段蹴りの軌道から蹴るようにしています。
Q15:空手にとって基本とは
A15:基本を崩したり、ブレてしまうと弱くなると思います。
Q16:稽古で課題としていること
A16:基本の稽古の積み重ねで力はついてきたと思います。
後ろ足が浮かないようにであったり後ろ足の張りを意識せずとも出来るようにすることです。
自分は身長が高いので、腰が高くなりがちですが気づいた時は、数㎝でも落とすことを心がけています。
Q17:空手の魅力とは
A17:やった分だけ結果に表れることです。手を抜いたりサボったりしても結果に表れます。
Q18:今後の抱負と目標は
A18:最終目標は2020年オリンピックですが、トルコプレミアリーグ・アジア空手道選手権で結果を出さないといけません。
香川師範:巻藁突き
楕円形の巻藁を、真っ直ぐに1点を突くことが重要です。
少しでもズレると突きが左右に流れてしまいます。
ただ単に拳を鍛えるというよりも、集中力を持って1点を突くことが目的です。
そうすればムダな力も抜け真っ直ぐに突くことが出来ます。
片手突きから真っ直ぐに突く稽古から入り、慣れてくれば立ち方を固定し引き手を取りながらの突きに移ります。
上級編としては、目を瞑って突くとより集中力が必要となります。
Q19:空手に臨む姿勢について
A19:人生でも何でもそうですが、人間は前を向いてしか歩けません。攻めにしろ防御にしろ一歩前に踏み込むことが大事です。
一歩前に出ることは基本であり、一番初めに学ぶことです。ここがきちっと出来ていないと一手後れを取ることに繋がります。
一歩の踏み出し(基本)が出来ていないと後手にまわり後悔してしまいます。
自分の力を出し切ったうえでの負けは後悔が残らず次に繋がります。
自分の力が80なら80を出し切れば良い。
70なら70を出し切れば良い。
100を出す必要はありません。100は無いのだから。
70を出し切ることで80になり90にもなります。
自分の力を出し切ることが大切であり、帝京大学空手道部の部訓「真向勝負」が生まれました。
迷いが出た時でもブレずに、自分のやってきたことを全てを出し切ることです。
Q20:自分にとって空手とは
A20:空手しかやってこなかったから空手しか経験がありませんが、空手が人生でありこれから先もこの気持ちでやっていきます。
空手を通じていろんな人との出会いがあり、いろんな国にも行かせてもらいました。
素晴らしい弟子たちとの出会いなど空手を通じて得られました。
これからもこの人生を全うしていきたい。
空手とは人生そのものです。
チューブトレは、足腰を重点的に鍛える意味でもとても有効な伝統的な稽古方法だと思います。
チューブに負けない体幹力
チューブによって得られる初速スピード
足腰の強化を図ることで得られる爆発力
注意しないといけない点は、自分の身体以上に負荷をかけすぎると逆効果ですね。
突きの稽古をしても負荷が高すぎると、反動を使って突いてしまい結果身体が開いてしまいます。
変な癖がつくと試合中相手にバレてしまうので元も子もありません。
何でもやりすぎは良くなくて "今の筋力” に応じた負荷で稽古して効果を出したいですね。
とても参考になるお勧めのDVDです。
いつもありがとうございます!
なんとっ!20万アクセス!
