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2025-02-01 11:15:00

全日本空手道連盟 審判道場 初級編

こんにちは!

 

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今週の火曜日、帰宅中の電車の中で全空連から送られてきたメールに気づきました。

審判レベルの向上を目的とした動画です。

 

審判員としての基本的な役割や責任を再確認することに加え、より高いレベルの知識とスキルを身につけ、総合的なレベルアップを目指すために出来た教材をYou Tube上で学べるようになりました。

 

その日は夜練がありましたので、稽古後PC開いて全空連の公式チャンネルを開いてみることに。

動画が3本。

初級・中級・上級と分かれていて、ルールに関しては変更点の説明を軽く触れる程度で、メインはケーススタディ。

いろいろな試合映像の中で、ジャッジに困るようなシーンが流れ、正しい判断を解説付きで答え合わせする感じです。

大阪で審判講習に出席した内容と似た作りだった気がする。

”コンタクト” か "無防備" で議論が白熱してましたので多分同じじゃないでしょうか。

 

 

初級編は、主審・副審・監査に焦点を当てた内容で構成されています。

主審はペナルティとウォーニング、副審は得点を確認することになっています。

しかし主審の権限は競技上だけに留まらず、その周辺全体に及び試合全てをコントロールすることが求められます。

主審の動作や判断ひとつで、その試合が良い試合になるかどうかが決まると言って過言ではありません。

責任を理解することが大切です。

 

副審は得点とするための6項目を正しく理解し迅速に技を判断する能力が求められます。

抜けた技・弱い技を得点としてしまうと、選手からの信用を失います。

 

進行中の試合を監督する立場の監査の役割はとても多く重要です。

主審・副審の決定が競技規定に従っているか否かを管理します。

時間内外の得点やウォーニング・ペナルティの判断は監査の重要な役割です。

 

初級編は、比較的イージーな内容。

ジャッジの仕方、反則の取り方、得点技が分かれた時の決まり方等のおさらいが中心でした。

ケーススタディもそんなに難しくありませんでした。

 

もっぱらDVD派なので購入したら保管しておきたいものですが、配信のメリットは通勤電車の中や、道場でちょっと気になったらスマホでいつでも簡単に視聴出来ます。

便利な世の中になりました。

2025-01-28 23:00:00

2025年1月28日 (火) 夜練60 @桜の宮中学校

こんにちは!

 

安定のJR遅延。

夜練日の遅延率がとても高く感じます。

良い感じで退社したのに、こんな日に限って電車が来ない、、

ホームでボヤいてる自分がいてました。

 

ダッシュで帰って、準備して車に乗り込み途中で生徒のご自宅に停めさせてもらって、そこから徒歩で遠足。

急いでいたのでペラペラの組手道着。

それにしても風が冷たかった。

 

 

1・体幹トレ

2・形

 

 

【体幹トレーニング】

 

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バックフルアップ・V字プランク・プランクでとうとう180分経過しました。

夜練始めて60回目。

週2回が定着してきた感じがしますね。

体幹そのものは道場開設後、割りと早い段階でメニューに取り入れました。

こんなけやってたら学校でも体幹強い部類に入ってるのと違いますかね。

 

 

【形】

 

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今日は4名の生徒だけでしたので、残りの1時間形に全振り。

一人あたり15分ずつのパーソナルトレーニングを行いました。

短い時間とはいえ、生徒一人ひとりに指導とチェックが出来ます。

 

しかも鏡を前にしての部分練習。

動きの流れ的な部分なんかは動画で後から双方でチェックを行い、修正点を認識しました。

 

平安五段3名・平安二段1名

それぞれ得手不得手ありますし、課題も各自異なりますのでこんな時パーソナルは大きな力を発揮します。

 

”技は大きく速く”

”腰切りは小さく速く”

”挙動と挙動の間は立ち方に無い立ち方で”

”緩急と強弱”

”緩い動作に味わいをつける”

”技を置きにいかない”

”手首のスナップを使う”

”次の立ち方の高さに抜き水平移動”

”軸足の引きつけで移動足を連動させる”

”急な方向転換は手足を正中線に寄せてから”

”上肢と下枝の一致”

”薄く口を開き呼吸を止めない”

”呼吸と息吹の区別をつける”

”腰の締めつけで技の重みを増す”

”初動の意識を高め技のキレを増す”

”足首の使い方”


これらのことを拘って形の完成度を高める作業に入っています。

まだまだですが夜練組、意識高く頑張っています。

 

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報われるまで努力を続けよう!

