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2025年10月19日 (日) 日本スポーツ協会 空手道コーチ1更新講習会
こんにちは!
朝早くから大阪で空手道コーチ1更新講習会でした。
空手道指導者には必須とも言えるこの資格。
自分の道場を開設したく約4年程前、京都で5日間朝から晩まで勉強した空手道コーチ1の更新講習会です。
京都でのことを思うと楽勝ってもんです。
4年前は神戸から下道で大阪の実家の前を通り京都まで。
往復で5時間以上運転してた。
平日は週5で会社勤めして土日京都通い。
全く休みなしで、ぶっ倒れるんちゃうかと思うくらいにハードでした。
ちょい体調悪めですが、更新は大阪で1日だけ。
痛み止めだけ持っていけば京都と比べればどうってことありません。
一体、何人来ていただろう。
ざっと見たところ120~150人くらいでしょうか。
午前中はずっと座学。
ご存じ荒賀 龍太郎氏のお父さん、荒賀 正孝先生による指導者として心構え・アスリートにとっての食事の役割・ドーピング・コンプライアンス研修でした。
空手のルール、審判の話になったところでこんな話が。
全少で起きてしまった誤審と東京2020オリンピック決勝の話。
決して、対面の副審に同調しないこと。
自分の目で見た技しかジャッジしないこと。
副審2名が旗を上げてしまったら今のルール上、例え間違っていても主審は技をとらなければいけない。
明らかなミスはミスと素早く認め、正しくジャッジし直せるようなルール整備が絶対に必要です。
ビデオレビューが設けられた世界大会クラスですと誤審も正せますが、それがVRが無い大会だとプロテストしづらい雰囲気も感じます。
オリンピックでは上段蹴りがヒットして完全に伸びてしまった選手が金メダル。
勝敗を競う競技でノックアウトされた選手が勝つ競技は世界的に見ても伝統空手くらいで受け入れられにくいんじゃないかという見解でした。
どうなるか分からないですが、数年後にはとある国が、現行のルールに異を唱える動きがあるとか無いとか。
午後からは四大流派の指定形講習でした。
正しい基本の動作、
正しい立ち方、
してはいけない誇張、
加点ポイント・減点項目
形審判的な視点ばかりです。
形競技ではこんなところの観る目を養いなさい的な講習会です。
学ぶうちに形審判への興味が益々高まりました。
生徒は生徒で頑張ってて、保護者も本人も大会で良い成績を修めたいと願っています。
指導する私も形で見落としてはいけない部分なんかの勉強をもっともっと積まなければいけないと感じています。
松濤館流(相原先生):ジオン
糸東流 (草野先生):バッサイ大
剛柔流 (荒賀先生):サイファ
和道流 (古川先生):セイシャン
セイシャンだけ全くの初体験。
サイファとジオンは久しぶりながらも身体が覚えていたので大丈夫。
松濤館の前屈立ちは、
横は腰幅
縦の長さは腰幅2つ分。
要するに長方形です。
前足の深さは、糸東流は垂直ですが松濤館は膝頭が親指つけ根までとさらに深く曲げています。
形審判を目指す人向けのアドバイスが随所に、ちりばめられていました。
「腰の使い方」
真身から真半身への腰の切りどころ。
ここは大変勉強になりました。
糸東流のジオン・ジッテ・ジインは打ち込んだ思い出深い形です。
糸東流では、競技でやらない方が良いこと。
逆に競技力に繋がる第一挙動の練習方法。
技の強さの引き上げ方。
これは収穫でした。
胸を叩くような誇張は減点に繋がるが、腕が擦れ合う音はオッケー。
猫足立ち 手刀下段払いでは、水月に置いた引き手の指先の角度とその意味。
なぜ半身なのか。
これを理解しましたので次の道場稽古でシェアしたいと思います。
次に諸手突きの高さ。
これは道場で修正しないといけませんでした。
これも次回の道場稽古でシェアします。
剛柔流のサイファでは第一挙動の入り方。
立ち方の種類も多く、移動のスムーズさも必要です。
初っ端、身体の向きとつま先の角度を異なって入らないといけないところや、
糸東流と異なる回し受け、
糸東流よりもうひとつ深い四股立ち、
肩幅よりやや広く、肩よりもやや高い諸手突きなんかは形審判目線でのアドバイスと言えます。
ラストは和道流でした。
和道流と言えば「受け流し」
相手の攻撃をいなします。
中段横受けの高さが顔の横
上段揚げ受けの高さが頭の上
なんでか?
