こんにちは!
3月26日は道場開設日。
毎年ケーキでお祝いです。
前日の稽古でしたが、この日集まった生徒と記念写真を撮ると決めていました。
全員集まったところで撮影タイムでした。
この日も来てくれていたS君。
地域にチラシを入れて一番初めにコンタクトくれたことを今でもハッキリ覚えています。(スーパーの駐車場で電話取りました)
1・体幹トレ
2・形
3・組手
【体幹トレーニング】
プランク・サイドプランク・バックフルアップで198分経過しました。
200分目前。
完全静止目指してみてほしい。
今日やるセイエンチンに活きてくるよ。
【形】
県大会出場組2名に指定形をそれぞれ20分ずつ。
全体で平安五段を20分、計1時間の形練でした。
まず平安五段。
土曜日の内容と指導のテーマは同じ。
「初速アップ」
「ビタ止まり」
「安定感」
ここに焦点を当てています。
まだまだ稽古量が不足していて、スピードに捉われ立ち方がその都度バラつきが出てしまう。
例えば四股立ち。
後方に転身した後、縦一直線にならないといけません。
軸の傾きも気になります。
部分練多めであっという間に20分経過しました。
四股立ちのライン合わせは自宅の壁を使って練習すれば良いよ。
気合いの右追い突きから反時計周りに四股立ちをとる時ね。
ひと通り平安五段を練習し、Kちゃんとセイエンチン。
大会までの間、どういった家練すれば良いか質問を受けていました。
セイエンチンは何と言っても四股立ちの切り替えしの速さ。
ここで違いを見せつけることが出来ないと厳しい。
決して上半身全部を使って動かないこと。
使うのは身体の一部分だけ!
もうひとつ四股立ちの美しさ。
もう少しスタンスを広げ後ろの肩が見えないように姿勢を取りたいところです。
前後の移動のスピードのつけかた。
伝わったはず。
身体のどこをつかって回るのか、どういった移動基本をしないといけないか。
自分で決めた形です。
時間は僅かしかありませんが抗ってほしい。
あとストレッチね。
もう一人、R君はバッサイ大。
道場に来るたびメキメキ上達しています。
今一番伸びてる。
課題は軸。
やや前傾してしまう癖を修正すること。
もう一つ、角度をつけ過ぎるとこかな。
肩を入りれ過ぎるところ。
形全体に通じることですが、
技は大きく・速く・正確に
バッサイ大はメリハリ(強弱)をつけて、また流れるように指先まで神経を集中させて美しさに拘って打ってほしいです。
パワーが伝わる位の手刀下段払いに、優雅に流れる川のような流し受けからの掛け手受け。
指定形は今後もずっとずっと打つ形。
とにかく丁寧に練習を重ね、自分の形に仕上げていってほしいと思います。
短時間ながらとても良い練習が出来た。
【組手】
残り30分は組手。
リクエストのあったジャンプ・ステップ系で足腰強化。
買ったばかりの両面ミットもまだ使用頻度が少なかったので、蹴りの練習をすることに。
全力のフルスイングで突いたり蹴ったり。
寸止めの空手ですが、打ち込みは強くないと。
今日はやってませんが、素手でミットを強く突いて拳を鍛えたりなんかも。
中段回し蹴りと刻み蹴り。
それに裏回し蹴りを時間いっぱいグルグルと。
子供らと楽しみながら空手出来る環境に感謝の気持ちでいっぱいだ。
こんにちは!
日曜日、中崎公会堂で組手特練でした。
朝早くから用事をそそくさと済ませ、間髪いれずに昨日のブログの続きを。
土日連チャン、火曜日に夜練と短期間で空手が続きますので、次の稽古までに書き終えたいところです。
何とか特練出発前にブログを書き終えましたが、道場回りの業務がたくさん残っている始末です。
さて今回の中崎公会堂ですが遠い、、
ちょい出発が遅れ入室したのはスタートの15分前だったかと。
道着に着替えたり、神戸市大会の手続きをしたりでギリギリもいいところ。
何と道場からは8名が参加。
バンビ練では、ほぼ組手はしてない中で新1年生R君の参加にはビックリ!
