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爆発的パワー養成 プライオメトリクス 3/3 高強度エクササイズ編
こんにちは!
プライオトレ最後は高強度編の紹介です。
1・ダブル・シザーズ・ジャンプ(下半身)
前屈立ちに似た姿勢を取りそのまま真上にジャンプします。
後ろに伸ばした膝は肩と腰の真下に。
空中で足を入れ替え基の姿勢に戻ります。
入れ替えだけじゃなく足を戻すので高さと瞬発力が必要です。
いきなりかなり強度が高い。
2・シングルレッグストライド・ジャンプ(下半身)
膝の高さ程度のボックスに肩足を置きます。
腕を強く振り上げると同時に、ボックスに乗せた足を踏み込み高くジャンプしています。
両足の踏み込みを動きのきっかけにし乗せた方の足で大きなパワーを発揮し出来るだけ高く飛び上がります。
3・ストライド・ジャンプクロスオーバー(下半身)
シングルレッグと飛び方は同じです。
ボックスを左右に飛び越えながら連続しています。
パワーを発揮した足が今度は反対側の地面につき後ろ側の足がボックスの上に乗っています。
4・クイック・リープ(下半身)
バレーボール・アメフト・バスケ・飛び込み・ウエイトリフティングに有効です。
膝程度の高さのボックスに腕の長さに離れて立ちます。
スタートの姿勢では、腕は肘を軽く曲げて身体の脇に沿って構えます。
両腕の強い振り上げの力でボックスの上に一気に飛び上がります。
空中でハーフスクワットの姿勢を取り、次のジャンプの準備を取ります。
膝は高く掻い込み足は腰の下。
足は固定し足裏全体でボックス上に着地。ただちにもう一度前方に飛びあがり全身を真っ直ぐに飛び上がります。
衝撃を吸収するように膝を曲げながら着地しフィニッシュ。
5・デプス・ジャンプ(下半身)
90㎝程度のボックスを使います。
この高いボックスと踏み切りに適した落下地点が必要です。
ボックスの上に足の前半分をはみ出して立ちます。
膝を少し曲げ腕は楽にします。
意識して飛び降りるのでは無くボックスの端から滑り落ちる感じを心がけます。
膝と股関節を曲げ着地に備え、着地の反動と腕の振り上げの力を利用して真上にジャンプします。
6・デプス・ジャンプ・リープ(下半身)
スキージャンプ・飛び込み・ウエイトリフティング・バレーボール・バスケに適しています。
ボックスを2つ使用し、落下 → 垂直ジャンプ → 前方に大きくジャンプを行います。
ボックスは高さ違いのものを使ってます。
腕の振りと身体全体の伸びを使って一瞬で最大のパワーを出力します。
足首と膝を曲げ着地し衝撃を和らげます。
7・ボックス・スキップ(下半身)
30㎝程度のボックスを3m間隔で2つ並べます。
最初のボックスから2m程度下がったところからスキップしながら飛び乗り、勢いを加速させています。
後方の足で地面を強く蹴り、腰の位置を出来るだけ高く保ちます。
腕のブロックも効かせ膝も引き上げています。
空中の姿勢はスーパーマリオがジャンプしてる感じ。
8・ボックス・バウンド(下半身)
これも30㎝程度のボックスを2つ使い、3m間隔に置きます。
ダッシュしひとつ目のボックスにジャンプして飛び乗り
9・シングルレッグ・ラテラル・ホップ(下半身)
ハードルを等間隔に並べ、横向きとなり片足でケンケンしています。
往復する時に間を空けずテンポ良く。
10・シングルレッグダイアゴナル・ジャンプ(下半身)
縦一列にコーンを並べて、片足となりジグザグでジャンプしています。
11・垂直スウィング(体幹)
ウェイトリフティング・ノルディックスキー・レスリング・バレーボールに効果的です。
両手でダンベルやメディシンボールを握り、開いた両足の中に肘を降ろして立ちます。
ダンベルを真上に抱え上げるとともにジャンプし、着地と同時にスタート位置に戻します。
負荷がかなり高いしなにより危ないトレーニングです。
12・レッグ・トス(体幹)
飛び込み・アメフト・体操等キックを行う全てのスポーツに効果的です。
足が地面スレスレの高さになるようにして鉄棒や懸垂バーにぶら下がります。
