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2024-08-13 09:15:00

劉衛流 KARATEセミナー 世界王者たちの「形 ・ 極意」 1/4

こんにちは!

 

かなり久々の形DVDじゃないでしょうか。

組手DVDばかりが続いていましたが、このDVD実は昨年買ったもの。(2年寝かせてるのもある)

封も切らず丸1年寝かせてました。

理由は組手の勉強がもっとしたかったから。

でもこの夏季休暇は組手ばかりが続いていて、当ブログにお越しくださる方が飽きてしまうんじゃないかと思い考えが変わりました。

3時間近くのボリュームですので4回に分けてご紹介いたします。

 

劉衛流セミナー.jpeg

 

 

 

01・挨拶 講師紹介

02・劉衛流の歴史

03・準備運動・基本

04・劉衛流の特徴

 

 

挨拶 講師紹介

劉衛流龍鳳会会長:佐久本 嗣男

2014,2016WKF男子形 2016WKF男子団体形:喜友名 諒

2004,2008WKF女子団体形:清水 由佳

2004,2008WKF女子団体形:豊見城 あずさ

2016WKF男子団体形:金城 新

2016WKF男子団体形:上村 拓也

 

講師陣は世界大会王者、錚々たる顔ぶれです。

 

 

劉衛流の歴史

劉衛流は始祖 劉龍公

2代 仲井間 憲里

3代 仲井間 憲忠

4代 仲井間 憲孝

5代 仲井間 憲児

道統5世 佐久本 嗣男

と受け継がれ4代の仲井間 拳孝先生の下を訪れ、門外不出だった仲井間家に伝わる劉衛流の門戸を開き弟子であった佐久本先生が受け継がれました。

遺訓にあった「一子相伝し、みだりに発動すべからず」の教えを代々頑なに守ってきましたが4代 憲孝先生は、もはや一子相伝など時代逆行と思考してか門戸開放に至りました。

 

 

長い間、門外不出・一子相伝として継ぎ守ってきた劉衛流の技が有難いことにセミナーDVDで学べます。

 

 

準備運動・基本

座学はここまで。

いよいよ稽古開始かと思いきや、なんと声を出す練習からです。

「私は練習中、元気の無い小さな声とかは好きではありません

元気良く大きな声を出すことから始めよう。

準備運動はアジリティでした。

その場バタバタから、佐久本先生が上下左右に腕を振り素早く向きを変えるアレ。

アジリティの後そのままダッシュでした。

バタバタ中はずっと大きな声、方向転換では気合いの声です。

お手本を講師陣が見せ、セミナー参加者があとに続きます。

DVDには岩本 衣美里選手、國米さくら選手の姿も。

 

アジリティを終え、

ジョグからスキップ、

30歩小刻み前進からジョグ、

ラテラル、

腿上げダッシュ

でした。

 

次、移動基本に入ります。

基立ち / 追い突き

基立ち / 正面蹴り + 追い突き

基立ち / 逆突き

 

佐久本先生の声のデカさ、声の張り

張り詰めた空気の中、かなりの緊張感です。

 

続き、前屈立ち・四股立ち・猫足立ちの移動基本です。

立ち方が極まる瞬間、両掌底で自分の腰回りを叩きます。

グッと前に突っ張る感じで押し込んでいるのかな?

立ち方に極めを加える印象を受けます。

なぜか?佐久本先生は指導の最中に英語を挟みます。

頭が上下動してはいけないとか、そんな風に聞こえます。

 

四股立ちでは1歩進むごとに、両腿の内側と腰をポンっポンっと2回刺激を入れています。

開け!極め!こんな意味でしょうか??

 

猫足立ちの移動。これは初めて知りました。

左(右)猫足立ちとなり、ずっと同じ足で移動です。

通常左右の足を入れ替え前進しますがそうじゃありませんでした。

 

この時の注意点は、上足底で立つ前足は踵から移動します。

粘っこく移動しますが、尺取虫のように動いてはダメ。

また鼠径部を両手でチョップしながら入れています。

 

 

佐久本先生が大きな声で「全ては基本にあるよ!」

 

 

劉衛流の特徴

佐久本先生の説明を基に立ち方の勉強です。

 

「劉衛流は立ち方が他流派と少し違います」

踵から爪先までの長さを『一足長』と呼びこれが基本となります。

立ち方の向きは正面を向かず、蓮に構えます。

(両足ともに斜め前を向いてます)

ここから鼠径部を締めて正面に身体を向けます。

三角形(トライアングル)を作り金的を守っているそうです。

確かに前足つけ根にチカラが入りやすい気がしますね。

前進する時は、身体は斜めに振らずそのまま前に入る。

 

前膝はくるぶしに対し垂直ではなく、親指のつけ根に対してです。

歩幅は前後左右どこに動いても変わらない。

これを身体が覚えるまでひたすら練習すること。

 

 

これまで道場で指導してきた基立ち。

基立ちの深さが全く同じでした。

力が乗りやすいとされている立ち方ですね。

 

私も機会があれば一度で良いから沖縄で佐久本先生のセミナーを受講してみたいものです。

守礼堂もありますしね。