今回は組手オンリーですので長い時間をかけて入念にストレッチでケガ予防。
そのあとは全員でアジリティ多めのアップで身体を温めます。
続いて組手基本。
私は3,4年生グループの補助を。
組手基本なだけあって、構え方・突き方・ステップをひたすら繰り返しです。
基本が出来てないと組手が組手になりませんので良い時間になったんじゃないでしょうか。
次は、基本で学んだことを打込みでトライします。
せっかくの打込みの時間ですので、何を試すかいろんな工夫をする時間です。
列に並んでる時が、考える丁度良い時間ですね。
台になってるだけですが、滝のような汗をかいてました。
やってもやっても次から次へと生徒が来るもんですから、ぶっ倒れそうなくらい疲れました。
長かった地獄の打込みタイムが終わり、45秒フリーの時間です。
ここでホッと一息、時間計測係りしながら生徒の写真撮ったり。
試合形式はまだちょっと、、な生徒向けの練習コーナーなんかもあったかな。
最後は選抜選手の試合形式。
組手特練でしたので試合形式に備えて、旗を持ってきました。
購入したもののずっと封印しっぱなしだった旗ですが、今回役にたったな。
帰宅後、速攻で洗濯 & お風呂。
疲労困憊ですが、なかなか良い人生送れています。
こんにちは!
寒いのが大の苦手な私にとって過ごしやすい季節、暖かくなってきました。
ただしこの時期、外出時には花粉症対策は必須です。
くしゃみは止まらないし、目をかき出すと止まりません。
体育館に戻ったら、ここ最近ご無沙汰だった組手をガッツリ行う予定でしたが。
予定通りとはいかず今日も多目的室でした。
ただあまりにも形練続きなので、思い切って敢行することに。
-バンビクラス-
0・早練
1・体幹トレ
2・固定式基本
3・形
4・模擬審査
-モンキークラス-
5・体幹トレ
6・ルーティーントレ
7・固定式基本
8・形
9・組手
バンビクラス
【早練】
2人ともしっかり家練重ねてきていました。
早練を推奨する目的は、審査を経て帯の色が変わっていく楽しさを感じてほしいことと、バンビ形練に移りたいこともあるから。
形が打てるようになれば、もっと空手が楽しくなってくるから。
今は審査を控えていますので模擬審査合格に向けての位置づけですが、継続して個別指導したいと思います。
模擬審査がひと段落つけば、入会したばかりの生徒をメインにした早練になっていきます。
そっちも落ち着いたら、平安二段に移行出来ればと思います。
新規のお問合せにもしっかり対応していくし、既存の生徒も成長させる。
アイデアで勝負だ。
【体幹トレーニング】
V字プランク・サイドプランク・プランクで231分経過です。
サイドプランクの姿勢が整ってきたS君。
続けていくうちに少しずつ筋力ついてきたんだと思う。
ホントに小っちゃな事なんだけど、それでも生徒の成長を間近で観れて幸せを感じています。
教室開いて良かったと思える瞬間でもある。
【固定式基本】
呪文のように繰り返す引き手の注意ポイント。
みんなスラスラ答えてくれるように。
・手首は曲げない
・脇は開かない
・お腹より引っ込める
突きも今繰り返し仕込んでいる最中ですがどうでしょうか。
強い引き手が取れれば突きもしっかり極まってくるのでまずは、引き手の強化が先かな。
受けも3つ。
挙動を2つに分け、超スローモーションで練習している段階です。
新入会のH君。
とても集中力が高く、やる気に満ち溢れてる。
目の色変えて稽古に取り組んでくれています。
受けも覚えてきた感じです。
【形】
全体で四の形と十二の形を合わせました。
模擬審査を導入したことで、みんなの頑張りが感じられます。
形を覚えた生徒が増えてきたので、結果的には模擬審査を導入して正解と言えるんじゃないでしょうか。
幼稚園児ですので、右も左も区別がつかなくて当たり前。
理解しやすい言葉を選んだり、身振り手振りでの指導ですが苦労して当たり前なのである。
【模擬審査】
バンビのうちは審査はまだやらんでええかな?
そんなこと考えんで、もっと単純に空手楽しんだらええんちゃうの?