パートナーがメディシンボールを転がし、両足で掴んで体幹の力で放り投げます。
見てると簡単に映りますが体幹弱いと出来ないでしょうね。
13・メディシンボールスクープ・トス(体幹)
ショベル・トスのより強度版。
ハーフスクワットの姿勢を取り、メディシンボールを抱えます。
腕を伸ばし顔を上げて背中を真っ直ぐにし、腰を前方に突き出しながら肩を引き上げます。
ボールを掬い上げながら身体もボールも最大の高さまで加速させます。
落ちてきたボールをバウンドさせ拾って繰り返します。
単純なメニューですが、一瞬の爆発力が凄くつきそうです。
2㌔のメディシンボールなら自宅にありますので、体育館で生徒たちと放り投げてみようかな。
14・連続ホップからのオーバーヘッド・スロー(体幹)
両足の間にボールを挟み、ハーフスクワットの姿勢から、腕を伸ばし顔を上に向け背中を伸ばします。
前方に1,2mジャンプし着地する時、腰は足の上か少し後ろになるようにします。
カエル飛びのような感じで前にピョンピョン飛び、最後は背筋の力を使って後方に思いっきり投げています。
15・連続ホップからのアンダーハンド・トス(体幹)
短距離走・走り高跳び・走り幅跳び・三段跳び・アメフト・バレーボール等の素早い動作が必要な競技に効果的。
腰の下にボールを構え、顔を起こし背中は真っ直ぐにします。
ハーフスクワットの姿勢から後方にピョンピョン跳ね、前方にアンダーハンド・トスしてます。
地面とは短い接地時間で行い爆発的パワーを鍛えています。
16・ヘビーバッグストローク(上半身)
テニスのストロークをシュミレートしていて野球・円盤投げ・アメフトにも応用出来ます。
肩幅大のスタンスでバッグの横に立ち、効き手で後ろから押し込む感じです。
腕は真っ直ぐの状態で腰から捻り遠くへ押しやります。
戻ってきたら前腕の内側で巻き込むようにキャッチし繰り返します。
17・ドロップ・プッシュ(上半身)
左右に広げたボックスの中に立ち、腕立て伏せの状態にします。
ボックス上にある両手を離し、落下し肩と肘を曲げ衝撃を和らげます。
道場でやってる手技の瞬発力と理屈は一緒です。
少し違うところは、素早く腕を伸ばし腕立て伏せを行っているところ。
瞬間的に身体を立て直すパワーを養成しています。
18・メディシンボールオーバーヘッド・スロー(上半身)
両足に均等に体重をかけて構えます。
膝を曲げ腰を突き出し胴体の素早い動きでボールを投げフォロースルー。この時、身体が地面から浮くくらい一瞬で力を爆発させます。
サッカーのスローインです。
19・キャッチ・アンドオーバーヘッド・スロー(上半身)
膝立ちの状態でメディシンボールを両手でスローインの要領でキャッチボール。
キャッチしたら胴体の鞭打ち動作で直ぐに返します。
受ける動作と投げる動作を同じにすることで、安全性と高い効果が期待できます。
またフォロースルーは腰から曲げています。
12週間のプラグラムで構成されていて、第1週から3週にかけては基礎的プログラムを。
4週から8週にかけては基礎メニューを減らし、パワー養成エクササイズに移行します。
この段階で自身が行うスポーツに特化したメニューをプログラムに組み込んでいきます。
例えば垂直飛びの高さを向上させたいバレーやバスケ選手なら、下半身のパワー養成を取り入れます。
空手ですとニータック・ジャンプ、アングル・ホップ、ラテラル・ステア・バウンドなんかが良さげです。
そして9週目から12週にかけては高い強度のエクササイズに取り組みます。
ダブル・シザーズ・ジャンプ、クイック・リープ、ボックス・バウンド等がジャンプのための爆発的パワーの増進に役立ちます。
週に2回のプライオ系トレを行い、少なくとも間に1日の休養日を設定することがパフォーマンスを上げるには必須です。
筋肉と靭帯、腱の回復のためにも休ませることが重要なようです。
筋力とフィットネスのレベルに応じたエクササイズを5回~10回の反復を2セット。
安全で確実に高度なレベルに達するには積み重ねが肝心ですね。
ますますプライオボックスを導入したくなりました。
2024年7月27日 (土)道場稽古112
こんにちは!
