谷派空手道修交会心武館
神戸ゆり道場

形稽古により集中力を養い、組手稽古を通じ強い気持ちと
相手を思いやる心が芽生えます。

ブログ

2025-04-13 11:03:00

2025年4月12日 (土)道場稽古142

こんにちは!

 

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いつも通り学校に到着するとキレイに咲いた桜が。

花粉はツラいですが、とても過ごしやすい季節になりました。

 

 

-バンビクラス-

0・早練

1・ウォーミングアップ

2・体幹トレ

3・審査基本

4・組手

 

-バンビクラス-

5・ルーティーントレ

6・体幹トレ

7・審査基本

8・形

9・居残り稽古

 

 

バンビクラス

【早練】

3月に入会したばかりの生徒2名の早練でした。

新1年生のH君と年中さんになったばかりのMちゃんです。

人懐っこい幼児のMちゃん。

1ヵ月で中段横受け・上段揚げ受けが出来るようになってます。

下段払いももう少し!

順調すぎるくらい順調!

幼児の間は、出来なくても全然心配なんてする必要なくて来てくれるだけでオッケー!

幼稚園と同じで集団行動に少しずつ慣れ、落ち着いて先生のお話が聞けるようになるだけでもう十分です。

 

H君の方は覚えが早かった!

受け技も3つ出来るようになっていて、今日はじっくり四の形でした。

他の生徒の審査が近づいていたこともあり、形練は見様見真似でついて来てもらってましたので、しっかりと指導するのは実はこの日が初めてでした。

あっという間に四の形を覚えてしまいました。

 

 

来週はありがたいことに体験教室のご予約が入りましたので、早練はお休み!

新しいバンビちゃんに空手道の魅力・楽しさをしっかりお伝えしたいと思います!

 

 

【ウォーミングアップ】

 

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久々の体育館!

チビちゃんらしく元気よくジョグから!

このチビちゃんとの時間、ホントに癒されます。

手を握って離さない子やずっと話かけてくれる子、みんな可愛すぎます。

子供たちからパワーもらってます。

元気よくダッシュしたりサイドステップ・ジャンプ系です。

いっぱい動いて筋肉つけて動ける身体作りがメインです。

足腰弱いと思った動きが出来ないんでね。

 

 

【体幹トレーニング】

 

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バックフルアップ・V字プランク・サイドプランクで240分経過しました。

身体が弱いので身体を支えることが出来ませんが、直ぐにリスタートは出来るはず。

今度は片足で立ってみたりの動きを加えた体幹トレをやってみようかな。

 

 

【審査基本】

バンビ生の中にも審査に挑戦する生徒が出てきました。

せっかくなので全員で一度やってみることに。

左右の突きに正面蹴り。

この辺はいつもと同じですが、最後は基立ちをとり中段横受けと追い突き。

当日慌てなくて良いように続けていこうかと思います。

 

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審査に出てくることはありませんが四股立ちの練習も。

腰の落とし具合と上半身の姿勢を正していきたく、壁に背中をつけてイメージを共有しました。

前屈みにならないように。

あと背中が丸く猫背になってもいけません。

せっかく空手習ってるのに姿勢が悪いとダメ。

最後は四股立ち突きで下半身強化しました。

 

 

【組手】

 

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先週割と時間をかけ習った組手。

またここで間が空くと忘れてしまいそうなので、形の時間を削り組手に充てました。

まずは構え方。

腰の落とし具合とスタンスに両手の位置。

今は同じことをひたすら何度もやる期間。

ステップもカニさんのように歩くんでなく、歩幅も変えずステップです。

ステップのあとは、刻み突きと中段突きでした。

 

前足の踏み込みと突きのタイミングが難しいところですが理解出来たかな。

中段突きの深い姿勢を指導しましたが、かなりキツかったと思います。

これも足腰強化。

やってくうちに強くなってくるので、短い時間でもやらんとダメですね。

タイミングが掴めてきた頃に実際にミットに移ろうかと思います。

 

構え方・ステップ・刻み突き・中段突き

ここが理解出来たら組手がグッと楽しくなると思います。

ドンピシャのタイミングでミットに突きを極めることが出来たらテンション上がるだろうなぁ。

 

 

