こんにちは!
体育館は西日が入り危険な暑さです。
7月、カーテン開けっぱなしで稽古してたら私も気分が悪くなりました。
そんなこともあり昨日はカーテン閉めました。
少し薄暗いですが気分が悪くなるよりはマシです。
大型扇風機4台、クーラー4台フル稼働で頑張ってます。
各自、体調が優れない時は涼しいところで休憩を取るようにしてください。
首に巻く冷感タオルなんかも稽古中使って頂いても構いません。
水分補給や塩分チャージなんかも、ご家庭で準備しておくようお願いいたします。
小休止は小まめに取りますが、稽古途中の水分補給も構いません。
体調管理が最優先です。
この真夏の暑さ、凍てつく真冬の寒さを乗り越えた生徒は、きっと精神力が高まっていることと思います。
来れる時は頑張ってね!
-バンビクラス-
1・ウォーミングアップ
2・体幹トレ
3・固定式基本
4・形
-モンキークラス-
5・ルーティーントレ
6・組手
7・形
バンビクラス
【ウォーミングアップ】
幼児たちのウォーミングアップめっちゃくちゃ可愛いです。
当然足腰も弱く体幹も強くありませんので、生まれたばかりの子馬が立ち上がろうとしてる感じ。
このアップで組手フットワークやジャンプ・グーパーなんかをやって、少しずつ下半身を鍛えていきます。
入会して1年経つ幼児を観てると、足腰が強くなってるのを感じます。
週に1度だけでも続けていればしっかりしてくる。
ジョグ・ダッシュ・グーパー・サイドステップ・抱え込みジャンプ・アンクルジャンプ・仰向け(うつ伏せ)ダッシュ・組手フットワークでした。
【体幹トレーニング】
V字プランク・プランク・バックフルアップで153分経過しました。
ふにゃふにゃの体幹で足腰の筋肉も足りませんが、入会から1年経過した幼児たちはそれなりに体幹がついてきています。
改めて観てみると継続の大切さを感じます。
確実に強くなってる!
【固定式基本】
クーラーの涼しい風が当たる場所、扇風機の前に移動し快適に稽古です。
暑い中バテバテの環境で稽古しても集中力が持ちませんしね。
この日は稽古前にほんの少しだけ座学を行ってみました。
突きのコースである正中線についてでした。
幼児ですし言葉だけではイメージするのはきっと難しいと思いますので100均で買ったスポンジ棒を身体の中心に置き、突きを狙うコースの意識づけでした。
子供達が理解しやすい工夫が大事になってくる。
生徒の上達度合は指導者の創意工夫が大きく左右します。
運足や立ち方を指導するには足型をかたどったものを使ったり、突きのコースでは今回のような目印となるものが有効だと感じました。
手を変え品を変え、生徒達が理解出来るようにしないといけませんね。
引き手・突き・中段横受け・上段揚げ受け・下段払いでした。
【形】
全員で四の形を合わせました。
まだ身体が小さく、足も短いので四の形方向転換が苦手です。
どうしても回った時に肩幅を保てない。
色々と考えましたがこのブログを書いてる今、試してみたい方法を思いつきました。
次の稽古でやってみよう。
きっとみんな上手く回ることが出来ると思います。
さて中には四の形から、十二の形に進んだ生徒が居てます。
個別指導で回る時に見定めていきたいと思います。
やっと四の形を覚えた段階で次の形に移るのは、あまりにも危険なので形練の時間、全体稽古と自主練に分けていきたいと思います。
形を打つ際のキーワードです。
1・軸は真っ直ぐ
2・ピタッと止まる
3・腰を締める
4・引き手を強く取る
早く肩幅を保つ方法を試したいな。
モンキークラス
【ルーティーントレ】
拳立てで身体を支えられなかったH君、この日とうとう10秒間キープすることが出来ました!
コツは脇を締めながら縦拳で拳を固めること。
これも継続は力なりですね!
ゴールデンエイジ期の今だからこそ、瞬発系は頑張ってほしいところ。
膝立ちからのジャンプが出来るようになってほしい。
上半身の使い方やタイミングに呼吸、いろんなことを考えて試してほしい。
出来ないままで終わらないようにね。
【組手】
おっと!
