こんにちは!
2011年7月に開催された荒賀知子先生によるセミナーです。
反応速度や反射神経が絶対に必要な組手競技。
そんな競技力を向上させるセミナーの様子を収録したDVDです。
・スピードをつけたい
・飛び込みの速さを高めたい
道場稽古に取り入れやすい内容になっているんじゃないでしょうか。
1・速さを手に入れる稽古の約束とダッシュ・ジャンプレパートリー
2・速さのための基本稽古とその意味
【速さを手に入れる稽古の約束とダッシュ・ジャンプレパートリー】
セミナー開始前に荒賀先生から簡単な挨拶があり、約束してほしい事が2つありました。
1・行動を早く
2・大きな返事
この2つは空手が上手い下手関係なく、今すぐにでも誰にでも出来ること。
これが守られなければ、何度でもやり直しさせると宣言されていました。
集合は駆け足、防具の用意もダッシュ、返事をするのも当たり前。
小さな子供に理解を求めるのはまだ難しいかも知れませんが、貴重な時間と費用をかけて学びに来ています。
本気で取り組んでる人、上手くなりたい気持ちが強い人は行動に表れますよって事ですね。
終始関西弁で話す荒賀先生。
全員で体育館を軽くランニングからスタートしました。
・ダッシュ
・後ろ向きダッシュ
・うつ伏せダッシュ
・サイドステップ
・スキップ
・後ろスキップ
・20回足バタバタダッシュ
・10回腿上げダッシュ
・5回抱え込みジャンプ
・足の指だけ歩き
ここからペアでアップに移ります。
馬飛びして下を潜るのをフルスピードです。
次ペア相手がダンゴ虫のように小さくなった上を左右にジャンプ。
この時、反動をつけず連続ジャンプ。
既にスピードトレです。
これを20回連続でピョンピョン飛ぶんですが簡単に見えてなかなか難しいと思います。
次がもっと難しく同じ要領で前後に飛んでます。
足が引っかかって転びそう。
今度はペア相手が長座の姿勢で座り、自分が立って跨ぎます。
そこからグーパーの要領で連続で100回ジャンプ。
互いのリズムが合わないと出来ませんが、ここでもスピードを意識します。
【速さのための基本稽古とその意味】
組手のセミナーですが、アップのあとは基本でした。
平行立ちを取り姿勢の確認です。
荒賀先生の教えですが軸は真ん中に置き、重心はやや前傾気味に。
軽く両膝を曲げ、足の指で床を掴む感覚です。
これは自分の前に立つ相手に攻撃を加えるからです。
左手を前に出し用意します。
この時も、左の肩のチカラを抜くだけで拳ひとつ分、もうひと伸びします。
この「もうひと伸び」が後の組手競技に大きな影響を及ぼします。
遠くを突けた方が良いのですが、左右の肩を振って突くのとは意味が異なります。
基本の突きにおいてダメな突き方を説明されています。
真っ直ぐに体勢を維持したまま、やや肩を前に出す程度です。
突く位置は上段でも中段でも構わず、自分で決めた位置を一点集中して稽古します。
ゆっくりと丁寧にフォームを崩さずに繰り返しています。
荒賀先生の上段を突く際のフォームは、肩のライン上に自分の顎を乗せる感じ。
少しだけ顎を引いています。
普段から意識していないと試合中顎が浮いてしまうので、日常生活の中から意識して顎を締めているとのこと。
顎が浮いていると試合中相手の攻撃をもらいやすいし、ケガしやすいとのこと。
顎を締める利点は他にもあって、相手の突きが抜ける可能性がある。
ドンピシャのタイミングで獲られても突きは抜けてしまうとポイントにはなりませんので確かにそうです。
普段の稽古から顎を締める意識は必要ですね。
腰や顎が浮いてる人で強い人はいません。
腰が高いと構え出しで遅れるし、顎締めてないと拳に強い技を乗せる事が出来ませんので。
私が道場で苦労していること。
それは稽古中の集中力です。
荒賀先生のセミナーでも同じことが起きるシーンがありました。
そんな時、先生の言葉がコレ。
「構えてる間から、ハイなおってと言われるまで絶対に目線は一点から外してはいけません」
「目線を外して、構えを崩したり・帯を触ったり・隣の人を気にしたり・後ろが気になったりする人、落ち着きのない行動は、試合中にも出てしまいます。勝手に止めがかかったと判断したり、周りの人の応援に気を取られたりしてしまいます」
「なおってと言われるまで自分の世界に入ること」
一言「集中してください」
仕切り直しに再度突きの稽古に入りますが、構えだしが遅いと何度もやり直しです。
