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2024年10月5日 (土)道場稽古120
こんにちは!
先週後半から今週いっぱいにかけて用事が立て続けに重なっていて、おまけに雨にも濡れて体調は最悪である。
-バンビクラス-
1・ウォーミングアップ
2・体幹トレ
3・固定式基本
4・形
-モンキークラス-
5・ルーティーントレーニング
6・体幹トレ
7・移動式基本
8・組手
バンビクラス
【ウォーミングアップ】
「いつもよりほんの少しスピードをあげよう!」
そんな声掛けで始まったバンビ練。
強く床を踏み込むことでスピードが上がります。
この感覚身に着けていないとスピードが上がっていきません。
ジョグ・ダッシュ・バックラン・組手フットワーク・アンクルジャンプ・抱え込みジャンプ・カエル飛びジャンプ・グーパー・ケンケン・ラテラル・仰向け(うつ伏せ)ダッシュ
空手に必要な一瞬の速さ。
特に仰向け(うつ伏せ)ダッシュは起き上がりの速さと一歩目の速さが大事。
走るの速くじゃないよ。
まだ理解するの難しいと思いますが。
楽しく競ってるから良いか。
【体幹トレーニング】
V字プランク・バックフルアップ・プランクで174分経過しました。
空手を通じてちょっとずつ我慢する事を覚えてくれたらと思います。
V字プランクはバランスが重要です。どこに軸を置くかで足が床に着いたり背中側に倒れたり。
安定する場所を見つける事が出来たら、粘りが生まれます。
これは自分で探すしかないので、まず考えてみよう。
【固定式基本】
空手は軸が大事です。
首が傾いてたり腰が折れていては美しさが損なわれます。
腰回りの安定(お尻を振らない)伝えながらの基本稽古でした。
引き手の取り方。
1・脇が開いたり
2・手首が曲がっていたり
3・お腹より前に出ていたり
4・手首と肘が平行じゃなかったり
やっちゃダメな事を言葉でキャッチボールしながら繰り返し練習しました。
突きの練習では、正中線且つ鳩尾の高さに両拳を置き、狙う位置を固定させ何度も突きの練習を行いました。
基礎固めの大切な時期なので、時間をかけてでも全員、理解出来るよう続ける必要があります。
中段横受け・上段揚げ受け・下段払いの3つの受けも注意ポイントを丁寧に指導しました。
正面蹴りでは自分で基立ちを作れるようにならないといけませんので持ってこい。
四股立ち突きでは根性を見せたK君。
声も出てたし自分の持てる力を出し切っていました。
この日の稽古で、ちょっと何かが変わった。
間違いなく変わった。
【形】
垂水区大会にエントリーした生徒も居てますので、形の時間も取らないといけません。
四の形ばかりやってますが、この形で立ち方・転身・力強い技の出し方を掴む事が出来れば十二の形は打てたも同然。
一番単調なこの形で、完成度を上げていきたいと思います。
Mちゃんは引き手の取り方に強さが足りないのが課題。
R君は随分良くなってきましたので、次は技のタイミングを揃える練習をしよう!欲を言えば腰の締め!
基本稽古でやる気が高かったK君。
クルっとまわった時に肩幅に広げる事が出来ればもっと良くなるな。
このブログを書いてる途中、良い方法を閃きました。
同様の課題を抱える生徒にも有効だと思いますので再来週やってみようかな!
(来週は体験さん来てくれるのでメニュー変えます)
モンキークラス
【ルーティーントレーニング】
マンネリにならないよう膝立ちジャンプの難易度を1段階上げました。
全員にやってもらうつもりじゃなかったけど、言葉足らずでした。
まだ素早く両足同時に立ち上がれない生徒は今のままでオッケー。
これが出来る生徒は、ジャンプした瞬間片足でバランスを取ります。
不安定な状況の中で軸をキープしますので体幹にも良い影響を与えます。
見てたら難なく出来る生徒もいましたね。
次のステップもあるからお楽しみに!
拳立てなんか自ら進んで拳立て伏せする猛者まで。
ケガしないでね。
でもこれ ”継続は力なり” ですね!
やり始めた頃は、至るところで悲鳴があがってたのに今では普通にこなしてる。
生徒に煽られてたまに一緒にやるけど、やっぱりい体育館の床は痛い。
お尻歩きと手技の瞬発力に加え、腰の切り替えしも。
腰が自在に扱えるようにアップに取り入れています。
【体幹トレーニング】
片足逆突き・足刀蹴り・プランクで315分経過しました。
ここ最近続けてる足刀蹴りの体幹トレ。
青空教室でクルルンファやろうかな!
