こんにちは!
プライオトレ最後は高強度編の紹介です。
1・ダブル・シザーズ・ジャンプ(下半身)
前屈立ちに似た姿勢を取りそのまま真上にジャンプします。
後ろに伸ばした膝は肩と腰の真下に。
空中で足を入れ替え基の姿勢に戻ります。
入れ替えだけじゃなく足を戻すので高さと瞬発力が必要です。
いきなりかなり強度が高い。
2・シングルレッグストライド・ジャンプ(下半身)
膝の高さ程度のボックスに肩足を置きます。
腕を強く振り上げると同時に、ボックスに乗せた足を踏み込み高くジャンプしています。
両足の踏み込みを動きのきっかけにし乗せた方の足で大きなパワーを発揮し出来るだけ高く飛び上がります。
3・ストライド・ジャンプクロスオーバー(下半身)
シングルレッグと飛び方は同じです。
ボックスを左右に飛び越えながら連続しています。
パワーを発揮した足が今度は反対側の地面につき後ろ側の足がボックスの上に乗っています。
4・クイック・リープ(下半身)
バレーボール・アメフト・バスケ・飛び込み・ウエイトリフティングに有効です。
膝程度の高さのボックスに腕の長さに離れて立ちます。
スタートの姿勢では、腕は肘を軽く曲げて身体の脇に沿って構えます。
両腕の強い振り上げの力でボックスの上に一気に飛び上がります。
空中でハーフスクワットの姿勢を取り、次のジャンプの準備を取ります。
膝は高く掻い込み足は腰の下。
足は固定し足裏全体でボックス上に着地。ただちにもう一度前方に飛びあがり全身を真っ直ぐに飛び上がります。
衝撃を吸収するように膝を曲げながら着地しフィニッシュ。
5・デプス・ジャンプ(下半身)
90㎝程度のボックスを使います。
この高いボックスと踏み切りに適した落下地点が必要です。
ボックスの上に足の前半分をはみ出して立ちます。
膝を少し曲げ腕は楽にします。
意識して飛び降りるのでは無くボックスの端から滑り落ちる感じを心がけます。
膝と股関節を曲げ着地に備え、着地の反動と腕の振り上げの力を利用して真上にジャンプします。
6・デプス・ジャンプ・リープ(下半身)
スキージャンプ・飛び込み・ウエイトリフティング・バレーボール・バスケに適しています。
ボックスを2つ使用し、落下 → 垂直ジャンプ → 前方に大きくジャンプを行います。
ボックスは高さ違いのものを使ってます。
腕の振りと身体全体の伸びを使って一瞬で最大のパワーを出力します。
足首と膝を曲げ着地し衝撃を和らげます。
7・ボックス・スキップ(下半身)
30㎝程度のボックスを3m間隔で2つ並べます。
最初のボックスから2m程度下がったところからスキップしながら飛び乗り、勢いを加速させています。
後方の足で地面を強く蹴り、腰の位置を出来るだけ高く保ちます。
腕のブロックも効かせ膝も引き上げています。
空中の姿勢はスーパーマリオがジャンプしてる感じ。
8・ボックス・バウンド(下半身)
これも30㎝程度のボックスを2つ使い、3m間隔に置きます。
ダッシュしひとつ目のボックスにジャンプして飛び乗り
9・シングルレッグ・ラテラル・ホップ(下半身)
ハードルを等間隔に並べ、横向きとなり片足でケンケンしています。
往復する時に間を空けずテンポ良く。
10・シングルレッグダイアゴナル・ジャンプ(下半身)
縦一列にコーンを並べて、片足となりジグザグでジャンプしています。
11・垂直スウィング(体幹)
ウェイトリフティング・ノルディックスキー・レスリング・バレーボールに効果的です。
両手でダンベルやメディシンボールを握り、開いた両足の中に肘を降ろして立ちます。
ダンベルを真上に抱え上げるとともにジャンプし、着地と同時にスタート位置に戻します。
負荷がかなり高いしなにより危ないトレーニングです。
12・レッグ・トス(体幹)
飛び込み・アメフト・体操等キックを行う全てのスポーツに効果的です。
足が地面スレスレの高さになるようにして鉄棒や懸垂バーにぶら下がります。
パートナーがメディシンボールを転がし、両足で掴んで体幹の力で放り投げます。