毎週来てくれるだけで十分ちゃうん?
難しいこと抜きにして、思いっきり全身運動する時期ちゃうん?
自問自答しましたが、12月の審査で他道場の幼稚園児の審査に立ち会ってもの凄く刺激を受けました。
ただバンビ生にはストレスがかかり過ぎないよう、細心の注意を払う必要があります。
習熟の度合いにバラつきはありますので、焦らせないようソフトに進めていきたいと思います。
用紙を今日1枚渡せました。
もう少しで合格出来そうなR君。
模擬審査を通じて継続する大切さを知った生徒が、たくさん増えました。
君もそのうちの一人。
次週もう一度頑張ろう!
(つづく)
モンキークラス
【体幹トレーニング】
プランク・バックプランク・V字プランクで366分経過しました。
この日の形練での拘りポイントであった「キレ」と「極め」
フルスピードと動いてもクルっと回転しても体幹のチカラ使って身体をビタ止まりさせないといけません。
これだけ続けててチカラついてない訳はないんだから、安全運転の形打つんじゃなくて全力で形を打って身体をコントロール出来る感覚を掴んでほしいな。
【ルーティーントレーニング】
多目的室の場合あんまりデカい音は出したくないので、下半身の瞬発力は控えています。
ただこれからの組手練でイヤと言うほど瞬発力(出入り)の必要性を知ることになります。
手技の方はやっておくことで「準備の時間」の短縮に繋がります。
ここでやる練習を是非、形練に活かしてくれたらなと思います。
【固定式基本】
バンビの生徒が3名合流です。
この新1年生たちは審査にも挑戦するし4月5月の大会にも挑戦します。
目標を持って取り組む姿って良いですね!
平行立ちを取り中段突きです。
バンビもいるし、
・重心の乗せ方
・身体の背面の使い方
・締め
このあたりの指導を行っています。
1部と違ってちょいハードル上がったと思うけど、まずは雰囲気に慣れることからね。
もうひとつ密かに継続している下半身強化。
四股立ち突き、100本は超えてたと思う。
歯を食いしばってついてくるか、腰を浮かせてしまうかは自分の気持ちひとつ。
この日4年生S君、四股立ち突きの最中で指導するシーンがありましたが姿勢を崩さず、突きもそのままで聞き入ってくれました。
これやねんな!
上手いとか下手とかじゃなくて、私の気持ちが揺さぶられる瞬間は「やる気」です。
この日の基本稽古、魂がこもってた。
この感じで稽古出来れば、道場の空気が変わる。
張り詰めた緊張感。
私の理想はそこにあります。
【形】
約40分の形練。
模擬審査も終え通常の形練に戻りましたがしくじった。
全員で道場指導形・基本形・指導形と流れていきましたが、打てない人は見取り稽古。
中盤から後半にかけて緑帯中心の練習になってしまった。
ただ平安五段は割りと浸透していますのでその点は良かった。
県大会・神戸市大会・北区大会と立て続けですので、思い切って競技寄りの指導をしてみることに。
基本を少し崩した立ち方や受け方になるので若干葛藤はありましたが、行き過ぎた誇張にならないよう注意し指導しました。
平安五段では気合いの追い突きのあと、身体を一本の軸と化し転身の安定感を増していますが、今回はこれに加え新たに加えたのは転身のキレ。
1・下半身の使い方でキレを上げ
2・一本の軸となることで不安定感を取り除き
3・日頃の体幹力で四股立ちをビタ止まり
ここで競技力を上げたいと思います。
もうひとつバッサイ大。
時間の都合で前半パートのみでしたので、ここでも競技力に繋がる部分練習を。
一番の見せ所かな?