口調は優しいですが、緊張感が走ります。
号令の後、素早く突きますが大事なのは「号令のあと」
「号令と同時」ではありません。
号令も同じテンポではなく、どこかで間を開けたりしながら揺さぶります。
これには意味があり、号令のリズムを読んで間違って突いてしまう人がいます。
間違って突いてしまったら、素早くその手を戻させるためにあえてそうしています。
リズムを変える。
たったこれだけで更に緊張感が増した感じになりました。
集中して良く聞き、号令に反応して突く。
集中力と反射神経が研ぎ澄まされていきます。
シンプルに良い指導法だと感じました。
ただ号令に合わせて突くだけの稽古よりも格段に質が高い。
「良いですか?数少ない基本稽古の中で、どうやったら強くなるか・上手くなるか。答えは集中してする以外にありません」
「100回・200回ダラダラと突いていても時間と体力のムダです」
「10回・20回だけでも今のように緊張感を持って取り組めば、自分の実力は上がります」
「今日だけじゃなく、道場に帰ってからも集中して稽古してください」
次の基本は連続10本突き。
ひとつの号令でスピードを上げて連続で10本突きます。
急ぐあまりに小さな突きにならず、多少カタチは崩れたとしても大きな突きを心がけます。
10本突きを10セット。
どんなにしんどくても止めの号令がかかるまで突き手を降ろしてはいけません。
この当たりから生徒たちも緊張感が芽生えだし、気合いの声も構えだしの速さも目に見えて変化してきました。
左前屈立ちを取り、上段突きと中段突きの基本です。
肩が縮こまって小さな突きにならないよう注意を促します。
連続で20本突きますが、ここでもリズムを変えています。
間違えて突いてしまうと直ぐに修正する生徒も現れだしています。
ここでも顎のラインに突きが乗るように指導されていました。
突きのあとは蹴りでした。
胸の前に手のひらを置き、閉足立ちから素早く抱え込んで降ろします。
意識するのは、素早く上げて・素早く降ろすところまで。
しかも音を鳴らさずしずかにです。
やってる内容は道場と同じでしたが、静かに降ろすところは意識していませんでした。
抱え込みを終え、次は下段スナップ。
これは宇佐美先生の「ベスト空手」DVDの中に稽古前のウォーミングアップで紹介されていたものと全く同じでした。
膝高さ程度に軽く抱えこみ膝下を脱力して、前方に放り投げ引き足を取る練習。
踵が腿裏にタッチさせるイメージです。
凄く分かりやすい例えで「自転車の逆こぎ」をしないと説明されていました。
小さな子供でも理解しやすい例えだと感じました。
先程の抱え込みとスナップをミックスさせた蹴り練。
胸の高さに手の平を置き、膝が当たってから蹴りを放ちスナップを使って戻す練習です。
ポイントは手のひらに当たってから蹴ること。
当たる前に蹴ってしまっては抱え込みの意識が芽生えません。
このあたりも、説明の中で分かりやすく伝えられています。
左右に10回蹴ったら今度は、同じ足で2回連続で素早く蹴ります。
これはやったこと無かった練習方法です。
これにもコツを説明されていて、1回目蹴って足を降ろした時に足の裏をべったりいては2本目が遅れます。
つま先のみ床につけて素早く動かす意識です。
「しっかり顎を引いて」
「軽く膝を緩めて立ち」
「重心は少し前気味」
蹴った時、姿勢が崩れたら素早く蹴れません。
良い練習方法だな。
移動基本です。
多少カタチは崩れてもスピードを落とさない意識と指導されています。
回る時も、首から動かし素早くターンして下段払い。
追い突きを5歩進んでターン。
同様に逆突きも。
今度は上段揚げ受けと逆突きの組み合わせなんかも。
スピード感の無い2挙動では行わず、受けから突きまでが1セットの意識です。
技のスピード意識を持たせる練習。
これはやってこなかった。
形の中でもキレが増すような気がしますので、早速取り入れたいな。
DVDの中でも集中力の切れてきた生徒の動きが確認されると、厳しく指摘しやり直し。
厳しさが伝わってきます。
最後は基本の構え(真身)から正面蹴りの移動です。
構えた手はそのままに蹴ることが重要で、手の反動を使いたがる人も中にはいてますが、両手はそこに置いていないと蹴りのガードが出来ません。
稽古中そのような説明でした。
収録時間の半分を基本に費やしています。
こんにちは!
