こんにちは!
さて『必勝の空手』シリーズいよいよ最終回です。
4・自由組手の稽古
5・勝利へのレッスン
【自由組手の稽古】
チューブで負荷をかけ動きが軽くなっている状態を確かめるべく、7割程度で試合形式です。
予め攻守を決めて向き合います。
攻め手:染谷選手
守り手:植草選手
守り手は捌いて返すことを心がけ、攻守交替しながら続けます。
これを1セット行ったあと、今度はフリーで動きの確認です。
攻め手:上段・中段・下段と攻撃を分散させ、一辺倒な攻めにならない工夫を心がけます。
守り手:出会い・見切り・捌きを駆使し、攻撃に転じます。
今度は、植草選手から宮原選手に交代します。
小柄な宮原選手は、特に機敏な動きが重要となります。
技を出す瞬間、出したあと、身体が密着する、離れる時のリズムが遅いと身体の大きな選手と試合した時につかまってしまいます。
動きの変化、技の出し方を意識しながら試合運びしないといけないとアドバイスです。
フリーで行う時に注意点は「技が途切れない」
間合い・技の出し方・ステップワークを意識したうえでフリーです。
体格差がある場合、小さな選手は大きな相手をどう動かすか、逆に大きな選手はその動きに惑わされないで「返し」「大胆に攻める」といった具合です。
次に男子です。
攻め手:渡邊選手
守り手:香川選手
攻め手・守り手それぞれ、遠・中・近の間合いをしっかり把握して攻防します。
手技を出したあとの、中段蹴りにもしっかりと反応しないといけません。
蹴られないように、受けて(捌いて)極める。
間合いの補足説明がありました。
遠い間合い:大柄な選手が有利
近い間合い:小柄な選手が有利
大柄な選手ですと、自分の体格を理解し組手を行います。
遠間だとプレッシャーはかけられません。
プレッシャーがかかると相手は固くなって反応が遅れますので、距離を詰めていく必要があります。
プレッシャーを掛けた瞬間にいかに早く入れると大きい選手はさらに有利に試合運びが出来ます。
しかしこれが近くなり過ぎると、小柄な選手の間合いに入ってしまいます。
【勝利へのレッスン】
各選手の得意技の紹介とミニインタビューが収録されています。
宮原選手:裏回し蹴り
相手の刻み突きに合わせて狙うことが多く、直線的に放ちますが膝下を柔らかくして巻き込むようにして蹴ります。
入り方も2種類あり、遠間からは後ろ足を引きつけて入り、近間では後ろ足を下げて入ります。
Q1:稽古で心がけていることは
A2:今まではキツい時でも、要領良く練習していたが直近の大会で負けてしまってからは、このままではいけないと思い「キツい時こそ全力を出す」を心がけています。
Q2:空手の魅力とは
A2:試合の中で、自分から攻めて勝つ組手をすることです。
Q3:攻めて勝つ組手とは
A3:自分から仕掛けてリードしても守りに入らず、2分間自分の組手を貫き通すことです。
Q4:今後の抱負と目標は
A4:2020年東京オリンピックで優勝することが目標ですが、それまでの間地道な努力を重ねて最後笑って終わりたいと思います。
植草選手:中段突き
真半身の状態をキープし、相手の中(前足が重なるくらい)に前足から入り身体を切って深く中段突きに入ります。
後方の審判にも、手の長さと線が見えることを心がけています。
この時に顔から前に入ると相手の突きが先に届き、お尻や足の筋肉で身体を押すことが難しくなるので真半身の状態で入ることを心がけています。
Q5:現在の稽古について
A5:学生時代は、基本を注意されてもどうしても直しきれなく何で出来ないのかも分からなかったが、トレーナーがついたことで身体の使い方・目的を考えて練習出来るようになりました。