2025-01-27 11:36:00

2025年1月26日(日) 第1回心武館特別練習会 @西舞子小学校

こんにちは!

 

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2025年一発目の特練が西舞子小学校で開催されました。

今年の参加者は全体でも50名とちょっと寂しい数でした。

道場からは6名がエントリー。

さすがに土日どっちも潰れてしまいますしね。

おまけに大会も日曜開催がほとんどです。

館の拠点が明石の方にありますので、ゆりの生徒にとってはちょっとしたドライブ。

これはしょうがない事ですが。

 

午前中、早起きして土曜稽古のブログから一日がスタート。

前日のことですので、しっかり内容は覚えていますが、なかなかはかどらない。

途中中断して最近のお気に入り道着にアイロンがけ。

振り返れば、真冬でもペラペラの組手道着しか着ていないような。

 

さて、稽古の内容に入りたいと思います。

体育館の中をグルグルとジョグから3時間練習がスタート。

寒いので身体を温めていないといけません。

ジョグの次は心武館体操。

生徒の列に紛れてストレッチに移りますが、身体がカチカチに固い、、

 

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体操の次はアップでした。

バービーやアジリティ、反復横跳びでした。

この頃にはすっかり身体も温まっている様子。

アップしたら舞台をバックに2025年特練生徒との集合写真でした。

 

次、帯・性別に分かれ組手基本を行いました。

私は青・緑の男の子グループの指導補助。

 

ステップの練習を十字に行い、ペア練に移ります。

一方が誘導、もう一人が同じ間合いをキープしてついていきます。

ここで大事なのが、相手を振り切るステップ練ではなく正しいフォーム・リズムで正確に行うことでした。

これは自分の指導とは異なっていたところ。

フォーム固めでした。

ついていく方は、詰まったり開いたりせず、常に一定の間合いで移動します。

 

ステップの後は、動きの中からブザーに合わせ刻み突き・中段突き・ワンツーでした。

これを暫く繰り返し組手基本を終えました。

 

 

小休止を挟み、基本稽古に移りました。

私は平安二段グループを希望した生徒達の輪にまざりました。

30分基本、残りの1時間を形練に充てることになってました。

メインの先生がいらっしゃいましたので、ここでも指導補助、、のつもりが

「基本替わって」

突きと中段横受けまで進んでいましたので、私は下段払いを。

道場での指導とまんま一緒。

白帯生たちが大半を占めていますので、挙動を2つに分けてスタート。

・超ゆっくり

・超分かりわすい言葉

・どうすればカッコ良く技が出せるか

この重要部分が伝わるかどうかで、生徒の動きがガラッと変わります。

この「カッコ良く!」の言葉が生徒達は大好き。

 

ゆっくり基本で伝えたいことを重点的に説明し、繰り返し繰り返し行います。

ポイントは2つ。

・準備の時間を短く

・正中線を守りながら

するとどうでしょう。

ゆっくり基本で頭と身体に浸透させた後、自分史上最高のスピードでチャレンジすることに。

スイッチが入った瞬間でした。

みんな教えを守って全力でついて来てくれました。

一歩下がって下段払い、前に出て追い突き。

なかなか良いテンションでやり切ってくれました。

 

私の役目はここでお終い。

他にも先生がもう1名ついていましたのでバトンタッチして基本を終えました。

 

このあと平安二段に出てくる立ち方の説明から指導スタート。

立ち方の理解が出来たところで形練に突入していきました。

ひとつ褒めて、ひとつ修正する。

これは館長からの指令でもありました。

 

空手は楽しく。

怒られてばかりじゃ楽しいことも楽しく出来ない。

褒めて伸ばすよう、館長からのお達しでした。

いつもガミガミ言ってんなー、、

 

 

特練では普段顔を合わさない、他の道場の生徒とのふれあいがあったり、別の先生の指導方法に触れることが出来る良い機会です。

今回の平安二段。

私とは異なる指導方法を発見しました。

実際にその指導のとおり演武する生徒の形を観てガラッと雰囲気が変わったことに気づきました。

これは収穫でした。

 

 

ほとんど観る機会が無かったけど、ゆりの生徒はどうだったかな?