なんということでしょう、、
体幹トレが抜けていました。
何やったかどうしても思い出せず、スマホ見ても写真が残っていない。
体幹はどうしてもやめたく無いので次回6分間したいと思います。
さて今回は、形と組手の順番を入れ替えました。
形練の時、指導に熱が入り時間が押しに押しまくり組手の時間が削られていきます。
そんなこともあり、順番を入れ替えました。
組手に1時間、この後の形も1時間(ちょい延長したが)稽古することが出来ました。
夏休み中でお休みやや多めでしたが、学年別に4グループ分かれミット打ちを行いました。
まずは刻み突きから。
ただ単調に技を出すのではなく距離やタイミングを変えながら、また相手をイメージしながら技を出す練習です。
3人1組ですのでグルグル順番に。
何度も行うことで、技の精度を高めていってほしいところです。
組手って形と違って正解がいくつもあると思います。
それこそ入り方なんて自分でいろいろ研究してバリエーションを増やさないといけません。
相手が嫌がることをやって自分のペースに引きずりこまなければいけませんので。
頭を使って打ち込みやらないと、練習のための練習止まりになってしまう。
試合で活きる練習にしないとダメ。
自ら創意工夫出来ないとね。
刻み突きに入る瞬間に気づかないうちに悪い癖が出てしまう生徒もいてます。
打ち込みは一人ひとりをしっかりと観てアドバイス出来るので大事な時間です。
あとは、どれだけ意識して自ら癖を修正出来るかです。
何も考えずに本能だけで打っていては、ポイントは奪えません。
学年が上がれば試合の中で相手選手は癖を見つけ出そうと観察してきます。
フェイントにどう反応するのか?
技を出す瞬間に肘を引いたり、ク゚ッと息を止めたり、一回沈んだりなんかしてると癖を見破られてしまいます。
そうなれば突きや蹴りが極まるはずがありません。
空手脳の高い選手は動きの中で相手がどんなタイプか、どんな癖を持っているかを観察してきますので、余計な動作はこの打ち込みで修正していかなくては勝率を上げられません。
技が出せるようになったイコールポイントを奪える訳ではない。
一本調子のワンパターンな入り方だけでは、相手は次第に慣れてきます。
相手の虚をつく動きを大事になってくる。
こんな意識を持って打ち込みの中で、引き出しを増やしてほしいな。
3年生以下は逆上に移り同様の意識で相手を想定した打ち込みを行い、最後は中段突きに移行しました。
4年生は内容は割愛しますがコンビネーションの練習。
逆体相手に有効な技の練習をひたすら繰り返しました。
要点は4つ
・お鍋のふた
・山突き
・小指の向き
・足の位置
小指の向きひとつで突きの距離が延びることは松久DVDで知った小技。
一瞬のスピードを競う組手競技では絶対に必須のスキルです。
4年生は刻み突きとこの技だけで60分コースでした。
低学年グループも終盤それらしい動きに変わりつつある。
突いた後、軸足に溜めを戻す意識が芽生えてきた。
少し手応えを感じる事が出来た打ち込み稽古でした。
【形】
審査組・大会組・新しい形を覚えたい組の3つに分かれて形練。
生徒達も随分成長してきました。
私がとても嫌っている稽古中の余計な私語が無くなりました。
大会まで一か月切りましたので試合組優先にチェックしています。
一人ひとり直すところが異なりますが、共通することは「基本」です。
正確な立ち方や、最短距離のルートを通っての受け方。
ここが出来た上での形練が理想的です。
個別指導では主に、スピード面やパワーの上げ方、メリハリや極め、軸の置き方や安定性、呼吸方法等が中心です。
でも、いくらテクニック面に磨きをかけたところで肝心要の基本が崩れていては本末転倒です。
先日の夜練に引き続き、平安三段に取り組んだS君とMちゃん。
比較的短い形だし今日できっと覚えたことでしょう。
他の生徒達も打てる形を少しずつ増やして、形練の時間を充実させていこう。
最後はお約束の道場指導形・基本形・指定形を順に打っていきます。
平安四段だけ打ち直しが3回。
やはり打ち込んできた数が他の基本形よりも不足してますので、大事な部分が出来ていない生徒がチラホラと居てました。
来月末には、この形で受審する生徒もいてるので留意点を伝え打ち直しました。
※秋の神戸市大会の案内を会員ページに載せています。
次の大会は来年春までありませんので、多くの生徒に是非ともチャレンジしてほしいです。
今まで習ってきた自分の空手がどれくらい通用するか大会に出ないと知る術はありませんし、勝つことで自分に自信をつけてほしいと思っています。
大勢の人前で演武することで間違いなく度胸がつきます。
これはこれから先の人生でとても大切なこと。
出れるレベルの大会には積極的に挑戦し自分を高めていってほしいと思います。
-挑戦こそ我が人生-
こんにちは!
