こんにちは!
小雨と霧がひどくて前がよく見えない中、少しだけ急いで道場へ。
3分あれば到着する距離ですが今日は5分かかりました。
それでも十分近いんだが。
1・体幹トレ
2・組手
【体幹トレーニング】
ここ最近、片足飛びを3分間続けてます。
限界まで遠くを飛んでほしい。
じゃないと体幹の練習にならないので。
今日やった蹴り練。
膝の抱え込みのあと、片足でバランスをキープしないといけないのですが、身を持って分かったことと思います。
練習に見えないけどこれも立派な練習です。
これで222分経過しました。
【組手】
組手の日は帰ったらドッと疲れる。
3秒もあれば眠りにつく自信ある。
ちょっとお手本見せて、ちょっとミット持ってる程度なのにな。
それでも生徒にとっては形や基本と違って、あれやったらアカン・これやったらアカンが極端に少ないのが組手の楽しいところ。
また今日はミット練ですのでフルパワー・フルスピードで遠慮なく思いっきり出来る。
先週の続きで今度は実際にミットめがけて技を出す練習でした。
試合を想定した入り方をテーマに、刻み突き・中段突き・逆上でした。
また蹴りの方ですと
・中上フェイクの蹴り
・刻み蹴り / 裏回し蹴り
・横蹴り
出入りの中から技を出したり、フェイント・プレスを織り交ぜての入り方なんかを工夫しながら打ち込みしています。
基本生徒一人ひとりの自主性に任せて。
自分のイメージした入り方です。
「正解は一つだけじゃない」
これは昔、松久先生のセミナーに参加した時にかけていただいたお言葉。
ホントにそう思う。
どんなにセオリーと違うことをしてても相手を崩してポイントを奪取出来れば、それは立派な正解です。
その辺を理解した上で創意工夫出来るのが組手の楽しいところだと思います。
どうやって崩そうかな?
中段のフェイント見せといて刻み入ってみよか?
直線的な組手じゃなくて、斜めから入ってみよか?
逆・逆は身体は線を外して突きだけ正面から突いたらカウンターもらえへんかな?
フェイクの動き見せて蹴りで取られへんかな?
裏回しのモーションで撒き餌して今度は横蹴り入れたら入るんちゃうかな?
プレスにも強弱つけたら相手やりにくいかな?
スイッチした瞬間に刻み飛ばしたら極まらへんやろか?
モーションってどうすればなくなるんやろ?
身体のどこを意識すれば推進力が働くんやろ?
同タイミングの差し合いは、あと何をすれば自分に旗が挙がるんやろ?
後方の副審に旗を挙げてもらえる突きの軌道ってどんなんやろ?
前で仕掛ける中段と差し込まれた時の沈む中段、両方使えるようにしとこか?
近距離の突き方って何を見せたら良いんやろか?
相手が絶対にガード出来へん部位ってどこやろう?
残心はどっちの向きに取れば次の展開が有利に働くやろか?
自由に打ち込みする時間は、自分でテーマを持って練習出来るようになれば成長速度は速まるよ。
さっきも言ったように、いろんな正解がある。
何よりも大事なことは考えながら練習をする癖をつけること。
さらに言えば、練習のための練習にしないこと。
試合で使えるようにすることが本当の目的ね。
技のレパートリーを増やしたり、
苦手な技を克服したり、
動きにもうひとつアクセントをつけてみたり、
反対構えも出来るように練習したり、
出来る技・得意な技ばかりをやるんじゃなくてね。
この打ち込みやペア練の時間使って、創意工夫した質の高い取り組みを心がけて出来る生徒はこれからグーンと伸びるよ。
意識高く空手を楽しもう!
こんにちは!