形も組手もまんべんなく稽古するつもりでメニューを組み当日を迎えますが、どうしても形の時間が長くなってしまいます。
今日も80分超えていたかと。
そんなこともあり稽古時間を10分延長させてもらいました。
-バンビクラス-
0・早練
1・ウォーミングアップ
2・体幹トレ
3・固定式基本
4・形
-モンキークラス-
5・ルーティーントレ
6・体幹トレ
7・形
8・組手
バンビクラス
【早練】
入会したての最年少S君と。
道場の出入り。
立ち留まって立礼です。
入室して体温測定し出欠簿に体温の記入をお願いします。
早速、正座の仕方から覚えていきます。
途中、跪座の姿勢を取り親指を重ねます。
背筋をピンと立て拳2つ分広げ正座します。
数回順番を繰り返し今度は座礼に移りました。
手を置く順番や両手のカタチ、目付にもこれから拘っていきます。
立ち上がる順番、立礼の角度と目付もこれから学んでいきます。
礼の仕方から次は拳の握り方。
超かんたんな1,2の3で握る方法です。
突きは人差し指と中指の2本の拳頭で突き拳面を揃えます。
このあとは、引き手の取り方でした。
これからの早練では、引き手に加え突きと受け(中段横受け・上段揚げ受け・下段払い)が中心となります。
技を覚えたら、一番初めに覚える四の形まで進めていきたいと思います。
12:30には入室していますので良かったら是非お越しください。
【ウォーミングアップ】
お休み多めでしたが新入会のS君、稽古前に自己紹介でした。
大きな声でしっかり挨拶してくれました!
他の道場生に混じって稽古前走り回ったり、すぐ溶け込んでました。
ジョグからダッシュ、サイドステップ、仰向け(うつ伏せ)ダッシュから組手の基礎固め、フットワークでした。
【体幹トレーニング】
バンビクラスも150分経過です。
2時間30分も積み重ねて来ました。
1年続けているバンビ生たち、今ではピシっと止まれるまでになってる。
毎週同じことやってると幼児でもしっかりチカラがついています。
あとはこの止まる感覚を形に繋げていきたいところです。
今日は、V字プランク・バックフルアップ・プランクの3つを頑張りました。
【固定式基本】
いつもと同じこと。
立ち方からスタートでした。
1・閉足立ち
2・結び立ち
3・平行立ち
4・八字立ち
5・ナイハンチ
6・四股立ち
この順に足のカタチを変えていきます。
基本稽古は平行立ちを取り引き手や突き、受けを行います。
今日行った受け技は中段横受け・上段揚げ受け・下段払いの3つでした。
最近の基本稽古では、扇風機とクーラーの風が当たる場所に移動して行いますので大分楽ですね。
【形】
9月の大会組や審査組も居てますので、四の形を中心に一部、十二の形、平安二段でした。
前回に引き続き、数回で全員で合わせた後個別指導でした。
中段受けに入る前に、胸の前でバッテン作ると引き手のパワーを使うことが出来て技の極めが生まれます。
ただ、バッテンの手。
手前側と奥側、これを説明するのが難しくて。
左手で横受けする時は、バッテン作る左手は身体の遠い方で。
右手で横受けする時は、バッテン作る右手は身体の遠い方となります。
しっかり練習を繰り返し、考えなくても勝手に身体が反応出来るようにね。
もうひとつ大事なのが歩幅です。
基立ちは常に肩幅に足を広げます。
また軸足の踵が浮いていてはダメ。
バンビは慌てず急ぎ過ぎずで進めていきます。
四の形が寝てても正しく打てるくらいになった段階で次の十二の形に移ります。
そうじゃないと、せっかく積み重ねた四の形まで崩れていきそうなので。
しっかり確実に一つずつ!