今までは体幹の力が抜けてしまったり、腰が引けてしまうことが多かったが下半身の強さを活かした瞬発力のある技を出せるようになりました。
Q6:空手の魅力とは
A6:空手によって礼儀作法を始め様々な面で大きな成長を遂げられました。
競技としましては、形と組手の二つの面白さがあります。
Q7:今後の抱負と目標は
A7:オリンピック金メダルですが、それまでの大会で変化をつけて一つひとつ勝ち続けれれるようにしたいです。
染谷選手:上段逆突き
逆上に入る時、後ろの肩が相手から見えてしまうので、反応されやすい技ですが前拳を相手の正中線上に置きます。
また膝を柔らかく使い上体を最初から開かずにゼロの状態から一気に100に持っていきまたゼロに戻します。
Q8:努力家といわれることについて
A8:私自身ではそう思っていなく、一つひとつのことを全力で行うことを心がけていますし、全てにおいて試合と同じ気持ちで取り組んでいます。
基本稽古は本当にキツいものですが、ここで力を抜き自分に負けたら試合では絶対に相手には勝てないという思いでやっていたり、負けた後であれば、その悔しさを思い出し全力で乗り越えることを心がけています。
実践稽古では、勝った試合・負けた試合を思い出し試合に向けた稽古をしています。
Q9:空手の魅力とは
A9:もともとは空手がどんなことかも知らず、アニメの影響で始めました。
今思う空手の魅力は、自分にしか出来ない空手があること。世界には自分よりも強い人がたくさんいますが、自分の動きに対しその人たちでも対応出来ない動きがあるはずなので、そういう部分がやっていて面白いところです。
Q10:今後の抱負と目標は
A10:東京オリンピックのメダルです。今の自分は考えも甘いし、まだまだ子供だと思いますので更に練習して自分や相手と向き合っていきたい。また人として競技者として成長していき最後に笑って終われるよう一つずつ目標を達成していきたいと思います。
渡邊選手:刻み突き
前足を相手に向けて飛ばすだけではなく、後ろ足のバネを使って大きく踏み込み前足を合わせます。
この時身体から突っ込むと突きが短くなり躍動感のある技が見せられませんので、身体より先に手が相手に到達するイメージを持ちます。
Q11:稽古で心がけていることは
A11:全て全力で手を抜かないことです。体調の悪い日もありますが、そこでも手を抜きません。大会当日に風邪をひいたりとベストコンディションで迎えられない時もありますので、そういう時に動じないように普段の稽古からどんな状況でもしっかり稽古することを心がけています。
Q12:空手の魅力とは
A12:攻め技で相手を倒すことです。いろんなテクニックや戦略があると思いますが、相手が守りに入っていても相手がカウンターを狙っていても、そこを攻撃で突破してポイントを奪取することが空手の魅力だと思います。
Q13:攻めの空手をするには
A13:意識すると100パーセントで技を出せなくなるので、相手のことは意識せずに行ける思ったら一気に技を仕掛けます。
Q14:今後の抱負と目標は
A14:これから海外の大会がありますが、次に控える大会にひとつずつ勝ち結果に繋げていきたいと思います。
香川選手:回し蹴り
自分の場合は、数発牽制の中段回し蹴りを数発見せ上段蹴りを出します。
上段蹴りの際、膝を高く掻い込むと相手にバレてしまうので中段蹴りの軌道から蹴るようにしています。
Q15:空手にとって基本とは
A15:基本を崩したり、ブレてしまうと弱くなると思います。
Q16:稽古で課題としていること
A16:基本の稽古の積み重ねで力はついてきたと思います。
