谷派空手道修交会心武館
神戸ゆり道場

形稽古により集中力を養い、組手稽古を通じ強い気持ちと
相手を思いやる心が芽生えます。

ブログ

2025-10-18 22:53:00

2025年10月18日 (土)道場稽古165

こんにちは!

 

今週は夜練が無かったので1週間ぶりの空手教室でした。

木曜日の朝から調子を崩しピークは昨日した。

未だ本調子とはならず明日は朝から大阪で空手、終わったら神戸で用事が入ってる。

薬が効かず1日乗り越えられるか不安しかない。

 

 

-バンビクラス-

0・早練

1・ウォーミングアップ

2・体幹トレ

3・固定式基本

4・形

 

-モンキークラス-

5・ルーティーントレ

6・体幹トレ

7・固定式基本

8・形

9・組手

 

 

バンビクラス

【早練】

垂水区大会に向けて早練スタートしました。

どの形でいくかこれから決めていくので、まずは四の形と十二の形から。

拳の握りを整えることと、足の動かし方。

小さい子はどうしても転身する時に足を大きく回せないので、肩幅を保つことが難しいので、

前足を後ろ足に引き寄せ、肩幅に広げて立つ練習を行いました。

 

次、平安二段です。

順番は良い感じでしたので、少しずつ細かい部分に指導を進めました。

正しい四股立ちの姿勢。

・腰の高さ

・スタンス

・姿勢

 

平安形になると立ち方が増えてきます。

まず四股立ちが「くの字」に折れないこと。

壁に①踵 ②お尻 ③背中

この3つをつけて立つ練習を行ってください。

腰が折れると(前傾姿勢)キレイな立ち方とは言えません。

ここがしっかりと出来るようになれば次のステップに移ります。

 

四股立ちの次が猫足立ち。

唯一軸が真ん中に無い立ち方。

軸足踵に軸を移して立つのですが、違う位置にあれば前足を上げて蹴りを出すことが出来ません。

これも壁を使って軸を後ろに移す立ち方を説明しました。

 

軸とともに大事なスタンス。

前足を遠くに置いてもダメ。

近くでもダメ。

自分の身体(足の長さ)に応じた立ち方を覚えていかないといけません。

基立ちの作り方をベースに猫足立ちの作り方を指導しました。

 

忘れないよう自宅で練習してみてね!

 

 

【ウォーミングアップ】

稽古前に新入会のR君とYちゃんの二人、しっかり自己紹介出来ました。

桜小・小部小の生徒が多めの中、ありがたいことにいろんな学校から集まってくれてる。

ホントに感謝しかありません。

みんなでワイワイと楽しみながらアップ。

このアップの時間中、生徒が可愛すぎてたまらなく好きだ。

 

ケンケン、グーパー、ジャンプ系、瞬発系に加え今日は十字ランダムを投入!

その場バタバタしながら、号令とともに身体を上下左右に動かします。

スピードと反応のアジリティでした。

息切れるので2組に分かれて順番に。

 

 

【体幹トレーニング】

V字プランク・サイドプランク・プランクで309分経過しました。

まだまだフォームが出来てないけど、ジッとすること。

改めて思うが、動いたらアカン練習なんて逆に珍しいな。

 

 

【固定式基本】

立ち方から始まり、突きと受け正面蹴りでした。

正面蹴りは平行立ちになり、胸の高さに手のひらを置き膝でタッチ。

抱え込みの意識づけでした。

その後、基立ちの作り方を学び正面蹴り。

これを左右で行い基本稽古を終えました。

 

 

【形】

大会組・出ない組・新入会組と3つに分かれて稽古を行いました。

この日、都合でバンビ練に参加していたK君・Yちゃんに新入会生に基本をお願いしました。

指導らしい指導はこれが初めて。

黒帯を目前に控え、場合によっては後輩たちへの指導も入ることも。

ビックリしたかも知れないけど、何事もやらないと自分自身の経験値は上がらないから、やって良かったと思うよ。

ありがとう。

 

出ない組の方はEさん。

四の形、十二の形を中心に指導してくださいます。

教えることの難しさと楽しさを同時に感じてることだと思います。

Eさんの言葉は私の言葉だと思ってしっかり聞くようにね。

教えてもらったら最後感謝を込めて「ありがとうございました」

それはお兄ちゃん、お姉ちゃんに教えてもらったとしても一緒ね。

 

武道なので心の教育。

自分から挨拶が出来るようになることと、礼節を学ぶことを特に大事にしています。

それと言葉使いも少しずつ指導していこうかな。

みんなで成長していこう。

 