2022年のお正月休みに突貫工事で制作した道場のホームページ。
こんなにも立ち寄ってくれている方がいると思うとやる気もアップするもんです。
日本のみならず海外からも5通程問合せが届いてたり。
Google翻訳使ってメール読ませてもらいますが、外国語は全く出来ませんので全てゴメンなさい状態です。
仕入先開拓する時も、日本語オッケーが最優先事項な程です、、
今振り返れば開設当初は深く考えず、携帯番号を載せていましたので営業の電話もバンバンかかってきてました。
体験の問い合わせも電話で頂いていたのに、あの手この手で営業電話が鳴るので残念ながら削除することに。
それにしても全く想像出来ない程のアクセス数です。
感謝の気持ち?を込めまして予定してませんでしたがブログ1本あげときます。
出張出張の連続で自分のブログもあまり開きませんが、ふと見てみるとエラい数字になってました。
ここ最近、道場稽古の中で生徒の瞬発力の底上げをしています。
ゆりを選んでくれた生徒たちに、通って良かったと思ってもらえるくらいに何か伸ばしてあげたいと思ってます。
どんなスポーツにも共通するであろう、体幹の強さと瞬発力。
ゴールデンエイジ期にあたる今しか手に入らない大事な運動神経も。
これが伸びてくると、体育の授業に良い影響をもたらしてくれるんじゃないかな。
このチューブトレもそう。
負荷をかけることでスピードを養う事が出来ます。
組手では出入りの速さは必須の能力。
このDVDでは、非常に参考になる稽古方法を学ぶ事が出来ますので良かったらご覧ください。
2巻では対人での稽古方法が収録されています。
これも2回に分けてシェアしたいと思います。
1・打ち込み稽古
2・ミットの打ち込み稽古
3・追い込み稽古
【打ち込み稽古】
ペア相手に前に立ってもらい、半歩踏み込めば突きが届く間合いを取ります。
奥拳でチューブを握り中段逆突きです。
軽くリズムを取りながら次は遠間です。
後ろ足を寄せ1歩踏み込み2ステップで中段逆突きです。
これを5本ずつ行い、チューブを腰に巻き同様に繰り返しています。
遠間でのポイントは 2つ
”相手と自分の足が交わるところまで踏み込む”
”膝の高さよりも腰を落とす”
中段突きの際、腰が浮くと相手の刻み突きが先に顔面に到達するためです。
刻み突きの軌道の下を『潜る』感じです。
※相手の突きが抜ければポイントになりません
腰にチューブを巻いたまま、逆突き・逆突きも紹介されていました。
台の人は2連打目で前足を1歩引き間を保ちます。
良い距離感で突かしてあげないといけませんので、下がり方にセンスが問われます。
お手本は、先日現役引退を発表された染谷 香予選手でした。
『刻み突きの打ち込み』
前拳にチューブを巻きつけ、通常の間合いで稽古しています。
遠間では台が1歩下がります。
後ろ足を1歩寄せ踏み込んで突きますが、ポイントはしっかり前足を踏み込んで突くことが挙げられます。
各3本突き、チューブを腰に巻き替えます。
上段 / 中段・上段 / 上段のワンツーと続きます。
これも2本目に1歩下がってあげる必要があります。
こちらのお手本は植草 歩選手でした。
『蹴り技の打ち込み』
宮原選手に代わって蹴りのチューブトレです。
軸足の足首にチューブを巻き付け、正面蹴り・中段回し蹴り・上段回し蹴り・裏回し蹴りを4連続を3セットです。
「蹴った後のバランス」と「蹴り始めの前足の入れ方」が重要です。
チューブを腰に巻き、上段ワンツーのあと上段回し蹴りのコンビネーション。
2本目、3本目の技に合わせて上手く下がってあげないといけません。
突き蹴りのコンビネーションのあとは裏回し蹴り。
ペア相手が間合いを詰めた瞬間、チューブ側が下がって後ろ回し蹴りです。
少しテンションかけた状態から始めますので少し下がるだけでチューブに引っ張られます。
よほど体幹強くないとバランス崩しますね。
『返し技の稽古』
渡邊 大輔選手によるチューブを使った「受け技」・「出会い」・「見切り」・「捌き」のトレーニングです。
腰にチューブを巻き、ペア相手の上段刻み突きに対し、出会い(カウンター)の中段逆突きです。
この次は、相手の上段刻み突きを奥拳で捌いて刻み突き。
別のパターンでは相手の中段回し蹴りを、斜め後ろに捌いて中段突き。
各種3本ずつテンション張った状態でした。
