こんにちは!
荒賀竜太郎のチャンピオン組手セミナー 後編です。
06:上体を崩す足払い → 刻み突き・中段蹴り・変化した上段蹴り
07:逆体に対する足払い → 中段蹴り
08:前拳を触って先に仕掛けてからの返し技
09:実践的な駆け引きの練習
10:セミナーのまとめ
【上体を崩す足払い → 刻み突き・中段蹴り・変化した上段蹴り】
自分の前足で、相手を前から斜めに力を加える足払いだったが今度は、
自分の後ろ足で、相手を刈る方法です。
これにはコツがあり、後ろ足を直線的にぶつけても相手は耐えられます。
自分の後ろ足で相手の足を指先の方向に動かせば、簡単に相手を崩せます。
前足でも可能です。
これまでは、相手の表面を蹴っていましたが、相手の足の裏側にまで入れてみると転がせます。
但し、入れすぎると相手との距離が更に近づくのでリスクを伴います。
ポイント:前の手でガードし、軸をずらして足を払います。
軸をずらすとは、自分の後ろ足を相手の背中側に大きく踏み込み正中線をずらすという意味です。
これを、
①前の手ガード
②後ろ足の軸ずらし
③前足で足払い
を連動させます。
足払いが決まった時相手とは、I(正面)で向き合うのではなく、X(横)で崩しています。
たとえこかせなくても、ほんの僅かでも体勢を崩すことが出来れば相手は一手遅れることになりますので、こちらの技が極まる確率はグンと高まります。
とても有効なテクニックだと言えます。
駆け引きの中で足払いの意識を植え付けさすと、相手は試合中考えることがひとつ増えます。
試合運びの中で相手に足払いを警戒させることで、次繰り出すこちらの技がより効果的になります。
練習では、
①足払いで相手を崩したら刻み突きで極める
②崩したその足で中段蹴りを極める
③足払いを見せながら上段蹴りに変える
さんざん相手に足元を意識させた上で、上記3つのバリエーションを練習していました。
ポイントは相手を崩すこと。
崩れた相手は体勢を整えることからリスタートなので焦る必要はありません。←これ大事
中段蹴りも焦らず、足払いした足を降ろして蹴ります。
上段蹴りは、サイドを使って足払いを空振りしたあと、上段に持っていきます。裏回しを意識させて、逆を蹴るなど変化させます。
【逆体に対する足払い → 中段蹴り】
お互いに足のポジション取りから始まります。(互いに外を取りたがる)
相手の前足が開いている分、前から蹴ってもビクともしません。
なので、後ろ足で内側から蹴り外に崩します。
力の加え方は真っ直ぐでは無く横です。
出来るようになれば、足首で相手を持っています。
内から触ったあと、その足で中段蹴りを練習しています。
【前拳を触って先に仕掛けてからの返し技】
相手の前拳を触っても上体を崩すことは出来ないが、相手の手をずらしたり居つかせることは出来る。
足払いしてくる相手、前拳を触ってくる相手、フェイントをしてくる相手には、動いた瞬間を狙ってくるのは当たり前です。
なので逆にそれを利用します。
ペア練習です。
自分が触ったら、相手は攻撃し、攻撃されたら自分は前で返す練習を行います。
要するに、自分からしかけて(誘っておいて)、きた技を捌いて返す練習です。
ペア相手は、触られたら即反応する練習も兼ねています。
ポイント1:
後ろ足に溜めを作って「イチ」で跳びこめる準備を作っておく
ポイント2:
前で誘って引き込んで返す
ポイント3:
「入るふり」も交える
ポイント4:
触り方は足払い同様に、出来るだけ距離を空ける
(逆に触らない時は、上体を前後してフェイントしても良い)
相手には「1」で跳びこむための距離があるので、そこを利用して距離が短くなったところを返します。
このあたりの誘い方の駆け引き(騙し合い)は、かなり高度です。
いろんなテクニックを伝授してくれていますが共通してることは、足元だけじゃなく上体・手も使って相手と間合いの騙し合いをすることです。
返し技ですが、突きは引き手をしっかり取って、前の手で相手を押えます。
【実践的な駆け引きの練習】
次はフェイントありで相手に触りにいきます。触られた方も1発目に反応しなくてもOK。
間合いを切るだけでも良いし、好きなタイミングで突き技を出します。
触る方は常に意識を集中させ警戒しないといけません。また、触ったらそのまま突きに入っても構いません。
触ったら下がって引き込んでも良いし、そのまま突きにいっても良いので、だんだんと実戦に近づいてきました。
パターン練習の総まとめで、実戦形式になっていきました。
もちろん仕掛ける側は足払いも入れていきます。
良い練習方法ですね。それぞれにテーマを持たせてのパターン練習ですので技の引き出しが増えると感じました。
ある程度道場のレベルが上がったら、こんな練習を取り入れて全体の底上げをしたいと思いました。
【セミナーのまとめ】
01・前拳と前足を上手く使って相手をコントロールし、相手にやりづらさを感じさすことが今日のテーマ
02・触る瞬間は、相手に取ってもチャンスである ワンパターンな入り方だとそこを狙われる
03・なので「02」を利用する 引き込んで返す
04・駆け引きのひとつとして覚えておく
05・夢や目標を持つ 結果だけを求めるのではなく、達成するために何をしないといけないか自分なりに考える
06・練習は考えてやる ただ単にやるのではなく、質の良い練習を行うこと
こんにちは!