あとみんなに頑張ってほしいことは60分集中すること。

やっぱり集中出来てないと同じ指摘を繰り返し受けてしまうし、それじゃもったいない。

特に形。

僅か1分も満たない時間を集中出来ずにいるのはダメ。

その1分で自分の持てるチカラを全てぶつけないといけません。

 

 

モンキークラス

【ルーティーントレーニング】

拳立てで拳固めしながら手首を強くします。

グネったら稽古どころではありませんので無理のない範囲で。

もうひとつ、手技の瞬発力を鍛えました。

糸東流らしくキレのある形を目指しています。

 

 

【体幹トレーニング】

レッグレイズ・足刀蹴り・バックプランクで448分経過しました。

腹筋を強烈に刺激するレッグレイズ。

足刀蹴りは今のうちからしっかり磨いた方が良いよ。

形の中で蹴りが出てくるのもあるから。

そのための抱え足と引き足の強化です。

見てると蹴りの方に意識がいってて、引き足が弱いケースがチラホラ。

どっちも同時に強くね。

 

 

【固定式基本】

四股立ち突きいったい何本突いただろうか。

懸命に努力する生徒の顔を見てると嬉しくなってくる。

「連帯責任」

「一人でも膝を緩めたらやり直し」

この言葉が効いたのか、みんなやり切った。

これで足腰強くなっただろうし、なにより押忍の精神が宿ったと思う。

それでこそ我が生徒!

いつも言ってる、最後の敵はいつも自分自身ってやつね。

 

 

【形】

大会も終えオフシーズンになったこともあり、

茶帯から順に帯ごとに皆の前で形を披露することに。

 

見取り稽古の中で、自分に無い部分を探し出す練習。

人の良い動きを見て、自分に取り入れる意識です。

見取り稽古の意味を始めに理解しておけば、中身のある形練になるはず。

 

どれだけの生徒が意識出来てるかな。

12月の中頃、審査会があります。

受審のリミットはおそらく12月初旬。

来週稽古無しだし、実質あと6回程度しかありません。

回し蹴り等、苦手な基本技も稽古しておく必要があるし、緑帯以上はくじ引きによる形選出ですので、基本形が5つともスラスラ打てないと用紙は渡しません。

一回いっかいの稽古を大事にし、最後に全生徒で一斉に打つ形タイムは普段打つ量が少ない形をやっといた方が良いよ。

 

「腰の切り替えし」「手技」

この2つのタイミングを揃えることでキレが増します。

これはどの形にも通じること。

形練の前に頭でおさらいしておこう。

 

 

【組手】

先週習った4つの技のうち、今回は2つに絞り30分間ペア練で行いました。

 

中段回し蹴りの捌きからの返し技。

もうひとつは前拳で捌いて前拳での返し技。

この2つをひたすらに繰り返しました。

 

蹴りは足の入れ替えたあと、どれだけ間を空けずに蹴れるか。

大きくスイッチするとロスするので、どう動けばヒット出来るかこれは自分で探るしかありません。

あと蹴りが極まらない理由の中に、軸足の回転と上半身の姿勢があります。

この2つを重点的に指導しています。

今回は中段回し蹴りなので姿勢を変えず蹴れるはず。

ムリに頭を倒さなくて良いよ。

仮に倒すとしても 「横」 では無くて 「後ろ」

おへその方にかがんで蹴っていては足も上がらないし絶対にダメ。

くの字に折らないように。

 

踵の捻りは、蹴り足が伸びきる瞬間に自分の踵を相手にクルっと向けます。

そうしないと腰が回らないから、回し蹴りになりません。

この2点をしっかり理解して次の練習に備えよう。

 

もうひとつ前拳カウンター

これは難しい技です。

リズム感が必要な技かな。

 

パーリングしながら前足をタップし、間髪入れずに刻み突き。

その時もう一発タップを踏みます。

 

みんな見てると前で合わそうとしてるかな。

これは相手の中段突きを捌いて返すので、基本的には相手が突っ込んで来るパターンです。

相手が距離を詰めてくる時に、自らも前に踏み込んでしまうと更に距離が詰まり、短い突きになってしまいます。

ここは前に出ず「その場」で迎撃すること。

 

このペア練を4年生K君とR君、互いに良いリズムで技を極め合ってたかな。

何度も何度も何度も繰り返して、無意識でも身体が勝手に反応出来るくらい反復練習してほしいと思います。

なぜならば、試合中に出せる技は練習してきたことしか出せないから。

 

自ら仕掛けるように前で勝負出来て、

(バックステップで)引き込んで返せて、

その場でも反応出来る。

相手が何やってきても反応出来る引き出しの多さ。

そこが理想です。