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2024-04-20 22:05:00

2024年4月20日 (土)道場稽古98

こんにちは!

 

黄砂で車が汚い、、

朝からこれじゃテンション下がります。

 

 

バンビクラス

00・早練

01・ウォーミングアップ

02・体幹

03・固定式基本

04・形

 

モンキークラス

05・体幹トレ

06・ルーティーントレ

07・固定式基本

08・形

09・組手

10・居残り稽古

 

 

-バンビクラス-

【早練】

審査と大会の間隔が無いので、3つ形を練習しないといけないY君。

審査向けの形と平安二段を早練しました。

 

四の形と十二の形は全て基立ちで行うようにね。

クルっと回った時の立ち方がとても大事です。

肩幅の回れるようにね。

 

追い突きの時、引き手は強く取れていますが、中段受けも同様に強く取らないといけません。

胸の前でバッテン作って強い引き手と綱渡りにならないよう立ち方を気をつけてね。

 

平安二段は最後の四股立ちの演武線。

2本目と4本目のルートは、1本目と3本目の手刀下段払いの手先です。

 

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気になるのは上段揚げ受けの時の立ち方が浅いこと。

重心を下げて前屈立ちね。

 

 

【ウォーミングアップ】

軽く身体を動かすことから始めています。

ジョグ・ダッシュ・後ろ向き・サイドステップ・足上げ・うつ伏せダッシュ・仰向けダッシュ

 

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ラダーは使いませんが、グーパーやシャッフルなんかのちょっと複雑な動作を入れて頭の体操しようかな。

60分しかないので、待ち時間の長いラダーは使わないことにします。

横一列で一斉に行うことで、時間短縮図ります。

 

 

【体幹トレーニング】

初バランスディスクちゃうかな。

 

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ゆらゆらと不安定な状態の中、軸に意識を置きます。

今日は片足立ちを3分間行いました。

フラフラでしたが108分間頑張っています。

K君の美しい片足立ち。

姿勢が良いので形が楽しみですね。

 

 

【固定式基本】

今日はバンビクラスにも下半身強化でした。

四股立ちの状態で両手を頭上にあげ軸を整えます。

良い姿勢を保ち四股立ち突きでした。

 

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引き手や突き、中段横受け・上段揚げ受け・下段払いの他、基立ちとなり左右の正面蹴りでした。

正しい基本を何度も何度も繰り返し基礎固めです。

 

カッコ良く技を極めるには、動かないこと!

ピタッと技を止めるようにね。

道着が擦れる音が出るくらい強い引き手を意識してみよう。

 

 

【形】

幼児たちも形が打てるようになってきました。

固定式基本と同じで強い引き手が必要です。

 

まだまだ力強さが足りませんが、全体的に今日は生徒の成長を感じました。

 

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神戸市と審査を控えるY君中心でしたが、他の生徒も全員形を指導することが出来ました。

今日の学びは足のバッテン。

中段横受けは胸の前で両手をバッテンして引き手パワーで技を出す練習をしていますが、

右追い突きした時の前足を後方でバッテンして回る指導を行いました。

今日これが見事にハマった。

ある意味幼児の指導はとても難しいですが見事にハマった。

どうしても綱渡りみたいになってしまいがちでしたが、ちゃんと回れるようになりました。

これは大きな収穫です。

審査がひと段落したら十二の形に移ろうかな!

 

 

-モンキークラス-

【体幹トレーニング】

バランスディスク6個じゃ全然足りなくなってきました。

生徒が上達するためなら投資は惜しみませんが、今日も大きなバッグ2つです。

体育館に荷物を置けたらやりたいこと出来るのだが。

 

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ディスクの上でプランクです。

今日はプランク一択で248分経過しました。

 

 

【ルーティーントレーニング】

拳立てする時は拳サポつけると良いかも知れませんね。

しっかり拳を固めていきたいと思います。

何度も言いますが親指は締めること!

手技と下半身の瞬発力も空手に必要なスキル。

バネ(スプリング)のようなイメージね。

お尻歩きすることで、自在に身体操作出来るようになることが目標です。

半身で技を極めたり逆腰を使えるようになるため取り入れてるよ。

 

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テキパキ動いて時間節約しよう。

この時点で30分弱かかってた。

 

 

【固定式基本】

 

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下半身強化でした。

四股立ちで姿勢の矯正から。

道場では糸東流の四股立ちを説明していますので、審査では正確に作れるように。

四股立ち突きも数多く突きました。

しんどくなってきたところからが自分との闘い。

歯を食いしばって根性みせてほしいところです。

 

自分の心までダマすことは出来ないので、膝を緩めずガッツを見せてほしいな。

踏ん張ることが出来れば、やがてそれが自信となり力がついてきます。

ここ一番で頑張り切れない人は、この先の成長もどうなるか分かりません。

簡単に諦め癖つけてほしくない。

しんどい時こそデカい気合出して乗り越えてほしいと思います。

それが出来る生徒が大好きです。

 

下半身トレまだまだ続きます。

今日は斜角突きに四股立ち突きも追加。

そこそこ長い時間続けたので足腰パンパンかも知れませんね。

 

白帯生には難しいとは思いますが、来週審査ですので猫足立ち手刀受けや四股立ち / 下段払い(突き)なんかも。

手刀受けは半身で技を極めますがお尻歩きの成果を発揮する時です。

下半身と上半身を絶妙に扱えないとカッコ良い技は出せません。

糸東流はスピードとキレを重視した流派ですので、もっとシャープに!