シャープな蹴りと素早い引き足の成果を発揮する良い機会にしたいと思います。
【移動式基本】
稽古前に出張のお土産配ったり、なんやかんやとスタートが遅れましたので形の時間を削りました。
その分、予定より移動式の内容を濃くすることに。
あえて触れませんでしたが、全体的に上達している部分があります。
どうしても強い技をだそうとするあまり移動足でタイミングを取りがちだったのが、それがほとんど無かった。
タイミングの取り方掴んできたのかな。
キーワードは摺り足ね。
目的は「自分の立ち方」を身体で覚えること。
長さと幅。
これがバラついてるとまだまだ稽古が足りていません。
周りの生徒とほぼ身長が変わらないのなら、進み具合は同じなはず。
どんどん前に進んでいる生徒がいましたが、それは間違い。
必要以上に縦が長いからです。
基立ち / 追い突き
前屈立ち / 逆突き
猫足立ち / 手刀受け
四股立ち
このあたりを細かく指導しながらの移動基本でした。
初めての生徒も多いのですが、夜練で取り入れている複合的な移動基本を。
前屈立ち / 下段払い
猫足立ち / 手刀受け
四股立ち / 下段払い
後屈立ち / 下段払い
これをひとつずつ前進しながら技を極める練習でした。
最後、前屈立ちと後屈立ちの歩幅についての正しい理解を。
違うように見えて実は同じだった2つの立ち方。
1回の説明でどこまで理解出来たかは人それぞれですが、平安五段で出てくる後屈立ち。
形練する時は是非意識して立ち方を見直してください。
形競技では、基本が間違っていては減点されてしまうので、指導したことは忠実に守ってほしいです。
その上でのテクニック面だということを忘れないでね。
何となくの立ち方ではなくて、糸東流の立ち方を言語化できるくらいになってくれたらなと思います。
言語化する能力は近い将来、後輩に基本の立ち方や技を指導する時が来たらとても役立ちます。
【組手】
ブログにUPするのはいつになるか分かりませんが今繰り返し観返している、ある強豪道場の組手DVD。
技の基礎固め・基礎体力強化・下半身作り・瞬発力強化・体軸の強化、そんな事をアップの中で取り組まれている道場稽古を勉強しています。
観ては止め、頭の中で整理し実際に動いてみたりしながらブログに下書きしています。
今までの指導がムダだったとは思いませんが、基礎体力作りにおいては十分ではなかったと感じています。
そんな反省もあり組手の基礎中の基礎、動ける身体作りと体力強化。
今日はしっかり目にアップに時間をかけました。
組手フットワークにジャンプ系です。
やっぱり組手はスピードがあってこそ。
いつもの自分の動きより、もうちょいスピードを上乗せして取組んでほしいかな。
せっかくだからやる前よりも成長していこう。
ここから、2つのグループに分かれました。
組手の基礎を学ぶコースと打ち込みのグループです。
基礎組はステップを中心に始め段階的に刻み突きでした。
「突き」とは腕を伸ばして突くだけが「突き」ではありません。
突く → 残心
ここまでを「突き」と呼びます。
残心とは相手の反撃への備え。
備えるためには、出した技を素早く引き戻し、すぐ攻撃に移れる状態にしていないといけません。
これを3つの挙動に分けて練習しました。
突く → 引き手 → 残心
ステップから攻撃に移るリズムをひたすら繰り返し、実際に突いてみます。
まだ動きにぎこちなさが残る生徒が大半ですが、キラリと光る生徒がいるのは嬉しい誤算でした。
引き手のスピードを上げるには腕を引く意識ではなく、肘を後ろに引っ張る感じ。
引き手の練習ではスイッチせず、身体ごとぶつかる感じで相手との距離を潰し反撃の機会を奪います。
強く引き手を取る練習をした後、最後の仕上げ残心です。
かなり丁寧に時間をかけ練習しました。
今日のリズムを忘れないでね。
忘れないようにするためにも、家で動いておいてほしいです。
忘れてまたやり直しにならないようにね!
打ち込み組は2列に並び中段突きと刻み突き。
ある程度、基礎から応用にかけて経験を積んだ人たちのコースです。
打ち込みをただの打ち込みで終わらすか、試合で使える技に昇華させるかは生徒一人ひとりの意識ひとつ。
技の入り、タイミング、駆け引き、リズム、試合を想定していろんな入り方を工夫し自分の引き出しを増やすための時間でもあります。
そんな願いを込めた打ち込みの時間でしたが、さてどうだったでしょうか。
上手くいった技、試合で相手に決められた技、いつも崩される苦手なリズム、そんなのをイメージしながら自分のものにする機会にしてほしいと思っています。
最後は、ハンドミットとテコンドーミットを持って刻み突きと刻み蹴りのコンビネーション。
フェイクの突きなので2割でオッケー。
相手の前拳の動きを潰せたら十分です。
大事なのは8割の力で蹴る刻み蹴り。
蹴りで大事なことを2つ今日は学びました。
1・長い(遠い)距離を蹴るために必要なこと
2・蹴りのキレ(スピード)を上げるために必要なこと
長い(遠い)距離は、軸足踵を相手に向けること
キレ(スピード)は、奥拳の肘を思いっきり引き込むこと
今日の稽古を終えふと考えたこと。
みんなの目標ってどこに置いてるんだろう。
数ある習い事のうちのひとつかな?
健康維持やろか?
礼節を学びにきてへんのやろか?
課題を克服しながら試合で腕試ししたくないんかな?
入賞目指して自分に自信つけたくないんかな?
稽古後に改めて伝えましたが、
私語を慎む
ふざけない
ボーっとしない
時間を守る
話を目で聞く
センスが有るとか無いとか
上手いとか下手とか
そんなんじゃなくて空手の上達を心から願っているか、一生懸命かどうかだけ。
ひとつも聞き漏らすまいと真剣に食らいついてくる生徒には、より愛情を込めて指導します。
100パーのエネルギー使って指導してるので、本気で向き合ってね。
大会も近くなってきました。
やっぱり試合に出る人には後悔してほしくありませんが、私が出来ることはここまでです。
あとは自分自身の心構えと意識が大きく結果を変えると思います。
毎週稽古していて強く感じることがあります。
やっぱりスイッチが入った生徒は、稽古に対する取り組み方、目のいろ、気迫どれもこれも以前とまるで違います。
小休止中も空手の話題しかしてこないし、早めに道場入りして身体動かしてるし、居残り稽古のおねだりいつもやし。
基本も形も組手もグングン成長しています。
何とか結果出させてあげたいと強く想う。
最後ちょい難しい話で締めくくりましたが、みんなに守ってほしいことはたったこれだけ。
「信用貯金」を作ること。
やる気の高い人の時間まで奪わないこと。
これに尽きます。
本気になった生徒の姿が見れることを期待しています。