こんにちは!
浪速の空手3 練習の内容、目的がとても分かりやすくシリーズ全て観ています。
対象が高校組手なので、道場の生徒とは当然動きやスピード感に違いはありますが指導者・生徒にはマインドは共有出来るはず。
低学年が多い道場ですので理解出来る言葉や例え方に落とし込まないといけませんが。
勝ってる時・負けてる時・相手との距離・攻める気持ちを持って凌ぐ・ひとつの技に拘らない・技のあと
学ぶことばかりです。
07・動きを止めない 近場の勝負
08・一歩目の速さをつくる15秒フリー総合練習
09・立て直しの速さをつくる15秒フリー総合 + ミットプレス
【動きを止めない 近場の勝負】
相手と密着した状況です。
掴みに関してはルールがどんどん変化し今では掴みは片手のみ。
掴んだ瞬間、即座に得点技もしくは倒さなくてはいけません。
即座に得点技を狙わないといけませんが、掴みの判断は主審に委ねられています。
『一つくらいペナルティ取られても構わへん』
掴みの時間の感覚は主審の主観であって、取られる場合もあればまだ取られない場合もあると説明しています。
ペナルティを覚悟して少々相手を掴んでも構わないと指導されています。
『でもみんなは、すぐ離さなアカンという意識が働き、相手に投げられ引っ張られて蹴られたりすることもある』
ルールの範囲内でギリギリのところで凌ぎ合いをしなければいけないとのこと。
ここでの練習では相手に掴まれた場合の防御の仕方、逆に相手を掴んだ場合の攻撃のパターンを選手に考えさせることにありました。
掴まれた場合では、裏回し蹴りが飛んでくるケースが良く見受けられます。
ここでの避け方。引っ張られる力を逆に利用した避け方が参考になりました。
普通、技を極められまいと抵抗しそうなところですが逆でした。
一番良くあるパターンは両手を顔の位置に上げ、上段を蹴らせないことではないでしょうか。
蹴りだけでなく、足払いで上体を崩して次の技に繋げたりを4枚のマットの中で練習されています。
近場の戦い方、ポジショニングを克服する。
自分の苦手な距離を把握することが目的です。
「やめ!」がかからない状況で安心できる場面はありません。
外国人選手はガードの上から巻き込んで蹴ってきます。
意識をはること。
『自分で勝手に区分せず、意識をはっていれば取られることはないよ』
『今は浪速どうし、意識はっている状態で練習しているから取れないけど、試合中「やめ!」がかかる頃、相手がどこかで気を抜いたところを押さえる。
相手が休むか審判の「やめ!」がかかるまで、自分が休むことはない』
【一歩目の速さをつくる15秒フリー総合練習】
これも状況練習です。
新しいルール「先取」によって、ポイントが先取した方が有利となります。
現在のルールにおいても浪速では以前よりファーストポイントを取ることを大事にしてきたように、そのための動き・作りの速さを意識させています。
ファーストポイントを取れたなら1-0の組み立て方、もしくは0-1からの組み立て方を考えて、バタつかずに試合運びしなければいけません。
強い選手でもバタついたら負けてしまう。その焦りが少ない選手が勝つのでしょう。
フリーの1本取りの中でも、何を意識して練習するかが大事だと指導されています。
『どこの学校でも道場でもチームでもやってる練習ですが何をどういうことを意識して、その時の区分によって状況判断するのか』
でも動きは区分してはいけません。
要するに、ポイントが入ったかどうか「やめ!」をかけて判断するのは審判の先生であり、選手ではありません。
15秒間止まらずに、入ったとしても選手は動きを止めずに次のポイントを狙いにいく。
15秒フリーでは、ポイントを取っても(取られても)動きを止めず続けています。
目的は動き出しのあと、技が極まったあとの次の動きを区分せず、次へ次へと繋げていけるかをフリーの中で養っています。
試合形式や1本取りでは審判のやめがかかるので、技あとの繋ぎの意識が自分では分かりにくいことがデメリットです。
技あとの動きが遅れていないか自分で気づくための練習です。
動き出しの一歩目の速さ、判断の速さを選手自らに感じさせています。
なるほど!