荒賀竜太郎のチャンピオン組手セミナー 前編です。
01:ウォーミングアップ
02:構えをキープして足を触りあう
03:動きながら突きを受ける
04:足元を意識させる足払い → 刻み突き
05:足払い → 刻み突き → 中段蹴り → +αの連続蹴り
【ウォーミングアップ】
・足バタバタ
・ジャンプ
・バービー
・スイッチ
・ダッシュ
・うつ伏せダッシュ
・仰向けダッシュ
【構えをキープして足を触りあう】
-荒賀先生の構え方-
01・スタンスは肩幅大
02・つま先の向き 後ろ足:横(溜めが作りやすい) / 前足:斜め前
03・踵を浮かす
04・膝を軽く曲げる
05・上体はリラックス
06・前拳は肩の高さ
07・前肘は軽く曲げる
08・懐は深く
09・奥拳は中段を守る
10・真半身
11・軸はやや後ろ
組手構えでお互いに向き合い、相手の足を自分の足で触りあう練習です。
動いてもOKですし、相手の足タッチをかわして足払いしてもOKです。
前足・後ろ足、スイッチを使いながら、なるべく触られないように動ける範囲で足元をしっかり動かす練習を行います。
下がった時、触りに行った時、反対構えになって回っても常に構えはキープです。
足のスタンスは一定です。足が広がると、こかされてしまうので。
まずは、構えを意識しながら自由に足元を動かす練習からスタートです。
足払いは蹴りではなく、相手の膝から下を触りにいきます。
自分が触ったあと、相手に触られないように距離を取る事が大事です。
【動きながら突きを受ける】
ペア練習です。
相手は突きだけ。刻み・逆突き・ワンツーなんでもOK。
自分は相手の突きをしっかり受ける練習です。
受けるとは、バックステップ・パーリング・ダッキングを指します。
ポイント1:
相手の攻撃の外側を取ること。また受けた後は、すぐに回り込み距離を取ります。
ポイント2:
相手の突きに対し、真っ直ぐに下がらない。距離を取るために下がっても良いが、最終的には横に切れるようにする。
ポイント3:
ダッキングでは頭を下げるだけでなく、突いてきた手をしっかりガードしておきます。また相手が蹴ってきても手を上げていればガード出来ます。
高学年ともなれば、上体を柔らかく使い受けています。
後ろに下がる時、横に下がる時も手のガードは下げてはいけません。
残り15秒で焦ってしまうと、足も手も動かなくなってポイントを取られてしまうので、攻撃の練習だけでなくディフェンスの練習も必要です。
受ける(捌く)練習・ダッキングの練習・コートを上手く使う練習をしておけば余裕が生まれます。
「あとしばらく」を想定した練習でした。
【足元を意識させる足払い → 刻み突き】
足払いの目的を説明されています。
1・相手を崩す足払い(ころばす、刈る)
2・相手に足を意識さす足払い(技を上下に散らす)
3・もうひとつ相手の心理としては触られると
①ビビる、居つく
②足を引く、身構える
③体勢が崩れる
④下がる・前に出る等反応する
と何らかの現象が起こります。
ここでは、相手を動かしてコントロールするための技として使う足払いを紹介されています。
メリットとしては、駆け引きの中で足払いを用いると相手の反応を探れたり、相手を動かすことが出来ると説明されています。
逆にデメリットもあります。
相手に触るということは逆に攻撃される距離に近づくということです。
いくら足払いのあとに、技を出したとしても技の数としては「いち・に」です。
足払いの「いち」に、相手に技を合わされたらポイントを取られてしまうことを説明されています。
ふむふむ。
上記をふまえた上で技術論に入ります。
①構えた体勢から、寄せ足しないで触る(これが出来たら良いがなかなか難しい)
②自分の前拳で相手の意識を上に持っていき、寄せ足して足を触る
寄せ足出来る分、②の方が簡単です。
ただし2挙動になるので自分の前拳で、相手の前拳を上から蓋します。(相手はカウンターの刻みを狙ってきます)
前拳で相手の突進をブロック出来るので必須ですね。
注意点は、身体から突っ込まず前拳から入ること。