 

一太刀で相手をぶった切るイメージでね。

(最短距離で技を出すよ)

 

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【形】

 

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段々、自主練の色が濃くなってきました。

でもまだ難しいかな。一人で練習することは。

 

形練は、普段の指導を思い返しながら黙々と形を打ち込む時間にしたい。

それは帯や学年によって鍛える形が異なるから。

 

4年生はボチボチ指定形に突入しますが、3年生以下は平安二段と五段がメイン形。

基本形のレベルをひたすら上げる学年。

ましてや白帯生に指定形は早すぎます。

 

まずみんなに求めることは、

1・自分の練習スペースを自分で見つける。

2・一本いっぽんの形を集中してひたすら打ち込む。

3・人の邪魔をしない

4・課題を意識して稽古に臨む

 

このあたりが当たり前のように出来るようになれば張り詰めた緊張感の中、質の高い形練になると思います。

今日は4年生のK君、ひたすら真剣に形を打ってたな。

背筋の緊張感を維持することね。

決して猫背にならないこと。

手技のスピードがあるので今日みたいに自信を持って堂々と演武してほしいな。(目付は床じゃなく前方ね)

 

 

【組手】

「ゆっくり組手」を行いました。

ペア相手と遠間で、50パーのスピードとパワーで技の入り方の攻防練習。

意図は伝わったかな。

常に思考する癖。

いろんなイメージを膨らませることが真の目的です。

例えば、

 

・技の入り方

・間の取り方

・相手を誘う動き

・リズムやテンポを変える

・危険ゾーンに身を晒して相手をおびき出す

・カウンターを取る

・連続攻撃

・横の動き

・正中線を外した入り方

・手や足のフェイント

・プレスをかける

・一瞬動きを止める

・スライドを使った間の詰め方

・蹴りへの意識

・相手の動き出しに反応する

・フットワークにスイッチを混ぜる

・相手の突きを捌く

・逆体相手への攻撃

・引き込み

 

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ざっとこんなところでしょうか。

課題を持って練習に臨むことがテーマでした。

試合では練習してきた技しか出せません。

咄嗟の対応が出来る選手はそれだけ、いろいろな状況を想定して練習しているからこそ一瞬の判断で技が出せます。

 

なので今日は、これまで道場で練習してきた技は禁止。

各人が創意工夫しながら技や、技に入る前段階の引き出しを増やすための練習時間に充てました。

闇雲に突っ込む組手ではなく脳みそフル回転してみました。

 

目指すところは、エサ撒いて相手をおびき寄せて、エリアに侵入してきた瞬間を取るスマートな組手。

もしかしたらメッチャ頭使ったので疲れたかも知れませんね。

反応力・判断力・瞬発力・頭の回転が必要です。

でもなによりも組手はハートね。

気持ちが弱いと組手になりませんので。

 

何度も相手を替え、40分近くやった。

駆け引き仕方や技の引き出し増えたのなら、なによりです。

1回目の今日は意識付け。

意図を理解していろんな引き出しを増やしていこう。

 

 

【居残り稽古】

組手の居残りは4名。

4名で試合形式でした。

 

ついさっき行った、ゆっくり組手で試した動きを実際に活かす場が試合形式。

試合とは読んでの字のごとく、試し合いの場。

 

勝ち負けなんかじゃなくて、テーマを持って試合形式に臨み課題を克服することが特に必要なこと。

 

 

えっ?!

こんな入り方あんの?みたいな自由な発想で挑戦していこう!

2024-04-17 12:47:00

2024年4月16日 (火) 夜練25 @小部中学校

こんにちは!

 

体育館の中にいても分かるくらい雷ピカピカ光るわ、ゴロゴロ鳴るわ、雨降りだすわ、こんな日に限って大きなバッグ担いで来ました。

 

 

1・体幹

2・瞬発力

3・形

 

 

【体幹トレーニング】

 

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久々バランスディスクを使いました。

片足逆突きを3分間行いましたが、まぁ難易度の高いこと!

でもいつの日か、これが平気な顔して出来るようになった頃にはとんでもない形が打てているんじゃないかな。

じっくり焦らずプランクから段階的にやった方が良いかな。

75分経過しました。

 

 

【瞬発力トレーニング】

 

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手技のスピード強化と飛び込みのスピード強化を目的に取り入れています。

形にもスピードとパワーは必要な要素。

バチっと強くて速い技が出せるように瞬発力を磨いています。

疲れない程度に少ない回数を全力でやり切っています。

 

 

【形】

時間がたっぷりありますので、4人全員自主練。

一人ずつ生徒を呼び、審査と大会で打つ形に磨きをかけました。

 

一人あたり20分ちょいかな。

課題を見つけては身体に落とし込みながら、形を打ちました。

理想は、道場で指摘を受けた箇所を中心に自宅で自主練。

道場稽古で修正してきた部分の確認の場となれば理想的です。

 

課題を見つけては潰すの繰り返し。

そうやって個々のレベルを上げていけたら良いな。

今日は良い稽古が出来た気がします。

 

最後に今日のポイントを記しておきます。

 

H君

 

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立ち方の意識を持つこと。

基立ちの長さと幅。

決して寄り足せず踵も浮かさない。

寄せ足してしまうのは移動足を必要以上に前に出してしまうから。

軸足の開きにも注意。角度は20度ね。

軸足の締めが無いとどうなるか、ちゃんと正解を答えられました!