向かい合って構えから集中して、フットワークしているところからスタートしています。
フリー見ていたら技あとを取られる選手、反応してさらにポイントを重ねる選手と様々でした。
今井監督がネットの接続に例えて説明されています。
『ネットの接続やテレビゲームで処理が遅かったらイライラせえへんか?
組手もそれと一緒でバンと打ちあって、その後の展開が遅かったら、アカンねん。
処理は性能が良く速い方がいい。雑なところはこの練習で削り取っていくように!
訓練して慣れて来て身体が勝手に反応出来るようにならなアカンで。
後ろのみんなも遅れてる時は声掛けして発破かけたらなアカンで!
その瞬間「そこ!」「いま!」って教えたらなアカンで!
やられるねんから!』
相手の攻撃をダッキングで掻い潜って間髪いれずに攻撃。
差し合ったあとの入りの速さ。
技が流れるように出せる選手もいますし、
避けたと思った。
入ったと思った。
ここで躊躇し相手の動きを観てしまう選手には適格に指摘です。
もうひとつ!もうひとつ!と技を重ねていくのに、重心が高いと一手遅れますね。
【立て直しの速さをつくる15秒フリー総合 + ミットプレス】
フリー練習する選手の背中を後方からミットで押さえてあげます。
身体が浮いた時が相手に最もやられやすい瞬間です。
自分が対応できる手段が無くなってしまいますので、そこを無くす練習です。
ミットの持ち手も選手に合わせて動かないといけないのでフットワークの練習を兼ねています。
場外間際でミットに背中が当たれば前にでるもしくはサイドステップしないといけません。
浮くという動作を削り取ります。
試合中はどうしても浮いてしまう場面がありますが、すぐに立て直さなければいけません。
相手に主導権を握られたまま試合を進めたら負けてしまいます。
その不利な状態に気づいて立て直す練習をされています。
もうひとつの目的は、相手と見合い何も仕掛けない場合、持ち手が後ろから押しプレッシャーをかけています。
説明の中で今井監督は、強い選手の特徴のひとつにプレスが強い(速い)ことを挙げられています。
押すタイミングもありますので、頭を使わないといけません。
フルスピードでフリーしてますが、とても難しい、、
遠間から上段の蹴りで間を詰めてきた際、身体がのけ反るシーンがありますが、この瞬間が浮いた時。
間髪入れずにミットで背中を押し、体勢を立て直します。
一気に畳みかけられてもおかしくない場面でしたが、上手く回避していました。
気をつける点は、後ろに壁(ミット)がありもう下がれない状況で固まってしまうこと。
これだけで一手遅れます。
持ち手側は選手がバックステップしたら同じく下がってあげないといけません。
ボーっとしてたら詰まってしまい練習になりません。
持ち手は練習の意図を考えて、選手が浮いた時にだけ止めてあげることです。
攻防してる時は流れに沿う必要があります。
サイドステップしたらついていき、選手の仕掛けが足りない時は、後ろからプッシュし教えてあげないといけません。
相手のリズムを読む練習でもありますので、気を抜かないことです。
シンプルなんですけど良く考えられたメニューだと思います。
固まった時、浮いた時に後ろから教えてあげることで、客観的に持ち手が知らせてくれます。
自分一人では気づきにくい部分をサポートしてくれますね。
普段から選手の動きをよく観察して、弱点克服する方法をずっと考えてるんだろうな。
指導者の創意工夫です。
フルスピード、本気の突き、蹴りでの練習。
コートの中を4人が目まぐるしく動いています。
こんにちは!
