ブログ
2026年1月17日 (土)道場稽古174
震災から31年が経ちました。
早朝、部屋で寝ていた私のお腹の上に高く積み上げた週刊ゴング(プロレス雑誌)が見事に直撃。
揺れに揺れたことを今でも鮮明に覚えています。
しばらくして会社に電話を入れたら繋がるではありませんか!
急いでバイクで会社に向かいましたが、道路のあちこちで亀裂が入ったりマンホールから水が噴水のように噴き出したりする始末。
当時は余震にも敏感に反応したりしてました。
発生時刻ではありませんが、私も自宅で黙とうを捧げました。
-バンビクラス-
01・ウォーミングアップ
02・体幹トレ
03・固定式基本
04・移動式基本
05・形
-モンキークラス-
06・ルーティーントレ
07・体幹トレ
08・移動式基本
09・形
10・組手
バンビクラス
【ウォーミングアップ】
何だか少しずつみんなの動きが上がってきたように感じる。
仰向け(うつ伏せ)ダッシュひとつを取っても反応が速くなってる。
これは嬉しい!
ケンケンやジャンプ系もこの調子で続けて、下半身強化していきたいなと思います。
瞬発力とバネが身につきますように!
【体幹トレーニング】
プランク・V字プランク・バックフルアップで336分経過しました。
お手本見せながらフォームを正しながら。
合間で残り時間をコールし、そこからさらに粘る意識つけ。
歯を食いしばってましたね!
ええ感じ。
【固定式基本】
説明をゆっくりと丁寧目に時間をかけています。
理解が深まったかな。
その後の揚げ受けと基立ちに違いが出て来ました。
まだまだ手技の方に意識が働きますので引き手が疎かになりがちですが、根気強く指導していく以外にありません。
生徒達に伝えましたが私が説明をしてる時にどういった姿勢(態度)で聞いているか。
ここで差が明確に開きます。
・違うところ見てる
・道着や帯を触ってる
・両手でもじもじしてる
ここから抜け出せないうちは、上達しません。
ホントにこれは自分次第。
なるべく、説明が長くならないように気をつけていますがしっかり集中することね。
”直立不動で立ち指導者の眼を見て話を聞く姿勢”
これが普段から出来る子はグングン伸びる。
聞く姿勢が出来ていれば頭に入りますので忘れません。
自主練や次の土曜練でも、自分で正せますから。
【移動式基本】
久々の移動式。
これは前回の形練で修正が必要と感じたため取り入れました。
基立ちと四股立ちでした。
途中、軸足の膝を床につけ長さの確認です。
基立ちの移動式基本で大事なことを記しておきたいと思います。
1・常に同じ長さ・幅で移動する
2・寄せ足はしない
3・足で雑巾がけしながら
4・ドンっ!と音を立てない
5・運足は半円を描く
”四股立ち移動基本”
1・縦に一直線上に移動する
2・後ろ足を横から動かさない
3・後ろ足が前足にぶつかる直前に足の向きを変える
4・足で雑巾がけしながら
5・移動中は膝を一切緩めない
【形】
3つのグループに分かれての形練でした。
四の形・十二の形・平安二段
まずこの3つをすらすらと打てるようになること。
これが春の審査の目安です。
前屈立ちと四股立ちが曖昧な部分のあったり、
演武線の角度がマズかったり、
前屈立ちが浅かったり、
まだまだ修正が必要ですが、先週より良くなってきてると感じました。
今年に入り、割と厳しく指導してますがこれも愛あってのこと。
春の審査みんなで受けたいと思ってますので、一生懸命頑張ってね!
モンキークラス
【ルーティーントレーニング】
拳立てからスタート。
少なくとも自重を拳で支えられるように。
出来なかった子がいてましたが、脇を締めてみて。
もうひとつはインアウト。
自分の出せる出力全開で20秒。
ラスト5秒でさらに加速。
限界超えたところから始めて地力がつくよ。
何事も全力で!
フルパワー、フルスピード全開で挑もう!
【体幹トレーニング】
今日もキツいのを3つ。
足刀蹴り・レッグレイズ・2ポイントプランク
強烈な2ポイントプランク。
ガクガク震えてましたね!