モンキークラス

【ルーティーントレーニング】

両手タッチと膝立ちジャンプ、お尻歩きに加え組手やる気マンマンでしたのでスピードトレがひとつでした。

神経系の発達が完成されると言われるゴールデンエイジ期。

この時、何やったかで生涯の運動神経が決まってくるとても大事な瞬間です。

高学年の生徒にとって、もうあと僅かしかないゴールデンエイジ期。

ゆり道場を選んでくれた生徒一人ひとりに、可能な限り運動神経つけさせてあげたい。

また複雑な動作も短期間で習得できるとも言われています。

これからの長い人生の中で「今」しかないとても貴重な時間に質の高いメニューを投下していきたいと思う。

今を大切にしよう!

 

 

【体幹トレーニング】

 

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プランク・V字プランク・バックフルアップで375分経過しました。

丹田への意識で身体のふらつきが軽減されるので意識してみて。

まだお喋りが多いな。

自分は喋ってても良いけども、周囲への邪魔になってないか振り返ってみてね。

稽古への入り方が悪い。

 

 

【審査基本】

 

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白帯から順に全員で基本審査メニューをこなしました。

白・オレンジの生徒が緑・茶の内容が出来なくても問題ありませんが、観てるだけでは退屈だし全員で全部こなしてみることに。

分かってると思いますが、審査中は手取り足取り伝えることはありません。

集中して指導者の言葉を拾う習慣をつけていないといけません。

聞くチカラと考えるチカラね。

違う動きする生徒もチラホラ居てたよ。

 

 

【形】

 

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これも審査に向けての個人練。

グループごとに固まり練習しました。

私はグルグルと、アッチいったりコッチいったりと言った具合でした。

 

一般Eさんとは指定形でした。

受審級的には修交会指定形がひとつのはずですが前回も指定形とのこと。

当日、予定通り修交会の形だとかなり焦りますがどうでしょうか。

 

バッサイ大の方は特に問題はありません。

しいて課題を挙げるとすれば全体的に呼吸を止めがちに感じます。

普段歩いている時と同じ呼吸を心がけてください。

あと、技の名前や何を表現しているか良く質問されますので、その辺のおさらいをしています。

 

初めての審査のEちゃんは後ろ足の開きと肩幅に立つことに注意して。

 

緑帯のK君、バッサイ大の見直しです。

ひとつずつ、挙動順に説明していると4年生R君とK君も横で一緒に。

せっかくなので3人でより丁寧に頑張りました。

 

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切りよくここで形練を終えても良かったのですが、まだセイエンチンの覚えが十分でない生徒もいますので緑帯を呼び、全員でおさらいをすることにしました。

そこそこキッチリやったのでアッという間に16時前。

 

組手やらずでタイムアップとなりました。

 

 

【居残り稽古】

 

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S君が組手居残りのリクエストを。

Kちゃんも残ってたので30分弱ですが、2人で技の入りの練習でした。

 

刻み突き。

単調な攻めだと相手に気づかれてしまうので、入り方に工夫を持たせました。

 

入りのリズム、横からの入り、フェイントからの刻み突き。

この3つを交互に確認作業でした。

 

今日やり損ねたメニューの中段突き。

深さと速さに磨きをかけたいところです。

近距離でブザーに合わせての差し合い。

前足の踏み込みと強い腰の入れ方。

素早く切り返し次の技への準備。

腰が入ってないと、突きが短くなるのでそれだけで不利になってしまいます。

 

まだまだ意識しながら練習を繰り返している段階ですが当然やる前と比べ、やった後の方が上達しています。

中段突き、少し成長したよ。

 

居残りや早練、夜練なんかは生徒が少ないのでしっかり観て指導が出来ます。

利点を最大限利用する生徒は成長速度が速いと思います。

2025-04-11 01:26:00

東海堂 -両面ハンドミット-

こんにちは!