モンキークラス
【ルーティーントレ】
拳立ての効果でしょうか拳の握りが整ってきたように感じます。
そろそろ素手でミット打ち込んでも良い時期かも知れませんね。
今日のお尻歩きで抜群の美しさを見せてくれたR君。
この時の滑らかな腰の動きそのままで形が打てたらレベルがあがるんだけどな。
どうしても余計な力感が抜けない所が見受けられます。
今日の形練でも具体的に指摘しましたが、コマの軸になったつもりでね。
下半身の瞬発力では、組手に必要なバネになります。
どれも短い時間ですが "継続は力なり" でやってます。
始めたばかりの頃の動画と見比べてみれば成長が感じられるのではないでしょうか。
【体幹トレーニング】
V字プランク・バックプランク・プランクで290分経過しました。
最近始めたばかりのルーティーントレと合わせて、運動出来る身体の土台作りを行っています。
空手教室ですが空手だけやってれば良いわけではありません。
・自ら思考する習慣
・脳からの指令を素早く筋肉に落とし込む能力
・瞬時に状況判断する空手脳
・軸作り
これらの取り組みは、他のスポーツでもきっと役に立つ事ばかりです。
空手を卒業しても、別の習い事でも、学校の体育の授業でも、これからの人生でムダにならないはずです。
【形】
思い切って今日は基本の時間を削り形に充てました。
9月は大会と審査が2つ入っています。
審査組は次の級に必要な形を中心に自主練。
大会組は一人ひとりにヒアリングした後、形を決めました。
形の時間は集中力が大事です。
頭のてっぺんから爪先まで全神経を集中させておきます。
まだここが理解出来ていない(または持続出来ない)生徒が居る。
立礼の角度や目付の位置。
ここも拘ってほしいところ。
これだけではなく、礼を終え顔を上げた時の眼力と発声もね。
さあ形練、まずは道場生全体で四の形。
腰が流れず締める感覚をこの形で掴んでほしいところ。
特に白帯生は審査で出てきますので、より美しい形を追求していこう。
同様に十二の形もでした。
全体形練、3つ目は平安二段です。
特に第一挙動と最後に四股立ち、ここは印象に強く残るとても大事な挙動です。
キレのある動き、力強さを表現しないといけません。
パチッとタイミングを合わせるとともに、四股立ちをよりスピーディに移動する方法を伝えました。
コツは上半身のある部分だけを使って回ること。
この手法に運足を合わせると大振りにならず素早く回ることが出来ます。
全体的に見て感じたことは重心が高い。
前屈立ちと基立ちの違いをしっかりつけること、四股立ちも同様です。
これは実際に自分の形の様子を動画撮影するか鏡の前で確認することで気づきが得られます。
きっと自分では落としているつもりなのでしょうね。
それとタイミング。
これもいつも言ってることですが軸足と同時ね。
移動足で合わすとドンと大きな音がなる。
それは間違いです。
大会、審査向けですのでしっかり時間をかけました。
次、平安五段。
これも大会と審査で打つ形ですので同様に十分な時間を費やしました。
青帯生にとっては平安二段同様に打ち込んできた形ですが、入会1年弱の生徒に届くよう細かく指導しなおしています。
これも第一挙動のスピード感が大事です。
でもスピードに捉われ受けが小さくなってしまっては本末転倒。
この挙動は私にとって、大きく受けて強く速い突を理想としています。
そのための手段が3つありそこを中心に指導しました。
中盤に出てくる基立ち / 肘当て → 交差立ち / 中段横受け にも見せ場がありこれまで2種類指導していますが、みんな同じ。
良いんですが個性に欠けるかな。
正確に一つひとつの技を見せる今の打ち方と、スピードに乗りシャープに極める方法とがあります。
ただどちらにも共通することですが、交差立ちは鼠径部を抜き深く落としてほしいです。
余計な力みから重心が高くなりがちです。
後半に見せ所は、交差立ち / 中段交差受け からの肘支え受け → 下段払い
お尻歩きの成果を発揮する場面と言えます。
1・支え受けで「右腰を締め」
2・払い受けの準備動作で「左腰を抜き」
3・下段払いで「右腰を締めなおす」
これは下半身のパワーを腰に伝達させ最後、手に伝わります。(うねりを使う)
ここをどれだけ小さく速く切り替えせるかが問われます。
とても難しい説明でしか例えられませんが、身体の外側を動かすのではなく内面を動かしています。
始めは身体の外側を動かす意識でも良いかも知れません。
腰の切り替えしを使う目的としては。
でもこの段階で満足していては、上半身がでんでん太鼓のように大きくブレてしまうので見栄えとしてはあまり良くありません。
如何にして小さく速く腰だけを切れるかに拘り続けよう。
最後の最後、基立ちから後屈立ちに入る角度にも注意が必要です。
自分の基立ちを理解していないと演武線が違ってしまいます。
踵を床に食い込ますイメージで入り、しっかり下半身を極めること。
最後は恒例の今までに習った形を順番に打っていきます。
道場指導形から始まり基本形、第一指定形でした。
まだ教えていませんが第二指定形もここに加わってくるよ。
打てる形をひとつでもふたつでも増やし、形練の時間を充実させていこう!