まだまだ軸が弱いのを思い知ったんじゃないかな。
形って重心がどちらかに偏ると一気に見栄えが落ちてしまいます。
如何に軸を真っ直ぐに保てるか。
やればやっただけ地力がつきます。
生まれたての小鹿のようにプルプル震えてた子、自主練メニューに加えてみて。
これで472分経過しました。
【移動式基本】
2部生も移動基本でした。
稽古前の小話でも伝えましたが、審査は競技空手とは全く異なります。
スピードやキレは必要なく、基本に忠実に技や立ち方が理解出来ているかを審査しています。
競技とは違いますので、ある意味でごまかしが効きません。
どれだけ基本を正確に理解出来ているか。
見ればすぐ分かります。
・腰の締め
・手足の連動
・正確なスタンス
・軸の位置
何度も何度も数をこなし頭と身体に染み込ます以外にありません。
どうすれば良いのか道に迷った時、基本に立ち返ってほしい。
その意味を込めての移動基本でした。
固定式基本と移動式基本。
この2つをやってやってやりまくって上達してね。
もうひとつ言えば今年6年生になる生徒たちは、自分の言葉で説明出来るようになってくれれば。
言語化出来れば、下級生に自分の技術を伝える機会があった時大いに役立ちます。
後輩から憧れられるようなカッコいい先輩になってね!
【形】
道場指導形に始まり基本形、指定形へと打ち込みました。
打てない形は見取り稽古。
打てないままで終わらせないよう、途中まででも良いのでチャレンジしてほしいかな。
分からなかったら聞く。
聞いて自主練する。
これを怠ると『やる』生徒に離されます。
やらないと覚えないし、技術も上がらない。
ここから先は自分次第!
【組手】
重たい荷物引きずって打込みとチューブトレするつもりでした。
時間配分が形練に偏ってしまいチューブは断念することに。
ちょっと気になってな刻み突きの入り方。
距離が出ないのを修正したく、ここに焦点を当てました。
2ステップの入り。
前足だけだと距離が出なかったりなので、後ろ足を半歩だけ寄せ前足を使う入り方。
もうひとつは両足でステップインして入る刻み突き。
これを3列に分かれてミット打込みでした。
自分にあった入り方、
しっくりする方、
取捨選択したら良いよ。
スピードと距離を出すことがテーマ。
少ししか時間が取れなかったから次回は、
横移動基本
受け突き連動させた移動基本
組手チューブ
形練削ってこれでいきます。
(打てない形がある人は小休止時間に自ら教わりに来てください)
2026年1月15日 (木) 夜練99 @大原中学校
こんにちは!
2026年1発目の夜練。
夜練は実に1ヵ月ぶりとなりました。
凍てつく寒さの中いつものメンバーと2026年の夜練をスタートしました。
1・体幹トレ
2・組手
【体幹トレーニング】
夜の体育館は底冷えするし、じっとしてられませんので片足ジャンプを3分間。
これで297分経過しました。
いよいよ次回で大台300分に到達。
夜練始めて100回目だ。
【組手】
寒いし身体を動かしてないと。
予定してる1月の夜練は全部組手でいこうかなと思ってます。
まずはステップを多めに。
前進と後退を繰り返しました。
しっかり動いて心肺機能を高めていないと、試合中息切れしてしまうのでね。
次に行ったのは寄せ足。
相手を追いかける時、相手から間を切る時に使うステップワークです。
5人だけでしたが2列に分かれて、ちょい休憩挟めるようにしてました。
身体が温まってきだしたところで、この日は突き技の勉強会でした。
中段フェイントで相手の意識を下に向かせて、刻み突きで取る練習でした。
単発でやっても効果が薄く、「仕掛け」があるからこそ極まる入り方。
技に入る過程を学ぶ必要がありました。
圧倒的なスピードと反射神経が無いと、大会で勝ち上がることは困難です。
頭を使った組立が必要という訳。
相手にホンマに来るっ!って思わせないとフェイントが成立しません。
そこに行くまでの過程は創意工夫して、オリジナルの技を編み出してほしいと思います。
次は『逆逆』
逆突き上段の連打となる技。
この日教えたのは、1発目は相手の前手を潰して逆突きする入り方。
松久 功先生のDVDから知り得た入り方でした。
少しアレンジしたのは2つ目。
自分の奥手で相手の前手の上に差し出し蓋をし、
後ろ足を前方に踏み込み(この時スイッチしてる)、前手だった手で逆上を極める技。
この時、相手の外を取りながら正中線を外します。
正中線を外すことで危険を回避出来ますし、背中側に回ることで相手は反撃がしにくくなります。
合い構えには有効な入り方といえます。
細かいことですが、2本目の逆上を極める瞬間に小指を上に向けて突くと、肩甲骨が開きますので飛距離が伸びます。
フィニッシュのカタチは松濤館流の山突きのイメージ。
3つ目の技は逆突きの応用で3連打。
通常のワンツーから3つ目はスイッチしながらの逆突き。
これもスリーのタイミングでスイッチと身体をズラしながら(突き手だけ正中線上に残す)、小指を上に向け突いています。
まだ道場でやってなかった入り方だったと思います。
この日のテーマは、
・仕掛けの意識
・技のバリエーション
相手の意表をついたり相手が嫌がることを仕掛けとして撒いておけば、狙っている技が極まりやすくなるよってことを伝えたかった練習会でした。
この日の夜練は僅か5名と少人数だったし、急ぎ足にならずじっくりと理解度を測りながら進めました。
2026年1月10日 (土)道場稽古173(稽古始め)
こんにちは!