kindle書籍シリーズ
毎月連載されていたものを一冊に纏められていますので一気に読むことが出来るので理解を深めることが出来るのではないでしょうか。
パワーラインとは身体能力に主眼を置くのではなく、身体能力を如何に発揮させるか?という身体能力発揮システムに着眼したスポーツトレーニングメソッド。
その中のパワーライン理論は、野生動物や超一流アスリートの身体・動き・意識の共通点を導き出し研究されたハイパフォーマンス理論です。
身体や動きはもちろんのこと、感性・感覚にアプローチし「センス」を鍛えられるメソッドはアスリートだけでなく、障害をもった人や美を追求する人、いつまでも健康であり続けたい人など、多くの人の可能性を引き出し続けています。
普段道場で取り入れているウォーミングアップひとつをとっても見ている視点が異なると言います。
技術力を上げるためには、反復練習だけではなく反復練習の「質」を上げるためのトレーニングを重視しています。
例えば、腹筋ひとつでもやり方によっては身体・動きの質を上げ、身体の細胞単位に刺激を与えて空手の技術向上に繋げています。
内容については詳しく触れませんが、
腰の効いた突きを出すためのトレーニング方法が紹介されています。
市販のトレーニングチューブを使って肩甲骨を鍛えたりといった感じ。
・伸びる突き:へびのような動き
・骨盤を使った動き:手と足の連動
・直線的な推進力:押す力の強化
・バネを作り出す:腰を前に出す、重心移動
・逆突き強化:腰を攻める
・足上げトレ:腰の押し込みで強さが生まれ蹴る際の足が上げやすくなる
・押し込みとぶらぶらトレ:飛ばすような蹴りを出す
・四股立ちから前蹴り:間合いが詰まった場合でも全力で蹴りが出せるスペースがあることを知る
・お尻タッチトレ:刺すような蹴り
・上体の捻りトレ:肩甲骨を寄せながら捻ることで背中のスペースを作る
・腕振りトレ:単純な動きの中に肩甲骨を意識させ、精度の高いスピードのある突きを繰り出す
・スキップトレ:丹田の意識があるかないかの見極め
・身体に壁を作るトレ:丹田と足が繋がり、丹田に自然と力が入る
・蹴りの強化:膝上げトレ
・下に落ちない中段突きのために:足を広げたステップトレ
・突きの強化:骨盤意識トレ
・突き・蹴りの改善:手のひらでプレス、四股からの蹴り強化トレ、軸を外に置くトレーニング
・腰の動きを知る:3Dのイメージで腰を動かす
・背中に意識を作る:腰と背中を作って前後運動
・ゼロポジションを知る:逆さまの概念
・ゼロポジションの構え:引き手に身体を近づける
・骨盤を使うトレ:足の跳ね上げトレ
・手と足を使うトレ:手を使って進む、手を使って刻み突き
・胸椎の柔軟性:ブリッジトレ
・腰の入った突き:腰部、臀部の強化
・ステップワークの強化:ゆらゆらの動き
・肩甲骨の柔軟性:棒を使った運動
・手と腰の連動:四つん這いでの前進
・腰を残すトレ:引っ張り合いからの突き
・自分のゼロポジションを知る:身体に一本の棒を作る
・上半身・下半身の一体性:棒を使った上半身捻りトレ
・呼吸トレ:過度に酸素を吸わないトレ
・プレス強化トレ:肩甲骨を寄せる
・裏回し蹴り強化:足を割くトレ
理論に基づいた運動メニューが数多く紹介されています。
特に勉強になったのが「引っ張り合いからの突き」
上半身は前方:下半身は後方
動きの中で、このように身体を割ることが出来れば、前への推進力が飛躍的に向上することと、間髪入れずに次の技が仕掛けられます。
理論を理解し実際の動きで確認してみると全然違うものになっています。
ところどころQRコードが貼り付けられていますので映像でも確認でき理解が深まります。
この書籍は新しいテクニック面の紹介ではなく、自身の持つ潜在能力を高める練習方法が記されていると言えます。
こんにちは!
