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2025年3月8日 (土)道場稽古137
こんにちは!
週末恒例、楽しみのひとつキン肉マンタイムを終え家事を粛々と。
道場向けの配布物の準備を済ませ出発。
今日はバンビもモンキーも道場内審査!
いつもより数倍ピリッとした緊張感に包まれた道場でした。
模擬審査してましたので、今日はほとんど写真撮れませんでした。
-バンビクラス-
0・早練
1・体幹トレ
2・固定式基本
3・模擬審査
-モンキークラス-
4・体幹トレ
5・ルーティーントレ
6・固定式基本
7・模擬審査
バンビクラス
【早練】
本日の早練はEちゃんとマンツーマン。
普段の稽古の中で四の形を覚えていて十二の形もある程度カタチになっていました。
基立ちの幅に安定感を保つことが当面の目標値。
常に肩幅で移動出来るようにね。
移動足で取り勝ちな技のタイミングは追々指導していきます。
集中力、理解力、習熟度が備わっていますので来週から上のクラスに合流。
きっと2部の生徒にも良い刺激になると思います!
新しい血が2部に加わることで、どんな化学反応が起こるかとても楽しみにしています。
切磋琢磨してみんな成長していってほしいな。
【体幹トレーニング】
プランク・V字プランク・バックフルアップで225分経過しました。
新入会のH君、オッと思わせるような美しいプランク。
楽しみだ。
V字プランクは身体のバランスに気をつけて。
身体を後ろに倒し過ぎるところんでしまうので、安定感が高い位置を自分で見つけるようにしよう。
とにかくおへその下に意識を集中させると安定感が増します。
【固定式基本】
今日はこの後の形に時間を使いたかったので、基本は短時間集中型。
引き手と突き、中段横受け・上段揚げ受け・下段払いでした。
実際に生徒の前に立ち、私が上段突きを行い揚げ受けしてみることに。
腕の角度、受ける位置がこの方法で分かったかな。
さてここから下半身強化メニュー。
腰を深く落としての四股立ち突きです。
その前に両手を頭上に上げ、軸を整えます。
こうする事で身体が前傾せずキレイな立ち方に変化します。
これは2023年の喜友名セミナーで教わった整え方。
いったい何本突いたでしょうか。
バンビ生にはキツい四股立ち突きだったと思いますが、しんどい稽古を乗り越えないと上手にはなりません。
しんどくなっても膝を緩めず自分に厳しい人に育ってほしいと思います。
しんどい稽古の繰り返しで心も身体も鍛えます。
【形】
初めての審査形式。
3人1組で行いました。
しくじったのが向き。
いつもと違う向きで整列したので、勝手が違ったかも知れません。
四の形と十二の形のふたつ。
これを何度打ってもスラスラと間違えることなく打てるようになれば合格としました。
見事審査用紙を受け取ることが出来た生徒は4名。
この道場内審査は4月5日まで機会を設けます。
実際あともう少しで合格だった生徒もいてましたので、次で合格出来るようしっかり家練してきてください。
※バンビの生徒は気が散ると一発で飛んでしまいますので、2部の生徒は入室後は動き回ったりせず私語を慎み静かにストレッチのみ行っていてください。
私も注意したくありませんので絶対に約束を守ってください。
モンキークラス
【体幹トレーニング】
おっと!偶然にもバンビと体幹メニューが一緒だった。
プランク・V字プランク・バックフルアップで363分。
比べるのはあんまし良くないかもだけど、姿勢の良さではバンビ生に負けてる生徒が居てる。
プランクの姿勢は、両手両足とも肩幅程度の幅を取り、頭の先から足の先まで一直線になるようにしないといけません。
何度言ってもお尻が高くお山のカタチになったり。
正しい姿勢を1分間キープ出来ないとダメ。
もっと意識を高く持たないと。
【ルーティーントレーニング】
装いを新たにリスタートしたルーティーントレ。
手技の瞬発力に新メニュー投入です。
前回のもかなり有効だと思っていますが、今度のは実際の技を使ったもの。
説明を兼ねてでしたので5分以上使ってしまったこともあり、今日はこれだけでした。
糸東流らしくキレを磨くために導入します。
いつも言う「準備の時間」
これをどれだけ短く出来るかでキレ味が変わってきます。
今日の指導方法で中段横受け・上段揚げ受け・下段払いを行いました。
セイエンチン頑張りたい子は、ここ頑張りどころね。
注意してほしいことですが、今日のメニューはルーティーントレだけで終わらせないように。
この時間でやってることは、全て「形」の中で活用しないといけません。
おっ!この動きは、この挙動で使えるな!
