ブログ

2024-08-24 22:47:00

2024年8月24日 (土)道場稽古115

こんにちは!

 

大会を目前に控え、今必要なメニューを考えに考えて当日を迎えるようにしています。

出場する生徒たちも熱心に稽古に取り組み日々上達しています。

小休止の合間も空手の話題だし、2部生も早めに道場入りし思いおもいにアップしたり、なんならバンビ生と一緒に身体を動かす生徒も居たり、居残り組も。

夜練もスタートして丁度1年が経過し、ここ最近では週2で頑張る生徒が随分と増えてきました。

道場だけでなく特練やジュニア講習会にも積極的に挑戦するまでになってきました。

夢中になれる何かがあるってすごく大事なことだと思います。

 

 

-バンビクラス-

01・ウォーミングアップ

02・体幹トレ

03・固定式基本

04・形

 

-モンキークラス-

05・ルーティーントレ

06・体幹トレ

07・組手

08・固定式基本

09・形

10・居残り稽古

 

 

バンビクラス

【ウォーミングアップ

 

40942465-C6FB-465A-A69F-5161D9857A42.jpeg

 

いつものアップにスキップを増やしました。

組手はリズム感が必要になりますので増やしておこうと思います。

ジャンプ系と組手フットワークはしっかりやっておこう。

リズム感にバネが無いとイメージした通り動けないよ。

アンクルジャンプとカエル飛びジャンプね。

 

 

【体幹トレーニング】

 

BFAA4355-800A-4BAF-AEED-C396E376BFC2.jpeg

 

バックフルアップ・V字プランク・プランクで159分経過しました。

V字プランクではふんばりが足りず足をつけてしまいがちですが、おへその下に意識を集中させることで粘りが出てきます。

実際に今日、我慢出来る時間が伸びた生徒がいました。

その調子!

 

 

【固定式基本】

先週から始まった根性トレ!

当然筋力が足りませんのでキツいのは当然ですが、やらないと筋力つかないのでやります。

四股立ち突きでした。

 

5B3A2341-140A-4F71-8E6A-87014024453E.jpeg

 

上半身が倒れると絶対ダメなのでお家で練習するとすれば、背中と両踵を壁につけて四股立ちの姿勢を覚えよう。

腰が高いと四股立ちでは言えませんので、深く腰を落として。

幼児は深いくらいが良いと思います。

腰が浮いてくると深く落として。

 

突き・中段横受け・上段揚げ受け・下段払いもこなして、正面蹴り。

基立ちの作り方をしっかり覚えて、正確に基立ち出来るようにね。

蹴りは帯の高さを蹴れるように。

足を上げるコツは膝を上げるというよりも、鼠径部から持ち上げる意識です。

 

E9925DDA-F949-4AC0-91FA-7148F0444AA7.jpeg

 

 

【形】

先週の続き肩幅をキープしてまわる練習です。

これはもう繰り返し繰り返し練習するしかありません。

まだまだ理解度の方は??ですが、じっくりと時間をかけてやっていきます。

一人ひとり観ていきましたが、上手く回転出来ない理由は『足の裏全体』で回ろうとするからです。

ズルズルって感じかな。

前足を軸足に引きつけたら、母指球に重心を乗せるとスムーズに回ることが出来ます。

 

まず順番を覚えたら、

1・軸足に足を引きつける

2・母指球に重心をのせ回る

3・回った瞬間肩幅に足を開く

 

1E6FF5BD-6408-475D-9F70-BC65F9A8220F.jpeg

 

少しずつ出来ることを増やしていこう!

 

 

(つづく)

 

 

モンキークラス

【ルーティーントレーニング】

生徒とともに拳立て10秒。

今日は下半身の瞬発力メニュー変えました。

ホントは膝立ち出来るようになってほしいですが、まだハードルが高い生徒用です。

片膝立ちから一気に引きつけ立ち上がります。

一瞬で爆発させよう!

 

ルーティーン.jpeg

 

手技とお尻歩きは今までとおりでした。

意識高く目的を見失わないようにね。

今やってることの繋がりを考えてみよう!

 

 

【体幹トレーニング】

足刀蹴り・レッグレイズ・プランクで299分。

キリが悪いので来週1分追加したいと思います。

 

体幹.jpeg

 

足刀蹴りは踵で押し込み、踵で引きつけるようにね。

つま先まで集中させてないと軸が保てないし技も極まらないよ。

レッグレイズは正しいフォームで真剣に追い込んだら1分で腹筋崩壊するくらいキツい。

どうせやるならキツい方でね。

スピードあげたら効果が薄れます。

ゆっくり上げ下げして踵は床スレスレ。

 

 

【組手】

1時間みっちり組手。

来週大会ですし、1分しっかり動けるように体力もつけていかないと。

2部に上がって間もない生徒もいてますし構え方からステップの練習でした。

 

上に跳ねるのではなく浮かした踵を踏む感じ。

沈むようにね。

空中に浮いた瞬間は無防備な状態。

技も仕掛けられなければ、受けることも出来ません。

膝も突っ張らないように。

 

組手.jpeg

 

