形稽古により集中力を養い、組手稽古を通じ強い気持ちと
相手を思いやる心が芽生えます。

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2026-03-17 07:25:00

超長距離と超近距離を制するものが世界を制す! 荒賀龍太郎 non∞stop 組手セミナー 超高速フットワークの養成で無限に広がるコンビネーション 1/4

こんにちは!

 

3月は夜練の無い週が多く、溜まりに溜まった組手ブログの放出月間となっています。

荒賀セミナー、サジャドセミナー、ルフェーブルセミナーと控えています。

 

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1・ウォーミングアップ

2・ストレッチ

3・ステップワーク①~④

 

 

【ウォーミングアップ】

まずは準備運動です。

ゆっくりと大きなフォームで肩甲骨や股関節の可動域を伸ばしています。

次いでアップに移りますが早速注文が入ります。

1・元気良く

2・スピードを意識する

始めに念押しです。

 

ジョグからですが、ゆっくりと肩甲骨を前方向・後ろ方向と動かしながら行ったり、サイドステップも大きく腕を動かしています。

カリオカする時も前方向に動かす時は膝を抱え込んで股関節の柔軟性を出していました。

足を外から内に掻い込み、最終的には蹴り技に繋げながらアップされています。

数歩軽いジョグしジャンプ、床の反発を使って抱え込みジャンプなんかもやってます。

組手のステップも同じで床の反発を利用して技に繋げます。

そういうのに意識を促しながら取り組まれています。

今度は抱え込みジャンプからのダッシュ。

床に着地した瞬間一歩目のスタートを速くします。

走るのを速くじゃなく、着地した一歩目を速くすることが目的です。

ゼロの状態から直ぐに100にギアを入れ替えること。

2連続ジャンプからのダッシュも。

走りながらジャンプするんじゃなく、真上にジャンプです。

つぎは、ジョグ→しゃがむ→抱え込みジャンプ→ダッシュ

地味に下半身強化と瞬発力アップに効きそうです。

 

ラダー系に移ります。

両足揃えて高速でスラローム、

次はラテラルでスラローム、

ラテラルインアウトと続き、

最後は得意構えで組手ステップ、帰りはバックステップでした。

細かく速くです。

 

組手ステップのアドバイスは、

「上半身リラックス」

「前足に重心乗せない」

「後ろ足に乗せる」

「バックステップも後ろ足に乗せる」

「細かく速く」

 

 

【ストレッチ】

その場に座って開脚。

左右に上半身を預けますがこの時もリラックスした状態で息を止めず揺するように動きを加えながら入っています。

次は左右の足の中を5回に刻みながら一定のリズムで倒していきます。(左足・左斜め・正面・右斜め・右足)

 

今度は足を閉じ、足の指を触りながら前に倒していきます。

この時も動きを止めず。

足の裏をつけ足パタパタ、

片膝を抱え後方に寝転がって、掴んだ膝を内から外に向け股関節を緩めています。

前腿伸ばしたり、座礼のポーズで背中を伸ばしたり、そのまま腕を内に入れたり外に出して肩甲骨をさらに伸ばしています。

 

うつ伏せで大の字のように寝転がり、

左足を捻って右手にタッチ、

右足を捻って左手にタッチ、

これを一回いっかい止まらずに動かし続けています。

 

 

【ステップワーク①~④】

”ステップワーク①”

「先程のウォーミングアップはこれからする練習に活かせるように」

「ジャンプしたあとすぐに走るとか、組手でもステップの中からスムーズに技が出るように意識していこう」

「今の空手は止まってしません。自由に動くんだけど、前の足・後ろの足をバラバラに動かさない」

「両方の足を一緒に軽やかに動かせるように」

 

ペア練です。

ペア相手が長座の姿勢を取り、自分は組手構えで跨いでいます。

それをスイッチで足を交差するだけ。

練習条件はコレ。

1・下を見ない(下を見ると構えが下がってしまう)

2・上に飛び過ぎない(最小限の高さで頭の位置をキープ

3・床の反発を利用する(一定のリズム感)

 

この内容で50回。

もちろんスピードを入れて行います。

 

 

”ステップワーク②”

次はペア相手に足を広げて座ってもらい、自分は片足を跨いで組手構え。

得意構えで1,2,3のリズムで前後のステップです。

3歩で自分の両足が完全にペア相手の足から離れている状態です。

歩幅を変えず両方の足を一緒に動かす練習です。

これを20回1セットしています。

バンビ練にちょうど良さそうです。

 

 

”ステップワーク③”

②と要領は同じで前に進んだら前の手で床をタッチ、

後方へ下がったら後ろの手で床をタッチします。

軽く姿勢を倒してタッチしていますが、目的はダッキングでした。

相手の攻撃をダッキングでかわす意識付けでした。

前手でタッチする時は前方に重心を乗せ、後ろ手でタッチする時は後方に重心を乗せること。

片方の股関節を折りたたむようにされています。

あとアドバイスはこれ。

構えは「真横」を向く。

「真横に向いて構えたら、前後のステップが取りやすい以外にもダッキングが容易に出来る」

 

 

”ステップワーク④”

これも応用です。

③と同じ状態から、

前に出たら中段逆突き

後ろに下がったら裏回し蹴り

 

中段潜るリズムも1,2、3の着地の反動を使って中段突き。

3の後、後ろ足を寄せたら意味がありません。

3の時の重心の位置が重要で、前足に乗ってたらダメで軸足側にタメておいて前に長く潜ることが上手く入るポイントと指導されています。

前足に重心が乗ってしまうとブレーキがかかり前に出る推進力が働きません(ストライドが短くなる)

またタメを後ろに戻して突き始めるので2挙動となり、1挙動で突いてくる相手に対して差し合いでは圧倒的に不利になります。

 

裏回しも同じで3で床の反動を利用して足を上げています。

 

突き終わりで一拍、間を空けず間髪いれずにバックステップ。

裏回し蹴りの後も同様に間を空けずに続けること。

③と④は2部練に取り入れようかな。

2026-03-15 01:00:00

2026年3月14日 (土)道場稽古182

こんにちは!