週末恒例、楽しみのひとつキン肉マンタイムを終え家事を粛々と。
道場向けの配布物の準備を済ませ出発。
今日はバンビもモンキーも道場内審査!
いつもより数倍ピリッとした緊張感に包まれた道場でした。
模擬審査してましたので、今日はほとんど写真撮れませんでした。
-バンビクラス-
0・早練
1・体幹トレ
2・固定式基本
3・模擬審査
-モンキークラス-
4・体幹トレ
5・ルーティーントレ
6・固定式基本
7・模擬審査
バンビクラス
【早練】
本日の早練はEちゃんとマンツーマン。
普段の稽古の中で四の形を覚えていて十二の形もある程度カタチになっていました。
基立ちの幅に安定感を保つことが当面の目標値。
常に肩幅で移動出来るようにね。
移動足で取り勝ちな技のタイミングは追々指導していきます。
集中力、理解力、習熟度が備わっていますので来週から上のクラスに合流。
きっと2部の生徒にも良い刺激になると思います!
新しい血が2部に加わることで、どんな化学反応が起こるかとても楽しみにしています。
切磋琢磨してみんな成長していってほしいな。
【体幹トレーニング】
プランク・V字プランク・バックフルアップで225分経過しました。
新入会のH君、オッと思わせるような美しいプランク。
楽しみだ。
V字プランクは身体のバランスに気をつけて。
身体を後ろに倒し過ぎるところんでしまうので、安定感が高い位置を自分で見つけるようにしよう。
とにかくおへその下に意識を集中させると安定感が増します。
【固定式基本】
今日はこの後の形に時間を使いたかったので、基本は短時間集中型。
引き手と突き、中段横受け・上段揚げ受け・下段払いでした。
実際に生徒の前に立ち、私が上段突きを行い揚げ受けしてみることに。
腕の角度、受ける位置がこの方法で分かったかな。
さてここから下半身強化メニュー。
腰を深く落としての四股立ち突きです。
その前に両手を頭上に上げ、軸を整えます。
こうする事で身体が前傾せずキレイな立ち方に変化します。
これは2023年の喜友名セミナーで教わった整え方。
いったい何本突いたでしょうか。
バンビ生にはキツい四股立ち突きだったと思いますが、しんどい稽古を乗り越えないと上手にはなりません。
しんどくなっても膝を緩めず自分に厳しい人に育ってほしいと思います。
しんどい稽古の繰り返しで心も身体も鍛えます。
【形】
初めての審査形式。
3人1組で行いました。
しくじったのが向き。
いつもと違う向きで整列したので、勝手が違ったかも知れません。
四の形と十二の形のふたつ。
これを何度打ってもスラスラと間違えることなく打てるようになれば合格としました。
見事審査用紙を受け取ることが出来た生徒は4名。
この道場内審査は4月5日まで機会を設けます。
実際あともう少しで合格だった生徒もいてましたので、次で合格出来るようしっかり家練してきてください。
※バンビの生徒は気が散ると一発で飛んでしまいますので、2部の生徒は入室後は動き回ったりせず私語を慎み静かにストレッチのみ行っていてください。
私も注意したくありませんので絶対に約束を守ってください。
モンキークラス
【体幹トレーニング】
おっと!偶然にもバンビと体幹メニューが一緒だった。
プランク・V字プランク・バックフルアップで363分。
比べるのはあんまし良くないかもだけど、姿勢の良さではバンビ生に負けてる生徒が居てる。
プランクの姿勢は、両手両足とも肩幅程度の幅を取り、頭の先から足の先まで一直線になるようにしないといけません。
何度言ってもお尻が高くお山のカタチになったり。
正しい姿勢を1分間キープ出来ないとダメ。
もっと意識を高く持たないと。
【ルーティーントレーニング】
装いを新たにリスタートしたルーティーントレ。
手技の瞬発力に新メニュー投入です。