”空手道形のテクニックを学び競技力の向上を図る”
大会に出場しより上位入賞を目指す選手にとって学びを怠れば勝てるはずがありませんね。
正しい基本の中に競技のエッセンスを色付けするといったところでしょうか。
生徒の成績を少しでも上げ頑張って良かったと思ってもらえるように勉強を続けています。
05・佐久本 嗣男先生による指導(アーナン・スーパーリンペイ解説)
06・お手本演武とポイント
07・豊見城 あずさ先生によるセーパイ
【佐久本 嗣男先生による指導(アーナン・スーパーリンペイ解説)】
・武道の本質とはムダな動きをしないこと
・ストライクゾーン(身体の枠の範囲)を守る
・アーナン
最初の掌底の構え。
これは相手との間合いを図っています。
正中線を外してジグザグに動いています。
次の貫きと蹴りは一拍子で。
後方に向きを変え今度は受けと蹴り、正中線を守りながらです。
相手を引き込む技が途中出てきますが、左足の鼠径部に体重を乗せ力を加えます。
鶴頭受けはジグザグに受け、前屈立ちとなり金的を握り潰し、喉仏を鷲掴みしています。
・スーパーリンペイ
諸手中段受けから引き手を取り突きに入る際丹田を持ち上げ、突き終わりに横受けに入る際、瞬間腰を少し落とし力強さを出す。
これは相手を掴んで引っ張る際、腕力だけでは相手を動かすことは容易ではありませんが、腰を落とし引き込めば相手を動かせるため。
動きには意味があると仰られています。
東西南北に回し受けをする挙動では、ためを作り素早く回った瞬間に回し受け。
開手横受けから貫手の挙動は、腰で受けて腰で貫きます。
中盤に出てくる四股立ちの挙動は、剛柔流のスーパーリンペイです。
相手を引きずり込む挙動ですので片手はパーで掴みを表現し金的打ち。
ここの挙動は手首のスナップを持たせます。
セーパイでも通じるところです。
【お手本演武とポイント】
喜友名先生の模範演武 スーパーリンペイです。
演武の最中、佐久本先生がポイントを説明されています。
・軸が動かない
・丹田の持ち上げ
・受けの瞬間の腰を落とすところ
・回し受けのタイミング
・自然な息吹
・肩にチカラを入れない
・締める時はお尻を締める(少し締めてますよというところをアクセントをつけよう)
・(四股立ち挙動)受けながら金的打ち
・一瞬パーで掴むところをグーグーでやったら間違い
佐久本先生の指導のとおりです。
形を打ち終えたあと説明に入ります。
競技の中で気合いの発生は『エイーっ!』ではありません。
『エイっ!!』です。
また劉衛流の伝統的な形と競技で打つ形に違いはあってはいけませんが、リズムだけ異なります。
前方に3回移動する挙動で説明されていますが、同じリズムでタン・タン・タンと入るところをタン・タタンです。
審判に仮想の敵との攻防を表現するためにリズムを変えています。
あくまでもこれは競技空手です。
上村先生の模範演武です。
とても重みがあり力強さが存分に伝わるセーパイです。
劉衛流の立ち方ですと四股立ちは深さが糸東とは異なり更に深いです。
力の抜き差しが丹田の締めと脱力によって、体表現でもの凄く伝わってきます。
圧巻です。
佐久本先生の指導です。
第7挙動の弾指打ちは手首のスナップを使うこと
また弾指打ちのあと三戦立ちで寄り足しますがリズムを切らさないこと。
手技は押え受けと支え上げ受けを同時に行いますが審判の先生に仮想の敵との攻防が伝わるように見せなければいけません。
『指導者がいくつ引き出しを持ってくるかです』と指導されています。指導者次第で子供達の形は変わってきますとも。