 

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以前、競技の達人DVDで観て以来ずっと気になっていた両面ハンドミット。

既に持参するテコンドーミットと利点は同じですが、面積が大きいので生徒達の練習に安心して使えそうです。

よく出来た構造でミットに手を突っ込むと中で、親指と小指を差し込むポケットがありますので、突き蹴りの衝撃でミットが飛ばされることがありません。

また丸いドラム型と比べ、手首までカバーしてくれる形状なので、これまたミスショットで腕を蹴られる心配がありません。

両面タイプなので、回し蹴りと裏回し蹴りをミットひとつで自在に受けることも出来るし、的がデカいので刻み突きや中段突きなんかも容易に受けることが出来ます。

突き蹴りのコンビネーションもミットひとつで賄える優れもの。

素材はかなり軽量化されていて長時間の使用でも疲れを感じさせません。

 

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デカいので大会に持っていくのは難しいですが、道場で生徒たちに自由に使ってもらいたいと思います。

有難いことに生徒の数も増えてきてますので、もう少し数を増やしたいところです。

 

 

ミット類は東海堂が多いな。

2025-04-10 05:27:00

全日本空手道連盟 審判道場 中級編

こんにちは!

 

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初級編では、審判の役割や権限についての講義でしたが、中級編は主に得点の正しい見極め、より詳細なウォーニング・ペナルティを学びます。

 

まず得点。

副審が旗を挙げる判断基準は下記の6項目。

1・良い姿勢

2・スポーツマンらしい態度

3・気力

4・残心

5・適切なタイミング

6・正確な距離

 

簡単に説明すると、

1・良いフォームのこと。バランスの悪い姿勢で出された技は有効技とはなりません。

2・相手にケガをさせようと大振りで攻撃を仕掛ける等の行為はダメ。

3・これには「スピード」「パワー」も含まれます。その技自体に気力が伴っていないといけません。

4・技を出した後も相手を意識し続けている状態。(技を出したあと背を向けたり、倒れたりしないこと)

5・適切なタイミングで出された技かの見極めが必要です。

6・技が有効になる距離のこと。旗が挙がらないパターンとしては詰まった技・抜けた技なんかがそうです。

 

 

次にウォーニングとペナルティについては、小学生の大会向けではありませんので割愛します。

軽微なコンタクトか重度のコンタクトで得点か反則かに分かれる説明でした。

接触によって相手の勝利の可能性を減少させた場合、ダイレクトに「反則注意」する必要があります。

この場合、ドクターとしっかり会話し継続可能かどうか判断しなくてはいけません。

ただしドクターが「継続不可」と判断しても主審が「継続可能」と判断した場合、主審はドクターの判断を覆すことが出来ます。

 

他には「掴みからの投げ」に関して、技として認められるケースと反則を取らないといけないケースがたくさん紹介されていました。

 

 

最後に試合映像を使っての得点 or 反則のケーススタディです。

自分が主審になったつもりで映像を何度でも観ますが、本番は一瞬の出来事ばかりですのでそれはもう大変です。

お題目は、主審はなぜ「やめっ!」をかけたでしょうか?

複数映像が流れてイージーなのもあれば、とにかく技が速すぎて判断が難しいケースもあります。

 

イレギュラーな事象が起こった時にも冷静に対処出来るよう、大会映像を審判視点で観ていかなくてはいけないと改めて感じました。

大会の規模と数に対して、審判をしてくださる先生の数が合っていないのが実情で、副審2人制も強化・活用されていきます。

 

大会では生徒の試合をスタンドで観戦したい気持ちが強いですが、微力ながら私も審判で貢献していかなアカンなと思う次第であります。

2025-04-06 22:00:00

2025年4月6日(日)第58回兵庫県空手道選手権大会 @グリーンアリーナ神戸

こんにちは!

 

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兵庫県大会がグリーンアリーナで開催されました。

3年目に道場から後期兵庫県大会に挑戦する生徒が出現しました。

今年は2名に増えた。

もちろん全国大会出場をかけた兵庫県大会。

本気で空手と向き合う子供達が集まる場で、この日に照準を合わせて厳しい稽古を重ねています。

 

とてつもなく高い壁ですが2名の生徒が形と組手の腕試し。

 

一発目は初挑戦、4年生男子形競技のR君です。

ここ最近、メキメキとチカラをつけてきたR君。

今とっても空手に夢中になってるのが、もの凄く伝わってくる。

よく練習してる。

自分の教えてることに夢中になって取り組んでいる姿を観てると、何とか勝たせてあげたいと強く想う。

 

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スタンドで観てるこっちがドキドキする。

多分やってる本人より保護者や私の方が緊張してるんと違うかな。

 

 

結果は2-3で敗戦。

スタンドから観戦する限りどっこいどっこいでした。

改めて動画を見直してみたところ、第一挙動が小さい。

スピードは普段通り出ていましたが、スピードに捉われるあまり受けが小さい。

ここはとにかく稽古に稽古を重ねていた部分。

とにかく形の始めと最後のインパクト。

ここを大事にしていましたが、普段通りとはいきませんでした。

それと前屈立ち。

下段交差受けから上段開手交差受けに移る時に立ち方がブレた。

浮き足立ちからの交差立ち、その次の後屈立ちではキレが足りなかった。

 

浮き彫りになった課題は、これから一緒に修正していこう!