前回のもかなり有効だと思っていますが、今度のは実際の技を使ったもの。
説明を兼ねてでしたので5分以上使ってしまったこともあり、今日はこれだけでした。
糸東流らしくキレを磨くために導入します。
いつも言う「準備の時間」
これをどれだけ短く出来るかでキレ味が変わってきます。
今日の指導方法で中段横受け・上段揚げ受け・下段払いを行いました。
セイエンチン頑張りたい子は、ここ頑張りどころね。
注意してほしいことですが、今日のメニューはルーティーントレだけで終わらせないように。
この時間でやってることは、全て「形」の中で活用しないといけません。
おっ!この動きは、この挙動で使えるな!
こう動けば、もっとスピードが上がるな!
このトレーニングを続ける事で極めが強くなるな!
道場で指導してることは、一つひとつに意味を持たせています。
点を点で消化するのではなく、線に結びつけるようにしてほしい。
思考する習慣を身に着けていってほしいと思います。
【固定式基本】
基本稽古は避けて通れませんのでやります。
やるんだけども最小限に留め、模擬審査の時間確保です。
四股立ち突きを頭上でゆらゆら姿勢を整えてから。
2部はこれだけではダメで美しさに拘らないといけません。
肩甲骨の寄せとお尻を上手く使って湾曲したライン作りです。
一本目の突きから眼の色が違うKちゃん。
いつも全力。
一切手を抜かないところが彼女の最大の長所です。
今日も始めからスイッチが入ってて、私のテンションすらも上げてくれます。
いつも慣れてるからと思ってこなしてるだけの生徒と、愚直に自分と向き合う生徒とでは同じ時間・同じ内容をやっていても成長度合いは変わってきます。
正直に言いますが、空手って新しいことを覚える事ってあまり無いと思う。
(自由形は指導するが)
ゆりの生徒でいる間は、同じことの繰り返しだと思っていてください。
ひたすら同じ基本稽古を繰り返していれば、技に美しさも備わってくるし何より忍耐力がつく。
しんどい時も押忍の精神で歯を食いしばって向き合うことで何事も諦めない粘り強さが自然と身につくはず。
その結果社会に出た時に必要とされる人材に育ってほしいと願い込めて指導しています。
2部の生徒は私が指導する正しい四股立ちを知っているはずです。
・スタンスの広さ
・つま先の向き
・腰の高さ
・3点ロック
・湾曲ライン
歯を食いしばって立ち向かうか、諦めて手を抜くか
それはもう自分の気持ちひとつです。
【模擬審査】
今日の稽古場所は教室2クラス弱の大きさ。
20名近くいる2部生が同時に形を打つには、ちょい厳しいサイズです。
なのでグループを2つに分けて、順番に交互に形を打つ方法を取りました。
白帯から順に本番で打つ形を打っていくことに。
四の形・十二の形に加え平安二段を。
オレンジ帯は級によって形が異なります。
8級は平安二段、7級は平安五段でした。
若干の修正ポイントはあるものの大丈夫だったかと。
修正点は一人ひとりに伝えていますので、安心することなく努力するようにね。
青帯生はひとりだけ。
マジマジと観ると直すところがいくつかありましたが、しっかり伝わっています。
打ち直しした形は修正出来ていました。
猫足立ちの開きが気になるので、鼠径部を締める意識を持つようにね。
さてたくさん居る緑帯生。
この時点で残り時間が1時間を切っていました。
ここからは3人1組で回す事に。
ガッツリ見ようと思えば1人ずつ。
でも時間にも限りがありますのでそうも言ってられません。
基本形5つに指定形を1つ。
8人*6種類です。
共通して言えることは、立ち方の違いを明確にすること。
技を一つひとつ正確に見せること。
競技と違いリズムは関係ありません。
逆にひと挙動ずつ区切って丁寧に打つべきです。