身体から入ると相手はカウンターで反応しやすいですが、前拳から入ると相手は受けなアカン!かわさなアカン!という感覚が働きます。
ここから実際に技に繋げた入り方です。
前足足払い → 刻み突き
まずフットワークから、足払いをして距離を取り、2度目は足を触らず刻み突きを極める入り方を練習していました。
これは、相手に対し距離を惑わしています。
1度目:足払いされ距離が近い認識を持たす
2度目:足払いが届かず遠いと思わせて、刻み突きでポイントを狙いに行きます
1回目は触る・2回目は触らないことで相手は距離感を間違えやすくなり、ポイントに繋げるという訳です。
足払いは、相手の反応を遅らすことが狙いです。
足払いをする時のポイントは、後ろ足の溜めが大事です。
後ろ足の溜めを使って、跳びこみます。
『足払いの姿勢』
足は触っているが、上体は後ろにあってバランスが取りやすい体勢です。
後傾していると相手からしたら距離が遠く突きにくいが、自分は後ろ足に溜めがあるので前に跳びこみやすい。
『攻撃後』
足払いからの刻み突きの後スイッチしてVの字で残心を取ります。
『応用技』
触らない足払いを撒き餌にし、相手が反応して刻み突きを合わしてきても、距離が遠くもらう心配はありません。
そこを捌いて、突きで返すお手本も見せてくれました。
【足払い → 刻み突き → 中段蹴り → +αの連続蹴り】
相手の足を蹴って突いて切り返したら、中段蹴りを繋げます。
流れるように技が出せるようになれば、もうひとつ刻み突きを追加!
こうしてドンドン技が繋がっていけるように繰り返し練習しています。
ここで大事なのが中段蹴り。
ダッキングされた後、切り返しての近間の中段蹴りや後ろに下がった相手に対しての中段蹴りに有効です。
なぜ大事かと言うと、「先取」ルールが出来たから。
相手に選手を取られると、逆転するには2ポイント上回らなければいけません。(中段蹴りは2ポイント)
強い相手に突き技で2つ取るのはしんどいかも知れませんね。
上段蹴りを狙って上を警戒されるより、しっかり下を狙ってポイントを取れるようにすることが重要と説明されていました。
また中段蹴りは、腹部に相手の手があったとしても、音がすると入ったと思わせることが出来ます。
(背後の副審にはタイミングと音でごまかせる?)
確かに上段蹴りの場合、手でガードしていれば旗は上げにくいですね。
なので攻撃終わり(離れ際)の中段蹴りをとても意識されているようです。
あくまでも、足払いに相手の意識を向けさせ突きで極めます。
それにプラスして蹴りで終われるようにします。
注意することは距離。
足で触って突きで跳びこみますが、その後相手との距離によって蹴り方を変えなければいけません。
詰まっているなら相手を押して空間を確保します。
それでも近い場合腰を残して蹴ります。(遠間の蹴りかたでは、抜けてしまうし潰れてしまいます)
距離を見て判断することもポイントです。
こんにちは!
組手審判資格取得に向け、購入したDVDです。
少しばかり古いですが、この平成29年度版がDVDとしては最新です。
悲しいかな、しょっちゅうルールがマイナーチェンジしますので5年も経つと、ところどころ今と異なっています。
このDVDの優れているところは、ルールブックを読んでいても分かりにくい試合中のシュチエーションを、試合形式の動画で再現し答え合わせしてくれます。
やはり文字より動画の方が、頭の中に入ってきやすいです。
ルールブックやDVDで頭に叩き込み、マイナーチェンジした情報をJKFに自分で取りにいかないといけません。
常にアンテナを張り巡らせていないと、変わったことすら気づかない事にも繋がりかねます。
2022年9月の審判講習会で学んだ新ルールから、つい先日開催された栃木国体から、またルールが変わったと聞きます、、
更には、2023年1月にWKF主導で大きくルール変更があると情報が入りました。となれば来年春にはJKFでも改定があることでしょう。
新ルールに対応した練習をしないと組手競技では命取りですね。
※ おっと!年末の全日本からルール変更のようですね、、
こんにちは!