 

少し間を置いて4年生女子形Kちゃん。

真面目で練習熱心で課題とちゃんと向き合える生徒です。

やっぱり勝たせてあげたい。

 

ドキドキしながら観戦です。

1回戦 ギリギリ3-2

ゲキサイだったでしょうか。

初戦だし緊張からか、ちょっと動きが重たく感じたかな。

 

2回戦 これまたギリギリ3-2

なんとか、、なんとか勝ちをもぎ取りました。

こんなデカい舞台で、この日に向けて磨きに磨いた平安五段で2つ勝つことが出来たのは今後の弾みになるはず。

神戸市・北区・丹有地区・連合会と春は良い感じで連戦が続くので、試合勘を維持してほしいところです。

 

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あと一つ勝てば入賞がかかった試合でしたが、、

0-5の完敗でした。

対戦相手はスピードとキレ、惚れ惚れする程の立ち方の美しさ。

無駄な力感も全く感じられない気品ある美しい形でした。

完敗でした。

あと一つ。

あとひとつ勝つことが出来れば、また違った景色が観れたのですが、お楽しみは後期大会に取っておきましょう!

 

課題も見つけた。

キレを上げつつ、もっとパワーのある形を打ちたいところ。

単調に感じたリズムにもメスを入れたいところ。

溜めるところ、逆に繋げるところ。

もう一度平安五段を見直して、リニューアルしよう!

今度、ストローくわえて形練しよう。

打つ形が少し窮屈に感じました。

 

 

午後からは組手競技です。

4年生女子組手Kちゃんの出陣です。

 

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動きが重たかった。

単調な入り方に終始してしまい、対戦相手にとってやり易い試合になったんじゃないでしょうか。

相手の嫌がることをして試合のイニシアチブを取る。

これがセオリーですが、全く逆の展開に。

単調な入り方に、簡単に中段を抜かれてしまいます。

形に比べ組手の量が不足していたことは否めないところ。

3月の夜練を組手中心のメニューにしてきましたが、これは正直に申し訳ないところです。

 

まずは入り方のバリエーションの見直し。

中段突きを逆に餌を撒くようにして使えれば、展開変わってくると思う。

練習の量増やしてリベンジしよう。

自分も悔しい結果でした。

 

 

最後は4年生男子組手競技のR君。

何よりも負けん気が強くて、観ていて気持ちの良い組手してくれるR君です。

ハートがとにかく強いので組手向き。

どこまで食い込むことが出来るか期待していました。

 

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試合開始からイケイケのR君。

一度攻撃に入ると帰ってきません。

上手くハマれば面白い展開になるのですが、さすがに4年生ともなると中には試合巧者の選手も出てきます。

冷静に対処して、R君の打ち終わりにひと突きでポイントをもぎ取ります。

同じタイプの正面衝突する組手スタイルなら勝算もありましたが、見て捌いてポイントを取りにくる分が悪い相手でした。

相手は実に省エネでの勝利しました。

実にクレバーな選手でした。

決してうち合わない。

また深追いもしない。

相手の打ち終わりに一撃で極める。

 

試合を通じて良い学びがあったのではないでしょうか。

終始相手に圧をかけていたのですが、技を出させるまでには至らず。

たまらず相手が前に出てきたところを引き込んでの裏回し。

出すのならこのシチュエーションかと。

 

あれだけ大技を連発していれば、距離を取り打ち終わりを狙ってくる。

蹴りの時、ガードが下がる癖も抜けきらなかった。

課題が残る試合展開だった。

 

試合後の悔し涙。

その気持ちがあるならもっと成長するよ。

その悔しさ忘れたらアカンよ。

 

また秋挑戦しよな!