稽古修めから3週間が経ちました。
バンビもモンキーもやりたいメニューがありましたが、結局のところ久々だし基本や形のおさらいに立ち返った内容となりました。
今年から寒稽古が無くなり、年に1度その時にだけ使っていた会派の帯を稽古始めの今日締めることに。
それも出発する寸前にわざわざ戻って締め直しました。
年に一度の恒例の儀式っていうやつでしょうか。
-バンビクラス-
1・ウォーミングアップ
2・体幹トレ
3・固定式基本
4・形
5・組手
-モンキークラス-
6・ルーティーントレ
7・体幹トレ
8・形
9・組手
バンビクラス
【ウォーミングアップ】
身体を支える筋力がしっかりつくようにケンケンやジャンプ系を数多く取り入れています。
俊敏性がものを言う競技ですので動ける身体作り、土台作りしながらグーパー・ラテラルなんかの神経系トレで運動神経を高めます。
【体幹トレーニング】
片足バランスを左右で行い、もう一つはプランク。
お水が入ったコップをこぼさないイメージで体幹してみると軸が強くなるよ。
これで333分経過しました。
【固定式基本】
基立ちと四股立ちの作り方をおさらいです。
自分で立ち方の確認が出来るようになればグッド。
嫌でも頭に入るくらい毎回同じ説明をして頭で理解を促します。
2部の生徒たちも、頭と身体で技や立ち方を学んできました。
審査会の場で、他支部の先生からの質問に正解を答えられる姿を観ていると、ちゃんと身についてるんだと感じます。
バンビクラスは基礎の基礎をしっかり吸収する場ですので、丸暗記出来るよう言葉とカタチを見せながら繰り返し稽古していきたいと思います。
【形】
全員で四の形と十ニの形でした。
基立ちの弱さと不要な送り足が気になりましたので、次回移動基本を挟みたいと思います。
稽古の中でも伝えましたが、バンビ生も審査用紙を渡すようにしています。
目安は四の形、十ニの形、平安二段が自信を持って打てること。
形があやふやな状態では用紙を配布することはありませんので、まず順番をしっかり覚えるように稽古を頑張ってほしいと思います。
自信を持って打てるようになれば次のステップに移ります。
演武線や立ち方の姿勢、技の出し方等の細かい部分の修正です。
春の審査受審を目指して一回いっかいの稽古を集中して頑張ってね!
【組手】
昨年12月にバンビ空手の時間にメスを入れたことで毎回30分組手練出来るようになりました。
この日もステップの練習からスタート。
これも繰り返し繰り返し身体に染み込ますしかありません。
構えは自分を守るため。
横や足元に目線をやらないのは、相手の攻撃に反応出来ないから。
腰を落としてステップするのは、ヨーイドンで技を出せるから。
構えた手を降ろしてはいけないので手は疲れてくるし、
腰を上げてはいけないので筋力が足りないバンビ生には足も疲れてくると思います。
でもしんどいことでも正しく続けないと、身体は強くならないし上達はありません。
なのでやる以外に選択肢はありません。
次は少し離れた距離で向かい合っての刻み突き。
下半身強化とも言えるフットワークの練習と違い、実際に突きや蹴りの練習は楽しい時間だと思います。
刻み突きと中段突きまで進んだら、ミットに向かって打ち込み開始かな。
バンビの組手練これからが楽しみです。
ワイワイ楽しみながら組手も頑張ってほしいと思います。
-モンキークラス-
【ルーティーントレーニング】
一発目は拳立てとインアウトでした。
拳立ては1自重で10秒間踏ん張り、インアウトは20秒間を1セット。
残り5秒でさらにスピードを加速です。
自分で自分を追い込めるように!