いつもの小部中ではなく、本日は鵯台中学校でした。
ここは夜練スタートした時にお世話になった思い出深い場所です。
ちょっと自宅からは距離があり、ダッシュで帰っても間に合うかどうか微妙です。
この日の夜練メニューは自由形。
大会も審査も暫くありませんので、タイミング的にはベスト。
マンネリ回避も兼ねて自由形で楽しく稽古しようと企画しました。
何人集まるかちょっと心配でしたが7名来てくれました。
1・体幹トレ
2・自由形 (スーパーリンペイ)
3・自由形 (アーナン)
【体幹トレーニング】
久々登場の片足逆突きでした。
これで117分経過。
片足で立ち、じわじわ腰を落とし数秒キープ。「ゆっくり」がポイントです。
早いと体幹に効いてこないので。
前傾姿勢になるのもダメ。
軸を整えるようにね。
バランスを保ったら、今度はフルスピードで一気に伸び上がり逆突き。
膝の抱え込みの意識も忘れずに。
パチン!と極めてね。
【自由形 スーパーリンペイ】
予め候補の形をお知らせしていました。
どんな形か軽く説明を挟み、何を打ちたいか挙手してもらうことに。
そこで1番手が上がったのがスーパーリンペイでした。
1本拳や回し受け、二段蹴りや狐受け等知らない技がたくさん出てきます。
今日学んだのは糸東流のスーパーリンペイで剛柔流とは所々異なります。
初挑戦の回し受け、気絶する程難しかったと思います。
ただ挙動に関しては東西南北に繰り返しの動作が数多く含まれていますので、案外覚えやすいです。
静かな形かと思いきや、途中一気に激しさが増すとてもカッコ良い形。
3分超えの長い形なので、1本全力で打つと大汗かいてしまいます。
40分近く稽古しましたが、どこまで覚えれたかな?
【自由形 アーナン】
スーパーリンペイのあまりの難しさに緊急会議。
残りの時間どうする?
このまま続ける?
それとも違う形に移る?
話し合いの結果、もう一度多数決を取り、アーナンと四方公相君が2名ずつでしたのでジャンケンしてアーナンに決まりました。
アーナンとてもスピード感があり打ってて楽しい形で大好きです。
今日集まってくれた生徒達が中学生くらいになった頃、後輩達に教えてくれたら良いなと思います。
さて形の方ですが、正中線をずらしてジグザグに動いたり、相手を鷲掴みにしたり、頸動脈に手刀打ちしたり、金的握り潰したり、後方に放り投げたりといった具合です。
何やってるか説明しながら形を教えていると劉衛流こわっ。
いきなり自由形2つで脳みそフルに使ったのでみんな疲れてました。
アーナンは30分くらいの、そこそこ程度にしておきました。
生徒が自由形を何か一つでも覚えてくれていたら、形練の時間互いに教えあえたり出来ますね。
仲間同士で互いに教え合える道場が理想。
他にも予めリクエストのあった平安二段の強化をH君と。
二段と五段以外の平安形を希望していたMちゃんと平安三段の稽古時間も取りました。
三段覚えたら土曜の形練で打てますね!
順番覚えたらいっぱい数を打ち込んで、自分のモノにしてほしいです。
慣れてくれば力強さとスピードも必要になるよ。
幼児のYちゃんもいたので全員で四の形と十二の形を打ちました。
その後に平安二段と平安五段、バッサイ大も。
R君の熱烈リクエストを受け2人でセーパイを打ちこの日の稽古を終えました。
大会で打つ形に磨きをかけたい生徒がいる反面、新しい形をどんどん覚えたい生徒もいる事も見えてきました。
今後の形練は第二指定形編も考えています。
時期は大会や審査の無いシーズンオフに気分転換を兼ねて行いたいと思います。
悪戦苦闘しながらも真剣な眼差しで取り組んだ自由形編でした。
こんにちは!