 

本日は2名体験教室にお越しくださいました。

春先は何か新しいことを始めるには良いタイミングなのでしょうか。

ありがたいことに毎年この時期にお問い合わせを数多くいただいています。

 

 

-バンビクラス-

0・体験教室

1・ウォーミングアップ

2・体幹トレ

3・固定式基本

4・ミット

5・組手

 

-モンキークラス-

6・ルーティーントレ

7・体幹トレ

8・固定式基本

9・形

 

 

バンビクラス

【体験教室

4年道場を開いてきた経験により、始めに指導する内容は随分と確立されてきました。

子どもたちが喜ぶような突いたり蹴ったりをする前に、保護者の方には私の空手道における考え方や武道の魅力についてお伝えする時間を設けさせていただいています。

道場の指導理念にも記述しています、空手道を通じて心身の鍛錬、人格形成を目的としていること。

礼儀正しさや稽古を通じて忍耐強さが身につくことを説明させていただいています。

ですので体験教室での内容はこのようになっています。

着座、

座礼、

立礼、

拳の握り方、

引き手、

突き、

 

なぜ着座の順は左からか、

なぜ着座の前に跪座の姿勢を取るのか、

なぜ座礼(立礼)の目付は真下ではなく斜め前なのか、

空手道を学ぶ理由は何なのか、

空手の技を使う時はどんな場面なのか、

どちらかと言うと考え方や座学は保護者の方向けだと思います。

これから学ぼうとする空手道は何の為に行うのか。

武道としての空手教室であることを入口の時点でしっかりと伝えないといけないと考えています。

 

このような内容で30分経過し、残りの時間を他のバンビ生とともに身体を動かしました。

 

 

【ウォーミングアップ】

ケンケン・ジャンプ・ラテラル・うつ伏せ(仰向け)ダッシュでした。

軽やかにリズム感を出しながら、ケンケン等のジャンプ系は強度を高めてスピードを意識すること。

ダッシュ系はブザーに合わせて即反応ね。

ゆっくり起き上がってたら目的とは違うので瞬間的に反応するようにしてね。

 

 

【体幹トレーニング】

 

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プランク・バックプランク・V字プランクで360分経過しました。

体験生K君、なかなかの体幹の持ち主でした。

どれも30秒過ぎたあたりからツラくなってくると思うけど微動だにしませんでした。

どんなスポーツにも必要となる体幹。

軸が強いと損することないよ。

 

 

【固定式基本】

Kちゃんに前に立ってもらい私はグルグルと補助に回りました。

両引き手、

突き、

中段横受け、

正面蹴り(左右)、

四股立ち突き、

このようなメニューでした。

 

幼児や低学年ばかりのバンビ生でも理解しやすいよう、出来る限り分かりやすい言葉を使い説明をしています。

言葉の意味が分からない時は、お手本のお兄ちゃん・お姉ちゃんのマネをするようにね。

 

 

良く見ててほしいのは、右手と左手・右足と左足の向き、どっちの手(足)で技を出しているかってこと。

ゆり空手を通じて「我慢」を学んでほしいと思います。

空手って繰り返し繰り返し同じことをずっと粘り強く繰り返すうちに技の精度が高まっていきます。

しんどい立ち方を粘り強く続けることで足腰も自然と強くなりますので、やっぱり我慢が大切で押忍の精神で乗り越えてね。

 

 

【ミット】

 

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体験生も来てくれたことだし、短時間でしたがミットを使った練習を行いました。

今日は固定式基本で学んだ正面蹴り。

基立ちの姿勢から後ろの足で蹴る技でした。

①抱え足を取り、

②上足底で蹴り、

③引き足を取り、

④基立ちに戻る

正面蹴りはこの順序で行います。

これを左右の足で行い体験教室を終えました。

 

 

【組手】

 

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まずはフットワーク。

組手構えも随分慣れてきた頃でしょうか。

バンビクラスが90分コースになって以来、毎週組手の時間が取れていますので少しずつ成長してきています。

次は反復練習です。

まずは刻み突きを。

①前拳と前足を伸ばして突く

②突いた手を引き手を取りながらスイッチ

③バックステップで残心

④利き構えに戻る

 

これも上達しているように感じました。

ブザーで順番に確認作業から入り、ひとつの号令で技を出していきます。

同じ進め方で中段突きも。

①前足を侵入させる

②奥手で帯の高さを突く

③突いた手を引きながら軸足にタメを戻す

④バックステップ

 

今日はここからもうひとつ連続技も学びました。

ワンツーです。

①刻み突きとともに前足をその場でドンと踏む

②奥手で上段突きを出すとともに前足を少し前に踏み込む

 

普段は中段のワンツーを行いますが、初っ端は上段・上段のワンツーでした。

ポイントは前足を2回踏み込むこと。

慣れてくると手の回転スピードをどんどん上がってくるようになります。

バンビクラスも、とうとう3つ目の技、連続攻撃に入りました。

空手を楽しもう!

