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2024-03-06 20:23:00

2024年3月5日 (火) 夜練21 @小部中学校  

こんにちは!

 

先週体調を崩してしまい、とうとうお休みすることに。(ゴメンなさい)

6名の生徒から出席の連絡が届いていましたが、どうすることも出来ず寝込んでしまいました。

先日久々に身体を動かしましたが、やはり週1だと稽古日が待ち遠しかったです。

週2回がちょうど良いかな。

 

さて本日かなり急な出張が入りましたが、なんとラッキーなことに場所が灘区だったので、車でそのまま直帰。

雨にも濡れることなく早めに帰宅出来ました。

 

 

1・体幹

2・形

 

 

【体幹トレーニング】

夜練初の雨降り。

 

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足元の悪い中、来てくれたのは新入会のMちゃんとH君でした。

プランク・V字プランク・サイドプランクで63分経過です。

 

 

【形】

形に入る前に糸東流の立ち方について説明しました。

Mちゃん早練組に混ざって稽古してましたので、ある程度出来てしまいます。

四の形・十二の形・平安二段までサラッと打てたりといった具合です。

 

改めて基立ち・前屈立ち・猫足立ち・四股立ちの作り方の説明をし、

重心の位置、爪先の角度についても説明しました。

爪先の角度が悪いと上体がどうなるか説明すると理解を示してくれます。

 

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形を打つ際もそこに意識が行くのでスムーズに進行していきました。

2人で四の形・十二の形を2本ずつ合わせ、平安二段に移ることに。

 

打つごとに課題を修正し精度を上げていきました。

課題も伝えたので自宅で修正してきてくれると嬉しいな。

 

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Mちゃん猫足立ちが良い感じで深く落ち、四股立ちの方も股関節の可動域が広い。

繰り返し稽古することで、立ち方が美しく仕上がっていきそうで今後がとても楽しみです。

 

 

ゆり空手に新しい風が吹く予感がします。

2024-03-03 10:47:00

2024年3月2日 (土)道場稽古91

こんにちは!

 

3月に入り暫くの間、多目的室に引っ越しです。

この時期は体育館が利用出来ず稽古場所探しにあたふたするところですが、別室を使用させていただけますので助かります。

年間通し安定して学校内で稽古出来るのは、ありがたい限りです。

おっと!3月いっぱいは13:00 ~ 16:00まで。

来月体育館に戻ったら17:00まで使えますので大会に挑戦する生徒と居残り稽古を再開したいと思います。

 

 

さて本日、新しく入会の申し込みが。

ゆり道場、女子率が非常に高くなってきました。

さほど気にかけてなかったのですが、改めて数えてみると10名です。

2022年3月に松宮で6名の生徒とともにスタートしましたが、女の子はYちゃんただ一人。

道場開きから2年弱で23名の生徒が集まってくれました。

約半数が女子とは。

 

空手って男の子のイメージが強いかも知れませんが、ゆり道場は女子率高め。

女子生徒が多い道場の特徴をどんどん情報発信していけば、さらに輪が広がっていくのかな。

3月4月の春先は習い事探しには、ちょうど良いタイミング。

クラス分けして教室を開いており、男女問わず3歳から募集しています。

 

伝統派空手には、

仮想の相手を見たて、一人で突きや蹴りを繰り出し技の正確性や力強さ等を競う『形』

競技は二人一組で行い、決められた攻撃部位に技をかけ合い極まった技により与えられるポイントを競う『組手』

ゆり道場は、主に形に力を入れ日々稽古しています。

近くにはいろんな空手教室があり、道場によってそれぞれ特徴があると思いますので、観て回って雰囲気を比べてみるのも良いかも知れませんね。

 

最後に、習い事にゆり空手を選ばれた際に得られるメリットを書いてみたいと思います。

 

1・自分の弱い心を克服出来る

稽古は日々同じことを繰り返します。

その中で出来ない事をすぐに諦めて逃げようとする自分がいたとしても、休まず道場に通い続けることでいずれ出来るようになり次第に自信や向上心が芽生えてきます。

道場では「諦めず粘り強い人」になってもらうよう指導を心がけています。

 

