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2025-03-20 15:19:00

荒賀知子のHIGH SPEED LESSON -体幹・スピード・技術のレベルアップ編- 2/2

 こんにちは!

 

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セミナー後編は基本に沿った技術指導に突入です。

ひたすら基本を磨き上げる作業に徹しています。

荒賀 知子先生が小さな頃から、基本を大事に指導を受けていたのが十分伝わる程の拘り方です。

 

 

3・速さを手に入れる組手技術のスピードトレーニングとその意味 ・刻み・逆突き・ワンツー・スライドを使った蹴りなど

4・荒賀式の考え方と質疑応答

 

 

速さを手に入れる組手技術のスピードトレーニングとその意味 ・刻み・逆突き・ワンツー・スライドを使った蹴りなど

荒賀道場で培った練習体系。

スピードが上がった秘訣を伝授されます。

ペア相手と前足が触れ合う程度の間隔を取り、20本交互に中段突きを全速力で突いています。

道着をかすめるように寸止め。

ペア相手は前拳を相手の顔に向けておくこと。

 

荒賀先生の中段突きは自身の前拳で相手の刻み突きを払いながら入る方法を取れれています。

当然、刻みで失点をしないためですが、欠点は突きの威力が半減してしまうこと。

半減する事に捉われずスピードで補う意識で「強く」「速く」と指導されています。

突きもその場で突かず、前足を前後にフルスピードで動かしながらです。

 

同様に刻み突きも。

奥側の拳は反動で開かないこと。

なぜ奥の拳が開くとダメなのか?

例え刻み突きが抜けたとしても胸元に残しておけば追撃が出来るから。

 

刻み突きの入り方でひとつ面白い指導が。

前足を真っ直ぐ相手にぶつける入り方がセオリーですが、前足のアウトエッジを相手にぶつける入り方です。

身体が完全に半身になることにより、刻み突きの距離がさらに遠くに伸びます。

また腰も強く入れることが出来るので、全身のチカラを拳に伝えることが出来ます。

 

真半身で突く利点は伝えていますので、道場生は理解出来ていることと思いますが、足元の向きまで変えてしまうことは全く意識していませんでした。

収穫です。

 

胸だったら胸。

喉だったら喉。

顎だったら顎。

1点集中でフルスピード且つパワフルに20本*3セット突きまくっています。

 

荒賀先生の言う「全力」とは、20本全力で突き終わったら倒れるくらいを指します。

要するに一つひとつのメニューを全力で行い、あとの体力を残さないように取り組むという意味です。

 

 

次ワンツーです。

足のタップは2回鳴らしても良いし1回でも構わないとのこと。

1(刻み)・2(逆上)と突いていては、ワンとツーの間を抜かれます。

可能な限り間を無くすこと。

 

 

「刻みを追いかけるように逆上を伸ばす」

これはどの道場でも共通事項だと思います。

 

「これしたらアカンで!」

「2個同時についたらアカンで!」

テンションが高まってくると自然と出てくる関西弁。

親近感湧いてきます。

 

グルグルと周りの稽古を見渡しアドバイスされています。

スピードに乗ったワンツーしている人がいますが、上体が大きくブレています。

モーションが大きくなるので注意。

顎もしっかり締めて。

 

改めて荒賀先生が高速ワンツーのお手本でした。

 

突きの後蹴りに移ります。

前足での刻み蹴りでした。

 

突きは身体を動かさなくても素早く出せますが、足(下半身)は身体の中でも大きなウェイトを占めています。

なので動こう(蹴ろう)とすると、相手は気づきます。

対戦相手は人形じゃありませんので、蹴りの気配を察知すれば避けるか詰めるかのどっちかしてきます。

気づかれないように蹴らないといけませんので、突きよりも極めるのが難しいのでポイントも高い訳です。

突きもそうですが、モーションを無くした蹴り方をマスターしないといけません。

なので寄せ足はせず、送り足が使えないといけません。

上体の構えは崩さず、前足主導で蹴る。

蹴りに入る瞬間、力んで身体が開く生徒も居ますが、これすると相手に気づかれます。

モーション無くすと相手は反応が遅れる。

遅れると自分に有利になる。

ペア相手はノーガードでお腹をさらけ出し、送り足での刻み蹴りをフルスピードで出す練習方法を指導されていました。

 

これ練習せなアカンな。

 