 

 

(つづく)

 

 

モンキークラス

【ルーティーントレーニング】

拳立て伏せ・膝立ちジャンプ・お尻歩きでした。

拳立て伏せで拳の握りを整えて、

膝立ちジャンプで身体のキレを磨き、

お尻歩きで下半身と上半身を割って使えるように。

それぞれ目的があるよ。

 

 

【体幹トレーニング】

足刀蹴り、レッグレイズ、2ポイントプランクで496分経過しました。

2ポイントでは、どこか安定するポイントを自分で見つけてみてね。

重心を微妙に動かしながら探ってみてほしい。

一番しっくりくるところを見つけて後は耐え忍ぶだけ。

いつもいつも崩れてしまう子は、何かを変えてみよう。

中には体幹が強くなってきてる子もいてる。

この強烈にキツいやつ出来るかどうかで自分の形が変わるよ。

高速回転してもビタ止まり。

全力で動いてもビタ止まり。

目標はそこにある。

 

 

【固定式基本】

ずっと言い続けていることのひとつ。

稽古中は指導者の目を見て聞く。

当たり前のことなんだけど、出来る子と出来ない子がいるのも事実。

聞ける子は当然思考力がつき、自分のやるべきことに応用を効かすことが出来る。

そんな生徒もポツポツ出てきている。

聞いてない子はやはり同じ注意を繰り返す。

目で(心で)聞いてないから頭に残らない。

まだ道場の中のことなので、私が指導しなおせば良いことかも知れませんが、外でこれやったら一発でアウト。

指導者から気にかけてもらえなくなるから。

道着触ったり、帯触ったり、紐結び直すのは、小休止の中でやるように。

空手道を通じて忍耐力と集中力を身につけてほしいと思って指導しています。

もうやめよう。

 

稽古の中身は、突き・中段横受け・上段揚げ受け・下段払い・正面蹴り・回し蹴り・手刀受け

”正確に技を出す”

ここに拘って指導しました。

超スローモーションで、受け技を繰り返し、頭と身体に摺り込みました。

特に手の入れ替え方。

スピードでごまかしが利かないので正しくです。

 

そろそろ審査に向けた基本も触れていかないといけませんので、普段あまり行わない回し蹴りを。

バランス良く蹴れない生徒は、下半身と上半身の連動を意識して。

これがバラバラだと腰の入ってない空手やってない人のような蹴りになる。

一本軸を意識して下半身と上半身を滑らかに連動させてみよう。

家で練習しておいてください。

下半身の弱さも気になり、スクワット正面蹴りを少々。

一回やったくらいで強くなるわけではないんですが、しんどいメニューにも歯を食いしばって食らいついてほしい狙いがあります。

しんどい時こそ、大きい声だして乗り越えよう。

 

 

【形】

 

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結果的に残り時間全てを形に使うことに。

基本稽古の叱咤激励が功を奏したのか、とても良い集中力でした。

いつも言ってますが、本番で稽古以上のことは出来ません。

稽古の時から全力で一本打ったら、ぶっ倒れてしまうくらいの気持ちを込めて打つようにしよう。

普段から気迫を前面に出さないと本番でも出せるはずがない。

形の出来栄えが甲乙つけがたい試合だったら、この気迫ひとつで旗を取りこぼしてしまう。

審判目線で言ってしまうと、次この子の試合をもう一度観たいって思わないから。

形競技に出る子は道場練からしっかり意識しておくようにね。

 

この日は全員で打てる形、平安二段を通じて身体の使い方を指導しました。

第一の前提条件は、

1・正確な立ち方

2・正確な技

このふたつに付加価値としてキレと極めが存在します。

キレとは動き出しの速さのこと(初速)

極めとは技が成立した瞬間ビタっと止まった状態のこと。

スタートダッシュが速くてゴールした瞬間、停止した状態を保てるように日々稽古を重ねています。

 

平安二段でキレを上げる方法を細かく、それはもう細かくかみ砕いで何度も部分練習。

あえてどの挙動かは触れませんが、とても熱量の高い練習会となりました。

 

スピードって諸刃で自分の身体を上手にコントロール出来ないと極めきれません。

転身でキレを高めたあと今度は極めの練習。

ポイントは2つあって、足の裏側と体幹。

拘ってやってる体幹を使えるかどうか。

極める瞬間に”気”を一か所に集中させる。

もうひとつは足のどこに重心を預けるか。

 

自分自身のチカラでキレを高めて、極めも強くする。

頭を使って練習する素晴らしさ、成長を実感出来たのでしょうか。

みんな目の色を変えて練習してたように思える。

結局時間いっぱいまで形練に費やしました。

 

みんなにも伝えましたが、練習を練習で終わらせない。

今日習った平安二段のテクニックを平安二段だけで終わらせない。

ここからは君たちの思考力次第。

今チカラを入れて取り組んでいるであろう各人のあの形の、あの挙動で使えるやん!

それは平安五段かも知れないし、指定形かも知れません。

ここからは自分で見つけて試行錯誤を繰り返してほしい。

応用に入れるようになると、絶対に伸びる。

そんなこと考えて自分で見つけて出来る生徒は今後大きく伸びる。

 

他にも、お尻歩きの成果を発揮する挙動でキレと極めを要する難しいテクニックですが、これもシェアしました。

打って打って打ちまくって自分のモノにしてほしい重要なテクニックです。

 

 

今日指導したことはあくまでも付加価値です。

基本が出来たうえでの「色付け」ですので勘違いしないでね!

2026-03-11 00:15:00

泊親会清水2 獲りたいときに獲るトレーニング 3つの "先" を極める! - "先" を獲る + 反射神経を養う - 3/3

こんにちは!

