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2025年10月11日 (土)道場稽古164
こんにちは!
本日から来月の桜小音楽会が終わるまでの間、多目的室に移動です。
スタートした頃は、大きさ的に楽勝でしたが今では2部練は手狭になってきたかな。
それだけ生徒の数が増えたってことか。
-バンビクラス-
0・体験教室
1・ウォーミングアップ
2・体幹トレ
3・固定式基本
4・形
-モンキークラス-
5・ルーティーントレ
6・体幹トレ
7・固定式基本
8・形
9・組手
バンビクラス
【体験教室】
1年生の男の子と年中さんの女の子がお越しくださいました。
しっかりと自己紹介できてビックリ!
元気でにこやかで終始楽しそう。
武道ですので礼儀作法をとても大切にしています。
日常生活にも役立つ着座・座礼・立礼を稽古に入る前に学びました。
他にも、お辞儀の深さ・目付け・跪座の意味等も指導しています。
この後、バンビ生と合同で稽古する前に拳の握り方も学びました。
【ウォーミングアップ】
この時期はどの学校も運動会等の行事が入り、お休みがやや多めでした。
アップはいつもの感じで、ケンケンやジャンプ系を中心に組手構えとなってステップでした。
足首とバネ強化して動ける身体作りです。
あとは仰向け(うつ伏せ)ダッシュで反応力を高めました。
【体幹トレーニング】
バックフルアップ・サイドプランク・V字プランクで306分経過しました。
気になった生徒のフォームを正しながら体幹鍛えました。
体幹が強いと素早く方向転換してもピタッと止まれるようになり、形の極めどころで身体がふらつかないようにも繋がっていきます。
【固定式基本】
手技と同じくらい重要な引き手。
まずは両引き手の練習から行いました。
ポイントは、
1・手首は曲げない
2・床と平行を保つ
3・高さは帯よりも上
4・脇は開かない
5・拳はお腹よりも前に出さない
引き手の次は突き。
左右どちらの手で突いても狙う位置は同じで、自分の身体の中心で胸のちょい下にある「みぞおち」を狙います。空手の用語では「水月」とも呼ばれます。
急所をめがけて突きの練習をしています。
受けはひとつだけ。
中段横受けでした。
相手が自分の身体をめがけて突いてきた時の受け技。
これもポイントを記しておきます。
1・拳は肩の高さ
2・肘とお腹の間は拳ひとつ分のスペース
最後は基立ちとなり正面蹴りを左右の足で行いました。
ここでタイムアップ。
体験教室が終了の時間となりました。
ちょいお休みする生徒が多かったこと以外はいつもと同じ、ゆりのバンビクラスでした。
【形】
全員で四の形・十二の形をブザーを使って稽古しました。
一つひとつの動作を速く。
まずはこの意識で形を打つことです。
打つ毎に追加で注文を重ねていくことに。
・引き手の強さ
・手技と引き手のタイミング
・手技と引き手に加え軸足のタイミング
・おへその向き(締め)
いっぺんに言うと逆効果になるので焦らず一つずつ。
このあとグループを分けての稽古。
神戸市を目前に控えた3人と平安二段でした。
とても良い仕上がり具合に感じました。
出会った頃はバンビちゃんやったのに、今では目の色変えて真剣に稽古を重ねています。
今日新たに追加したこと。
スピードに乗った四股立ちの入り方でした。
二つの動きをミックスすることでスピードを上げていきます。
自然と身体に落とし込めるようになるまで、反復練習あるのみです。
良い感じに仕上がったと思います。
普段通りに打てますように!