中段横払いからの突きと横受けの連続攻防。
払いの入り方は、逆腰と拳ひとつ分の引き手の使い方を。
横受けは、反対の肩越しからの平行移動を使います。
ここでも小さな引き手の使い方を。
形の中で大事な要素のひとつとして軸ブレが無いことが挙げられます。
軸が上下・左右にブレていてはいけません。
この連続攻防で軸がズレることなく技を極める部分練習の方法を伝えています。
鏡があれば、いつでもどこでも練習出来るとっても効果的が上がる方法ですので是非やってみて。
道場もいよいよテクニカルな部分に突入です。
新しい形の指導や、テクニカルなところは全体に指導していきますが、本来形練は自主練ありきです。
教わったことをひたすら自分で確認する作業の連続。
帯が濃くなるにつれ、つきっきりの指導は大会前くらいです。
なので一人コツコツと稽古出来ないと伸びていきません。
今日の指導内容は、本来あるべき正しい空手の技から少しだけ脱線しましたが、競技空手には見栄えの良さも求められます。
ただし!
息吹と行き過ぎた誇張(胸を叩いて音を出す)は十分注意してね。
【組手】
予め伺っていたスケジュールでは今日から体育館に戻ることになってましたので、ミットたくさん抱えて道場入りしましたが、、
多目的室でしたが、あまりにも組手やって無さすぎてドスンドスン気になりますがやることに。
バンビから進級したEちゃんは初めての組手。
構え方とステップの指導から。
疲れてきたら構えが崩れてくるもんですが、改めて写真見直しても崩れてない。
形にしてもびっくりする位に飲み込み早いし楽しみです。
この日のテーマは「反応」
間合いの出入りです。
プレスかけて相手の突きが届くくらいにまで接近し、相手のリアクションを伺います。
相手がノーリアクションだった時の技の入り。
相手が反応した時は素早く間合いを切り、素早く次のアクションを取ります。
まずはこれをフットワークの中でステップとバックステップで動きを確認していきます。
意図が明確になったところでフットワークのペア練。
一方がステップイン、もう一方がバックステップで常に一定の距離を保つ練習です。
暫くステップ練を繰り返し、実際に技を出す練習に移りました。
今回は時間の都合で、相手が反応しきれなかったパターン練習。
言ってみればこれが最高のカタチ。
自分のプレス(フェイント)に相手がついてこれないから。
この瞬間を逃す手はありません。
瞬時に判断して技に繋げていきます。
今回は刻み突き。
次回はもうひとつのパターン練。
プレスに相手が乗ってきた時の間の切り方。
バックステップからのステップイン。
この切り替えしの速さがいわゆる「瞬発力」
ルーティーントレのチカラを発揮するところね。
おっと!
プレスした時、自分の拳と足元は相手と触れ合うところまで接近して相手を動かしますが、当然危険も伴います。
大事なのは上半身はやや後傾しておくこと。
後傾し過ぎると、次のリアクションが遅れるのでそこも注意ね。
自分が試合の主導権を握る事が出来れば、きっと組手も楽しくなってくると思います。
いっぱい脳みそ使って、形も組手も空手を楽しんでもらいたいと思います。
こんにちは!
セミナー後編は基本に沿った技術指導に突入です。
ひたすら基本を磨き上げる作業に徹しています。
荒賀 知子先生が小さな頃から、基本を大事に指導を受けていたのが十分伝わる程の拘り方です。
3・速さを手に入れる組手技術のスピードトレーニングとその意味 ・刻み・逆突き・ワンツー・スライドを使った蹴りなど
4・荒賀式の考え方と質疑応答
【速さを手に入れる組手技術のスピードトレーニングとその意味 ・刻み・逆突き・ワンツー・スライドを使った蹴りなど】
荒賀道場で培った練習体系。
スピードが上がった秘訣を伝授されます。
ペア相手と前足が触れ合う程度の間隔を取り、20本交互に中段突きを全速力で突いています。
道着をかすめるように寸止め。
ペア相手は前拳を相手の顔に向けておくこと。
荒賀先生の中段突きは自身の前拳で相手の刻み突きを払いながら入る方法を取れれています。
当然、刻みで失点をしないためですが、欠点は突きの威力が半減してしまうこと。
半減する事に捉われずスピードで補う意識で「強く」「速く」と指導されています。
突きもその場で突かず、前足を前後にフルスピードで動かしながらです。
同様に刻み突きも。
奥側の拳は反動で開かないこと。
なぜ奥の拳が開くとダメなのか?