ここの意味を間違えてしまうと、リズムはゆっくり技もゆっくりになりがち。
これでは形ではなく、手踊りになってしまうので注意が必要です。
リズムは丁寧にゆっくりで構いませんが、技は ” 強く” です。
基立ちなのか前屈立ちなのか、払いなのか打ちなのか。
払いの高さが肩のラインか突きの高さなのか不明確なのは良くありません。
「明確」にです。
4月17日に本部に提出する予定です。
それまでまだチャンスはありますので、本日用紙を受取る事が出来なかった生徒。
修正が必要な部分は伝えています。
次の稽古までにしっかり準備しておこう。
用紙をもらった生徒。
これで安心はしないでほしい。
出席率が規定に満たしていなければ審査用紙を返してもらいます。
週に一度しかない稽古日をなるべく休まないようにしてほしいと思います。
※バンビブログでも述べましたが、入室後はくれぐれもお静かに。
※※ 明日の特練、私用の為お休みを頂戴しています。
参加される生徒は指導者の先生方にしっかりと挨拶を忘れずに。
(組手特練なので防具持参のこと、ケガしないよう入念にストレッチしておくこと)
こんにちは!
2月全滅だった小部中の夜練。
久々ホームに帰ってきた感じです。
何といっても圧倒的な距離感。
エンジンかけて3分もあれば到着です。
1・体幹トレ
2・組手
【体幹トレーニング】
先週やり損ねた体幹トレを今日2回分行い、取り返しました。
一度に6分間ですので結構キツかったと思います。
プランク・V字プランク・サイドプランク・バックフルアップ・レッグレイズ・片足逆突きでした。
これで192分経過。
6分間休み無しのぶっ通しで体幹出来るくらい軸が強くなってきたということでしょう!
誇れるよ。
【組手】
2月桜中は途中車を停めさせてもらい、そこから徒歩で道場入りでした。
真冬の寒い中歩いてますので、ミット類の持ち込みを控えていました。
そんな訳で基本や形のオンパレードでした。
なので小部中に戻ったら組手!
これまでの遅れを取り戻そうかと思います。
さて本日は大きく分けると3つ。
・ステップ
・反応
・蹴り
90分間このようなメニューで頑張りました。
組手も下半身の強さを必要とします。
だとすればフットワークを増やして動ける身体作りにしていかなくてはいけません。
組手ステップ・ケンケン・バックステップ・後ろ足の引きつけ・前足の寄せつけ・ジャンプ・アンクルジャンプ・抱え込みジャンプ・刻み突き・刻み突き連打
途中から2列に並びなおし呼吸を整える時間を設けながらたくさん数をこなす事にしました。
全身に防具をつけメンホー被って、4試合でも5試合でも戦える体力をつけていかなくてはいけません。
小休止でジャージを脱ぐ生徒が現れるくらいアップで汗かきました。
復習を兼ねた座学を交えつつ刻み突きのフォームの確認を2挙動に分け、これも何度も復習しました。
”構えたところから突き、構えたところへ戻す”
いたってシンプルに考えます。
これに不要な動作が混ざると相手に反応されてしまいます。
フルパワーで力対決するような組手ではありません。
いかに相手より先に技を極めるかを競いますので、スピードと反射神経・反応の高さを必要としています。
残心までをワンセットとし、ひたすら刻み突きにフォーカスしました。
ここからは反応の練習。
1・相手がどうなればチャンスなのか。
2・どんな時に反応しないといけないか。
攻撃と防御とで2つに分けて考え方と対処の仕方を説明し繰り返し練習に入りました。
1はズバリ相手が居ついた瞬間です。
プレスやフェイントを駆使し駆け引きを行い、相手をビクっ!とさせた瞬間が居ついた時。
その瞬間を逃してはいけない。
技を極める絶好のチャンスです。
自分から仕掛けて展開を作ります。
チャンスの瞬間についての説明と実技でした。