この蹴りの目的は4つあります。

・中段蹴り技有り(2ポイント)を狙う。

・間合いを伺い入ろうとする相手をけん制する動きに使う。

・刻みで獲ろうとする時の撒き餌に使う。

・相手の意識を上と下に散らす。

 

相手が「行こう!」とする瞬間、前で合わされたら容易に入ってこれなくなります。

「前で潰す」

 

突き技は自分の手が届くところまで接近しないとポイントにはなりません。

自分の手が届くという事は勿論相手の手も届きます。

突かれるかも分からない距離まで接近するのは当然リスクも伴いますので、送り足の刻み蹴りで間を詰めるのが有効です。

腕は射程の外から伸びてくることはありませんが、蹴りは軸足の使い方ひとつで突きよりも外の間合いから入ることが出来ます。

蹴りの利点を上手く使った駆け引きのひとつと言えますね。

勉強になります。

映像を観て内容を理解し文字化する事で、さらに強くインプットされます。

学びを次の稽古に活かして生徒を育てなくてはいけませんね。

 

中段蹴りを狙う位置についてですが、相手の構えた腕を蹴ってもポイントにはなりません。

構えた奥拳と帯の間を「なにくわぬ」顔で目線を下げず蹴ること。

帯より下は反則ですので要注意。

 

送り足に慣れてきた頃足を見て、距離を伸ばします。

足上げても届かない距離まで間を広げて、強く床を噛みながら軸足のスライドを使います。

 

 

前で足を引き上げるような意識ですね。

腸腰筋鍛えて足の引きつけを強くする必要があります。

 

要点は3つ

①構えを崩さない(モーションが生まれる)

②寄せ足しない(2挙動になり遅れる)

③真半身(腰を捻って蹴るので)

 

別にポイントにならなくても、刻み蹴りで牽制出来れば相手は入って来にくくなり試合の主導権を与えません。

60秒間の中でリスクを伴う攻め一辺倒にならず、相手の嫌がることを挟むことで試合のイニシアチブを掴むことも有用です。

なにより、相手の入りを察知出来る反射神経があっての話ですが。

 

ペア練では、この刻み蹴りを後ろに下がりながら連続して蹴っています。

下がり過ぎず詰まらずに蹴り手のストロークに合わせながら上手くタイミングと距離を合わせてあげる能力も必要です。

 

 

次の指導は「蹴りの組手」

ルールはこんな感じ。

・攻撃は蹴りのみ

・互いにひとつずつ技を出す

・両手でガード

・逃げて受けない

 

「打って捌いて」をリズミカルに行います。

 

 

蹴りって怖いけど、逃げるから当たると痛い。

前で潰すと相手の方が痛いので前に入ろう!

蹴りの威力が一番増すのは足が伸びきった時なので、その前に前で潰すと蹴った方の脛が痛いよ。

「蹴りの恐怖心で顔を背けるからもらう」

 

このようなアドバイスです。

 

突き指にだけならないよう、気をつけながら左右の足でいろんな蹴りを出す練習でした。

これも間を置かず交互にリズミカルに、しっかり両手でガードしながら相手の目を見ながら行います。

蹴ってくる足を見ると絶対に遅れますので、相手の目を見て蹴りを受ける。

 

相手の目を見ていればどこを狙った技かが分かるとのこと。

これもやらないといけないメニューですね。

2人組となり30秒高速で行っていました。

 

今度は3人組となってのスピード強化メニュー。

自分が中央に位置し、半歩踏み込む程度の距離に前後に台が組手構え。

これを30秒間高速で突きまくります。

利き構え / 逆構え

これで行います。

 

遠心力で自分の身体がフラフラしてしまいますが、フラフラしないように。

焼き鳥の串がぶっ刺さった状態且つ頭の高さも変えないこと。

顔の振り向きが遅いと「次」の技に移れませんので、ここも意識するポイント。

 

 

同じ3人組で上段刻み蹴りも収録されています。

同じように前後に配置し自分は真身の姿勢で、左右に対し前足で刻み蹴りでした。

 

今度は上段回し蹴りを足を入れ替えながら振り返って高速で蹴ります。

 

 

【荒賀式の考え方と質疑応答】

1・今日の内容は基本に沿ったものばかりだが、一足飛びには自分の身にはつかないから。ウィービングや裏回し蹴りのような難しい技は基本が出来た上でのこと。

2・保護者の厳しさはかなり重要なことで、厳しく育ててもらったからこそ今の自分があると感じている。親も子に徹底して厳しくしてあげてほしい。

3・表彰状の一番高いところに立った人にしか分からないことがあるよ。

 

Q1・「練習が厳しい分、大会は楽しんで」と指導者は言われるが大会を楽しむためにはどうすれば良い?