【組手】
構え方と膝の溜めを意識しフットワークを。
動きが軽くないと組手にならないので、フットワークは軽快にね。
足の裏全部くっつけてるとダメ。
お尻も振っちゃダメ。
大きく構えて、十分に膝の溜めを加えて、踵を浮かせ足首だけで進行させ、軸を崩さず軽快に。
更には突きも加えてスピードに乗って。
前拳と前足のタイミング、リズム感が重要です。
アップがてらフットワークを済ませ、先週出来なかった練習です。
反射神経が無いと出来ないですが、やってみないと出来ることも出来ませんので取り入れました。
道場のモットーは、トライアンドエラーです。
組手の間合いを保ち、相手の技に軸を下げ引き込み奥拳でブロックします。
そこから前拳(刻み突き)を合わす練習でした。
自ら仕掛けるロングの刻み突きとは異なり、今度のは相手が詰めてきますので当然距離が近くなります。
近間で前に踏み込んでいては突きが相手に直撃してしまうので、前足はその場で踏み込み引き手を大きく取り技をアピールしないといけません。
ショートの刻み突きは初めての技なので挙動を大きく3つに分けて繰り返し練習でした。
慣れないことから意図が正しく理解出来ず、ただの刻み突きを放つ生徒も居てましたが、あくまでも引き込んでの技です。
フットワークで指導した残心の取り方の使いどころ。
相手との距離が近いとスイッチした足が前に出ていてはいけません。
それぞれの練習には繋がりがあることが理解出来ていたかな。
暑い中かなりの本数をやりました。
100本は突いたでしょうか。
最後はミットを持ち一人数本ですが打ってみることに。
しんどい時こそ大きな声出して乗り越えてほしいかな。
やり切った練習は、昨日までの自分を上回れるから。
次週からペア練に入り、実際に技を確かめていきます。
より距離感が理解出来ると思います。
手と眼のコーディネーション力が問われます。
自分のイメージと実際の距離感が合ってなければ、技が相手に入ってしまいます。
随分と技術的な要素が高まってきた組手練ですので、これからは安全面の配慮を怠らず性別・学年別に分けていかないといけません。
午後からは強い日差しが差し込むので、体育館はサウナ状態ですがメンホーつけてやった方が良いかも知れませんね。
形も組手も両方こなして空手です。
2部で稽古する以上、防具は必要となりますので準備をお願いします。
イリーナ・ザレツカ チャンピオン組手セミナー -反応の分析で危険ゾーンを完全コントロール!-
こんにちは!
つい先日kindleで発売された書籍です。
アゼルバイジャン代表、東京オリンピック女子組手+61㌔級 銀メダリストのセミナーの様子が書籍化されています。
2022年の来日では、水戸女子高校、拓大、浪速、日本空手道会館の4カ所でセミナーを開催されています。
このセミナーにはオリンピックの舞台でも対戦した植草 歩選手がサポートされていました。
2018年、2021年 WKF世界選手権2連覇
2021年 東京2020オリンピック銀メダル
イリーナ選手が水戸、東京のセミナーで紹介した自身の技術と考え方 "常勝の鉄則” の概要は次のようになります。
「徹底:多様な反応訓練」
イリーナ選手の組手の考え方のベースにあるのが攻撃的カウンターです。
相手に技を出させた後を仕留める(後の先)
相手の動き出しの瞬間を捉える(先の先)
基本的には相手が動くことにリアクションし自分の技を決めます。そのために必要なのが反応の鋭さです。
誘って相手の技を出させるとき、自分から間合いを詰め相手と技が交錯するときの防御体制と攻撃体制の速さ。
それに自信を持つための練習を多数紹介されています。
「戦略視点:相手をコントロールする」
技を極めるにあたり重要視しているのが『相手の動きをコントロール』すること。
相手の動きを読んだり、またどのように動かすのかを常に考え、それに応じた自分の動きを組立ています。
「意識:完全実践思考」
練習メニューを果たすための練習にせず、あくまで手段と捉え常に試合の実際の状況の課題の克服にあると言います。
試合の中の動きを想定した "本番” です。
練習のための練習につい陥ってしまいがちな具体的な注意や指摘について触れられています。
相手も自分も攻撃が届かない距離を『セーフティーゾーン』と呼び、相手との組手の主導権を握るため『デンジャラスゾーン』に入り相手を反応させます。
デンジャラスゾーンに入った時に瞬間的に止まり、止まることで相手の反応を正確に見る癖をつけ、正確に判断し技を出す練習方法が紹介されています。
デンジャラスゾーンに侵入し相手の反応が鈍ければ自ら前に詰め、相手が踏み込んできたらバックステップして返し技。
その時のスタンスや軸の位置の置き方、デンジャラスゾーンで強くなるエクササイズが複数紹介されています。
よほど反射神経が無いと相手の懐に入り観察するのは難しいと言えます。
また相手の反応に合わせ、先の先・後の先を使い分けています。
これだけ引き出しが豊富だとそりゃ強いわけです。
何といっても一番凄いと思った考え方は、相手と同時に技を出し合わないこと。
なぜならば相手に旗が上がるリスクが伴うからです。
『100%自分の攻撃』となるタイミングを作り出し、相手の虚をついて得点を狙います。
自分の攻撃の決定率を上げること、相手の攻撃を防ぐためや、相手が技を出そうとする瞬間を逃がさないための練習方法が取り上げられています。
これだけ空手脳が高いと待っても攻めても、どんな状況でも失点リスクを回避して面白いように得点狙えそうですね。
このセミナーはDVD化されていますので興味津々です。
2024年7月21日(日) 修交会大会向け 心武館合同練習会 @西舞子小学校
こんにちは!