基本的なステップに続きます。

前後に5歩。歩幅を変えずドタバタせず両足同時に。

疲れてくると腰が浮き、構えが下がります。

これは絶対にNGなので、意識して癖をつけないといけません。

ストップウォッチ片手に癖を矯正でした。

続いて左右のステップ。

これも両足同時に飛んではいけません。

前足リードで移動したい方向の反対側に少し踏み込んで。

タン・タンじゃなく、タ、ターンのリズムです。

 

前後左右の次はその場ステップ。

しかも高速で。

疲れた時間帯に高速で追い込みます。

組手のリズム変えるためにも必要です。

最後は当然ランダム。

ランダムステップの中にプレスやフェイントも交えました。

4列になり互いに向き合って、対戦相手をイメージしながら。

イメージ出来るのと、出来ないのとでは大きな違いがありますのでそうしてます。

技なしでステップだけの練習でした。

 

次に準備していたのは『反応』の練習でした。

学年毎に分かれてペアを作り、台の人が両手をバッテンさせてグーを作ります。

 

組手 (3).jpeg

 

どちらかの手をパーにしたら、刻み蹴りもしくは裏回し蹴り。

前足で蹴る反応練習でした。

両手パーにしたら、刻み蹴りの後、前に着地させ床の反動を使って裏回し蹴り。

先週裏回しの基本を学んだので、身体に染み込ませるため取り入れました。

 

組手最後は突きの『間合い』と『反応』の練習でした。

組手で大事なのは、距離感と反射神経です。(これだけじゃないが)

互いに拳が触れ合う距離(赤信号と例えています)に立ち、台の人が腕を伸ばし一定のスピードで歩いて詰めたり下がったりします。

打ち込む側はステップを使い距離を保ち、台の腕が下りた瞬間逆突き。

バックステップする時は逆突き、前に詰める時は刻み突きもしくは逆上と技を決め練習しました。

 

組手 (2).jpeg 組手 (5).jpeg 組手 (4).jpeg

 

間髪いれずに技に入るには、膝の溜めが必要。

しんどくても組手構えを崩してはいけない理由がここにあります。

あとバネね。

ルーティーントレーニングでやってる下半身の瞬発力をこの瞬間発揮させよう!

 

ただただ蹴って突いての繰り返しですが、練習の意図を理解させながらアプローチの仕方を変えるだけで違った練習に映ります。

空手に飽きてしまったら伸びるもんも伸びないので、マンネリにならないよう刺激を与えながら工夫しています。

みんな楽しそうに頑張ってた。

 

上達の秘訣は楽しむこと。

『楽しむ』と『遊ぶ』は全く意味が違うので、『ふざけても良いんだ』の空気感にならないよう気をつけないといけませんが。

女子生徒も少しずつ組手に慣れてくれれば嬉しいな。

 

 

【固定式基本】

僅か5分の根性トレ。

ひたすら四股立ち突きでした。

四股立ちを取り、頭上に両手を伸ばして姿勢を整えます。

あとは腰の深さ。

 

基本.jpeg

 

ガマン出来るようになってね。

自分に負けないことです。

肩甲骨とお尻で湾曲した美しいラインを忘れずに。

今日みんなデカい声出てたな!

 

 

【形】

16時終了の稽古が15分オーバー。

形で60分ちょい。

一人ずつ動画撮影しながら修正ポイントを本人と共有しました。

動画取って、

一緒に観て、

修正ポイントを伝えて、

理解させて、

その上でまた自主練とる方法にトライしてみました。

 

形.jpeg 形 (2).jpeg 形 (4).jpeg

 

反省点は生徒の数と稽古時間が合ってないこと。

残念ながら全員観ることが出来ませんでした。

もちろん皆平等ですが、大会を目前に控えていることもあり優先順位は出場組中心になります。

形練はこのやり方がベストだと感じていますので暫くこれでいきますが、自分自身の進め方に一考の余地があります。

次の夜練から修正していきます。

(全員観れなくてすみません)

 

 

【居残り稽古】

セイエンチン気合いのあと後半パートです。

僅か20分程度ですが、前回も感じたことですが小人数ですので割と深い部分の指導が出来ているかな。

立ち方や技のポイント、分解なんかです。

分解が理解出来るようになると、形において表現力が変わってきますのでね。

ひと通り挙動が理解出来たら、次は競技に通じる部分。

テクニック的なところに踏み込んでいきたいなと思います。

たくさん生徒も増えて来てるので、形の時間は平安の割り合いが多めになるのはしょうがないところ。

 

なので居残りの時間は当面、指定形の競技力アップに繋がる時間に充てようかなと思います。

まずはバッサイ大!

2024-08-22 00:49:00

2024年8月20日 (火) 夜練41 @小部中学校

こんにちは!