2・努力した経験が自信に変わる

空手のために努力した経験が自信となって、いろいろなことに積極的になれる。

自分はこれだけやったんだ!と思えるくらい夢中になって取り組めれば、自然と自信が持てるようになります。

道場では、早練や居残り稽古を通じてもっと上達したい!の気持ちにお答えします。

 

3・Over the Rev Limit(限界突破)

日々行われる、しんどくて辛い基本稽古を「押忍」の精神でグッと耐えしのぶことで、少しずつ自分の限界値を上げていきます。

歯を食いしばって頑張っていた稽古が、いつの日にかケロッとした顔でこなせるようになっていきます。

道場では、少しずつ内容や量を上げていき随所に小さな壁を設定します。指導者が叱咤激励し、それらを乗り越えることで達成感を感じられる進め方を取り入れています。

 

継続する大切さをゆり空手を通じて学んでもらいたいと思います。

面倒くさい勧誘は一切行いませんので、体験や見学にお気軽にお越しください。

(稽古振り返りのブログが道場の宣伝になってしまいました)

 

 

-バンビクラス-

0・早練

1・体幹

2・固定式基本

3・移動式基本

4・形

 

-モンキークラス-

5・体幹

6・固定式基本

7・移動式基本

8・形

9・組手

 

 

バンビクラス

【早練】

3人の生徒と早練スタート。

四の形と十二の形。そして平安二段です。

 

順番バッチりのAちゃんには、腰の締め方を指導しました。

このあたりを意識して形を打つと技に力強さが増します。

理解度が高くサクサク進みましたので、次週いよいよ平安二段に移行します。

平安二段を覚えてバンビ卒業!

 

しょっちゅう夜練にも参加してくれ週2ペースで空手を頑張るMちゃん。

入会して1年が過ぎました。

運動神経も高く、基本も理解出来ている幼稚園児です。

ビックリすることに夜練で2回に分けて指導した平安五段も順番を覚えてくる程です。

大会も2度挑戦し、初めての審査も合格しました。

そんなMちゃんもバンビ空手卒業を間近に控えています。

 

暫くの間、メインの形になる平安二段を指導しました。

今後も課題は次の技に入る時、無意識に手技が上下に動いてしまうこと。

移動基本を通じて修正していこう!

 

 

【体幹トレーニング】

輪になってストレッチしました。

早練開始前、恐ろしいほどの体の柔らかさを披露してくれたMちゃん。

ケガ予防にもなりますし柔らかさは大事ですね。

裏腿、股関節まわりのストレッチ中心でした。

 

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体幹トレの方は、バックフルアップ・プランク・V字プランクで87分経過しました。

 

 

【固定式基本】

拳の握り方・引き手・突き・中段横受け・上段揚げ受け・下段払い・左右正面蹴り・基立ちの作り方。

全体を通じて言えることを記します。

「引き手を強く取る」

「脇を締める」

「タイミングを合わす」

この3つをしっかりと出来るようにね。

 

 

【移動式基本】

基立ちとなり追い突きで移動基本を行いました。

・半円を描く

・軸足の張りで突きのタイミングを合わす

 

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途中、後ろ足の膝をつき長さの確認です。

何度移動しても同じ長さ・同じ幅を保つことが稽古の目的です。

 

前述の突き手が上下にぶれる理由は、後ろ足で床を蹴って入るから。

蹴った反動で身体が伸び上がるから、突き手まで動いてしまいます。

自分の腕に止まれっ!って命令しても止まりません。

 

コツは前足の膝を前方に抜いて入ると、頭の高さが変わらず移動出来ます。

勢い(力)で移動しないことが大事と言えます。逆に抜き(脱力)を使います。

 

 

【形】

四の形でした。

幼児の中で6月の北区大会のエントリーがありましたら、十二の形まで進みます。

形は基本の組み合せ。

一つひとつの基本を丁寧に磨きあげ、形に繋げていきます。

前進したり回ったりと動きが加わりますので、固定式基本で出来ていたことが急に難しくなります。

 

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順番を忘れないよう自宅で練習してきてね!

 

 

モンキークラス 

【体幹トレーニング】

 

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サイドプランク・バックフルアップ・バックプランクで227分経過しました。

生徒に自由に選んでもらってますが、かなり久々のバックプランクでした。

体幹トレはまさに "継続は力なり”

どこの道場にも負けてない位、体幹頑張ってます。

積み上げた体幹力を、体育の授業で多いに発揮してください!