 

四股立ちが前傾する癖があります。

四股立ちを取り、両手を頭上に上げるだけで軸が整います。

整え方を覚えたら自分から修正出来るように心がけてね。

2部に上がって段々、集中力が高まってきてる。

この調子で頑張れ!

 

 

Mちゃん

 

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最近入会したMちゃん。

道場に来る度上達しています。

この日の指摘は2つ。

中段横受けね。お腹と肘の隙間は拳ひとつ分。

肘の使い方は柔らかくて良いと思います。

スナップ効いてるよ。

もう一つは、技に入る準備の時間を短くね。

ここを短縮出来ると技にキレが生まれます。

意識するのはここね!

 

引き手は床と平行に!

じゃないと突きがしゃくってしまう。

 

 

Kちゃん

 

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コツコツ頑張り続けることが出来て思考力も高いKちゃん。

以前、仮想の敵との攻防を意識すると指導しましたが、しっかり表現出来てきました。

意識ひとつで技のキレが増してきますが、身体に染み込んできたように感じます。

この日の指摘は反り腰。

拳先に力を伝えるには、反り腰ではいけません。

正面から拳を押されても負けないくらいでないと。

ポイントは移動基本で指導しているとおりです。

前足付け根に上半身を煙突のように乗せること。

今、自分の身体はどこに乗ってるのかな?

移動基本や形を打つ際中に確認してみてね。

 

もうひとつ。

技は下半身からの連動で出すこと。

軸足のパワーが腰に乗り、手先に伝わります。

波しぶきが立つように下半身のうねりでパワーを放出出来るように。

移動足にならないよう注意しよう。

 

 

S君

 

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スピード感抜群のS君。

課題は下半身からの連動でパワーを伝えきれていないこと。

いわゆる手突きです。

タイミングが少しだけ早いかな。

前述の波しぶきが立つ感覚。

この感覚が頭と身体で理解出来たらレベルアップすると思う。

横移動基本で丁度良い稽古方法があるので、やってみようかな。

 

もう一つ、全体的に形が窮屈かな。

もっと楽に呼吸を止めずに。

肩が上ずって、突きが短くなってるよ。

突きは肩甲骨から放つ意識でね。

おっと!

頭の先からつま先まで、緊張感を保つこと。

猫足立ちは上足底を立ててね。

 

 

 

全体的に共通することとして、

もっともっともっと基本稽古を大切にしよう。

同じ立ち方、同じ技を出しても違う形を打つと、途端に極まらなくなります。

中段横受けにしてもそう。 横受けは2つ無い。

猫足立ちにしてもそう。 猫足立ちも2つ無い。

雰囲気が違うのは基本をこなす回数、打ち込む数が足りないから。

 

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”奥義は基本にあり”

2024-04-14 00:18:00

2024年4月13日 (土)道場稽古97

こんにちは!

 

注文していた道着が到着!

早めに道場入りしていただき新入会生2人と帯の締め方の練習です。

帯止め差し上げますのでお使いください。

 

また試合用の帯のサイズ合わせや刺繍色・幅選び、道着の仕立てなんかの打合せも。

 

 

 

先月、体験・見学のお問合せでやり取りを重ねる方から稽古中連絡を頂きました。(着信気づかずですみません、、)

体験教室は毎週土曜日13時から体育館で開催していますので、いつでもお越しください!

また見学の方も、いつでも大歓迎です。

教室選びでは、道場の雰囲気を知ることはとても重要だと言えます。

道場毎に大事にしているポイントや、拘りなんかもあるはずです。

近隣にはたくさん道場もありますし、納得いくまで観て体験して教室選びされた方が良いと思います。

 

当道場では、体験教室は2回までと制限させてもらってますが見学はいつでも何度でも大丈夫です。

勧誘は一切しませんのでご心配なく。

 

 

バンビクラス

01・ウォーミングアップ

02・体幹

03・固定式基本

04・形

 

モンキークラス

05・ルーティーントレ

06・体幹

07・固定式基本

08・審査向け基本 / 形

09・形

10・組手

11・居残り稽古 

 

 

-バンビクラス-

【ウォーミングアップ】

 

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体育館の窓を開け道場内をグルグルとジョグ。

ジョグからダッシュ、サイドステップ、バックラン、足上げでした。

一列に並んでジャンプ系なんかも。

これから短い距離、少ない回数でラダーなんかも取り入れていきます。

久しぶりの体育館。大きな音鳴らしても全然平気である。

それにしてもバンビ達は元気だし声も大きいし、なにより楽しそうに稽古してくれるので癒しの時間です。

もう一回子育てしてるような昔を思い出す不思議な感覚。

新入会生2人も良い笑顔を見せてくれます。

 

 

【体幹トレーニング】

サイドプランク・プランク・V字プランクでした。

 

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インナーマッスル鍛えながらバランス感覚も養うV字プランク。

それぞれ1分間キープ出来るようになってくれば、次意識することは美しい姿勢ね。

これで105分経過しました。

 

 

【固定式基本】

基本的な立ち方と拳の握り方からスタート。

何度も同じこと繰り返して、頭と身体に染み込ませています。

親指で2本の指をグッと握ることが大事です。

 

握りの確認をした後、引き手に入ります。

ただの引き手ですが、これがまた重要です。

攻撃でも防御でも必ず出てきますし、手技のスピードを上げようと思えば、引き手を速くとることです。

ただの引き手がこれだけ重要なわけ。

引き手のポイントを記しておきます。

1・手首を曲げない(骨が折れてしまう)