2022年10月29日、日本空手道会館で開催されたセミナーの様子をご紹介します。
本セミナーには東京2020オリンピック女子組手61kg超級で銀メダルを獲得した、アゼルバイジャン出身のザレツカ選手が登壇されました。
また、同大会で対戦経験のある植草歩選手もサポートとして同行され充実した内容となりました。
収録時間は2時間弱と大変ボリュームがありましたので、全4回に分けて内容を詳しくご紹介していきたいと思います。
1・ウォーミングアップ
2・フットワーク
3・構えてのステップワーク
【ウォーミングアップ】
道場内をジョギングで何周か回った後、高くて大きなサイドステップを3回。
その後すぐに素早いサイドステップを3回行いました。
さらにスクワットジャンプや、号令に合わせて近くの人とランダムにジャンプしてハイタッチする動きも加わり楽しくも活発な雰囲気に。
ジョグは継続しつつ突然の号令で「伏せ」の動作が入るなど、反応力を養うトレーニングも行われていました。
なお、反応が遅れた子どもには腕立て伏せ3回の軽い罰ゲームがあり全体としてメリハリのある楽しいウォーミングアップでした。
続いては一列に並び、以下のアンクルジャンプ系のドリルを行いました。
① 前後および左右のアンクルジャンプ:
リズム良くバネを使いながらジャンプし、足首の強化とバランス感覚を養います。
② その場でアンクルジャンプ3回 → 素早く前屈立ち → ダッシュ:
瞬発力と素早い体の切り替えを目的とした練習です。
③ 足の入れ替えでしっかりと止まる練習:
動作後にピタッと静止することで、コントロール力と体幹を鍛えます。
④ ダッシュは「一歩目を速く」:
初動のスピードを意識することで、試合でのスタートダッシュに繋がります。
【フットワーク】
次は腕を脱力しだらんと下げた状態でその場ステップを行い、号令に合わせた瞬発的な動きの練習です。
① ひとつ目の号令で「ダッシュ」の構えに入る
② ふたつ目の号令で実際にダッシュする
この一瞬の切り替えが重要で動きに“メリハリ”をつけるトレーニングです。
試合中、フェイントの後に技を出す際の動きに非常に近い感覚を養います。
また道場でのラダートレーニングでも時折登場する「ニーホップ」にも挑戦しました。
① ニーホップに逆突きを加えることで、手と足のリズムが異なる複雑な動きを学びます。これは運動センスを磨くのに非常に効果的です。
② タイミングの異なる2種類のニーホップ
③ 回し蹴りの動作に合わせたニーホップ
④さらに、もう片方の膝を使った後ろ回し蹴り風のニーホップにも挑戦
これらを繰り返すことでリズムを掴み、将来的に後ろ回し蹴りの習得にも繋がるかもしれません。
最後はリズムを「1・2・3」に分けての応用:
①「1」と「2」で左右のニーホップ
②「3」で後ろ回し蹴り風のニーホップ
普段あまり経験できない独特なリズム感を体験できる、とても面白いトレーニング内容でした。
【構えてのステップワーク】
ここから組手の動きが入ってきます。
組手構えからのフットワークです。
イリーナ選手の構え方と道場で指導する構え方は同じ。
1・膝を軽く曲げてタメを作り
2・前拳は顎の高さをキープ
3・もちろん真半身で構え
4・常に目線は相手に向け
5・腰の高さは常に一定で
6・両つま先はㇵの字方向
7・動かすのは足首だけ
基本通り数本こなし、次は "緩急" をつけ加えていきます。
前進する動きの中でプレスを入れたりしています。
どちらか一方の足ではなく、両足で強くプレスかけるようにアドバイスです。
4つ小刻みに前進し5つ目でプレスのイメージです。
今度は前述の内容にプレスを2つ連続で。
これも両足でプレス。
足を差し違えてはいけない事と腰が浮かない事。
次はワンステップで後ろに下がるフットワーク。
これも4つ小刻みに後退してバックステップ。
共通して言えることは両足を同時に扱うことと、軸を中心に保つこと。