 

長い夏季休暇も明けて、普段の生活に戻りました。

ダッシュで帰って急いで準備して慌ただしく道場入りの繰り返しです。

本日のメニューは形と組手でした。

 

 

1・体幹トレ

2・形

3・組手

 

 

【体幹トレーニング】

 

357CB66C-8BA3-4BC0-A8E8-5A4A8F450497.jpeg

 

プランク・バックフルアップ・V字プランクの3つ。

これで123分経過でした。

体育館の床が汗で滑るので、キープしにくいですがみんな頑張って耐えています。

 

 

【形】

少しだけ基本を挟みました。

突きや蹴り、技のタイミングの確認です。

それと腰の締めも。

身体が流れていると力が拳に伝わらず極めが弱くなります。

このあたりの説明を加えながら稽古に励みました。

 

四股立ちの切り替えしも行いました。

四股立ちで移動する際に動かすべき身体の部位。

意識が足りないと身体全体を使って回ろうとしてしまいます。

となれば当然、余分な動作が入り動きが遅くなってしまいます。

キレのある前後の切り替えし、セイエンチン最大の見せ所です。

運足は最短ルートを通り、膝の抜きと寄せを同時に使うことは意識づけ出来ていますが問題は上半身の使い方。

余分な動作を削げば格段にスピードが増します。

説明が難しいところですが上手く伝わったでしょうか。

 

5FA8BAC5-2124-492E-8C36-BF2FB6ECBD50.jpeg 38FBFBE9-95B6-46EC-AD77-790724933735.jpeg

 

先日から指導していたキレと極めを高める練習方法。

身体の中で意識して動かす部位はたったひとつだけ。

どこを動かせばスピードが増すのか理解出来たでしょうか。

これからの稽古の仕方として『修正する能力』が求められます。

 

嫌と言うほど基本を口やかましく指導してきました。

ただ闇雲に基本や形練していても、目覚ましい上達は見込めないと思います。

稽古の前(最中)に教わったことを予めシュミレーション。

良いイメージを持った状態で一本いっぽんを全力で稽古しないと自分のモノにはならないと考えています。

同じ指摘を繰り返し受けているうちは、停滞しているのと一緒。

学年が上がってくると稽古の仕方が問われます。

 

基本観ていて感じたこと。

中段横受けひとつ取っても癖が抜けていない。

・脇の開き(身体の枠の中)

・拳の位置(肩の高さ)

・手首の曲がり(曲げない)

・肘の曲げ具合(肘は身体から拳ひとつ分空ける)

・受け方(スクリューの動きで最後拳を返す)

そういったところが、まだまだと感じています。

 

ちょい基本のあとは形!

ひと挙動ずつコツを指導しながらの平安二段と平安五段。

これまで指導した内容とほとんど変わりません。

頭の中で整理してポイントをしっかり押さえて自主練してほしい。

 

今さら説明することはもうありません。

(新たな引き出しを得ればシェアします)

 

学んだことを丁寧に振り返りながら、大会当日まで懸命に反復練習してください。

 

8BF23357-88B4-4811-B94F-BA9134371CEA.jpeg

 

形競技で安定して上位に食い込もうと思えば、基本的な技や立ち方は確実に出来ていないとダメ。

同じ技でもバラつきが目立ちます。

基本に忠実に自主練、家練を重ねてほしい。

 

 

修交会で勝負する形は他に平安初段とセイエンチンでした。

個別指導しながら完成度を高めますが、ここからは自分で自分を追い込んでほしいと思います。

分からないところは自ら聞きに来てください。

 

聞いて、

学んで、

ひたすら打ち込んで、

確認を挟み、

修正しながらの無限ループ。

PDCAのサイクルと同じです。

 

形の完成度を高めて、当日はベストパフォーマンスを発揮してください。

持てるチカラを発揮出来れば勝っても負けても納得出来るはず。

 

大会に出場する人は悔いだけは残さないよう、ギリギリまで自分で稽古を積んでください。

闇雲に頑張るのではなく必要なのは正しい努力。

何も考えず(指摘されたことを振り返らず)練習することはしないようにね。

稽古の質を上げていこう!

 

私の考える正しい努力とは、

1・これまで受けた指導を纏め上げた空手ノートでの振り返り

2・今、自分が抱えている課題(現実)を整理する

3・あるべき姿をイメージする(現実を受け入れ、理想に近づく努力をすること)

 

言うてもまだ小学生です。

自分ひとりでこんなに意識高く出来れば苦労しません。

指導者・生徒・保護者が三位一体となって取り組まなければいけませんね。

 

思考出来る人は大きく飛躍します。

そのための手助けは惜しまないつもりです。

今、空手が楽しいと感じている生徒は夢中になって取り組んでみよう!

 

 

【組手】

土曜稽古で裏回し蹴りをさわりだけ学びました。

十分な時間が取れませんでしたので、今日来てくれた生徒に改めて指導しました。

もうひとつ2:8の割り合いで蹴るダブルの刻み蹴りでした。

 

蹴り技は難易度が高く、その分競技では突き技よりも高得点です。

股関節まわりが柔らかくないと高く足を上げることが出来ませんし、腿裏が固いと「巻き込み」が出来ません。

引き足を取るところまでが蹴りですので柔軟性も同時に必要です。

 

936DC73D-B6AA-4EC6-BE96-A6C64B0F7B6F.jpeg 445C8BC5-D689-4504-94B1-B934E4C138E8.jpeg

 

股関節の詰まりや裏腿の硬さを取るストレッチを最後皆で共有しました。

方法が分かればあとは自分次第。

 

稽古や試合前に柔軟性を上げて良い準備をする。

関節の可動域を広げてアップに入り、試合でベストのパフォーマンスを発揮する。

強い選手は当たり前のようにやってるはずです。

稽古前に友達と無邪気に走り回るのも子供らしくて嫌いではありませんが、もう一段意識を高めて次からは友達とお喋りしながらストレッチなんかしててくれるともっと良い稽古が出来るかな。

 

 

”良い準備が良い結果を生み出します”

2024-08-18 02:02:00

2024年8月17日 (土)道場稽古114

こんにちは!