A1・勝つ喜び・負ける悔しさを知ったのは大学生の時。親元を離れて自分のチカラ、自分の考えで勝つことを考えだしてから、一戦一戦勝てる楽しみを見つけました。

 

 

Q2・大きな大会や試合に勝つためには練習以外には何が必要?

A2・ 練習が一番大事なのは当然ですが、いくら技術を磨いてきても当日緊張で身体が動かないとかプレッシャーやストレスで自分が負けてしまっては何の意味も無いと思います。

それをどう上手く逃がすかだと思います。「やる時はやる・遊ぶ時は遊ぶ・休む時は休む」メリハリが大事です。

 

Q3・大会で優勝した後に次の大会へ向けてはどの様にモチベーションを保つのか?
A3・「負けを受け入れること」

ある年下のライバルに負けた時、負けを引きずっていたり負けを認めたくなかった自分がいた。2年かかったが自分の足りない部分、劣っていた部分を受け入れそこを克服することに意識を置いたらモチベーションを立て直せた。

 

 

今回のセミナーは基本の徹底といったところでしょうか。

基本が出来ていないと応用も効きませんので、小学生の内にしっかりと土台固めをするべきでしょうね。

2025-03-17 22:15:00

2025年3月17日 (火) 夜練65 @大池中学校

こんにちは!

 

久々の夜練。

先週はどこの学校も卒業式でしたので体育館の貸し出しそのものがありませんでした。

なので2週間ぶり!

前回の夜練直後から今日のメニューを決めてましたので待ち遠しかった。

土曜稽古は、形ばっかりですので夜練で補ってる感じになってきました。

もちろん来週の夜練も組手。

 

 

1・体幹トレ

2・組手

 

 

【体幹トレーニング】

 

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寒いのでグルグルとジョグからスタート。

組手でケガしてもいけないので4人でお喋りしながらストレッチです。

なんか夜練の雰囲気がたまらなく好き。

みんな心から空手を楽しんでくれているので、自然と生徒との距離も近くなり会話も弾むし一緒に遊んだりといった具合でアップしています。

プランク・V字プランク・サイドプランクで195分経過しました。

 

 

【組手】

複数ある刻み突きの入り方について練習を繰り返しました。

いつもの入り方に加え、2ステップ・3ステップと3パターン。

間合いによって距離を変えていきます。

下半身の強さ・瞬発力によって自分の距離が変わってきます。

要するにどの距離が一番自分のチカラを発揮出来るかを探る時間ってわけです。

 

基本新しいメニューを追加する時、ゆりでは座学の時間を設けています。

目的と練習の意図が生徒との間でズレていれば思うような成果が得られませんので、ベクトル合わせを必ず行っています。

途中理解度を図りながら説明を続けていますが、生徒には聞くチカラ・考えるチカラを求めています。

私自身ですと、説明を簡潔に纏めるスキルが必要になってくるところです。(課題のひとつ)

 

安全な距離から一気に間合いを詰めることが出来たら、、

脚力やバネがある子は遠間でも射程範囲になりますね。

現時点での自分の能力を知ることから始めている段階です。

 

刻み突きのあと行ったのは相手を誘導させる練習でした。

危険ゾーンに侵入することで、相手は何らかの反応を見せます。

バックステップで間を切るか打ちあうか。

打ちあって来たところを今度はこちらが間を切って攻撃を透かします。

バックステップから素早くステップインして攻撃を極める練習でした。

 

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これも意図を十分に摺り込ませた上で、まずはゆっくりのスピードから徐々に上げていきました。

よほどの反射神経と動体視力が無いと出来ませんが、まずは「こういう動かし方があるよ」といった位置づけです。

組手競技の醍醐味のひとつ。

駆け引きを覚えたら、もっと組手の幅が広がります。

今このあたりの練習方法をセミナーDVDを通じて吸収しているところでインプットとアウトプットの繰り返しです。

 

組手の練習していてつくづく感じますが、プライオ系と神経系トレーニングをホントに導入したい。

保管の問題や費用の面で実現へのハードルは高いですが。

技は基本の繰り返しで磨き、プライオ系や神経系トレを充実させることで動ける身体作りをして土台作り。

その上で戦略的なメニューを消化していけたら、組手で成績を残せていけるんじゃないかと思っています。

 

2名の生徒とはここでお別れ。

一人残ったKちゃんと状況に応じた想定練習に移りました。

書けばやたら長くなるので超簡単に説明すると、

1・自分がリードしている状況

2・「あとしばらく」に突入

3・ここで「やめ」がかかり、リスタート

 

この状況であなたならどう動きますか?