2・脇を開かない(道着がシュッシュとこすれる音が出るくらいに)

3・肘と手首は床と平行(手首が下がると突きがしゃくれる)

4・拳はお腹よりも前に出さない(グッと引き込む)

5・高さは帯よりも上(上からコンコン叩いて脇腹の柔らかい部分)

 

脇が開かないのと手首に気をつけておこう。

悪い癖がつくと修正が大変。

基本がまずいと形の見栄えが上がらないよ。

 

引き手の次は突き。

2部で取り入れている突き方を試してみました。

このクラスは難しいこと言っても理解出来るはずがありませんが、意図を説明しました。

説明は割愛しますが、要するに右でついても左でついても同じところをめがけて突いてほしいです。

身体の中心ライン(正中線と呼びます)を突くようにね。

 

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受け技も3種類。

焦らず急がずしっかり基礎を固めます。

・拳の握り方

・引き手

・突き

・中段横受け

・上段揚げ受け

・下段払い

・正面蹴り

・立ち方

 

この辺のことがスムーズに出来るようになるのが当面の目標です。

 

 

【形】

 

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新入会生も交えて全員で『四の形』を練習してみました。

出てくる技は中段横受けと突き。

回る方向は、左 → 右 → 前 → 後ろ

これまでは形の時間見取り稽古してましたが、見様見真似でついて来てもらうことに。

途中、小休止も挟みつつ稽古を重ねました。

全体で形を打ち、今度は個別指導に移ることに。

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気になったことを記しておきます。(全員に当てはまることばかりです)

1・引き手を強く取る

2・中段横受けは胸の前でバッテンを作る

3・立ち方は基立ち(前膝を軽く曲げておく)

4・おへそを真っ直ぐ前に向ける

5・肩幅程度に足を開く

 

順番を覚えることが出来たら、上記の注意事項を意識して形の練習をしてみてね。

 

 

(つづく)

 

 

-モンキークラス-

【ルーティーントレーニング】

 

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体育館に戻り拳立ての時間を10秒に縮めました。

床が固かったかな。

上半身の瞬発力は変わらず3回。

まだ始めたばかりなのであまり上手く出来てませんが、これも回を重ねるごとにスピードが上がり平気で出来てくるんでしょうね。

楽しみです。

 

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下半身の瞬発力もそう。

先週まで出来なかった膝立ちジャンプ。

ある生徒が飛べるようになったことに本人と一緒になって喜んでました。

いちにのさんで両手を上に上げた瞬間がジャンプのタイミング。

コツを掴んだら飛べました。

小さな成功体験をいっぱい積むことで、空手道を通じて自分に自信を持てるようになってほしいと心から願ってます。

先日、瞬発力を上げるトレーニングが紹介されたDVDを入手しました。

長いGW休みがありますので、そこで勉強し道場に持ち込みます。

 

うっかりお尻歩きが抜けていましたが、生徒の「忘れてるっ!」指摘で出来ました。(ありがとう)

骨盤の動きに足がついてくる感じね。

上半身と下半身が上手く連動すると、形に力強さが増すと思い取り入れています。

左右の骨盤の切り替えしも滑らかに行えるだろうし、シャープでキレのある形に成長しますように。

形が上手い選手の動きに、ぎこちなさはありません。

お尻歩きを通じて身体操作が出来ることが先決かな。

試行錯誤ですが、形の打ち込みはそれからでも遅くないと思っています。

身体の動かし方が頭と身体で理解した上で、形のレベルアップを図る方向で考えています。

自分の想うイメージの形(初速があって、自在に逆腰が扱えて、常に軸が整っていて、極めが強い形)に近づけば最高です。

生徒とまず目指す部分を共有することが大事ですね。

『何のために』が生徒に落とし込めているか否かで、成果も変わってきます。

同じことやって5伸びる人も居れば、1しか伸びない生徒もいてる。

 

日頃から言ってる『意識高く』

説明は相手の目を見て聞く。

極めてシンプルなことですが道場の課題のひとつです。

 

稽古前に一定時間、思いっきり全力で遊ばせるとその後の稽古は落ち着きを持って臨めると、ある先生の本で読んだことがあります。

そういう解決策は自分の引き出しには無かったな。

 

 

【体幹トレーニング】

 

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大きく輪になって片足逆突きオンリーでした。

・片足立ちとなりジワッと真っ直ぐに沈む(軸を保つ)

・沈みきった状態で安定するまでキープ(床を掴む)

・曲げた軸足を一気に伸ばして逆突き(反対の足はしっかり抱え込む)

 

身体が前屈みになったりしないようにね。

体幹が強くなれば極めが強くなるよ!