【体幹トレーニング】
片足逆突き(左右)・2ポイントプランクで469分経過しました。
2ポイント姿勢が崩れてる生徒がいた。
何の為にやるトレーニングか。
もう一度意味を自分に問いかけ3分間取組んでほしいと思います。
不安定な中で軸を強化するためにやってるので特に姿勢に注意しないと。
片側に身体を傾けてるようでは効果が無いよ。
【形】
一発目は全員で形練!
四の形
十二の形
平安二段
平安初段
平安三段
平安五段
平安四段
バッサイ大
セイエンチン
ニーパイポ
確かこの順で形を打ちました。
打てない形があれば見取り稽古。
白帯生も混ざってますが、試合や審査で「今」必要の無い三段や四段を覚えてきている生徒も。
覚えさえすれば形練も充実しますので覚えたもん勝ちです。
そういえば数年前、緑帯の審査に向け月次計画を立て平安の形を集中して覚えることやってたな。
【組手】
2部生もステップを多めに。
通常のフットワークに加え、相手を追い込む時に使う寄せ足と逆に距離を離す時に使うバックステップに時間を割きました。
強度の高いステップ練を数をこなすことで心肺機能を高めていきます。
これもやらないと動きにキレもついてこないし、上達も無く体力もつきません。
技と一緒で数がものを言います。
その後2列に向かい合ってブザーに反応し、刻み突きと中段突きのおさらいに入りました。
次はグルグル相手をかえながらのペア練。
左右の上段と中段にパッパと手を出したところに順突き。
慣れてきたところで逆突きにチェンジ。
突きのあとは蹴り練。
後ろ足をクイックで寄せての刻み蹴りと裏回し。
これは5本全速力で。
蹴ったあと如何に速く元の姿勢に戻り、また蹴り込めるか。
速く動く習慣・意識を植え付ける練習内容でした。
身体の枠の中で膝を掻い込み、フォームは小指を上に向けるように。
裏回しは踵を相手に向けるようにしてね。
リズムとスピード感を要する練習メニューでした。
とにかく全力で "スピーディー" に動く練習でした。
初っ端ですし基礎的なことに終始しました。
今後の夜練は少し内容に拘って進めたいと考えています。
頭を使った練習に入っていきますので、疲れるかも知れませんが1月しっかりやり切ろう!
2026年1月10日 (土)凧揚げ大会!
こんにちは!
毎年稽古始めの日に凧あげ大会。
今年で3年目かな?
スタートの1時間前には到着しましたが、準備がほぼ完了していました。
教室からグラウンドまでテーブルを運んだりといったチカラ仕事がありますので、運ぶ気マンマンでしたがスタンバイ完了でした、、
去年は巨大な雪だるまがグラウンドの至るところに転がってましたが今回はなし。
なんならちょっと暖かいくらいでした。
私の役割は、高く飛んだ凧賞とイケてる凧賞探し。
約30分程だったかな、グラウンド中を走りまわる子供達を審査。
Yちゃんしっかりとイケてる凧賞をゲットしてましたw
途中、からまった糸を解きまくりでしたが。
道場から10名近く生徒が来てくれていて稽古修めから3週間ぶりの再会でした。
凧あげの後は靴飛ばしして、最後はビンゴ大会でした。
子供達は最後の最後、ミルクティー飲みながらお菓子のお土産付きでした。
後かたずけを粛々とこなし、若干時間に余裕があったので一旦自宅へ戻ることにしました。
静岡最強の時代 『空手革命という実践』 究極の次世代型道場「泊親会清水」練習・技術・思考・実践、変革の全て‼ 3/3
Hello 2026!!
2025年最後のブログを書き上げるのに費やした時間はなんと12時間!
