谷派空手道修交会心武館
神戸ゆり道場

形稽古により集中力を養い、組手稽古を通じ強い気持ちと
相手を思いやる心が芽生えます。

ブログ

2025-10-26 12:33:00

2025年10月25日 (土)青空田中道場 6

こんにちは!

 

約1年ぶりとなった青空教室。

体育館もダメ 多目的室もダメ。

そんな時に限って、これまで自宅近くの公園でおはよう空手していました。

もともとは午前中で道場開きたかったこともあり青空教室は朝開始。

今回は思い切って、場所をしあわせの村に変更してみました。

 

稽古日とはカウントせず任意で参加者を募りますが、これまでは近所の生徒5,6人で程度でやってました。

しあわせの村に変えたことで、駐車場の心配も無くなったことが良かったのでしょうか。

なんと18人も参加してくれました。

 

練習会というより、遊びの要素の方が遥かに高かったですがどうだったでしょうか。

一番の目的は親睦を深めること。

保護者の方同士であったり、私も稽古とは違う部分でもっと生徒と仲良くなりたかった側面もあります。

ボールやバドミントン、大縄跳び持参です。

暑くもなく寒くもなく、雨も降らず風もなく、まさにピクニック日和でした。

 

道場でのバンビクラスは60分しかありませんので、SAQが少し不足ぎみになっています。

プレゴールデンエイジ期にあたる幼少の頃に全身運動を増やしたい思いがあるのですが、ご無沙汰でした。

 

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今回はラダーを使って少しだけ複雑な動作を。

数字が印字されたフラットマーカーもあるので、足運びを教えるのに最高のツールです。

これでシャッフル・インアウトの2つをやってみました。

およそ1年近くぶりにやるバンビ生。

一度身体が覚えた動きは身体に染みわたると聞きます。

ホントにそうで、軽やかにステップを刻んでいました。

一回覚えてしまうと一生ものね。

 

初挑戦のバンビ生たちもゆっくりのリズムながら正確に足を運んでいました。

ラダーの良いところは身体のキレが上がること。

私の持ってるラダーは10mある超長いやつですが、5メートル以下の短い距離を全力且つ少ない本数でやるのがパフォーマンス向上に良いと聞いたことがあります。

ちょっとずつ身体で覚えてスピードアップ図ってみてね。

ホントにフラットマーカー優れもの。

小さい子に教えるのに超便利です。

 

 

ラダーでアップしたあとは、クラスを2つに分けてちょっとだけ空手の練習を。

バンビ生と固定式基本。

その間、大きい組は伸び伸び子供らしく好きなことやって遊んでます。

突きと中段横受け・上段揚げ受け・下段払いだけでしたが、ゆっくりのリズムでカタチを覚えていきました。

 

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ここで入れ替え。

今度は高学年グループと形をすることに。

全くのノープラン。

試合も終えたばかりで来年春までシーズンオフですので、何か新しい形を覚えるのに丁度良いタイミング。

糸東流の第2指定形のひとつマツムラローハイを打つことに。

マツムラローハイはニーパイポと比べ技数が少なく競技空手では点数が伸びにくい傾向にあることから、ニーパイポ一択になります。

ただ流派の指定形ですので知らないっていうのも何だかもったいないと思います。

ですので今日みたいな機会で覚えるには持ってこいだったと思います。

ニーパイポは時期が来ればイヤでも避けて通れませんのでね。

その場の閃きで打つことにしました。

 

同じ動作を3回ずつ繰り返す比較的覚えやすい形。

セイエンチン

ニーパイポ(教えてないが)

に続く3つ目の鷺足立ち。

相手の蹴りを右手で捌いています。

開手による流し受け、

相手の突きを巻き込んでの投げ、

掛け手受けで引き寄せた相手に鉤突き、

軽やかな身のこなしが必要でありながらもダイナミックに演武出来ないといけない形です。

最後、相手の水月に中段蹴りを極めクルっと回転しての猫足立ち 手刀受け。

糸東流らしくて好きな形のひとつです。

 

覚えた人は、道場での形練タイムで気分転換に打ってみたらどうかな。

忘れてしまってはもったいないので。

 

 

練習らしい練習はここまで!