(神戸市と被ってるけど)

2025-04-05 21:10:00

2025年4月5日 (土)道場稽古141

こんにちは!

 

先週見学に来てくれた3歳ちゃんが今度は体験教室に挑戦!

数ある空手教室の中から、ゆり道場にお越しくださいました。

道場の雰囲気・理念・フィーリング。

この辺りを判断基準にされてみるのも良いかと思います。

ご縁を結ぶことが出来ましたら、真心を込めて指導させていただきます。

 

 

-バンビクラス-

00・体験教室

01・ウォーミングアップ

02・体幹トレ

03・固定式基本

04・組手

 

-モンキークラス-

05・ルーティーントレ

06・体幹トレ

07・移動式基本

08・形

09・組手

10・居残り稽古

 

 

バンビクラス

【体験教室】

ママさんとともに3人でスタートしました。

まずは私たちが習う空手道についてのご説明を。

伝統空手とフルコンタクト空手の違い。

四大流派の中のひとつ、糸東流についての説明をサラッと。

糸東流の開祖、摩文仁賢和が自身の師である糸洲安恒と東恩納寛量、両名から一文字ずつ取り「糸東流」と名付けられました。

伝統空手には、仮想の敵との攻防を一人で演武する「形」と対人競技でポイントを競いあう「組手」があることを学びました。

組手競技は防具をつけ突きも蹴りも寸止めする、安全に十分配慮したルールの中競い合うことをお伝えしました。

 

また武道ですので礼儀作法を何よりも大切にしています。

着座の順序、座礼・立礼等です。

しんどくてもグッとこらえて我慢する心。

突きや蹴りによる痛みを知ることで人に優しく接することが出来る豊かな心を育みます。

私たちにとって習い事のひとつに武道を選ばれることはとても嬉しいこと。

ぜひ一緒に心と身体を鍛えましょう。

 

 

【ウォーミングアップ】

 

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ジャンプ・股関節回し・ケンケン・うつ伏せ(仰向け)ダッシュなんかで身体を動かしました。

特にケンケンやジャンプ系を増やした方が良いかな。

身体のバランス感覚や足腰が強いとパフォーマンスが上がる。

 

 

【体幹トレーニング】

 

体幹.jpeg

 

サイドプランク・V字プランク・プランクで237分経過しました。

体幹粘れるようになってきた生徒がチラホラいてます。

今まで出来なかったことが粘りが出てきました。

これもチカラがついてきた証拠です。

 

 

【固定式基本】

いつもやることは同じ。

基本的に同じことをひたすら繰り返すのが空手道です。

繰り返しの中でキレや極めが強くなって成長を実感していきます。

段々体幹力が強くなっていくと技が極まってきます。

まず1年。

すぐには上手くなるわけではありませんが、毎週繰り返すことで間違いなく変わってきます。

始めたばかりの頃を動画で撮っておいて見比べてみてほしいな。

成長を実感できると思います。

引き手・突き・中段横受け・上段揚げ受け・下段払いに加え正面蹴りでした。

 

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最後は四股立ち突き!

今は生まれたばかりの小鹿のようにプルプルしていますが、1年続けていればきっと逞しく成長していることでしょう!

 

 

【組手】

今日は形に変わって組手を取り入れました。

せっかく拳サポ揃えたんだから、使わないともったいない。

まず立ち方・構え方の説明から。

幼児ばかりなので、何度でも同じことを丁寧に説明しないといけません。

前の拳で突く「刻み突き」

ステップの中から前の足と前の手で思い切って飛び込んで突きます。

突いた瞬間、スイッチするところまで!

スイッチし終えたらまた、利き構えに戻って繰り返し繰り返しです。

ブザーに合わせて突きの練習をした後、実際にミットを突いてみることに。

今までミットの練習はほとんど無かったので楽しかったんじゃないかな。

 

まだ時間も残ってるし「中段突き」です。

これは深い姿勢で突きますので下半身強化にも良いですね!

今日指導した突き方を記しておきます。

1・前足を前方に大きく踏み込む

2・後ろの拳で帯の高さを突く

3・突いた拳を素早く引く

 

ポイントは1と2

特に2は後ろの足を床スレスレ。

それくらい深い姿勢で突くよ。

これもミットで打込みしました。

 

もう少し時間があったので最後は蹴り!