 

久しぶりの空手!

一度だけ夜練やりましたが、みんなの顔見るのは丸2週間ぶりでした。

私は早く身体を動かしたくてウズウズしてましたがみんなはどうだったかな?

 

超ロングの夏季休暇で、空手中心の生活を過ごしています。

何となく決めた早起きと毎日ブログ更新。

どちらも完走しました。

どんなブログもそうですが1本書くのに1時間から2時間費やしています。

当然DVDを視聴した上での作業ですので実際には、どんなに少なくとも倍の時間はかかってる。

毎日暇してましたが、大半の時間PCの前でカチカチしてました。

DVDに関しては「観る」だけに留まらず、実際にその場で身体を動かして感じてみたり、また文字にする事で理解度が増すので「観ながら書く」スタイルを取っています。

インプットしたことを道場で生徒達に落とし込み、みんなにシェアしていきたいのでそうしています。

 

さすがに平日にこのボリュームは不可能ですので道場稽古中心のブログに戻りますが、お手隙の際にでもお読みいただければ励みになります。

 

 

 

-バンビクラス-

01・ウォーミングアップ

02・体幹トレ

03・固定式基本

04・形

 

-モンキークラス-

05・ルーティーントレ

06・体幹トレ

07・固定式基本

08・形

09・組手

10・居残り稽古

 

 

バンビクラス

【ウォーミングアップ】

今日はお土産持っていきました。

道場入るなり、気になって仕方がないYちゃん。

それなにー?

なんのおかしー?

なにあじー?

先生なにたべたんー?

喋ってると可愛くてたまりません。

毎週癒されてるわ。

ホントに元気もらってます。

 

7273876F-6CE1-4460-B631-DFA8D41278C9.jpeg

 

みんなでおやつ選んでさぁ練習開始!

いつものようにジョグ・バックラン・サイドステップ・ケンケン・グーパー・フットワークでした。

ちょっとずつですがケンケンやジャンプ系で筋力をつけていき、体幹鍛えることで動ける身体作りをしていきます。

この時間は思いっきり身体動かそう!

 

 

【体幹トレーニング】

 

AC3EAE1C-2093-4E94-B6D7-2952C7872312.jpeg

 

プランク・バックフルアップ・V字プランクで156分経過しました。

バンビ生も、もうかれこれ1年近く体幹を続けていると思います。

ひとつのことをこれだけやってる道場他にないんちゃうかな。

大事に育てて立派に成長させてあげたい。

 

 

【固定式基本】

今日のバンビ生、何やら様子がいつもと違いました。

2週間ぶりだからでしょうか。

立ち方が素晴らしく立派に変身していました。

 

5722896B-AF16-495E-9CED-D8965F5F5CC1.jpeg

 

明らかに今までと異なりとても美しい前屈立ちを見せてくれました。

しかも最後まで崩さず。

めちゃくちゃ良かったよ!

 

いつもの基本と比べ少しガマンの割り合いを増やしました。

四股立ち突きや、前屈立ちからの刻み逆突き。

 

1D47B0E0-8C95-40BE-B68E-55910A58E29B.jpeg 2E3FA0F4-FC12-4A2E-A50D-09B01CEE6E01.jpeg

 

立ち方を崩さず、かなりの量頑張った。

しんどい時こそ、大きな気合いの声をお腹の底から出してやり切ろう!

自分に負けて膝緩めたら(楽したら)アカンよ。

空手って同じことの繰り返しですが、この繰り返しこそが人を成長させる側面を持ち合わせています。

何事も粘り強く継続するチカラがつきますので。

単調でいつも一緒の稽古ですが、知らずしらずのうちに諦めない粘り強い人に成長していきます。

これは社会に出た時に大事な要素でもあります。

これが自然と出来る人は、きっと必要とされる人材になれることでしょう。

しんどいし地味な稽古ばっかりですが、押忍の精神でやり切って粘り強い人に成長していこう!

突きや引き手、受け3つに正面蹴りも頑張りました。

 

4E2FBB77-3311-4F02-8EB7-6B2AE1DCDA5A.jpeg BD7DFDB3-687B-473B-A208-1EC3DD90BD05.jpeg

 

 

【形】

なかなか安定しない、基立ちの「幅」

でもこれが身体で理解出来ないと次の形に移れません。

特に方向転換する時に肩幅を保てない。

今までの指導方法では「前足を後ろで跨いで」としていましたが、背も低いので当然足も短いため上手く跨げません。

となれば、サーカスの綱渡りのように不安定な立ち方になってしまいます。

 

76E17D36-8FE1-4249-8323-A6754837676A.jpeg

 

今日はアプローチを変えいつもと異なる回り方を、幼児でも分かるようかみ砕いて説明し実技に移りました。

するとどうでしょう。

以前と比べ遥かに立ち方に安定感が増してきました。

ちょっと手ごたえを感じた形練となりました。

 

 

バンビ生の形はこの方法が今のところベストかな。

やっと見つけた。

 

 

モンキークラス

【ルーティーントレ】

 

ルーティーン.jpeg ルーティーン (2).jpeg

 

久しぶりの空手だからかな?