後ろ足が浮かないようにであったり後ろ足の張りを意識せずとも出来るようにすることです。
自分は身長が高いので、腰が高くなりがちですが気づいた時は、数㎝でも落とすことを心がけています。
Q17:空手の魅力とは
A17:やった分だけ結果に表れることです。手を抜いたりサボったりしても結果に表れます。
Q18:今後の抱負と目標は
A18:最終目標は2020年オリンピックですが、トルコプレミアリーグ・アジア空手道選手権で結果を出さないといけません。
香川師範:巻藁突き
楕円形の巻藁を、真っ直ぐに1点を突くことが重要です。
少しでもズレると突きが左右に流れてしまいます。
ただ単に拳を鍛えるというよりも、集中力を持って1点を突くことが目的です。
そうすればムダな力も抜け真っ直ぐに突くことが出来ます。
片手突きから真っ直ぐに突く稽古から入り、慣れてくれば立ち方を固定し引き手を取りながらの突きに移ります。
上級編としては、目を瞑って突くとより集中力が必要となります。
Q19:空手に臨む姿勢について
A19:人生でも何でもそうですが、人間は前を向いてしか歩けません。攻めにしろ防御にしろ一歩前に踏み込むことが大事です。
一歩前に出ることは基本であり、一番初めに学ぶことです。ここがきちっと出来ていないと一手後れを取ることに繋がります。
一歩の踏み出し(基本)が出来ていないと後手にまわり後悔してしまいます。
自分の力を出し切ったうえでの負けは後悔が残らず次に繋がります。
自分の力が80なら80を出し切れば良い。
70なら70を出し切れば良い。
100を出す必要はありません。100は無いのだから。
70を出し切ることで80になり90にもなります。
自分の力を出し切ることが大切であり、帝京大学空手道部の部訓「真向勝負」が生まれました。
迷いが出た時でもブレずに、自分のやってきたことを全てを出し切ることです。
Q20:自分にとって空手とは
A20:空手しかやってこなかったから空手しか経験がありませんが、空手が人生でありこれから先もこの気持ちでやっていきます。
空手を通じていろんな人との出会いがあり、いろんな国にも行かせてもらいました。
素晴らしい弟子たちとの出会いなど空手を通じて得られました。
これからもこの人生を全うしていきたい。
空手とは人生そのものです。
チューブトレは、足腰を重点的に鍛える意味でもとても有効な伝統的な稽古方法だと思います。
チューブに負けない体幹力
チューブによって得られる初速スピード
足腰の強化を図ることで得られる爆発力
注意しないといけない点は、自分の身体以上に負荷をかけすぎると逆効果ですね。
突きの稽古をしても負荷が高すぎると、反動を使って突いてしまい結果身体が開いてしまいます。
変な癖がつくと試合中相手にバレてしまうので元も子もありません。
何でもやりすぎは良くなくて "今の筋力” に応じた負荷で稽古して効果を出したいですね。
とても参考になるお勧めのDVDです。
こんにちは!
早いもので30回目の夜練。
始めた頃は手探り状態だったし、いつもの道場稽古とは異なり空手を楽しむような場所にしようと考えていました。
寒い冬の夜は、身体が温もるまで保護者の方にも混ざってもらいボール遊びでアップしたり、なによりアーナンやクルルンファ等の自由形や指定形なんかも練習していましたし、参加の連絡とともに稽古内容の希望なんかも伺っていました。
ここ最近では事前にメニューを告知し進めています。
完全なる肌感覚ですが参加する生徒達はどちらかというと形が好きな感じかな。