当然のことながら灼熱の体育館。
後半、西日が当たる場所に立ってるだけで目まいがします。
急遽決まったこの日の練習会。
道場からは6名の生徒が集まりました。
割合は形 5名:組手 1名で全体で見ても形が大部分占めていました。
大会でメインで打つ形の強化ですので、必然的に平安二段と平安五段に集中します。
私は道場生と被らないよう後ろで様子を伺い、それとなく緑帯以上の平安五段組に紛れることに成功しました。
常々言ってますが、今日のような練習会にせっかく参加するのなら、道場生にはいろんな指導者に観ていただきレベルアップしてほしいと願っています。
道場以外では私の指導は極力避けた方が良い。
だっていつもと同じだから。
自分の指導に集中してましたので、道場生の頑張る姿は数枚写真撮る程度でした。
私はインナー着て、超久々の形用道着でした。
指導してるだけでも汗びっしょり。
生徒はもっとすごいことになってるんやろな、、
最後まで良く頑張ってた。
稽古の方は軽くジョグして柔軟体操です。
生徒に何かあってはいけませんので、こまめに小休止して水分補給を促します。
柔軟の後は、形:組手に分かれることに。
組手はペアになり技の確認といったところでしょうか。
形は平安二段に3名。
平安五段に2名。
1時間程度かな、ひたすら形を打ち最後は入退場の所作を含めて試合形式でした。
私の指導の方は緑帯2名と黒帯1名。
本部に指導に行く際、良く一緒になる女の子2名と出身道場のK君でした。
がっつり平安五段と思いきや、途中館長がやってきて一言「指定形も」
本人たちに聞いてみたらそれぞれ打つ形が違うじゃないですか!
この時点で五段に30分近く費やしてたので、切りの良いところで2つ目の形に移りました。
セイエンチン・バッサイ大・ニーパイポの3つを残り30分ですのでかなり駆け足気味になってしまいましたが、要点は伝えることが出来たかな。
最後の最後、試合形式で1本全力で打ち稽古を終えました。
形を観てもらったあと、一言アドバイスを貰ったと思います。
私以外の指導者から観てもらった貴重な新しい視点です。
教わったことは大事に忘れずに次の稽古に繋げて、少しずつレベルアップをしていこう!
※ 7月31日 (水) 鵯台中学校で夜練!
2024年7月20日 (土)道場稽古111
こんにちは!
道場開設から本日の稽古で111回目。
111回目の今日は一粒万倍日でした。
2年半前、私の住む松宮台に配布したチラシで、一人でも来てくれたら良いなと思っていたら、なんと10名を超えるチビッ子が集まってくれました。
あの日のことは一生忘れることはないくらい強烈な思い出です。
2022年3月26日に始動したゆり道場ですが早いもので111回稽古を重ねることが出来ました。
想像を遥かに超える27名の生徒とともに、とても賑やかに稽古させてもらってます。
幸せな人生だ。
-バンビクラス-
01・ウォーミングアップ
02・体幹トレ
03・固定式基本
04・形
-モンキークラス-
05・ルーティーントレ
06・体幹トレ
07・固定式基本
08・形
09・組手
10・居残り稽古
バンビクラス
【ウォーミングアップ】
稽古前から走りまわってるバンビ生たち。
十分身体は温もってますので軽めのアップでした。
組手フットワーク・ジョグ・ダッシュ・サイドステップ・うつ伏せ(仰向け)ダッシュ。
【体幹トレーニング】
V字プランク・プランク・サイドプランクで147分経過しました。
おへその下に意識を集中させて60秒じっとしてみよう。
頑張れ!