笑いあり涙ありの大繩飛び!

いつやっても子供達に人気があるやつ。

 

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寒い日の夜練にアップがわりにする程度ですが、今回満を持して投入しました。

なかなか飛ぶの難しいと思いますが、段々中に入るタイミングを掴み始めたバンビちゃん達。

ラダーなんかは組手のステップ。

リズム感覚に有効だし、大縄跳びは相手の懐に飛び込むタイミングに通じるものがありそうです。

 

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私の方は久々のバドミントンしたり、ボール蹴って遊んだり。

ゆるーく心地良い時間が流れていました。

このあたりで11:30近くなって自由解散することに。

 

途中コンビニでお昼買って来てたので2組お弁当持参のファミリーとピクニックでした。

空手の話ほぼゼロで、

子供のこと、

老化と加齢の話題、

病気のこと、

ケガのこと、

実に年寄りの話題で大盛り上がりでした。

 

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最後ポツっと雨が降り出してきたところでお開きとなりました。

 

 

次回は11月8日(土)(桜小 音楽会につきお休み)

同じ時間・同じ場所で7回目の青空田中道場を開催します。

何か良い遊び道具あれば持参くださいな。

 

練習会の方は、今度はバンビ組手を入れたいなと思ってます。

大きい組は、、新しい形!

2025-10-25 07:03:00

2025年10月23日 (木) 夜練90 @小部中学校

こんにちは!

 

とうとう90回目を迎えた夜練。

三桁到達まであと僅かに迫ってきました。

今週に入り急に冷え込みだしたので形道着に加え上着を着ていきましたが、まだちょっと早かったようです。

開始早々に汗ばんできて上着を脱ぎました。

さてこの日は、事前にたくさんの生徒から参加の連絡を頂いてたのでメニューを2通り分けて用意しました。

土曜練と違いクラス分けがありませんので、合同メニューで進め形練はグループ指導が主なやり方でしたが、今回は初の試み。

完全にメニューを分けて進めてみることに。

初級の子たちはまだ目を離せませんので当然手取り足取りが必要ですが、高学年グループは真面目にコツコツとやってくれる生徒ばかりなので成り立つやり方。

信用資産があるからこそ。

 

1・体幹トレ

2・瞬発系トレ

3・立ち方

4・形

 

 

【体幹トレーニング】

 

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プランク・サイドプランク・V字プランクを全員で。

これで270分経過しました。

小さい子にはフォーム作りしないといけませんが頑張ってる姿見てると可愛いです。

 

 

【瞬発系トレーニング】

 

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細かいことを言い出せばまだまだ立ち方だったり、軸の位置だったりとキリがありませんが、学年が上がると上位の選手は揃って爆発的なキレを持っています。

最初のインパクトと最後の極めを特に大事にしたいと考えていて、どうやってここを強化するか。

そればかり考えて臨んだ今回の夜練。

負けた試合こそ課題克服の良いチャンス。

敗因を分析してメニュー組んでひたむきに努力して次の大会に備える。

PDCA回していかないといけません。

一瞬の手技の速さ。

今回は瞬発系一択で稽古に励みました。

家に転がってるメディシンボール。

脱力した状態から一瞬のチカラの込めどころ。

高く真上に放り投げるいたってシンプルなトレーニングですが、爆発力・身体のキレ向上に繋がります。

しばらく続け、逆突きの要領で遠くへ投げる動作も。

手と腰の連動。

それにボールの重たさも加わるのでそれなりにしんどかったはずです。

 

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オール形でいく予定でしたが、体育館にちょうど良い椅子があったことを思い出しフラットマーカーを用意し、ひとつ下半身の瞬発系を加えることに。

足の甲をイスの上に片足だけ乗せて、前足で3方向に素早くステップ。

下半身の瞬発系はたくさんありますが、道場ではこれは初登場でした。

たまに自分もやりますが、ハムストが固いから私はあまり出来ません。

 