プライオトレ最後は高強度編の紹介です。
1・ダブル・シザーズ・ジャンプ(下半身)
前屈立ちに似た姿勢を取りそのまま真上にジャンプします。
後ろに伸ばした膝は肩と腰の真下に。
空中で足を入れ替え基の姿勢に戻ります。
入れ替えだけじゃなく足を戻すので高さと瞬発力が必要です。
いきなりかなり強度が高い。
2・シングルレッグストライド・ジャンプ(下半身)
膝の高さ程度のボックスに肩足を置きます。
腕を強く振り上げると同時に、ボックスに乗せた足を踏み込み高くジャンプしています。
両足の踏み込みを動きのきっかけにし乗せた方の足で大きなパワーを発揮し出来るだけ高く飛び上がります。
3・ストライド・ジャンプクロスオーバー(下半身)
シングルレッグと飛び方は同じです。
ボックスを左右に飛び越えながら連続しています。
パワーを発揮した足が今度は反対側の地面につき後ろ側の足がボックスの上に乗っています。
4・クイック・リープ(下半身)
バレーボール・アメフト・バスケ・飛び込み・ウエイトリフティングに有効です。
膝程度の高さのボックスに腕の長さに離れて立ちます。
スタートの姿勢では、腕は肘を軽く曲げて身体の脇に沿って構えます。
両腕の強い振り上げの力でボックスの上に一気に飛び上がります。
空中でハーフスクワットの姿勢を取り、次のジャンプの準備を取ります。
膝は高く掻い込み足は腰の下。
足は固定し足裏全体でボックス上に着地。ただちにもう一度前方に飛びあがり全身を真っ直ぐに飛び上がります。
衝撃を吸収するように膝を曲げながら着地しフィニッシュ。
5・デプス・ジャンプ(下半身)
90㎝程度のボックスを使います。
この高いボックスと踏み切りに適した落下地点が必要です。
ボックスの上に足の前半分をはみ出して立ちます。
膝を少し曲げ腕は楽にします。
意識して飛び降りるのでは無くボックスの端から滑り落ちる感じを心がけます。
膝と股関節を曲げ着地に備え、着地の反動と腕の振り上げの力を利用して真上にジャンプします。
6・デプス・ジャンプ・リープ(下半身)
スキージャンプ・飛び込み・ウエイトリフティング・バレーボール・バスケに適しています。
ボックスを2つ使用し、落下 → 垂直ジャンプ → 前方に大きくジャンプを行います。
ボックスは高さ違いのものを使ってます。
腕の振りと身体全体の伸びを使って一瞬で最大のパワーを出力します。
足首と膝を曲げ着地し衝撃を和らげます。
7・ボックス・スキップ(下半身)
30㎝程度のボックスを3m間隔で2つ並べます。
最初のボックスから2m程度下がったところからスキップしながら飛び乗り、勢いを加速させています。
後方の足で地面を強く蹴り、腰の位置を出来るだけ高く保ちます。
腕のブロックも効かせ膝も引き上げています。
空中の姿勢はスーパーマリオがジャンプしてる感じ。
8・ボックス・バウンド(下半身)
これも30㎝程度のボックスを2つ使い、3m間隔に置きます。
ダッシュしひとつ目のボックスにジャンプして飛び乗り
9・シングルレッグ・ラテラル・ホップ(下半身)
ハードルを等間隔に並べ、横向きとなり片足でケンケンしています。
往復する時に間を空けずテンポ良く。
10・シングルレッグダイアゴナル・ジャンプ(下半身)
縦一列にコーンを並べて、片足となりジグザグでジャンプしています。
11・垂直スウィング(体幹)
ウェイトリフティング・ノルディックスキー・レスリング・バレーボールに効果的です。
両手でダンベルやメディシンボールを握り、開いた両足の中に肘を降ろして立ちます。
ダンベルを真上に抱え上げるとともにジャンプし、着地と同時にスタート位置に戻します。
負荷がかなり高いしなにより危ないトレーニングです。
12・レッグ・トス(体幹)
飛び込み・アメフト・体操等キックを行う全てのスポーツに効果的です。
足が地面スレスレの高さになるようにして鉄棒や懸垂バーにぶら下がります。
パートナーがメディシンボールを転がし、両足で掴んで体幹の力で放り投げます。
見てると簡単に映りますが体幹弱いと出来ないでしょうね。
13・メディシンボールスクープ・トス(体幹)
ショベル・トスのより強度版。
ハーフスクワットの姿勢を取り、メディシンボールを抱えます。
腕を伸ばし顔を上げて背中を真っ直ぐにし、腰を前方に突き出しながら肩を引き上げます。
ボールを掬い上げながら身体もボールも最大の高さまで加速させます。
落ちてきたボールをバウンドさせ拾って繰り返します。
単純なメニューですが、一瞬の爆発力が凄くつきそうです。
2㌔のメディシンボールなら自宅にありますので、体育館で生徒たちと放り投げてみようかな。
14・連続ホップからのオーバーヘッド・スロー(体幹)
両足の間にボールを挟み、ハーフスクワットの姿勢から、腕を伸ばし顔を上に向け背中を伸ばします。