形を変えなくて良い北区大会までは、後悔を残さないよう基本形をとことん打ち込み磨きをかけたいと思います。
試行錯誤していた夜練の進め方が、だんだん定まってきた感じです。
形ばっかりでいく。
1・体幹
2・ルーティーントレ
3・形
【体幹トレーニング】
片足逆突きを1分3セット行いました。
3人の生徒が体幹ストリームを1分ずつ使い軸の強化を図りました。
これで90分経過。
ある生徒には、そのまま体幹ストリームをお持ち帰りいただきました。
家練で1週間使ってもらい軸の強化をすることに。
メニューは今日いくつか教えた内容もしくはYou Tubeで体幹ストリームと検索すればたくさんメニューが出てきます。
交代で使えたら良いですね。
【ルーティーントレーニング】
つい一緒にしてしまう拳立て。
いじわるしてゆっくり10秒数えてます。
今日の形練のメインテーマだった「腰のキレ」に繋がるお尻歩き。
手技と下半身の瞬発力アップに繋がるトレーニングも継続的に頑張っています。
ポイントは、その瞬間息を吐くことね。
【形】
北区大会、平安二段と五段で挑む生徒がいることからまず全体で平安二段を。
要点を挙動毎に分けての稽古です。
内容は割愛しますが、ひとつの挙動を人数分観ていきましたので二段だけでも相当時間がかかりました。
始めに稽古の進め方を説明しました。
「全体で挙動ごとの要点を説明を聞き実践したあと、その部分を意識した上で自主練の時間を取る」
なので、説明の時間集中出来ていないと自主練出来ないことになります。
結果、素晴らしい集中力でした。
しっかり説明を聞き、部分練習に真剣に励んでくれていました。
いつもと特に変わりはありませんが最後の見せ所、四股立ちのキレの上げ方。
これをお伝えしました。
二段では特にここを伝えたかった。
北区二段組とはここでお別れ。
ひたすら自主練タイム突入です。
そこらじゅうで、本番さながらの超デカい形名のコールが聞こえてきました。
このあと北区五段組の3人と同様の進め方でした。
五段、今日はいくつかテーマを持ってきました。
1・軸の安定性
2・次の軸に乗る
3・腰のキレ
4・技の強さ
形を全部打ち切るつもりでいましたが何度も挙動を繰り返したり、納得いくまで深堀りした事もあり出来たのは3番まででした。
何とか前半パートまでは終わったって感じです。
・一瞬沈みながら
・次の軸に乗りながら
・立ち方に無い立ち方を取り
・外側の腰を切る
これを可能な限り「コンパクト」且つ「スピーディ」に極めます。
肘支え受け → 開手交差受けまでの挙動を相当練習を重ねました。
ポイントは次の軸に乗ること。
さらに時間をかけた挙動は、
右追い突き → 四股立ち / 下段払い
ここでのスピードの上げ方と軸の安定性
ポイントは手足の使い方。
今日は考えに考えた練習方法でトライ。
まず、どう動くのか。
なんで、そうやって動かなアカンのか。
理屈を説明します。
次に誤った動き方をすれば、どうなるか説明します。
ここまでかみ砕くと概ね理解を得られます。
今日は更にもうひとひねり。
物理的に正解の周り方しか出来ない環境下で練習することに。
するとどうでしょうか。
フルスピードで回転しても力感溢れる四股立ちに生まれ変わりました。(いやマジで)
指導していて心から楽しい(嬉しい)と思える瞬間です。
今日はここでタイムアップ。
後半パートにも指導したい見せ所が数か所あります。
1・スピードの見せ所(四股立ち → 基立ち)
2・パワーの見せ所(交差立ち)
3・腰のキレの見せ所(後屈立ち)
それにしても今日のやる気素晴らしかった。
しっかり伝わったよ。
また頑張ろう!
いつもありがとうございます!