空っからの雑巾を絞るかの如く脳みそ使い果たし、空手はお腹いっぱいになってしまいました。
インスタで連絡もらった時に開く程度で空手からはキレイに離れて遊んでました。
年が明けて昨日、大渋滞の中ハンドル握りながら考えることと言ったら結局空手のこと。
そろそろ空手を欲してきたのか、これからのことをブツブツと独り言のように呟いていました。
「どうやって存在を知ってもらおか」
「どうやってコベカツを広めよか」
「小部中生が関心を持つにはどんなアプローチしたらええか」
「どうやったら体験教室に来てくれるかな」
「平日の夜に開くメリットとデメリットってなんやろか」
考えていくうちにアイデアが少しだけ湧いてきたので、初日としてはまずまずの手応えでした。
アナログ的なアプローチの中にSNSを上手く取り入れてみようかなと考えています。
書いては消し書いては消しの繰り返しですが、新しいことを始める時のワクワク感を感じています。
今、何を仕込むか・どのタイミングで勝負するか・数年後にどうありたいか。
先々のことを戦略的に思考することにこの上ない喜びを感じるタイプだと思います。
2026年もどうぞよろしくお願いいたします。
07・反応と攻撃(4人1組)
08・タッチパンチ(反応と間合いづくり)
09・30秒間超スピード連続蹴り
10・堀川敬吾先生インタビュー
【反応と攻撃(4人1組)】
4人1組となり1人(台)が手を出した位置に3人が素早く攻撃をしかけます。
台の人も反応する側も自由に技を出し単発・連打、突き・蹴りも瞬時に出し、台が倒れた場合素早く突いて3点狙いにいくといった具合です。
もちろん3人とも、身体を柔らかく使い瞬時に動ける体勢を整えています。
この練習メニューの目的は「準備」を作ること。
台の人は前方と左右に立つ3人の選手にランダムに両手を差し出しますので、合図が出た瞬間を捉えなければいけません。
ステップであったりタメであったり、常に準備が下に下に出来上がっていなくてはいけません。
「一瞬」が遅れると、この競技では命取りになることを指導されています。
「打ち終わったら準備」では無く「打ちながら準備」とのことです。
応用練習では、台の人が間合いを操作します。
前後左右に加え斜めにも動いています。
打込み側の3人は距離をキープしながら攻撃練習。
台の人が合図した瞬間がチャンス。
そのチャンスを自分の間合いの中から攻撃する練習を行っています。
「気づきの眼」
例えばある選手。
「前後の動きには強いが横の動きには一瞬遅れるな」
台になる人は、何気に合図を出してあげるだけじゃなく、ともに稽古する仲間の強み弱みに気づきを促しています。
選手同士の声掛けを大事にするよう指導されています。
素晴らしいことです。
この練習の後のアドバイスでは、一瞬のチャンスの時こそ自分のアイデアをもっと出し対応するように指導されていました。
【タッチパンチ(反応と間合いづくり)】
ペア練です。
2人並んで整列し自分の後ろに立つ人が背中をタッチしたら振り返り、状況に合わせて瞬時に反応する練習メニューです。
タッチした瞬間、程よい距離感まで下がってあげて打たせます。
これも自由な発想です。
・近間でダッキング
・真後ろに下がる
・斜め後方に下がる
・正体で構える
・逆体で構える
・しゃがむ
これらに対し瞬時に技を選択し攻撃する練習です。
アドバイスでは、
「瞬間の間合いを大事に」
「どんな技でもしっかり」
このような声掛けがあり応用練習では、最後の技は足技で仕留めるようなことも取り入れられていました。
【30秒間超スピード連続蹴り】
これもペア練でした。
1.5メートル間隔を空け台の人が上段に拳サポを構えて立ちます。
短めの寄せ足を使いながら素早く蹴り定位置までバック。
刻み蹴り 2本
裏回し蹴り 2本
戻し蹴り 2本
このメニューをグルグルと高速で回しています。
無酸素運動なのでとにかくキツいですが、蹴りのスピードを上げる練習ですのでキツくても全力で行うことが求められています。
ただ一言「がむしゃら!」
・火事になって家から逃げ出すくらいに全力で!
・それくらいに全力でやらないと、スピードは一生つかないよ!
・キツい練習だからこそパートナーは盛り上げてあげないといけないよ!