ここから先は香川選手に交代。
少し難しい練習です。
腰にチューブを巻き自分がワンツー。
ペア相手が、前に詰めながら刻み突き。
これをバックステップで下がりながら捌いて、中段突きで極めます。
連打で前に出て、バックステップで捌いて返すという高度なチューブトレです。
ポイントは、しっかり攻撃を出し切ることと、反動を使って受けて返します。
またこんなパターンも。
腰にチューブを巻き上段ワンツーを仕掛けます。
ペア相手は先程と同じく、前に詰めながら刻み突きを飛ばしてきますので、下がりながら奥拳で捌いて刻み突きを極めます。
負荷がかかった状態でも、よほど筋力が強いのでしょう。
流れるような技の攻防です。
互いにフルスピードで技を出し合っていて緊張感が伝わります。
蹴りで極める練習です。
上段ワンツーで攻撃を仕掛け、相手が刻み突きを仕掛けたタイミングで、中段刻み蹴り。
自分は前進して技を出していますので、この時点でテンションかかっています。
そんな状態で片足立ちしますので、よほど体幹強くないと蹴りなんて出来ないことでしょう。
『反撃の連続技』
ペア相手が先に攻撃を仕掛けてきます。
それに対し、バックステップしながら前拳で捌いて逆上を返します。
攻撃をひとつだけで終わらさず、2本・3本と技を自由に出し追い込みの練習です。
(その間ペア相手は下がり続けています)
ポイントは、不十分な返し技を連続攻撃で補うことにあります。
組手の試合中では、仕掛けたり避けたり捌いたりと激しい動きの連続で、不安定なシチュエーションなんて普通です。
そんな状況の中、無理な体勢でも攻防は続きますので一瞬の判断で蹴り技も出さないといけません。
要するに体幹と下半身の強さが組手にも求められると言えます。
少し下がるだけでチューブに身体ごと持っていかれますので、チューブで負荷をかけることでバランス感覚も身につくのかも知れませんね。
このDVDで稽古の幅がかなり広がります。
チューブの数は4本だけしか所有していませんが、2人組・3人組でチューブトレを増やしたくなりますね。
【ミットの打ち込み稽古】
(刻み突き)
ペア相手がハンドミットをつけ構えてもらいます。
手には拳サポ、腰にチューブを巻きフットワークの中から刻み突きを出します。
突いたら直ぐに相手との距離を取ることがポイントです。
「間合いを取って下がる」の繰り返しです。
(中段逆突き)
前足で踏み込んで中段逆突きです。
これも突いた後、その場に居つかずバックステップです。
(上段中段のワンツー)
ペア相手は2本目の中段突きに合わせて1歩下がってあげます。
基本的に1つの号令で3回を数セット行うのが効果的とのこと。
数セットとは、実際に行う生徒の学年や体力によって異なるから。
実際の体力以上に回数をこなしても質の高い練習にならないということでしょうかね。
それにしても、お手本の植草選手の中段突きの姿勢の良さ。
突いたあと、素早く後ろ足にタメを作って戻っていきます。
柔軟性と下半身の強さがあってこそです。
柔軟性があるからこそ、前足をより遠くに踏み込み腰も落とせます。
形も組手も土台となる下半身に強さがなくては始まりません。
最後、直線的な打ち込みだけでなく、台の人がミットを左右に振っています。
目的の説明はありませんでしたが、見たところ左右に腰を切りますので稼働が大きくなり、さらに負荷が増す印象を受けました。
(正面蹴り → 回し蹴り)
宮原選手に交代しました。
ペア相手がミットの面を下に向け構え、スナップを効かせて正面蹴り。
蹴ったその足を降ろさず、上段回し蹴りしています。
ミットを持つペア相手の力量も問われる蹴りの練習です。
ひとつのミットでお腹 → 顔側面 と構えています。
チューブは腰に巻いています。
同様に裏回し蹴りにも変化させています。
ミットは両手で2つ使い。
蹴りも一緒でその場に居つきません。
素早くバックステップです。
(ビッグミットの打ち込み・突き技)
ペア相手はとても大きなビッグミットを正面に構えます。
腰にチューブを巻いた状態でパワー全開で突きの稽古です。
腰 / 全身 / 踏み込み の動きをフルパワーで連続3回。
フットワークの中から3連続の中段逆突き。
台も1歩・2歩・3歩と下がります。
遠い間合いから一気に距離を詰めます。
良い練習ですね!