競技空手は教範のとおり演武していてはダメだってことだと思います。
リズムに乗って繋げる、極めるといった見せる要素これを指導者が導いてあげないといけません。
他にも個人的にはセーパイ最大の見せ所、弁足立ちから回転する挙動(第12挙動から13挙動にかけて)は弁足立ちでしっかり飛び越えたあと、しっかりと止まらないといけませんが上足底を使い回転を加え、掛け受けしますが上肢と下枝は一致させなければいけません。
勢いよく回ると身体が流されそうなものですが、不要な力みも無く自然で流れるような動きで見事です。
金城先生の模範演武に移ります。
クルルンファですが、最初の挙動が足刀蹴りカッコ良いですね。
目標は力を入れなくても力の入った蹴りを出せること。
軸に乗って抱え込んで当てた瞬間にチカラを入れる。
ちなみに道場の体幹トレでこの挙動を取り入れていました。
クランチの姿勢から両足を少し持ち上げ、片足は引きつけ、もう片足は蹴り込みを同時に行います。
体幹をビンビンに刺激させながら蹴りのスピードと同時に引き足の強化を取り入れていました。
自由形でクルルンファを打つのはまだ先だと思いますが、この形を打ちたい生徒がいればこの練習極めて重要です。
蹴りのスピードと引きの強さ、それと体幹の3つを同時に強化出来ます。
【豊見城 あずさ先生によるセーパイ】
ここから各形に分かれていろんなところで形の講習会。
セーパイグループは7名生徒が集まり、その中に岩本選手の姿も。
指導内容を拾ってみたいと思います。
・第2挙動:
平行三戦立ちからの合掌握りは肘で脇を締める。
そういえば私は脇が空いてるような、、
・第4挙動:
上段手刀打ちから正面蹴りを挟み四股立ちなる挙動では、手刀打ちの手を引っ張りながら四股立ちとなり、右手で回し肘当ての連続技に入ります。
引っ張る力を利用すれば回し肘当てにスピードとパワーが伝わるとのこと。
四股立ちに移行するのですが、直前前屈立ちを取ります。引き手の力を利用しながら右腰を切り四股立ちとなっています。
気づかずにやれば味も何もない、ただの四股立ちでしょうが、引き手の力の利用と腰の切り替えしを使うことでキレが生まれます。
セミナーでは、このあたりのテクニックが学べますので競技力アップに繋がる。
豊見城先生のセミナーは、アーナン編とパイクー編がリリースされていますが、コツを伝えるのがホントに上手です。
説明が分かりやすいのでDVDを止め実際に自分で動きを確認し、いつもなるほどっ!と唸っています。
・第5挙動:
後方に猫足立ちを取る際、膝を柔らかく使う。
・第8挙動:
四股立ち / 足払いの挙動では天地の構えを少しだけ更に中へ押し込み反動をつけて引き手を取る
引き手は脇を締め下突きするがコツは両拳を足の太もも部分にかすらせること。
・第11挙動:
下段払いからの猫足立ちは、前足を右軸足に寄せる。
これは知りませんでした。右足を右に移動させ猫足立ちに移行していましたが、大きく身体がブレてしまうのでしないとアドバイスされています。
・第12挙動:弁足立ちはなるべく前に大きく飛び込むこと。極めのタイミングは後ろ足(つま先立ちの方)の着地だそうです。
もうひとつセミナーならではのポイントが。つま先立ちする時足を曲げドンっ!と音を立てません、力はそのまま下にめり込ます感じで。
・第13挙動:
西方向に左三戦立ちする挙動では、右手の使い方が重要。掛け手受けの要領で正中線を守りながら(締めながら)流れるように入ると味が出てきます。
肘を空けず締めながら、立ち方とともに上肢と下枝を一致させて受けています。
この辺はセミナーならでは。ちょっとした上手い見せ方が学べます。