こう動けば、もっとスピードが上がるな!
このトレーニングを続ける事で極めが強くなるな!
道場で指導してることは、一つひとつに意味を持たせています。
点を点で消化するのではなく、線に結びつけるようにしてほしい。
思考する習慣を身に着けていってほしいと思います。
【固定式基本】
基本稽古は避けて通れませんのでやります。
やるんだけども最小限に留め、模擬審査の時間確保です。
四股立ち突きを頭上でゆらゆら姿勢を整えてから。
2部はこれだけではダメで美しさに拘らないといけません。
肩甲骨の寄せとお尻を上手く使って湾曲したライン作りです。
一本目の突きから眼の色が違うKちゃん。
いつも全力。
一切手を抜かないところが彼女の最大の長所です。
今日も始めからスイッチが入ってて、私のテンションすらも上げてくれます。
いつも慣れてるからと思ってこなしてるだけの生徒と、愚直に自分と向き合う生徒とでは同じ時間・同じ内容をやっていても成長度合いは変わってきます。
正直に言いますが、空手って新しいことを覚える事ってあまり無いと思う。
(自由形は指導するが)
ゆりの生徒でいる間は、同じことの繰り返しだと思っていてください。
ひたすら同じ基本稽古を繰り返していれば、技に美しさも備わってくるし何より忍耐力がつく。
しんどい時も押忍の精神で歯を食いしばって向き合うことで何事も諦めない粘り強さが自然と身につくはず。
その結果社会に出た時に必要とされる人材に育ってほしいと願い込めて指導しています。
2部の生徒は私が指導する正しい四股立ちを知っているはずです。
・スタンスの広さ
・つま先の向き
・腰の高さ
・3点ロック
・湾曲ライン
歯を食いしばって立ち向かうか、諦めて手を抜くか
それはもう自分の気持ちひとつです。
【模擬審査】
今日の稽古場所は教室2クラス弱の大きさ。
20名近くいる2部生が同時に形を打つには、ちょい厳しいサイズです。
なのでグループを2つに分けて、順番に交互に形を打つ方法を取りました。
白帯から順に本番で打つ形を打っていくことに。
四の形・十二の形に加え平安二段を。
オレンジ帯は級によって形が異なります。
8級は平安二段、7級は平安五段でした。
若干の修正ポイントはあるものの大丈夫だったかと。
修正点は一人ひとりに伝えていますので、安心することなく努力するようにね。
青帯生はひとりだけ。
マジマジと観ると直すところがいくつかありましたが、しっかり伝わっています。
打ち直しした形は修正出来ていました。
猫足立ちの開きが気になるので、鼠径部を締める意識を持つようにね。
さてたくさん居る緑帯生。
この時点で残り時間が1時間を切っていました。
ここからは3人1組で回す事に。
ガッツリ見ようと思えば1人ずつ。
でも時間にも限りがありますのでそうも言ってられません。
基本形5つに指定形を1つ。
8人*6種類です。
共通して言えることは、立ち方の違いを明確にすること。
技を一つひとつ正確に見せること。
競技と違いリズムは関係ありません。
逆にひと挙動ずつ区切って丁寧に打つべきです。
ここの意味を間違えてしまうと、リズムはゆっくり技もゆっくりになりがち。
これでは形ではなく、手踊りになってしまうので注意が必要です。
リズムは丁寧にゆっくりで構いませんが、技は ” 強く” です。
基立ちなのか前屈立ちなのか、払いなのか打ちなのか。
払いの高さが肩のラインか突きの高さなのか不明確なのは良くありません。
「明確」にです。
4月17日に本部に提出する予定です。
それまでまだチャンスはありますので、本日用紙を受取る事が出来なかった生徒。
修正が必要な部分は伝えています。
次の稽古までにしっかり準備しておこう。
用紙をもらった生徒。
これで安心はしないでほしい。
出席率が規定に満たしていなければ審査用紙を返してもらいます。
週に一度しかない稽古日をなるべく休まないようにしてほしいと思います。
※バンビブログでも述べましたが、入室後はくれぐれもお静かに。
※※ 明日の特練、私用の為お休みを頂戴しています。
参加される生徒は指導者の先生方にしっかりと挨拶を忘れずに。
(組手特練なので防具持参のこと、ケガしないよう入念にストレッチしておくこと)
2025年3月4日 (火) 夜練64 @小部中学校
こんにちは!
