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2025年5月6日 (木) 夜練71 @小部中学校
こんにちは!
長い長い連休を夜練で締めくくりました。
最終日はあいにくの雨。
足元の悪い中8名の生徒が集まりました。
みんな今週末の北区大会にエントリーする生徒たちでした。
それにしても連休の間、我ながらブログの更新よく頑張ったと思う。
1・体幹トレ
2・固定式基本
3・基本 / 立ち方編
4・移動式基本
【体幹トレーニング】
動きを加えた体幹メニューでした。
広い道場を片足でジャンプしながら3分間往復。
バチっと止まるのが理想ね
手始めに斜め前に片足で飛んでますが、180度ジャンプ・360度ジャンプも入ってくるよ。
体幹使う意識でね。
これで213分経過しました。
【固定式基本】
みんなで円になっての基本稽古は年に一回稽古修めの時くらいですが、みんなで向かい合って。
手を抜けばすぐバレるし、意識高い系の子と向かい合えば良い効果が得るかなって思って。
先週もそうでしたが凄く真面目。
しっかり目で話を聞いてくれます。
食い入るような表情で説明を聞いてくれていると、とてもやりがいを感じます。
号令も生徒達にまかせて10本ずつを計100本。
号令かけるタイミング、リズム、声のデカさ。
このあたりも勉強ね。
座学半分、実技半分。
まず頭の中で正確に理解すること。
言語化出来ればもう最高です。
あとはそれをひたすら繰り返すだけですから。
突きひとつとっても、注意するポイントがいくつもありました。
・重心を乗せる位置
・立ち方
・狙う位置
・スピードの上げ方(1)
・スピードの上げ方(2)
・拳の握り
・しゃくらず真っ直ぐに突く方法
・引き手の位置
・腰の締め
・肩甲骨の意識
・肘の使い方
100本突くのにどれだけ時間を費やしたか。
丁寧に丁寧に基本を進めました。
同様の進め方で中段横受け・上段揚げ受け・下段払いです。
ガッツリ60分超えてたんちゃうかな。
簡単なようで簡単ではない中段横受け。
スナップも使いたいし、腰も切りたいし、何より手首を柔らかく使いたい。
揚げ受けも同様に質問タイムです。
どこで受けるの?
なんで?
だとすれば拳はどこに無いとダメなの?
理屈さえ理解出来ればあとは身体に染み込ますだけです。
改めて説明していると自分の頭の中も整理されていくのを感じました。
ホントはまだ他にこんなのを予定してました。
・手刀受け
・中段内受け
・中段横払い
次回続きをやろうと思います。
【基本 / 立ち方編】
先週に引き続き正確な立ち方のおさらいです。
基本形や指定形で登場する立ち方を中心にスタートしていて、
先週の1回目は、基立ち・前屈立ち・四股立ち・猫足立ち
2名、来てなかった生徒が居てましたのでおさらいがてら説明を。
基立ちの作り方をベースに長さ・幅を説明しています。
大会ではテクニック面の要素が重要視されがちですが、それは基本をしっかりと押えていることが前提条件にあります。
そんなこともあり、基本 / 立ち方編をスタートさせました。
2度目の本日は、交差立ち・浮足立ち(レの字立ち)・後屈立ち・三戦立ちでした。
体育館は上手い具合にラインが引いてありますので、それを使って指導出来ます。
教範通りの立ち方ですので、しっかり覚えて言語化出来るようになってほしいと思います。
今後、後輩に指導するシーンが出てくるようになった時困らないようにね。
後屈立ちの説明はビックリしたことと思います。
平安五段では最後の極めどころ。
進め方としては、ゆっくり説明を多めに挟みながらですので、理解を得やすいはずだと思っています。
それでも分からなくなった時、忘れた時、恥ずかしがらずに遠慮なく聞きに来て。
最後の締めで伝えたように、分からないことを分かったふりしていると、最後苦労するのは自分自身です。
分からないことがあれば聞きにくるようにね。
ただし!