見てると簡単に映りますが体幹弱いと出来ないでしょうね。
13・メディシンボールスクープ・トス(体幹)
ショベル・トスのより強度版。
ハーフスクワットの姿勢を取り、メディシンボールを抱えます。
腕を伸ばし顔を上げて背中を真っ直ぐにし、腰を前方に突き出しながら肩を引き上げます。
ボールを掬い上げながら身体もボールも最大の高さまで加速させます。
落ちてきたボールをバウンドさせ拾って繰り返します。
単純なメニューですが、一瞬の爆発力が凄くつきそうです。
2㌔のメディシンボールなら自宅にありますので、体育館で生徒たちと放り投げてみようかな。
14・連続ホップからのオーバーヘッド・スロー(体幹)
両足の間にボールを挟み、ハーフスクワットの姿勢から、腕を伸ばし顔を上に向け背中を伸ばします。
前方に1,2mジャンプし着地する時、腰は足の上か少し後ろになるようにします。
カエル飛びのような感じで前にピョンピョン飛び、最後は背筋の力を使って後方に思いっきり投げています。
15・連続ホップからのアンダーハンド・トス(体幹)
短距離走・走り高跳び・走り幅跳び・三段跳び・アメフト・バレーボール等の素早い動作が必要な競技に効果的。
腰の下にボールを構え、顔を起こし背中は真っ直ぐにします。
ハーフスクワットの姿勢から後方にピョンピョン跳ね、前方にアンダーハンド・トスしてます。
地面とは短い接地時間で行い爆発的パワーを鍛えています。
16・ヘビーバッグストローク(上半身)
テニスのストロークをシュミレートしていて野球・円盤投げ・アメフトにも応用出来ます。
肩幅大のスタンスでバッグの横に立ち、効き手で後ろから押し込む感じです。
腕は真っ直ぐの状態で腰から捻り遠くへ押しやります。
戻ってきたら前腕の内側で巻き込むようにキャッチし繰り返します。
17・ドロップ・プッシュ(上半身)
左右に広げたボックスの中に立ち、腕立て伏せの状態にします。
ボックス上にある両手を離し、落下し肩と肘を曲げ衝撃を和らげます。
道場でやってる手技の瞬発力と理屈は一緒です。
少し違うところは、素早く腕を伸ばし腕立て伏せを行っているところ。
瞬間的に身体を立て直すパワーを養成しています。
18・メディシンボールオーバーヘッド・スロー(上半身)
両足に均等に体重をかけて構えます。
膝を曲げ腰を突き出し胴体の素早い動きでボールを投げフォロースルー。この時、身体が地面から浮くくらい一瞬で力を爆発させます。
サッカーのスローインです。
19・キャッチ・アンドオーバーヘッド・スロー(上半身)
膝立ちの状態でメディシンボールを両手でスローインの要領でキャッチボール。
キャッチしたら胴体の鞭打ち動作で直ぐに返します。
受ける動作と投げる動作を同じにすることで、安全性と高い効果が期待できます。
またフォロースルーは腰から曲げています。
12週間のプラグラムで構成されていて、第1週から3週にかけては基礎的プログラムを。
4週から8週にかけては基礎メニューを減らし、パワー養成エクササイズに移行します。
この段階で自身が行うスポーツに特化したメニューをプログラムに組み込んでいきます。
例えば垂直飛びの高さを向上させたいバレーやバスケ選手なら、下半身のパワー養成を取り入れます。
空手ですとニータック・ジャンプ、アングル・ホップ、ラテラル・ステア・バウンドなんかが良さげです。
そして9週目から12週にかけては高い強度のエクササイズに取り組みます。
ダブル・シザーズ・ジャンプ、クイック・リープ、ボックス・バウンド等がジャンプのための爆発的パワーの増進に役立ちます。
週に2回のプライオ系トレを行い、少なくとも間に1日の休養日を設定することがパフォーマンスを上げるには必須です。
筋肉と靭帯、腱の回復のためにも休ませることが重要なようです。
筋力とフィットネスのレベルに応じたエクササイズを5回~10回の反復を2セット。
安全で確実に高度なレベルに達するには積み重ねが肝心ですね。
ますますプライオボックスを導入したくなりました。
こんにちは!