何かひとつでも成長してくれれば言うこと無し。

 

 

第2回目の特練は2月16日 西舞子小学校です。

ワンコインで飛び入り参加出来ますので、ご都合合えば是非お越しください。

成長するきっかけを掴めると思います。

2025-01-25 23:59:00

2025年1月25日 (土)道場稽古131

こんにちは!

 

早めに道場入りし、体育館の中をグルグルとランニング。

稽古開始前の時点でひとり汗だくである。

この時期は古傷がジンジン痛むので苦手です。

音楽かけながら緩めにジョグして生徒が来るの待ってます。

 

バンビ生は稽古時間が60分しかありませんので、出発前にお手洗いを済ませてね。

 

 

-バンビクラス-

01・ラダートレ

02・体幹トレ

03・固定式基本

04・形

 

-モンキークラス-

05・コーディネーショントレ

06・ルーティーントレ

07・体幹トレ

08・固定式基本

09・形

10・組手

 

 

バンビクラス

【ラダートレーニング】

 

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クイックラン・ケンケン・グーパー・ラテラルの4つでした。

今日はスピードが上がる方法を説明してみました。

どうやらちゃんとお話しが聞けているようです。

みんな敏捷性が上がっていました。

ドタバタしてた動きが滑らかに変化してきたし、スピードも増していました。

この子らの成長を観るのが今とても楽しい。

 

 

【体幹トレーニング】

 

バンビ体幹.jpeg

 

V字プランク・サイドプランク・バックフルアップで207分経過しました。

体幹トレで腹筋や背筋等、身体の中心部分を強化しています。

強化されることで姿勢が美しくなり軸(バランス)も整います。

毎週、呪文のように唱えてる「焼き鳥の串」

全てのスポーツに共通するくらい必要なものです。

体幹力って目に見えないし数値化出来ないのでピンとこないと思いますが、しっかり身体を支えられるようになれればチカラがついてきた証拠。

 

 

【固定式基本】

 

 バンビ基本.jpeg

 

今日は形練に移りたかったので、基本は抑えめに。

・引き手

・突き

・中段横受け

・基立ち

この後の四の形で必要な必要最低限だけに絞って稽古しました。

 

ちょっと審査に似た内容で、前に出て追い突き。

後ろに下がって中段横受け。

こんなのも取り入れて見ました。

 

 

【形】

 

バンビ形 (2).jpeg バンビ形.jpeg

 

新入会が続いていたので、少し間が空いた形練。

久々の四の形でしたがどうだったでしょうか。

右と左が逆だった生徒がチラホラ。

稽古時間が短くしか取れないので悩みどころだ。

90分時間が取れれば、必要な練習がひと通り出来るのだが、、

 

順番に12:30入りしてもらって、しっかり覚えてもらおうかな。

 

 

(つづく)

 

 

モンキークラス

【コーディネーショントレーニング】

 

コーディネーション.jpeg

 

ラダーでシャッフルしながら、目でリアクティブキャッチを追い指定された色を片手で掴むトレーニングです。

一度に全く異なるバラバラな動きを行うことで、複雑な動作もコントロール可能にします。

空手道では組手競技に大いに役立つことと思います。

一瞬の判断力・反射神経は脳からの指令を筋肉に伝えて身体が反応しますが、この時間を飛躍的に短くすることが出来ます。

 

かなり久々だったこともあり、ルールと投げ方から教えないといけませんでした。

シャッフルで前進してくる相手に対し、どのタイミング・どの位置に・どんな風に投げるかで練習の質が変わってきます。

ペア相手が下手だったら良い練習にはなりませんので、指導する時間を設けました。

 

コーディネーション能力のひとつに「定位能力」があります。

これを野球で例えると、打ちあがった打球の落下地点を予測しキャッチする能力に似ています。

リアクティブキャッチを投げる人も、ラダーを駆け抜けてくる人のスピードを察知し取りやすい位置に投げてあげなくてはいけません。

これも定位能力のひとつと言えるのではないでしょうか。

 

昨年夏の夜練以来だったこともあり、キャッチする色を「赤」と指定し、動きの中で目で追い、片手キャッチすることにしました。

ルールは単純に足を止めないこと。

 

ゴールデンエイジ期に何するかで、その人の80%の運動神経が決まると言われています。

そんな重要な時期に生徒を預かる身となりましたので、一生懸命知恵を使って生徒を伸ばしてあげたい。

その一心です。

 

よく見る

よく聞く

よく考える

これらを実践して稽古中は全力で頑張ろう!