攻撃を受ける瞬間は中段はお腹の高さ、
上段は顔面の高さで他流と同じで、受けきったあとの高さがあのような位置になるようです。
前半は柔らかく緩やかに動きますが、一転して後半は激しい攻防に変化しています。
一本拳での肘受け、
糸東よりも遥かに浅い四股立ち、
バッサイ大と共通する三日月蹴り、
下段に打ち込む追い突き、
名前だけ知ってるセイシャン立ち、
下半身を防御しながら立つつま先立ち。
かなりハードルが高い和道流でした。
指導者向け、審判目線の講習会でとても有意義な時間でした。
生涯空手、生涯学習です。
2025年10月18日 (土)道場稽古165
こんにちは!
今週は夜練が無かったので1週間ぶりの空手教室でした。
木曜日の朝から調子を崩しピークは昨日した。
未だ本調子とはならず明日は朝から大阪で空手、終わったら神戸で用事が入ってる。
薬が効かず1日乗り越えられるか不安しかない。
-バンビクラス-
0・早練
1・ウォーミングアップ
2・体幹トレ
3・固定式基本
4・形
-モンキークラス-
5・ルーティーントレ
6・体幹トレ
7・固定式基本
8・形
9・組手
バンビクラス
【早練】
垂水区大会に向けて早練スタートしました。
どの形でいくかこれから決めていくので、まずは四の形と十二の形から。
拳の握りを整えることと、足の動かし方。
小さい子はどうしても転身する時に足を大きく回せないので、肩幅を保つことが難しいので、
前足を後ろ足に引き寄せ、肩幅に広げて立つ練習を行いました。
次、平安二段です。
順番は良い感じでしたので、少しずつ細かい部分に指導を進めました。
正しい四股立ちの姿勢。
・腰の高さ
・スタンス
・姿勢
平安形になると立ち方が増えてきます。
まず四股立ちが「くの字」に折れないこと。
壁に①踵 ②お尻 ③背中
この3つをつけて立つ練習を行ってください。
腰が折れると(前傾姿勢)キレイな立ち方とは言えません。
ここがしっかりと出来るようになれば次のステップに移ります。
四股立ちの次が猫足立ち。
唯一軸が真ん中に無い立ち方。
軸足踵に軸を移して立つのですが、違う位置にあれば前足を上げて蹴りを出すことが出来ません。
これも壁を使って軸を後ろに移す立ち方を説明しました。
軸とともに大事なスタンス。
前足を遠くに置いてもダメ。
近くでもダメ。
自分の身体(足の長さ)に応じた立ち方を覚えていかないといけません。
基立ちの作り方をベースに猫足立ちの作り方を指導しました。
忘れないよう自宅で練習してみてね!
【ウォーミングアップ】
稽古前に新入会のR君とYちゃんの二人、しっかり自己紹介出来ました。
桜小・小部小の生徒が多めの中、ありがたいことにいろんな学校から集まってくれてる。
ホントに感謝しかありません。
みんなでワイワイと楽しみながらアップ。
このアップの時間中、生徒が可愛すぎてたまらなく好きだ。
ケンケン、グーパー、ジャンプ系、瞬発系に加え今日は十字ランダムを投入!