聞きにくるタイミングは間違わないように。
稽古の合間、小休止中ね。
時間が足りず鷺足立ち(2種類)は次回に持ち越しです。
【移動式基本】
残り時間30分を切ったところで移動基本に移りました。
結局出来たのは、基立ち / 追い突き
広い道場を1往復したところでタイムアップでした。
・腰の締め
・手技のタイミング
・運足
・抜きと寄せ
・両つま先の向き
今日みんなに伝えたかったのは、やっぱり軸です。
「お尻を振ったり」「身体が上下動したり」「手が暴れたり」
これは軸の意識が足りないから。
糸東流の運足は摺り足。
足で雑巾がけするイメージが必要です。
昔ある道場の移動基本でこんな練習方法をされてるのを観た覚えがあります。
足の甲に10円玉を乗せ移動基本です。
また頭の上に紙コップを乗せての移動基本。
中には少しお水が入ってました。
どこで観たのか全く思い出せませんが、頭の意識だけでなく物理的に制約をつけて軸をブラさずに移動する効果的な練習方法だったなと改めて感じます。
さすがに道場ではやりませんが、家練する時の参考にしてみてはいかがでしょうか。
同じ立ち方で移動する時は、頭の高さは床と平行になるようにね。
それにしても2時間基本オンリーの夜練。
ダレることなくみんな一生懸命にやり切った。
指導していてやりがいを感じるよ。
ありがとう。
”奥義は基本にあり”
【全日本空手道連盟】第一指定形 教範
2025年5月3日 (土) 第46回 神戸市空手道選手権大会 @常盤アリーナ
こんにちは!
日曜日じゃない大会は久しぶりのような気がします。
でも貴重な稽古日が1回飛んでしまうので日曜開催をお願いしたいものである。
私は第1コートの選手係りで大会運営に参加。
早速プログラムを開き進行表を確認です。
生徒の試合を間近で観ることが出来たのは小3女子形・小3女子組手のYちゃんだけ。
近くのコートでやってるのは分かってますが、選手係りやってますと目を離す余裕がありません。
一人またひとりと敗退した選手たちがスタンドに戻っていく中、まだ残ってるではありませんか!
ゆっくりスタンドで観戦したいところですが、そう上手くいくはずもありません。
では、唯一観戦出来た小3女子形。
相手選手との前屈立ちの深さの違いが勝敗を分けたように感じます。
腰が高かったかな。
あとは技の強さが欲しいかな。
午後からは組手の試合でした。
気になったことがいくつかありました。
まず構え方。
もう少し肘を折りたたんでほしいかな。
伸ばした腕で構えて突くと棒突きのようになってしまいます。
それと踏み込みの弱さ。
軽く曲げた肘を飛ばすような感覚で突ければもっと極まると思います。
「突き・踏み込み・気合い」
この3点セットです。
敗れた試合を観ていて感じたことですが、残り時間15秒を切った状態でポイントをリードされ「続けて始め」から再開するシーンがありました。
ここは前に出ないと。
ただポテンシャルも高く今後が大いに期待が持てます。
3位入賞おめでとうございます!
把握しているところでは、
小1男子形 3位 R君
小3女子組手 3位 Yちゃん
小4女子組手 3位 Kちゃん
小5男子形 5位 K君
小5男子形 5位 S君
入賞出来た生徒もそうじゃ無かった生徒も、大会が終わればもうそれは「過去の結果」でしかありません。
前を向いて報われるまで努力を積み重ねよう!
いろいろと動画を送っていただいています。(半分終えたところ)
しっかり修正して次に繋げような!
次は北区大会!
出場する生徒もグッと増えるのでとても楽しみです!
心は熱く!頭は冷静に!
2025年5月1日 (木) 夜練70 @大池中学校
こんにちは!