前方に1,2mジャンプし着地する時、腰は足の上か少し後ろになるようにします。
カエル飛びのような感じで前にピョンピョン飛び、最後は背筋の力を使って後方に思いっきり投げています。
15・連続ホップからのアンダーハンド・トス(体幹)
短距離走・走り高跳び・走り幅跳び・三段跳び・アメフト・バレーボール等の素早い動作が必要な競技に効果的。
腰の下にボールを構え、顔を起こし背中は真っ直ぐにします。
ハーフスクワットの姿勢から後方にピョンピョン跳ね、前方にアンダーハンド・トスしてます。
地面とは短い接地時間で行い爆発的パワーを鍛えています。
16・ヘビーバッグストローク(上半身)
テニスのストロークをシュミレートしていて野球・円盤投げ・アメフトにも応用出来ます。
肩幅大のスタンスでバッグの横に立ち、効き手で後ろから押し込む感じです。
腕は真っ直ぐの状態で腰から捻り遠くへ押しやります。
戻ってきたら前腕の内側で巻き込むようにキャッチし繰り返します。
17・ドロップ・プッシュ(上半身)
左右に広げたボックスの中に立ち、腕立て伏せの状態にします。
ボックス上にある両手を離し、落下し肩と肘を曲げ衝撃を和らげます。
道場でやってる手技の瞬発力と理屈は一緒です。
少し違うところは、素早く腕を伸ばし腕立て伏せを行っているところ。
瞬間的に身体を立て直すパワーを養成しています。
18・メディシンボールオーバーヘッド・スロー(上半身)
両足に均等に体重をかけて構えます。
膝を曲げ腰を突き出し胴体の素早い動きでボールを投げフォロースルー。この時、身体が地面から浮くくらい一瞬で力を爆発させます。
サッカーのスローインです。
19・キャッチ・アンドオーバーヘッド・スロー(上半身)
膝立ちの状態でメディシンボールを両手でスローインの要領でキャッチボール。
キャッチしたら胴体の鞭打ち動作で直ぐに返します。
受ける動作と投げる動作を同じにすることで、安全性と高い効果が期待できます。
またフォロースルーは腰から曲げています。
12週間のプラグラムで構成されていて、第1週から3週にかけては基礎的プログラムを。
4週から8週にかけては基礎メニューを減らし、パワー養成エクササイズに移行します。
この段階で自身が行うスポーツに特化したメニューをプログラムに組み込んでいきます。
例えば垂直飛びの高さを向上させたいバレーやバスケ選手なら、下半身のパワー養成を取り入れます。
空手ですとニータック・ジャンプ、アングル・ホップ、ラテラル・ステア・バウンドなんかが良さげです。
そして9週目から12週にかけては高い強度のエクササイズに取り組みます。
ダブル・シザーズ・ジャンプ、クイック・リープ、ボックス・バウンド等がジャンプのための爆発的パワーの増進に役立ちます。
週に2回のプライオ系トレを行い、少なくとも間に1日の休養日を設定することがパフォーマンスを上げるには必須です。
筋肉と靭帯、腱の回復のためにも休ませることが重要なようです。
筋力とフィットネスのレベルに応じたエクササイズを5回~10回の反復を2セット。
安全で確実に高度なレベルに達するには積み重ねが肝心ですね。
ますますプライオボックスを導入したくなりました。
こんにちは!
形も組手もまんべんなく稽古するつもりでメニューを組み当日を迎えますが、どうしても形の時間が長くなってしまいます。
今日も80分超えていたかと。
そんなこともあり稽古時間を10分延長させてもらいました。
-バンビクラス-
0・早練
1・ウォーミングアップ
2・体幹トレ
3・固定式基本
4・形
-モンキークラス-
5・ルーティーントレ
6・体幹トレ
7・形
8・組手
バンビクラス
【早練】
入会したての最年少S君と。
道場の出入り。
立ち留まって立礼です。
入室して体温測定し出欠簿に体温の記入をお願いします。
早速、正座の仕方から覚えていきます。
途中、跪座の姿勢を取り親指を重ねます。
背筋をピンと立て拳2つ分広げ正座します。
数回順番を繰り返し今度は座礼に移りました。
手を置く順番や両手のカタチ、目付にもこれから拘っていきます。
立ち上がる順番、立礼の角度と目付もこれから学んでいきます。
礼の仕方から次は拳の握り方。
超かんたんな1,2の3で握る方法です。
突きは人差し指と中指の2本の拳頭で突き拳面を揃えます。
このあとは、引き手の取り方でした。
これからの早練では、引き手に加え突きと受け(中段横受け・上段揚げ受け・下段払い)が中心となります。
技を覚えたら、一番初めに覚える四の形まで進めていきたいと思います。
12:30には入室していますので良かったら是非お越しください。
【ウォーミングアップ】
お休み多めでしたが新入会のS君、稽古前に自己紹介でした。
大きな声でしっかり挨拶してくれました!
