ブログ

2025-03-13 16:15:00

タナス・フラッシュ Vol.3 -HOW TO TZANOS SEMINAR- 5/5

こんにちは!

 

タナスセミナー3もいよいよ最終回となりました。

収録時間が2時間もありましたので、細かく分けざるを得ませんでした。

ブログを書ききるのに少なくとも5倍は時間費やしてるかな。

 

タナスフラッシュ3.jpeg タナスフラッシュ3 (2).jpeg タナスフラッシュ3 (4).jpeg

 

 

13・投げ

14・脚を抱えて投げる

15・投げの自由攻防

 

 

【投げ】

練習のポイントでは、

①腕を使う

②足、膝を使う

③フェイントを使う

間合いによって、投げを使い分けるとあります。

 

ルール変更前のセミナーですので、今では両手で相手を掴んでは反則となりますので内容はサラッと流します。

正体・逆体で向かい合い、片手は相手の襟・もう片方の手は相手の肘あたりを掴み、捻るように投げ「転がせて」います。

相手が体格で上回り容易に転がすことが出来ない場合、前足を刈りながら転がせます。

奥襟を斜め上に、袖口を内側に引き回転させています。

 

間合いが近い場合、相手の腿裏を膝で掬いあげ身体を浮かせて投げています。

現行のルールでは両手掴みはNGだし、旋回軸が腰よりも上にあれば反則です。

 

タナス選手が右に投げようとし相手選手が踏ん張った瞬間反対側に転がす技術はさすがでした。

 

 

脚を抱えて投げる

相手の足を抱えて投げる。

さまざまな状況、技のバリエーションを身につける

 

相手に近間で掴まれたとします。

「相手の持ち手をかがみながら外し足を取ります」

そのまま相手の片足を抱え込み投げに移っています。

自分の肩で押し込んで前に転がせたり、相手の軸足を刈って転がせています。

 

相手の刻み突きに素早くダッキングして足を取る練習方法をレクチャーされていました。

相手の内側から足を掬うと簡単に持ち上げられます。

 

 

投げの自由攻防

”相手の上体を崩したり足を内外からかけたり様々なことを試しながら練習する”

 

1分間、遊びの中でフリーで投げ。

習ったテクニックを全部使いながらフリーしてます。

足を内側・外側からかけたり、腕を捻ったり、膝で抱えたり、肩で押したりといった具合。

 

互いに両手で掴んだ状態で、密着した時・腕を最大限伸ばして足で攻防したりいろんな事を試しています。

 

投げは自分がリラックスした状態であること。

相手が疲れた頃合いを見て自分の技術を出すと仰っていました。

 

小学生には投げがありませんし、現行ルールで「投げ」は片手且つ投げる瞬間に一瞬だけ掴みOKなので、サラッと書く程度にしておきます。

2025-03-11 00:15:00

荒賀知子のHIGH SPEED LESSON -体幹・スピード・技術のレベルアップ編- 1/2

こんにちは!

 

荒賀知子セミナー (2).jpeg

 

2011年7月に開催された荒賀知子先生によるセミナーです。

反応速度や反射神経が絶対に必要な組手競技。

そんな競技力を向上させるセミナーの様子を収録したDVDです。

・スピードをつけたい

・飛び込みの速さを高めたい

道場稽古に取り入れやすい内容になっているんじゃないでしょうか。

 

 

1・速さを手に入れる稽古の約束とダッシュ・ジャンプレパートリー

2・速さのための基本稽古とその意味

 

 

速さを手に入れる稽古の約束とダッシュ・ジャンプレパートリー

セミナー開始前に荒賀先生から簡単な挨拶があり、約束してほしい事が2つありました。

1・行動を早く

2・大きな返事

 

この2つは空手が上手い下手関係なく、今すぐにでも誰にでも出来ること。

これが守られなければ、何度でもやり直しさせると宣言されていました。

集合は駆け足、防具の用意もダッシュ、返事をするのも当たり前。

小さな子供に理解を求めるのはまだ難しいかも知れませんが、貴重な時間と費用をかけて学びに来ています。

本気で取り組んでる人、上手くなりたい気持ちが強い人は行動に表れますよって事ですね。

 

 

終始関西弁で話す荒賀先生。

全員で体育館を軽くランニングからスタートしました。

・ダッシュ

・後ろ向きダッシュ

・うつ伏せダッシュ

・サイドステップ

・スキップ

・後ろスキップ

・20回足バタバタダッシュ

・10回腿上げダッシュ

・5回抱え込みジャンプ

・足の指だけ歩き

 