動きの中で軸を保つのは容易ではありませんが、軸がブレてしまうとバックステップで間を切っても即座に攻撃出来ません。
前後左右に身体を動かしても、常に戦う準備が出来ていることが大事とアドバイスです。
足を差し違えて歩くような感じのフットワークでは "準備" が出来ているとは言えません。
基本に忠実に何度でもステップの練習を繰り返して身体に覚え込まさなければいけません。
次のステップワークは前後です。
小刻みに4回前進し大きく(速く)2つ前進、間髪入れずに一つだけ大きくバックステップ。
これが後に指導される、危険ゾーンに侵入する動きです。
前と後ろの切り替えしスピード。
ここで一泊、間が空いてしまうと理想とするやりたい組手が出来ません。
ザレツカ選手は速さはもちろんのことプレスが強い。
動きにモーションが無いので、一瞬で間合いを出入りする感じです。
力感を感じさせませんので、相手からすればフッと目の前に接近される感覚を覚えるんじゃないでしょうか。
理想的過ぎるステップワーク。
前後にステップしてますが、組手なので素早く攻撃に繋げなくてはいけません。
2つ間合いを詰めて相手をおびき寄せ、相手が釣られて前に出てきたところをバックステップで攻撃を回避。
そのあと間髪入れずに自分の攻撃をヒットさせています。(この時準備が出来ていないといけない)
いくら仕掛け(プレス)が速くても、下がり(防御)が遅いと相手の攻撃を被弾します。
常に軸は一定という訳ではなく、ディフェンスする時、上半身は "やや後傾" とのこと。
今度は「2バック・1フロント」
2つ間を切って即、間を詰める動き
そこでしっかり準備の体勢を整えておき技に繋げていきます。
後の「危険ゾーンに侵入」にも当てはまりますが、一つ前に出る動きの中で相手の突きをもらっては元も子もありません。
上半身を後傾させ、危険を回避させながらステップだけ相手に近づけさせています。
これはどの巻だったか忘れてしまいましたが、月井 新先生の「競技の達人」シリーズで、間合いのマジックとして紹介されている内容と同じです。
中心軸は相手に近くあるが、後傾しているので相手の突きは届かないというロジックでした。
このステップ練習のポイントは、
”相手との足元は近くても、ちゃんと距離は保つ”
今回のセミナーの指導内容を基にもう一度、基本に立ち返りたいと思います。
Goodbye May!!
こんにちは!
この日は久々組手オンリーの夜練。
組手の方も少しずつ成長を感じられるようになってきた。
この感覚が残ってるうちに次は打ち込みに移ろうかな!
1・体幹トレ
2・組手
【体幹トレーニング】
3分間片足飛びでした。
これで219分経過。
着地した瞬間膝を緩めて沈んでみると姿勢が安定する。
とにかく軸を意識すること。
身体をコントロール出来ないと空手にならないので、しっかり取り組んでほしい。
【組手】
バンビの生徒も夜練参加しだしたので技の紹介を兼ねて、単発技・連打・コンビネーションなんかを。
あれこれしないで組手一択なので、ブザーに合わせて一つひとつの技を丁寧に丁寧に練習しました。
・刻み突き
・中段突き
・逆突き上段
・逆突き 逆突き
・中上
・3連打
・刻み蹴り
・回し蹴り
・裏回し蹴り
・サソリ蹴り
・刻み突き / 刻み蹴り
改めて振り返ってみると、予定してた技がいくつか抜けていることに気づいた。
・中上ダブル
・刻み蹴り / 裏回し蹴り
・中段突き / 刻み蹴り
蹴りの利点なんかにも触れましたし、選択肢に蹴りが有るのと無いのとでは大違い。
結局、体幹弱いと蹴れないしスピード無いと極まらない。
如何にして蹴り足を抱え込められるか。
これに尽きる。
そのためにも腸腰筋鍛えてほしいと思うな。
来週もう一回、この日やった技の練習をミット使ってやろうかな。
組手タイムは楽しくて、つい写真撮るのを忘れてしまうのである。
こんにちは!