思いっきり蹴っておしまい!

 

 

モンキークラス

【ルーティーントレーニング】

 

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膝立ちジャンプと両手タッチ腕立てにお尻歩きでした。

この後の形と組手に活きてくるんでこれで身体のキレを上げていこう

膝立ちも片足立ちしたり、両手タッチも肩をタッチすることで難易度を上げることも出来るよ。

膝立ちジャンプがまだ出来ない人は跪座の姿勢でやってみよう。

難易度少し下げることが出来ます。

 

 

【体幹トレーニング】

 

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プランク・バックフルアップ・V字プランクで372分経過しました。

体幹トレする時の姿勢にも拘ってほしいな。

いつまでもお尻浮いてたらダメ。

諦めが早いのもダメ。

 

 

【移動式基本】

久しぶりに移動式基本を取り入れました。

短い距離、短い時間を集中して行います。

正確に正しい動作を身につけてほしいので指導の時間は欠かせません。

・基立ちの前膝の曲げ具合

・前屈立ちの後ろ足の締め具合

・四股立ちのキレの上げ方

・猫足立ちの姿勢

 

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学んだことを頭と身体に落とし込んでいきます。

30分足らずですが、何も新しいことは教えてません。(四股立ちのは新しいかも)

ひたすら繰り返して自分の技の精度を磨いていこう。

やればやるほど上手くなるんで。

よく聞いて(見て)考えながら稽古していこう。

 

 

【形】

まずはグループを2つに分け、交互に形を打ちます。

そうすることで均等に形の時間を分け与えることが出来ます。

有難いことに生徒の数が増えましたので、稽古の仕方も見直しを迫られていました。

上手い下手関係なく平等に稽古する時間と場所を設けなくてはいけません。

 

形.jpeg

 

今日感じたこと。

漠然と形を打ってても絶対に上達しません。

絶対って言葉はあまり好きな方ではありませんが、考え方・取組み方・意識ひとつで成長速度は大きく異なります。

無意識で打つ10本よりも、指摘された部分を克服する意識で打つ3本の方が遥かに値打ちがあると思います。

冒頭でも散々意識づけしています。

「試合のつもりで」

「全力で」

「緊張感」

「仮想の敵との攻防を意識して」

「スピードと極め」

「気迫」

「佇まいや眼チカラ・発声」

 

ただ覚えた形をなぞるだけでは絶対に上達しない。

一本いっぽんを大切にね。

 

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さて、ここからは最近の形練パターン。

道場指導形から入り基本形・指定形と続いていきます。

打てる形が多いほど、稽古する時間が取れるシステム。

例え途中までしか覚えていなくてもチャレンジしてほしい。

一歩踏み出す勇気が無いと、チャレンジする人にドンドン離されていくことを感じてほしい。

 

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一度目は声掛けしますが深追いしません。

一歩踏み出す勇気ね。

出来ないことを出来ないままにしない。

出来るようになる努力を重ねよう。

 

 

【組手】

ほんとに少しずつですが組手競技に繋がる新たなフェーズに入っています。

聞くチカラ・考えるチカラが無いとついて来れません。

今日のは理解するのには、そんなにハードルは高くなかったと思いますが。

 

まず前半やったのは、構えだしの速さと強さ。

構えだしは組手競技中「続けて始めっ!」のシーンでたくさん発生します。

前足を相手側に向け、素早く組手構えを取るのですが、ここで構えに強さも必要です。

いつでも直ぐに飛び込めるよう、しっかりタメも作りつつ準備。

 

これを真身で軽くリズムと取りながら、ブザーの合図と同時に強めにプレス。

しっかり相手を捉えて、刻み突きに移行する練習です。

これ長い時間やった。

構えだし(準備)が遅いと一手遅れてしまいます。

相手を上回るくらいの意識とスピード感でね。

 

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2列になって繰り返していましたが、途中気づいたことが。

互いに向かい合ってやるべきでした。

子供達は競い合いが大好き。

前に相手が立ってるだけで負けず嫌い意識が発動して勝手にパフォーマンスが上がります。

気づくのが遅かったなー。

 

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途中小休止を挟みつつ、次は中段の差し合い。

これもよくある展開です。

今までは差し合い勝負まででしたが、このあとの展開を見据えた練習でした。

ほぼ同時ならなかなか副審の旗は挙がりません。

相手を上回るスピードに差が無いからです。(決まったとは見られない)

じゃあ次どうするか?