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最後はチューブトレ。

鏡の前に立ち、平安五段の第一挙動をひたすらに。

肝心なのは、ちょい負荷がかかる程度に抑えておくこと。

テンションかかり過ぎるとかえって逆効果になります。

1・踵の切り替えし

2・大きな受けの準備

3・鼠径部の抜き

4・軸足に乗せる

5・半身のタイミング

6・横受けの極め

7・受けと突きの「間」

8・腰の入った突き

 

拘りがたくさん詰まった部分練。

いっぱい練習してパワーアップしてほしいと思います。

 

 

【立ち方】

高学年組が瞬発系してる間に、その他の生徒と立ち方の勉強会でした。

最近、試合に挑戦するバンビ生が増え大会に向けて夜練に参加してくれる生徒が増えてきました。

勝ちたい・入賞したいって目標が明確だと意欲的になるんでしょうね。

多分眠たいと思うけど夜練よく来てくれています。

 

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空手道人生がスタートしたばかりの今、一番大切なことは正しく基本を覚えること。

ここを身体に落とし込まないと、これから先苦労するから。

色帯も混じってたけど、あやふやのままにならないよう覚えておくようにね。

 

この日は、基立ちの作り方をベースにして、前屈立ち・四股立ち・猫足立ちと進みました。

作り方に加え、

つま先の向き(左右45度)、

軸足の締め具合(30度が目安)、

軸の位置(猫足立ちは前足で蹴れるように)、

腰の落とし具合(深すぎず浅すぎず緩やかなお山のカタチ)、

 

質問形式で理解度を図りながら、じっくりと指導しました。

改めて伝えますが、立ち方が間違ったままだと形を打っても勝てません。

ベース作りです。

 

 

【形】

バンビ生は四の形と十二の形から。

ブザーに合わせて行いました。

転身時の立ち方が課題。

ここを上手く回るコツを指導しています。

前足を軸足にスッと寄せ、タイミング良くクルっと回ることで随分動きやすくなります。

 

全体を俯瞰して観ていると気づいたことが。

受けから突きに挙動が変わる瞬間、受けた手が上下動する癖が見受けられました。

そこに焦点を当て、全員に意識づけ。

注意して注意して形練する初めての練習じゃなかったかな。

今は覚えた形を数多く打つ練習でしたが、目的を持った形練にシフトしてみました。

上級生にいつも言う「意識」

 

その後は平安二段でした。

これも四股立ち手刀下段払いの入り方。

演武線。

ここを大事にした形練となりました。

 

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続いて高学年組。

先日のコーチ1講習会で学んできた練習方法をシェア。

やはり向上させたい第一挙動のパフォーマンス。

交差立ち 拳支え受け

これを片手ずつ分けて行い、強さ・キレを上げる練習の仕方でした。

後は軸足にタイミングを合わせること。

 

S君は背中の緊張感ともっと出すこと、軸足踵にしっかり乗せること。

Mちゃんは交差立ちをもっと深く

Kちゃんは右手の使い方

 

この辺りを意識してみてね。

 

 

”思考なくして成長なし”

2025-10-23 12:15:00

静岡最強の時代 『空手革命という実践』 究極の次世代型道場「泊親会清水」練習・技術・思考・実践、変革の全て‼ 2/3

こんにちは!

 

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ブログ1本目のアップだけで、今まで観てきた空手教室のそれとはアプローチが異なっていました。

全国レベルの強豪道場の練習

ボクシングのエッセンスを上手く空手に融合させてる感じがします。

決して直線的な動きだけで勝負しない。

 

 

 

04・ダッキング練習

05・コーンステップ移動練習

06・メンホー8面蹴り

 

 

【ダッキング練習】

互いに向き合って、台の側が腕を差し出し後退します。

自分はボクシングでいうところのウィービングしながら左右に上体を振って進んでいきます。

これを後退しながらスイッチも織り交ぜワンツーを入れるパターンなんかも。

空手って0.1秒を競う競技ですのでリキむとスピードがガクッと落ちてしまいます。

「肘をスナップのように飛ばす」

「肩が強張らない」

この練習の目的は、脱力・柔らかさ・サイドへの動きを意識する

でした。

 

