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2024年12月4日 (木) 夜練54 @鵯台中学校
こんにちは!
日々お預かりした生徒の成長に最適な稽古は何かを自問自答しメニューを構築しています。
この1年で週2回に稽古回数を増やしましたが、まだまだ足りません。
集まってくれる生徒に結果が伴うよう、一回いっかいの稽古をムダにしない思いで私も本気で取り組んでいます。
1・体幹トレーニング
2・形
3・組手
【体幹トレーニング】
片足逆突きだけ左右の足で3分間行いました。
これも大事な稽古。
ふらつきそうなところで、どう身体をコントロールすれば安定するのか試しながら、感じながら探ってほしい。
これで162分経過。
【形】
来年に向けて形練を見直をそうかと。
早ければ4年生にもなると1回戦から平安五段で、もうひとつ用意するとなると指定形。
道場では来年、高学年となる生徒がたくさん居てますし。
この日のミッションは、なんとなくじゃなく正確に技や立ち方と名称を一致させることでした。
糸東流の第一指定形で初登場する技(立ち方)がざっと挙げるだけでもこんなにも。
・掛け手受け
・流し受け
・内受け
・拳支え受け
・輪受け
・肘繰り受け
・掬い止め
・振り捨て
・拳槌挟み打ち
・中段肘当て
・四本貫手
・裏打ち
・揚げ突き
・諸手突き
・金的打ち
・三戦立ち
・波足
一気に難易度が上がります。
生徒にバッサイ大とセイエンチンどちらから覚えたいか聞いてみたところ3-1でセイエンチンとなりました。
改めて生徒に伝えたこと。
新しい形の挙動を覚える程度で良いのなら、いつでもナンボでも教えます。
ただ形競技で優秀な成績を収めたいのであれば、形は絞りたいところ。
首里手の形で、技の切り替えしや強弱の使い方が必要なバッサイ大は、キレとスピードに自信がある生徒向け。
一方セイエンチンは那覇手の形で重厚な動きに特徴があります。
地面に根が生えたようなドッシリとした下半身に安定感がある生徒に向いていると言えます。
12月の夜練はこの2つの形をこれでもかっ!ってくらいに丁寧に指導します。
その上で来年自分がどの形で勝負していくかを、自分の意志で決めてほしいと思っています。
自分で決めた形を納得いくまで、とことん磨きあげたらたとえ試合で負けたとしても悔いや後悔は残りません。
自分自身のことをあれこれ人に指図されていては、知らず知らずのうちに意思決定の機会を失ってしまい成長の妨げとなります。
なにより負けた時、人のせいにしてしまう。
自分のストロングポイントに合った形を選択してほしいと思います。
キレやスピードに自信があるならバッサイ大、下半身の強さを活かしたいならセイエンチンです。
12月たっぷり形練して自分自身と向き合いながら、時間がかかっても良いので決めてください。
長々と書きましたが、こんなお話をしました。
かなり丁寧に進めていましたので、平安五段は30分かけて折り返し地点を少し過ぎたあたり。
セイエンチンも30分間で1/3程度でした。
おっと!
セイエンチンはスローな形なので、ある意味でごまかしが効きません。
間違った技や立ち方は一発で審判の先生にバレてしまうよ。(だから正しい理解が必要)
残り3回の夜練で平安五段・バッサイ大・セイエンチンの3つを正確に技・立ち方・名称を一致させます。
前回のおさらいをする程の時間的余裕はありませんので各自、家練で復習しておいてね。
【組手】
この日のメニューはスピードとパワーUPでした。
組手競技において出入りの速さは必須。
いつの間にか相手の間合いに入っていたり、差し合いになっても負けないパワー。
打ち負けなかったら、その後の展開も優位になるはず。
2名の生徒と30分間ひたすらにチューブでした。
お腹に巻いて前進して、
手首に絡めて突きまくって、
効果の確認でチューブなしで同じ技出してみたところ、、
見ただけで分かるスピードの違い。
本人も速っ!
身体絞って、
キレ上げて、
動ける身体にリニューアルして、
自分に自信つけて、
形も組手も挑戦して、
とことんやり切ろう!