 

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いよいよシリーズラストです。

強豪道場の普段の練習メニュー。

遥か先を行ってますが参考になることばかりです。

 

 

7・直線4対1の攻防

8・全方位からの4人攻撃に対応

9・堀川敬吾先生インタビュー

 

 

【直線4対1の攻防】

縦に台が4人並び、4人が出す技を予め決めて行います。

1人目:中段カウンター

2人目:返し技

3人目:カウンター裏回し

4人目:出鼻

 

これを一歩も引かないで、一気につき進みながら前で対応していくといったもの。

一瞬で4人仕留めます。

動きのイメージは、

前に出ながら詰めて作る→ 獲る →前・後ろに外しながら → 詰めて → 獲る

大事なことは「膝は絶対に休ませない」 

獲ったら膝は「下に抜く」

そうすると動きが次に次に繋がっていきます。

獲って上に浮く人はダメ

 

台で並んでいる人も準備していないとダメで、みんなで良い練習を作っていかないといけません。

決められた動きから今度は4人で打合せし、ランダムに切り替えていきます。

先程の練習はパターンが分かってるから一気に行けたけど今度のは、より試合に近い練習です。

それぞれの対応の仕方を頭に入れながらじゃないと、でたらめに特攻するだけじゃ獲られてしまいます。

 

ここで大事になってくるのが

「駆け引き」

駆け引きの中で相手の狙いを瞬時に察知して一番良い選択をすることが狙いとあります。

 

相手が何を狙っているのかを自分の行動で読まなければいけない。

ここでいう自分の行動とは、

1・フェイントを使う

2・サイドステップを使う

これらで揺さぶると相手の狙いが見えてくる。

分かってから「どうしよう」では無く、

分かった瞬間「獲る」

ひとつで獲れない時は、次へ次へと技を出し獲りきるようにしています。

自ら仕掛けをすることで、相手を動かし反応の中から相手の狙いを察知し状況に合わせた攻撃を出すという、かなりレベルの高いメニューです。

 

 

カウンター裏回し狙いの相手に対する反応は、ほとんどの選手が前に間を詰めて潰そうとしていますが、堀川先生の指導ではここにメスを入れています。

「潰す」でなく「外す」

カウンター裏回し狙いの相手に対して刻みで攻撃をしかけた瞬間、後ろ足はフリーなので、膝を抜きを使うよう指導されています。

直線的に入ると角度のよっては副審に極まったように見られてしまうおそれがあるから。

ガードを上げながら膝の抜きを使ってダッキングのような姿勢を取っていました。

後ろ足を外側へ開くと同時に抜き一気に落下。

そこから素早く追撃です。

カウンター裏回しで失点のリスクを回避し、落下からの突き技で得点狙い。

「明確に避けれて、しっかりポイントを狙える」

「直線的に前で潰すとグチャグチャっとした組手となり、何が何だか分からなくなるので魅せ方をしっかりしていこう!」

大いに参考になりました。

 

 

【全方位からの4人攻撃に対応】

自分の前後左右に相手に囲まれた状態でスタート。

試合中、自分の体勢が崩れようが死角から思いもしない攻撃が飛んでこようが対応するための練習メニューです。

「勝負はじめっ!」の合図で4人が一気に攻め込んでくるのを対処するとんでもないメニューでした。

集中力を切らさず4人と戦い続けないといけません。

当たり前ですが、やられて良いわけでは無くて全部に対応するつもりで挑みます。

真ん中の人は精神的にもキツいんだけど、冷静に対応し続ける。

グチャグチャにならず、どんな状況でもしっかりやり切る練習でした。

「どんな状態になっても気持ちを切らない!」

「執念を持って獲りきろう!」

「どんな状態でも冷静に対処し、技が出せて極められるそういう強い気持ちを養おう!」

 

今度は、4人の中から獲られた相手は次々に抜けていきます。

しっかり獲られたら抜ける。

4人獲りきるまで続く練習でした。

速い流れの中で残心までしっかりとる必要があります。

 

 

これが全国制覇を目指す道場の練習なのか、、

 

 

堀川敬吾先生インタビュー

Q1 最近の道場生の好成績について

A1 生徒達の頑張り、自分自身も新しいものを取り入れたり練習メニューを替えたりしながら夏休みも特別練習をし、その成果が出ているのかなと思います。

 

Q2 練習についての基本的な考え方

A2 今の空手になってからは動きを止めた時にやられる確率が高いので「常に動き続ける」を基本的な考え方にしています。攻めも守りも動きが速くないといけませんので、そこを練習メニューに取り入れています。

 

Q3 「先」についての考え方

A3 先を取ることは武道においてはある意味で究極の要素だと思います。私は戦いを3つに分けて考えています。

①自分から攻める「先」

②相手が攻めてきたところに返す「後の先」

③相手と同時に仕掛ける「先」

この3パターンで組手は成り立っていて、3つの先を制せれるように考えています。3つ制することが出来れば組手の試合では絶対に負けないという考えでやっています。

 

Q4 反射を鍛える練習について

A4 眼で見て反応するのも反射だし筋肉の反射であったりもそうだと思いますが、その中でも頭で考えるよりも身体が先に動くといった身体作りがあって、床に着いた瞬間に動くや横に振った瞬間に動くといった反射を鍛えています。

 

Q5 動きを止めない攻撃・防御練習

A5 ステップをしながら攻撃や防御をしないと、どうしても止まった瞬間やられてしまうので、動きながら攻める・動きながら守る・守りながら動く・攻めながら動くという風に常に動きを加えないと、今の試合では勝てませんので「止まらない」という前提でやってます。

 

Q6 様々なパターンの反復練習について

A6 試合中ではいろいろな状況が生まれますが、その中でどうしても自分の得意なことに偏ってしまう。攻撃が得意な選手は攻撃で取ることが非常に多くなり守りが疎かになり、守りが得意な選手は守りだけになり攻撃が疎かになります。考えられるいろんなケースを練習に盛り込んでどんな状況でも得点が取れるようにと考えています。守りながらでも点が取れる、どうしても点が欲しい時に自分から攻めて点が取れる。そういう選手を育てたいと思ってあらゆる状況を練習に取り込んでやっています。

 

Q7 今後の展望

A7 今日は「先」を取るということを重点的にやりました。先を取ることは大事なことで追求しながら練習していて、自分がどんな状況におかれていても得点出来る。そんな選手を育てていきたいと思っています。

2026-03-08 11:50:00

2026年3月7日 (土)道場稽古181

こんにちは!