「ダッキングの後は無限にチャンスがある」

ダッキングで間合い潰して、突きで取れるし、蹴れるし、投げれるし

何でも出来る。

型にはまらず自由な発想で瞬間的に技を選択出来るようにランダムで同様の練習を繰り返しています。

 

”攻防一体”

防御の中に得点の機会がある。

そう指導されています。

 

 

コーンステップ移動練習

縦に等間隔でマーカーを並べています。

マーカーを挟むカタチでペア相手と向き合い、サイドステップ。

これを超細かく。

素早く。

前述したようにスピードを上げるには上体のチカラを抜き脱力します。

どれくらい細かくかというと見た感じ、親指1本分程度。

それくらい細かく刻んでいます。

膝に溜めを作り腰の高さも同じ。

とにかく地味でキツい練習ですが、先生を信じて懸命に続けられています。

 

次はマーカーまでステップしたらスイッチ取り入れています。

正体・逆体両方出来てスタンダードっていう感じでしょうか。

 

3つ目は距離の意識。

マーカーまで到達すると、自分は詰める・ペア相手は下がる

一気に2ステップで間を縮め、素早くバックステップまで。

 

次は実際に技に繋げていきます。

1・細かくサイドステップ

2・マーカーを超えたら強めにプレス

3・同時にスピードに乗った深いワンツー

 

これは単独で行っていました。

 

応用練習でこんなことも。

1セット目:刻み突き

2セット目:中段突き

3セット目:逆上

4セット目:上段上段

5セット目:上段中段

6セット目:蹴り

蹴り技に関しては5発(マーカーが5つ並んでる)全部違う蹴りを選択しないといけません。

 

「もっとしならせて!」

「アイデア!」

上手く煽っています。

 

 

メンホー8面蹴り

8面の場所は、メンホーの左右側面を上中下に分けてこれで6面。

残りの2つは後頭部と顔面。

 

刻み蹴り、

回し蹴り、

裏回し蹴り、

内回し蹴り、

後ろ回し蹴り、

これらの蹴りを駆使しゲーム感覚でとにかく8面を捉える練習です。

 

上段の側面に蹴りを極めようとすれば、普通に蹴ってもなかなか難しいはず。

遊びの感覚の中から、一人ひとりの自由な発想を育んでいるのでしょうか。

 

観てたらジャンピング蹴りで狙ったり、

ブラジリアンキックで縦に落としたり、

意表をつくサソリ蹴りで獲ったり、

巻き付けるような裏回し蹴りで狙ったり、

 

 

自由な発想で生徒が気持ち良さげに蹴れるようになったら、

ひとつ条件を追加。

「正面からは蹴らない」

「動きの中でサイドから蹴る」

 

蹴りは突きと比べ難易度も高く試合で極めるのも難しいです。

これは相手も蹴られたくないから足が上がった瞬間、敏感に察知します。

「動きながら蹴る」

 

蹴りの極意を学んだあとは、蹴りの打ち込み。

メンホーを手に持った突撃部隊を作ります・。

 

メンホー突撃部隊は縦一列にメンホーを持って並び、一人ずつ直線的に特攻。

 

それを、さっき学んだ動きの中から蹴る練習です。

大事なのは何も考えず蹴らないこと。

間合いを作りながら・動きの中から蹴る練習です。

 

蹴りを極めたら連続でどんどん突撃部隊がメンホーを持って突進。

それをいなしながら、その場その場の判断でいろんな技を繰り出す練習をしています。

技の引き出し、

状況判断、

サイドからの攻撃、

動きの中からの攻撃、

自分の間合いを作る、(後ろでも前でも)

 

突進してくるメンホーを待っちゃダメ。

自分からメンホーを迎え入れる(来させる)

それをいなしてサイドから蹴りを極める。

 

決して前だけで極めるんじゃなく、後ろに引き込んで裏回し蹴りもオッケー。

戦略的に引き込んでの技は良い。

「気持ちを前で作りなさい」と指導されています。

「前も後ろも横も斜めも」

「視野を広く」

蹴ったあと、その場に居つかず自分が動くことでリズムを作っています。

 

 

でも実際の試合はこんな単調な動きを相手はしてくれません。

応用編として、メンホー突撃部隊は動きにアクセントをつけていきます。

メンホーを止めたり、

メンホーを下げたり、

様々の状況を作り蹴る人はしっかりと対応する練習にシフトしています。

あっ!この距離は!