 

 

【固定式基本】

四股立ち突きからスタート。

 

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春の大会シーズンに向け、昨年秋から地道に取り組んでいる下半身トレです。

糸東流の四股立ちの幅、腰の高さ、爪先の角度をしっかりと意識した上で四股立ち突き。

50本超えてたかな。

以前と比べ、粘りが出てきています。

「諦めない」「自分に負けない」

 

毎回行う、突き・受けもどこに重心を乗せるかで安定感が随分と変わってきます。

質問は挟みながら理解度を確認しています。

誰に質問飛ぶかランダムですので、いつでも答えられるように集中していてね!

 

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それにしても今日の集中力素晴らしかった!

違いがあるとすれば、普段と違う教室だったからかな?

短い本数を集中力MAXでこなしました。

とても嬉しいです。

みんなの頑張りで、短い時間で質の高い基本が出来ました。

 

 

【移動式基本】

もうすぐ新学期。

4年生になるK君に11名いる2部生の配置を任せました。

 

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少しずつ全体を観る経験を積んでもらおうと思っています。

全体を観る癖が習慣化してくれば自然と統率力が増してきます。

これは将来社会に出た時に、持っておいた方が良いスキル。

空手教室に通いながら少しずつ養ってほしいと思います。

 

さて2列になり移動基本です。

基立ち・前屈立ち・猫足立ち・四股立ち

パチンと極める感覚と正確性を身に着けよう。

腰の締めと軸の意識も忘れてはいけないところです。

何回移動しても、同じカタチになっていよう。

これも集中力が高くサクサク進みました。

 

後屈立ちの移動基本を今度紹介したいと思います。

 

 

【形】

四の形・十二の形から。

何気に打ってはいけません。

この形を打つ目的を改めて周知し、ポイントを押えながら2本ずつ打ちました。

 

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形には理にかなった動きがあります。

何も考えず力任せに移動したり回転したりすると決まって悪い動きになります。

形競技において悪い動きはそのまま減点となってしまいますので、形を打つ前に言葉で意識付け。

ここから先は生徒の理解度に頼らざるを得ません。

無意識で稽古するのではなく、一本いっぽんを意識高く打つ他ありません。

 

応用出来る部分を探し、いろんな形に当てはめて精度を高めてほしいと思います。

この日行った、四の形。十二の形にはそんな意味が込められています。

 

次、平安二段と平安五段。

これもひと挙動ずつ、アドバイスを挟み動きを各自確認しながら打ちました。

軸移動、準備の短さ、締め、タイミング、脱力、肩甲骨、足裏の安定

言葉で意識付けしながら打ちました。

素晴らしい集中力。

僅か20分足らずの形稽古でしたが、誰一人気を緩めることなく質の高い稽古が出来ました。

 

 

小休止を挟みながらの短時間集中型が、この子たちには合ってるのかな。

 

 

【組手】

先週「間合い」と「刻み突き」をひたすら60分。

 

今日のテーマは

1・出鼻を捉える(先の先)

2・逆上カウンター(対の先)

3・反応(後の先)

 

組手競技は一瞬の判断と反応を要します。

「出鼻を捉える」とは、相手の動き出しに反応して先に技を出す練習です。

 

ペア練で一方が身体を前にさらした瞬間を刻み突き。

突きは突いて終わりじゃなく残心までね。

残心まで連動して素早く。

 

相手の動き出しを押えることが重要で、このタイミングを逃すと相手の突きが飛んできます。

この攻防にじっくり時間をかけ、攻撃するタイミングの意識を摺り込みました。

 

もうひとつペア練です。

互いに向かいあい、一方は刻み突きオンリー。

もう一方は逆上(カウンター)です。

 

刻み突き側は如何に相手にバレずに入るかがポイント。

逆上側は、タイミングと勇気です。

 

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ひたすら誘って、相手のモーションに反応して先に極めなくてはいけません。