組手競技に必要なスキルとして瞬発力と反射神経が挙げられます。
これまで道場ではSAQトレーニングやコーディネーショントレーニングを中心に取り入れてきましたがプライオ系は勉強してきませんでした。
今の生徒たちに必要な能力、一瞬で間合いを詰める瞬発力が欲しいと感じていていろいろと調べこのDVDにたどり着きました。
プライオメトリクスとは、筋力を爆発的瞬発力に結びつけるエクササイズです。
どんなスポーツでも、体軸の強さ・瞬発力・反射神経は共通して必要なスキルと言えるはず。
しっかり勉強して、生徒達の運動神経を底上げしてあげたいと思います。
このDVDでは40分ちょいの収録時間の中で、軽い強度から中程度、強い強度と順にストレッチからエクササイズと紹介されています。
ほとんどの運動は腰と足から始まり、身体の中心そして肩・胸へと続きます。
プライオ系トレもこのパワーチェインと呼ばれるこの運動の原理に従い、
1・下半身
2・体 幹
3・上半身
に分かれます。
下半身・体幹・上半身のドリルが軽・中・強の3段階に分けて紹介されています。
本日は軽強度の基礎的ドリルの紹介です。
1・ポゴ(下半身)
左右の肩を後ろに引いた姿勢を取り、身体全体を真っ直ぐに伸ばし膝の曲げ伸ばしを控え足首だけでその場でジャンプします。
つま先を上に上げた状態で足首だけで真上に飛ぶのがポイント。
この姿勢によりバネのある踏切を行えるようになります。
2・スクワットジャンプ(下半身)
足と腰のパワーを増進させるスクワットジャンプ。
1回ごとに最高の高さを目指すことが重要なポイントです。
肩幅程度に足を開き、両手を頭の後ろに組み合わせます。
ハーフスクワットの姿勢までしゃがみ出来るだけ高く瞬発的に飛び上がります。
股関節・膝関節・足関節を素早く伸ばします。
3・ボックスジャンプ(下半身)
自分の腕の長さから離れて開始します。
最初は腕を後ろに構えたハーフスクワットからのジャンプです。
カウンタームーブメントジャンプは直立姿勢から一旦沈み込みハーフスクワットから素早くジャンプする方法。
他にもヨーイドンの姿勢から始めるジャンプなんかも。
前膝を曲げ体重をかけ、後方の足を素早く引きつけてジャンプしています。
最後は横方向へステップして踏み切るジャンプです。
まず踏切位置から1歩真横に立ちます。
外側の足で地面を強く蹴り、内側の足に揃え踏切位置にジャンプ移動します。
そこから間髪入れずボックスジャンプ。
ボックスジャンプを飛ぶ時のフォームは、いずれの姿勢も股関節と膝を素早く伸ばし腕のブロッキングを使って地面を強く蹴ります。
そして膝をそっと曲げ、ボックス上に静かに着地します。
今一番ほしいアイテム。
保管場所の確保が出来たら是非道場に導入したいです。
4・プランシング(下半身)
バウンディングの導入段階のエクササイズで、両足のジャンプで身体を水平方向に移動させます。
両足同時に踏切、両足同時に着地しています。
腰を前に押し出し、後ろにあった足を前へ押し出す感じでジャンプします。
スキップしてる感じかな。
ただ足首はつま先を上げた状態を維持します。
5・ギャロッピング(下半身)
言葉に表すのが難しい、、
足を前後に開いた姿勢からスタートします。
足首を固定したまま後ろの足で着地し、前足で地面を押し出すようなバネのあるジャンプをしています。
前足でリードし後ろ足を引きつけるイメージです。
後方の足が前に寄せた瞬間に前足を大きく前方に踏み込んでいます。
後方の足の膝と足首の強く素早い伸びにより遠くへ身体を放り出すように行います。
前方の足は軽く回転するような感じで後方の足を補助しています。
ケガした足をジャンプしながら引きずっている感じです。
6・ファーストスキッピング(下半身)
足の素早い大きな動きを養成します。
スプリントやジャンプの力を強化し爆発的な瞬発力を向上させるエクササイズです。
片足を前に出しリラックスした姿勢でスタートします。
滞空時間が短くなるよう、地面すれすれにスキップすることがポイントです。
また運足は、右・右・左・左の連続動作です。