2部生からもやる気が満ち溢れているように感じました。

きっと楽しくないであろうルーティーンメニュー。

これも意欲的に取り組んでいます。

内容はいつもの如く、

手技の瞬発力

これは切れ味鋭い形を目指していますので、全員が当たり前のように出来るようになってほしいところです。

 

下半身の瞬発力

今日の組手練でどれだけ大事か、よく分かったことだと思います。

遠い間合いから仕掛けるには、バネが絶対に必要な要素です。

ホントにプライオボックス導入したい。

 

お尻歩き

滑らかに骨盤操作出来るようになっていた2年生S君。

本日の彼、この後の体幹トレでもマジの顔して本気でやり切っていた。

嬉しい。

一瞬の腰のキレを磨くには、自在に腰を操れなくてはいけません。

形が上手い選手に、この腰のキレが無い人はいないと言って過言ではありません。

形が上手くなりたいと本気で思うのなら体幹トレとともにこれも家練しといてね。

 

拳立て

10秒間やってます。

始めたばかりの頃は、いろんなところから悲鳴が上がっていましたが余裕出てきたのでしょうか。

へっちゃらのようです。

手首を捻ってケガしたら空手出来ませんので「出来る子だけ!」

の条件付きで拳立ての姿勢で腕立て伏せするよう促してみました。

ポイントは脇を締める事。

何人頑張ったか全員見てませんが、数人やってました。

無理せんといてね。

 

 

【体幹トレーニング】

前回うっかり抜けていたことにブログ書いてる時に気づきました。

ずっと継続してる事だし、途切れたくありませんので今日は6分間頑張ってもらいました(ゴメン)

これで296分経過です。

 

体幹.jpeg 体幹 (2).jpeg

 

内容はコレ

1・プランク

2・サイドプランク

3・バックフルアップ

4・V字プランク

5・レッグレイズ

6・足刀蹴り

 

ゆり生の中にとても美しいV字プランクを披露してくれる生徒が数人いてます。

背筋が伸び足も急角度で高く上がった状態を1分間キープします。

かなりしんどいはずなのに、気合いでやり通します。

私は根性でやり切る生徒が大好きです!

最近導入したV字プランク並みにキツいレッグレイズ。

ただでさえしんどいのにクランチも加えるKちゃん。

彼女もド根性の持ち主です。

地面スレスレにゆっくり降ろせばもっと負荷かかるよ!

 

さて久々登場の足刀蹴り。

何て名前がふさわしいか分かりませんが以前は「自転車こぎ」って呼んでました。

これはある道場で取り入れているクルルンファのキレを増す練習方法です。

いずれゆりの中からクルルンファを打つ生徒が現れても良いように定番メニューにしても良いかも知れませんね。

これもクランチの姿勢でやれば腹筋崩壊メニューにバージョンアップするよ。

 

体幹鍛えまくって軸で動ける強い身体を作ろう!

 

 

【固定式基本】

 

基本.jpeg 基本 (2).jpeg

 

根性練習です。

しんどくてもやらないと強い身体は作れませんので、やるしかありません。

形が上手くなりたいなら、基本を磨いて磨いて磨きぬかなくてはいけません。

つくづく思います。

”奥義は基本にあり”

フルスピードで動いてもビタ止まり。

転身してもビタ止まり。

ジャンプしてもビタ止まり。

2段蹴りしてもビタ止まり。

 

理想はそんな感じ。

理想を追求しようと思えば、まず土台となる下半身を鍛えないといけません。

数えていませんが四股立ち突きを結構な数やりました。

基立ちとなり斜角突きでは、腰の回転とタイミングの練習も。

3方突きでは、前屈立ちと四股立ちで。

短い時間でハードに追い込みました。

 

 

ド根性でやり切ってくれました。

私的には生徒の頑張る姿、美しい姿を見せてもらい大満足です。

これこそが、ゆり道場のあるべき姿。

 

 

【形】

基本に引き続き形も超真剣モード。

みんな空手が好きやねんな。

そう感じることが出来ました。

 

9月の大会を見据えて、勝負する形だけを稽古しました。

打ち込んで形の精度を高めたいところです。

キレや極めの強さを高めていかないといけないし、自分なりの形のリズム(強弱や緩急のこと)を追求していかなくてはいけません。

自分が上手くなる秘訣は、自分より上手い人の形を観て学ぶこと。

そして自分との違いを分析することです。

今後ゆり生に求めたいことは、自ら情報収集する癖をつけることです。

情報はどこにでも転がっています。

身近なところでは特練や試合会場なんかです。

 

形.jpeg 形 (2).jpeg 形 (3).jpeg

 

そしてライバルを見つけること。

ライバルと思える存在がいれば、道場稽古の質をもう一つ高められるはずです。

だって負けたくないから。

負けたくない存在がいれば一回いっかいの稽古、もっと言えば1分1秒でもムダに出来ないことに自分で気がつくから。

自分が気を抜けば差が開いてしまうから。

ライバル見つけたら自然と自分に厳しくなれると思うのは私の考え方です。

なのでライバル見つけたとしても、結局のところ最後の敵はいつも自分自身という訳です。

 

 

おっとなんのブログやろか。

時間の都合で全員観ることが出来ませんでしたが(ゴメン)アドバイスに回れた人、受けた指導は忘れず次の稽古に活かすようにしてね。

 

 

【組手】

 

組手.jpeg 組手 (2).jpeg

 

教えてる内容は基本に沿ったことばかり。

ただ今日は生徒一人ひとりに考えながら打ち込みするよう事前にお話ししました。

 

学年別に小グループを作り打ち込みです。

技は刻み突き一本に拘りました。

ポイントに繋がる突き方。

この一点に絞って思考しました。

 

まず自分の間合いを知ること。

それぞれ体格が違いますので間合いが違います。

バネの有る無しで更に変わります。

 

5㎝手前で長い突きを放てなくてはポイントにはなりませんし、間合いが近く腕が曲がった突き方をすれば、これもまた旗は上がりません。

自分に適した間合いはどこか?