2月全滅だった小部中の夜練。
久々ホームに帰ってきた感じです。
何といっても圧倒的な距離感。
エンジンかけて3分もあれば到着です。
1・体幹トレ
2・組手
【体幹トレーニング】
先週やり損ねた体幹トレを今日2回分行い、取り返しました。
一度に6分間ですので結構キツかったと思います。
プランク・V字プランク・サイドプランク・バックフルアップ・レッグレイズ・片足逆突きでした。
これで192分経過。
6分間休み無しのぶっ通しで体幹出来るくらい軸が強くなってきたということでしょう!
誇れるよ。
【組手】
2月桜中は途中車を停めさせてもらい、そこから徒歩で道場入りでした。
真冬の寒い中歩いてますので、ミット類の持ち込みを控えていました。
そんな訳で基本や形のオンパレードでした。
なので小部中に戻ったら組手!
これまでの遅れを取り戻そうかと思います。
さて本日は大きく分けると3つ。
・ステップ
・反応
・蹴り
90分間このようなメニューで頑張りました。
組手も下半身の強さを必要とします。
だとすればフットワークを増やして動ける身体作りにしていかなくてはいけません。
組手ステップ・ケンケン・バックステップ・後ろ足の引きつけ・前足の寄せつけ・ジャンプ・アンクルジャンプ・抱え込みジャンプ・刻み突き・刻み突き連打
途中から2列に並びなおし呼吸を整える時間を設けながらたくさん数をこなす事にしました。
全身に防具をつけメンホー被って、4試合でも5試合でも戦える体力をつけていかなくてはいけません。
小休止でジャージを脱ぐ生徒が現れるくらいアップで汗かきました。
復習を兼ねた座学を交えつつ刻み突きのフォームの確認を2挙動に分け、これも何度も復習しました。
”構えたところから突き、構えたところへ戻す”
いたってシンプルに考えます。
これに不要な動作が混ざると相手に反応されてしまいます。
フルパワーで力対決するような組手ではありません。
いかに相手より先に技を極めるかを競いますので、スピードと反射神経・反応の高さを必要としています。
残心までをワンセットとし、ひたすら刻み突きにフォーカスしました。
ここからは反応の練習。
1・相手がどうなればチャンスなのか。
2・どんな時に反応しないといけないか。
攻撃と防御とで2つに分けて考え方と対処の仕方を説明し繰り返し練習に入りました。
1はズバリ相手が居ついた瞬間です。
プレスやフェイントを駆使し駆け引きを行い、相手をビクっ!とさせた瞬間が居ついた時。
その瞬間を逃してはいけない。
技を極める絶好のチャンスです。
自分から仕掛けて展開を作ります。
チャンスの瞬間についての説明と実技でした。
ここからはイメージトレです。
対戦相手を想定した状態でステップし居つかせたところで技を極める。
次に行ったのは、相手を動かしてから先に自分が技を極める練習です。
互いの突きが届く、危険な間合いに自ら踏み込み相手が反応したところを前で捉えます。
よほどの反射神経が無いと危険な駆け引きと言えます。
生徒を一列に配置させ、私を対戦相手と見立てます。
私がふと前に出た(攻めてきた)瞬間を先に技を極める練習でした。
咄嗟の判断で何の技が出るのか、こっそり見てましたが相手の動き出しに合わせて刻み突きを選択する生徒が多かったかな。
あと逆突き上段ね。
もうひとつは後の先。
相手が攻撃してきたところをバックステップで間合いをキープ。
キープと同時に自分の前拳で相手の攻撃を防ぎます。
両足とも下がるのも良し、後ろ足と身体の軸だけ後方にズラすのも良し。
目的は間合いのキープと即反撃。
前拳で防いで、奥拳で逆上を返す練習を繰り返しました。
初めての生徒も居ることから挙動を2つに分け身体に染み込ますところから行い、頭と身体で理解出来だしたところでスピードを出しながら反復練習しました。
残り30分間は蹴りでした。
前足ダブルの刻み蹴りを。
フェイクの中段見せながら上段でポイントを狙う技。
上段蹴りは大技です。
単発で普通に狙っても突きと比べ蹴りはモーションが大きくすぐ相手に反応されてしまい、簡単には極まりません。
そこでひとつ工夫を加えることで、相手を翻弄させます。
そんな練習に加えもうひとつ、蹴りのコンビネーションを。
この練習のためにあると言って過言ではない、新しいミットを購入しました。
ミットひとつで表と裏の両面受けることが出来る優れもの。
東海堂のテコンドーミットもありますが、今度のは突きも蹴りもどっちも容易に受ける事が出来そうなので2つ購入しました。
前足の上段刻み蹴り、蹴った足を前に置きその足で裏回し蹴り。
両面ミットなので持ち手はずっと同じ位置で構えてれば良いだけ。
フェイクの蹴りやコンビネーションの蹴りを行う時、持ち味発揮しそうなミットでした。
せっかく購入したので早く使いたかったです。
久々の組手。
今日のみんなの表情生き生きしてたな。
新しく学んだ技を試合で使えるようになるまで、暫く夜練は反復する期間に充てたいと思います。
この時期に技の精度を高めていこう。
せっかく座学で学んだことは忘れないようにしてほしいと思います。
2025年3月1日 (土)道場稽古136
Hello March!!