ここからはイメージトレです。
対戦相手を想定した状態でステップし居つかせたところで技を極める。
次に行ったのは、相手を動かしてから先に自分が技を極める練習です。
互いの突きが届く、危険な間合いに自ら踏み込み相手が反応したところを前で捉えます。
よほどの反射神経が無いと危険な駆け引きと言えます。
生徒を一列に配置させ、私を対戦相手と見立てます。
私がふと前に出た(攻めてきた)瞬間を先に技を極める練習でした。
咄嗟の判断で何の技が出るのか、こっそり見てましたが相手の動き出しに合わせて刻み突きを選択する生徒が多かったかな。
あと逆突き上段ね。
もうひとつは後の先。
相手が攻撃してきたところをバックステップで間合いをキープ。
キープと同時に自分の前拳で相手の攻撃を防ぎます。
両足とも下がるのも良し、後ろ足と身体の軸だけ後方にズラすのも良し。
目的は間合いのキープと即反撃。
前拳で防いで、奥拳で逆上を返す練習を繰り返しました。
初めての生徒も居ることから挙動を2つに分け身体に染み込ますところから行い、頭と身体で理解出来だしたところでスピードを出しながら反復練習しました。
残り30分間は蹴りでした。
前足ダブルの刻み蹴りを。
フェイクの中段見せながら上段でポイントを狙う技。
上段蹴りは大技です。
単発で普通に狙っても突きと比べ蹴りはモーションが大きくすぐ相手に反応されてしまい、簡単には極まりません。
そこでひとつ工夫を加えることで、相手を翻弄させます。
そんな練習に加えもうひとつ、蹴りのコンビネーションを。
この練習のためにあると言って過言ではない、新しいミットを購入しました。
ミットひとつで表と裏の両面受けることが出来る優れもの。
東海堂のテコンドーミットもありますが、今度のは突きも蹴りもどっちも容易に受ける事が出来そうなので2つ購入しました。
前足の上段刻み蹴り、蹴った足を前に置きその足で裏回し蹴り。
両面ミットなので持ち手はずっと同じ位置で構えてれば良いだけ。
フェイクの蹴りやコンビネーションの蹴りを行う時、持ち味発揮しそうなミットでした。
せっかく購入したので早く使いたかったです。
久々の組手。
今日のみんなの表情生き生きしてたな。
新しく学んだ技を試合で使えるようになるまで、暫く夜練は反復する期間に充てたいと思います。
この時期に技の精度を高めていこう。
せっかく座学で学んだことは忘れないようにしてほしいと思います。
Hello March!!
あっという間に2月が過ぎ去ってしまいました。
寒すぎた2月も終わり、暖かいスタートとなった3月。
今日も早練組2名の生徒と空手です。
体育館に向かうとなんとっ!
卒業式の準備が整っているではありませんかっ!
予め伺っていたスケジュールでは今日まで体育館でしたが。
新入会の生徒やまだ多目的室を知らない生徒もいる事から、保護者の方に誘導していただきました。
どうもありがとうございました。
-バンビクラス-
0・早練
1・体幹トレ
2・固定式基本
3・形
-モンキークラス-
4・体幹トレ
5・ルーティーントレ
6・固定式基本
7・形
バンビクラス
【早練】
我ながらナイスアイデアの早練。
少人数で指導する事が出来ますので、ある一定のラインにまで持っていくことが出来ると思います。
本日は1年生のR君と道場最年少のS君。
年少さんですので、まだまだ右と左の区別がはっきりしませんので、次回はじっくりマンツーマンでリトライしようと思います。
R君は、青空教室以来の十二の形でした。
良い感じで覚えてきたところでタイムアップ。
忘れないよう自宅でもコツコツと頑張ってね。
【体幹トレーニング】
サイドプランク・V字プランク・バックフルアップでした。
これで222分経過しました。
今日から新しく仲間に加わった最年少3才!