2本目は中程度の強度です。
これも下半身・体幹・上半身のトレーニングが紹介されています。
1・ニータック・ジャンプ(下半身)
平行立ちの状態から手のひらを胸の高さに下向きで置き、ジャンプして膝タッチします。
ハーフスクワットの姿勢まで下がるのがポイント。
地面への接地時間を短く連続飛びします。
抱え込みジャンプです。
2・シザーズ・ジャンプ(下半身)
前屈立ちの姿勢を取り空中で足を前後に入れ替えます。
腕のブロッキングを使い出来る限り高く飛びます。
ジャンプの高さと足のスピードが重要です。
3・ラテラル・ステアバウンド(下半身)
階段で行うドリルです。
階段に対して肩を真横に向けたハーフスクワットの状態でスタートします。
始めに体重は階段の上側の足にかけ、反対の足を浮かせます。
下側の足を、もうひとつ下に着地したあと素早く前側の足を大きく前方へジャンプします。
コーナー際で反対側にフェイントするような動作です。
4・交互レッグバウンド(下半身)
足と腰の爆発的なパワーを養うエクササイズです。
後方の足で地面を突き放して出来るだけ高く遠くへ着地出来るよう膝を前・上方向に引き上げます。
接地時間を短く出来るよう、つま先を持ち上げ足首を固定します。
右・左の繰り返しや、右・右・左といったようにバリエーション豊富です。
5・アングル・ホップ(下半身)
マルチアングルホップなるアイテムを使ったエクササイズです。
アルペンスキー・テニス・アメフト等に効果があるようです。
両足首を揃えて凹凸の形状をしたマルチアングルホップの上をクイックで横ジャンプしています。
アルペンスキーのちょんちょんしてるアレです。
6・シングル・レッグ前進ホップ(下半身)
マイクロハードルを等間隔に並べ、片足を上げた姿勢で地面に設置した方の足だけでジャンプ。
腰は伸ばし、爪先・膝・踵の回転運動でハードルをジャンプします。
足裏全体で着地し股関節と膝で衝撃を吸収します。
7・バー・ツイスト(体幹)
アメフト・野球・ソフトボール・ゴルフ・陸上競技に効果を発揮します。
直立姿勢でバーを肩に担ぎバーの中心から離れた位置を両手で握ります。
やや広めの平行立ちを取り膝を緩めます。
胴体が完全に回る前に逆方向に捻ります。
軸で旋回するイメージ。
8・ツイスト・トス(体幹)
ペアでメディシンボールを使ったツイストトス。
スローイングとスイングに有効です。
身体の横に腰の高さでボールを構え膝を曲げたまま肩幅よりわずかに広く構えます。
ボールを投げる方向とは逆に素早く胴体を捻ります。
次に捻りの動作を止め、素早く逆回転でパスします。
体幹を使って投げる動作の素早い切り返しで軸を強化しています。
9・メディシンボールスクープ・スロー(体幹)
スクワットの姿勢で腕を伸ばし頭を上げ背中も伸ばします。
腰を前に突き出し肩を後方に引きボールを後ろへ放り投げます。
思いっきり放り投げることで一瞬の爆発力をつけます。
「おおきなかぶ」を引っこ抜いてるイメージ。
10・フロアー・キップ(体幹)
体操競技・レスリング・ウエイトリフティング・飛び込みに高い効果が期待出来ます。
足を揃えて腰を下ろし後ろ周りをするように頭の後方へ足を引き上げます。
同時に手の平を下に向け頭の両サイドに置きます。
足を上。素早く前に押し込み立ち上がります。
腰と腕を前に伸ばし膝を曲げて足が真下にくるように着地に備え、最後はフルスクワットの姿勢を取ります。
11・水平スウィング(体幹)
ダンベルを使って胴体のパワーを強化します。
野球・ゴルフ・ホッケー・アメフト・水泳・砲丸投げ・円盤・ハンマー投げに有効です。
ダンベルのグリップ部を両手で握り胸の高さで腕を前方に出します。
膝を軽く曲げ左右にスウィングします。
完全に捻ったら身体をストップさせ反対方向へ。
胴体や腕同様に肩や胸も動かします。
12・シットアップ・スロー(上半身)
ペア相手と向かい合って座り足を絡めます。
メディシンボールを腹筋しながらパスしています。
ボールをキャッチする時に腹筋を使って抵抗します。
強度を上げるにはボールを高く投げるとかなり腹筋に効きそうですね。
13・アーム・スウィング(上半身)
腕は身体の脇におき両手にそれぞれダンベルを持ちます。
頭は真っ直ぐにし一方の手を頭の高さまでスウィングし、もう一方は身体の後ろへスウィングします。
可動域限界の手前で止め、逆に振ります。
14・ヘビーバッグスラスト(上半身)
ボクサーが使うような、ロープで吊るしたパンチングバッグが必要で、円盤投げ・砲丸投げ・アメフト・バスケのトレーニングに向いています。