もうひとつ、キレイな見せ方が追加で。
北から西へ転身する際、頭の高さを変えられています。
一度沈んだ状態から螺旋階段のイメージす。
最後丹田を使って『締め』の表現も忘れずに。
①技を極めた後素早く回って、
②滑らかに螺旋階段を上り、
③上り切ったらまた滑らかに腰の締めを表現する
連続技に移ります。
後屈立ちで半打拳で下段打ちですが、右開掌から引き手を取ります。
私はここを自然と手の握りを変えていただけですが美しくまた力強く表現するには、正解ではありませんでした。
右脇に構えた開掌をほんの少し正中線に寄せ、引き手のパワーを使っています。
これはバッサイ大で拳ひとつ分の出し入れでスピードを強調するテクニックとして生徒に指導していますが、まさに同じことでした。
流派や形は違えど共通するテクニックは随所にあるということです。
ひとつ引き出しが増えた。
まだまだ、まだあります。
①(半打拳)下段打ち → ②上段裏打ち
でのテクニックです。
①下段打ちでは、ただ技を出すだけだと身体が上ずってしまいます。
下段打ちは腰を切り下に叩きつけるように出す。
腰を内側に入れることで重たい技に変化します。
②上段裏打ちでは、今度はスナップを使い腰の回転で戻す(ムズい)
これが出来ると上半身の上下動が無くなり良いと思います。とのことでした。
冒頭で佐久本先生が言っていた競技空手の見せ方、指導者の引き出しの部分に通じますね。
今回のような細かなテクニックは、知ってると知ってないとでは大きな違いがあります。
競技力を上げるには勉強は切っても切り離せません。
スピードとパワーを上げる方法を理解した上で、反復練習するしかない。
そう感じたセミナーDVDでした。
余談ですが、受講者に混ざってセーパイの指導を受ける岩本選手ですが弾指打ちの時、腰のスナップが尋常じゃないキレでした。
こんにちは!
随分前に本屋さんで偶然目にした書籍です。
スマホでサクサク読めるし、通勤電車に丁度良いこともあり暫くしてKindleで買い直しました。
なんとこの本、以前には無かったQRコード付きでリニューアル販売されていました。
55種類紹介されているテクニックのうち、24種類動画で実際に勉強出来ます。
私も時々ですがYouTubeを拝見しています。
やはり動画はより理解し易いですね。
荒賀道場というだけあって、荒賀龍太郎先生の他、お姉さんと弟さんを加えた3名で指導されています。
さて、内容の方ですがさすが組手の教科書なだけあって、全て実践を想定した内容です。
全6章で構成されています。
第一章:試合時間帯別の考え方と進め方(16種)
第二章:試合場の場所別の攻め方と動き方(5種)
第三章:状況別戦術的打撃テクニック(12種)
第四章:対逆構え対策(7種)
第五章:試合に直結する実践的練習方(9種)
第六章:試合前の調整法と試合に臨む際の心構え(6種)
これを55種類に分けてテクニックを紹介されています。
少しだけ紹介してみます。
『自分の動きを顧みて、攻めるタイプ、待つタイプ、下がるタイプのどれに該当するかを知る』
これは自分自身の組手スタイルを指します。
敵を知り、己を知れば百戦危うからずという言葉のとおり自己分析です。
①積極果敢に攻めるタイプ
②相手の攻撃に合わせカウンターを狙うタイプ
③自分から下がり相手が間合いに入る瞬間を引き込んで狙うタイプ
自分の特徴を理解した上で、それぞれのタイプに応じた間合いの作り方を覚えることから始めると書いてあります。
上記の内容を今度は相手に当てはめてみると有効です。