他の道場生に混じって稽古前走り回ったり、すぐ溶け込んでました。
ジョグからダッシュ、サイドステップ、仰向け(うつ伏せ)ダッシュから組手の基礎固め、フットワークでした。
【体幹トレーニング】
バンビクラスも150分経過です。
2時間30分も積み重ねて来ました。
1年続けているバンビ生たち、今ではピシっと止まれるまでになってる。
毎週同じことやってると幼児でもしっかりチカラがついています。
あとはこの止まる感覚を形に繋げていきたいところです。
今日は、V字プランク・バックフルアップ・プランクの3つを頑張りました。
【固定式基本】
いつもと同じこと。
立ち方からスタートでした。
1・閉足立ち
2・結び立ち
3・平行立ち
4・八字立ち
5・ナイハンチ
6・四股立ち
この順に足のカタチを変えていきます。
基本稽古は平行立ちを取り引き手や突き、受けを行います。
今日行った受け技は中段横受け・上段揚げ受け・下段払いの3つでした。
最近の基本稽古では、扇風機とクーラーの風が当たる場所に移動して行いますので大分楽ですね。
【形】
9月の大会組や審査組も居てますので、四の形を中心に一部、十二の形、平安二段でした。
前回に引き続き、数回で全員で合わせた後個別指導でした。
中段受けに入る前に、胸の前でバッテン作ると引き手のパワーを使うことが出来て技の極めが生まれます。
ただ、バッテンの手。
手前側と奥側、これを説明するのが難しくて。
左手で横受けする時は、バッテン作る左手は身体の遠い方で。
右手で横受けする時は、バッテン作る右手は身体の遠い方となります。
しっかり練習を繰り返し、考えなくても勝手に身体が反応出来るようにね。
もうひとつ大事なのが歩幅です。
基立ちは常に肩幅に足を広げます。
また軸足の踵が浮いていてはダメ。
バンビは慌てず急ぎ過ぎずで進めていきます。
四の形が寝てても正しく打てるくらいになった段階で次の十二の形に移ります。
そうじゃないと、せっかく積み重ねた四の形まで崩れていきそうなので。
しっかり確実に一つずつ!
モンキークラス
【ルーティーントレ】
拳立ての効果でしょうか拳の握りが整ってきたように感じます。
そろそろ素手でミット打ち込んでも良い時期かも知れませんね。
今日のお尻歩きで抜群の美しさを見せてくれたR君。
この時の滑らかな腰の動きそのままで形が打てたらレベルがあがるんだけどな。
どうしても余計な力感が抜けない所が見受けられます。
今日の形練でも具体的に指摘しましたが、コマの軸になったつもりでね。
下半身の瞬発力では、組手に必要なバネになります。
どれも短い時間ですが "継続は力なり" でやってます。
始めたばかりの頃の動画と見比べてみれば成長が感じられるのではないでしょうか。
【体幹トレーニング】
V字プランク・バックプランク・プランクで290分経過しました。
最近始めたばかりのルーティーントレと合わせて、運動出来る身体の土台作りを行っています。
空手教室ですが空手だけやってれば良いわけではありません。
・自ら思考する習慣
・脳からの指令を素早く筋肉に落とし込む能力
・瞬時に状況判断する空手脳
・軸作り
これらの取り組みは、他のスポーツでもきっと役に立つ事ばかりです。
空手を卒業しても、別の習い事でも、学校の体育の授業でも、これからの人生でムダにならないはずです。
【形】
思い切って今日は基本の時間を削り形に充てました。
9月は大会と審査が2つ入っています。
審査組は次の級に必要な形を中心に自主練。
大会組は一人ひとりにヒアリングした後、形を決めました。
形の時間は集中力が大事です。