練習に移る前の最後の一言は、
「パートナーの人が、来ると分かっていても避けられない程の裏回しが蹴れること」
「裏回しで取りに行って、取れなかった時の戻し蹴り」
「最初から "次” を狙った裏回しだと相手も怖くない」
自分で もっと もっと!と思わないと。
もっとしなやかに!
もっと速く!
疲れた時こそパートナーが声を出し盛り立てていて活気に満ち溢れた練習をしています。
道場生たちを観ていて達成感の感じられる表情をしています。
【堀川敬吾先生インタビュー】
Q1 泊親会清水道場の生徒の技術が高い理由
A1 指導する際に心がけていることは生徒に自由に考えさせアイデアを大事にしています。突き方・蹴り方・構え方・フットワークの仕方も生徒一人ひとり身体の使い方が異なるので「こうじゃなきゃいけない」のような押し付けはしません。
スーパーテクニックと呼ばれるような技は身体を自由に使った技ですので、メンタル面も含めて変に固めないのが一つの要因だと思います。
Q2 今の練習体系が求めている理想形
A2 時代じだいによって、組手スタイルは必ず変化します。自分の現役時代の練習メニューで同じものはありません。自分の時は、「突いたら前」「顔面にくらっても前」が理想のカッコ良い組手でしたが、フットワークを使い相手に打たせずに勝つようなボクシングで言うダッキングを上手く組み合わせたアウトボクシングです。5年後10年後の組手スタイルを追い求めれば今負けないと思います。今後はもっとスピードが必要になるだろうし、もっと身体を柔軟に使えないといけないと思います。
ダッキング・ウィービングにあるように膝を使った柔軟な動きを追い求めています。
昔の空手は「前に前に出て」のような横綱相撲のような組手ですが、前で取っても下がって取っても、カウンターで合わせても、斜めから入っても突きは突きで同じ1点ですので、そのためには、どこからでも取れるように自由な発想が必要です。
前でしか取れない選手ではなくこれから先、後ろでも斜めでも取れるようにならないといけないと思い、いち早く考えてやっています。
メンホーを使った練習は、蹴りは顔のどこを蹴っても3点取れるので、取り入れています。相手が読めない動き、角度に変化をつけたりといった、効果があります。
Q3 今の練習体系を発想したきっかけ
A3 一番はギリシャのタナス選手が指導に来られた時。それが衝撃的でした。それまではやはり自分も「突いたら前」でした。
タナス選手の考えは「突いたら前じゃないよ」「突いたら後ろだよ」でした。そこが入口でホントに熱心に教えてくれました。
それが世界の組手に目を向けたきっかけでした。
Q4 静岡勢が大会で良い成績を残すようになったこと
A4 実際はこの1年ですが、取り組みはその前からです。アジアや世界、タナス選手のセミナーを経験した選手がいることがきっかけで、技の柔らかさや動きを学べたこと。
また静岡県から毎年、ナショナルチームに所属する選手が出ていることも大きく、全少・全中はもちろん獲りたいですが、意識がその先の世界に目を向けている点が要因だと思います。
Q5 子供自身に考えさせる練習方法
A5 ポイントを取る過程においては一切の決めごとはありません。自分が持つ現役時の固定観念を子供達に持ってほしくないので、技やフェイント、間合いの取り方なんかも自分の考えを押しつけません。5年後10年後その子達が指導者になった時、押しつけずそうやってほしい想いがある。そうするとその先が見えてくると思います。
子供達でグループを組んで練習メニューを考えたりすることもあり、例えばメンホーを持って突撃する練習メニューでは途中止まったりする事で間合いを変化させる。これなんかも生徒達が進化させた練習メニューです。途中でジャンプしてみたりといった具合にこの方が面白いと感じて生徒達がアレンジしています。10人いれば10人の意見を出し合える、練習出来る環境を整えるようにしています。練習メニューを認めてあげる、採用してあげることで生徒達はテンションも上がるしその練習をさらに一生懸命に異常な位こなすようになります。
この繰り返しで上達の速度が上がったり身につく技や面白い技がどんどん出て来ます。
Q6 ダッキング、足の動き、サイドステップを重要視する練習方法