ここからペアでアップに移ります。

馬飛びして下を潜るのをフルスピードです。

次ペア相手がダンゴ虫のように小さくなった上を左右にジャンプ。

この時、反動をつけず連続ジャンプ。

既にスピードトレです。

これを20回連続でピョンピョン飛ぶんですが簡単に見えてなかなか難しいと思います。

 

次がもっと難しく同じ要領で前後に飛んでます。

足が引っかかって転びそう。

 

今度はペア相手が長座の姿勢で座り、自分が立って跨ぎます。

そこからグーパーの要領で連続で100回ジャンプ。

互いのリズムが合わないと出来ませんが、ここでもスピードを意識します。

 

 

速さのための基本稽古とその意味

組手のセミナーですが、アップのあとは基本でした。

平行立ちを取り姿勢の確認です。

荒賀先生の教えですが軸は真ん中に置き、重心はやや前傾気味に。

軽く両膝を曲げ、足の指で床を掴む感覚です。

これは自分の前に立つ相手に攻撃を加えるからです。

 

左手を前に出し用意します。

この時も、左の肩のチカラを抜くだけで拳ひとつ分、もうひと伸びします。

この「もうひと伸び」が後の組手競技に大きな影響を及ぼします。

遠くを突けた方が良いのですが、左右の肩を振って突くのとは意味が異なります。

基本の突きにおいてダメな突き方を説明されています。

真っ直ぐに体勢を維持したまま、やや肩を前に出す程度です。

 

突く位置は上段でも中段でも構わず、自分で決めた位置を一点集中して稽古します。

ゆっくりと丁寧にフォームを崩さずに繰り返しています。

 

荒賀先生の上段を突く際のフォームは、肩のライン上に自分の顎を乗せる感じ。

少しだけ顎を引いています。

普段から意識していないと試合中顎が浮いてしまうので、日常生活の中から意識して顎を締めているとのこと。

顎が浮いていると試合中相手の攻撃をもらいやすいし、ケガしやすいとのこと。

顎を締める利点は他にもあって、相手の突きが抜ける可能性がある。

ドンピシャのタイミングで獲られても突きは抜けてしまうとポイントにはなりませんので確かにそうです。

 

普段の稽古から顎を締める意識は必要ですね。

腰や顎が浮いてる人で強い人はいません。

腰が高いと構え出しで遅れるし、顎締めてないと拳に強い技を乗せる事が出来ませんので。

 

 

私が道場で苦労していること。

それは稽古中の集中力です。

荒賀先生のセミナーでも同じことが起きるシーンがありました。

そんな時、先生の言葉がコレ。

「構えてる間から、ハイなおってと言われるまで絶対に目線は一点から外してはいけません」

「目線を外して、構えを崩したり・帯を触ったり・隣の人を気にしたり・後ろが気になったりする人、落ち着きのない行動は、試合中にも出てしまいます。勝手に止めがかかったと判断したり、周りの人の応援に気を取られたりしてしまいます」

「なおってと言われるまで自分の世界に入ること」

 

一言「集中してください」

 

仕切り直しに再度突きの稽古に入りますが、構えだしが遅いと何度もやり直しです。

口調は優しいですが、緊張感が走ります。

 

号令の後、素早く突きますが大事なのは「号令のあと」

「号令と同時」ではありません。

号令も同じテンポではなく、どこかで間を開けたりしながら揺さぶります。

これには意味があり、号令のリズムを読んで間違って突いてしまう人がいます。

間違って突いてしまったら、素早くその手を戻させるためにあえてそうしています。

 

リズムを変える。

たったこれだけで更に緊張感が増した感じになりました。

集中して良く聞き、号令に反応して突く。

集中力と反射神経が研ぎ澄まされていきます。

シンプルに良い指導法だと感じました。

ただ号令に合わせて突くだけの稽古よりも格段に質が高い。

 

「良いですか?数少ない基本稽古の中で、どうやったら強くなるか・上手くなるか。答えは集中してする以外にありません」

「100回・200回ダラダラと突いていても時間と体力のムダです」

「10回・20回だけでも今のように緊張感を持って取り組めば、自分の実力は上がります」

「今日だけじゃなく、道場に帰ってからも集中して稽古してください」

 

 