その場バタバタしながら、号令とともに身体を上下左右に動かします。
スピードと反応のアジリティでした。
息切れるので2組に分かれて順番に。
【体幹トレーニング】
V字プランク・サイドプランク・プランクで309分経過しました。
まだまだフォームが出来てないけど、ジッとすること。
改めて思うが、動いたらアカン練習なんて逆に珍しいな。
【固定式基本】
立ち方から始まり、突きと受け正面蹴りでした。
正面蹴りは平行立ちになり、胸の高さに手のひらを置き膝でタッチ。
抱え込みの意識づけでした。
その後、基立ちの作り方を学び正面蹴り。
これを左右で行い基本稽古を終えました。
【形】
大会組・出ない組・新入会組と3つに分かれて稽古を行いました。
この日、都合でバンビ練に参加していたK君・Yちゃんに新入会生に基本をお願いしました。
指導らしい指導はこれが初めて。
黒帯を目前に控え、場合によっては後輩たちへの指導も入ることも。
ビックリしたかも知れないけど、何事もやらないと自分自身の経験値は上がらないから、やって良かったと思うよ。
ありがとう。
出ない組の方はEさん。
四の形、十二の形を中心に指導してくださいます。
教えることの難しさと楽しさを同時に感じてることだと思います。
Eさんの言葉は私の言葉だと思ってしっかり聞くようにね。
教えてもらったら最後感謝を込めて「ありがとうございました」
それはお兄ちゃん、お姉ちゃんに教えてもらったとしても一緒ね。
武道なので心の教育。
自分から挨拶が出来るようになることと、礼節を学ぶことを特に大事にしています。
それと言葉使いも少しずつ指導していこうかな。
みんなで成長していこう。
あとみんなに頑張ってほしいことは60分集中すること。
やっぱり集中出来てないと同じ指摘を繰り返し受けてしまうし、それじゃもったいない。
特に形。
僅か1分も満たない時間を集中出来ずにいるのはダメ。
その1分で自分の持てるチカラを全てぶつけないといけません。
モンキークラス
【ルーティーントレーニング】
拳立てで拳固めしながら手首を強くします。
グネったら稽古どころではありませんので無理のない範囲で。
もうひとつ、手技の瞬発力を鍛えました。
糸東流らしくキレのある形を目指しています。
【体幹トレーニング】
レッグレイズ・足刀蹴り・バックプランクで448分経過しました。
腹筋を強烈に刺激するレッグレイズ。
足刀蹴りは今のうちからしっかり磨いた方が良いよ。
形の中で蹴りが出てくるのもあるから。
そのための抱え足と引き足の強化です。
見てると蹴りの方に意識がいってて、引き足が弱いケースがチラホラ。
どっちも同時に強くね。
【固定式基本】
四股立ち突きいったい何本突いただろうか。
懸命に努力する生徒の顔を見てると嬉しくなってくる。
「連帯責任」
「一人でも膝を緩めたらやり直し」
この言葉が効いたのか、みんなやり切った。
これで足腰強くなっただろうし、なにより押忍の精神が宿ったと思う。
それでこそ我が生徒!
