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2024年10月19日 (土)道場稽古122
こんにちは!
本日は朝から生憎の雨。
大きな荷物を抱えて急いで道場に向かいましたが、大事なミットが雨に濡れて拭き掃除でした。
-バンビクラス-
1・ラダートレーニング
2・体幹トレ
3・固定式基本
4・形
-モンキークラス-
5・ルーティーントレ
6・体幹トレ
7・固定式基本
8・形
9・組手
バンビクラス
【ラダートレーニング】
久々のラダーでした。
ちょい複雑な動きのシャッフル。
これ教えたくてフラットマーカー持ってきました。
フラットマーカーは小さい子に複雑な動き教えるのに持ってこい。
シャッフル一択で一人5,6本やったっかな。
動きが滑らかになった子もいてますし、どんどんスピードを加速させてほしいな。
【体幹トレーニング】
サイドプランク、V字プランク、プランクで180分経過しました。
バンビ生たちも、とうとう大台3時間到達!
早いものでクラス分けが始まって60回目の稽古日だったと今、気づきました。
これほどのスピード感で生徒が集まってくれるとは思ってもいませんでした。
【固定式基本】
いつも立ち方からスタートしますが、1年生K君が元気!
私に変わって立ち方の号令をかけてくれました。
ちょっとしたことですが、人前に立って号令かける経験を積んでいってくれたら良いな。
自信もつけていってあげたい。
突き、受け、蹴りは、空手の基礎中の基礎ですので繰り返し何度も説明して正しい理解を促します。
いずれ審査も受けていくだろうし、基本に忠実にです。
・手首曲げない
・脇を開かない
・お腹よりもひっこめる
・親指をしっかり締める
・正中線を突く
・肩の高さ
・おでこから拳3つ分
・引き手を強く取る
毎週同じことの繰り返し。
四股立ち突きも加えて下半身トレ!
まだまだ生まれたばかりの小鹿のようにプルプルしてますが、空手に必要な筋肉は稽古の中でつけていきます。
【形】
バンビは稽古時間が60分と短く、形の時間がそれほど多く取れません。
そんな状況でも少しでも上達させるにはどうすれば良いか?
効率を上げるには何が必要か?
どう指導すれば生徒に伝わるか?
いろいろ自問自答する中で、久々のフラットマーカー投入です。
やっぱり幼児は言葉での説明より視覚にうったえかけた方が伝わるのが速い。
四の形を中心に形練してますが、どうしても肩幅を保つのが難しい。
今日はフラットマーカーを次の足の位置に配置することで、どの程度足を広げれば良いのかイメージが伝わったように感じます。
ぺったんこだし踏んでもケガしないし、ラダーや形練の練習の成果が劇的に上がります。
これはお勧め。
我ながらナイスアイデアだと思います。
小さな子供たちでも、身体で覚える事が出来たらこっちのもの。
後は自主練出来ると思います。
これを教えるのがどれだけ大変だったか、、
肩幅をキープ出来るようになると、ふらつきが大幅に改善されますのでしっかりとした形が打てるようになります。
暫くはこの作戦で全員のレベルを上げていこうと思います。
バンビ形練手応えを掴みましたよ!
(つづく)
モンキークラス
【ウォーミングアップ】
個人的感想ですが、愚直に腰切りやお尻歩きを続けてきた効果でしょうか、形の中で小さく速く腰を切ることが出来る生徒が増えてきた印象です。
動きにキレが出てきたかな。
腰のキレや軸移動、スピードを重要視しています。
お尻歩きや腰切りで腰のキレを磨き、
欠かさず行う3分間の体幹トレでブレない軸を強化し、
手技や下半身の瞬発力トレでスピードを上げ、
拳立てでキレイな握りと当たり負けしない強い拳作りを行っています。
後は更なる軸の強化やバランス感覚を体幹ストリームで鍛えたいところですが、ひとつしか無いのでそこが課題かな。
【体幹トレーニング】
レッグレイズ・足刀蹴り・プランクで321分経過しました。
来週の青空教室で足刀蹴りの成果をクルルンファで発揮してもらおう!
写真のレッグレイズ。
3秒かけてつま先をピンと天井に向け、3秒かけて足を降ろしますが床スレスレでキープ。
これ大人がやってもキツいメニューですが、ちゃんとやり切ってしまう生徒たち。
腹筋カチカチちゃうかな?