 

 

【ルーティーントレーニング】

 

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限られた時間の中で効率を求めることはどこの道場も同じだと思います。

「今」やるべきメニュー。

生徒のレベルと比べ「時期尚早」なメニュー。

もう卒業したと思えるメニュー。

いろんなことを考えながら、その日の献立を考えています。

その中で、もう浸透しただろうと思えたメニューは省いていますが、そうじゃなかった。

 

拳を正しく握って拳立てしてましたが今日形の指導中、握れていない生徒が。

 

形競技はキレと極めとともに美しさを表現しないといけません。

握れていない拳なんて空手でも何でもありません。

 

 

【体幹トレーニング】

 

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足刀蹴り・レッグレイズの定番メニューに加え、今日は片足逆突きを。

動きの中でパチッと極める感覚をこれで養います。

抱え込みの強さは腸腰筋を鍛えると飛躍的に向上します。

形は体幹力に加え、身体を瞬時に操れる筋力も必要です。

スピード感溢れる演武の裏側には、筋力は必要不可欠。

クルルンファや泊バッサイで登場する「関節蹴り」

キレ味抜群の蹴りにするには腸腰筋鍛えるのが一番です。

これで345分経過しました。

 

 

【固定式基本】

 

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短時間集中コースでした。

この冬は徹底的に下半身イジメて地面に根の生えたような安定した立ち方を作り上げたいと思っています。

立ち上げた頃は、ギャーギャーと文句うるさかったと記憶してますが、今では黙って歯を食いしばってついて来てくれます。

そんな姿に成長を感じるよホントに。

平行立ちからの正面蹴りに加え、今日はスクワットを混ぜました。

この時の姿勢。

またまたクルルンファに繋がりますが、相手の腕を掴み床に叩きつける挙動があります。

背筋を伸ばし、軸を整えてしゃがみますがこの日行った、スクワット正面蹴りはそんな意味も込めています。

まだまだ姿勢が "くの字" に折れ曲がっていて理想とはほど遠いですが、

せっかくやるんやったら、意味を見出して生徒のやる気に繋げなくてはもったいないので。

 

指定形がひと段落したら自由形に移行します。

それこそたくさんある自由形、いろんな形から自分の気に入った形を見つけて腕を磨いてほしい。

そんな生徒達が、5年後・10年後に今度は子供達に、磨き上げた形を引き継いでくれたら理想だな。

 

 

突きの稽古では肩甲骨を意識して、肘をロケットのように発射させること。

 

 

【形】

 

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前回同様にバッサイ大と平安五段に分かれてそれぞれ指導しました。

今回は平安五段組を手厚く。

正しい肘支え受け・交差立ちの指導の他、中段交差受けではどの高さを中段と呼ぶのか具体的に説明しました。

四股立ちから基立ちに素早く切り返す方法も伝えています。

移動足を四股立ちから基立ちに頑張って動かしてもスピードは上がらない。

ちょっとしたコツですが、使い方が分かると飛躍的にスピードが上がる。

ひたすら部分練習を繰り返してね。

 

形.jpeg

 

バッサイ大チームは、挙動のおさらいでした。

ほぼ理解出来たっぽいので、少しテクニック面に突入。

とても難易度の高い蹴り。

・足の上げ方・

・足の当て方

・軸の維持の仕方

・頭の高さの安定感

・スナップの使い方

細かいことばかりですが、これらを理解することから。

ちょっと踏み込んだ形練となりました。

 

これからどんどん、深い部分の指導をしたいと思ってます。

そのためには、全体がある一定のラインまで達していないと稽古についていけない人が現れてきます。

理解が追いついている状態が皆に求めていること。

別に毎日長時間頑張りなさいとは言いません。

教わった事がスラスラと言語化出来ていれば嬉しいってこと。

ただし!

基本形だけはいつでもしっかり打てているように!