次の基本は連続10本突き。

ひとつの号令でスピードを上げて連続で10本突きます。

急ぐあまりに小さな突きにならず、多少カタチは崩れたとしても大きな突きを心がけます。

10本突きを10セット。

どんなにしんどくても止めの号令がかかるまで突き手を降ろしてはいけません。

この当たりから生徒たちも緊張感が芽生えだし、気合いの声も構えだしの速さも目に見えて変化してきました。

 

 

左前屈立ちを取り、上段突きと中段突きの基本です。

肩が縮こまって小さな突きにならないよう注意を促します。

連続で20本突きますが、ここでもリズムを変えています。

間違えて突いてしまうと直ぐに修正する生徒も現れだしています。

 

ここでも顎のラインに突きが乗るように指導されていました。

 

 

突きのあとは蹴りでした。

胸の前に手のひらを置き、閉足立ちから素早く抱え込んで降ろします。

意識するのは、素早く上げて・素早く降ろすところまで。

しかも音を鳴らさずしずかにです。

やってる内容は道場と同じでしたが、静かに降ろすところは意識していませんでした。

 

抱え込みを終え、次は下段スナップ。

これは宇佐美先生の「ベスト空手」DVDの中に稽古前のウォーミングアップで紹介されていたものと全く同じでした。

膝高さ程度に軽く抱えこみ膝下を脱力して、前方に放り投げ引き足を取る練習。

踵が腿裏にタッチさせるイメージです。

凄く分かりやすい例えで「自転車の逆こぎ」をしないと説明されていました。

小さな子供でも理解しやすい例えだと感じました。

 

先程の抱え込みとスナップをミックスさせた蹴り練。

胸の高さに手の平を置き、膝が当たってから蹴りを放ちスナップを使って戻す練習です。

ポイントは手のひらに当たってから蹴ること。

当たる前に蹴ってしまっては抱え込みの意識が芽生えません。

このあたりも、説明の中で分かりやすく伝えられています。

 

左右に10回蹴ったら今度は、同じ足で2回連続で素早く蹴ります。

これはやったこと無かった練習方法です。

これにもコツを説明されていて、1回目蹴って足を降ろした時に足の裏をべったりいては2本目が遅れます。

つま先のみ床につけて素早く動かす意識です。

「しっかり顎を引いて」

「軽く膝を緩めて立ち」

「重心は少し前気味」

蹴った時、姿勢が崩れたら素早く蹴れません。

 

良い練習方法だな。

 

 

移動基本です。

多少カタチは崩れてもスピードを落とさない意識と指導されています。

回る時も、首から動かし素早くターンして下段払い。

追い突きを5歩進んでターン。

同様に逆突きも。

 

今度は上段揚げ受けと逆突きの組み合わせなんかも。

スピード感の無い2挙動では行わず、受けから突きまでが1セットの意識です。

技のスピード意識を持たせる練習。

これはやってこなかった。

形の中でもキレが増すような気がしますので、早速取り入れたいな。

 

DVDの中でも集中力の切れてきた生徒の動きが確認されると、厳しく指摘しやり直し。

厳しさが伝わってきます。

 

最後は基本の構え(真身)から正面蹴りの移動です。

構えた手はそのままに蹴ることが重要で、手の反動を使いたがる人も中にはいてますが、両手はそこに置いていないと蹴りのガードが出来ません。

稽古中そのような説明でした。

 

 

収録時間の半分を基本に費やしています。

2025-01-22 07:35:00

タナス・フラッシュ Vol.3 -HOW TO TZANOS SEMINAR- 4/5

こんにちは!

 

タナスセミナー3も後半に突入しました。

古いDVDだからか字幕がありません。

また通訳の方マイクをつけてませんので、聞き取りにくいところもあって苦労してます。

 

 

タナスフラッシュ3 (3).jpeg

 

10・見切り

11・離れ際の攻撃

12・4種類のデフェンス

 

 

【見切り】

見切りのポイントは常に相手との距離が一定になるように意識すること。

 

ペア練で、攻撃側は刻み突きと逆突きに限ります。

相手の踏み込みに対し、一度間合いを切って攻撃に転じます。

絶対にダメなのが顔だけ後方に反らして突くこと。

決して差し込まれてはいけません。

バックステップは、軸足にチカラを溜めて前に入ります。

 

構えを崩さず、身体の動きだけで突きをかわす練習から始められています。

スペースを詰められると受けることが出来ませんので相手の動きに反応して足を使うことが大事です。(居ついてはいけない)

 