例えば第一章ですと、、
『自分の動きを顧みて、攻めるタイプ、待つタイプ、下がるタイプのどれに該当するのかを知る』
(相手が攻めてくるタイプなら、その特徴を逆手に取って攻める
(相手が待つタイプなら、フェイントなどでタイミングを崩し、ゆさぶりをかけて攻める)
(相手が下がるタイプなら、間を空けられないよう注意し、相手のフェイントに合わせて間を詰めて攻める)
それぞれ各3パターン対処法が記されていてとても勉強になります。
自分や相手選手の特徴を分析し、それぞれの対処法を道場で繰り返し練習すれば試合で落ち着いて対処できるのではないでしょうか。
指導者の腕の見せ所ですね。
読めば読むほど質の高い教科書です。
第二章では、コートの場所別の戦い方からひとつ。
『場外を背にした場合は、フェイントを使って間を取る。または、相手に技を出させてカウンターを狙う』
なかなかハードな展開ですが、これも3つポイントを分けて写真付きで対処法が記されています。
1・相手はカウンターを狙っていることが多い
2・フェイントを使って間を取ることを考える
3・相手に技を出させてカウンターを取る
かなり勉強になりますね。
想定練習を積んでおけば慌てず試合運びが出来るんでしょうね。
学びを道場練習に落とし込んで組手のレベルアップを図りたいところです。
第三章 状況別戦術的打撃テクニックからもひとつ。
『相手のフェイントに対しては、フェイントで返さず間を切るか後ろ足を引きつけて間合いを詰めてしまう』
コレ動画付きです。
道場で地味に取り入れている練習でもあります。
相手の動き出しに反応するためにやってるのと同じ。
前に出てきた相手にプレスで反応です。
フェイントにプレスで反応すれば、相手は容易に踏み込めないし、そのまま技に繋げれば出鼻を捉えることが出来ます。
相手のフェイントには乗らず、意図を持って間を切るか、間を詰めるかとあります。
第四章 対逆構え対策ですとこうです。
『刻み突きはなるべく使わず、前の手は防御に使い逆突きで打つ』
なぜ刻み突きを控えた方が良いか。
こちらが右手で突いた瞬間カウンターでクロスを合わされる可能性が極めて高いから。
自分の前拳は防御に使います。
ガードする時も自分の身体が外に出るよう、左から右に向かって受けます。
反対にしてしまうと相手の内側に入り危険です。
なので攻撃は奥拳で相手の外側を取りながらがセオリーです。
第五章 試合に直結する実践的練習方についてです。
『全ての練習のベースとなるもの』
これを6つのポイントに分けて詳細に記されています。
1・全力を出せなくなったら勇気を持って休む
2・練習を休んだら、他の人の練習を見て力の無さを実感する
3・全力で目的意識を持つことで自分の足りない部分が見える
4・ピークで練習を終わらせピークから始めて上乗せさせる
5・聞く、見る、体験する全てを練習に取り入れる
6・日常生活の中には練習の機会が多くある
第六章 試合前の調整法と試合に臨む際の心構えです。
『試合当日は、試合時間にベストな状態で臨めるよう、逆算して調整する』
2時間前に食事を済ませ、以降はゼリー等の消化の良いものを口にするとあります。
会場入り直前に激しめのアップで心拍数を上げ、1時間半前にはアップを始めておき各関節の可動域を広げます。
これらのことは、試合で実力を発揮するために心得ておきたい内容ばかりです。
今はまだ技のフォーム固めの段階ですが、いつの日かこの本のような想定練習が出来る日が来ることを信じてインプットしていきたいと思います。
それにしても学びが多い教科書です。
こんにちは!
