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2024年11月30日 (土)道場稽古125
こんにちは!
実に9日以来の土曜稽古。
選挙で使えなかったり先週は大会と重なった事もあり久しぶりに生徒の顔を見ることが出来ました。
12月は最終行事の審査会が控えていて今、生徒達はそこに向けて努力を重ねています。
先日入会したばかりのY君の道着をお渡ししました。
道着を手にした時のあの笑顔!
こっちまで喜びが伝わってきてほっこりしました。
また今日は1名、女の子が体験に来てくださいました。
これも凄く嬉しかった。
なんだか秋に入り体験の問合せや、実際に生徒が増えだしてきました。
30人目前です。
新入会の生徒が増えていますので、道場の決め事を書いておきたいと思います。
まず、お休みする時は必ず連絡を入れるようお願いいたします。
次に、開始時間の5分前には入室するよう心がけてください。(遅刻せず最初の挨拶から)
入口で靴を並べて入室しますが、ここで立ち止まり立礼します。
これはトイレ等で途中の出入りも必ず行ってください。
次に、検温し出欠簿に記録します。(学校行事は予めお知らせください)
検温が済みましたら、私のところに来て元気よく「オスっ!」と挨拶するようにね。
来たよの意味を込めてね。
稽古中の返事は「ハイっ!」
組手での打込みの際は稽古仲間に互いに礼を行い、稽古後は指導者に「ありがとうございました!」
退室する際は、道場に立礼するようお願いいたします。
入退室の立礼や指導者への挨拶は何も道場だけではありません。
これから先、別場所に稽古に行ったり試合会場でも同様です。
普段の道場稽古から、靴並べや挨拶・返事がしっかり出来るように習慣づけていきましょう。
理念として、空手の技を覚えるよりも先に礼儀作法、心の教育を一番大切にしています。
-バンビクラス-
1・ウォーミングアップ
2・体幹トレ
3・ラダートレ
4・固定式基本
-モンキークラス-
5・ルーティーントレ
6・体幹トレ
7・模擬審査 基本
8・模擬審査 形
バンビクラス
【ウォーミングアップ】
早めに道場入りして暖房ON!
夜練は極寒ですが、昼間でも十分寒くなってきました。
まだ生徒達は動いてるのでマシだと思いますが、熱心に見学されています保護者の方にとっては大変な時期になってきました。
入口の扉閉めておこうと思います。
ジョグ・サイドステップ・ジャンプ・アンクルジャンプ・カエル飛びジャンプ・仰向け(うつ伏せ)ダッシュ。
これらで俊敏に動ける身体作りです。
寒いしアップ必要ですね。
バンビはしょっちゅうやってるがモンキーはやってませんでしたが、短い時間パッと身体温めておいた方が良いかも知れませんね。
【体幹トレーニング】
途中、携帯に連絡があり少し退室しました。
すみません。
3つ目の体幹はプランク。これで189分経過です。
【ラダートレーニング】
暖房つけてるとは言え、まだまだ寒い体育館。
ラダーで俊敏性を上げました。
クイックランとグーパーのふたつ。
途中にラテラル2イン2アウト挟みましたが、アレレ?
久々のやったからかすっかり忘れてた様子。
3週間も間が空くのはマズいですね。
「つま先で駆け抜ける」・「足が床に着地したらすぐ動く」
この2つ意識したらスピードが上がるよ。
脳からの指令を筋肉に素早く伝達出来るようになれば運動神経高まります。
ゴールデンエイジ期の生徒たちには、たくさんSAQとコーディネーション能力高めてあげたいと思う。
この時期に覚えた動作は一生ものの運動神経です。
プレ期からゴールデンエイジ期にとにかくいろんなSAQトレに触れておこう。
【固定式基本】
今日の基本稽古に入る前に行ったことは、正座の仕方・座礼・立礼でした。
せっかく空手道を体験してくださいますので、一番大事な部分を丁寧に指導しました。
空手道は "左座右起"
左手左足から進め、右手右足から順に立ち上がります。
手を添える位置、跪座の姿勢、目付の位置、黙想。
幼児たちが多いクラスですので、なるべく分かりやすい表現を心がけていますが覚えられてるかな?
次に拳の握り方。
握り方にもいろいろな方法はあると思いますが今、指導してる握り方が一番簡単!
キレイに拳頭が揃います。
ちゃんと握れていれば、床や壁に拳をピタッと当てる事が出来るよ。
手首は真っ直ぐに固めておくこと。
拳が上ずったり垂れてしまうと実際にミットを突いた時、拳を痛めてしまいます。
作法と握りの次は、立ち方でした。
毎回欠かさずやってること。
閉足立ち・結び立ち・平行立ち・八字立ち・ナイハンチ・四股立ち
足のカタチと名前が一致するようにね。
この後は、平行立ちとなり「引き手」を学びました。
注意するポイントは4つ。
①手首は曲げない
②脇は開かない
③帯よりも上
④お腹よりも前に出ない
引き手は突きや受けの際、必ず出てきますのでとても重要です。
正しい理解でバシッと極めないといけません。
引き手を強く取れるようになると、突きのスピードが上がりシャープになっていきます。
突きは正中線且つ鳩尾の高さです。
左右どちらで突いても目標位置は同じ。
一撃で倒せるように強い突きでね。
今日の受けは中段横受け。
ここでビックリしたのが体験に来たEちゃん。
初めてなのに吸収力高め。
技を2挙動に分けてゆっくり何度も稽古し、最後号令に合わせて1挙動でやってみたところ、、
出来るじゃありませんか!