頭のてっぺんから爪先まで全神経を集中させておきます。
まだここが理解出来ていない(または持続出来ない)生徒が居る。
立礼の角度や目付の位置。
ここも拘ってほしいところ。
これだけではなく、礼を終え顔を上げた時の眼力と発声もね。
さあ形練、まずは道場生全体で四の形。
腰が流れず締める感覚をこの形で掴んでほしいところ。
特に白帯生は審査で出てきますので、より美しい形を追求していこう。
同様に十二の形もでした。
全体形練、3つ目は平安二段です。
特に第一挙動と最後に四股立ち、ここは印象に強く残るとても大事な挙動です。
キレのある動き、力強さを表現しないといけません。
パチッとタイミングを合わせるとともに、四股立ちをよりスピーディに移動する方法を伝えました。
コツは上半身のある部分だけを使って回ること。
この手法に運足を合わせると大振りにならず素早く回ることが出来ます。
全体的に見て感じたことは重心が高い。
前屈立ちと基立ちの違いをしっかりつけること、四股立ちも同様です。
これは実際に自分の形の様子を動画撮影するか鏡の前で確認することで気づきが得られます。
きっと自分では落としているつもりなのでしょうね。
それとタイミング。
これもいつも言ってることですが軸足と同時ね。
移動足で合わすとドンと大きな音がなる。
それは間違いです。
大会、審査向けですのでしっかり時間をかけました。
次、平安五段。
これも大会と審査で打つ形ですので同様に十分な時間を費やしました。
青帯生にとっては平安二段同様に打ち込んできた形ですが、入会1年弱の生徒に届くよう細かく指導しなおしています。
これも第一挙動のスピード感が大事です。
でもスピードに捉われ受けが小さくなってしまっては本末転倒。
この挙動は私にとって、大きく受けて強く速い突を理想としています。
そのための手段が3つありそこを中心に指導しました。
中盤に出てくる基立ち / 肘当て → 交差立ち / 中段横受け にも見せ場がありこれまで2種類指導していますが、みんな同じ。
良いんですが個性に欠けるかな。
正確に一つひとつの技を見せる今の打ち方と、スピードに乗りシャープに極める方法とがあります。
ただどちらにも共通することですが、交差立ちは鼠径部を抜き深く落としてほしいです。
余計な力みから重心が高くなりがちです。
後半に見せ所は、交差立ち / 中段交差受け からの肘支え受け → 下段払い
お尻歩きの成果を発揮する場面と言えます。
1・支え受けで「右腰を締め」
2・払い受けの準備動作で「左腰を抜き」
3・下段払いで「右腰を締めなおす」
これは下半身のパワーを腰に伝達させ最後、手に伝わります。(うねりを使う)
ここをどれだけ小さく速く切り替えせるかが問われます。
とても難しい説明でしか例えられませんが、身体の外側を動かすのではなく内面を動かしています。
始めは身体の外側を動かす意識でも良いかも知れません。
腰の切り替えしを使う目的としては。
でもこの段階で満足していては、上半身がでんでん太鼓のように大きくブレてしまうので見栄えとしてはあまり良くありません。
如何にして小さく速く腰だけを切れるかに拘り続けよう。
最後の最後、基立ちから後屈立ちに入る角度にも注意が必要です。
自分の基立ちを理解していないと演武線が違ってしまいます。
踵を床に食い込ますイメージで入り、しっかり下半身を極めること。
最後は恒例の今までに習った形を順番に打っていきます。
道場指導形から始まり基本形、第一指定形でした。
まだ教えていませんが第二指定形もここに加わってくるよ。
打てる形をひとつでもふたつでも増やし、形練の時間を充実させていこう!