かなり久々の形DVDじゃないでしょうか。
組手DVDばかりが続いていましたが、このDVD実は昨年買ったもの。(2年寝かせてるのもある)
封も切らず丸1年寝かせてました。
理由は組手の勉強がもっとしたかったから。
でもこの夏季休暇は組手ばかりが続いていて、当ブログにお越しくださる方が飽きてしまうんじゃないかと思い考えが変わりました。
3時間近くのボリュームですので4回に分けてご紹介いたします。
01・挨拶 講師紹介
02・劉衛流の歴史
03・準備運動・基本
04・劉衛流の特徴
【挨拶 講師紹介】
劉衛流龍鳳会会長:佐久本 嗣男
2014,2016WKF男子形 2016WKF男子団体形:喜友名 諒
2004,2008WKF女子団体形:清水 由佳
2004,2008WKF女子団体形:豊見城 あずさ
2016WKF男子団体形:金城 新
2016WKF男子団体形:上村 拓也
講師陣は世界大会王者、錚々たる顔ぶれです。
【劉衛流の歴史】
劉衛流は始祖 劉龍公
2代 仲井間 憲里
3代 仲井間 憲忠
4代 仲井間 憲孝
5代 仲井間 憲児
道統5世 佐久本 嗣男
と受け継がれ4代の仲井間 拳孝先生の下を訪れ、門外不出だった仲井間家に伝わる劉衛流の門戸を開き弟子であった佐久本先生が受け継がれました。
遺訓にあった「一子相伝し、みだりに発動すべからず」の教えを代々頑なに守ってきましたが4代 憲孝先生は、もはや一子相伝など時代逆行と思考してか門戸開放に至りました。
長い間、門外不出・一子相伝として継ぎ守ってきた劉衛流の技が有難いことにセミナーDVDで学べます。
【準備運動・基本】
座学はここまで。
いよいよ稽古開始かと思いきや、なんと声を出す練習からです。
「私は練習中、元気の無い小さな声とかは好きではありません」
元気良く大きな声を出すことから始めよう。
準備運動はアジリティでした。
その場バタバタから、佐久本先生が上下左右に腕を振り素早く向きを変えるアレ。
アジリティの後そのままダッシュでした。
バタバタ中はずっと大きな声、方向転換では気合いの声です。
お手本を講師陣が見せ、セミナー参加者があとに続きます。
DVDには岩本 衣美里選手、國米さくら選手の姿も。
アジリティを終え、
ジョグからスキップ、
30歩小刻み前進からジョグ、
ラテラル、
腿上げダッシュ
でした。
次、移動基本に入ります。
基立ち / 追い突き
基立ち / 正面蹴り + 追い突き
基立ち / 逆突き
佐久本先生の声のデカさ、声の張り
張り詰めた空気の中、かなりの緊張感です。
続き、前屈立ち・四股立ち・猫足立ちの移動基本です。
立ち方が極まる瞬間、両掌底で自分の腰回りを叩きます。
グッと前に突っ張る感じで押し込んでいるのかな?
立ち方に極めを加える印象を受けます。
なぜか?佐久本先生は指導の最中に英語を挟みます。
頭が上下動してはいけないとか、そんな風に聞こえます。
四股立ちでは1歩進むごとに、両腿の内側と腰をポンっポンっと2回刺激を入れています。
開け!極め!こんな意味でしょうか??
猫足立ちの移動。これは初めて知りました。
左(右)猫足立ちとなり、ずっと同じ足で移動です。
通常左右の足を入れ替え前進しますがそうじゃありませんでした。
この時の注意点は、上足底で立つ前足は踵から移動します。
粘っこく移動しますが、尺取虫のように動いてはダメ。
また鼠径部を両手でチョップしながら入れています。
佐久本先生が大きな声で「全ては基本にあるよ!」
【劉衛流の特徴】
佐久本先生の説明を基に立ち方の勉強です。
「劉衛流は立ち方が他流派と少し違います」
踵から爪先までの長さを『一足長』と呼びこれが基本となります。
立ち方の向きは正面を向かず、蓮に構えます。
(両足ともに斜め前を向いてます)
ここから鼠径部を締めて正面に身体を向けます。
三角形(トライアングル)を作り金的を守っているそうです。
確かに前足つけ根にチカラが入りやすい気がしますね。
前進する時は、身体は斜めに振らずそのまま前に入る。
前膝はくるぶしに対し垂直ではなく、親指のつけ根に対してです。
歩幅は前後左右どこに動いても変わらない。
これを身体が覚えるまでひたすら練習すること。
これまで道場で指導してきた基立ち。
基立ちの深さが全く同じでした。
力が乗りやすいとされている立ち方ですね。
私も機会があれば一度で良いから沖縄で佐久本先生のセミナーを受講してみたいものです。
守礼堂もありますしね。