荒賀龍太郎のチャンピオン組手セミナー3 いよいよ最終回です。
17・ダッキングしながら瞬時に転換する攻撃技
18・ダッキングする相手をコントロールする技
19・セミナーのまとめ
20・質問タイム
21・龍太郎先生からのメッセージ
【ダッキングしながら瞬時に転換する攻撃技】
今の空手競技ではダッキングやスウェーは出来て当たり前です。
ダッキングしてくる相手にどう攻撃をするか考えていると思いますが、ダッキングをフェイントとして使いながら攻撃することも出来ます。
上体を柔らかく使ってダッキングしながら瞬時に攻撃をしかけていけるようにすると、ワンテンポずれた入り方が出来るので相手はふいを突かれ返しづらくなります。
大きなフェイントをすれば相手は固まってしまったり目で追ってしまいます。
目で追わせれば、その後の反応が遅れますので技が極まりやすくなります。
ダッキングを上手いこと使いながら攻撃技に繋げられるようにすることです。
この練習をしていれば、自分がコーナーに詰まった時も活用出来ます。
ただ単に、
・来た技にダッキング
・攻撃後、相手の返しをダッキング
だけでなく、ダッキングをフェイントとして入る方法を紹介してくれていました。
間合いをはかりながら上体を左右に振って、仕掛けてくるのは海外選手に良く見られますね。
如何に相手にやりにくさを感じさせるかが、勝率を上げるポイントになりますので引き出しは一つでも多いに越したことはありませんね。
【ダッキングする相手をコントロールする技】
相手がダッキングしてくる!と分かっている場合です。
まず低めを突いていかなければいけません。
そしてダッキングされたら、相手の足を刈る技も使えます。(小学生は反則ですが)
いろんなパターンを紹介されています。
1・ダッキングされたら上から相手を落として押える
押えられると、相手は自分の力で起き上がれません。ということは自分のタイミングで相手を起こす事が出来ますので、技を極めれる確率が高まります。
2・ダッキングしてきた相手の背後に回って逆の足で蹴る
流れの中で背後に周ります。
ダッキングを狙う選手は相手の前足を嫌います。
フェイントで前足を見せておいて相手が居ついたところを低めを狙って突きます。
ポイントは前足でプレッシャーをかけ続け、相手にダッキングせざるを得なくします。(そういう体勢に持っていく)
他にも、コーナーに詰めた場合 前足でプレッシャーをかけ、相手をわざと逃がして攻撃します。
自分のお腹側に逃げたら逆上・回し蹴り・後ろ回し蹴り
自分の背中側に逃げたら刻み突き・刻み蹴り
これはセオリーですね。
相手をコーナーのギリギリまで詰めた時は、時間を考えて場外に出すか、前に引き出すかします。
状況によって戦い方を考えると言います。
荒賀先生はパターン練習と呼んでいます。
とっさに技が出せるようにするには、相手に自由に逃げてもらい自分は出す技を限定し、ひたすら練習を繰り返すことで身体に染み込ませているようです。
プレッシャーをかけた後、突きで極める、蹴りで極める、足払いをする等ダッキングのパターン練習でバリエーションを作ります。
相手を引き込んで裏回し蹴りを狙う選手を多く見受けられますが、対処方法を紹介されています。
突っ込むとやられるので、切り返して攻撃します。
出させたところを、両手でブロックしながら蹴ってました。
カウンター狙いの戦術を取る選手には「技を出させる」ことが重要です。
試合中間合いギリギリでせめぎ合ってるのはカウンターを警戒してのことですね。
パターン練習でアイデアの引き出しを増やしておけば、タイプの異なる選手と当たっても落ち着いて試合運び出来ると言います。
あと忘れてはいけないこと。
ダッキングする相手には、中段突きも有効。
中段突きは相手に被されないので引いて技を出すことが出来ます。
中段突きを極めたあと、バックステップと同時に相手の前足を刈れます。(こかせます)
他にも、残心を大きく見せれますので副審にアピールしやすい。
パターン練習が大事だと説明されていました。
【セミナーのまとめ】
・得意とする蹴り技があれば、突き技が生きてきます。(相手が警戒するから)(逆も然り)
・大技ばかり狙わない。(蹴りのこと)強力だけど隙が多いから。間合いや入り方を間違えると突きに負けるよ。(手技の方が速いから)
【質問タイム】
Q1:フェイントが苦手です。
A1:フェイントは相手を騙す(反応さす)(動かす)ためのもの。そのことをもう少し考えてみよう。
あなたがフェイントを仕掛けた時、相手がどういう動きをしたかを考えてみよう。
例えば、相手の前拳を触るフェイント・相手がハッと思う位に近づくフェイント・前足を上げるフェイントがあるよ。
実際に技を仕掛ける時に「よいしょ」で入ってたら、フェイントが活きないよ。
フェイントをかけながら、フェイントと見せかけて攻撃に入らないといけないよ。
Q2:龍太郎先生の上段突きを突く時に後ろ足を、自分の体の後ろの方へ蹴っているようにみえますが実際はどのように動かしていますか。
A2:突いた後は、相手の技をもらいやすいので寄せ足を速くしています。
地面の反動を使って、真後ろではなく斜めに蹴るイメージです。
突いた後、後ろ足を引きずっていてはその後の動作が遅れるので寄せています。
【龍太郎先生からのメッセージ】
夢や目標を持つ。
夢や目標に向かって努力する。
同じ学年のチャンピオンを知る。
同じ学年のチャンピオンを研究する。
意識しだすと取組み方が変わります。
ライバルはどんな練習してるかな?