いつも言ってる、最後の敵はいつも自分自身ってやつね。
【形】
大会も終えオフシーズンになったこともあり、
茶帯から順に帯ごとに皆の前で形を披露することに。
見取り稽古の中で、自分に無い部分を探し出す練習。
人の良い動きを見て、自分に取り入れる意識です。
見取り稽古の意味を始めに理解しておけば、中身のある形練になるはず。
どれだけの生徒が意識出来てるかな。
12月の中頃、審査会があります。
受審のリミットはおそらく12月初旬。
来週稽古無しだし、実質あと6回程度しかありません。
回し蹴り等、苦手な基本技も稽古しておく必要があるし、緑帯以上はくじ引きによる形選出ですので、基本形が5つともスラスラ打てないと用紙は渡しません。
一回いっかいの稽古を大事にし、最後に全生徒で一斉に打つ形タイムは普段打つ量が少ない形をやっといた方が良いよ。
「腰の切り替えし」「手技」
この2つのタイミングを揃えることでキレが増します。
これはどの形にも通じること。
形練の前に頭でおさらいしておこう。
【組手】
先週習った4つの技のうち、今回は2つに絞り30分間ペア練で行いました。
中段回し蹴りの捌きからの返し技。
もうひとつは前拳で捌いて前拳での返し技。
この2つをひたすらに繰り返しました。
蹴りは足の入れ替えたあと、どれだけ間を空けずに蹴れるか。
大きくスイッチするとロスするので、どう動けばヒット出来るかこれは自分で探るしかありません。
あと蹴りが極まらない理由の中に、軸足の回転と上半身の姿勢があります。
この2つを重点的に指導しています。
今回は中段回し蹴りなので姿勢を変えず蹴れるはず。
ムリに頭を倒さなくて良いよ。
仮に倒すとしても 「横」 では無くて 「後ろ」
おへその方にかがんで蹴っていては足も上がらないし絶対にダメ。
くの字に折らないように。
踵の捻りは、蹴り足が伸びきる瞬間に自分の踵を相手にクルっと向けます。
そうしないと腰が回らないから、回し蹴りになりません。
この2点をしっかり理解して次の練習に備えよう。
もうひとつ前拳カウンター
これは難しい技です。
リズム感が必要な技かな。
パーリングしながら前足をタップし、間髪入れずに刻み突き。
その時もう一発タップを踏みます。
みんな見てると前で合わそうとしてるかな。
これは相手の中段突きを捌いて返すので、基本的には相手が突っ込んで来るパターンです。
相手が距離を詰めてくる時に、自らも前に踏み込んでしまうと更に距離が詰まり、短い突きになってしまいます。
ここは前に出ず「その場」で迎撃すること。
このペア練を4年生K君とR君、互いに良いリズムで技を極め合ってたかな。
何度も何度も何度も繰り返して、無意識でも身体が勝手に反応出来るくらい反復練習してほしいと思います。
なぜならば、試合中に出せる技は練習してきたことしか出せないから。
自ら仕掛けるように前で勝負出来て、
(バックステップで)引き込んで返せて、
その場でも反応出来る。
相手が何やってきても反応出来る引き出しの多さ。
そこが理想です。
2025年10月12日 (日) 第24回 神戸市空手道選手権大会 @常盤アリーナ
こんにちは!
超絶早起きして前日のブログを書き始めることから一日がスタート。
数日でも間が空くとどんどん記憶が薄れていき、その度に老いを感じてしまいます。
金曜日に夜練が入ったり、日曜日に大会や特練・講習会が続くとたちまちヤバくなってきます。
来年からは月曜日にコベカツ入りますので、ブログが3日連チャンのケースも増えてくる。
道場で大して動いてる訳ではありませんが、記憶力に加え体力の衰えも気になります。
とにかくベッドに入る時間が明らかに早くなりました。
通勤電車の中でインスタアップしたり、ブログの写真整理したりで限られた時間を有効活用しながら何とか続いてる感じです。
でも道場の様子なんかをブログで観に来てくれる方がいるのが続けていられるモチベーションになっています。
半分ブログを書き終え、急いで出発の準備を整えます。
開場と同時に体育館につき、プラグラム片手にスタンドに上がります。
館の出欠を取り終えまたコートに戻り、コート役員の打合せに合流。
私は第3コートの担当が割り当てられていました。
当日は西明石の先生とともに、他道場の保護者の方と4名でチームを組むことに。
補助役員自体、初めてとのことで事前にサラッと説明を入れつつ進行することに。
役割分担の中でポイントを整理して伝え、
隣でサポートしながら、
身振り手振りでジェスチャーしながら回してると回るもんです。
アッ!
これや!