A6 ダッキングに関してはボクシングの練習を取り入れています。突いたらダッキング、相手が来たらダッキングを使うようにしています。なぜかというと、中段カウンターや返し技というのはもちろん今の競技においてはよく使うものですが、スペインに行った時外国人選手は、日本の組手のようにそんなに差し合わず、必ず「避けてから打つ」「間合いを切ってから打つ」組手でした。スペインから帰国しダッキングの練習を取り入れるようになりました。
細かい動きも一緒で、それをすることによって一瞬の間合いを詰める・切る・左右に避けるのような俊敏さを養うためと、下半身の準備を大事にし瞬間的に動きが出来ないとダッキングも遅れてしまいます。細かいステップが出来ないと間合いも切れずただサンドバッグのようになってしまいます。
Q7 子供が楽しんで練習する秘訣
A7 子供と同じ目線に立つ。例えば子供が興味を持ってるようなことを自分が勉強しておき、会話の中で盛り込み子供の関心をこっちに向かせるようにしています。こっちを向いた子供は話を聞いてくれるし、一生懸命やってくれます。一時、自分も取りつかれたように絶対生徒を全少に行かせる、絶対日本一を獲らせるつもりで、怒鳴ったり怒ったりという時がありました。やっぱり子供たちは萎縮するし笑顔は無くなるし、結局自分の自己満足で子供達は大して強くならないという時期が凄くありました。
そこから凄く反省しいろんな先生に相談させてもらい考えを改めました。接し方を変えると子供達は意欲的になり結果が伴って来た。
「笑顔で楽しく」楽しいだけで勝てる程甘い世界じゃないので「時に厳しく」
指導者は子供達にやる気ださせてあげるだけです。
Q8 ガッツポーズを大切にする意味
A8 空手は武道でありますので礼節を重んじますが、ガッツポーズに関してはいろんな意見がありますが、自分個人の考えかたは組手は完全にポイントを競い合う競技ですので、嬉しい時、悲しい時は素直に感情を爆発させると周りも楽しいし空手道競技全部が盛り上がると思います。
感情を表さないのは武道とすれば正しいのかも知れませんが、スポーツとして見た場合何も楽しいとは思わないです。
楽しくないと観てくれる人がいなくなってしまうと思いますので、大会でもどんどんヤレって言ってます。
Q9 子供たちが空手を続けていくためには
A9 今年、小学校から中学校に上がる時、辞める生徒はゼロでした。部活と両立する生徒もいますし空手だけの生徒もいますが、辞めてしまう理由は空手が楽しくないから。
勝つ楽しさ、空手そのものの楽しさ、雰囲気の楽しさのようにいろいろな楽しさを経験させてあげることだと思います。
Q10 世界で戦うために重要なこと
A10 体幹です。この間も世界の空手を観てきましたが、体幹の弱い選手の突きや蹴りは見ていても弱いです。世界では旗が全く挙がりませんでした。メンホーをつけた日本の場合だとタイミングさえ合っていれば、ある程度取ってくれますが外国人選手の組手を観た場合、足の踏み込みに頼らず自分の体幹の強さで技を放っています。だから毎日の練習の中でそういうトレーニングを取り入れています。スタンプパンチ(ハンコを押すような弱い突き)にならず、体幹をしっかり捻り込んだ強い技じゃないと得点に繋がらなくなっていくと思います。
Q11 泊親会清水道場の未来像
A11 父親から言われたことですが、これから先も空手は無くならないだろうが空手の中身はどんどん変わっていく。その変化を敏感に察知出来ない道場はもしかしたら無くなってしまうかも知れない。変化(進化)出来ないと古いものとして淘汰されるだろうと教わりました。存在のあり方や変化を敏感に察知して常に先へ先へ。先を観れる空手道場にしていきたいと思います。父の考えに基づいて出来た空手道場ですが今、私の想うように好きにやらせてもらっています。
練習メニューを視聴して感じたこと。
男の子も女の子も活気があって、とても楽しい雰囲気で練習されていました。
楽しくないと続かない。
好きだからこそ自分を追い込めるんだと観ていてそう感じました。
この考えは参考にしたいと思います。
直ぐにでも道場に取り入れたいと感じた泊親会清水のDVDはこれにて完結です。
次どれにしようかな?
泊親会清水2、ルフェーブルセミナー、サジャドセミナーの中から選びたいと思います。
コベカツの方に全力投球しだすので更新の頻度がガタ落ちしますが、時々覗いてやってくださいな。