 

寒いのか暖かいのか暖房つけて稽古開始しましたが、少し動くと直ぐに消してしまいました。

花粉さえ舞ってなければ快適なんだけど、毎年この時期は悩まされます。

 

 

-バンビクラス-

01・ウォーミングアップ

02・体幹トレ

03・固定式基本

04・形

05・組手

 

-モンキークラス-

06・ルーティーントレ

07・体幹トレ

08・固定式基本

09・形

10・組手

 

 

バンビクラス

【ウォーミングアップ】

この繰り返しで動ける身体作りしていきたいところ。

足腰が強くなっていかないと思ったような動きが出来ないのでステップは軽やかに。

普段のスピード感よりももう少し強度を上げてやってほしいところです。

公園で友達と鬼ごっことかしてると足腰強くなるし反射神経メッチャ上がるよ。

いっぱい外で遊んでね。

 

 

【体幹トレーニング】

V字プランク・プランク・サイドプランクで357分経過しました。

まだ目が離せないのでフォームを修正しながら3分間継続させています。

持続出来なかったとしてもリスタートを素早くすることは誰でも出来るのでことなので、これも心がけひとつね。

やったこと全部自分に跳ね返ってきます。

良くも悪くもね。

この習い事で我慢を学ぼう。

 

 

【固定式基本】

 

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バンビ生からも続々と大会申込みが届いています。

これはとても嬉しいこと。

出場すると決めたらしっかり自分と向き合って懸命に努力を積み重ねてほしいと思います。

まずは集中すること。

よく見る・よく聞く・よく考える。

引き手の取り方、

突きや受けの高さ、

重心、

無意識で稽古してると癖が出てきてしまいます。

道場練の際、これまで学んできた内容を質問し生徒に答えさせていきますので、しっかり聞き考える習慣をつけていくようにね。

正解を答えられる生徒は吸収するのが早いし、いずれ一人で自主練出来るようになります。

道場で学んだことを自主練出来れば、このクラスでは頭ひとつ抜けていきます。

その先には2部が待っています。

 

”よく見る・よく聞く・よく考える”

そのためにもまずは集中力をつけること。

 

 

【形】

今日は身体の使い方に焦点を当て形練に入りました。

両手の準備と足の動かし方。

片手で技を出さず引き手で極める意識つけと、方向転換時の足幅についてです。

 

肩幅を保てなくてはアンバランスになりふらつきの基になりますが、

移動足(動かす方の足)を軸足に寄せ止まらずに回転させると向きを変えた時にも肩幅間隔を保ちやすくなります。

このタイミングで受けの準備動作を行うとパチッとタイミングが合い、技にチカラ強さが加わります。

 

今日はひたすらこの練習の繰り返しでした。

4月形の練習会を2時間みっちり行いますので、大会出場者は参加してください。

いっぱい努力しよう!

 

 

【組手】

繰り返し繰り返しの時期。

この日は中段突き一択でした。

突いた後、素早く肘を引き軸足にタメを作ります。

なぜそうするか。

突いた後にもう一度技に入るのに遅れてしまわないように。

まだ2本目、3本目の技に移行する練習はしていませんが、残心とるところまでが「突き」

 

頭の高さを変えないところがポイントです。

まだギクシャクしていますが、これも数をこなしていけばカタチになってきます。

今はとにかく量をこなすこと。

 

 

モンキークラス

【ルーティーントレーニング】

3つメニュー投下しました。

形の競技力向上に繋がる、お尻歩きと手技の瞬発力。

3つ目は下半身の瞬発力、膝立ちジャンプです。

 

不要なリキミを消した脱力状態で1,2の3で技を極める練習。

これを中段横受け・上段揚げ受け・下段払い。

ここに側屈立ちに手刀受けを加えるとチャタンのアレと同じ。

パチンっ!と極める練習でした。

ここで学んだ感覚を形に活かしてほしい。

膝立ちジャンプは瞬発系ね。

一般的には小学6年生で運動神経が決まると言われていますのでラストイヤーの生徒は率先して普段から神経系トレを行うようにね。

 

 

【体幹トレーニング】

足刀蹴り・レッグレイズ・2ポイントプランクで493分経過しました。

激ムズの2ポイント、全くできない生徒は軸が安定する位置を少しずつズラして見て探してみてね。

歯を食いしばって堪える姿は美しいものがあります。

全ては自分のため。

形の完成度を高めるためにも自分に厳しく頑張ってください。

 

 

【固定式基本】

短時間ながらもしっかり基本を行いました。

ここでも大事なのが「意識」

問いかけしながら思考させながら行います。

 

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ホントにもうここから先は自分次第。

どれだけ意識して大事に大事に稽古出来るか。

引き手の取り方ひとつで技の極めが変わってくる。

肘を収める感覚。

バンビでの指導内容と同じでした。

肘を引くと引き手が所定の位置に収まります。

それと技は身体の前面じゃなく背中側を動かすこと。

もう少しかみ砕くと、腕のつけ根は肩甲骨。

肩甲骨から突きを放つイメージです。

身体の前面で突いていると短い突きとなり、形でこれをすると美しさが損なわれてしまいます。

ひとつのことに意識がいくと他が疎かになってしまいがちですが、これはもう自分自身で直していくしかありません。

基本に忠実に自主練して次のステップに移れるようになろう。

 

猫足立ち手刀受け

四股立ち突き

正面蹴り

などを行いました。

地味な内容ですが、奥義は基本にあり。

基本が出来ていないと美しい形は打てません。

拘ってやり切ろう!