どんな態度で日々過ごしてるかな?
どんなこと意識してるんやろ?
普段からライバルを意識すると「伸びしろ」が変わるのでライバルに近づける。
プラスしてアレンジもしていかなくてはいけない。
お手本となる人を見つけて、真似をすることも大事。
その人の良い行いを自分も取り入れよう。
こんにちは!
荒賀龍太郎のチャンピオン組手セミナー3 さらに続きます。
13・ダッキング&突き・レベル3(相手に反応させて避けて突く)
14・ダッキング&突き・レベル4(距離を取って刻み突きで反応させる)
15・ダッキング・スピードアップトレーニング
16・ダッキング&突き・蹴りのコンビネーション
【ダッキング&突き・レベル3(相手に反応させて避けて突く)】
組手構えに立ち距離は前足が重なる位の近距離です。
ダッキングして突きをお互い一度ずつ繰り返し、2本目で極める練習です。
ペア相手と同じくらいのスピードが無いと練習になりません。
最初の突きに反応させて相手に突かせます。それをダッキングして突きを極めるって訳です。
これを高速で、、
ポイント:突いたらすぐにダッキングする
【ダッキング&突き・レベル4(距離を取って刻み突きで反応させる)】
今度は、前足を一歩踏み込んだら相手の前拳にタッチ出来る程度の距離を取ります。
自分の刻み突きを返されたときでも、距離を取る事でいろいろな技の組立が可能となります。
ポイント:わざと刻み突きに相手を反応させて突いてきたところを獲る。
これをひとつ覚えれば、相手との距離を変えていくことでいろんなバリエーションが膨らみます。
ダッキングひとつで、相手を惑わすことが出来ると言えます。
①刻み突き(みせ技)
②相手が反応(攻撃)してきたらダッキング
③逆上 or 裏回し蹴り
みせ技とはいえ、刻み突きはしっかり距離を取り本気で突きにいかないと相手に悟られます。
刻み突きで相手を下げて反応させなければ、この技は成立しません。
正体同士・逆体同士の場合は相手の外側に逃げられるのでかわしやすいですが、
正体 / 逆体では、相手のオープンスペースにダッキングすることになるので特に注意が必要です。
要するにこうです。
刻み突きで跳び込み、突いた手で上段を防ぎながらダッキングします。
これなら相手のオープンスペースに入っても被弾リスクは軽減出来ます。
防いだ手に当てさせたところを獲りにいくことが出来ますね。
【ダッキング・スピードアップトレーニング】
超高速スピードでお互いが突いたあとダッキングを繰り返します。(全力で突いてます)
これは体幹の強さが問われます。
上体を大きく振って体勢を戻して突きますので、体幹が弱いと競り合いに負けます。
30秒間全力でやり切ってました。
【ダッキング&突き・蹴りのコンビネーション】
ダッキング&突き・レベル3で行ったことにプラスして、裏回し蹴りを追加しています。
こうです。
①突いて潜って1発目は突きを返す
②更に潜って裏回し蹴り
これを最初から距離を取って行います。
ポイント:蹴った後は蹴り足を後ろに着地させ距離を取ること。
ダッキングの後に蹴れるように練習しています。
自分のタイミングではなく、しっかり相手の攻撃を見て来たものに対してしっかりダッキングすることが重要ですね。
相当、反応のレベルが高くないとついていくことが出来ない高度な練習でした。