例え刻み突きが抜けたとしても胸元に残しておけば追撃が出来るから。
刻み突きの入り方でひとつ面白い指導が。
前足を真っ直ぐ相手にぶつける入り方がセオリーですが、前足のアウトエッジを相手にぶつける入り方です。
身体が完全に半身になることにより、刻み突きの距離がさらに遠くに伸びます。
また腰も強く入れることが出来るので、全身のチカラを拳に伝えることが出来ます。
真半身で突く利点は伝えていますので、道場生は理解出来ていることと思いますが、足元の向きまで変えてしまうことは全く意識していませんでした。
収穫です。
胸だったら胸。
喉だったら喉。
顎だったら顎。
1点集中でフルスピード且つパワフルに20本*3セット突きまくっています。
荒賀先生の言う「全力」とは、20本全力で突き終わったら倒れるくらいを指します。
要するに一つひとつのメニューを全力で行い、あとの体力を残さないように取り組むという意味です。
次ワンツーです。
足のタップは2回鳴らしても良いし1回でも構わないとのこと。
1(刻み)・2(逆上)と突いていては、ワンとツーの間を抜かれます。
可能な限り間を無くすこと。
「刻みを追いかけるように逆上を伸ばす」
これはどの道場でも共通事項だと思います。
「これしたらアカンで!」
「2個同時についたらアカンで!」
テンションが高まってくると自然と出てくる関西弁。
親近感湧いてきます。
グルグルと周りの稽古を見渡しアドバイスされています。
スピードに乗ったワンツーしている人がいますが、上体が大きくブレています。
モーションが大きくなるので注意。
顎もしっかり締めて。
改めて荒賀先生が高速ワンツーのお手本でした。
突きの後蹴りに移ります。
前足での刻み蹴りでした。
突きは身体を動かさなくても素早く出せますが、足(下半身)は身体の中でも大きなウェイトを占めています。
なので動こう(蹴ろう)とすると、相手は気づきます。
対戦相手は人形じゃありませんので、蹴りの気配を察知すれば避けるか詰めるかのどっちかしてきます。
気づかれないように蹴らないといけませんので、突きよりも極めるのが難しいのでポイントも高い訳です。
突きもそうですが、モーションを無くした蹴り方をマスターしないといけません。
なので寄せ足はせず、送り足が使えないといけません。
上体の構えは崩さず、前足主導で蹴る。
蹴りに入る瞬間、力んで身体が開く生徒も居ますが、これすると相手に気づかれます。
モーション無くすと相手は反応が遅れる。
遅れると自分に有利になる。
ペア相手はノーガードでお腹をさらけ出し、送り足での刻み蹴りをフルスピードで出す練習方法を指導されていました。
これ練習せなアカンな。
この蹴りの目的は4つあります。
・中段蹴り技有り(2ポイント)を狙う。
・間合いを伺い入ろうとする相手をけん制する動きに使う。
・刻みで獲ろうとする時の撒き餌に使う。
・相手の意識を上と下に散らす。
相手が「行こう!」とする瞬間、前で合わされたら容易に入ってこれなくなります。
「前で潰す」
突き技は自分の手が届くところまで接近しないとポイントにはなりません。
自分の手が届くという事は勿論相手の手も届きます。
突かれるかも分からない距離まで接近するのは当然リスクも伴いますので、送り足の刻み蹴りで間を詰めるのが有効です。
腕は射程の外から伸びてくることはありませんが、蹴りは軸足の使い方ひとつで突きよりも外の間合いから入ることが出来ます。
蹴りの利点を上手く使った駆け引きのひとつと言えますね。
勉強になります。
映像を観て内容を理解し文字化する事で、さらに強くインプットされます。
学びを次の稽古に活かして生徒を育てなくてはいけませんね。
中段蹴りを狙う位置についてですが、相手の構えた腕を蹴ってもポイントにはなりません。
構えた奥拳と帯の間を「なにくわぬ」顔で目線を下げず蹴ること。
帯より下は反則ですので要注意。
送り足に慣れてきた頃足を見て、距離を伸ばします。
足上げても届かない距離まで間を広げて、強く床を噛みながら軸足のスライドを使います。
前で足を引き上げるような意識ですね。
腸腰筋鍛えて足の引きつけを強くする必要があります。
要点は3つ
①構えを崩さない(モーションが生まれる)
②寄せ足しない(2挙動になり遅れる)
③真半身(腰を捻って蹴るので)
別にポイントにならなくても、刻み蹴りで牽制出来れば相手は入って来にくくなり試合の主導権を与えません。
60秒間の中でリスクを伴う攻め一辺倒にならず、相手の嫌がることを挟むことで試合のイニシアチブを掴むことも有用です。
なにより、相手の入りを察知出来る反射神経があっての話ですが。
ペア練では、この刻み蹴りを後ろに下がりながら連続して蹴っています。
下がり過ぎず詰まらずに蹴り手のストロークに合わせながら上手くタイミングと距離を合わせてあげる能力も必要です。
次の指導は「蹴りの組手」
ルールはこんな感じ。
・攻撃は蹴りのみ
・互いにひとつずつ技を出す
・両手でガード
・逃げて受けない
「打って捌いて」をリズミカルに行います。
蹴りって怖いけど、逃げるから当たると痛い。
前で潰すと相手の方が痛いので前に入ろう!