Mちゃんの体幹フォームがまたキレイなこと!
ゆり空手を通じて凛とした女性に成長してほしいと願っています。
【固定式基本】
両引き手と突きにしっかり時間を割き指導しました。
”技は引き手で極める”
幼児達には??な説明だと思いますが、強く引き手取る習慣がつけば技が変わってきます。
意識が緩む度に何度も呪文を唱えています。
受け技は中段横受け一択。
スムーズに出すことが出来れば形の練習を本格的に進める事が出来ますので今チカラを入れているところです。
基立ちを作る準備から始め正面蹴りを。
帯の高さを蹴る意識でね。
膝頭ではダメ。
もうひとつ蹴る瞬間、上足底をめり込ますように。
背伸びした時、床に接地している部分を指します。
Eちゃんは足の裏全体が見えていますので、少し修正が必要ですね。
【形】
四の形の稽古、進みが加速してきました。
まず順番を正確に覚えることがスタートラインですが、今早練に来てくれる子はみんな頑張ってます。
一人ひとりが順番を覚え正しく打てるようになれば、もっと上手く打つための練習に入っていきます。
道場で定義している「カッコ良い形」
正確性は勿論のこと、素早く動いてピタッと止まる。
ここにチカラ強さも加わります。
実際に動ける生徒に良いお手本を見せてもらった方が手っ取り早いので、いつも早い時間から道場入りしている3年生のR君。
彼にお手本を披露してもらいました。
良いイメージが残ってるうちにバンビ生にバトンタッチ。
引き続き四の形を打ちました。
お手本後のバンビ形、やっぱり違いました。
作戦が成功したと言えます。
動きにキレが出てきたように感じました。
クルっと回転するのが難しいところですが、素早く強い横受け出来てる生徒が増えてきていました。
次に学ぶ十二の形の段階に入っている生徒もいてますので、ここも忘れず打っておきました。
覚えてしまえばこっちのもの!
十二の形まで進んでいる生徒はスラスラ打てるようにしておいてね!
モンキークラス
【体幹トレーニング】
先週あろうことか体幹が抜けていましたので6分間行いました。
私は新入会生との手続きを粛々とこなすことに。
これで360分経過しました。
【ルーティーントレーニング】
体幹からルーティーントレまでやることはいつも通り。
身体のキレを高める動きだったりなので求められてる水準まで達するようにしよう。
実際、イメージしたとおりに身体が反応出来れば運動神経抜群と言えます。
小さいことの積み重ねでそこを目指そう。
【固定式基本】
今日の基本はしんどかったと思います。
しっかり下半身を強化しました。
先週の繰り返しとなる、四股立ちのキレ(と極め)
折角なのでセイエンチン組は三戦立ちで行いました。
これ何のための練習かというと、
1:三戦立ちからの金的打ち
2:揚突き+裏打ち+下段払い
どちらもスピードに乗った四股立ちで極める大変難しい挙動です。
ただでさえスローなセイエンチンの中で唯一キレを表現出来るとても貴重な挙動です。
これがひとつの形で4ヵ所出てきますが、ここにキレを感じさせることが出来なければ悲劇的な形になってしまいます。
指定形の選択を迫られる緑帯生。
自分のストロングポイントを発揮出来る形はどちらなのか、しっかり見定めていく段階です。
選択する上で必要な練習を左右の足で繰り返しました。
まだセイエンチンで力を発揮する練習方法がありますので次回指導したいと思います。
四股立ちはとにかくしんどい練習ですが、上手くなりたいと願う人は頑張ってついてきてね。
下半身強化メニューのひとつ斜角突き。
前屈立ちと四股立ちの頭の高さは同じですので、自分に負けて膝を緩めないようにね。
いわゆる根性トレ。
しんどい時こそデカい声で乗り切ります。
本来の目的は下半身主導で手技を出すことです。
しっかりと腰が切れていなければいけません。
意識が足りない人には言葉で説明しています。