あっという間に2月が過ぎ去ってしまいました。
寒すぎた2月も終わり、暖かいスタートとなった3月。
今日も早練組2名の生徒と空手です。
体育館に向かうとなんとっ!
卒業式の準備が整っているではありませんかっ!
予め伺っていたスケジュールでは今日まで体育館でしたが。
新入会の生徒やまだ多目的室を知らない生徒もいる事から、保護者の方に誘導していただきました。
どうもありがとうございました。
-バンビクラス-
0・早練
1・体幹トレ
2・固定式基本
3・形
-モンキークラス-
4・体幹トレ
5・ルーティーントレ
6・固定式基本
7・形
バンビクラス
【早練】
我ながらナイスアイデアの早練。
少人数で指導する事が出来ますので、ある一定のラインにまで持っていくことが出来ると思います。
本日は1年生のR君と道場最年少のS君。
年少さんですので、まだまだ右と左の区別がはっきりしませんので、次回はじっくりマンツーマンでリトライしようと思います。
R君は、青空教室以来の十二の形でした。
良い感じで覚えてきたところでタイムアップ。
忘れないよう自宅でもコツコツと頑張ってね。
【体幹トレーニング】
サイドプランク・V字プランク・バックフルアップでした。
これで222分経過しました。
今日から新しく仲間に加わった最年少3才!
Mちゃんの体幹フォームがまたキレイなこと!
ゆり空手を通じて凛とした女性に成長してほしいと願っています。
【固定式基本】
両引き手と突きにしっかり時間を割き指導しました。
”技は引き手で極める”
幼児達には??な説明だと思いますが、強く引き手取る習慣がつけば技が変わってきます。
意識が緩む度に何度も呪文を唱えています。
受け技は中段横受け一択。
スムーズに出すことが出来れば形の練習を本格的に進める事が出来ますので今チカラを入れているところです。
基立ちを作る準備から始め正面蹴りを。
帯の高さを蹴る意識でね。
膝頭ではダメ。
もうひとつ蹴る瞬間、上足底をめり込ますように。
背伸びした時、床に接地している部分を指します。
Eちゃんは足の裏全体が見えていますので、少し修正が必要ですね。
【形】
四の形の稽古、進みが加速してきました。
まず順番を正確に覚えることがスタートラインですが、今早練に来てくれる子はみんな頑張ってます。
一人ひとりが順番を覚え正しく打てるようになれば、もっと上手く打つための練習に入っていきます。
道場で定義している「カッコ良い形」
正確性は勿論のこと、素早く動いてピタッと止まる。
ここにチカラ強さも加わります。
実際に動ける生徒に良いお手本を見せてもらった方が手っ取り早いので、いつも早い時間から道場入りしている3年生のR君。
彼にお手本を披露してもらいました。
良いイメージが残ってるうちにバンビ生にバトンタッチ。
引き続き四の形を打ちました。
お手本後のバンビ形、やっぱり違いました。
作戦が成功したと言えます。
動きにキレが出てきたように感じました。
クルっと回転するのが難しいところですが、素早く強い横受け出来てる生徒が増えてきていました。
次に学ぶ十二の形の段階に入っている生徒もいてますので、ここも忘れず打っておきました。
覚えてしまえばこっちのもの!