一瞬イナズマが走った。
未経験の保護者にお願いするのは受ける方もハードル高いですが、私と一緒だったらかなりハードル下がるんちゃうかな。
選手係り (赤・青に分ける)
記計係り (組手の競技時間計測や得点板の管理・入賞者の記録)
呼び出し係り(試合する選手のコール)
結構大変そうに感じますが、隣でサポートしながら上手く4人で回せました。
なんなら側にはコート長が常駐していますので、何かあっても異変にすぐ気づいてくれるから大丈夫です。
来年春の神戸市大会からこの方法で、ゆりの保護者をサポートしてみたいと思います。
大会を開催してくださる上部団体、
そこに加盟する館、
道場の指導者、
わざわざお越しくださる審判の先生方、
そして補助役員についてくださる保護者の協力が揃って始めて大会が成立します。
どれかひとつでも欠けたら、生徒たちが普段の努力を発揮する場を失いかねません。
そうならないためにも、ゆりの保護者の方には補助役員の協力とご理解をお願いしています。
この方法で実践経験を積んでいければと思います。
余談ですが、
昨年の今頃から構想を練っていた「ゆりカップ」の開催。
道場内で練習試合を本当の試合形式でやってしまうことを考えていました。
試合するのは道場生
主審は私で副審は道場生
補助役員は保護者の方
月1ペースで経験値をあげようかと考えていましたが、
得点板の準備、
トロフィーの調達、
プログラム作り、
防衛した選手のご褒美等、
クリアする課題や先立つものも無く未だ実現していませんでした。
大会の中身にブログを戻します。
私の担当した第3コートでは、
3年生男子形
5年生男子形
1年生男子組手
5年生男子組手
3年生女子組手
ゆり生達の試合をチェックすることが出来ました。
次に試合を控える選手の準備があったりとガッツリ観ることは出来ませんが、ちょいちょい目で追っては写真撮ったりと(撮ってええんか?)いった具合でした。
勝負の世界なので勝ちと負けがはっきりと分かれてしまいますが、自分のチカラが発揮出来ればそれで良いと思います。
緊張のあまり普段通り出来ないことの方が悔いが残りますので。
チカラを出し切っての敗退だったら相手の方が上手かったと素直に認められますので、私はそういう考え方になります。
この日一番印象に残ったのは3年生女子組手のYちゃん。
普段から理解力と実践能力が素晴らしく、いつも一番始めにサラッと出来てしまいます。
初戦からしんどい対戦相手に思えましたが、ポイントを積み重ねていきます。
気づいたことを挙げてみますと、
中段の踏み込みの時、もう少し後ろ足を使えたらスピードと距離が出るよ。
それと残心が弱いかな。
ポイントになった蹴りとならなかった蹴りがあったと思うけど、これもしっかりと引きを取ってほしいかな。
決勝戦1分インターバルの時に、勝ってる時の試合展開について一言だけアドバイスしました。
「あとしばらく」以降の戦法。
自分から果敢に攻め過ぎる必要はもうなくて、プレスを強めにかけ何か来たらカウンター取るぞ!
これで十分です。
攻めに行くケースでは、相手と打ち合いになった時相手に旗が挙がることも考えられるため。
攻め過ぎず、かといって消極的展開にはならず。
ここではしっかり相手の攻撃を前で捌いて返す、戦法に切り替えます。
直前に伝えたことを、決勝戦でやってくれるんだからホントにセンスがあるんだと思います。
もう少し、
あともう少しだけ圧を強めにかけ、相手が入ってきにくくしたかったところですが。
でも冷静な試合運びだったと思います。
6月の北区、8月の修交会に続き10月の神戸市大会まで獲ってしまいました。
年間で3つ優勝するなんて、そう簡単に出来ることではありません。
おめでとう!
バンビクラスの1年生男子形のE君や、5年生男子形ではK君も準優勝したし結果に繋がった大会となりました。
勝って驕らず 負けて腐らず。
諦めたらそこで終わり。
それ以上の成長はありません。
いつも言ってることですが、結局最後の敵はいつも自分自身ね。
昨日の自分よりほんの少しでも成長出来るように日々努力を積み重ねてほしいと思います。
神戸市大会に出場した生徒たち、
同日グリーンアリーナで行われた後期 県大会に出場したKちゃん。
みんなお疲れさまでした。
さあ!