【固定式基本】
ひたすら同じことを繰り返していますので、だんだんカタチになってきた。
膝を抱え込む意識を事前に植え付たうえで行う正面蹴り。
良くなってきた。
引き手・突き・中段横受け・上段揚げ受け・下段払い・正面蹴り
ホントに同じことばっかり。
このクラスは応用に入る前の段階ですので、ひたすら基本に忠実に。
突きのコースと引き手のスピードアップが課題かな。
【形】
今日は個別に回っての四の形。
Mちゃん先週までの課題2つ克服していました。
立派!
立ち方では横幅の安定感と動きの滑らかさが出てくれば、もっと良くなるよ。
動きをピタッと止めるのは簡単そうでなかなか難しいですが、ポテンシャル秘めてます。
全体的に共通すること。
意識しておいてほしいことを記しておきます。
1・技(突きや受け)は引き手のパワーを利用する
2・立ち方の幅は常に肩幅程度に広げる
3・腰を締める(技を出した方の腰を締める)
4・焼き鳥の串が刺さったイメージで形を打つ
バンビの生徒達も形の練習をしてる感じにまでなってきた。
いっぱい稽古して11月の垂水区大会を目指そう!
(つづく)
-モンキークラス-
【ルーティーントレ】
今日は親指の締めが弱い生徒が数名。
何度か注意しました。
拳立てで握りを自分のものにしないと。
それからお尻あるき。
これから先に学ぶ形では、骨盤操作がとても重要になってきます。
小さく早く腰を扱えるようにね。
今やってることは競技力に繋がることばかり。
【体幹トレーニング】
レッグレイズ・2ポイントプランク・プランクで287分経過しました。
ちょい難易度上げて2ポイントでは肘 / 膝タッチ。
プランクは片手を上げ下げすることで3点プランクに。
マンネリ回避しながら体幹力をさらに磨きをかけてみました。
【固定式基本】
2連突き・3連受け・切り替えし・スピードアップ正面蹴りに加え、先週から取り入れた骨盤操作。
今日は15秒を2セット。
手の振りと腰の動きを最小に抑えフルスピードで。
夜練でもやってましたが、拳ひとつ分の出し入れです。
肩が一緒になって動かないように注意しよう。
左手と右腰
右手と左腰
これも形の競技力を高めるためには必要な練習です。
形が好きな生徒は是非、家練メニューに取り入れてね。
得しか無いので。
【形】
ここ最近のスタイル、2つのグループに分け形練です。
それにしても、みんな意識高くなった。
集中して頑張ってます。
体育館はサウナのように灼熱。
自分の判断で小休止を取りながら進めました。
9月の審査もありますし、平安形のおさらいを兼ねて丁寧に。
猫足立ちでは、鼠径部の抜き・軸の位置・締めを意識しないと美しさが損なわれます。
後半良くなってきたけど、注意受ける内容が一緒なのはダメ。
挙動が頭に入ってるのは大前提ね。
普段打つことが少ない形もありますが、そこそこのレベルはキープしておく必要はありますので少なくとも1本は打とうかと。
あえてもう一度言いますが、次のステップに進むには同じ注意を受けないことです。
このまま先に進んでも出来ない。
形って挙動が違うだけで使う技は同じです。
いろんなところで聞くと思いますが、結局一番大事にしないといけないのは『基本』です。
基本が身体に染みついてたら、いろんな形を打ってもそれなりに出来るはず。
手刀受けひとつ取っても、形が変わればトタンに不細工になったりですが、これは基本がまだまだ足りない証拠。
手刀受けは手刀受け。
ひとつしかありません。
行き詰ったら基本に戻ろう。
もうひとつ大事なお話を。
形は仮想の敵との攻防を表現しないといけません。
腰の入っていない突きや受け、
ふにゃふにゃした動作、
気迫の伝わらない表情や発声、
こんな状態になっていたら要注意、観てる人(審判)にとって退屈な時間になってしまいます。
”仮想の敵との攻防”
これをイメージしながら打てば、もっと動きがシャープになり力強さが出てくるはずです。
形練ではこれを忘れずにね。
次のグループでは平安二段と平安五段でした。
まだ空手を始めたばかりの人ばかりですので、立ち方を中心に指導しました。
学年が高くなれば、身長も伸びてきます。
四股立ちでは腰が浮いていると余計に目立ちます。
案外落とし過ぎかなって思うくらいが丁度良いかもね。
・軸
・ベストな高さ
・爪先の角度
・膝頭と足首の関係
・3点ロック