形の競技力が向上することを信じて245分間続けています。

 

 

【固定式基本】

グッと拳を握れる生徒が居る反面、親指の締めが弱い生徒、しっかり握り込む習慣がついていない生徒がいるのも事実。

そんな理由があり始めたのが拳立てですが、今日は全員がしっかり握れていました。

短い本数を集中して突き、受け、正面蹴りでした。

今日指導した中段横受けの入り方。

忘れずにね。

自分の言葉で答えられるようになったら、理解出来たと言えます。

まだ指導中、目を見て聞けない生徒が居てます。

目を離すことなく、しっかり聞いてほしい。

 

 

審査向け基本 / 形

 

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最後の最後、審査に向けて道場内審査会を行いました。

基本審査は立ち方や技が正しく理解出来ているか見ています。

気になったのは正面蹴り。

畳み一枚のスペースがあればどこでも稽古出来ますので修正しておこう。

 

形もひと挙動ずつ丁寧に指導し、一人で平安二段と平安五段を演武してもらいました。

 

一人だし人前だしみんな観てるしで、少し緊張したかも知れませんがこんなのも良い経験かもね。

 

全員をしっかりと観たうえで、審査の用紙を配りました。

受ければ受かる審査ではありません。

用紙をもらった人は、引き続き努力をしよう。

努力を怠らずにコツコツと継続することが一番みんなに伝えたいことです。

 

 

【形】

道場を広く使い想いおもいに形の時間です。

私はグルグル回りながら指導。

 

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大会と審査を控える生徒が良い感じでやる気が伝わってきます。

新1年生のMちゃん、打つ形に力強さが出てきました。

 

表現が難しいですがノペッっとした単調な形もあれば、メリハリのある形があります。

最初から最後まで同じペースで進行し、技の強弱も全て同じな形を指しています。

(記憶に残らない形)

手技のスピードとタイミングが一致しだした感じかな。

後は立ち方の安定感です。

 

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全体的に共通することとして技の一致性。

軸足の張りで手技のタイミングを取ろう。

それと余計な力感。

逆です。

技を極める瞬間は息を止めるのではなく、薄く口を開き呼吸を止めません。

呼吸を止めてしまうと窮屈な形になるので注意。

でも、スッスッ スッスッ息吹出すのはNGね。

形を打ってる最中の呼吸の仕方は、シンプルに歩いてる時となんら変わりません。

息吹を出さず、息を止めず。

歩いてる時と同じ自然な呼吸で形を打とう。

 

 

【組手】

残りの時間、ここからはグループ分けです。

組手競技に出場する生徒で試合形式。

 

・神戸市大会 形出場者

・審査会あり

・大会、審査会なし

は形の時間を取りました。

 

これまで形の時間中、本人の自主性を促してきました。

『自分でスペースを見つけて形を打ち集中力が欠けてきたら小休止を挟み、決して人の邪魔をしない』

です。

どうだったかな?

一度も形の方へいけませんでしたが。

 

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私は主審しながら試合形式でした。

今日のテーマは間合い。

相手が間合いに侵入してきた時の反応の仕方です。

 

前で合わすか、バックステップで間を切るか。

一番ダメなのは反応出来ないこと。

 

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そこを意識付けしながらの試合形式でした。

なかなか良い動きを見せてくれたK君。

中段突きも深くてフォームも良く、ビビらず前で組手が出来ていました。

 

動きの中で技をコントロールするのはなかなか難しいですが、試合形式の中で距離間を掴む他ありません。

道場では後方の副審に旗を上げてもらうには、長い突きを見せないさいと指導していますが、距離が詰まって状態では話は別。

踏み込みは小さく取り、逆に残心を大きく見せなければいけません。

 

中段差し合いの場面もありました。

どちらかに旗が上がらなけければ試合は止まりません。

間髪入れずに次の技に移らなければいけませんが、互いに次の一手が出てきませんでした。

 

日頃から言ってること。

攻撃後は軸足にタメを戻す。

タメが戻ってれば2本目、3本目と技が途切れません。

 

今日やってみて感じたことですが、待ち時間の方が長いかな。

体育館いっぱいを使って、60パー程度で互いに技を出す練習。

ひと組ずつ、試合形式で進めてみようなかと。

短い稽古時間の中で効率を上げていくには、対人稽古の経験を重ねた方が得るものが多いかな。

 

後半、アドバイスしましたが試合とは、試し合いの場。

自分がどんな技を試すか課題を持って臨めるようになると、凄く良い状態ですね。

 

例えば、

「フットワークひとつとってもワンパターンにならないようにリズムに変化をつけてみよう」とか、

「敢えて危険ゾーンに身を晒して相手をおびき寄せてみよう」とか、

「相手のワンとツーの間をカウンターで狙ってみよう」とかね。

 

本能の赴くままの組手もアリと言えばアリかも知れませんが、頭で考えられる人の伸びしろは無限大だと思います。

狙った技がドンピシャで極まれば組手の楽しさにハマること間違いなしとちゃうかな。

 

 

【居残り稽古】

R君遅れてゴメン。

帯と道着のやり取りが残ってて少しだけでしたが組手でした。

 

居残りでやったのはタイミングのおさらい。

前で合わす中段カウンター

後ろにバックステップしながら捌いて逆上

 

中段カウンターも相手の刻み突きを潜るくらい深く。

組手前は股関節回りの柔軟をしっかりめに詰まりを取っておこう。

動的ストレッチの「ランジ」なんかもお勧めです。

 

間を切ってからの攻撃にもバリエーションが欲しいかな。

引き込んでの裏回し蹴り。

身長も高く蹴り好きなのでストレッチを大事にして足が上がるようにしよう。

 

やってて全く面白くないと思うが、自分の長所となるようストレッチから大事にして蹴りに磨きをかけてほしいと思います。

裏腿伸ばしや座って足をハチの字(∞マーク)に回すだけで股関節の可動域が増します。

まだ上段蹴れませんので、これらをしっかりやってると足が上がるよ。

準備を大切にね。

 

残ってくれてありがとう。

2024-04-11 17:23:00

必勝の空手 王者の組手トレーニング 【2・組手稽古編】1/2

いつもありがとうございます!

 

なんとっ!20万アクセス!