次は2025年最終戦!
11月の垂水区大会です!
デビュー戦の生徒がたくさん出るし、私自身とても楽しみです!
R君やE君、Yちゃんに続いていってほしいと思います!
早練でバックアップしますし、体力残ってれば引き続き2部練参加してね。
青空教室も大会までに2回やるんでそっちも来てね!
2025年10月11日 (土)道場稽古164
こんにちは!
本日から来月の桜小音楽会が終わるまでの間、多目的室に移動です。
スタートした頃は、大きさ的に楽勝でしたが今では2部練は手狭になってきたかな。
それだけ生徒の数が増えたってことか。
-バンビクラス-
0・体験教室
1・ウォーミングアップ
2・体幹トレ
3・固定式基本
4・形
-モンキークラス-
5・ルーティーントレ
6・体幹トレ
7・固定式基本
8・形
9・組手
バンビクラス
【体験教室】
1年生の男の子と年中さんの女の子がお越しくださいました。
しっかりと自己紹介できてビックリ!
元気でにこやかで終始楽しそう。
武道ですので礼儀作法をとても大切にしています。
日常生活にも役立つ着座・座礼・立礼を稽古に入る前に学びました。
他にも、お辞儀の深さ・目付け・跪座の意味等も指導しています。
この後、バンビ生と合同で稽古する前に拳の握り方も学びました。
【ウォーミングアップ】
この時期はどの学校も運動会等の行事が入り、お休みがやや多めでした。
アップはいつもの感じで、ケンケンやジャンプ系を中心に組手構えとなってステップでした。
足首とバネ強化して動ける身体作りです。
あとは仰向け(うつ伏せ)ダッシュで反応力を高めました。
【体幹トレーニング】
バックフルアップ・サイドプランク・V字プランクで306分経過しました。
気になった生徒のフォームを正しながら体幹鍛えました。
体幹が強いと素早く方向転換してもピタッと止まれるようになり、形の極めどころで身体がふらつかないようにも繋がっていきます。
【固定式基本】
手技と同じくらい重要な引き手。
まずは両引き手の練習から行いました。
ポイントは、
1・手首は曲げない
2・床と平行を保つ
3・高さは帯よりも上
4・脇は開かない
5・拳はお腹よりも前に出さない
引き手の次は突き。
左右どちらの手で突いても狙う位置は同じで、自分の身体の中心で胸のちょい下にある「みぞおち」を狙います。空手の用語では「水月」とも呼ばれます。
急所をめがけて突きの練習をしています。
受けはひとつだけ。
中段横受けでした。
相手が自分の身体をめがけて突いてきた時の受け技。
これもポイントを記しておきます。
1・拳は肩の高さ
2・肘とお腹の間は拳ひとつ分のスペース
最後は基立ちとなり正面蹴りを左右の足で行いました。
ここでタイムアップ。
体験教室が終了の時間となりました。
ちょいお休みする生徒が多かったこと以外はいつもと同じ、ゆりのバンビクラスでした。
【形】
全員で四の形・十二の形をブザーを使って稽古しました。
一つひとつの動作を速く。
まずはこの意識で形を打つことです。
打つ毎に追加で注文を重ねていくことに。
・引き手の強さ
・手技と引き手のタイミング
・手技と引き手に加え軸足のタイミング
・おへその向き(締め)
いっぺんに言うと逆効果になるので焦らず一つずつ。
このあとグループを分けての稽古。
神戸市を目前に控えた3人と平安二段でした。
とても良い仕上がり具合に感じました。
出会った頃はバンビちゃんやったのに、今では目の色変えて真剣に稽古を重ねています。
今日新たに追加したこと。
スピードに乗った四股立ちの入り方でした。
二つの動きをミックスすることでスピードを上げていきます。
自然と身体に落とし込めるようになるまで、反復練習あるのみです。
良い感じに仕上がったと思います。
普段通りに打てますように!