緑帯の人、もうこの基本形は私から教わることが無い状態にしておいてください。

そうじゃないと、審査用紙渡す気になりません。

正しく、すらすら打てる状態を最低限キープしていてください。

 

 

【組手】

男の子と女の子に分かれて行いました。

まず女の子チーム、一人が台となり打ち込み。

刻み突きでした。

意識することは、

・ステップ

・後ろ足の溜め

・前足の飛び込み

・長い突き

・5㎝手前

・残心

・タイミング

 

このあたりです。

丁寧に何本も。

突き終わりはシンプルに、構えた位置に戻すだけ。

上から落ちてくる飴ちゃんを落とさないように、飛び込んでキャッチするイメージです。

イメージ通りですと、前拳を引くような余分な動き(モーションと呼んでます)が無くなります。

後ろ足のつま先は後方へ。

前足のつま先は前方へ。

 

シンプルに軽く曲げた肘を発射させるようにね。

 

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男の子チームは2列に向かい合い刻み突きと中段カウンターです。

刻みの側は、フェイントやプレスを効果的にかけて相手を居つかせます。

このビクっとした瞬間がチャンス。

相手を居つかせ刻み突きを極める練習でした。

これをグルグルと周り相手を替えていきます。

カウンター側もフェイクに引っかかり中段をすかしてしまったら、素早く後ろ足の溜めを戻し、次の攻撃に備えないといけません。

 

あと、なによりも深さね。

相手の刻み突きの下を潜るイメージで深く。

深さが無かったら、ほぼ刻み突きが先に極まります。

これは理論上、相手は自分に近い方の腕で突き、自分は相手との距離が遠い方の腕で突くので、スタートの時点で負けているから。

よほどの速射突きが出来ない限り勝てません。

 

中段のスピードを上げるには、引き手を超絶強く取ると、突きのスピードは増します。

また今回はパターン練習です。

自分の前拳で相手の刻み突きの軌道を変えながら(逸らしながら)突く方法もあります。

突きは後方に抜けてしまったら旗は上がりません。

自分の前拳を上手く使って突く中段突きもあります。

これは自分の思うように。

 

スピード勝負なら引き手だし、守りながら極める方法もあるよって話。

 

全体的に組手練の時間が足りないので、久々にしてはまあまあな感じかな。

上段突きは5㎝手前の寸止めフルスピード。

中段突きは多少は打ち込んでも大丈夫。

腹筋弱くて唸らされないよう鍛えていかないとね。

お腹カチカチにしとかなな。

緊張感を持って組手稽古していこう!

2025-01-22 07:35:00

タナス・フラッシュ Vol.3 -HOW TO TZANOS SEMINAR- 4/5

こんにちは!

 

タナスセミナー3も後半に突入しました。

古いDVDだからか字幕がありません。

また通訳の方マイクをつけてませんので、聞き取りにくいところもあって苦労してます。

 

 

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10・見切り

11・離れ際の攻撃

12・4種類のデフェンス

 

 

【見切り】

見切りのポイントは常に相手との距離が一定になるように意識すること。

 

ペア練で、攻撃側は刻み突きと逆突きに限ります。

相手の踏み込みに対し、一度間合いを切って攻撃に転じます。

絶対にダメなのが顔だけ後方に反らして突くこと。

決して差し込まれてはいけません。

バックステップは、軸足にチカラを溜めて前に入ります。

 

構えを崩さず、身体の動きだけで突きをかわす練習から始められています。

スペースを詰められると受けることが出来ませんので相手の動きに反応して足を使うことが大事です。(居ついてはいけない)

 

バックステップも状況に応じ、相手が小さい刻み突きなら小さく下がり、大きく踏み込んでくれば自分も大きくです。

これは経験で分かってくると仰います。

最後は実際に見切ったあと、自分も前拳で反撃に転じる練習でした。

バックステップ

刻み突き

スイッチ

残心

これがブロック無しのパターン

 

ブロックする時は奥拳で相手の刻み突きを落とし前拳カウンター。

これもお手本を披露されています。

ブロックが必要なのは相手の動きが自分の反応を上回った時。

 

試合では自分は受けたつもりでも旗が上がることはよくあります。

力いっぱい受けるのではなく「ムダな力を使わずダンスのようにブロックする」とアドバイスです。

 

中段逆突きでもブロックは必要なく見切ります。

見切りと同時に、後ろ足を前に入れ替え(スイッチ)刻み突き。

このテクニックを指導しています。

ブロックを入れるともっと簡単だけど、間合いを切る練習でした。

 

見切りのあと相手が後方に大きく逃げたら連打で追撃。

そこも状況判断ですね。

 

 