2022年のお正月休みに突貫工事で制作した道場のホームページ。

こんなにも立ち寄ってくれている方がいると思うとやる気もアップするもんです。

日本のみならず海外からも5通程問合せが届いてたり。

Google翻訳使ってメール読ませてもらいますが、外国語は全く出来ませんので全てゴメンなさい状態です。

仕入先開拓する時も、日本語オッケーが最優先事項な程です、、

 

 

今振り返れば開設当初は深く考えず、携帯番号を載せていましたので営業の電話もバンバンかかってきてました。

体験の問い合わせも電話で頂いていたのに、あの手この手で営業電話が鳴るので残念ながら削除することに。

 

 

それにしても全く想像出来ない程のアクセス数です。

感謝の気持ち?を込めまして予定してませんでしたがブログ1本あげときます。

出張出張の連続で自分のブログもあまり開きませんが、ふと見てみるとエラい数字になってました。

 

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ここ最近、道場稽古の中で生徒の瞬発力の底上げをしています。

ゆりを選んでくれた生徒たちに、通って良かったと思ってもらえるくらいに何か伸ばしてあげたいと思ってます。

どんなスポーツにも共通するであろう、体幹の強さと瞬発力。

ゴールデンエイジ期にあたる今しか手に入らない大事な運動神経も。

これが伸びてくると、体育の授業に良い影響をもたらしてくれるんじゃないかな。

このチューブトレもそう。

負荷をかけることでスピードを養う事が出来ます。

組手では出入りの速さは必須の能力。

このDVDでは、非常に参考になる稽古方法を学ぶ事が出来ますので良かったらご覧ください。

 

 

2巻では対人での稽古方法が収録されています。

これも2回に分けてシェアしたいと思います。

 

 

1・打ち込み稽古

2・ミットの打ち込み稽古

3・追い込み稽古

 

 

【打ち込み稽古】

ペア相手に前に立ってもらい、半歩踏み込めば突きが届く間合いを取ります。

奥拳でチューブを握り中段逆突きです。

 

軽くリズムを取りながら次は遠間です。

後ろ足を寄せ1歩踏み込み2ステップで中段逆突きです。

 

これを5本ずつ行い、チューブを腰に巻き同様に繰り返しています。

遠間でのポイントは 2つ

”相手と自分の足が交わるところまで踏み込む”

”膝の高さよりも腰を落とす”

 

中段突きの際、腰が浮くと相手の刻み突きが先に顔面に到達するためです。

刻み突きの軌道の下を『潜る』感じです。

※相手の突きが抜ければポイントになりません

 

腰にチューブを巻いたまま、逆突き・逆突きも紹介されていました。

台の人は2連打目で前足を1歩引き間を保ちます。

良い距離感で突かしてあげないといけませんので、下がり方にセンスが問われます。

お手本は、先日現役引退を発表された染谷 香予選手でした。

 

 

『刻み突きの打ち込み』

前拳にチューブを巻きつけ、通常の間合いで稽古しています。

遠間では台が1歩下がります。

後ろ足を1歩寄せ踏み込んで突きますが、ポイントはしっかり前足を踏み込んで突くことが挙げられます。

各3本突き、チューブを腰に巻き替えます。

上段 / 中段・上段 / 上段のワンツーと続きます。

これも2本目に1歩下がってあげる必要があります。

こちらのお手本は植草 歩選手でした。 

 

 

『蹴り技の打ち込み』

宮原選手に代わって蹴りのチューブトレです。

軸足の足首にチューブを巻き付け、正面蹴り・中段回し蹴り・上段回し蹴り・裏回し蹴りを4連続を3セットです。

「蹴った後のバランス」と「蹴り始めの前足の入れ方」が重要です。

 

チューブを腰に巻き、上段ワンツーのあと上段回し蹴りのコンビネーション。

2本目、3本目の技に合わせて上手く下がってあげないといけません。

 

突き蹴りのコンビネーションのあとは裏回し蹴り。

ペア相手が間合いを詰めた瞬間、チューブ側が下がって後ろ回し蹴りです。

少しテンションかけた状態から始めますので少し下がるだけでチューブに引っ張られます。

よほど体幹強くないとバランス崩しますね。

 

 

『返し技の稽古』

渡邊 大輔選手によるチューブを使った「受け技」・「出会い」・「見切り」・「捌き」のトレーニングです。

 

腰にチューブを巻き、ペア相手の上段刻み突きに対し、出会い(カウンター)の中段逆突きです。

この次は、相手の上段刻み突きを奥拳で捌いて刻み突き。

別のパターンでは相手の中段回し蹴りを、斜め後ろに捌いて中段突き。

各種3本ずつテンション張った状態でした。

 

ここから先は香川選手に交代。

少し難しい練習です。

腰にチューブを巻き自分がワンツー。

ペア相手が、前に詰めながら刻み突き。

これをバックステップで下がりながら捌いて、中段突きで極めます。

連打で前に出て、バックステップで捌いて返すという高度なチューブトレです。

ポイントは、しっかり攻撃を出し切ることと、反動を使って受けて返します。

 

またこんなパターンも。

腰にチューブを巻き上段ワンツーを仕掛けます。

ペア相手は先程と同じく、前に詰めながら刻み突きを飛ばしてきますので、下がりながら奥拳で捌いて刻み突きを極めます。

負荷がかかった状態でも、よほど筋力が強いのでしょう。

流れるような技の攻防です。

互いにフルスピードで技を出し合っていて緊張感が伝わります。

 