両足を前後に開いてパンチングバッグの横に立ちます。
胸の高さでバッグを支え脇を締めて肘を畳みます。
足を踏ん張り主に胴体を使ってバッグを素早く前方へ突き放ちます。
胴・腕・肩の筋肉でその勢いを止めます。
このエクササイズの間は同じ姿勢を取ることを意識しないといけないようです。
子供が乗ったブランコを後ろから押してあげてるアレに近いです。
15・メディシンボールチェスト・プッシュ(上半身)
胸を張り腰を高く後方に引いた姿勢から始めます。
胸より少し下の高さでボールを両手で持ち肩を前に出し肘は脇腹にくっつけます。
前傾姿勢の膝立ちからボールを勢いよく前方に地面と平行になるようにパス。
投げた後は腕立て伏せの姿勢になります。
16・メディシンボールオーバーヘッド・スロー(上半身)
足首を伸ばし膝立ちの姿勢を取ります。
サッカーのスローインのような感じでボールを両手に取り頭上からパス。
上半身はむち打ちの動き、そして腰を曲げる動作へと続きます。
腕はリラックスし肘は常に曲げておきます。
胸でリードし肘・手首の順に動かします。
初めて知るトレーニングアイテムがいくつか出てきました。
メディシンボールなんかも屋外でないと思い切りスロー出来ませんので、身体ひとつで出来る下半身メニューは取り入れやすいと感じました。
階段で行うラテラルステアバウンドなんか瞬発力つきそうな感じですね。
知らないことばかりで勉強になります。
使えそうなのは取り入れていきたいな。
いつもありがとうございます!
組手競技に必要なスキルとして瞬発力と反射神経が挙げられます。
これまで道場ではSAQトレーニングやコーディネーショントレーニングを中心に取り入れてきましたがプライオ系は勉強してきませんでした。
今の生徒たちに必要な能力、一瞬で間合いを詰める瞬発力が欲しいと感じていていろいろと調べこのDVDにたどり着きました。
プライオメトリクスとは、筋力を爆発的瞬発力に結びつけるエクササイズです。
どんなスポーツでも、体軸の強さ・瞬発力・反射神経は共通して必要なスキルと言えるはず。
しっかり勉強して、生徒達の運動神経を底上げしてあげたいと思います。
このDVDでは40分ちょいの収録時間の中で、軽い強度から中程度、強い強度と順にストレッチからエクササイズと紹介されています。
ほとんどの運動は腰と足から始まり、身体の中心そして肩・胸へと続きます。
プライオ系トレもこのパワーチェインと呼ばれるこの運動の原理に従い、
1・下半身
2・体 幹
3・上半身
に分かれます。
下半身・体幹・上半身のドリルが軽・中・強の3段階に分けて紹介されています。
本日は軽強度の基礎的ドリルの紹介です。
1・ポゴ(下半身)
左右の肩を後ろに引いた姿勢を取り、身体全体を真っ直ぐに伸ばし膝の曲げ伸ばしを控え足首だけでその場でジャンプします。
つま先を上に上げた状態で足首だけで真上に飛ぶのがポイント。
この姿勢によりバネのある踏切を行えるようになります。
2・スクワットジャンプ(下半身)
足と腰のパワーを増進させるスクワットジャンプ。
1回ごとに最高の高さを目指すことが重要なポイントです。
肩幅程度に足を開き、両手を頭の後ろに組み合わせます。
ハーフスクワットの姿勢までしゃがみ出来るだけ高く瞬発的に飛び上がります。
股関節・膝関節・足関節を素早く伸ばします。
3・ボックスジャンプ(下半身)
自分の腕の長さから離れて開始します。
最初は腕を後ろに構えたハーフスクワットからのジャンプです。
カウンタームーブメントジャンプは直立姿勢から一旦沈み込みハーフスクワットから素早くジャンプする方法。
他にもヨーイドンの姿勢から始めるジャンプなんかも。
前膝を曲げ体重をかけ、後方の足を素早く引きつけてジャンプしています。
最後は横方向へステップして踏み切るジャンプです。
まず踏切位置から1歩真横に立ちます。
外側の足で地面を強く蹴り、内側の足に揃え踏切位置にジャンプ移動します。
そこから間髪入れずボックスジャンプ。
ボックスジャンプを飛ぶ時のフォームは、いずれの姿勢も股関節と膝を素早く伸ばし腕のブロッキングを使って地面を強く蹴ります。
そして膝をそっと曲げ、ボックス上に静かに着地します。
今一番ほしいアイテム。
保管場所の確保が出来たら是非道場に導入したいです。
4・プランシング(下半身)
バウンディングの導入段階のエクササイズで、両足のジャンプで身体を水平方向に移動させます。