他にはこんなのも。
中段突き → 中段突き → 追い突き
追い突きは足を入れ替えてです。
ただでさえチューブで負荷がかかっている中で、後ろ足を前に入れ替えますのでしんどいと思います。
ポイントは、当てると同時に瞬時に次の構えに入ること。
フルパワー全開で行いますが、ただただ力みっぱなしじゃ肩に力が入りますので、素早い引きを使って次の構えに入らないといけません。
3本目の追い突きでは、後ろ足のバネを使うことも大事です。
渡邊選手でした。
(ビッグミットの打ち込み・蹴り技)
香川選手に交代しました。
台の人はビッグミットを横向きに構えています。
中段回し蹴りを3連続で前に前に進みながら蹴り込みます。
段々テンション張るのでしんどいと思います。
台も蹴る度に後ろに1歩下がってあげます。
ポイントは「100の力」で3回連続で蹴ること。
力の継続です。
出来るだけ間を置かず、100の力の入れる / 抜く を連続させます。
力の抜き差しが身体で理解出来れば、よりスピードある蹴りが蹴れることでしょう。
【追い込み稽古】
この稽古は、柱にチューブを結びつけ一人で行います。
1コート分をフリーに技を出し続けます。
目安は1コートですので8メートル。
この距離をひたすら連打で進み、帰りは向きを変えもう一度繰り返します。
ただ、帰りはチューブに引っ張られますのでもの凄いスピードで戻ってきます。
壁に激突しながらの稽古風景でした。
香川師範のアドバイスは
「行きの最後は腰を高くしたまま終わらない」
「戻りの最後は全身を制御して留まる」
「勢いで身体が浮くのを我慢する」
「技と技の間をあけない」
往復の最後は中段逆突きが良いですね。
これを宮原選手が連続3セットでした。
それにしても超スピードの宮原選手、3回中2回スゴイ勢いで壁に激突していました、、
こんにちは!
日本空手松涛連盟 香川政夫先生による帝京大学の組手稽古、基礎稽古編Vol.2です。
3・ステップ & 足捌き
4・補助強化メニュー
【ステップ & 足捌き】
膝を柔らかく使い、フットワークを使ってワンツーです。
前に寄せて踏み込んでいきます。
往復しますが、帰り道は目一杯下がったところから。
テンション張ってスタート。
これを連続で3往復しています。
注意ポイントは、後ろ足を寄せた後の前足を出来るだけ遠くに跳ばすこと。
次は、刻み突き + 逆上 のワンツー
一つの動作で後ろ足を前に送り込みます。
これも突き3本を3往復でした。
3種類目は逆・逆
2本目の突きで後ろ足を前に送り込みます。
逆突きの2連技ですが、身体を振るというよりも捻る感覚とのこと。
正中線を軸に体幹を使って前に進みます。なるほどー勉強になります。
捻る動作で突くことが大事ですね。
一発目も二発目も捻る意識を持って突くように。
意識一つで肩がぐーんと伸びていきます。
チューブで負荷がかかっていますので下半身に力が無いと前に進めませんが、上半身は別です。
余計な力を抜かないといけません。
身体が固まったままだと、距離が出ません。
渡邊選手がお手本を見せてくれますが、一歩が大きいし速い。
チューブで進む時はテンションが張りますので下半身強化となり、
戻る時は、チューブに引っ張られますのでスピードがつきます。
よってチューブトレを導入する場合、往復しないとダメだということですね。
目的を見失いかけていました。
今度はスイッチ(足の入れ替え)です。
チューブを巻いて前屈立ち / 逆突きの姿勢を取ります。
その場で素早く足を左右入れ替え、逆突きします。
注意ポイントは頭が上下動しないこと。
ジャンプしないで足の入れ替えで行います。
テンション張った状態ですので、身体が後ろに持っていかれそうになりますがここは自分の体幹力でこらえます。
連続10回逆突きでした。
面白い練習だと思います。
でも下半身がまだまだ出来ていない生徒がやると後ろに転びそうかも、、
成長具合を見ながらメニューに取り込みたいと思います。
新しい練習方法がいっぱいですので、このDVDからはたくさんの学びがあります。
下半身強化は道場の最重要課題ですので参考にしたいと思います。
応用でスイッチしての正面蹴り。
これもリズム良く連続10回です。
両手の構えも入れ替えて行ってます。