誘うにも方法が合って、前に出る(プレス)ことで圧をかけ相手は我慢しきれず、前に出てきます。また後ろに下がることで相手はチャンスと見て前に仕掛けてきます。

これを誘導と呼び、この辺の駆け引きを使って相手をコントロールします。

これが組手の醍醐味とも言えるところですね。

 

つられてゾーンに入ってきた相手を迎撃するのをカウンターと呼びますが、今回これを逆上で練習しました。

 

バレずに刻みを極める練習と、誘って迎撃する練習の2つを兼ねています。

まだまだ始めたばかりですが中にはオッと思わせるような、入りの上手い生徒も居てました。

 

実は頭を使う組手競技。

ポイントを奪うには最低限強いハートは必要ですが、それだけではいけません。

有利に試合を運ぶには相手を動かせた方が良いに決まってます。

強いハートと技のタイミング、それとスマートな頭。

この辺を鍛えていきたいと思います。

 

そして最後は「後の先」

相手に危険ゾーンへの侵入を許してしまった時の対処。

1・軸足のバックステップ

2・前拳による防御

3・逆上による返し

 

これを3つの挙動に区切って身体に染み込ませました。

最終的には3つ同時に出せるように。

 

空手の突き技に共通していることは『真っ直ぐに突く』こと。

構えた位置から突きを放ち、構えた位置に戻すだけ。

 

至ってシンプルです。

脇が開いたり、ぶん回して突いていたり、引き手があらぬ方向に取っていたりすれば絶対にポイントにはなりません。

メチャクチャにならないよう、基本に忠実にね。

 

あと、突きは5㎝手前です。

まだまだ当ててはいけない意識が上回り、10㎝以上離れてしまっています。

(中にはフルスピードで5㎝狙えてる生徒も居てる)

ポイントにならない突きの距離では練習の目的から離れてしまいますので、メンホーをつけて稽古しないといけませんね。

2024-02-28 15:07:00

必勝の空手 王者の組手トレーニング 【1・基礎訓練編】2/2

 

こんにちは! 

 

日本空手松涛連盟 香川政夫先生による帝京大学の組手稽古、基礎稽古編Vol.2です。

 

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3・ステップ & 足捌き

4・補助強化メニュー

 

 

【ステップ & 足捌き】

膝を柔らかく使い、フットワークを使ってワンツーです。

前に寄せて踏み込んでいきます。

往復しますが、帰り道は目一杯下がったところから。

テンション張ってスタート。

これを連続で3往復しています。

注意ポイントは、後ろ足を寄せた後の前足を出来るだけ遠くに跳ばすこと。

 

次は、刻み突き + 逆上 のワンツー

一つの動作で後ろ足を前に送り込みます。

これも突き3本を3往復でした。

 

3種類目は逆・逆

2本目の突きで後ろ足を前に送り込みます。

逆突きの2連技ですが、身体を振るというよりも捻る感覚とのこと。

正中線を軸に体幹を使って前に進みます。なるほどー勉強になります。

捻る動作で突くことが大事ですね。

一発目も二発目も捻る意識を持って突くように。

意識一つで肩がぐーんと伸びていきます。

 

チューブで負荷がかかっていますので下半身に力が無いと前に進めませんが、上半身は別です。

余計な力を抜かないといけません。

身体が固まったままだと、距離が出ません。

渡邊選手がお手本を見せてくれますが、一歩が大きいし速い。

 

チューブで進む時はテンションが張りますので下半身強化となり、

戻る時は、チューブに引っ張られますのでスピードがつきます。

よってチューブトレを導入する場合、往復しないとダメだということですね。

目的を見失いかけていました。

 

 

今度はスイッチ(足の入れ替え)です。

チューブを巻いて前屈立ち / 逆突きの姿勢を取ります。

その場で素早く足を左右入れ替え、逆突きします。

 

注意ポイントは頭が上下動しないこと。

ジャンプしないで足の入れ替えで行います。

テンション張った状態ですので、身体が後ろに持っていかれそうになりますがここは自分の体幹力でこらえます。

連続10回逆突きでした。

面白い練習だと思います。

 

でも下半身がまだまだ出来ていない生徒がやると後ろに転びそうかも、、

成長具合を見ながらメニューに取り込みたいと思います。

新しい練習方法がいっぱいですので、このDVDからはたくさんの学びがあります。

下半身強化は道場の最重要課題ですので参考にしたいと思います。

 