雨降りの土曜日。
先週も天気が悪かったような気が。
-バンビクラス-
01・ウォーミングアップ
02・体幹トレ
03・新しい立ち方編
04・形
-モンキークラス-
05・ルーティーントレ
06・体幹トレ
07・固定式基本
08・形
09・組手
10・居残り稽古
バンビクラス
【ウォーミングアップ】
基本と形が中心のクラスですので、なかなか組手に時間を割きにくいこともありますが、
せっかく覚えた組手のステップはこの時間を使って忘れないようにしたいところです。
前進と後退(バックステップ)を行いました。
他にもジャンプ系をメインに、うつ伏せ(仰向け)ダッシュで瞬発系も取り入れています。
組手に必要な動ける身体作りね。
【体幹トレーニング】
V字プランク・プランク・サイドプランクで255分経過しました。
なかなか美しいフォームの女の子組。
新入会の男の子ちゃん、ひっくり返っててメッチャ可愛いw
【新しい立ち方編】
審査に向けて覚えた指導形。
そろそろ新しい刺激を投入する時期に差し掛かってきたかな。
幼稚園組は現時点で慌てて覚える必要がありませんので基本をコツコツと積み重ねることに。
平安二段に進んでいく前に、新しく登場する立ち方を指導しなくてはいけませんでしたので、まずは観て覚える時間を設けました。
四の形・十二の形で覚えた「基立ち」
基立ちの作り方をベースにして新登場の立ち方を学びました。
自宅で振り返られるように、作り方を記しておきます。
基立ち
1・右(左)の膝を床につけ左(右)の踵を揃えます。
(これで長さが決まります)
2・後ろの足を肩幅程度に開きます。
3・前膝を軽く曲げます。
平安二段では、攻撃技はこの基立ちとなります。
前屈立ち
1・右(左)の膝を床につけ左(右)の踵を揃えます。
2・後ろの足を肩幅程度に開きます。
3・基立ちの長さから、後ろ足を一足分後方に下げます。(これで長さが決まります)
4・前足の指が膝で隠れて見えなくなる位に、しっかりと曲げます。
平安二段では、受け技の大半がこの前屈立ちとなります。
猫足立ち
1・右(左)の膝を床につけ左(右)の指を揃えます。(これで長さが決まります)
2・右(左)の踵にお尻と背中を乗せます。
3・左(右)足は踵を浮かせて立ちます。
4・鼠径部を締めイスに座るような姿勢を取ります。
後ろ足7:前足3の割合で軸を乗せると、前足を上げることが出来ます。
平安二段の第一挙動で登場します。
四股立ち
1・右(左)の膝を床につけ左(右)の踵を揃えます。
2・左(右)のつま先に拳3つ分並べます。
3・拳3つ分の先に、左(右)足の踵を移動させます。(これで長さが決まります)
4・そのまま立ち上がりますと四股立ちの出来上がり。
前屈みにならないようにしないといけません。
平安二段では、最後の最後に初登場します。
慣れてくるまでは基立ちの作り方をベースに練習してもらいたいと思います。
みんな頑張ろう!
【形】
初めての平安二段タイム!
立ち方編から凄い集中モードだった。
新しいこと学ぶのは凄く楽しいんだろうな!
みんな超真剣な顔つきでした。
ゆっくりゆっくりの超ゆっくり形練。
S君に手伝ってもらいながらひと挙動ずつ進めていくことに。
ひと挙動覚えたら、またひとつ増やす。
直ぐに次の挙動には移らず何度も何度も。
このやり方が今回上手くハマり、全員が半分まで覚えることが出来ました!
次回は後半戦!
残念ながら来週は桜の宮小学校が運動会なのでお休みです。
暫く間が空きますが、忘れない程度に家練してくれたら嬉しいな。
会員ページに動画も載せてるので観てもらったら勉強出来るし、良かったら夜練にも来てくれたらとっても嬉しいです。
モンキークラス
【ルーティーントレーニング】
ひっさびさの拳立て10秒コース。
先週、拳の握りが気になった生徒がいたので再開。
親指締めるのは基本中の基本!