十二の形まで進んでいる生徒はスラスラ打てるようにしておいてね!
モンキークラス
【体幹トレーニング】
先週あろうことか体幹が抜けていましたので6分間行いました。
私は新入会生との手続きを粛々とこなすことに。
これで360分経過しました。
【ルーティーントレーニング】
体幹からルーティーントレまでやることはいつも通り。
身体のキレを高める動きだったりなので求められてる水準まで達するようにしよう。
実際、イメージしたとおりに身体が反応出来れば運動神経抜群と言えます。
小さいことの積み重ねでそこを目指そう。
【固定式基本】
今日の基本はしんどかったと思います。
しっかり下半身を強化しました。
先週の繰り返しとなる、四股立ちのキレ(と極め)
折角なのでセイエンチン組は三戦立ちで行いました。
これ何のための練習かというと、
1:三戦立ちからの金的打ち
2:揚突き+裏打ち+下段払い
どちらもスピードに乗った四股立ちで極める大変難しい挙動です。
ただでさえスローなセイエンチンの中で唯一キレを表現出来るとても貴重な挙動です。
これがひとつの形で4ヵ所出てきますが、ここにキレを感じさせることが出来なければ悲劇的な形になってしまいます。
指定形の選択を迫られる緑帯生。
自分のストロングポイントを発揮出来る形はどちらなのか、しっかり見定めていく段階です。
選択する上で必要な練習を左右の足で繰り返しました。
まだセイエンチンで力を発揮する練習方法がありますので次回指導したいと思います。
四股立ちはとにかくしんどい練習ですが、上手くなりたいと願う人は頑張ってついてきてね。
下半身強化メニューのひとつ斜角突き。
前屈立ちと四股立ちの頭の高さは同じですので、自分に負けて膝を緩めないようにね。
いわゆる根性トレ。
しんどい時こそデカい声で乗り切ります。
本来の目的は下半身主導で手技を出すことです。
しっかりと腰が切れていなければいけません。
意識が足りない人には言葉で説明しています。
”手” だけで突かないように。
もうひとつ屈伸逆突きも。
これかなりしんどかったと思う。
軸足の踵に重心を乗せ、そこから一気に開放し前屈立ちで逆突き。
ここも腰のキレを磨く意識で行います。
最後は糸東流らしく猫足立ちです。
手刀受けに加えて前足での正面蹴りを挟んでいます。
シャープにスナップを効かせてね。
【形】
この日も2つにグループ分けでした。
セイエンチン組と平安初段組。
まずは平安初段メンバーから指導でした。
おさらい兼ねて、ひと挙動ずつ二段・五段・三段の順で確認作業。
大丈夫そうですので、平安初段の後半パートに移りました。
右中段横受け(左基立ち)から右中段肘支え受け(右前屈立ち)までの攻防が非常に難しいですが、なんとか覚えられた感じ。
非常に良い集中力を見せていた女の子達。
明らかに違うこと考えてる顔の男の子。
(よく聞く・よく見る・よく考える)
限られた時間の中で稽古してますので、同じこと言ってあげられるのは1日のうちで2回までかな。
2部練は出来る子を中心に指導を進めていきますので。
セイエンチン組です。
今日で概ね挙動を覚える段階まで行けるかと思いましたが、まだ無理だったかな。
次週もう一回おさらいが必要な感じです。
全員がスラスラ打てるようになった頃合いを見て、競技向けのテクニック的なところに入ろうと思っています。
稽古後、自宅でPC開くと館から春の審査用紙が届いていました。
4月の中旬までに個別で級に応じた形が正しく理解出来ているか稽古中に確認していきます。
緑帯生は基本形全てです。
途中で止まってしまったり、思い出しながら打つような事が無いようコツコツと自主練してください。
2025年2月25日 (火) 夜練63 @桜の宮中学校
こんにちは!