応用でスイッチしての正面蹴り。

これもリズム良く連続10回です。

両手の構えも入れ替えて行ってます。

他にも、スイッチ刻み蹴り・スイッチ裏回し蹴りなんかも。

お手本は、東京オリンピックにも出場した宮原 美穂選手でした。

 

続きまして植草 歩選手がステップのお手本です。

前後にフットワークを繰り返します。

暫く続けたあと、前3歩・後ろ3歩です。

注意するポイントは膝は柔らかく使い足首と腰を上下動させないとのこと。

両構え繰り返してます。

 

左右に3歩ずつ横のフットワークも行なったあと、前足から動かし体を入れ替えます。

一言で表すとジャンプしてスイッチです。

軽くテンション張ってると負荷がかかり適度なアップになりそうです。

 

前後のフットワークに手技を加えます。

6割程度の力でこれを左右両構えでした。

 

さあここからです。

3ステップ前進し突き(蹴り)を加えていきます。

前に出て攻撃でパワーをつけ、

ゴムの反動で下がりながらスピードを養います。この時裏回し蹴りなんかを繰り出していました。

バックステップのスピードを向上させています。

理にかなったスピードのつけ方だと改めて感じました。

 

他のメニューでは3歩横移動しながらの中段逆突き。

横移動しながらの蹴り(刻み蹴り・回し蹴り・裏回し)

最後の3つ目でリズム良く技を出すことが重要です。

 

フットワークの中で足を入れ替え(スイッチ)ながら、瞬時に技を出す練習も紹介されています。

以上が植草 歩選手のお手本でした。

 

 

続きまして香川 政夫師範の説明を基に染谷 香予選手がお手本を見せてくれます。(チューブトレではありません)

相手の上段突きを受けながら中段逆突きを極めるフォームを説明されています。

相手の刻み突きの軌道を逸らして逆突きです。これは良く見かけるんじゃないかな。

 

もうひとつ相手の中段逆突きを押えながら、自分も中段逆突きの極め方も紹介されています。

「下段払い受けしながら」が伝わりやすいかと思います。

 

まだまだあります。

相手の上段突きをスウェイバックしながら中段逆突き。

下がりながら受けて前に踏み込んで突いています。

 

・相手の中段突きを下がりながら中段内受けして逆突き。

・相手の中段蹴りをスウェイバックしながら下段払い受けして逆突き。

 

Iの組手だけではありません。斜めから入るXの組手です。

斜めに下がりながら前手でさばいて(上段受け)逆突きです。

普通にスウェイなんかを紹介されています。

 

少し難しい技ですが、相手の上段突きが来たら前足を斜め後ろに下げ(スイッチ)奥手で上段受けでさばいて返しています。

よっぽど練習してないと、試合中とっさに出せない技だと思います。

直線的な組手ではなく、これも斜めから入る組手です。

応用技としては、相手の中段蹴りを斜めに下段払い受けでさばいてかえし。

 

 

最後はとても高度なテクニック。

相手の突きをカウンター(対の先)で捉えます。

単にタイミングを合わせるのでは無く、斜めに下がりながら刻み突きで合わせています。

また中段逆突きで追撃(ワンツー)しています。

よっぽどの反射神経が無いと出来ないのではないでしょうか、、

 

線をずらすことで相手の突きの軌道から離れています。

見事です。

 

まだおまけがありました。

相手の突きのタイミングに合わせて、前足を半歩後ろに下げ(スイッチ)して上段受けと逆突き。

要するに利き構えとは反対の手で体捌きしながらの高度な技でした。

 

なかなか組手競技ではお目にかかれないかと思いますが、空手道の奥深さを感じずにはいられません。

 

興味深く鑑賞していましたが、同じ内容をチューブを巻いて始めました。

 

 

【補助強化メニュー】

香川 允選手の出番です。

これまでのお腹にチューブを巻くのではなく、手にチューブを握りしめての稽古です。

 

後ろに体重をかけ屈伸し中段突き。

同じ要領で今度は前足をより遠くに踏み込みながら行います。

突く度に少しずつ前進しテンションがかかっている状態です。

 

 