他にも、スイッチ刻み蹴り・スイッチ裏回し蹴りなんかも。
お手本は、東京オリンピックにも出場した宮原 美穂選手でした。
続きまして植草 歩選手がステップのお手本です。
前後にフットワークを繰り返します。
暫く続けたあと、前3歩・後ろ3歩です。
注意するポイントは膝は柔らかく使い足首と腰を上下動させないとのこと。
両構え繰り返してます。
左右に3歩ずつ横のフットワークも行なったあと、前足から動かし体を入れ替えます。
一言で表すとジャンプしてスイッチです。
軽くテンション張ってると負荷がかかり適度なアップになりそうです。
前後のフットワークに手技を加えます。
6割程度の力でこれを左右両構えでした。
さあここからです。
3ステップ前進し突き(蹴り)を加えていきます。
前に出て攻撃でパワーをつけ、
ゴムの反動で下がりながらスピードを養います。この時裏回し蹴りなんかを繰り出していました。
バックステップのスピードを向上させています。
理にかなったスピードのつけ方だと改めて感じました。
他のメニューでは3歩横移動しながらの中段逆突き。
横移動しながらの蹴り(刻み蹴り・回し蹴り・裏回し)
最後の3つ目でリズム良く技を出すことが重要です。
フットワークの中で足を入れ替え(スイッチ)ながら、瞬時に技を出す練習も紹介されています。
以上が植草 歩選手のお手本でした。
続きまして香川 政夫師範の説明を基に染谷 香予選手がお手本を見せてくれます。(チューブトレではありません)
相手の上段突きを受けながら中段逆突きを極めるフォームを説明されています。
相手の刻み突きの軌道を逸らして逆突きです。これは良く見かけるんじゃないかな。
もうひとつ相手の中段逆突きを押えながら、自分も中段逆突きの極め方も紹介されています。
「下段払い受けしながら」が伝わりやすいかと思います。
まだまだあります。
相手の上段突きをスウェイバックしながら中段逆突き。
下がりながら受けて前に踏み込んで突いています。
・相手の中段突きを下がりながら中段内受けして逆突き。
・相手の中段蹴りをスウェイバックしながら下段払い受けして逆突き。
Iの組手だけではありません。斜めから入るXの組手です。
斜めに下がりながら前手でさばいて(上段受け)逆突きです。
普通にスウェイなんかを紹介されています。
少し難しい技ですが、相手の上段突きが来たら前足を斜め後ろに下げ(スイッチ)奥手で上段受けでさばいて返しています。
よっぽど練習してないと、試合中とっさに出せない技だと思います。
直線的な組手ではなく、これも斜めから入る組手です。
応用技としては、相手の中段蹴りを斜めに下段払い受けでさばいてかえし。
最後はとても高度なテクニック。
相手の突きをカウンター(対の先)で捉えます。
単にタイミングを合わせるのでは無く、斜めに下がりながら刻み突きで合わせています。
また中段逆突きで追撃(ワンツー)しています。
よっぽどの反射神経が無いと出来ないのではないでしょうか、、
線をずらすことで相手の突きの軌道から離れています。
見事です。
まだおまけがありました。
相手の突きのタイミングに合わせて、前足を半歩後ろに下げ(スイッチ)して上段受けと逆突き。
要するに利き構えとは反対の手で体捌きしながらの高度な技でした。
なかなか組手競技ではお目にかかれないかと思いますが、空手道の奥深さを感じずにはいられません。
興味深く鑑賞していましたが、同じ内容をチューブを巻いて始めました。
【補助強化メニュー】
香川 幸允選手の出番です。
これまでのお腹にチューブを巻くのではなく、手にチューブを握りしめての稽古です。
後ろに体重をかけ屈伸し中段突き。
同じ要領で今度は前足をより遠くに踏み込みながら行います。
突く度に少しずつ前進しテンションがかかっている状態です。
渡邊 大輔選手による屈伸蹴りの紹介です。
後ろ足の足首にチューブを巻き後ろに屈伸し正面蹴りと回し蹴りでした。
『屈伸からの飛び込み』
真身の状態でその場で屈伸をし、追い突きしながら進んでいきます。(逆突きも)
これは下半身パンパン間違いなしですね。
軸足の張りで追い突きを極めるところもポイントですね。
松濤館らしいダイナミックな形はこうして生み出されるんだと勉強になりました。