蹴りで極める練習です。

上段ワンツーで攻撃を仕掛け、相手が刻み突きを仕掛けたタイミングで、中段刻み蹴り。

自分は前進して技を出していますので、この時点でテンションかかっています。

そんな状態で片足立ちしますので、よほど体幹強くないと蹴りなんて出来ないことでしょう。

 

 

『反撃の連続技』

ペア相手が先に攻撃を仕掛けてきます。

それに対し、バックステップしながら前拳で捌いて逆上を返します。

攻撃をひとつだけで終わらさず、2本・3本と技を自由に出し追い込みの練習です。

(その間ペア相手は下がり続けています)

ポイントは、不十分な返し技を連続攻撃で補うことにあります。

 

 

組手の試合中では、仕掛けたり避けたり捌いたりと激しい動きの連続で、不安定なシチュエーションなんて普通です。

そんな状況の中、無理な体勢でも攻防は続きますので一瞬の判断で蹴り技も出さないといけません。

要するに体幹と下半身の強さが組手にも求められると言えます。

少し下がるだけでチューブに身体ごと持っていかれますので、チューブで負荷をかけることでバランス感覚も身につくのかも知れませんね。

 

このDVDで稽古の幅がかなり広がります。

チューブの数は4本だけしか所有していませんが、2人組・3人組でチューブトレを増やしたくなりますね。

 

 

ミットの打ち込み稽古

(刻み突き)

ペア相手がハンドミットをつけ構えてもらいます。

手には拳サポ、腰にチューブを巻きフットワークの中から刻み突きを出します。

突いたら直ぐに相手との距離を取ることがポイントです。

「間合いを取って下がる」の繰り返しです。

 

(中段逆突き)

前足で踏み込んで中段逆突きです。

これも突いた後、その場に居つかずバックステップです。

 

(上段中段のワンツー)

ペア相手は2本目の中段突きに合わせて1歩下がってあげます。

 

基本的に1つの号令で3回を数セット行うのが効果的とのこと。

数セットとは、実際に行う生徒の学年や体力によって異なるから。

実際の体力以上に回数をこなしても質の高い練習にならないということでしょうかね。

 

それにしても、お手本の植草選手の中段突きの姿勢の良さ。

突いたあと、素早く後ろ足にタメを作って戻っていきます。

柔軟性と下半身の強さがあってこそです。

柔軟性があるからこそ、前足をより遠くに踏み込み腰も落とせます。

形も組手も土台となる下半身に強さがなくては始まりません。

 

最後、直線的な打ち込みだけでなく、台の人がミットを左右に振っています。

目的の説明はありませんでしたが、見たところ左右に腰を切りますので稼働が大きくなり、さらに負荷が増す印象を受けました。

 

(正面蹴り → 回し蹴り)

宮原選手に交代しました。

ペア相手がミットの面を下に向け構え、スナップを効かせて正面蹴り。

蹴ったその足を降ろさず、上段回し蹴りしています。

ミットを持つペア相手の力量も問われる蹴りの練習です。

ひとつのミットでお腹 → 顔側面 と構えています。

チューブは腰に巻いています。

 

同様に裏回し蹴りにも変化させています。

ミットは両手で2つ使い。

蹴りも一緒でその場に居つきません。

素早くバックステップです。

 

(ビッグミットの打ち込み・突き技)

ペア相手はとても大きなビッグミットを正面に構えます。

腰にチューブを巻いた状態でパワー全開で突きの稽古です。

腰 / 全身 / 踏み込み の動きをフルパワーで連続3回。

フットワークの中から3連続の中段逆突き。

台も1歩・2歩・3歩と下がります。

遠い間合いから一気に距離を詰めます。

良い練習ですね!

 

他にはこんなのも。

中段突き → 中段突き → 追い突き

追い突きは足を入れ替えてです。

ただでさえチューブで負荷がかかっている中で、後ろ足を前に入れ替えますのでしんどいと思います。

 

ポイントは、当てると同時に瞬時に次の構えに入ること。

フルパワー全開で行いますが、ただただ力みっぱなしじゃ肩に力が入りますので、素早い引きを使って次の構えに入らないといけません。

3本目の追い突きでは、後ろ足のバネを使うことも大事です。

渡邊選手でした。

 

(ビッグミットの打ち込み・蹴り技)

香川選手に交代しました。

台の人はビッグミットを横向きに構えています。

中段回し蹴りを3連続で前に前に進みながら蹴り込みます。

段々テンション張るのでしんどいと思います。

台も蹴る度に後ろに1歩下がってあげます。

ポイントは「100の力」で3回連続で蹴ること。

力の継続です。

 

出来るだけ間を置かず、100の力の入れる / 抜く を連続させます。

力の抜き差しが身体で理解出来れば、よりスピードある蹴りが蹴れることでしょう。

 

 

【追い込み稽古】

この稽古は、柱にチューブを結びつけ一人で行います。

1コート分をフリーに技を出し続けます。

目安は1コートですので8メートル。

この距離をひたすら連打で進み、帰りは向きを変えもう一度繰り返します。

ただ、帰りはチューブに引っ張られますのでもの凄いスピードで戻ってきます。

壁に激突しながらの稽古風景でした。

 

香川師範のアドバイスは

「行きの最後は腰を高くしたまま終わらない」

「戻りの最後は全身を制御して留まる」

「勢いで身体が浮くのを我慢する」

「技と技の間をあけない」

 

 

往復の最後は中段逆突きが良いですね。

これを宮原選手が連続3セットでした。

それにしても超スピードの宮原選手、3回中2回スゴイ勢いで壁に激突していました、、

2024-04-09 00:00:00

古川 哲也の形強化セミナー バランス・スピード・タイミングを極める! 4/5

こんにちは!