本日の稽古場所は自宅からやや距離が離れた大池中学校ですが、長いGW休み中なので余裕を持って出発。
連休だし生徒は少ないかなと思っていましたが7名集まってくれました。
1・体幹トレ
2・基本 / 立ち方編
3・形
【体幹トレーニング】
いつものV字プランクと動きを加えたメニュー。
片足ジャンプの2つで210分経過しました。
組手で役立つ踏み込みの強さを強化するとともに体幹力使ってバチっと止まります。
着地した側の足で壁を作れるかがポイント。
両手でバランスを取りながら、膝を少し緩ませてみてね。
【基本 / 立ち方編】
基本に立ち返るべく基本の立ち方について座学の時間を設けました。
普段指導の中で口やかましく言ってることが、自らの言葉で言語化出来るか試してみました。
これから帯の色が濃くなるにつれ後輩に観られたりもします。
いつ質問を受けてもちゃんと答えられる準備はしてる方が良いに決まってます。
基立ち・前屈立ち・四股立ち・猫足立ち
頭と身体でしっかりと理解出来ていないと正しい形は打てません。
少なくとも軸の位置・頭の高さ・前足の曲げ具合・長さ・幅・軸足の締め具合。
ここはしっかり押さえておいてほしいところです。
それにしても良い集中力でした。
私の気持ちを伝えた上でちゃんと態度で応えてくれました。
立ち方と受け(突き)技。
とにかく正確に正しく覚える。
正確な技で基本の積み重ね。
間違いに気づけば自分で正す。
決して流さないこと。
やり直しの効かない一発勝負の試合や審査で、取りこぼさないように。
その意識で始めました。
主要なところでは、他にも浮足立ち・交差立ち・後屈立ち・鷺足立ち・三戦立ちがあります。
基本稽古の時間の中で、もう一度摺り込んでいこうと思います。
基本に立ち返る時間を持ちたいと思います。
しっかりついて来てね。
【形】
平安二段グループと平安五段グループに分かれました。
まず五段組。
先日の居残り練で、手応えを掴んだチューブトレ。
トライしたばかりのメニューですが、キレとパワーが上がりそうな良い稽古の予感がします。
これを夜練組に横転回。
悲しいかなチューブが4本しかありませんので、土曜練に組み込みにくいのがもどかしいですが。
今、ネットでトレーニングバンドを選んでいます。
長さや強度に違いがあって、悩みに悩んでいる最中。
思い切って人数分揃えてチューブを使った基本トレにしたろうと考えてるところ。
使い方次第では体幹トレやストレッチにも効果が上がりそうだ。
今日は手持ちのチューブで爆発的なスピードとパワーを養っていきます。
何度も言ってる気がするが、稽古回数が少ない道場ですので他と同じことやってても差が縮まりません。
中には積極的に大会で腕試しする生徒も居ますので、やるなら良い結果をださせて自分に自信をつけさせてあげたい。
平安五段の第一挙動、力強い受けから突きをダイナミックな受けと突きにレベルアップを図りました。
ほぼこの挙動オンリー。
ひたすら自主練。
それにしても良い集中力でした。
ほっといても自分で稽古出来るんですから。
何度も何度も負荷をかけながら部分練して、チューブを外して身体の軽さを感じてもらいました。
受けもパワーアップしてるし突きもよく走ってましたね!
1・軸足踵
2・鼠径部の抜き
3・両手クロス
4・半身と真身の使い分け
この4つを忠実に守ることが前提条件ね!
私はその間、平安二段組に。
まず3人揃ってブザーに合わせてひと挙動ずつ。
意識するのは当然立ち方。
前屈立ちと基立ちのメリハリをつけることから。
今日の大事なポイントは「四股立ち」だったでしょうか。
四股立ちで移動する時、移動足を閉じながら入ること。
移動足が着地した瞬間、軸足を思いっきり開いて極める!