蹴りの威力が一番増すのは足が伸びきった時なので、その前に前で潰すと蹴った方の脛が痛いよ。
「蹴りの恐怖心で顔を背けるからもらう」
このようなアドバイスです。
突き指にだけならないよう、気をつけながら左右の足でいろんな蹴りを出す練習でした。
これも間を置かず交互にリズミカルに、しっかり両手でガードしながら相手の目を見ながら行います。
蹴ってくる足を見ると絶対に遅れますので、相手の目を見て蹴りを受ける。
相手の目を見ていればどこを狙った技かが分かるとのこと。
これもやらないといけないメニューですね。
2人組となり30秒高速で行っていました。
今度は3人組となってのスピード強化メニュー。
自分が中央に位置し、半歩踏み込む程度の距離に前後に台が組手構え。
これを30秒間高速で突きまくります。
利き構え / 逆構え
これで行います。
遠心力で自分の身体がフラフラしてしまいますが、フラフラしないように。
焼き鳥の串がぶっ刺さった状態且つ頭の高さも変えないこと。
顔の振り向きが遅いと「次」の技に移れませんので、ここも意識するポイント。
同じ3人組で上段刻み蹴りも収録されています。
同じように前後に配置し自分は真身の姿勢で、左右に対し前足で刻み蹴りでした。
今度は上段回し蹴りを足を入れ替えながら振り返って高速で蹴ります。
【荒賀式の考え方と質疑応答】
1・今日の内容は基本に沿ったものばかりだが、一足飛びには自分の身にはつかないから。ウィービングや裏回し蹴りのような難しい技は基本が出来た上でのこと。
2・保護者の厳しさはかなり重要なことで、厳しく育ててもらったからこそ今の自分があると感じている。親も子に徹底して厳しくしてあげてほしい。
3・表彰状の一番高いところに立った人にしか分からないことがあるよ。
Q1・「練習が厳しい分、大会は楽しんで」と指導者は言われるが大会を楽しむためにはどうすれば良い?
A1・勝つ喜び・負ける悔しさを知ったのは大学生の時。親元を離れて自分のチカラ、自分の考えで勝つことを考えだしてから、一戦一戦勝てる楽しみを見つけました。
Q2・大きな大会や試合に勝つためには練習以外には何が必要?
A2・ 練習が一番大事なのは当然ですが、いくら技術を磨いてきても当日緊張で身体が動かないとかプレッシャーやストレスで自分が負けてしまっては何の意味も無いと思います。
それをどう上手く逃がすかだと思います。「やる時はやる・遊ぶ時は遊ぶ・休む時は休む」メリハリが大事です。
Q3・大会で優勝した後に次の大会へ向けてはどの様にモチベーションを保つのか?
A3・「負けを受け入れること」
ある年下のライバルに負けた時、負けを引きずっていたり負けを認めたくなかった自分がいた。2年かかったが自分の足りない部分、劣っていた部分を受け入れそこを克服することに意識を置いたらモチベーションを立て直せた。
今回のセミナーは基本の徹底といったところでしょうか。
基本が出来ていないと応用も効きませんので、小学生の内にしっかりと土台固めをするべきでしょうね。
こんにちは!