ストロークの長さ・バネの強さによって自分はどの距離からポイントに繋がる刻み突きが出すことが出来るのか、それを探すことから始めました。

 

距離を測る作業のあとは、突いた後の残心。

理想は "長い突き・長い引き手” です。

大きく引き手を取る方法も1セットで何度も繰り返し練習しました。

「突いた手を引く」意識だと、ロボットのような軌道になるのでそれはダメ。

肘を真後ろに強く引くことを心がけてね。

 

距離を知ることが出来れば、今度は距離を伸ばしていきます。

距離を伸ばすといっても、頑張って伸びるもんではありません。

私は気合いという言葉が好きな方ですが、気合いでどうにかなる問題ではありません。

 

遠間から飛び込んで届かすには、2ステップで入ること。

これも説明を丁寧に伝えひたすら練習しました。

ポイントは軸足の寄せ。

寄せは大きくなってはダメ。

その瞬間、カウンターの餌食になるので。

スタンスの半分まで寄せ、間髪入れずに前足を相手めがけて飛ばします。

 

この両足の連動がとても大事ですが、イメージは両足の内側を素早くくっつける感じです。

磁石が引っ付く感じと説明しましたが、軸足の引きつけが強くないと成立しない技です。

 

・自分の刻み突きの間合いを探す

・2ステップで更に遠間から飛び込む

 

 

ちょっとだけ頭を使った練習に突入しました。

「距離が合ってないなー」「ちょっと調整せなアカンなー」

その日の調子を自分でチェックして、自ら修正する癖(能力)が備われば大きく飛躍出来る事でしょう。

 

 

最後、時間が押してましたがやりたかった練習、裏回し蹴りを少しだけ。

相手の攻撃を引き込んで、前足で蹴る「裏回し蹴り」でした。

 

初めて?だったのでポイントを大きく4つに分けて練習しました。

軽い説明で終わらそうかとも思いましたが、結局15分オーバーでもう少し踏み込んで練習しました。

 

まだまだ試合で使うには練習が必要な高度な技ですが、良い線いってる生徒が数名。

なぜか女の子が多く3名使えそうな予感を感じさせてくれました。

 

20日の夜練でもやるよ。

 

 

【居残り稽古】

 

居残り (2).jpeg

 

約30分弱でしたが3名の生徒とセイエンチンを練習しました。

小人数なので細かめに。

呼吸の仕方、技の分解、軸の乗せ方を中心に前半の気合いの部分まで進みました。

 

居残り.jpeg

 

重点的に三戦立ちの歩幅と長さ、そして膝の倒し具合、つま先の向きを説明しています。

立ち方に力強さを表現するには、今日説明した幅が大事になってきます。

忘れないでね!

来週は後半パートに入ります。

他に希望者いれば合流してください。

2024-08-17 09:15:00

浪速の空手3 -先の先・後の先の間を消す攻撃と対応- 世界レベルの総合力を身につける最先端の練習体系 3/4

こんにちは!

 

浪速の空手3 練習の内容、目的がとても分かりやすくシリーズ全て観ています。

対象が高校組手なので、道場の生徒とは当然動きやスピード感に違いはありますが指導者・生徒にはマインドは共有出来るはず。

低学年が多い道場ですので理解出来る言葉や例え方に落とし込まないといけませんが。

勝ってる時・負けてる時・相手との距離・攻める気持ちを持って凌ぐ・ひとつの技に拘らない・技のあと

学ぶことばかりです。

 

 

浪速の空手3 (3).jpeg

 

 

07・動きを止めない 近場の勝負

08・一歩目の速さをつくる15秒フリー総合練習

09・立て直しの速さをつくる15秒フリー総合 + ミットプレス 

 

 

 

【動きを止めない 近場の勝負】

相手と密着した状況です。

掴みに関してはルールがどんどん変化し今では掴みは片手のみ。

掴んだ瞬間、即座に得点技もしくは倒さなくてはいけません。

 

即座に得点技を狙わないといけませんが、掴みの判断は主審に委ねられています。

一つくらいペナルティ取られても構わへん』

掴みの時間の感覚は主審の主観であって、取られる場合もあればまだ取られない場合もあると説明しています。

ペナルティを覚悟して少々相手を掴んでも構わないと指導されています。

 

『でもみんなは、すぐ離さなアカンという意識が働き、相手に投げられ引っ張られて蹴られたりすることもある』

ルールの範囲内でギリギリのところで凌ぎ合いをしなければいけないとのこと。

 