バックステップも状況に応じ、相手が小さい刻み突きなら小さく下がり、大きく踏み込んでくれば自分も大きくです。

これは経験で分かってくると仰います。

最後は実際に見切ったあと、自分も前拳で反撃に転じる練習でした。

バックステップ

刻み突き

スイッチ

残心

これがブロック無しのパターン

 

ブロックする時は奥拳で相手の刻み突きを落とし前拳カウンター。

これもお手本を披露されています。

ブロックが必要なのは相手の動きが自分の反応を上回った時。

 

試合では自分は受けたつもりでも旗が上がることはよくあります。

力いっぱい受けるのではなく「ムダな力を使わずダンスのようにブロックする」とアドバイスです。

 

中段逆突きでもブロックは必要なく見切ります。

見切りと同時に、後ろ足を前に入れ替え(スイッチ)刻み突き。

このテクニックを指導しています。

ブロックを入れるともっと簡単だけど、間合いを切る練習でした。

 

見切りのあと相手が後方に大きく逃げたら連打で追撃。

そこも状況判断ですね。

 

 

離れ際の攻撃

指導のポイントは「相手の手や襟を掴んで蹴る、投げる」

 

密着したゼロ距離で自分の方が体格に勝る場合、押せます。

プッシングでスペースを作り中段回し蹴り。

でも押した手を離してしまっては相手は距離を取るはずです。

ポイントは両手でプッシングして片手は掴んだまま蹴ること。

気づかれないように相手の袖を掴みます。

右構えなら右手で掴み、

左構えなら左手で掴みます。

 

相手が自分よりも大きくて押せない場合、自分が後ろに下がりスペースを作ります。

その時に自分の肩で相手を押しますがこれはフェイク。

両足ともバックステップでスペースを生み中段蹴りしています。

 

今度は相手が正体で自分が逆体だった場合、自分の右足を後方に下げる事でスペースを作り中段回し蹴り。

右手で掴んで右足での蹴り。

 

今のルールでは、掴んで良いのは技に入る一瞬だけです。

 

裏回し蹴りも指導されています。

ゼロ距離から相手の道着を掴んで引き寄せます。

相手の上体が前に突っ込んだタイミングで膝を抱え込み、裏回し蹴り。

側頭部から後頭部に掛けて巻き付けるように。

股関節と裏腿の柔軟性が無いと蹴れない大技です。

 

仮に裏回し蹴りが極まらない場合、降ろした足で相手の前足を狩り倒します。(小学生は反則)

倒れた相手に突きを極めれば一本(3ポイント)です。

ゼロ距離から蹴って投げるまでの間、相手の襟を掴んだまま。

 

襟を掴んで引き込む際、相手は裏回しを警戒してガードしてきます。

その時は、後ろ足を使って反対側から裏回し蹴りに入るよう2種類指導されていました。

 

 

密着した状態からの投げ。

互いに右構えだったとします。

自分の左足で相手の前足を刈ると同時にバックステップ。

このようにして相手を転がせたりしています。

 

自分が逆体でも同じで、前足で刈って次の展開を生みます。

例えこかす事が出来なくとも、相手のバランスを崩させればOK。

その間に攻撃出来ますので。

 

もう一度右構え同士ですが、投げなくてもこんなことが出来ます。

掴みあった状況から、右足のみ後方へ引きスペースが出来たところを左の逆上。

これらの技を紹介される時、非常にゆっくりと丁寧に指導してくださいますので理解し易いと思います。

 

 

4種類のデフェンス

練習のポイントは下記のとおり。

①後ろに下がる

②左右に動く

③間合いを詰める

④相手より速く技を出す

 

「4つをミックスして使い防御する」

この考え方だ重要です。

 

まず後方に十分なスペースがある場合、そのまま下がって攻撃をかわします。

左右に振ってかわす時もずっとガードを上げながらコートを大きく使う意識を持ちます。

「間合いを詰める」とは、相手が攻撃を出す瞬間に詰めます。

間合いを詰めて相手の攻撃を潰すのですが、肩を入れてダッキングするシーンを観た事があるんじゃないでしょうか。

相手選手の攻撃モーションが大きければ、切るか潰すかしやすいでしょうね。

最後のは ”相手の攻撃よりも先に極める”

自分の攻撃が速ければ相手は攻撃出来ません。

 

時には攻撃=防御になるという考え方です。

 

1-0でリードしている場合、自分が攻撃し続けていれば、相手の技を封じ守り切る事が出来るという発想です。

 