技をジャッジするのは副審です。

主審が「やめっ!」をかけない限り自分で判断してはいけません。

相打ちで旗が挙がらなければ、2本目・3本目でポイントを取りにいかないといけません。

今日はそこの意識づけでした。

差し合いの後の展開、残心を取るとともに刻み突きでポイントを狙う練習でした。

 

引き手の反動を利用して、軸足にタメを作り一気に爆発させる理屈です。

練習の狙いはあくまでも刻み突きで取ることにありますが、それに捉われ過ぎてはいけません。

あくまでも中段で旗が挙がらなかった場合ですので。

本気の本気で中段を取りにいくことが大前提にあります。

スピードに捉われ2本目の刻み突きに意識が行ってる生徒もチラホラ。

そうじゃない。

1本目の中段を本気で入ることが大事ね。

今日のは1本目で取れなかった場合のオプション。

新たな引き出しです。

安全に配慮してメンホー被りました。

 

高額な出費になりますが、やはりメンホー(防具)は揃えてほしいです。(ヤフオク・メルカリもあるよ)

スポーツですのでケガはつきものですが、可能な限りの対策を講じて練習したいので、まだお持ちでは無い方は是非ご検討願います。

(事前に質問をいただければ、何を揃えれば良いかお伝えします)

ケガは「しない・させない」です。

 

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組手も1時間取りましたので次は打ち込み。

2列になって刻み突きと逆上(逆突き上段)でした。

組手は形と違って自由です。

反則はもちろんダメですが、どんな発想で組手してもオッケー。

正面から入る技、プレスやフェイントの中から仕掛ける技・スイッチした瞬間入る技・足技を見せた後に入る技。

いろいろ考えながらね。

ただひとつ大事なことは「間合い」

近距離でフェイントしてたらダメ。

そこは互いの突きが届く距離。

 

もっと出入りしながら相手を崩しながら。

逆上で指導したこと。

これは覚えておいてほしいです。

相手の攻撃を防ぎながら。

両手で入る突き方ね。

 

スムーズに技が出せるようになったら、次のステップとしては相手に気づかれない入り方。

圧倒的な下半身の強さ・バネがあればスピード勝負出来ますが、それもなかなか難しいこと。

じゃあどうするか?

相手の虚をつくこと。

相手に気づかれずにスッと間合いに侵入すること。

対人競技で力感を消すのは難しいと思いますが、突く気満々の気配が漂ってれば相手にバレてしまいます。

上半身の力みを消す事に加え、前膝の抜きを使えば気配を消す事が出来ます。

これも考え方は形と一緒で後ろ足で蹴ると身体が一瞬浮くので、これが「モーション」となって相手に悟られてしまいます。

前膝を抜く事で身体は進行方向へ推進力が働きます。

次はこの辺りのことを学びながら、相手にバレない突きの練習に入りたいと思います。

 

最後少しだけ時間が余ったので、新しく仕入れたミットで自由に打ち込み。

大量に並ぶ生徒相手にミット持ちました。

これやるともうクタクタ。

思いっきり突いたり蹴ったりで今日の稽古を締めくくりました。

疲れたよ。

 

 

【居残り稽古】

4月に入り利用出来る時間が17時までとなりました。

1時間余分に練習出来ます。

明日の県大会を控えるR君とKちゃん。

大半の生徒が道場を退出する際、二人を激励してくれていました。

 

 

一人ずつ平安五段を。

2人とも4年生。学年も上がってきたので形もパワフルでないといけません。

ミットを使っての形練を取り入れています。

立ち方の安定感、受けや突きのパワー。

このあたりをミットを用いて上げていきます。

以前はビッグミットで立ち方を強化していたっけ。

今日は第一挙動に焦点を当て稽古しました。

 

バッサイ大とセイエンチンも同様にチェック。

明日は今までやってきたことを信じて、思いっきり攻めの形を打ってほしいと思います。

そしたら勝っても負けても悔いは残らないはずです。

 

Be Ready!!

2025.09.13 Saturday
» 12:45稽古日