 

 

【形】

 

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大変喜ばしいことですが、増えてきた生徒の数と教室の広さが合わなくなってきました。

じゃあどうするか?

どう効率よく稽古するか考えるのは自分の仕事。

今回用意した方法は、帯毎に2つの群に分けて3本ずつ打ち終わったら交代する方法を取りました。

これまでの見取り稽古よりも実際に自分自身が打つ形の時間を捻出出来たと思う。

 

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節目節目で稽古を止め、形の中で注意点を指導しまた形練に戻ります。

大会も近づいてきていて、出場組は当日演武する形での稽古となりました。

今日細かく伝えたのは、正しい後屈立ちの取り方。

正しい立ち方が理解出来れば、形の中で自ら確認することが出来ます。

数を打って時々確認を挟んで自主練出来るようになるのが理想の姿。

自ら考えさせることを大事にしていますが、正解が分からないと自主練が間違った方向に向いてしまう恐れがありますので、正確な立ち方に関しては答えを教えています。

軸を乗せる位置、

つま先の角度、

縦の長さ、

横幅、

確認の取り方は今日の練習会で分かったと思います。

特に平安五段を打込む際に、立ち方の確認を各自挟んでおくように。

それと逆腰について。

ここも稽古を止めてお伝えしています。

腰を大きく振らず瞬間的に腰を締めてみてね。

大きいと遅くて、もっさりした動作になるので糸東流らしくシャープな動作で。

 

試合で出せることは形も組手も稽古したことだけです。

やり直しの効かない一発勝負の中でベストのパフォーマンスを発揮出来るよう、正確な技・正確な立ち方は自分で確認作業するよう普段から心がけてね。

 

 

 

【組手】

 

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時間配分が少し形が多くなったことで、組手はやりたかったことが全部出来ませんでした。

今日行ったのは中段カウンター。

その前に、組手競技を行う上での前提条件を説明しました。

 

どのタイミングで技を出すか。

相手の動きに合わせて入れるか。

組手する時は居ついちゃダメってこと。

 

神経系トレやりまくって一瞬で脳からの指令を身体に伝達し反応させること。

結局は反射神経です。

相手の動き出し(プレスや技の入り)に反応して前で合わす。

あるいはバックステップで距離をキープ。

この2択です。

 

間合いに入られると、相手の突きが届きますが自分の攻撃も届きます。

でも前に移動する推進力が働きますので断然、相手の方がスピードに乗ってますので優位に立ちます。

なので間合いに入られた時点で「相手の間合い」です。

差し合いになったら推進力の差で不利ですが、ここで居ついちゃダメで中に入る練習を行いました。

この練習に入る前に理由をしっかりと頭に叩き込んだうえで中段カウンターの練習を行いました。

前に詰めてきた瞬間を捉える練習でした。

 

ペア練でグルグルと右回りで相手を替えながら行いましたが、これからは低学年組と中高学年組で分けようかな。

距離も間合いも違うので一緒にしたらダメですね。

反省点でした。

2026-03-05 06:15:00

泊親会清水2 獲りたいときに獲るトレーニング 3つの "先" を極める! - "先" を獲る + 反射神経を養う - 2/3

こんにちは!

 

強豪道場、泊親会清水の練習体系を収録したDVD。

これで2本目ですが、今作も遥か先をいく内容となっています。

目から鱗が落ちるといっても過言ではない位の内容はもちろんのこと、選手への声掛け、意識への促し方等は道場で指導する立場の方は観ておいて損は無いと思う程。

今回も大いに参考になります。

  

 

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4・ステップからの突きと反応

5・進入角度をずらす蹴り

6・全方向4対1のランダム攻防

 

 

【ステップからの突きと反応】

①グッドポジションで手から飛ばして突く

ペア練相手が出すテコンドーミットにしっかりインパクトする打込み練習です。

打込みといっても、マーカーを挟んで左右の足先で俊敏にタッチしながらです。

パートナーが構えた瞬間を捉える練習で残心も必要以上に長くは取らず、直ぐに次の打込み準備を取っています。

 

②後の先・瞬間を獲る

次はミットが出たところに攻撃 → 残心

パートナーはランダムでテコンドーミットで反撃 → 手を上げてガード → 反撃

目的は受けた後の「後の先」のチャンスを逃さない練習です。

ガードする時の鉄則として「相手の反撃を手だけでは避けない」

これは後方の副審からは入ったように見られてしまうから。

絶対に旗が上がらないようなディフェンスを意識つけされています。

「ガードした手と顔を離して受ける」

実際入っていなくても入ったように見えてしまっては入ったのと同じですので、膝を使い手と顔の距離を取らせています。

しっかり距離を取り、その後即座に反撃です。

相手のミットが出た「瞬間」

瞬間に反応することを徹底されています。

 

③攻防のバリエーション

次もパートナーがミットを差し出しますが、飛んできた突きをランダムで外します。

構えたミットに突かせたり、的をズラして打たさないようにしています。

1・構えたミットを突けば残心

2・構えたミットを突いた後に相手が攻撃してくればガードして反撃

3・構えたミットを空かされたら残心をキャンセルして追撃

4・構えたミットを空かされながら攻撃が飛んでくればガードしながら反撃

 

パートナーの人は突きの反撃や蹴りの角度でミットを飛ばしたりいろんなパターンで反撃を入れてあげています。

 