【組手】
構え方と膝の溜めを意識しフットワークを。
動きが軽くないと組手にならないので、フットワークは軽快にね。
足の裏全部くっつけてるとダメ。
お尻も振っちゃダメ。
大きく構えて、十分に膝の溜めを加えて、踵を浮かせ足首だけで進行させ、軸を崩さず軽快に。
更には突きも加えてスピードに乗って。
前拳と前足のタイミング、リズム感が重要です。
アップがてらフットワークを済ませ、先週出来なかった練習です。
反射神経が無いと出来ないですが、やってみないと出来ることも出来ませんので取り入れました。
道場のモットーは、トライアンドエラーです。
組手の間合いを保ち、相手の技に軸を下げ引き込み奥拳でブロックします。
そこから前拳(刻み突き)を合わす練習でした。
自ら仕掛けるロングの刻み突きとは異なり、今度のは相手が詰めてきますので当然距離が近くなります。
近間で前に踏み込んでいては突きが相手に直撃してしまうので、前足はその場で踏み込み引き手を大きく取り技をアピールしないといけません。
ショートの刻み突きは初めての技なので挙動を大きく3つに分けて繰り返し練習でした。
慣れないことから意図が正しく理解出来ず、ただの刻み突きを放つ生徒も居てましたが、あくまでも引き込んでの技です。
フットワークで指導した残心の取り方の使いどころ。
相手との距離が近いとスイッチした足が前に出ていてはいけません。
それぞれの練習には繋がりがあることが理解出来ていたかな。
暑い中かなりの本数をやりました。
100本は突いたでしょうか。
最後はミットを持ち一人数本ですが打ってみることに。
しんどい時こそ大きな声出して乗り越えてほしいかな。
やり切った練習は、昨日までの自分を上回れるから。
次週からペア練に入り、実際に技を確かめていきます。
より距離感が理解出来ると思います。
手と眼のコーディネーション力が問われます。
自分のイメージと実際の距離感が合ってなければ、技が相手に入ってしまいます。
随分と技術的な要素が高まってきた組手練ですので、これからは安全面の配慮を怠らず性別・学年別に分けていかないといけません。
午後からは強い日差しが差し込むので、体育館はサウナ状態ですがメンホーつけてやった方が良いかも知れませんね。
形も組手も両方こなして空手です。
2部で稽古する以上、防具は必要となりますので準備をお願いします。
こんにちは!
つい先日kindleで発売された書籍です。
アゼルバイジャン代表、東京オリンピック女子組手+61㌔級 銀メダリストのセミナーの様子が書籍化されています。
2022年の来日では、水戸女子高校、拓大、浪速、日本空手道会館の4カ所でセミナーを開催されています。
このセミナーにはオリンピックの舞台でも対戦した植草 歩選手がサポートされていました。
2018年、2021年 WKF世界選手権2連覇
2021年 東京2020オリンピック銀メダル
イリーナ選手が水戸、東京のセミナーで紹介した自身の技術と考え方 "常勝の鉄則” の概要は次のようになります。
「徹底:多様な反応訓練」
イリーナ選手の組手の考え方のベースにあるのが攻撃的カウンターです。
相手に技を出させた後を仕留める(後の先)
相手の動き出しの瞬間を捉える(先の先)
基本的には相手が動くことにリアクションし自分の技を決めます。そのために必要なのが反応の鋭さです。
誘って相手の技を出させるとき、自分から間合いを詰め相手と技が交錯するときの防御体制と攻撃体制の速さ。
それに自信を持つための練習を多数紹介されています。
「戦略視点:相手をコントロールする」
技を極めるにあたり重要視しているのが『相手の動きをコントロール』すること。
相手の動きを読んだり、またどのように動かすのかを常に考え、それに応じた自分の動きを組立ています。
「意識:完全実践思考」
練習メニューを果たすための練習にせず、あくまで手段と捉え常に試合の実際の状況の課題の克服にあると言います。
試合の中の動きを想定した "本番” です。
練習のための練習につい陥ってしまいがちな具体的な注意や指摘について触れられています。
相手も自分も攻撃が届かない距離を『セーフティーゾーン』と呼び、相手との組手の主導権を握るため『デンジャラスゾーン』に入り相手を反応させます。
デンジャラスゾーンに入った時に瞬間的に止まり、止まることで相手の反応を正確に見る癖をつけ、正確に判断し技を出す練習方法が紹介されています。
デンジャラスゾーンに侵入し相手の反応が鈍ければ自ら前に詰め、相手が踏み込んできたらバックステップして返し技。
その時のスタンスや軸の位置の置き方、デンジャラスゾーンで強くなるエクササイズが複数紹介されています。
よほど反射神経が無いと相手の懐に入り観察するのは難しいと言えます。
また相手の反応に合わせ、先の先・後の先を使い分けています。
これだけ引き出しが豊富だとそりゃ強いわけです。
何といっても一番凄いと思った考え方は、相手と同時に技を出し合わないこと。
なぜならば相手に旗が上がるリスクが伴うからです。
『100%自分の攻撃』となるタイミングを作り出し、相手の虚をついて得点を狙います。
自分の攻撃の決定率を上げること、相手の攻撃を防ぐためや、相手が技を出そうとする瞬間を逃がさないための練習方法が取り上げられています。
これだけ空手脳が高いと待っても攻めても、どんな状況でも失点リスクを回避して面白いように得点狙えそうですね。
このセミナーはDVD化されていますので興味津々です。