って時は、一旦間を切って仕切り直す。

その辺も状況判断です。

 

蹴りだけでなく、突きも加えています。

裏回し蹴り失敗の後、

いつもいつも技が極まるわけじゃないから、その後どう繋げるか。

 

対応する時は、足だけじゃなく身体全体を速く動かすこと。

相手の動きに合わせて自分の動きを弱めないこと。

 

 

次です。

技が極まりやすい瞬間。

それは相手とグチャグチャしてる状況と言います。

練習の中で極まる確率が高い状況の練習をたくさん行います。

相手との押し合いやもみ合いは、相手のチカラを利用して技に繋げます。

 

練習方法は5人1組。

自分以外の4人とおしくら饅頭のカタチになります。

メンホーでグーっと押され、瞬間的にフッと後ろに下がると、前の4人は一瞬チカラのぶつけどころを失い、無防備に近い状態になります。

その瞬間を取る練習です。

技を極められた一人は外れ、3人、2人と続けていきます。

途中どこでも良いので「投げ」を入れること。

 

 

強豪道場はこのような練習方法で空手脳を鍛えていました。

2025-10-21 21:46:00

2025年10月19日 (日) 日本スポーツ協会 空手道コーチ1更新講習会

こんにちは!

 

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朝早くから大阪で空手道コーチ1更新講習会でした。

空手道指導者には必須とも言えるこの資格。

自分の道場を開設したく約4年程前、京都で5日間朝から晩まで勉強した空手道コーチ1の更新講習会です。

 

京都でのことを思うと楽勝ってもんです。

4年前は神戸から下道で大阪の実家の前を通り京都まで。

往復で5時間以上運転してた。

平日は週5で会社勤めして土日京都通い。

全く休みなしで、ぶっ倒れるんちゃうかと思うくらいにハードでした。

 

ちょい体調悪めですが、更新は大阪で1日だけ。

痛み止めだけ持っていけば京都と比べればどうってことありません。

 

 

一体、何人来ていただろう。

ざっと見たところ120~150人くらいでしょうか。

午前中はずっと座学。

ご存じ荒賀 龍太郎氏のお父さん、荒賀 正孝先生による指導者として心構え・アスリートにとっての食事の役割・ドーピング・コンプライアンス研修でした。

 

空手のルール、審判の話になったところでこんな話が。

全少で起きてしまった誤審と東京2020オリンピック決勝の話。

 

決して、対面の副審に同調しないこと。

自分の目で見た技しかジャッジしないこと。

副審2名が旗を上げてしまったら今のルール上、例え間違っていても主審は技をとらなければいけない。

明らかなミスはミスと素早く認め、正しくジャッジし直せるようなルール整備が絶対に必要です。

ビデオレビューが設けられた世界大会クラスですと誤審も正せますが、それがVRが無い大会だとプロテストしづらい雰囲気も感じます。

 

オリンピックでは上段蹴りがヒットして完全に伸びてしまった選手が金メダル。

勝敗を競う競技でノックアウトされた選手が勝つ競技は世界的に見ても伝統空手くらいで受け入れられにくいんじゃないかという見解でした。

どうなるか分からないですが、数年後にはとある国が、現行のルールに異を唱える動きがあるとか無いとか。

 

 

午後からは四大流派の指定形講習でした。

正しい基本の動作、

正しい立ち方、

してはいけない誇張、

加点ポイント・減点項目

 