ここでの練習では相手に掴まれた場合の防御の仕方、逆に相手を掴んだ場合の攻撃のパターンを選手に考えさせることにありました。

掴まれた場合では、裏回し蹴りが飛んでくるケースが良く見受けられます。

ここでの避け方。引っ張られる力を逆に利用した避け方が参考になりました。

普通、技を極められまいと抵抗しそうなところですが逆でした。

一番良くあるパターンは両手を顔の位置に上げ、上段を蹴らせないことではないでしょうか。

 

蹴りだけでなく、足払いで上体を崩して次の技に繋げたりを4枚のマットの中で練習されています。

近場の戦い方、ポジショニングを克服する。

自分の苦手な距離を把握することが目的です。

 

「やめ!」がかからない状況で安心できる場面はありません。

外国人選手はガードの上から巻き込んで蹴ってきます。

 

意識をはること。

『自分で勝手に区分せず、意識をはっていれば取られることはないよ』

 

『今は浪速どうし、意識はっている状態で練習しているから取れないけど、試合中「やめ!」がかかる頃、相手がどこかで気を抜いたところを押さえる。

相手が休むか審判の「やめ!」がかかるまで、自分が休むことはない』

 

 

一歩目の速さをつくる15秒フリー総合練習

これも状況練習です。

新しいルール「先取」によって、ポイントが先取した方が有利となります。

現在のルールにおいても浪速では以前よりファーストポイントを取ることを大事にしてきたように、そのための動き・作りの速さを意識させています。

ファーストポイントを取れたなら1-0の組み立て方、もしくは0-1からの組み立て方を考えて、バタつかずに試合運びしなければいけません。

強い選手でもバタついたら負けてしまう。その焦りが少ない選手が勝つのでしょう。

 

フリーの1本取りの中でも、何を意識して練習するかが大事だと指導されています。

『どこの学校でも道場でもチームでもやってる練習ですが何をどういうことを意識して、その時の区分によって状況判断するのか』

でも動きは区分してはいけません。

要するに、ポイントが入ったかどうか「やめ!」をかけて判断するのは審判の先生であり、選手ではありません。

15秒間止まらずに、入ったとしても選手は動きを止めずに次のポイントを狙いにいく。

15秒フリーでは、ポイントを取っても(取られても)動きを止めず続けています。

目的は動き出しのあと、技が極まったあとの次の動きを区分せず、次へ次へと繋げていけるかをフリーの中で養っています。

試合形式や1本取りでは審判のやめがかかるので、技あとの繋ぎの意識が自分では分かりにくいことがデメリットです。

技あとの動きが遅れていないか自分で気づくための練習です。

動き出しの一歩目の速さ、判断の速さを選手自らに感じさせています。

なるほど!

 

向かい合って構えから集中して、フットワークしているところからスタートしています。

フリー見ていたら技あとを取られる選手、反応してさらにポイントを重ねる選手と様々でした。

今井監督がネットの接続に例えて説明されています。

『ネットの接続やテレビゲームで処理が遅かったらイライラせえへんか?

組手もそれと一緒でバンと打ちあって、その後の展開が遅かったら、アカンねん。

処理は性能が良く速い方がいい。雑なところはこの練習で削り取っていくように!

訓練して慣れて来て身体が勝手に反応出来るようにならなアカンで。

後ろのみんなも遅れてる時は声掛けして発破かけたらなアカンで!

その瞬間「そこ!」「いま!」って教えたらなアカンで!

やられるねんから!』

 

相手の攻撃をダッキングで掻い潜って間髪いれずに攻撃。

差し合ったあとの入りの速さ。

技が流れるように出せる選手もいますし、

避けたと思った。

入ったと思った。

ここで躊躇し相手の動きを観てしまう選手には適格に指摘です。

もうひとつ!もうひとつ!と技を重ねていくのに、重心が高いと一手遅れますね。

 

 

立て直しの速さをつくる15秒フリー総合 + ミットプレス

フリー練習する選手の背中を後方からミットで押さえてあげます。

身体が浮いた時が相手に最もやられやすい瞬間です。

自分が対応できる手段が無くなってしまいますので、そこを無くす練習です。

 

ミットの持ち手も選手に合わせて動かないといけないのでフットワークの練習を兼ねています。

場外間際でミットに背中が当たれば前にでるもしくはサイドステップしないといけません。

浮くという動作を削り取ります。

試合中はどうしても浮いてしまう場面がありますが、すぐに立て直さなければいけません。

相手に主導権を握られたまま試合を進めたら負けてしまいます。

その不利な状態に気づいて立て直す練習をされています。

 

もうひとつの目的は、相手と見合い何も仕掛けない場合、持ち手が後ろから押しプレッシャーをかけています。

説明の中で今井監督は、強い選手の特徴のひとつにプレスが強い(速い)ことを挙げられています。

押すタイミングもありますので、頭を使わないといけません。

 

フルスピードでフリーしてますが、とても難しい、、

遠間から上段の蹴りで間を詰めてきた際、身体がのけ反るシーンがありますが、この瞬間が浮いた時。

間髪入れずにミットで背中を押し、体勢を立て直します。

一気に畳みかけられてもおかしくない場面でしたが、上手く回避していました。

気をつける点は、後ろに壁(ミット)がありもう下がれない状況で固まってしまうこと。

これだけで一手遅れます。

 