(つづく)
モンキークラス
【ルーティーントレーニング】
手技の瞬発力を行いました。
糸東流らしさ、キレ味鋭い手技を出すための下準備。
両手タッチが出来る生徒は両手タッチを2回、もしくは両肩タッチと難易度を上げていくことね。
腕立て伏せの姿勢から行っています。
【体幹トレーニング】
片足逆突きとレッグレイズで445分経過しました。
片足になるだけでも十分不安定の中、安定感を上げていくんですが足裏全体で立つとどこかバランスが保てない。
どこの重心を預けると安定するか探求してほしいかな。
結構サラッと説明してたりしてるよ。
余談ですが夏の清水 希容セミナーでアップの後、真っ先に行ったのが足指のマッサージ。
「足の指が床の感覚を感じる部位なので伸ばしたり、さすったり、手指を挟んだりして床の感覚をキャッチ出来るように」
必ず行ってるとのことでした。
形選手には床を掴む感覚はとても重要なことだと思います。
稽古前のちょっとした時間に仲間と話しながらでもこんな「準備」が出来るようになってくれたら良いな。
当然、試合前の準備も然り。
【固定式基本】
突き。
それもキレイな突き。
不必要なリキミの無いキレイな突き。
これ一本で基本稽古を終わるつもりでした。
応用で2連突き・3連突きも混ぜて行いました。
連続で突いても一本いっぽんを極める意識で。
その上でスピード感を持つことね。
さらには四股立ち突きでした。
途中苦しくても決して腰を上げない。
当然分かってることなので歯を食いしばって頑張ってます。
【形】
ちょい手狭ですが、全員で四の形と十二の形。
スピードと極め。
当たり前ですがここを求めて打たないといけません。
転身時の頭の浮き、
軸の移し替え、
回った後の歩幅、
技のタイミング、
上級生はこの形で、この辺を自分で調整してほしいと思っています。
理解している前提で稽古を進めているので、しっかりついて来てほしいと思います。
当然、上記ポイントを基本形や指定形に当てはめていきます。
要するに、ポイントを理解して応用出来る能力が必要になってきます。
「その時言われたことは、その形でのこと」
ではなくて、
平安五段ではこの挙動で応用出来るな!
この身体の使い方はここと同じ!
みんな真剣な眼差しで食い入るように聞いてくれるので、ここから先は自ら研究心を持ち応用してほしい。
そのためには、まず教わったことを何度も何度も部分練習し、身体に染み込ます。
翌週になって同じ指摘を受けていたらまだ身についていないということね。
平安二段・平安五段・バッサイ大・セイエンチン
60分近くかけて稽古しました。
基本これまでに指導したことが中心ですが、この日新たに伝えたことがひとつ。
形が上手いとか下手とかキツいことばで表現してしまいましたが決定的な違いについて伝えました。
上手な選手は腰を切るタイミングと手技が同じということ。
バッサイ大では振り捨てが一番分かり易いと思います。
もしくは突きと受けの連続動作。
これもバッサイ大です。
腰を左右に切り返すタイミングで手技を揃えてみてね。
あんまり、、なパターンは総じて腰を切ったあと遅れて手技が出ています。
ここの意識を変えるだけでもちょっぴり形が上達するはず。
そんなメッセージを送ってます。
空手ノートつけてくれる生徒が現れたら嬉しいな。
【組手】
組手練はこれまで自らが先に仕掛け展開を作っていくような稽古を重ねていました。
攻撃のカタチを作ることに終始していましたが、当然競技となると相手は攻撃もしてくれば動きもするし、思ったような展開にはならないことの方が多いはず。
そんなこともあり、この日のテーマは状況に応じた技の選択。
ガードしてからの反撃でした。
ざっと4パターン。
1・中段回し蹴りをガード → 中段回し蹴り
2・中段カウンター
3・相手の中段突きをガード → 刻み突き