形審判的な視点ばかりです。

形競技ではこんなところの観る目を養いなさい的な講習会です。

学ぶうちに形審判への興味が益々高まりました。

生徒は生徒で頑張ってて、保護者も本人も大会で良い成績を修めたいと願っています。

指導する私も形で見落としてはいけない部分なんかの勉強をもっともっと積まなければいけないと感じています。

 

 

松濤館流(相原先生):ジオン

糸東流   (草野先生):バッサイ大

剛柔流   (荒賀先生):サイファ

和道流   (古川先生):セイシャン

 

セイシャンだけ全くの初体験。

サイファとジオンは久しぶりながらも身体が覚えていたので大丈夫。

松濤館の前屈立ちは、

横は腰幅

縦の長さは腰幅2つ分。

要するに長方形です。

前足の深さは、糸東流は垂直ですが松濤館は膝頭が親指つけ根までとさらに深く曲げています。

形審判を目指す人向けのアドバイスが随所に、ちりばめられていました。

「腰の使い方」

真身から真半身への腰の切りどころ。

ここは大変勉強になりました。

糸東流のジオン・ジッテ・ジインは打ち込んだ思い出深い形です

 

 

糸東流では、競技でやらない方が良いこと。

逆に競技力に繋がる第一挙動の練習方法。

技の強さの引き上げ方。

これは収穫でした。

 

胸を叩くような誇張は減点に繋がるが、腕が擦れ合う音はオッケー。

猫足立ち 手刀下段払いでは、水月に置いた引き手の指先の角度とその意味。

なぜ半身なのか。

これを理解しましたので次の道場稽古でシェアしたいと思います。

次に諸手突きの高さ。

これは道場で修正しないといけませんでした。

これも次回の道場稽古でシェアします。

 

 

剛柔流のサイファでは第一挙動の入り方。

立ち方の種類も多く、移動のスムーズさも必要です。

初っ端、身体の向きとつま先の角度を異なって入らないといけないところや、

糸東流と異なる回し受け、

糸東流よりもうひとつ深い四股立ち、

肩幅よりやや広く、肩よりもやや高い諸手突きなんかは形審判目線でのアドバイスと言えます。

 

 

ラストは和道流でした。

和道流と言えば「受け流し」

相手の攻撃をいなします。

中段横受けの高さが顔の横

上段揚げ受けの高さが頭の上

なんでか?

攻撃を受ける瞬間は中段はお腹の高さ、

上段は顔面の高さで他流と同じで、受けきったあとの高さがあのような位置になるようです。

 

前半は柔らかく緩やかに動きますが、一転して後半は激しい攻防に変化しています。

一本拳での肘受け、

糸東よりも遥かに浅い四股立ち、

バッサイ大と共通する三日月蹴り、

下段に打ち込む追い突き、

名前だけ知ってるセイシャン立ち、

下半身を防御しながら立つつま先立ち。

 

かなりハードルが高い和道流でした。

 

 

指導者向け、審判目線の講習会でとても有意義な時間でした。

生涯空手、生涯学習です。

2025-10-18 22:53:00

2025年10月18日 (土)道場稽古165

こんにちは!

 

今週は夜練が無かったので1週間ぶりの空手教室でした。

木曜日の朝から調子を崩しピークは昨日した。

未だ本調子とはならず明日は朝から大阪で空手、終わったら神戸で用事が入ってる。

薬が効かず1日乗り越えられるか不安しかない。

 

 

-バンビクラス-

0・早練

1・ウォーミングアップ

2・体幹トレ

3・固定式基本

4・形

 

-モンキークラス-

5・ルーティーントレ

6・体幹トレ

7・固定式基本

8・形

9・組手

 

 

バンビクラス

【早練】

垂水区大会に向けて早練スタートしました。

どの形でいくかこれから決めていくので、まずは四の形と十二の形から。

拳の握りを整えることと、足の動かし方。

小さい子はどうしても転身する時に足を大きく回せないので、肩幅を保つことが難しいので、

前足を後ろ足に引き寄せ、肩幅に広げて立つ練習を行いました。

 