前方の足のつま先は常に引き上げ踵をしっかりとお尻に引きつけます。
太腿を最大限に伸ばし、引き上げる動きを心がけます。
7・ホップ前進(下半身)
止まった姿勢からハードルをジャンプするドリル。
足と股関節回りのパワーとスピードを高めます。
先に述べたカウンタームーブメントジャンプを等間隔に並べたハードルで行っています。
垂直に高く飛べるように腰と足を伸ばしてジャンプし、つま先と膝を抱え込み踵を上に引きつけます。
着地したら素早く踏み切って飛び同じ動きを連続で行います。
ジャンプの高さと距離の追求はもちろんですが、そのために素早い動きを行うことが重要です。
8・メディシンボールオーバー・アンド・アンダー(体幹)
両足を肩幅に広げペア相手と背中合わせに立ちます。
頭上でメディシンボールをパス、ボールを受け取ったら股下からまた相手にパスします。
軸の強化と体幹を鍛えています。
田中家には2㌔のメディシンボールがひとつあります。
9・メディシンボールツイスト(体幹)
ペア相手と背中合わせで立ちます。
今度は腰を左右に切り替えしながらボールをパス。
このエクササイズでは身体をしなやかに動かすことが大切ですが、足はしっかりと地面につけておきます。
身体を半回転して受け渡ししますので腰がくびれそうです。
8、9はペア相手が居なくても自宅の壁にタッチすることで可能ですね。
10・メディシンボールショベル・トス(体幹)
爆発的に飛び出す力を高めるドリルです。
膝立ちの姿勢でボールを床につけ、胸を張り腰は高く後方に引いておき肩はボールより前です。
身体全体ですくい上げる、または放るように投げます。
スロー後は腕立て伏せの姿勢で身体を支えます。
ポイントは股関節を完全に伸ばすとのこと。
自宅ではとても出来ないエクササイズです。
11・メディシンボールチェスト・パス(上半身)
上半身を強化しバスケ・レスリング・アメフトに効果的なようです。
ペア相手と向かい合い膝立ちの状態となり、互いに胸めがけてパスしあっています。
キャッチする時は肘を曲げてボールの勢いを吸収することがポイントです。
腕が完全に曲がる前にペア相手に押し返すことが最も重要なポイントです。
12・メディシンボールオーバーヘッド・スロー(上半身)
野球・ソフトボール・アメフト・やり投げ等に有効です。
仰向けに寝転がり両膝を立て足裏を地面にくっつけ片手にボールを持ち出来るだけ肘を曲げず腹筋の力でクランチの姿勢程度に起き上がり肩関節からスローイングしています。
両手で投げる場面もあり、サッカーのスローインみたいなのも紹介されています。
ボールを投げる動作と胸を突き出す動作により投げたあとは上体が起きています。
基礎的な内容でこれだけのことが紹介されていました。
ジャンプ系はすぐにでも取り入れることが出来そうですね。
脳神経からの伝達速度を高め、素早く身体を動かせるようにならないと組手では話になりません。
神経系はゴールデンエイジ期にある今もっとも重要なトレーニングと言えるのではないでしょうか。
1・イメージ通りに動ける(止める)身体作り「瞬発力や体幹力」
2・正しい基礎の習得「基本的な技の部分」
3・キレや極めの付加価値「上半身と下半身の使い分け等のテクニック面」
勉強すればするほど必要なことが見えて来て、2時間では足りなくなってきました。
こんにちは!
ちょい早い気がしますが、こんだけ暑いとクーラーつけた方が良いかも知れません。
帰ったら頭がクラクラしてて今も気持ちが悪い、、
バンビクラス
00・早練
01・ラダー
02・体幹
03・固定式基本
04・形
モンキークラス
05・ルーティーントレーニング
06・体幹トレーニング
07・固定式基本
08・形
09・組手
10・居残り稽古
-バンビクラス-
【早練】
ラダーにフラットマーカーを乗せて生徒をお出迎え。
一度身体が覚えたらスイスイ出来ますね!
やればやるほど動きが滑らかになってきます。
なんならトップスピードで駆け抜ける生徒も。
諦めず続けていると先週より動きの正確性が増してきた生徒もいてます。
あともう一息!