両足同時に踏切、両足同時に着地しています。
腰を前に押し出し、後ろにあった足を前へ押し出す感じでジャンプします。
スキップしてる感じかな。
ただ足首はつま先を上げた状態を維持します。
5・ギャロッピング(下半身)
言葉に表すのが難しい、、
足を前後に開いた姿勢からスタートします。
足首を固定したまま後ろの足で着地し、前足で地面を押し出すようなバネのあるジャンプをしています。
前足でリードし後ろ足を引きつけるイメージです。
後方の足が前に寄せた瞬間に前足を大きく前方に踏み込んでいます。
後方の足の膝と足首の強く素早い伸びにより遠くへ身体を放り出すように行います。
前方の足は軽く回転するような感じで後方の足を補助しています。
ケガした足をジャンプしながら引きずっている感じです。
6・ファーストスキッピング(下半身)
足の素早い大きな動きを養成します。
スプリントやジャンプの力を強化し爆発的な瞬発力を向上させるエクササイズです。
片足を前に出しリラックスした姿勢でスタートします。
滞空時間が短くなるよう、地面すれすれにスキップすることがポイントです。
また運足は、右・右・左・左の連続動作です。
前方の足のつま先は常に引き上げ踵をしっかりとお尻に引きつけます。
太腿を最大限に伸ばし、引き上げる動きを心がけます。
7・ホップ前進(下半身)
止まった姿勢からハードルをジャンプするドリル。
足と股関節回りのパワーとスピードを高めます。
先に述べたカウンタームーブメントジャンプを等間隔に並べたハードルで行っています。
垂直に高く飛べるように腰と足を伸ばしてジャンプし、つま先と膝を抱え込み踵を上に引きつけます。
着地したら素早く踏み切って飛び同じ動きを連続で行います。
ジャンプの高さと距離の追求はもちろんですが、そのために素早い動きを行うことが重要です。
8・メディシンボールオーバー・アンド・アンダー(体幹)
両足を肩幅に広げペア相手と背中合わせに立ちます。
頭上でメディシンボールをパス、ボールを受け取ったら股下からまた相手にパスします。
軸の強化と体幹を鍛えています。
田中家には2㌔のメディシンボールがひとつあります。
9・メディシンボールツイスト(体幹)
ペア相手と背中合わせで立ちます。
今度は腰を左右に切り替えしながらボールをパス。
このエクササイズでは身体をしなやかに動かすことが大切ですが、足はしっかりと地面につけておきます。
身体を半回転して受け渡ししますので腰がくびれそうです。
8、9はペア相手が居なくても自宅の壁にタッチすることで可能ですね。
10・メディシンボールショベル・トス(体幹)
爆発的に飛び出す力を高めるドリルです。
膝立ちの姿勢でボールを床につけ、胸を張り腰は高く後方に引いておき肩はボールより前です。
身体全体ですくい上げる、または放るように投げます。
スロー後は腕立て伏せの姿勢で身体を支えます。
ポイントは股関節を完全に伸ばすとのこと。
自宅ではとても出来ないエクササイズです。
11・メディシンボールチェスト・パス(上半身)
上半身を強化しバスケ・レスリング・アメフトに効果的なようです。
ペア相手と向かい合い膝立ちの状態となり、互いに胸めがけてパスしあっています。
キャッチする時は肘を曲げてボールの勢いを吸収することがポイントです。
腕が完全に曲がる前にペア相手に押し返すことが最も重要なポイントです。
12・メディシンボールオーバーヘッド・スロー(上半身)
野球・ソフトボール・アメフト・やり投げ等に有効です。
仰向けに寝転がり両膝を立て足裏を地面にくっつけ片手にボールを持ち出来るだけ肘を曲げず腹筋の力でクランチの姿勢程度に起き上がり肩関節からスローイングしています。
両手で投げる場面もあり、サッカーのスローインみたいなのも紹介されています。
ボールを投げる動作と胸を突き出す動作により投げたあとは上体が起きています。
基礎的な内容でこれだけのことが紹介されていました。
ジャンプ系はすぐにでも取り入れることが出来そうですね。
脳神経からの伝達速度を高め、素早く身体を動かせるようにならないと組手では話になりません。
神経系はゴールデンエイジ期にある今もっとも重要なトレーニングと言えるのではないでしょうか。
1・イメージ通りに動ける(止める)身体作り「瞬発力や体幹力」
2・正しい基礎の習得「基本的な技の部分」
3・キレや極めの付加価値「上半身と下半身の使い分け等のテクニック面」
勉強すればするほど必要なことが見えて来て、2時間では足りなくなってきました。
こんにちは!