これが理解出来ると形が極まってくるんだということを学びました。
もうひとつ3人で向かい合って、下段払いのスピード対決を行いました。
土曜練のルーティーントレでやってるように、下段払いの準備が遅いと技が極まりません。
この「準備」の時間。
ここを如何にして縮めるか。
速さに捉われ過ぎて準備が小さくなってはいけません。
ブザーに合わせてスピード対決し速く動かすコツを身体で学びました。
その後一人ずつ形をチェックしました。
これから試合に向けて、アドバイスを思い出しながら家練で仕上げていてほしいと思います。
またま平安五段組に戻って今度はビッグミットを使った形練でした。
ミットめがけて強い突き(受け)を繰り出し、極めポイントでは後方から身体めがけてミットをぶつけます。
外からの圧力に負けてふらつかないための練習。
先述したように、平安五段は最初と最後の挙動が特に大事だと思っています。
後屈立ちでビタ極めしたいところですが、ここでふらつかないような練習。
これも4人の生徒が順番に形を打ち次の人がミット係り。
生徒にもミットを構える位置や身体に当てる強度とタイミングを知ってもらう目的です。
高学年に差し掛かる生徒が自発的に稽古出来る状態が理想的です。
土曜練は良くも悪くも生徒がたくさん集まります。
質の高い練習するには、一人ひとりが意識を高く持つことは当然のこととして私が指導したことを、決して指示待ちにならず自分たちでドンドン出来るようになること。
教わったことを教わっただけに終わらさず、自発的に出来るようになれば最高です。
そんな道場が私のあるべき姿です。
私の思い描く道場とは、創意工夫しながら自らレベルアップを図る場所。
今日のミットめがけて強く技を出す感覚を形の中で活かしてほしいと思っています。
「練習を練習で終わらさない」
ミット練したことで満足することなく、大事なのは通し形の中で実際に活かす意識を持つことです。
家練するなら、パパさんママさんに今日と同じようにミットを持ってもらってね。
絶対形にパワーがつくので。(技がこじんまりしなくなる)
さぁ!
2日後は神戸市大会!
しっかり準備して大会に挑もう!
納得できるくらいの準備が出来たら勝っても負けても悔いは残らないはず!
メディシンボール
こんにちは!
久々の練習アイテムの紹介。
ずっと我が家にあるメディシンボール。
全身のパワー向上に大いに役立ちます。
投げるという動作は、瞬間的な力の発揮によって行う動作です。
メディシンボールを使ったスローイングのトレーニングは瞬発力など短時間で爆発的なパワー発揮を養うのに適しています。
我が家のはハンドボール程度で重さは2㌔です。
表面も少し柔らかくて、道場生には丁度良いくらいの重さじゃないでしょうか。
一瞬の爆発力を鍛えるので、重すぎるとかえってスピードが上がらない。
フロントスロー:
ボールを真上に高く上げるエクササイズ。
しゃがんだところから勢いよく立ち上がる反動を利用して放り投げます。
バックスロー:
ボールを後ろへ放り投げます。
腰が反りやすいので腹筋に力を込めながら行っています。
サイドスロー:
みんなで円になってパスしあっています。
低学年の生徒はパスをキャッチするのもサイドスローするのもやっと。
コツは身体を捻りながら。
逆突きの要領で投げる選手を昔観た事がありますね。
チェストスロー:
これはまだ道場で取り入れていませんが、頭上に抱え上げ前方もしくは真下に思いっきり叩きつけます。
比較的生徒が少ない夜練で一人3球を目安にして行っています。
筋肉が疲労した状態で数を増やしても肝心なスピードが落ちてしまい逆効果になるから。
昼練は生徒の数が多すぎて、時間をもてあそぶので使ってません。
難しい理屈は抜きにして、ただ思いっ切り放り投げるだけなので生徒に人気のメニューになってます。
下半身と体幹のチカラを上手く使えないと投げることが出来ませんが、スピードを強化するには取り入れるのもアリではないでしょうか。