次、平安二段です。

順番は良い感じでしたので、少しずつ細かい部分に指導を進めました。

正しい四股立ちの姿勢。

・腰の高さ

・スタンス

・姿勢

 

平安形になると立ち方が増えてきます。

まず四股立ちが「くの字」に折れないこと。

壁に①踵 ②お尻 ③背中

この3つをつけて立つ練習を行ってください。

腰が折れると(前傾姿勢)キレイな立ち方とは言えません。

ここがしっかりと出来るようになれば次のステップに移ります。

 

四股立ちの次が猫足立ち。

唯一軸が真ん中に無い立ち方。

軸足踵に軸を移して立つのですが、違う位置にあれば前足を上げて蹴りを出すことが出来ません。

これも壁を使って軸を後ろに移す立ち方を説明しました。

 

軸とともに大事なスタンス。

前足を遠くに置いてもダメ。

近くでもダメ。

自分の身体(足の長さ)に応じた立ち方を覚えていかないといけません。

基立ちの作り方をベースに猫足立ちの作り方を指導しました。

 

忘れないよう自宅で練習してみてね!

 

 

【ウォーミングアップ】

稽古前に新入会のR君とYちゃんの二人、しっかり自己紹介出来ました。

桜小・小部小の生徒が多めの中、ありがたいことにいろんな学校から集まってくれてる。

ホントに感謝しかありません。

みんなでワイワイと楽しみながらアップ。

このアップの時間中、生徒が可愛すぎてたまらなく好きだ。

 

ケンケン、グーパー、ジャンプ系、瞬発系に加え今日は十字ランダムを投入!

その場バタバタしながら、号令とともに身体を上下左右に動かします。

スピードと反応のアジリティでした。

息切れるので2組に分かれて順番に。

 

 

【体幹トレーニング】

 

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V字プランク・サイドプランク・プランクで309分経過しました。

まだまだフォームが出来てないけど、ジッとすること。

改めて思うが、動いたらアカン練習なんて逆に珍しいな。

 

 

【固定式基本】

 

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立ち方から始まり、突きと受け正面蹴りでした。

正面蹴りは平行立ちになり、胸の高さに手のひらを置き膝でタッチ。

抱え込みの意識づけでした。

その後、基立ちの作り方を学び正面蹴り。

これを左右で行い基本稽古を終えました。

 

 

【形】

大会組・出ない組・新入会組と3つに分かれて稽古を行いました。

この日、都合でバンビ練に参加していたK君・Yちゃんに新入会生に基本をお願いしました。

指導らしい指導はこれが初めて。

黒帯を目前に控え、場合によっては後輩たちへの指導も入ることも。

ビックリしたかも知れないけど、何事もやらないと自分自身の経験値は上がらないから、やって良かったと思うよ。

ありがとう。

 

出ない組の方はEさん。

四の形、十二の形を中心に指導してくださいます。

教えることの難しさと楽しさを同時に感じてることだと思います。

Eさんの言葉は私の言葉だと思ってしっかり聞くようにね。

教えてもらったら最後感謝を込めて「ありがとうございました」

それはお兄ちゃん、お姉ちゃんに教えてもらったとしても一緒ね。

 

武道なので心の教育。

自分から挨拶が出来るようになることと、礼節を学ぶことを特に大事にしています。

それと言葉使いも少しずつ指導していこうかな。

みんなで成長していこう。

 

あとみんなに頑張ってほしいことは60分集中すること。

やっぱり集中出来てないと同じ指摘を繰り返し受けてしまうし、それじゃもったいない。

特に形。

僅か1分も満たない時間を集中出来ずにいるのはダメ。

その1分で自分の持てるチカラを全てぶつけないといけません。

 

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モンキークラス

【ルーティーントレーニング】

拳立てで拳固めしながら手首を強くします。

グネったら稽古どころではありませんので無理のない範囲で。

もうひとつ、手技の瞬発力を鍛えました。

糸東流らしくキレのある形を目指しています。

 

 

【体幹トレーニング】

 

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レッグレイズ・足刀蹴り・バックプランクで448分経過しました。