4・相手の上段蹴りをガード → 刻み突き
全部の相手の動きを見た上での対処。
これまでやってこなかった部類の練習です。
唯一やってたのは中段カウンターだけ。
自分の攻撃が上手くハマればそんな組手でも良いんでしょうが、試合運びの引き出しは多いに越したことはありませんので、しっかり捌いて返す練習を60分かけて行いました。
練習したことしか咄嗟の場面で出ませんので、回数を重ね身体が勝手に反応するくらいにやり続ける他ありません。
今回は初めてだったので対戦相手役を私が行い、生徒は一列になって返しの練習です。
どう返すか、浸透しだした頃にペア練で導入したいと思います。
組手練も段々と空手脳が問われるようになってきました。
今は意識しながらスローでやってますが、これが無意識レベルで出せるようになると勝率がグッと上がると思います。
なので、しっかり習得してほしいと思います。
今までにない稽古内容なので刺激的だったと思います。
いろんなパターン練習して技の引き出しを増やしていきたいと思います。
組手は組手の楽しさがあると改めて感じた練習会でした。
2025年10月8日 (水) 夜練89 @桜の宮中学校
こんにちは!
朝晩随分と涼しくなってきました。
実際に稽古が始まるとまだまだ組手道着の方が良いですが、これからどんどん寒くなってくるんだろうな。
この日も先週来てくれた生徒が集まって形の練習会。
少しずつレベルアップしている手応えを感じています。
1・体幹トレ
2・形
【体幹トレ】
片足逆突き一択でした。
不安定な姿勢でどれだけ軸を保つか。
自分の癖を理解したうえで行うことも大事です。
腰がくの字に折れたままだと猫足立ちの姿勢の悪さに繋がるので常に目的を見失わないこと。
これで267分経過しました。
【形】
すごく集中出来ています。
始めから最後まで、みんな一生懸命に稽古してる。
個別レッスンを考えていましたが、先週といい今日といいたくさんの生徒が集まってくれました。
良いか悪いか別にして一旦スイッチ入ると、時間配分ぶっ飛ばして夢中になってしまいます。
さすがに一人ずつだと時間が足りないのでグループ分け。
前回と同じ、指導形・平安二段・平安五段・バッサイ大・セイエンチン。
重要部分を意識つけしながら。
同じことの繰り返しですが、努力を重ねてスピードや極めを上げていくだけです。
ここ最近では技の強さ・重さに拘って稽古の中身をアレンジしています。
あとは生徒一人ひとりが自主練タイムで、しっかり取り入れながら稽古を積めるか。
この日生徒に言いましたが、誰も見てないところでどれだけ努力を重ねられるか。
特に大会に出てる生徒には、胸に刻んでおいてほしい。
試合で勝つためには、休まず道場で稽古するのは当たり前。
そんなのどこの道場の子だってやってること。
さらに自主練でどれだけのことをやってるかでライバルとの差が出ます。
何も長時間じゃなくても良いし、自分で考えて新しいことを始めなくても良い。
道場で教わったことを、ひたすら繰り返すだけで良い。
大会を間近に控え、形練ではテクニック的な要素が多分に含まれています。
理屈を頭で理解したうえで身体に落とし込む。
そうやって自分の成長を実感してほしいと思います。
勝てば自信がつくし、もっと上位を狙おうと意欲的にもなる。
生徒が自らスイッチ入るように、何としても勝たせたいと思い指導しています。
私がなによりしないといけないことは、きっかけを与えること・空手を好きにさせること。
楽しい!
もっと覚えたい!
もっと強くなりたい!
そう思わせることが出来たらあとは、ほっといても生徒の取り組み方が上がってくると思ってます。
目前の神戸市大会に向けて、緊張感に満ちた練習会になった。
この空気感がたまらなく好きだ。
生徒と空手が出来て幸せを感じる瞬間である。


