”手” だけで突かないように。
もうひとつ屈伸逆突きも。
これかなりしんどかったと思う。
軸足の踵に重心を乗せ、そこから一気に開放し前屈立ちで逆突き。
ここも腰のキレを磨く意識で行います。
最後は糸東流らしく猫足立ちです。
手刀受けに加えて前足での正面蹴りを挟んでいます。
シャープにスナップを効かせてね。
【形】
この日も2つにグループ分けでした。
セイエンチン組と平安初段組。
まずは平安初段メンバーから指導でした。
おさらい兼ねて、ひと挙動ずつ二段・五段・三段の順で確認作業。
大丈夫そうですので、平安初段の後半パートに移りました。
右中段横受け(左基立ち)から右中段肘支え受け(右前屈立ち)までの攻防が非常に難しいですが、なんとか覚えられた感じ。
非常に良い集中力を見せていた女の子達。
明らかに違うこと考えてる顔の男の子。
(よく聞く・よく見る・よく考える)
限られた時間の中で稽古してますので、同じこと言ってあげられるのは1日のうちで2回までかな。
2部練は出来る子を中心に指導を進めていきますので。
セイエンチン組です。
今日で概ね挙動を覚える段階まで行けるかと思いましたが、まだ無理だったかな。
次週もう一回おさらいが必要な感じです。
全員がスラスラ打てるようになった頃合いを見て、競技向けのテクニック的なところに入ろうと思っています。
稽古後、自宅でPC開くと館から春の審査用紙が届いていました。
4月の中旬までに個別で級に応じた形が正しく理解出来ているか稽古中に確認していきます。
緑帯生は基本形全てです。
途中で止まってしまったり、思い出しながら打つような事が無いようコツコツと自主練してください。
こんにちは!
早いもので2月最後の稽古となりました。
寒い中、集まってくれた生徒と形練。
この日は、予め予定していたメニューではなく生徒達の自主性に任せた練習会となりました。
1・団体形
2・基本形
【団体形】
体育館に到着とほぼ同時に一本の着信が。
割と重要度高めの電話でやや長電話に。
いろいろあって稽古開始が押してしまいましたが、なんとなんと生徒達自ら稽古開始です。
いつの間にか、考えて実際に行動に移せるまでに成長していました。
こうやって大人の階段上っていくんでしょうね。
この子達が黒帯締める頃には、いったいどれ位にまで成長してるか今から楽しみで仕方ありません。
素直だし、仲良しだし、支え合えてるし、このまま切磋琢磨してくれたらと思います。
持参したスマホを並べて動画撮影が始まっていました。
何と何と団体形です。
3人で合わせた平安二段。
一本打っては動画観て確認。
なにやら3人仲良く修正点探してる感じです。
指示されて始めた訳でも無く、自発的にってところが重要なところ。
いつの間にか、意識が高くなってます。
内容の方は、初めましての割りにはカタチになっているようにも見えました。
でもそんなのはどうでも良くて、何より大事にしたいのは生徒の自主性。
心も身体も考え方もちゃんと成長している生徒達を観ていて、教室開いて良かったと改めてそう思いました。
折角の機会です。
私も極力いらん口出しすることはせず、生徒の思ったように自由に団体形を打つ時間に充てました。
微力ながらも、生徒一人ひとりの成長に携わることが出来て幸せな気持ちに包まれています。
思考する習慣がある子が、自然とリーダーシップ取っていくんだろうな。
改めてそう感じました。
ホントに今後が楽しみだ。
【基本形】
先週の土曜日、初めて平安初段の前半パートを学んだMちゃん。
長電話している間、KちゃんとR君が平安初段を教えてくれていました。
なんと、飲み込みが早いのか打てるようになってる!
これにはビックリでした。
きっと空手を楽しんでるんでしょうね。
スポンジのように何でも吸収していきます。
土曜日、みんなと打てる形がひとつ増えて良かった。
*次回の夜練、体幹2回分やるよ。