このように、一瞬の状況判断を練習の中に組み込んでいます。

突きが極まってないのに残心は必要ありません。

即座に頭を切り替えて次の選択に入らないといけません。

よほど頭が柔軟で切り替えが早くないとついていけないと思います。

あらゆることを想定した練習をされていて、強い理由が練習内容から伝わってきます。

自分の得意なパターンにハマったら強い選手はたくさんいると思いますが、その中でも状況判断を普段の練習から取り入れているからこそ全国トップレベルなんでしょうね。

身体の反応と頭の切り替えをしっかりして状況の変化に対応する練習メニューでした。

 

男の子も女の子も打ち終わりのガード即反撃。

尋常じゃない反応スピードです。

 

④先の先・相手の出ばなを獲る

シンプルに相手の動き出しを捉える先の先、もうひとつは相手が下がった瞬間を捉える練習です。

ここでは相手が下がった瞬間を寄せ足で追い捉えます。

よくありがちなのが下がる相手に距離が足りないケース。

最初の技が届かなかった場合その後どう対処するかが重要で、そこで終わらず次の展開を生み出させています。

あっゴメン、もう一回。

じゃなくて次の技で取り切る、やり切るように指導されています。

「だから失敗しても良いよ」

突きが届かなかった失敗を次の技に繋げる発想を生徒自身に引き出させようとされています。

技を教えていく次元はもうとっくに終わっていて、試合中のあらゆる状況に対処できることを主目的としたレベルにまで達しています。

こうなってくると生徒達も自分自身で攻防を考えていきますので空手が楽しくなってくるんだと思います。

自分の予想と違う展開になる時、そこで「アッ」とフリーズしない。

状況変化を自らの発想でやり切る練習メニューでレベルが違い過ぎます。

 

 

【進入角度をずらす蹴り】

①蹴りたい方と逆に入る

例えば刻み蹴りや裏回し蹴り。

正面から入る蹴りを良く目にすると思いますが、自然に相手に刻み突きで刺されたりといったことを感じられています。

軸足を自分の背中側にズラして入る、逆体相手の入り方を説明されています。

例え真半身で構えていたとしても、真正面から打ちあうと急所にもらう危険性があります。

(正中)線を外して外側から入ることはセオリー通りの攻め方です。

如何に被弾せず攻めるか。

合い構えの時の攻め方も考え方は同じで、今度は軸足を自分のお腹側に振り前足で刻み蹴り。

 

ここでのポイントは「撒き餌」を入れること。

身体を少し倒して相手をわざと引きつけることです。

横に振ることで相手は差しに行きたく攻撃を仕掛けてきます。

身体を倒した方に相手は仕掛けてきますので、逆方向から蹴りを極めるという方法です。

真っ直ぐだけではなく多角的に斜めのラインを使って蹴る練習をされています。

考え方を説明するのはここまで。

ここから先、どうやって蹴りを極めるかのアイデアは生徒一人ひとりに考えさせるといったスタンスです。

「何を考えさせたいか」

答えは、

「どうやったら相手が自分の動きについてくるのか」

「蹴りが極まるのか」

です。

相手をついてこさせれたら、反対の角度からもう一本の足で蹴りが極まります。

考えさせられます。

決して答えを教えないスタイル。

それは自分のコピーを作ることに他なりません。

そんなところを目指していないので、とにかく生徒に思考させ練習の中でアイデアを促しています。

 

これは試合中、蹴りをどうしても極めないといけない場面を想定して練習する。

攻撃即防御、

場面場面の設定、

練習の目的、

なぜそうするのか理論的な部分、

このようなことは予め説明されていますが、どんな技を選択するのか判断は生徒に任せています。

 

0-2で負けてる

残り時間10秒切ってる

「こんな時って焦るのでみんな直線的な動きになりがちだけど、そんな状況下で今やってる横に振っての蹴りを出せば案外極まるよ」

 

逆体相手への裏回し蹴りは、自分の前拳で相手の前拳を避けながら腰を切って蹴るよう指導されています。

後ろ足をクロスさせ腰を切った反動で裏回し蹴りです。

 

②45度からのカウンター裏回し

①は自分から攻める蹴り方で、今度はカウンターの裏回し蹴りを説明されています。

そのまま引き込んでも極まりにくい大技ですが、蹴り方をこのように説明されています。

「進入角度から身体を45度倒し足も45度抱え込む」

相手が攻めてくる進入角度に対し、自分は後方に身体を45度傾けています。

前に出しがちな前足を身体を倒すとともに足ごと45度抱え込みます。

なぜ足を抱え込むのかについての説明では、前に出すと攻めてきた相手と交錯し技を潰されてしまうから。

なので抱え込む時は、自分の前足を奥拳にタッチ出来るくらいにまで掻い込んで蹴るように指導されています。

 

3つの基礎、両サイドと後方からの入りをやりこんで実践に移ります。

 

 

全方向4対1のランダム攻防】

①6アタックを極める

防具を全てつけて4対1の状況を作ります。

なぜ4対1か。

常にいろいろな状況を作り出せるから。

真ん中の人は気を抜かずに次の動作へすぐに繋げられるように、その為の4対1です。

構えて間合いをしっかり作ることから。

4人の側は前に詰めたり、間を切ったり、サイドに振ったりを行い自分はそこに反応していきます。

1人に技を極めたら、すかさず中央に戻りまた誰かにプレスを掛けます。

これをグルグルと同じパターンで回るのではなく、ランダムに相手を選びます。

ここで大事なのは5人全てが即座に反応、次の準備に移る事です。

ひと呼吸開けてしまうと1対1と何も変わりません。

例え体勢が崩れていたとしても、それはそれで練習ですのでリセットせずしっかり体勢を戻し対応していきます。

コントロールするのは真ん中の人でサイコロの「五」のようにフォーメーション組んでいます。

攻撃のテンポがパーン・パーン・パーンだとダメで、パパパパパーンです。

そうすることによって相手の隙をつけたり、隙が生まれたりするためです。

この練習で意識することは「次への作りを速くし相手の動き出しを瞬時に捉える」ことです。

突きに拘り過ぎず蹴りも挟みつつ6回1セットで順番交代されています。

 