早いもので2月最後の稽古となりました。
寒い中、集まってくれた生徒と形練。
この日は、予め予定していたメニューではなく生徒達の自主性に任せた練習会となりました。
1・団体形
2・基本形
【団体形】
体育館に到着とほぼ同時に一本の着信が。
割と重要度高めの電話でやや長電話に。
いろいろあって稽古開始が押してしまいましたが、なんとなんと生徒達自ら稽古開始です。
いつの間にか、考えて実際に行動に移せるまでに成長していました。
こうやって大人の階段上っていくんでしょうね。
この子達が黒帯締める頃には、いったいどれ位にまで成長してるか今から楽しみで仕方ありません。
素直だし、仲良しだし、支え合えてるし、このまま切磋琢磨してくれたらと思います。
持参したスマホを並べて動画撮影が始まっていました。
何と何と団体形です。
3人で合わせた平安二段。
一本打っては動画観て確認。
なにやら3人仲良く修正点探してる感じです。
指示されて始めた訳でも無く、自発的にってところが重要なところ。
いつの間にか、意識が高くなってます。
内容の方は、初めましての割りにはカタチになっているようにも見えました。
でもそんなのはどうでも良くて、何より大事にしたいのは生徒の自主性。
心も身体も考え方もちゃんと成長している生徒達を観ていて、教室開いて良かったと改めてそう思いました。
折角の機会です。
私も極力いらん口出しすることはせず、生徒の思ったように自由に団体形を打つ時間に充てました。
微力ながらも、生徒一人ひとりの成長に携わることが出来て幸せな気持ちに包まれています。
思考する習慣がある子が、自然とリーダーシップ取っていくんだろうな。
改めてそう感じました。
ホントに今後が楽しみだ。
【基本形】
先週の土曜日、初めて平安初段の前半パートを学んだMちゃん。
長電話している間、KちゃんとR君が平安初段を教えてくれていました。
なんと、飲み込みが早いのか打てるようになってる!
これにはビックリでした。
きっと空手を楽しんでるんでしょうね。
スポンジのように何でも吸収していきます。
土曜日、みんなと打てる形がひとつ増えて良かった。
*次回の夜練、体幹2回分やるよ。
2025年2月22日 (土)道場稽古135
こんにちは!
あまりにも寒い体育館。
古傷がキンキンに痛むのである。
どうしたんだろう。
稽古時間を1時間間違うし、2部の体幹抜けてるし、写真もろくに撮ってないしの稽古となってしまった。
来週体幹を6分やらんとな。
-バンビクラス-
00・早練
01・ウォーミングアップ
02・ラダートレ
03・体幹トレ
04・固定式基本
05・形
-モンキークラス-
06・瞬発系トレ
07・ラダートレ
08・ルーティーントレ
09・固定式基本
10・形
バンビクラス
【早練】
週1度の稽古で、どうすれば既存の生徒をレベルアップさせられるか。
それと同時に、新たに問合せいただいた体験生に空手道の魅力を伝えゆり道場を選んで頂けるか。
自分の時間の許す限り教室のことばかりを考えてる。
そんな中ひとつの答えにたどり着いたのが、既存の生徒との30分間特訓タイム。
体験生にお越しいただく場合も30分マンツーマン体験。
残りの30分はバンビ生と合同稽古で雰囲気を知ってもらうことに。
この方法ですと既存の生徒だけの稽古時間をラスト30分生み出す事が出来ます。
我ながらナイスアイデア!
おっと!
来週新たに2名入会です。
これまでを振り返ってみると新学期が始まる春先に入会が増える傾向にありますが、2025年度は2ヵ月で既に3名です。
とても有難いことです。
この方法が上手くハマったことで、まだ生徒を増やせることに気づいた。
道場の運営も試行錯誤の連続です。
真剣に向き合ってたくさん工夫重ねて、失敗したら元に戻すだけ!
トライアンドエラーである。
さて本日の早練組のK君とMちゃん、なんとっ!私よりも早く到着しているではありませんか!
私も大概早い道場入りですが、階段で待ち伏せとな!
みっちりと30分間、四の形と十二の形を。
覚えておいてほしい事を記します。
「背中から回る」
「前足を後ろ足に寄せる」
「胸の前でバッテン」
「回ったら足を肩幅に広げる」
離れたところで十二の形の説明を聞きながら一人稽古を続ける、入会したてのEちゃん!
意欲があって良いですね!!
バネがあって運動神経が良いので今後がとても楽しみです。
来週は最年少のS君とR君の順番ね。
12時30分に来てね!