下半身の力強さは道場生に今一番強化しないといけない部分。
屈伸 / 正面蹴り
屈伸 / 蹴込み
屈伸 / 回し蹴り
も往復しています。
蹴ったあとふらつかないようにしっかり腰を戻さないといけません。
『スピード強化』
①前屈立ちの姿勢を取り(前進しない)手首のチューブを巻き、突きを3本連続で逆突きます。
②前足を半歩前に踏み込み、3本連続の逆突き。
③正面蹴り・蹴込み・回し蹴り
(基立ちの姿勢で蹴った足を元の位置に戻し、素早く3本連続で行っています)
身体のバランスをキープするのがとても難しそうです。
正面蹴りは身体を動かさず、
蹴込みの時は横に向き、
回し蹴りは腰を捻ります。
身体の使い方はそれぞれ異なりますが、スピードを上げて連続で行うことで体幹の強化にも繋がるとのこと。
じっと動かない体幹ばかりの中で、ぜひ取り入れてみたいメニューのひとつです。
限られた練習時間の中で、スピード・パワー・体幹とまとめて3つ手に入るとなると試してみたくなりますね!
合理的な練習です。
3連続追い突き
一歩前に出る速さ(追い突き)
一歩後ろに下がる速さ(追い突き)
運足の速さをつける方法です。
これを蹴りで行うと、
前に出て正面蹴り
下がって、再び前に出て蹴込み
下がって、三度前に出て回し蹴り
これでスピードとスタミナを強化しているそうです。
前進 & 後退しながら、3連続追い突きなんかも紹介されています。
(蹴り三種も)
基本稽古の紹介ばかりでしたが、最後の最後で組手のフットワークの中で
刻み突き3連発
逆突き3連発
逆 / 逆3連発
これで締めくくりました。
負荷をかけながら前進することで下半身の強さが生まれ、
ゴムに引っ張られる力を利用することでスピード感をつけることも可能です。
学びの多いDVDでした。
【香川 政夫師範インタビュー】
Q:基本の意味とは
A:基本(稽古)というものはよく出来たもので、無駄なものをそぎ落としていくこと。基本を大事にするとは無駄(モーション)を無くすという意味です。
元旦にブログで新年のご挨拶を申し上げた後に災害が起きてしまいました。
能登地方の強い揺れと津波の報道に驚きを隠せずにいます。
夜になり視界が確保出来ない中、寒さも懸念されます。
被災された方々の心痛ははかり知れません。
被害に遭われた方の無事を祈ることしか出来ませんが、どうか用心してお過ごしください。
ブログの準備は整えていましたが、アップする気になれず一旦は見送りの方向でしたが、あと1本だけ載せ暫く状況を注視したいと思います。
タナスセミナー応用編 いよいよ最終回です。
10・複数人の攻撃を動きながらかわす
11・コーナーを背負う
12・多人数の攻撃をかわす
13・クールダウン
【複数人の攻撃を動きながらかわす】
1人 対 3人となり、大きくコートを使った練習です。
まず1人が3人相手に攻撃を仕掛け、ブザーが鳴ると攻守交代。
これまで同様に、返したりカウンター取ったりしながら3人組の攻撃を防いでいます。
これを一定時間繰り返し練習しています。
なかなか面白い練習だと思います。
いろんな動きの中で次どうするか瞬時に判断しないといけません。
【コーナーを背負う】
コーナーの隅を使った練習です。
一歩も後ろに下がれない状況で、攻防を繰り替えします。
上手くダッキングを使った逃げ方やスコアの取り方を紹介されています。
1人5秒程度の攻防を3人連続で行ってます。
【多人数の攻撃をかわす】
6人1組。
練習後のクールダウン的な感じです。
もはや空手ではありませんでしたが、楽しみながら技をかわす遊びのような感じでセミナーを終えました。
【クールダウン】
ゆっくりとその場で足ふみしたり、腕を振ったり、正面蹴りの要領で足を蹴ったところで止めて引いて後ろ蹴り。
これをスローで行っています。ゆっくりすることで体幹も鍛えられますね。
正座・黙想・礼
でセミナーを終えました。
独特のリズムでフットワークをするタナス選手。
攻撃に転ずる間が、他の選手と異なりいつの間にか間合いを詰めています。
「おこり」の無さ、力感の無さがなせる業なんだと思います。
来る気配が無いタイミングで入るリズム感。
この感覚を掴む事が出来れば容易にポイントが取れるんだと思います。
こんにちは!