【ラダートレーニング】
引き続き全員でラダーです。
まず今やってるシャッフル(中・中・外)
これが出来るようになったら、もうひとつリズム系追加したいと思います。
2イン2アウト(中・中・外・外)ね。
正面から駆け抜けるパターンと横向き(ラテラル)になるパターンもあるよ。
ラダーを取り入れる理由ですが、脳からの指令をすばやく筋肉に伝え動きのスピードを上げることが目的です。
まずは正確に。
身体が覚えたら次は足元を見ず(顔を下げず)行います。
足運びとともに周辺視野も広げていこう。
【体幹トレーニング】
バンビも今日で2時間(120分)経過しました。
それにしても凄いな。
こんなに体幹続けてる道場無いと思います。
しっかり自分の身体を支えられるようになったら形で活きてくる。
どんな体勢でも腹圧で支えられるようになろう!
サイドプランク・バックフルアップ・プランクでした。
【固定式基本】
バンビクラスでは基本的な技を学びます。
ただこの基本を怠ると、この先の伸びしろに悪影響を及ぼします。
一度悪い癖がつくと厄介ですので、集中して頑張って。
どの技にも共通すること。
それは1本の軸を真っ直ぐに保つこと。
道場では『焼き鳥の串』と表現していますが、重心がどちらか一方に偏ってはいけません。
バランス良く立つことが大前提ね。
突き・中段横受け・上段揚げ受け・下段払い
このあたりは何度も繰り返してきましたので、みんなついてこれるようになりました。
蹴りがなかなか難しく、蹴る前・蹴った後のカタチがまだまだです。
今日は2種類の方法でアプローチしてみました。
平行立ちから胸の高さに手の平を置き膝タッチ。
抱え込みの意識をつけるため、ここ最近やってます。
これに加え今日は横一列に並び片手を添えバランスを保ちます。
バランスを保ったまま、正面蹴りの挙動を4分割して指導。
フラフラしない分指導もスムーズに。
抱え足と引き足の意識付けに大いに役立ちました。
【形】
先週から、あの手この手で手探り状態ですが、今日手応えを感じました。
手と足の動作をいっぺんに教えるからややこしいのかな。
まず今日は、腰に手をあて運足の練習から入りました。
これで四の形の順番を頭にインプットし、覚えてるうちに手の動作を加えました。
先週よりグッと習得したんじゃないかな。
今度は、私が背後に回り生徒の手を握り操作することで更に理解出来たのではと思います。
まず順番を覚え、引き手を強く取るコツがこの方法で分かったと思います。
前足を後ろでバッテン作ると同時に、両手も胸の前でバッテンです。
幼児に言葉で指導しても分かるはずがありませんので、後ろから手を握って教える方法が感覚が掴めるのかなと思いました。
ええ感じです。
さて本日の稽古の中で新1年生のMちゃん。
楽しみな存在になってきました。
キラリと光る瞬発力と極め。
秘めたものを感じます。
まだまだ基本の中で悪い癖が3つありますが上のクラスで鍛えたいと思います。
(つづく)
-モンキークラス-
【ルーティーントレーニング】
今日も拳立て・お尻歩き・手離し腕立て・膝立ちジャンプです。
導入の意図は伝えています。
何の為?
これ頑張ればどこに活きるの?
真の意味で腹落ちした時に、この後行う基本稽古での取り組み方や意識が変わってくると思います。
その変化を楽しみに待っています。
今日なかなかできなかった膝立ちジャンプが飛べるようになった生徒が2名居てました。
出来なかったことが出来るようになると、こっちまで嬉しい気持ちになります。
【体幹トレーニング】
今日は動きを加えた体幹トレでした。
片足逆突きを左右の足で。
もうひとつ片足ジャンプ。
これで260分経過しました。
片足ジャンプはどんどん距離を伸ばしていってほしい。
着地した瞬間、壁を作る意識ね。
棒立ちで飛ぶんじゃなく少し膝を緩めて飛ぶよ。
溜めを作って爆発させよう。
【固定式基本】
意識高く稽古出来ていたかな。
短い本数を集中して行う方が、ゆり生にはあっているのでしょう。
これから暑くなると集中力が途切れがちになってくるので、どの程度の強度でやれば効果が上がるか見極めていかないといけませんね。
そんな中、下半身トレを行いました。
前屈立ちとなり上段突きと中段突き。
しんどくなった時、膝を緩めてしまうかはあなた達次第。
しんどい(ツラい)時ほど頑張ってほしいです。
しんどい稽古を乗り越えてこそ見えてくる景色があると思ってます。
”人と競うより自分に負けない”
これは日頃私が伝えていることですが、ライバルの存在も確かに必要です。
自分がゆっくりしてる間、あの子は稽古してるんやろな。
おっと!オレ休んでる場合ちゃうで!