久々の夜練。
先週はどこの学校も卒業式でしたので体育館の貸し出しそのものがありませんでした。
なので2週間ぶり!
前回の夜練直後から今日のメニューを決めてましたので待ち遠しかった。
土曜稽古は、形ばっかりですので夜練で補ってる感じになってきました。
もちろん来週の夜練も組手。
1・体幹トレ
2・組手
【体幹トレーニング】
寒いのでグルグルとジョグからスタート。
組手でケガしてもいけないので4人でお喋りしながらストレッチです。
なんか夜練の雰囲気がたまらなく好き。
みんな心から空手を楽しんでくれているので、自然と生徒との距離も近くなり会話も弾むし一緒に遊んだりといった具合でアップしています。
プランク・V字プランク・サイドプランクで195分経過しました。
【組手】
複数ある刻み突きの入り方について練習を繰り返しました。
いつもの入り方に加え、2ステップ・3ステップと3パターン。
間合いによって距離を変えていきます。
下半身の強さ・瞬発力によって自分の距離が変わってきます。
要するにどの距離が一番自分のチカラを発揮出来るかを探る時間ってわけです。
基本新しいメニューを追加する時、ゆりでは座学の時間を設けています。
目的と練習の意図が生徒との間でズレていれば思うような成果が得られませんので、ベクトル合わせを必ず行っています。
途中理解度を図りながら説明を続けていますが、生徒には聞くチカラ・考えるチカラを求めています。
私自身ですと、説明を簡潔に纏めるスキルが必要になってくるところです。(課題のひとつ)
安全な距離から一気に間合いを詰めることが出来たら、、
脚力やバネがある子は遠間でも射程範囲になりますね。
現時点での自分の能力を知ることから始めている段階です。
刻み突きのあと行ったのは相手を誘導させる練習でした。
危険ゾーンに侵入することで、相手は何らかの反応を見せます。
バックステップで間を切るか打ちあうか。
打ちあって来たところを今度はこちらが間を切って攻撃を透かします。
バックステップから素早くステップインして攻撃を極める練習でした。
これも意図を十分に摺り込ませた上で、まずはゆっくりのスピードから徐々に上げていきました。
よほどの反射神経と動体視力が無いと出来ませんが、まずは「こういう動かし方があるよ」といった位置づけです。
組手競技の醍醐味のひとつ。
駆け引きを覚えたら、もっと組手の幅が広がります。
今このあたりの練習方法をセミナーDVDを通じて吸収しているところでインプットとアウトプットの繰り返しです。
組手の練習していてつくづく感じますが、プライオ系と神経系トレーニングをホントに導入したい。
保管の問題や費用の面で実現へのハードルは高いですが。
技は基本の繰り返しで磨き、プライオ系や神経系トレを充実させることで動ける身体作りをして土台作り。
その上で戦略的なメニューを消化していけたら、組手で成績を残せていけるんじゃないかと思っています。
2名の生徒とはここでお別れ。
一人残ったKちゃんと状況に応じた想定練習に移りました。
書けばやたら長くなるので超簡単に説明すると、
1・自分がリードしている状況
2・「あとしばらく」に突入
3・ここで「やめ」がかかり、リスタート
この状況であなたならどう動きますか?
やってはいけないことが一つあり、なぜそうしてはダメなの?
それするとどんなウォーニング取られるの?
この状況で相手はどう動いて来る事が予想出来る?
リスクを伴う動きってなに?
じゃあ自分は何をすれば失点リスクを軽減出来る?
では、一番有効なアクションはなんだと思う?
一つひとつ問いかけながら、考えさせ答えを導き出します。
物事を論理的に考えていくことが出来れば、絶対に引き出しが増える。
勝ってる時、どう試合運びしていけば良いか。
負けてる時、点差によって何を狙わないといけないか。
論理的思考を磨いていくと、行き当たりばったりにはならないと思う。
学年が上がってくると、猪突猛進な組手は通用しないと思います。
クレバーな選手になってほしいな。
そんな想いを込めた夜練でした。