4つのパートを正しいタイミングで使えるように注意するようアドバイスがありました。

 

実際、タナス選手が4つを全て使ってお手本を見せてくれていた内容がこう。

相手選手が連打、これをバックステップでかわし切ったところで、コーナー際いっぱい。

ここでさらに追撃が来れば、サイドに振って攻撃をガード。

また打ち込んできたところをダッキングで潰して、素早く間を切ります。

なんとか技を極めたい相手選手が前に出るタイミングで中段を先に抜いていました。

 

同じ場所に留まらず常に動きながら攻撃をかわすことがポイント。

ボクサーのように身体を振って避けてかわしています。

 

もうひとつ共通して言えることは、膝の溜め。

溜めが有るからこそスピードで上回れます。

 

一連の流れを実演で示してくれていました。

 

ダンスしてるようにリラックスしながら動き、

常にどうかわすか頭で考えながら、

いろんなアイデアを膨らませて練習してください。

とのことでした。

2025-01-08 13:15:00

タナス・フラッシュ Vol.3 -HOW TO TZANOS SEMINAR- 3/5

こんにちは!

 

タナスセミナー3 折り返し地点です。

このあたりからアクロバティックな蹴り技が出てきます。

練習の中でミット蹴る分には楽しんで出来るんだと思いますが、実際の試合で極まるんかな?ってくらい派手な大技です。

 

タナスフラッシュ3 (4).jpeg

 

 

7・中段蹴り

8・回転して蹴る

9・裏をかいて蹴る

 

 

【中段蹴り】

・正面蹴りと回し蹴りの中間の軌道で蹴る

・軸足が空中にある時に蹴る

・遠い間合いから前足をステップせずに身体を倒して蹴る

 

タナス選手の中段蹴りは三日月蹴りでした。

蹴りの軌道が丁度中間で、ガードする方もブロックするのは難しい蹴り方に見えます。

モーションを小さくし、前足を踏み込んで蹴ってはいけません。

前足はただ身体を支えているだけで、腰の切り替えしを使ってクイックで蹴ります。

 

初めて知る蹴り方です。

ミット打ち込みで、自分は前足を宙に浮かしたところからスタートです。

浮かした前足を着地する瞬間、後ろ足で蹴り。

瞬発力が無いと蹴れませんね。

前足を使わず腰の回転で蹴る練習方法でした。

他にも身体を後方に倒して遠間から蹴る練習方法も伝えています。

 

ここまでで3つの中段蹴りを説明されています。

1・正面蹴りと回し蹴りの中間

2・前足が空中にある時に蹴る

3・遠い間合いから身体を倒して蹴る

 

 

【回転して蹴る】

テコンドーで良く見る360°回ってからの中段回し蹴り。

組手競技では見かけませんが僅か数分程ですが紹介されています。

 

練習方法ですが、まずは少しずつ回転し最後に軸足が空中にある時に蹴るようにするとのこと。

後ろ足を上げてクルっと回って、上げてた足を降ろした瞬間もう一方の足で中段蹴り。

見ててもかなり難しい技。

実際に競技の中で出すシーンがイメージ出来ない技ですが。

セミナーでは少しずつスピードを上げていきますが、当たり前ですがスピードとキレが凄い。

鞭が飛んでくるかのようなシャープさです。

 

 

裏をかいて蹴る

指導のポイントはこう。

「これまで練習した技を組み合わせて相手の裏をかいて蹴る」

 

遊びの要素を高めたペア練です。

蹴りオンリーのマススパー的な感じ。

自分はいろんな蹴りを自由に出し、ペア相手は軽い動きの中でガードします。

相手のガードの裏をかくように蹴るのが目的。

面白かったのがこの3つ。

刻み蹴りの軌道で裏回し蹴りに切り替えたり、後ろ回し蹴りの軌道で裏回し蹴りに切り替えし。

後ろ回しのフェイクから後ろ蹴り。

数回、オーソドックスに攻撃を見せておいて軌道を変えるといとも簡単に極まってしまいます。

技のダイナミックさはおいといて、この発想は多いに使えます。

実際に極めたい技の前に、いかに餌を撒いておくかがポイントだと感じました。

ただでさえモーションがデカく相手に察しやすい蹴り技です。シンプルに狙っても間合い切られたり懐に入られたりするのがオチ。

フェイクを使って相手の逆をつくのが有効です。

 