負けたくない想いが強いほど、人は困難な道を選択すると思います。
その意味でも早くライバルを見つけてくれたらと思います。
道場の中でも大会で当たる同学年でも何でも構いません。
負けたくないと思える存在を見つけてくれたら、意識が変わるきっかけになるんだと思います。
いつもとなんら変わらない固定式基本の中で、突き方の説明(指導)の方法を変えてみました。
ここでは内容は触れませんが今までと比べよりイメージしやすかったかな。
ホントに指導って難しい。
どうやって理解させるかは指導者の腕ひとつ。
決して簡単ではありませんが、生徒のパフォーマンスが上がった瞬間に立ち会えると心から嬉しい気持ちになります。
おっと!
写真撮り忘れてる!
【形】
全体で自主練出来るくらいにまで意識を高めさせる必要がある。
それが出来るのはまだ一部の生徒だけ。
それでも少しずつ増えてきた。
そんな生徒にかける熱量が異なるのはしょうがないことと言える。
【組手】
残り20分ちょいを課題のひとつ、深く潜る中段突きでした。
ペア相手に顔の高さに腕を差し出してもらい、そこを2ステップで潜ります。
フォームに拘った突き方と残心も同時に意識するポイント。
汚い(姿勢が悪い)フォームだとタイミングが良くても旗が上がりにくいので注意を払います。
また突いた後に溜めに戻しておかないと、次の攻撃に一手遅れてしまいます。
まだまだ稽古前に目的と注意ポイントの説明が必要な段階ですが、以前より上達は伺えます。
次回は、相手の動き出しの瞬間を前で反応する練習を行います。
反射神経というか察知能力が必要となります。
組手は神経系の向上と瞬発力が大きくものを言います。
脳からの指令を筋肉に素早く伝達する能力。
組手が伸びる条件、これに尽きると思います。
それにバネが加われば、組手がグッと伸びるんだと思います。
【居残り稽古】
残ってくれる生徒が居ることはホントに嬉しいことです。
3名の生徒と引き続き基本的な技の打ち込みを行いました。
内容は刻み突き、中段突き、逆上、ワンツー。
それに引き込んでの裏回し蹴りでした。
中段突きでは上体を深く落とすのに効果的なストレッチを。
裏回し蹴りでは、裏腿を伸ばすストレッチを2種類説明しました。
(月井 新先生の競技の達人や、松久ストレッチDVDの内容から取り入れていますが凄く参考になります)
前回の神戸市大会での敗因。
ワンツーを何度も中段でカウンターを取られていましたので、”ワンとツーの間を短く”
この練習を繰り返しています。
次回もうひとつの敗因、入り方の工夫を練習していきます。
なんとしてもリベンジしたい。
こんにちは!
大阪の実家に帰る前にふらっと立ち寄った東海堂 難波店。
生徒の数も増えてきているしキックミットをもう少し増やそうかと検討していましたが、このパンチングミットに決めました。
ディスクサイズなのでかなりコンパクトです。
手のひら大くらいかな。
小さいと持ち運びが楽ですので、大会に持参し、打ち込みなんかにも最適です。
使いごこちの方ですが面がかなり固く、拳を固めて打たないと手首が負けてしまうんじゃないかな。
拳立てでしっかり拳の強化が必要かも。
また的が小さく設計されているので、コントロールが自然と磨けます。
ボクシングのミット打ちで見かけるアレと同じです。
小型軽量タイプのミットですので持ち運びも楽ですし良いですね。
いっぱい練習したいと思います。