②先のスピード攻撃

今度は即座に作り続けると四隅の人は準備が出来ていない瞬間が訪れます。

そこを自ら動いて先で仕留める練習に移ります。

組手競技において一番理想的なことは、相手が準備出来ていないところを獲ることにあります。(失点リスクが無いので)

 

どこか勘違いしているのか、相手の準備が遅れたら相手に合わせてしまう。

これは「正々堂々と戦っている」わけでも無く、準備が遅れた相手に技を極めることは卑怯でも何でもありません。

瞬間瞬間を狙うのは基本中の基本ですが、こんな強豪道場の選手でもおっとりした場面が見受けられるそうです。

「待つ」というよりも相手が動くのを「見る」んだと思います。

相手が一手遅れた状況で自分が攻撃体勢を取れていればドンドン仕掛ける意識付けです。

もっとアップテンポの組手を要求されています。

「ほら待った!」

「見ちゃってる!」

「その癖を直そう!」

 

③マルチアングル攻撃

攻め急ぐあまり直線的な入り方に陥りがちな部分を補うことを目的とした練習です。

ここまででも十分過ぎるほどの内容の濃い練習ですが、まだまだ生徒の技術を上げてきます。

もうお分かりだと思いますがサイドの振っての入り。

ダン!ダン!と動いたとしても動きが固くスピードが上がりません。

解消方法は、

1・膝と股関節の抜き

2・一瞬逆サイドに振る

 

逆体相手だと外を取るのがセオリーですが、あえて内から入り逆上を素早く極めるお手本を披露されています。

入り方にもひと工夫あり、自分の前手で相手の前拳を触り(蓋)ながらステップインされていて、速い流れの中で判断することを求められています。

 

④蹴りで攻撃&残心に反撃

次のメニューは四隅に立つ人が反撃するパターン練習でした。

内容はこんな感じです。

真ん中の人・「先で攻撃し残心」

パートナー・「反撃」

真ん中の人・「防御」

真ん中の人・「対応」

 

1・相手の動き出しを捉えたり

2・準備が出来ていない相手に先で仕掛けたり

3・横からの入りを使ったり

 

足で獲れると判断した時は足で獲れるように蹴りも混ぜています。

パートナー側は相手の残心に対してしっかり反撃をいれないといけません。

 

いろんな入りにプラスして、今度が返しが飛んでくる練習に変化していてより実践向きに感じます。

さらには極めた後の残心が弱い(または相打ち的なシチュエーション)時は、明確に間を切るように指導されています。

残心で反撃されそうなケースは試合中よく見かける光景です。

その場合、明確に間を切るとのこと。

無駄な失点を避けるための必要な考え方で抜け目がありません。

 

この練習の難しいところは四隅の人が頭を使って状況を作り出してあげること。

4対1でやってる意味を持たせなくてはいけません。

 

難しいのはこれだけではありませんでした。

練習を見つめ、時折生徒を集めて足りていない部分を補足説明していきます。

「人間の心理としてそうなるのかもだけど、残心後に反撃してきた相手を対応したところで満足してないか?」

「満足した結果そこでひと呼吸置いてしまうと、ひと呼吸置かない相手にやられちゃうよ!」

 

この段階に達するだけでも凄いのに明らかにレベルが違い過ぎます。

要求レベルは、常に次の対応を考えて脳に負荷をかけながら動き続けることです。

「脳を休ませちゃダメ!」

 

⑤残心で相手の反撃を遅らせる

もう一段階要求レベルが上がりました。

「試合中相手の反撃が速かった時、それは自分の攻撃で相手のグッドポジションを崩せていないから」

言い換えればそれは、攻撃を受けても即座に反撃が出来る体勢をキープ出来ているということ。

じゃあどうすれば良いのか?

「自分の残心で相手の反撃を遅らせることを意識する」

実際に動いている動画を観ればこうです。

攻撃する → (深く)残心を取る → 相手が反撃してくる → (懐に引き込んで)迎撃する

 

深く残心を取った後、相手が追いかけてきたところを中段カウンターで抜いたり、突きを返して前拳カウンターで練習をされています。

 

究極は相手に反撃させないこと。

これは中学生以上の空手ですが、突きの後に足払いを挟んで相手の体勢を崩します。

 

練習の中に「反撃」の約束事を入れますが、それを超えることを目指しています。

言われたことを守ることは当然として、そこからさらに思考を働かせ次は反撃させないような「崩し」を入れてみるようなアイデアを求めています。

「自分たちでもっと空手を考えよう!

 

⑥相手に反撃させない先の意識

「後の先」を獲る練習でも「先」を獲れればいつでも獲りにいく練習に移ります。

「相手に攻める隙を与えない」

これがホントの大正解。

「アッ!今は入れない!このタイミングは見れば良いんだが、コレ行ける!ってタイミングは必ず行くようにしよう!

(4対1練習では)攻撃を受けるって約束だけど、攻撃させない。

 

「先」と「先」がぶつかった(相打ちした状態)時は、必ず即座に追撃でフォローすること。

 

一言で表すと、

「先手取る意識での後の先」

相手が技に入ろうとする時にはもう自分の突きが極まってるくらいのスピードです。

 

 

一つひとつの練習メニューに意図を明確に伝えられていて、生徒も納得感や自身の成長を感じながら夢中になって取組んでいるように感じました。

合間で招集をかけ、説明する際の選手の眼差しを見れば如何に指導者を信頼しているかが伝わってきます。

しっかりと眼を見てお話を聞き、一つひとつに「ハイっ!」です。

理想的です。

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