【ウォーミングアップ】
とにかく寒い館内。
身体動かしてないと、気絶しそうなくらい寒い。
生徒と一緒にグルグル走ってます。
ジョグ・サイドラン・ダッシュ・バックラン・ケンケン・グーパー・組手ステップ・抱え込みジャンプ・カエル飛びジャンプ・仰向け(うつ伏せ)ダッシュでした。
【ラダートレーニング】
アップの勢いそのままにラダー突入。
クイックラン・グーパー・パーチョキでした。
随分スピードがついてきた感じ。
続けていればみんな動けるようになってきますね。
【体幹トレーニング】
バックフルアップ・V字プランク・プランクでした。
今日のY君!
V字プランクでまさにバンビの如くプルプルに腹筋震えながら、懸命に耐え忍んでいました。
これやねんな!
ゆり空手で学んでほしいことは!
我慢する!
辛くても我慢する!
諦めず我慢する!
これを繰り返していると、いつの間にか余裕で出来てる日が来ます。
その時が来たらチカラがついてきた証拠です。
私は生徒の良いところを見つけたら素早く褒めます。
それ聞いた他の生徒はマネするようにしてね。
これで219分経過しました。
【固定式基本】
この日の基本は突きと中段横受け、正面蹴りの3つでした。
カッコ良い受け方を説明しました。
素早く準備して技が極まったら動かないこと。
準備とはバッテンのことね。
また技は自分の肩幅の中で受ける事と脇は開いてはいけません。
この辺が自然と出来るようになるとグッと上達していきます。
横受け以外の技もポイントは一緒だからです。
基立ちの作り方をここ最近指導しています。
正面蹴りを観ていると膝の高さ程度にしか足が上がっていない生徒がチラホラ。
帯の高さまで膝が上がらないといけません。
これは股関節の詰まりが原因です。
みんなその場に座って、股関節の詰まりを取るストレッチを学びました。
自宅でテレビでも観ながら出来る簡単なことばかりです。
やってれば動ける身体になっていくと思いますので、忘れずにいてくれると嬉しいです。
ストレッチのあと、もういっちょ正面蹴りしてみましたが、ちゃんと抱え込めていましたよ!
自分で変化を感じられたら、もっとやる気に満ち溢れてくるんだろうな。
来週からバンビ生も下半身強化に入っていこうと思います。
まだまだ体幹が弱い生徒も居てますが、しっかり自分の身体を支えられるようになるにはドッシリとした下半身の強さはどうしても必要です。
強い身体を作っていきますよ!
【形】
形練出来るようになってきたのも、早練の閃きがあったから。
我ながらナイスアイデアだと思う。
ホントに。
ほとんどの生徒が幼稚園児なのに形を打っています。
なんなら二つ目の形に入った生徒も。
修正するところはほとんど同じ。
回った時、「立ち方の幅が狭い」
こうならないような回り方が頭と身体で理解出来た時、ピリっとした形に変化していきます。
それともうひとつ。
形を打つ時、足の裏で雑巾がけするように運んでみよう。
モンキークラス
【瞬発系トレーニング】
生徒の動きに変化が訪れた瞬発系トレ。
20秒を2セット。
短い時間、少ない本数を全力で。
残り5秒でさらに追い込み。
自分の限界を突破すること。
最後のもうひと伸びというやつです。
生徒に自信がつきますように。
【ラダートレーニング】
シャッフルとバックシャッフルを2本ずつ。
組手を伸ばしたいと思うなら足元の柔らかさは必須。
瞬発系のあとに取り入れると割りとみんなの動きが良い。
【ルーティーントレーニング】
拳立て・手技の瞬発力・下半身の瞬発力・お尻歩き
いつも同じことやってます。
一つひとつの稽古を「点」で終わらせないこと。
ここでやってることを、形や組手の中で活かさないとやってる意味がありません。
今やってることは、形(組手)の中でどこに活かせるんだろう?
普段から思考する習慣をつけておけば、グッと成長するはず。
空手だけじゃなく学校や他の習い事でも。
骨盤を上手く操作して形の表現力を上げていこう!