凄いですよ。
【固定式基本】
最近のテーマの「強い突き」
重心を乗せる位置ひとつ間違えば、押されたら簡単にバランス崩してしまうペラい突きになってしまいます。
強く放つには脱力は必須。
肘から飛ばすイメージで突き、引き手も肘を引き込むイメージを持ちます。
腕のつけ根は肩甲骨。
宇佐美先生のセミナーDVDでのアドバイスですが、リラックス出来ていない状態で突きを出しても、身体の前面で技が出てしまいどこか詰まったような印象になります。
意識するのは肩甲骨。
身体の後ろ側(身体全体)を使って大きな技を出すことを心がけます。
そんな意識の中、全力の突きを30本だったでしょうか。
なかなかの緊張感を保ってます。
今日は形競技で審判が意識されていることを伝えました。
それは流派の特徴を捉えていること。
技のみならず立ち方もね。
松涛館流ならドン!と鳴らすような力強い技・ダイナミックに技を出し、
剛柔流なら丸みを帯びた円運動、
和道流ならムダなく動きますし、
糸東流は直線的(最短距離)で技を出し、中段横受けや手刀受けは肩の高さです。
そのあたりを意識づけしながらの受けや蹴りの基本稽古でした。
当然四股立ちも「糸東流」の四股立ちを道場で指導しています。
毎回呪文のように唱えてるのでちゃんと覚えてくれているはず。
形が好きな生徒はこの基本の時間を大切にしてほしいと思います。
基本あっての形ですので。
【形】
さすがに体育館と比べスペースがありませんので、帯ごとに分けての形練でした。
11月の大会に初挑戦するバンビ生も居てますので、全員で四の形・十二の形。
まだ幼稚園児ですがルーティーン・体幹・基本・形と一緒になって頑張ってます。
これには正直驚いた。
ここまでついてこれるとは思ってませんでしたので。
歯を食いしばってついて来てくれるし、何とか勝たせてあげたい。
道場指導形である四の形と十二の形で、運足・技の一致性を確認します。
当然色帯生に求めることはスピード感と腰の締めも加わります。
全体で2本ずつ合わせました。
さてここから、白・オレンジの時間です。
四の形・十二の形・平安二段を15分間でした。
ひと挙動ずつ、細かく指導を挟みながら注文をつけ加えていきました。
腰の使い方は意識ひとつ。
やっぱり大会を観ていても低学年でも上手な選手は腰が締まっていますし、技の一致性も高い。
腰がつかえていないと、どこか物足りない印象になってしまいますので一人ひとりが意識してほしいところでもあります。
形の時間の前にやってきたこと。
ルーティーンであったり体幹・基本でいつも私が言ってることを繋ぎ合わせるだけ。
準備の時間の速さであったり、ふらつかずに向きを変える方法だったり、転身のスピードを上げる方法だったり、四股立ちの極めの強さを上げる方法なんかです。
これら一つひとつをまずは意識して取り入れること。
繰り返しその意識で稽古を重ねるうちに無意識で出来るようになるはず。
そうなれば大会で結果が残せるようになってくるんじゃないかな。
今度は、青・緑帯のグループで平安二段・平安五段・バッサイ大でした。
これもひと挙動ずつ注意点やコツを挟みながらでした。
青・緑帯になると指定形に入ります。
全体練習についていけるよう、自主練を行い努力するようお願いします。
やっぱり形を覚えていないと始まらないので、なるべく稽古は休まずに来ることと、自主練して順番は覚えておいてください。
指定形は唯一無二。
どこで教わっても誰が教えても、指定形のバッサイ大はひとつしかありません。
流れは覚える事が出来ている生徒でも、細かいところで間違いがたくさん見受けられます。
今後はそのあたりを修正していくためにも、順番だけは覚えてね。
【組手】
本日のテーマは "反応”
組手競技に必要なのはズバリ反応です。
相手のモーションに反応出来ないと勝負になりません。
反応で必要なことは2つあって、
・相手の動き出しに反応して前で合わせる
・相手の動き出しに合わせバックステップで距離をキープする
このどちらかで対応しないといけません。
どっちも出来ないと、その場で居ついてしまい技を極められてしまいます。
そんな説明をいつもの信号の色に例えて座学からスタートしました。
前拳や前足を踏み出せば、相手の拳サポにタッチ出来る ”黄信号”の間合いを保ちペア相手にタッチされたら2歩バックステップし間髪入れずに1つ前にステップインする練習でした。
タッチされて居ついたらアカンことをしっかり伝えた上で、いざ稽古開始。
次に大事なのが、2つバックして1つ前に入りますが「間」を空けないことと、軸を保ちながら移動すること。
どうしても俊敏性に欠ける生徒は下がった後すぐ前に出る事が出来ません。
何でかな?
答えは両膝に溜めが作れていないことと、軸が一定じゃないから。
タッチされた瞬間に間をキープし、素早く自分の間合いに戻る練習でした。
余談ですが、黄信号の間合いはチャンスでもありピンチでもあります。
自分の突きが届く距離だし、反対に相手の突きも届く距離だからです。
でもひとつ重要な事があって、間合いに入った方と入られた方とでは大きな違いがあります。
自ら仕掛けて相手にタッチしに行ったら「自分の間合い」と呼び、
相手にタッチされたしまったら「相手の間合い」と定義付けています。
これは前に出る推進力が働くので、同じ間合いでもタッチしにいった方が有利に働きます。
それでも圧倒的な反射神経とスピードを持つ選手はカウンター、いわゆる「後の先」を極める事が出来ます。
相手が先に動くのだが、自分の技が先に到達させている状態を指します。
ちょい時間をかけて神経系トレーニングについて座学しました。
眼で見たことを頭で理解して、どう動くか素早く筋肉に指令を出します。
この時間が速ければ速いほど反射神経(運動神経)が良いとされます。
ゴールデンエイジ期と呼ばれるまさに今しか手に入れる事の出来ない貴重な時期です。
ラダーで複雑な動きをしたり、目で追ったものを動きの中でキャッチしたりのコーディネーショントレーニングを小学生までの間取り入れた方が良いとされています。
このゴールデンエイジ期に覚えた複雑な動きは、生涯忘れることはないと言われていますので、神経系を自主的にどんどん取り入れてほしいと思います。
次の反応トレもペア練。
ペア相手が構えた手に向かって順突きを高速で繰り返します。
とにかく構えた瞬間、技をぶっ放せないとダメ。
スピード勝負の空手ですので、目で瞬時に反応して技を出していきます。
今後は応用で逆突きや蹴りのムーブも追加していきます。
稽古の中で脳トレもしていこかなと思ってます。
脳みそぐちゃぐちゃにして空手脳高めていきますよ!