渡邊 大輔選手による屈伸蹴りの紹介です。

後ろ足の足首にチューブを巻き後ろに屈伸し正面蹴りと回し蹴りでした。

 

 

『屈伸からの飛び込み』

真身の状態でその場で屈伸をし、追い突きしながら進んでいきます。(逆突きも)

これは下半身パンパン間違いなしですね。

軸足の張りで追い突きを極めるところもポイントですね。

松濤館らしいダイナミックな形はこうして生み出されるんだと勉強になりました。

下半身の力強さは道場生に今一番強化しないといけない部分。

屈伸 / 正面蹴り

屈伸 / 蹴込み

屈伸 / 回し蹴り

も往復しています。

蹴ったあとふらつかないようにしっかり腰を戻さないといけません。

 

『スピード強化』

①前屈立ちの姿勢を取り(前進しない)手首のチューブを巻き、突きを3本連続で逆突きます。

②前足を半歩前に踏み込み、3本連続の逆突き。

③正面蹴り・蹴込み・回し蹴り

(基立ちの姿勢で蹴った足を元の位置に戻し、素早く3本連続で行っています)

身体のバランスをキープするのがとても難しそうです。

正面蹴りは身体を動かさず、

蹴込みの時は横に向き、

回し蹴りは腰を捻ります。

 

身体の使い方はそれぞれ異なりますが、スピードを上げて連続で行うことで体幹の強化にも繋がるとのこと。

じっと動かない体幹ばかりの中で、ぜひ取り入れてみたいメニューのひとつです。

限られた練習時間の中で、スピード・パワー・体幹とまとめて3つ手に入るとなると試してみたくなりますね!

合理的な練習です。

 

3連続追い突き

一歩前に出る速さ(追い突き)

一歩後ろに下がる速さ(追い突き)

運足の速さをつける方法です。

 

これを蹴りで行うと、

前に出て正面蹴り

下がって、再び前に出て蹴込み

下がって、三度前に出て回し蹴り

 

これでスピードとスタミナを強化しているそうです。

 

前進 & 後退しながら、3連続追い突きなんかも紹介されています。

(蹴り三種も)

 

 

基本稽古の紹介ばかりでしたが、最後の最後で組手のフットワークの中で

刻み突き3連発

逆突き3連発

逆 / 逆3連発

これで締めくくりました。

 

負荷をかけながら前進することで下半身の強さが生まれ、

ゴムに引っ張られる力を利用することでスピード感をつけることも可能です。

 

学びの多いDVDでした。

 

 

【香川 政夫師範インタビュー】

Q:基本の意味とは

A:基本(稽古)というものはよく出来たもので、無駄なものをそぎ落としていくこと。基本を大事にするとは無駄(モーション)を無くすという意味です。

2024-02-25 20:11:00

2024年2月24日 (土)道場稽古90

こんにちは!

 

3連休初日は激さむ。

2日目の今日は気温も高めで稽古日和でした。

 

バンビの生徒たちは、形を覚え始めたので来るべきデビュー戦に向け打つ量を増やしていきます。

2部の生徒は、2週に渡り稽古した形を更に磨くとともに、平行して組手の稽古に時間を割きました。

 

 

-バンビクラス-

0・早練

1・体幹

2・ウォーミングアップ

3・固定式基本

4・形

5・組手

 

-モンキークラス-

6・体幹

7・固定式基本

8・形

9・組手

 

 

バンビクラス

【早練】

一番新しい道場生のAちゃんとMちゃん姉妹。

お姉ちゃんは学年が高いだけあって、のみこみが早い!

上のクラスでやっていくには、道場指導形2つと基本形1つを覚える必要があります。

早練に参加する生徒と四の形を数回合わせ「十二の形」に初挑戦!

10分かからなかったような、、

一瞬で覚えた感じです。

忘れないように、自宅で打ち込んできてね。

この調子で平安二段まで一気に進めますので来週も早練来てね!

 

人懐っこくて愛嬌満点で関西弁がまたキュートなMちゃん。

今日の早練で随分と覚えることが出来たんじゃないかな!