 

随分ご無沙汰だった古川先生のDVDシリーズ。

道場稽古が増え、投下するタイミングが無かっただけですが。

 

さてセミナー4本目はスーパーリンペイ編。

ここまで剛柔流の指定形が続いていましたが、スーパーリンペイは剛柔流最高峰の形と言われています。

別のDVDでのお話ですが剛柔流の選手がこの形を打つ時は『負けちゃいけない形』と説明されていました。

剛柔流の形に強いプライドを感じるお話です。

 

近年世界大会では、他流の形を打つ選手が多く見受けられます。

剛柔の選手でもパープーレン選択したりしていますね。

最近のトレンドでしょうか。

 

 

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4・スーパーリンペイの極めポイント

 

始めの突きの挙動です。

突きの瞬間に身体が崩れてはいけません。

これまでのセミナーの内容では、

1・軸を保ち

2・肩を速く前にだし

3・腰も速く動かし

4・太ももを中に入れる

 

これらを注意してなおかつ、上半身の使い方が追加されています。

カタチが崩れないようにするには、肋骨をひとつの塊として安定させ突くことを道場で習うと思いますが、その段階を経た次のステップです。

 

『崩れないことを前提に、上半身の肋骨部分を突く側だけ前に入れるように意識して突く』

古川先生の説明では突き手側の肋骨を動かしますが、私は腕のつけ根(肩甲骨)を前に押し出す感覚で演武していました。

 

ペアとなり、後方から肋骨の動きを確認しあっています。

競技では、まずバランスが崩れてはいけません。

そのうえで『バランスを保った状態で、腕・足・腰・膝・動体、身体を総動員する』と説明されています。

 

突きひとつでこれだけの拘りです。

やってみると簡単なようで簡単ではありません。

私は宇佐美先生の突き方が身体に染みついていて、全然掴めずでした、、

 

でもこの胴体を動かしながらの突き方、スーパーリンペイでは『合わせ突き』・『逆突き』・『一本拳』・『肘当て』と使いどころが何か所も豊富に出てきます。

動かし方を心得ていればこの形では見栄えが大きく上がると言えますね。

軸を保ったまま真っ直ぐ突きを出せるようになれば、次のステップで練習してみれば良いのではないでしょうか。

 

「あんまり気配だして突いてはいけません」

肩を大きく引いて突くのは意味としてちょっとずれていますので、 

『動きの気配や気迫などは表に出さないように注意して、速さを出す

 

審判目線の話です。

突きの前動作で、「肩が開く」・「顔を作る」等の予備動作があった場合、そこから突き終わりまでの時間は見た目的に長く感じてしまうものです。

誇張した予備動作がなく、パチンっ!と速さと力強さがある突きを出す方が評価が高いとのこと。

もう突き終わってる!と感じる方が突きが速い印象を持って当然と私も感じます。

ホントに些細なことですが競技において、速さの意味をはき違えると逆効果だということが分かりました。

難しいですね、顔を作って気迫を全面に出しながら伊吹だして突く選手がほとんどのような気がします。一見キレを上げるためにやってるとも言えますが、観るべき視点がズレていると諸刃です。

 

 

突きの後は回し受けです。

引ききったあと、肘を締めることがポイントのひとつ。

背中で寄せて、寄せたものを開きます。

(身体の前面だけでなく、背面の意識が必要です)

 

 

三戦立ち / 回し受けを4回行ったあと、3方向に猫足立ち / 回し受けを取ります。

『猫足立ちが極まるのに合わせて受けも極めます』

 

このあとスピードに乗った転身動作が入りますが、軸をブラさず入るコツを説明されていました。

回転動作で軸がブレると確実にバランスが崩れ減点に繋がりやすいところでもあります。

また、三戦立ちで力強さを出そうとするあまり上半身(というより顔)が前に倒れがち。

この癖も修正するポイントが分かりました。

『首筋を立てるように意識して、身体の軸がブレないように回し受けに入る』

 

 

一本拳で貫いたあと、左手で相手の手を持って来て右手で金当ての挙動です。

『金当てを打ったときの左手が膝の外側に行かないように、しっかり張る』

『バランス良く・初速を速く・後ろ足を寄せる』

 

 

掛け受けを3回繰り返したあとの挙動です。

『3回目の掛け受けの時、胸を張らず肩肘が落ちた状態にすることで、前蹴りの足が上がりやすい』

『2段蹴りの前の掛け受けも身体が伸びているとジャンプ出来ないので、胸を張らずに膝は緩める』

 

 

狐拳に入る前の最後の突きです。

『スーパーリンペイの最後の貫き手・セーサンの正拳突きは、相手の突きを脇影という急所を突く技なので、突きの高さに注意する』

『ずらすのと脇影を突くのをほぼ同時に行うので、指定形のセーサンでは左手の入り方に注意する』

 

 

形を打つ際のおさらいです。

1・バランスを大事にする

2・スピードを出す

3・タイミングを合わせる

 

タイミングとは、

1・手と足のタイミング

2・気迫と身体のタイミング

3・呼吸と技のタイミング

 

シンプルに勉強になるDVDです。

形の競技力を高めたい人には必見。