パチッと引き手とタイミングを合わせて強い技が出せていました。
突き・受けの次は蹴り!
基立ちの取り方を学んだあと、正面蹴りでした。
膝の抱え込みが重要な正面蹴り。
サッカーの蹴りと空手の蹴りの違いを説明して稽古しました。
これも挙動を4つに分けて繰り返し頑張りました。
実際に蹴りは「上足底」で蹴ります。
背伸びした時に床に触れている部分が上足底。
足の裏全体を相手に見せないようにして蹴ってみよう。
号令に合わせ実際にミットに蹴り込んでみました。
あと5分稽古時間がありましたので、突きを100本!
バンビの生徒はみんなテンション高め!
Eちゃんも負けじと超デカい声で100本突ききったところで稽古を終えました。
また来てね!
モンキークラス
【ルーティーントレ】
下半身の瞬発力。
これまでどうしても飛ぶことが出来なかったSちゃんとK君。
今日飛べた!
チカラの抜き差しやタイミング、腕を振るコツなんかが掴めてきたのかな。
一気にチカラを爆発させれるように。
【体幹トレーニング】
足刀蹴り・レッグレイズ・バックプランクで327分経過しました。
足刀蹴りはつま先を伸ばさずに下足底で押し込むとともに反対の足を引きつけて。
両方を同時に別々の動きで。おへそをのぞき込む姿勢(クランチ)すると体幹が鍛えられるよ。
1分間レッグレイズやるのもかなりキツいはず。
3秒かけて足を上げて、3秒かけて踵すれすれまで降ろします。
体幹が強いと押されても崩されないよ。
不安定な状態でもビクともしない強い体幹を作り上げよう。
バックプランクも体幹活かして身体を支えてね。
【模擬審査 基本】
ここから2時間弱かけて本番同様の道場内審査。
随分前から予告していました。
11月は全体稽古の回数も少なく、用紙の回収もタイトなスケジュールになるのは分かっていましたから事前アナウンスしていました。
受審級に必要な内容も開示しています。
あとは本人の努力ひとつです。
白帯生から順に帯毎に呼び出して基本です。
白帯は突き・中段横受け・基立ち。
このあたりを正確に。
オレンジ帯になると演武線が出てきますし、青帯では猫足立ちや回し蹴り、緑帯にもなるとやや複雑な連続技が出てきます。
審査する先生にもよりますが、青帯あたりから審査内容を口頭で説明するだけ。
手取り足取り見本を見せてくれることもありません。
聞くチカラ、技や立ち方の理解力も同時に必要になってきます。
隣キョロキョロ見てるようではダメ。
帯の色が濃くなるにつれ要求レベルも高まります。
一発合格目指して今日指摘したことをクリア出来るように努力してほしいと思います。
空手って大会を通じて腕試しする場がありますし、審査会を通じて黒帯を目指す道もあったりします。
段々黒帯に近づいていく過程を楽しんでほしいなと思います。
上達に近道は無くて、ひとつの技を繰り返し繰り返し磨き上げることでいつの間にか上達していくものです。
ある日突然上手くなる事なんて無いし、やらなきゃ覚えられません。
地味で面白くないと思いますが、基本がしっかり出来ていないと形は絶対に上手くなりません。
絶対って言葉はあまり好きではありませんが、基本稽古を疎かにしているうちは形の上達はあり得ないと思っています。
試合で勝ちたかったら基本を磨く。
審査に合格したかったら基本技を正しく習得する。
これに限ります。
みんな黒帯目指して頑張れ!
【模擬審査 形】
形も級毎に分けて行いました。
白・オレンジまでは道場指導形に加え平安二段。
6級の生徒は平安三段と平安五段です。
5級の生徒は平安初段と平安四段。
4級ともなると平安形5つのうちひとつ抽選です。
なので今日の模擬審査はどれに当たっても大丈夫なように5本全部打ちチェックです。
もうひとつ指定形。
緑帯になった時点で、あやふやな理解は許されませんし指定形はひとつ覚えていないといけません。
ここでグッとハードルが高くなりますので、分からない人は道場で聞きに来てね。
ほっといても一人で稽古出来る生徒、
形練の時間になると、私の近くに寄って来て観てもらいたく声をかけてくる生徒、
コツコツと稽古する生徒に分かれますが、この時間をどう有効に使えるか。
貪欲な生徒は伸びると思います。
ちょっと自信が無い挙動があれば聞きに来てね。
何も恥ずかしいことじゃないよ。
知らないままにしておいて、次の形に全体稽古が進んでいく方が後々しんどくなるよ。
それと反復練習。
教わったことを復習しないでおくと記憶も弱まるし、また同じ指摘を受けることになる。
一回いっかいの稽古は当然大事ですが、毎日家でちょっとだけでも復習する習慣がつけば道場稽古についていけます。
私の基本的な考え方としましては、
1部は理解が一番下の生徒に合わせて指導します。
でも2部はそうではありません。
反対に一番上の生徒に合わせて進めています。
いつも言ってることですが空手は同じことの繰り返しで、同じ基本ばっかりやってます。
道場で稽古するのも多い生徒で週2回しかありません。
1回よりも2回の生徒。
2回に加え家練する生徒の方が上達するのは当たり前です。
せっかく選んだ習い事。
空手道を通じて黒帯を目指し過程を大切にしてほしい。
コツコツ努力出来る人になってほしいなと思います。