右と左があやふやなところが幼児らしくて可愛いですが、良く頑張ってます。

 

 

【体幹トレーニング】

プランク・サイドプランク・V字プランクで84分経過です。

 

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今日も素晴らしい体幹を披露してくれたK君。

多くの生徒があまりのキツさで、道着を持って足を降ろさないよう歯を食いしばって60秒間耐えているのに、

美しい姿勢で足を掴むことなく涼しい顔でV字プランクです。

写真撮っとけばよかったな。

これを知った生徒達は足を持つ手を離しだしました。

負けず嫌いが出た瞬間でした。

 

 

【ウォーミングアップ】

アップがてら全身運動です。

ジョグ・ダッシュ・ジャンプ・ケンケン・グーパー・仰向けダッシュ・うつ伏せダッシュでした。

プレ期の生徒が多いので、短い時間ですが瞬発系を取り入れています。

 

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60分しか無い稽古の中でラダーだと、待ち時間がもったいなく感じていました。

横一列になって同時にスタート出来るので、こっちの方が効率的!

 

 

【固定式基本】

今日で道場を離れるS君に前に出てもらい、号令をかけてもらいました。

突き・中段横受け・上段揚げ受け・下段払い・左右正面蹴り

基本を丁寧に正確に積み重ねると、形に活きてきます。

 

形が上手くなりたかったら「基本を大切に」です。

 

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S君、大きな声も出ていたし立派にお手本見せてくれていました。

日々の道場稽古で伝えていたこと。

「お話を目を見て聞くこと」

「心を落ち着けて集中すること」

「自分から元気に挨拶すること」

 

これらは空手に限らず、これから先の人生で多いに役立ちます。

道場で学んだことを忘れずに大切にしてくれたら嬉しいな!

 

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【形

とうとう全員で形の稽古が出来る瞬間が訪れました。

K君、自宅で頑張ってきたのでしょう。

先週よりもしっかり打てていたことにビックリ!

入会したての頃はよく泣いてましたが、今ではすっかり凛々しい顔つきです。

出来ることが増えてくると、自信に満ちた表情に変わってきます。

 

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みんな順番覚えたようですし、これからは少しずつ修正していくことが出来ますね!

すごく嬉しいです。

 

 

【組手】

今日は20分組手の時間を取ることが出来ました。

これは生徒一人ひとりの協力があってこそ。

途中挟む小休止も、一口水分補給したら駆け足で整列してくれてるから。

いつの間にか、自分で出来るようになってます。

良い習慣です。

 

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基本に忠実に構え方を指導し、前後にフットワークです。

フットワークは幅を変えずリズミカルに、また足の裏全体で跳ねずに爪先で軽やかにです。

くねくねせず軸の意識も大切です。(お尻振ったらアカン)

 

フットワークの後は、前拳で突く刻み突き!

オレンジ帯の生徒にミットを構えてもらい、ブザーに合わせて実際に技を出してみました。

 

ここで良い動きを見せてくれたのはAちゃん。

さすが学習力が高い。

リーチも長く技に入るタイミングも良いです。

上手くバネを使えれば楽しみな存在です。

 

 

時間配分が上手くハマったバンビ空手でした。

 

 

モンキークラス

【体幹トレーニング】

 

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前回と同じ動きを加えた体幹です。

難易度高いですが、稽古は全て自分に返ってくると思って。

全く持って面白味の無い地獄の時間だと思いますが、どんなスポーツするにしても「体幹力」の有る無しで結果は変わってくると思っています。

ホント体幹力を数値化出来れば、よりやる気を引き出せるのに。

何か良い方法はないかな。

今は形の中でビタっと止まれるようになった感覚を自分で感じてくれれば。

「自転車こぎ」「片足逆突き」「片足飛び」の3つで224分経過しました。

 

自転車こぎは、両足同時がポイントね。

膝の引きつけと伸ばした方の足は踵で蹴ること!