全日本空手道連盟ナショナルチーム前監督、帝京大学空手道部師範 香川政夫先生率いる帝京大学空手道部の稽古を収録したDVDです。
門下生の中には残念ながらメダル獲得とはなりませんでしたが、植草 歩選手・宮原 美穂選手は東京オリンピック2020に出場しましたね。
同じくオリンピック出場した染谷 真由美選手のお姉さん香予選手、香川選手の息子さん幸允選手。
第45回 全日本空手道選手権大会で荒賀選手を破り優勝した渡邊 大輔選手等、錚々たる顔ぶれです。
普段行う基本稽古をVoL.1では2回に分けてシェアしたいと思います。
伝統空手特有のスピードと爆発力はチューブトレによって生み出されます。
組手が大好きな選手にはとても勉強になる内容だと思います。
1・基本動作
2・移動動作
【基本動作】
-立ち方と運足-
立ち方と運足の説明からですが、帝京大学で習う流派は松濤館流。
非常に細かいことですが、松濤館流の前屈立ちは糸東流よりも更に深い立ち方となります。
前屈立ちでは前足の体重をグッとかけて立ちます。
前足足首は開かず・膝もしっかり曲げる。
軸足のハムストリングスはしっかり張ることを意識して、腰に手を置き移動します。
次、前膝を深く曲げたまま大きく前に跳びこみながら移動基本しています。
ポイント1:後ろ足の曲げ伸ばし。
ポイント2:後ろ足も開かない。なるべく正面を向ける
3つ目はここからは組手構えでの送り足です。
いわゆるエビ構えです。(真身となり後ろ足つま先は正面向き)
後ろ足のバネを使います。
前足主導で大きく前に出て後ろ足はバネを使ってついてきます。(この時から組手構えです)
4つ目は2ステップ
後ろ足を前足付近にまで寄せ、前足を大きく前に跳ばします。
ポイント1:後ろ足は素早く半歩引き付ける
-手技の基本-
チューブトレーニングです。(各5本やってます)
テンションのかけ具合は、その人の力によって距離を調節する必要があります。
緩すぎても張り過ぎても練習になりませんので、現状の力に応じて少し負荷をかける位が良い
柱にチューブを結び、先程の立ち方となり前屈立ち / 中段逆突きです。
ポイント1:構え方は目一杯身体を開く → 腰・後ろ足の力を使う → 突きのスピード・威力に繋げる
次は、実際の中段逆突きの要領で前足を大きく踏み込み逆突きです。
今度は、組手の動きの中から中段逆突きです。
ポイント1:特に後ろ足のバネを意識します
チューブを持ち換えて刻み突きです。
①腰を落とし気味に構えその場で刻み突き
ポイント:腰と身体の回転で突き手の肩を押し出して突きます(縦拳で構え捻ってます)
②半歩出て刻み突き
ポイント:後ろ足のバネを使い前足をスライドさせてます
③追い突き
ポイント:チューブを持ち換え一歩前に出て追い突きです
④跳び込んで追い突き
ポイント:これも後ろ足のバネで強く跳び込みます
-足技の基本-
①正面蹴り
チューブを軸足に巻き前屈立ちから正面蹴りします。蹴った足は後ろに戻します。
ポイント1:チューブに負けて振り回されないよう前足にしっかり重心を乗せ蹴ります
ポイント2:蹴り足を前に放り投げるのではなく、しっかり抱え足を取ります
②蹴込み
ポイント1:足筋・腹筋の全てを締めて蹴ります
ポイント2:体幹を意識して蹴ります
③回し蹴り
ポイント:引き足を取りながら後ろに下ろします
④裏回し蹴り
ポイント:腰を内から外に持っていき蹴ります
⑤回転後ろ蹴り
ポイント:前足踵を回すとともに回転し蹴り足の踵で蹴ります
⑥踏み込み前蹴り
ポイント:1本目蹴ったあと後ろに戻し、2本目は蹴ったあと前に出ます