・湾曲具合
・背筋の緊張感
道場では、少なくともこれだけのことに拘って指導しています。
さらに言うとこれだけのことを一発(一瞬)で作り、ビタ止まりしないといけません。
美しさにとことん拘ってね。
ひと通りの指導を終え最近の恒例、打てる形練タイム。
打てない形の時は見取り稽古。
直近の夜練での平安形のおさらい、今日の形練でもしっかりおさらいしましたので青帯生はほとんど大丈夫でした。
四の形
十二の形
平安二段
平安五段
平安初段
平安三段
平安四段
バッサイ大
セイエンチン
この順でたくさん形を打ちました。
【組手】
サウナ状態の体育館、これから注意が必要ですね。
組手どうしようかな。
組手もやらなあかんけど、この暑さで生徒が倒れないかそれだけが心配。
気持ちが悪くなったら涼しいところで休憩しててね。
これからもっと暑くなりますので、保護者の方もお子さんの体調の変化を気にかけてあげてください。
形の時間配分がマズく、予定していたことの1/3しか出来ませんでした。
新しい技を突きと蹴りでひとつずつ。
もうひとつはミットを使った打ち込みの予定でした。
僅か30分だけでしたので、生徒の希望で蹴りでした。
今日練習したのは、スライドの刻み蹴りをダブルで行いました。
まず理論から説明するのが私の指導スタイル。
運動神経の良し悪しもありますし、全員が直ぐに出来る訳がありません。
身体で覚えるよりも前に、頭で理屈が分かっていれば次の稽古までやろうと思えば、家練出来るって考えです。
意味が分かって無かったら家練どころではありませんので、まず新しい事に触れる時は説明に時間をかけるようにしています。
何でもそうですが、物事を筋道を立てて論理的に考えられるようになってほしいから。
腹落ちしたら、水を得たスポンジのようにグングン吸収します。
成長する人は思考力が絶対に高い。
なぜダブルで入るのか?
スライドする意味は?
掻い込むとどうなるの?
なぜ小指を立てるのか?
蹴りにはメリットとデメリット両方ある
デメリットを回避するには
高く足を上げる方法
距離の伸ばし方
時折質問投げかけながら理解度をはかります。
座学の次はステップの練習でした。
ラダーご無沙汰しておりますが、ニーホップのリズムと一緒で、体幹を意識しながらの身体操作を行います。
帯の高さに手のひらを置き、膝を上げながら軸足でスライドして前進を繰り返し、スムーズに動けるようになった頃合いを見て実際に刻み蹴り。
股関節の内外旋を使って蹴るのがポイントで、競技の達人 第10巻の内容と理屈は同じです。
時間の都合で今日は理屈まで。
ここから先は技術練習に移りますが、まず技を覚え試合で出せるくらいにまで反復練習を重ねていきます。
これは攻めの空手をする上で重要なことですので、自分から仕掛ける技のバリエーション(引きだし)を増やします。
その次の段階では駆け引きを覚え相手を動かす練習に。
とても難しいですが、自分自身の距離感と相手の間合いを掴むセンス的な要素・相手の技に反応出来る反射神経が揃ってないと、逆にピンチに陥ります。
自ら相手の間合いに侵入することで、相手のアクションを誘い、先の先もしくは後の先で極めることが目的です。
1・技のレパートリーを増やし(攻め技や返し技)
2・相手を動かし
3・先に技を極める
ケーススタディを重ねた後、試合形式に入り実践感覚を養います。
一つひとつ課題を消化しレベルアップしていこう!
まずはロジカルシンキングね!
【居残り稽古】
3年生R君とミット打ちでした。
身体も大きく、蹴りも得意なR君。
今日の組手稽古で学んだスライドの刻み蹴りを実際に行いました。
しっかり上段蹴れるのでモノにしたい技ですね!
蹴りは高得点だし、昨年のルール変更後同点の場合、難易度の高い技を極めた方が勝ちになります。
ルールに合わせた技術練習をしておかないと、取りこぼしに繋がりかねません。
積極的に大会に挑戦する生徒のためにも、変更内容には敏感にならないといけません。
15分程度でしたがマンツーマンでした。
私のはカスタネット型のテコンドーミットですので、良い蹴りが極まれば乾いた音が体育館中に響きますね!
毎週居残りの有無を聞きに来てくれるしヤル気が凄く伝わってきます。
バンビの時間帯に入室して自主練してるのも知ってるよ!
まずは直近の修交会大会!
ここに照準を合わせよう!