もうひとつ膝立ちジャンプでした。
【体幹トレーニング】
ここ最近これしかやってない。
足刀蹴り・レッグレイズ・マウンテンクライマーで390分経過。
400分目前まで来ましたね。
愚直に続けてる体幹トレ。
これだけはどこの道場にも負けない自信がある。
誇れるよ。
【固定式基本】
手技のキレ味を磨くべく導入したチューブトレ。
突きと受け、磨きに磨き上げ形の競技力向上に繋げるぞ。
短時間集中型で基本を。
この後、四股立ち突きと斜角突き、最後は猫足立ち / 正面蹴り / 手刀受けのフルコース。
今日伝えたかったことを記しておきます。
この説明は何も基本稽古に限ったことではありません。
基本で学んだことを形練で活かすつもりでいてください。
まず受け技に入る予備動作(道場では "準備" と表現してます)で一拍空けないこと。
また正中線を守りながら予備動作を取ることを忘れないでほしい。
肘で正中線カバーしながら、間髪入れず受け技に入る意識を持つこと。
手技の瞬発力を磨いてるのは、予備動作のスピードを上げるためにやってます。
また、技を走らせるには、引き手の強さがとにかく重要だということを忘れないでね。
基本が疎かだと形は上達しないよ。
夏の審査に向けてもう既に始まってるよ!
【形】
平安二段と平安五段の二つに分かれての形練。
この日は最後の最後全体で打った1本だけで、通し形の時間は無し。
ただひたすら部分練でした。
形競技において加点される項目のスピード・パワー・バランス。
平安五段でさらに強化出来るポイントを2つ用意してきました。
平安二段で指導したことのある、身体の使い方。
それをベースに少しアレンジしたスピードの上げ方でした。
もうひとつ、強さが加わった立ち方を取る方法も学びました。
これも身体の使い方ひとつで強さが増す感覚を得られたんじゃないでしょうか。
約30分だったかな、ひたすらこの2つを自主練。
何度も繰り返し身体に染み込ます作業の連続でした。
減点と加点
知ってると知らないとではエラい違いがあります。
要点を抑えたからには、あとは自分次第。
完全に頭と身体で覚えられるくらいにまで落とし込むだけ。
家練してね。
次、平安二段組。
これもひと挙動ずつ。
立ち方と技の正確性。
ここに的を絞っての練習会でした。
まだ立ち方が甘い生徒がいます。
前屈立ちと基立ち。
明確に違いを見せないといけないところです。
また言いますが、既に夏の審査に向けて動き出しています。
取り組み方
意識
理解度
指導したばかりの事が出来なければ、理解が追いついていないと見なされます。
指導を受けたことは本気で意識してほしい。
前屈立ちで腰が浮いてはいけません。
技を極める瞬間にだけ、お腹にチカラを込めるように。
一瞬チカラを込めるだけで、普段頑張ってる体幹で身体を支えられます。
ここに意識が無いと、フラフラした立ち方になってしまうので、チカラを込める瞬間があることを忘れずに。
最後の最後に、全員で一本だけ通し形タイムでした。
今日学んだことを発揮する真剣勝負でした。
【組手】
先週の続きでした。
身体が勝手に反応出来るようになるには、ひたすら反復練習を積み重ねる他ありません。
何でもすぐに出来る人は稀。
ほとんどの人はそうじゃありません。
自分の技にするには、ひたすらあるしかありません。
プレッシャーかけて相手の反応を確かめて、状況に応じて繰り出す技を選択する。
中段で抜くか、刻みで先を取るか。
この二つに加え、今日もうひとつだけ追加しました。
今度は相手が詰めてきたケース。
例えば刻み突きを出した場合、バックステップとパーリングのあとに返し技を行っていましたが、バックステップと逆上をワンセットにした技でした。
これは身長の高い選手に多いに役立つ技。
上からガブレるし、リーチが長いとそれだけで差し込めてしまいます。
これをひと挙動で繰り出す練習でした。
男子グループと女子グループに分かれて同じメニューを。
もうひとつ低学年グループでは組手の基本タイムでした。
ちょい指導内容が深くなってきましたので、理解度に応じてクラス分けしています。
刻み突きと中段突き。
基本となる技ですのでキッチリ覚えてね。
15分程度時間が残ったので2列に向かい合って刻み突きと刻み蹴りのコンビネーションでした。
1 ・刻み突きを出す
2-1・突いた前拳を構えた位置に戻すとともに、後ろ足を半歩引き寄せる
2-2・後ろ足を半歩引き寄せた瞬間、前足を抱え込む
3 ・足の甲で上段を蹴る
注意点1:軸足の踵を相手に向ける
注意点2:刺すように直線的に蹴る
注意点3:引き寄せる足は半歩だけ
組手は思いっきり技を出し合えるので、途端にみんな良い表情になりますね。
特に刻み突きと中段突きのスピード対決すると、負けず嫌いが発動してスピードアップしています。
切磋琢磨する練習相手がいると、道場のレベルが上がると思って生徒を増やしています。
みんなで刺激しあって、もっともっと自分を高めていってほしいと思います。
【居残り稽古】
Kちゃんと平安五段の確認作業でした。
ゆっくり形で加点に繋がる身体の使い方を改めて確認しました。
今日のキーワードは「腰のキレ」と「スナップ」
またミット練で形の強化を図ろう!