(つづく)
モンキークラス
【ルーティーントレーニング】
手技の瞬発力を行いました。
糸東流らしさ、キレ味鋭い手技を出すための下準備。
両手タッチが出来る生徒は両手タッチを2回、もしくは両肩タッチと難易度を上げていくことね。
腕立て伏せの姿勢から行っています。
【体幹トレーニング】
片足逆突きとレッグレイズで445分経過しました。
片足になるだけでも十分不安定の中、安定感を上げていくんですが足裏全体で立つとどこかバランスが保てない。
どこの重心を預けると安定するか探求してほしいかな。
結構サラッと説明してたりしてるよ。
余談ですが夏の清水 希容セミナーでアップの後、真っ先に行ったのが足指のマッサージ。
「足の指が床の感覚を感じる部位なので伸ばしたり、さすったり、手指を挟んだりして床の感覚をキャッチ出来るように」
必ず行ってるとのことでした。
形選手には床を掴む感覚はとても重要なことだと思います。
稽古前のちょっとした時間に仲間と話しながらでもこんな「準備」が出来るようになってくれたら良いな。
当然、試合前の準備も然り。
【固定式基本】
突き。
それもキレイな突き。
不必要なリキミの無いキレイな突き。
これ一本で基本稽古を終わるつもりでした。
応用で2連突き・3連突きも混ぜて行いました。
連続で突いても一本いっぽんを極める意識で。
その上でスピード感を持つことね。
さらには四股立ち突きでした。
途中苦しくても決して腰を上げない。
当然分かってることなので歯を食いしばって頑張ってます。
【形】
ちょい手狭ですが、全員で四の形と十二の形。
スピードと極め。
当たり前ですがここを求めて打たないといけません。
転身時の頭の浮き、
軸の移し替え、
回った後の歩幅、
技のタイミング、
上級生はこの形で、この辺を自分で調整してほしいと思っています。
理解している前提で稽古を進めているので、しっかりついて来てほしいと思います。
当然、上記ポイントを基本形や指定形に当てはめていきます。
要するに、ポイントを理解して応用出来る能力が必要になってきます。
「その時言われたことは、その形でのこと」
ではなくて、
平安五段ではこの挙動で応用出来るな!
この身体の使い方はここと同じ!
みんな真剣な眼差しで食い入るように聞いてくれるので、ここから先は自ら研究心を持ち応用してほしい。
そのためには、まず教わったことを何度も何度も部分練習し、身体に染み込ます。
翌週になって同じ指摘を受けていたらまだ身についていないということね。
平安二段・平安五段・バッサイ大・セイエンチン
60分近くかけて稽古しました。
基本これまでに指導したことが中心ですが、この日新たに伝えたことがひとつ。
形が上手いとか下手とかキツいことばで表現してしまいましたが決定的な違いについて伝えました。
上手な選手は腰を切るタイミングと手技が同じということ。
バッサイ大では振り捨てが一番分かり易いと思います。
もしくは突きと受けの連続動作。
これもバッサイ大です。
腰を左右に切り返すタイミングで手技を揃えてみてね。
あんまり、、なパターンは総じて腰を切ったあと遅れて手技が出ています。
ここの意識を変えるだけでもちょっぴり形が上達するはず。
そんなメッセージを送ってます。
空手ノートつけてくれる生徒が現れたら嬉しいな。
【組手】
組手練はこれまで自らが先に仕掛け展開を作っていくような稽古を重ねていました。
攻撃のカタチを作ることに終始していましたが、当然競技となると相手は攻撃もしてくれば動きもするし、思ったような展開にはならないことの方が多いはず。
そんなこともあり、この日のテーマは状況に応じた技の選択。
ガードしてからの反撃でした。
ざっと4パターン。
1・中段回し蹴りをガード → 中段回し蹴り
2・中段カウンター
3・相手の中段突きをガード → 刻み突き
4・相手の上段蹴りをガード → 刻み突き
全部の相手の動きを見た上での対処。
これまでやってこなかった部類の練習です。
唯一やってたのは中段カウンターだけ。
自分の攻撃が上手くハマればそんな組手でも良いんでしょうが、試合運びの引き出しは多いに越したことはありませんので、しっかり捌いて返す練習を60分かけて行いました。
練習したことしか咄嗟の場面で出ませんので、回数を重ね身体が勝手に反応するくらいにやり続ける他ありません。
今回は初めてだったので対戦相手役を私が行い、生徒は一列になって返しの練習です。
どう返すか、浸透しだした頃にペア練で導入したいと思います。
組手練も段々と空手脳が問われるようになってきました。
今は意識しながらスローでやってますが、これが無意識レベルで出せるようになると勝率がグッと上がると思います。
なので、しっかり習得してほしいと思います。
今までにない稽古内容なので刺激的だったと思います。
いろんなパターン練習して技の引き出しを増やしていきたいと思います。
組手は組手の楽しさがあると改めて感じた練習会でした。