足刀蹴りのキレも磨かれます。

早く生徒達とクルルンファ打ちたいな。

 

 

【固定式基本】

毎週基本稽古は同じことの繰り替えしですが、全く同じでは生徒の応用力が育ちませんので今日は頭の体操でした。

両手を交互に使っていろんな技を出す練習でした。

突き・中段横受け・上段揚げ受け・下段払いをブザーに合わせ繰り出していきます。

意識するポイントは、準備動作を正中線上で取ること。

 

どんどんブザーのスピードを上げていきました。

引き手の意識を高めると手技のスピードが上がるよ。

 

以前これに近い稽古を行っています。

前回は、片手で極める方法を指導するのに、同じ側の手であらゆる技を連続で出していました。

今回のは両手を交互に使いますので難易度は少し下がるかな。

 

手技の次は腰のキレを磨く稽古。

斜め45°方向に基立ちで切り替えし。

腰の締めと軸足の張り

この2つに意識を置くことです。

この辺りはしょっちゅうやってるので、説明もほどほどにスムーズに運びます。

 

3つ目は下半身トレ。

 

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前屈立ち逆突きの姿勢を取り、軸足側にしゃがんでの屈伸逆突き!

これを左右10本ずつかな?

もう少しやったような気もするが。

突いた後も姿勢に拘ろう。

組手以外では、軸足の踵が浮いてはダメ。

重心を深く落として、基立ちとの区別をつける意識ね。

身体の前面ではなく、肩甲骨かた突きを放つ意識も忘れずに。

 

 

【形】

30分弱と短い時間でしたが、形稽古です。

2週に渡り平安二段と五段を多くの時間をかけ稽古してきました。

これからの稽古スタイルは自主練。

如何に自分と向き合い稽古出来るかが問われます。

 

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全体に共通する身体の使い方やコツを予め言葉で意識づけしておき各挙動、教えを受けたことを思い出しながら自分の稽古方法で形を磨く時間です。

グルグル回りながら、それぞれ苦手な部分を直接修正出来るので暫くはこの方法が近道かな。

 

大会の案内もたくさん届いています。

個人的には形も組手も、機会があれば積極的に挑戦してほしいです。

挑戦することで度胸がつきますし、勝つことで自分に自信が芽生えます。

昨年の自分を上回れるよう、質の高い稽古を継続し成長を実感しよう。

比べるのは去年の自分ね。

 

 

【組手】

50分組手の時間を確保出来ました。

この日のテーマは「間合い」と「タイミング」

ひたすらに刻み突き一本でした。

 

せっかくの攻撃です。

副審に取ってもらえる突きじゃないといけません。

旗の上がりやすい突きとは、

1・タイミング

2・長い突き

3・残心

4・気迫

 

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途中生徒の動きを見ながら距離の指摘を。

全員まとめて指導していますが、跳躍力等は一人ひとり当然異なります。

攻撃の間合いに入る練習の中で、遠間・中間・近間を各自で測ってみることに。

最終的な突きのカタチで5㎝手前でドンピシャで極めるには、自分の跳躍力の場合どの位置から仕掛けたら良いのか。

少し頭を使った練習でした。

 

身体にバネがある選手は、それだけ遠間で組手が出来ますのでアドバンテージがあると言えます。

まず自分の距離を知ることから。

 

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※2部練は防具をつけて稽古しますので連絡ください。

2024-02-24 09:18:00

2024年2月23日 (金・祝) 谷派空手道修交会 組手新ルール講習会!

こんにちは!

 

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常盤アリーナ研修室で、修交会主催の組手審判講習会に出席してきました。

既に予定を入れていたので、ギリギリまで参加出来るか怪しかったですが行ってきました。

前回の講習会は「わかれて・つづけて」が導入された時。

その前は「先取」導入時だったかと。

 

まず座学です。

配布された資料を基に変更点の説明をしてくださいました。

ルールブックや、いろんなところで見聞きする情報である程度頭に入ってはいるつもりです。

聞く分には問題無さそうですが、実技となるとどうでしょうかね。

 

少し休憩を挟んんで、後半はジェスチャーの練習です。

 

得点や反則の内容なんかを伝えられ、自分でやめ!をかけジェスチャーです。

一方の選手が旗2本で得点となることには変更ありませんが、旗の内容が分かれた場合、より高得点の技を取ることになります。

副審4名ついてもらいながらひたすら繰り返していました。

疑問点がいくつも出てきましたが、後日メール回答をもらえるとのこと。

みんなでワイワイ言いながら和やかな雰囲気で進みました。

 

9月の修交会大会の前にもう一度勉強会行うようです。

 

自宅で自主練しとかなあきませんね!

 

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