今日は、一粒万倍日・天赦日・大安と縁起の良い日が重なっています。
何もしないのも何だかアレなんでブログをひとつUPすることにしました。
今年度中に道場生が20名超えれば良いなと思ってましたが既に19名です。
今朝、感謝の気持ちをいつもの倍込めて神棚のお供えを交換し出社しました。
ご存じの方も多くいらっしゃるかと思いますがSAQとは、
S:Speed(スピード)
A:Ajility(アジリティ)
Q:Quickness(クイックネス)
の頭文字をとったもの。
スポーツにおけるスピードをこれら3つの要素に分類しトレーニングを行うことから、この名称が使われるようになりました。
書籍についているDVDの収録時間は約15分。
SAQ以外にも、プリパレーションタイム(準備運動)とプライオメトリクスの紹介も含まれています。
プライオメトリクスとは、爆発的パワーを発揮するためのトレーニングとのこと。
この書籍を手にするまで、気にかけたこともありませんでしたが紹介されている内容は、道場のアップやラダーで行っているものばかりでした。
結果的に間違ってなかったんだな。
限られた時間で稽古していますのでムダを排除し、理にかなったトレーニングを継続して行わないと沢山稽古している道場には勝てません。
空手のスキルアップに繋がることは貪欲に勉強を重ねないといけませんね。
プリパレーションタイムに関するドリルが20種類、
プライオメトリクスのドリルは6種類収録されています。
SAQにおけるスピードとは ”重心移動の速さ"
前方向だけでなく、横や斜め全ての方向へ重心移動が該当します。
当然組手競技でも素早くバックステップで間合いを切ったり、横や斜めから攻撃を仕掛けますのでスピードは必須です。
ラダー・ハードルを使ったドリルが9種類紹介されています。
アジリティは、運動時に身体をコントロールする能力を指します。
バランスを崩されそうになっても、咄嗟の判断で体勢を整えないと失点してしまうのでこのスキルも必要です。
ラダー・ハードル・マーカー・イレギュラーボールを使ったドリルが19種類紹介されています。
クイックネスは、刺激に反応して速く動き出す能力のこと。
動き出す瞬間の判断や、そこから数歩の動きはクイックネスが該当します。
スティックラダーと使った、ダッシュ系のドリルが8種類。
どれも組手競技に必要なことばかりですね。
やはり動画で実際の動きを観た方が理解しやすいです。
書籍では体幹トレーニングも3種類。
最近道場で取り入れている、バランスディスクを使った体幹トレーニングでした。
効率的にレベルアップを図るには、より不安定な状態を作って負荷を高めることは理にかなっていると言えます。
こんにちは!
今から7年程前、近くの本屋さんで購入したDVD付の書籍です。
とにかく身体が固く、ケガが絶えないこともありストレッチ系の本を読み漁っていた時期でした。
空手道に特化した松久ストレッチDVDに出会うまでは、よく参考にしていました。
DVDの方は、肩関節と股関節の可動域を上げる紹介、振る・蹴る・跳ぶ・走る等の動作別 関節&体幹トレーニングが50分近く解説付きで収録されていて、まずまずのボリュームです。
伸ばす動作も「フラミンゴ」「カエル」「アザラシ」のように動物の名前に例えてますので、覚えやすく子供向けと言えます。
カタチと名前が一致しやすいので、道場で導入するには丁度良いかな。
本の方では、柔軟性のチェック方法や、競技毎に必要な可動域の紹介、コラムなんかも読みごたえがあります。
写真も非常に多く取り入れていますので理解しやすい内容になっていると思います。
難しい用語や説明も無く、始めに読むにはあっさりしていて丁度良いんじゃないでしょうか。
肩関節(肩甲骨)が柔らかいと、組手競技では長い突きを飛ばすことが出来ますので有利に働きますし、形競技では、股関節の可動域が狭いと、蹴り足も上がりませんし四股立ちの美しさが損なわれてしまいます。
何よりもケガしてしまったら空手どころでは無くなってしまうので、日頃からウォーミングアップとクールダウンで身体のケアは必要ですね。