持ち手側は選手がバックステップしたら同じく下がってあげないといけません。

ボーっとしてたら詰まってしまい練習になりません。

持ち手は練習の意図を考えて、選手が浮いた時にだけ止めてあげることです。

攻防してる時は流れに沿う必要があります。

サイドステップしたらついていき、選手の仕掛けが足りない時は、後ろからプッシュし教えてあげないといけません。

相手のリズムを読む練習でもありますので、気を抜かないことです。

 

 

シンプルなんですけど良く考えられたメニューだと思います。

固まった時、浮いた時に後ろから教えてあげることで、客観的に持ち手が知らせてくれます。

自分一人では気づきにくい部分をサポートしてくれますね。

普段から選手の動きをよく観察して、弱点克服する方法をずっと考えてるんだろうな。

指導者の創意工夫です。

 

 

フルスピード、本気の突き、蹴りでの練習。

コートの中を4人が目まぐるしく動いています。

2024-08-16 09:15:00

パワーライントレーニング 空手がドンドン上手くなる

こんにちは!

 

CDA79283-10A3-49DA-AD56-F4C733820810.jpeg

 

kindle書籍シリーズ

毎月連載されていたものを一冊に纏められていますので一気に読むことが出来るので理解を深めることが出来るのではないでしょうか。

 

パワーラインとは身体能力に主眼を置くのではなく、身体能力を如何に発揮させるか?という身体能力発揮システムに着眼したスポーツトレーニングメソッド。

その中のパワーライン理論は、野生動物や超一流アスリートの身体・動き・意識の共通点を導き出し研究されたハイパフォーマンス理論です。

身体や動きはもちろんのこと、感性・感覚にアプローチし「センス」を鍛えられるメソッドはアスリートだけでなく、障害をもった人や美を追求する人、いつまでも健康であり続けたい人など、多くの人の可能性を引き出し続けています。

 

普段道場で取り入れているウォーミングアップひとつをとっても見ている視点が異なると言います。

技術力を上げるためには、反復練習だけではなく反復練習の「質」を上げるためのトレーニングを重視しています。

例えば、腹筋ひとつでもやり方によっては身体・動きの質を上げ、身体の細胞単位に刺激を与えて空手の技術向上に繋げています。

 

内容については詳しく触れませんが、

腰の効いた突きを出すためのトレーニング方法が紹介されています。

市販のトレーニングチューブを使って肩甲骨を鍛えたりといった感じ。

 

・伸びる突き:へびのような動き

・骨盤を使った動き:手と足の連動

・直線的な推進力:押す力の強化

・バネを作り出す:腰を前に出す、重心移動

・逆突き強化:腰を攻める

・足上げトレ:腰の押し込みで強さが生まれ蹴る際の足が上げやすくなる

・押し込みとぶらぶらトレ:飛ばすような蹴りを出す

・四股立ちから前蹴り:間合いが詰まった場合でも全力で蹴りが出せるスペースがあることを知る

・お尻タッチトレ:刺すような蹴り

・上体の捻りトレ:肩甲骨を寄せながら捻ることで背中のスペースを作る

・腕振りトレ:単純な動きの中に肩甲骨を意識させ、精度の高いスピードのある突きを繰り出す

・スキップトレ:丹田の意識があるかないかの見極め

・身体に壁を作るトレ:丹田と足が繋がり、丹田に自然と力が入る

・蹴りの強化:膝上げトレ

・下に落ちない中段突きのために:足を広げたステップトレ

・突きの強化:骨盤意識トレ

・突き・蹴りの改善:手のひらでプレス、四股からの蹴り強化トレ、軸を外に置くトレーニング

・腰の動きを知る:3Dのイメージで腰を動かす

・背中に意識を作る:腰と背中を作って前後運動

・ゼロポジションを知る:逆さまの概念

・ゼロポジションの構え:引き手に身体を近づける

・骨盤を使うトレ:足の跳ね上げトレ

・手と足を使うトレ:手を使って進む、手を使って刻み突き

・胸椎の柔軟性:ブリッジトレ

・腰の入った突き:腰部、臀部の強化

・ステップワークの強化:ゆらゆらの動き

・肩甲骨の柔軟性:棒を使った運動

・手と腰の連動:四つん這いでの前進

・腰を残すトレ:引っ張り合いからの突き

・自分のゼロポジションを知る:身体に一本の棒を作る

・上半身・下半身の一体性:棒を使った上半身捻りトレ

・呼吸トレ:過度に酸素を吸わないトレ

・プレス強化トレ:肩甲骨を寄せる

・裏回し蹴り強化:足を割くトレ

 

 

理論に基づいた運動メニューが数多く紹介されています。

特に勉強になったのが「引っ張り合いからの突き」

上半身は前方:下半身は後方

動きの中で、このように身体を割ることが出来れば、前への推進力が飛躍的に向上することと、間髪入れずに次の技が仕掛けられます。

理論を理解し実際の動きで確認してみると全然違うものになっています。

ところどころQRコードが貼り付けられていますので映像でも確認でき理解が深まります。

 

この書籍は新しいテクニック面の紹介ではなく、自身の持つ潜在能力を高める練習方法が記されていると言えます。

 

829281EE-A9B6-4805-8566-6748E5E5EDB1.jpeg

 

 

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 ...