離れ際の攻撃

指導のポイントは「相手の手や襟を掴んで蹴る、投げる」

 

密着したゼロ距離で自分の方が体格に勝る場合、押せます。

プッシングでスペースを作り中段回し蹴り。

でも押した手を離してしまっては相手は距離を取るはずです。

ポイントは両手でプッシングして片手は掴んだまま蹴ること。

気づかれないように相手の袖を掴みます。

右構えなら右手で掴み、

左構えなら左手で掴みます。

 

相手が自分よりも大きくて押せない場合、自分が後ろに下がりスペースを作ります。

その時に自分の肩で相手を押しますがこれはフェイク。

両足ともバックステップでスペースを生み中段蹴りしています。

 

今度は相手が正体で自分が逆体だった場合、自分の右足を後方に下げる事でスペースを作り中段回し蹴り。

右手で掴んで右足での蹴り。

 

今のルールでは、掴んで良いのは技に入る一瞬だけです。

 

裏回し蹴りも指導されています。

ゼロ距離から相手の道着を掴んで引き寄せます。

相手の上体が前に突っ込んだタイミングで膝を抱え込み、裏回し蹴り。

側頭部から後頭部に掛けて巻き付けるように。

股関節と裏腿の柔軟性が無いと蹴れない大技です。

 

仮に裏回し蹴りが極まらない場合、降ろした足で相手の前足を狩り倒します。(小学生は反則)

倒れた相手に突きを極めれば一本(3ポイント)です。

ゼロ距離から蹴って投げるまでの間、相手の襟を掴んだまま。

 

襟を掴んで引き込む際、相手は裏回しを警戒してガードしてきます。

その時は、後ろ足を使って反対側から裏回し蹴りに入るよう2種類指導されていました。

 

 

密着した状態からの投げ。

互いに右構えだったとします。

自分の左足で相手の前足を刈ると同時にバックステップ。

このようにして相手を転がせたりしています。

 

自分が逆体でも同じで、前足で刈って次の展開を生みます。

例えこかす事が出来なくとも、相手のバランスを崩させればOK。

その間に攻撃出来ますので。

 

もう一度右構え同士ですが、投げなくてもこんなことが出来ます。

掴みあった状況から、右足のみ後方へ引きスペースが出来たところを左の逆上。

これらの技を紹介される時、非常にゆっくりと丁寧に指導してくださいますので理解し易いと思います。

 

 

4種類のデフェンス

練習のポイントは下記のとおり。

①後ろに下がる

②左右に動く

③間合いを詰める

④相手より速く技を出す

 

「4つをミックスして使い防御する」

この考え方だ重要です。

 

まず後方に十分なスペースがある場合、そのまま下がって攻撃をかわします。

左右に振ってかわす時もずっとガードを上げながらコートを大きく使う意識を持ちます。

「間合いを詰める」とは、相手が攻撃を出す瞬間に詰めます。

間合いを詰めて相手の攻撃を潰すのですが、肩を入れてダッキングするシーンを観た事があるんじゃないでしょうか。

相手選手の攻撃モーションが大きければ、切るか潰すかしやすいでしょうね。

最後のは ”相手の攻撃よりも先に極める”

自分の攻撃が速ければ相手は攻撃出来ません。

 

時には攻撃=防御になるという考え方です。

 

1-0でリードしている場合、自分が攻撃し続けていれば、相手の技を封じ守り切る事が出来るという発想です。

 

4つのパートを正しいタイミングで使えるように注意するようアドバイスがありました。

 

実際、タナス選手が4つを全て使ってお手本を見せてくれていた内容がこう。

相手選手が連打、これをバックステップでかわし切ったところで、コーナー際いっぱい。

ここでさらに追撃が来れば、サイドに振って攻撃をガード。

また打ち込んできたところをダッキングで潰して、素早く間を切ります。

なんとか技を極めたい相手選手が前に出るタイミングで中段を先に抜いていました。

 

同じ場所に留まらず常に動きながら攻撃をかわすことがポイント。

ボクサーのように身体を振って避けてかわしています。

 

もうひとつ共通して言えることは、膝の溜め。

溜めが有るからこそスピードで上回れます。

 

一連の流れを実演で示してくれていました。

 

ダンスしてるようにリラックスしながら動き、

常にどうかわすか頭で考えながら、

いろんなアイデアを膨らませて練習してください。

とのことでした。

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