バリエーションとしては、前足での足払いと見せかけて、そのまま裏回し蹴りに入ったり、

中段回し蹴りの軌道から、内回し蹴りに切り替えてたりしています。

相手にこの技を狙ってるな!って思わせたらもう十分です。

次は軌道を変えて相手の裏をかくって事をレクチャーされていました。

駆け引き使ったり、相手に嘘の情報を植え込んだり、クレバーに戦わないとダメ。

真っ向勝負だけじゃないよってことを教えたいんだと感じました。

 

 

組手競技には裏のかき合い、だまし合い、駆け引きがあり、相手をコントロールする面白さがあります。

こうじゃなきゃダメ!っていう固定観念を捨て柔軟な頭で、相手を崩す事に終始した面白い蹴りの練習でした。

いろんな技を試すので、6割も無いくらいのチカラとスピードで試し合いしていました。

2025-01-04 12:15:00

タナス・フラッシュ Vol.3 -HOW TO TZANOS SEMINAR- 2/5

こんにちは!

 

年末から体調崩し気味でしたが、稽古が無いタイミングで良かった。

仕事のことも空手のことも何も考えずで、しっかり充電出来ました。

 

タナスフラッシュ3 (2).jpeg

 

ジョージ・タナス選手のセミナー第3弾 2本目の紹介です。

前回触れそこねましたが、2012年7月28日に糸東会総本部道場での模様です。

 

4・目のトリック

5・蹴りの基本

6・裏回し蹴りの蹴り方

 

 

【目のトリック】

目線と技を出す場所を敢えて替え、相手の予想を外します。

例えば上段を狙う時は中段を、中段を狙う時は上段を見る等のように。

 

ここでの指導は、中段突き → 刻み突き のコンビネーション。

中段に入る瞬間、一瞬下に目線を下げ餌を撒いておきます。

でも実際にポイントを狙う技は前拳での刻み突き。

 

他にもシンプルに目線を上に上げ相手の意識を上段に持っていかせ、中段を抜くテクニックを紹介されています。

 

横からの入り方もありました。

一瞬身体と目線を右に振り、逆サイドからの対角線上の突き技。

直線的な組手だけじゃなく、横からの入り方をレクチャーされています。

相手を置き去りに出来るくらいの瞬発力が無いと極めるのは難しいと思いますが

 

1・相手の前拳を押えて突く

2・目線のフェイントを使って突く

これは正体・逆体のケースでは特に有効です。

 

自分の中段突きを相手の前拳で潰させます。

邪魔な相手の前拳を下げさせたら、上段ががら空きって訳。

目線のフェイントとフェイクの突きを使って相手を誘導させて2本目でポイントを取りに行く方法を指導されています。

 

 

【蹴りの基本】

練習のポイントを記します。

・もっとも大切な点はカウンターを食らわないこと

・軸足踵を蹴りと180°反対の方向に向け、身体を「く」の字に曲げない

・蹴った後はその場に留まらず、すぐに間を切る

 

踵が回っていないと、強くも早くもない危険な状態になります。

危険とはカウンターをもらう可能性が高いということ。

踵が回ってないと、腰が入らず弱々しくポイントになりません。

 

抱え足を横に取る事で、相手のカウンターの突きに対して防御することも出来ます。

ペア練で交互に刻み蹴りの練習。

寄せて蹴って下がってを互いにリズム良く繰り返しています。

この下がる動作。

今は蹴りを交互に出し合う練習ですが、実戦では相手は突きで攻撃してくるでしょう。

その時、間合いを切って裏回し蹴りに繋げる事が出来ます。

 

刻み蹴りでポイントを取れなかったとしても、引き込んでの蹴りでもう一度3ポイント狙う練習です。

残心後に蹴りに繋ぐ意識を問うています。

同じ場所に居つかないことです。

 

蹴ったあと、足を最初にあったラインまで戻して攻撃に備えます。

ペア練ではガード無し、完全に蹴りのコントロールする練習です。

 

 

裏回し蹴りの蹴り方

蹴り方のポイントはこちら。

・回し蹴りと同じ膝のかいこみ方をすること。

 

正面蹴りのような膝の抱え方ではありません。

回し蹴りと同じ要領で横に抱え込み同じ軌道を通ります。

 

これもペア練でリズミカルに練習しています。

後ろ足を半歩寄せ前足での裏回し蹴り。

蹴った後素早く、後ろ足を基あった位置に戻しています。

 

 

タナスセミナーここまでは王道的な技の印象を受けました。

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 ...