こんにちは!
2週間ぶりの夜練は大原中学校。
夜練は小部中メインで行っていて調べてみたところ大原中は昨年の6月以来でした。
1・体幹トレ
2・固定式基本
3・形
【体幹トレーニング】
とにかく広い体育館を片足飛びで3分間往復しました。
これで216分経過。
”普通” に飛ぶだけじゃ、ちょっと物足りないけどな。
距離に拘ってほしいんだけど、どこか手を抜いてるように感じる時がある。
少しでも遠くに飛んでほしい理由はいつも言ってるはずなので、あとは本人の考え方次第。
手を抜いてると、同じ時間、同じことやってる人に差をつけられるよ。
体幹も然り。
「止まる」意識でやらないと、体幹の強化にならない。
3分間飛んでる中で、どうすれば安定してくるか試してほしいし感じてほしい。
膝で吸収してみて。
決して惰性でやってほしくないのである。
【固定式基本】
自主練用にチューブを持ち帰ったら、稽古時に持参するようにね。
土曜練だろうが夜練だろうが関係なし。
チューブは必ず持ってきてね。
メリットの方が多いのは事実ですので、続けますがデメリットがあるのも確か。
稽古前に突きの軌道について説明をしています。
自分の筋力以上に負荷を上げ過ぎて突きがしゃくらないようにしないといけません。
改めて突き方について説明しましたので、意識して稽古するようにね。
突きだけで100本、さらには受け3つも挟みました。
このあたりでチューブを外し、キレを確認しました。
やはりスピードが全然違いました。
技が走るように感じます。
カルッかるのキレっキレでした。
ここからは、下半身強化を兼ねて前屈立ちでの2本突きに突入。
まあまあの数突き込みましたが、途中立ち方も甘くならず良く頑張ってたと思います。
空手の稽古って、ひたすら同じことを愚直に取り組みます。
その繰り返しの中で自然と粘り強い人に成長していくし、少々のことでは屁こたらない強い精神力も身につきます。
ただひたすら、地味でしんどい基本稽古をやり切りました。
時々チューブなしで自分のキレを確認することで「やりがい」は感じられるはず。
スピードが上がってるんだから。
練習量を増やして、もっと成長していってほしい。
【形】
これもチューブを使って平安五段の第一挙動を繰り返しました。
散々拘ってきた方法をベースに、今ではチューブも加えての強化練。
”上達しないわけがない”
目的を持った部分練習の繰り返しと積み重ね。
通し練習も時には必要ですが、修正したい挙動を伝える時は部分練習ありきだと思っています。
部分部分を磨き上げた方が効率良いかなって今思っています。
なかなか直してほしい癖が抜けきらない時こそ、部分練は最適だと思います。
さらにチューブを使ってのキレ強化でした。
最初の挙動を重点的に練習した後、ブザーに合わせてチューブ練。
初速の意識を高めたところで、一人ひとりミット練に移りました。
これもひと挙動ずつ、突きや払い、受けをミットめがけて技を繰り出していきました。
何もパワー強化だけではありません。
技のタイミングに合わせてビッグミットで身体を押しあて、軸を使って形を打つ意識も芽生えさせています。
部分練の時間で課題を明確にし、その後一人で行う通し形の時間で確認作業しながら出来ればもっと成長していくことでしょう。