【固定式基本】
下半身強化と腰のキレを磨く稽古を始めに取り入れています。
前屈立ちを取り上段突きと中段逆突きです。
決して腰を浮かさないことで強い下半身を作っています。
上段突きで腰を緩め逆突きで緩めていた腰を締める。
ルーティーンでやってた骨盤動作をここで発揮させます。
まず自分でイメージを持つこと。
次にそのイメージに近づくよう身体を動かすこと。
腰の入ってない突きは突きではありません。
一発で相手をぶちのめすくらいの腰の入った突きが出せますように。
後半の形練に向けて、もうひとつ基本を挟みました。
基立ちから四股立ちに素早く移動する稽古です。
なかなか意識が高かったな。
良い集中力だったと思う。
よく見て・よく聞いて・実際に自分であれこれ試しながら稽古が出来ていました。
キレ・極めに加えスピードを上げるための稽古です。
道場ではキレ・極め・スピードをこう定義しています。
キレとは「動き出しの速さ」
極めとは「ピクリとも動かない状態」
スピードとは「スタートからゴールまでの間の速さ」
両方の足でひたすら強化した。
本来なら三戦立ちでやりたいところですが、まだ教えてませんので基立ちで。
キレの上げ方はずばり二通りあって、舞台の上に立ちお手本を見せながら、少しだけ自主練の時間を与えました。
一つ目は、移動基本で散々説明してきた部分ですので理解は早かったと思います。
二つ目はさてどうだったかな?
身体を動かして移動するんですが、意識の上では身体は動かしません。
身体のある部分を動かすことによって、上半身がついてくるイメージで入ります。
これが上手くフィットするととてつもなくスピードが加速する。
研究に研究を重ねた四股立ち移動のキレの上げ方。
特にセイエンチンやスーパーリンペイでは前後に四股立ちの切り替えしが入ります。
セイエンチンは、ただでさえ重厚な形なのに、この切り替えしでキレを表現出来なければ面白くもなんともない危険な形。
高学年になってくると、大会では形を2つ用意しないといけません。
ほとんどの選手が基本形に加え指定形を選択します。
糸東流ですので、バッサイ大かセイエンチンのどちらかです。
セイエンチンを選択するのならば、この日指導した内容は確実にものにしないといけません。
今日は前に入るだけでしたが、四股立ちで戻る時もスピードが落ちてはいけません。
舞台の上から観てましたが、キレと極めが上がっていた。
ホントに意識ひとつで変わってくるのを感じた。
もっともっと成長に繋がる良質な稽古方法を用意しないとと強く感じた基本の時間でした。
自分ももっと頑張ろう。
【形】
2つに分けました。
青・緑はセイエンチン。
白・オレンジは基本形シリーズの4つ目、平安初段でした。
平安初段は、まだ早いと言えば早いですが形練の時間、いろんな形を沢山打つ時間を設けることがあります。
その際、打てない形は見取り稽古に充てていますが、せっかくなら打てるに越したことはありません。
いずれ覚えないといけない形ですし、帯の色関係無くまとめて合同で稽古しています。
まずはセイエンチン組。
呼吸の方法や三戦立ち、鷺足立ちの取り方を指導。
超丁寧にゆっくり最初の気合いの挙動まで進めていきました。
まずは順番を覚えるところが本日のメイン目的。
細かいところは、これからで構いません。
しっかり覚えて自主練して来週また形練出来る状態にしておいてほしい。
次に白・オレンジに移動し、平安二段・平安五段・平安三段を確認しました。
曖昧な生徒が居たら、先に進まず立ち止まって指導しなおすつもりでしたが大丈夫でした。
なので予定通りに平安初段に挑戦でした。
挙動を刻んでは何度も繰り返し、こちらも超ゆっくり丁寧に四本貫手の挙動まで学びました。
後方に右中段横受けと右正面蹴りを同時に出し、素早く前方に向き直し左猫足立ち手刀受け。
これをひと挙動で行います。
前半パートの苦労するところですが、大丈夫そうでした。
貫手は親指の第一関節を曲げ4本の指をピンと揃えるようにね。
来週は後半戦に突入します。
家練で復習しといてほしいよ。
またまたセイエンチン組に戻り後半パートへ。
基本の時から素晴らしい集中力を発揮しなんと最後まで覚えることが出来た感じです。
おそらく意味不明であろう挙動を2つほど説明しています。
形の中で意味を理解しながら打つ形とそうでない形とでは、やはりどこかが違います。
肘繰り受け。
あれなんかがまさにそう。
何で肘と肘くっつけて、お山のカタチ作るんだろう?
今日でよく分かったと思います。
しゃがみながら猫足立ちするのもそう。
ここも今日の説明で意味が分かったと思う。
形の中で「分解」を表現出来ればより深みが増します。
スローな形の中でスピードを見せる挙動が計4回出てきます。
形を覚えた人は、この日の基本稽古を忘れずにセイエンチンの中で取り入れてみよう。
みんな頑張ろう!