腹筋を強烈に刺激するレッグレイズ。

足刀蹴りは今のうちからしっかり磨いた方が良いよ。

形の中で蹴りが出てくるのもあるから。

そのための抱え足と引き足の強化です。

見てると蹴りの方に意識がいってて、引き足が弱いケースがチラホラ。

どっちも同時に強くね。

 

 

【固定式基本】

四股立ち突きいったい何本突いただろうか。

懸命に努力する生徒の顔を見てると嬉しくなってくる。

「連帯責任」

「一人でも膝を緩めたらやり直し」

この言葉が効いたのか、みんなやり切った。

これで足腰強くなっただろうし、なにより押忍の精神が宿ったと思う。

それでこそ我が生徒!

いつも言ってる、最後の敵はいつも自分自身ってやつね。

 

 

【形】

大会も終えオフシーズンになったこともあり、

茶帯から順に帯ごとに皆の前で形を披露することに。

 

見取り稽古の中で、自分に無い部分を探し出す練習。

人の良い動きを見て、自分に取り入れる意識です。

見取り稽古の意味を始めに理解しておけば、中身のある形練になるはず。

 

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どれだけの生徒が意識出来てるかな。

12月の中頃、審査会があります。

受審のリミットはおそらく12月初旬。

来週稽古無しだし、実質あと6回程度しかありません。

回し蹴り等、苦手な基本技も稽古しておく必要があるし、緑帯以上はくじ引きによる形選出ですので、基本形が5つともスラスラ打てないと用紙は渡しません。

一回いっかいの稽古を大事にし、最後に全生徒で一斉に打つ形タイムは普段打つ量が少ない形をやっといた方が良いよ。

 

「腰の切り替えし」「手技」

この2つのタイミングを揃えることでキレが増します。

これはどの形にも通じること。

形練の前に頭でおさらいしておこう。

 

 

【組手】

先週習った4つの技のうち、今回は2つに絞り30分間ペア練で行いました。

 

中段回し蹴りの捌きからの返し技。

もうひとつは前拳で捌いて前拳での返し技。

この2つをひたすらに繰り返しました。

 

蹴りは足の入れ替えたあと、どれだけ間を空けずに蹴れるか。

大きくスイッチするとロスするので、どう動けばヒット出来るかこれは自分で探るしかありません。

あと蹴りが極まらない理由の中に、軸足の回転と上半身の姿勢があります。

この2つを重点的に指導しています。

今回は中段回し蹴りなので姿勢を変えず蹴れるはず。

ムリに頭を倒さなくて良いよ。

仮に倒すとしても 「横」 では無くて 「後ろ」

おへその方にかがんで蹴っていては足も上がらないし絶対にダメ。

くの字に折らないように。

 

踵の捻りは、蹴り足が伸びきる瞬間に自分の踵を相手にクルっと向けます。

そうしないと腰が回らないから、回し蹴りになりません。

この2点をしっかり理解して次の練習に備えよう。

 

もうひとつ前拳カウンター

これは難しい技です。

リズム感が必要な技かな。

 

パーリングしながら前足をタップし、間髪入れずに刻み突き。

その時もう一発タップを踏みます。

 

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みんな見てると前で合わそうとしてるかな。

これは相手の中段突きを捌いて返すので、基本的には相手が突っ込んで来るパターンです。

相手が距離を詰めてくる時に、自らも前に踏み込んでしまうと更に距離が詰まり、短い突きになってしまいます。

ここは前に出ず「その場」で迎撃すること。

 

このペア練を4年生K君とR君、互いに良いリズムで技を極め合ってたかな。

何度も何度も何度も繰り返して、無意識でも身体が勝手に反応出来るくらい反復練習してほしいと思います。

なぜならば、試合中に出せる技は練習してきたことしか出せないから。

 

自ら仕掛けるように前で勝負出来て、

(バックステップで)引き込んで返せて、

その場でも反応出来る。

相手が何やってきても反応出来る引き出しの多さ。

そこが理想です。

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2025.11.13 Thursday