⑦踏み込み蹴込み
ポイント:②の蹴り方で挙動は⑥と同じです
⑧踏み込み回し蹴り
ポイント:③の蹴り方で挙動は⑥と同じです
【香川政夫師範インタビュー】
-チューブトレーニングとは-
手・足・腰につけますが、チューブトレの目的は下半身の土台作りです。
下半身がしっかりしていないと、強く・速く突けません。(蹴りも同様に)
また、一歩前に出る・後ろに下がるように体幹で移動する力の養成でもあります。
強い技を出すには、下半身の安定と体幹が必要ですのでチューブで鍛えます。
チューブトレーニングとは、チューブの弾性を利用して無駄な力を無くし、動きを修正する訓練です。
その結果、鋭くケガの無い動きと身体を獲得出来ます。
【移動動作】
①前屈立ち / 追いつき移動
チューブをお腹に巻き、前屈立ち / 追い突き での移動基本です。
突きながら往復しています。
ポイント1:前進する際、重心移動の前足の溜めにあります。
前膝は曲げたまま、後ろ足を前足横に並べ次に踏み込む足に一気に吐き出します。(軸足は締めながら伸ばします)
ポイント2:後ろ足踵は上げてしまうと力が逃げてしまうのでNGです。
パワーは足元から腰を経て、突きに繋がります。
踵を突けることで、前に進むパワーも拳に乗せることが出来ます。
下がる時も、前膝の曲げ・後ろ足の伸ばしを意識します。
下がっても力は "前" です。
香川先生は追い突きした拳に正面から腹をぶつけ、力が逃げていないか確認されています。
押されて潰れるよう稽古の意図を理解しているとは言えませんので道場で確認するには良い方法ですね。
②前屈立ち / 飛び込み追い突き移動
真身で組手構えを取ります。
目線を上下させずに飛び込みながら追い突きします。
ポイント1:軸足の踵は上げない
ポイント2:軸足つま先を広げ過ぎない
つま先がよこを向くと、身体も流れてしまい技に力が伝わりません。
なぜダメなのか明確に理解出来ました。
これも往復しますが、帰り道は向きを変えます。
前進する時は、後ろからチューブで引っ張られ負荷がかかりますが、帰り道は戻る力を利用します。
戻る時は、チューブに吸い寄せられますのでスピードが加わります。
ポイント:チューブの速さに負けない下半身を作る練習です。
飛び込んでも、ドッシリした下半身で立ち方が崩れないよう意識します。
良い練習だと思います。
③前屈立ち / 飛び込み逆突き
半歩飛び込みながら逆突きです。
これも往復します。
④前屈立ち / 飛び込み刻み突き・中段逆突き
半歩飛び込みながらワンツーです。
これも往復します。
⑤前屈立ち / 正面蹴り移動
左右正面蹴りを連続して行い前へ移動します。
帰り道がすごく難しいです。
蹴る瞬間チューブに引き寄せられるのでバランスが崩れてしまいます。
ポイント:チューブの引き寄せに負けない位、素早く蹴り・素早く戻すことです。
⑥前屈立ち / 正面蹴り追い突き移動
蹴った足を前に置き、追い突きします。
帰りも同様ですが、蹴りが入ると難易度が上がります。
チューブに負けてしまわないよう、身体の締めを意識しないといけません。
⑦前屈立ち / 回し蹴り移動
蹴る瞬間身体を捻り、蹴り足の着地と同時にもう一度反対に捻りなおします。
蹴りで力を溜め、戻す時に締め直すことが重要です。
チューブで負荷がかかっていますので下半身強化に繋がるメニューばかりです。
ゆり道場では10月に入り下半身強化に取り組んでいます。
形も組手も下半身の安定感は欠かせません。
チューブを使って、効率的に安定感とスピード強化を図りたいと思います。