やってはいけないことが一つあり、なぜそうしてはダメなの?

それするとどんなウォーニング取られるの?

この状況で相手はどう動いて来る事が予想出来る?

リスクを伴う動きってなに?

じゃあ自分は何をすれば失点リスクを軽減出来る?

では、一番有効なアクションはなんだと思う?

一つひとつ問いかけながら、考えさせ答えを導き出します。

物事を論理的に考えていくことが出来れば、絶対に引き出しが増える。

勝ってる時、どう試合運びしていけば良いか。

負けてる時、点差によって何を狙わないといけないか。

論理的思考を磨いていくと、行き当たりばったりにはならないと思う。

学年が上がってくると、猪突猛進な組手は通用しないと思います。

クレバーな選手になってほしいな。

 

そんな想いを込めた夜練でした。

2025-03-15 22:25:00

2025年3月15日 (土)道場稽古138

こんにちは!

 

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” 空手道 ほんとうの敵は 己のみ”

 

これは新たな取組みとして館が企画した川柳大会。

100通集まった川柳の中で3名が優秀賞として選出され、見事R君が入賞しました。

 

私は用事があって出席出来ませんでしたが、9日の特練で発表がありました。

予め写真をお願いしておき、動画も送ってくださいました。

当日まで本人に内緒にしておきましたので、名前を呼ばれた時のドキッとしたリアクションは可愛かったです。

 

 

木曜日は娘の卒業式、金曜日は大阪の実家に用事が入っていたので日中、ブラブラ出歩いてましたがとても暖かくて過ごしやすくなってきたと感じていましたが、、

今日はまた一段と寒さが戻ってきました。

道場入りのタイミングで小雨がパラついてきました。

私は生徒が来るまでの間、暖房マックスでアップ。

また寒さで膝が痛みだしてきたので、じっくりと動的ストレッチでした。

 

 

-バンビクラス-

0・早練

1・体幹トレ

2・固定式基本

3・模擬審査

 

-モンキークラス-

4・体幹トレ

5・ルーティーントレ

6・固定式基本

7・模擬審査

 

 

バンビクラス

【早練】

本日の早練は新1年生のY君。

入会して間がありませんので、まだしっかりと形の練習に入っていませんでした。

僅か30分だけでしたが2人でガッツリ目に。

まずは今日やった四の形ね。

後半良い感じになってきてました。

 

上手く打つコツは、

1・両手でバッテン作る

2・前足を後ろ足に寄せてまわる

3・足元は常に肩幅で

順番を覚えたらスラスラ打てるまで何度でも繰り返すようにね!

 

 

【体幹トレーニング】

 

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サイドプランク・V字プランク・プランクで228分経過しました。

今日は体幹トレから目の色が違ったK君。

なんとか踏ん張ろうという姿勢が伺えます。

それな!

 

 

【固定式基本】

 

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新入会の2人も届いたばかりの道着で稽古です。

道着が擦れる音!

脇を締めて技が出せるようになると、シュパシュパと音が鳴ります。

今、引き手の重要性をひたすら指導しているところ。

強くて速い引き手。

ここがスタートラインですので、何度でも繰り返しています。

特に幼児が多いクラスですので、今のうちから基本をしっかり叩き込んでおきたいと思います。

新しい立ち方「四股立ち」

これも初めて作り方を指導しました。

基立ちを作って拳3つ分ね。

身体が前のめりに倒れたりしないこと。

腰をしっかり落とすこと。

四股立ち突きを一体何本突いたでしょうか?

途中一人でも膝を緩めてしまうとやり直し。

連帯責任です。

空手に必要な筋力は稽古の中でつけていきたいと思います。

 

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美しい四股立ちを見せてくれたR君。

その調子ね!

 

 

【模擬審査】

前回合格した生徒は初めての自主練。

4月・5月は審査と大会が2つも!

その他の生徒は、模擬審査に再挑戦しました。

しっかりと四の形と十二の形を打てると判断すれば用紙を渡すようにしています。

 

全体で四の形と十二の形を数本合わせ一人ずつ。

ちゃんと打てるのに、少しでも他のことに意識がいくと崩れてしまう。

体幹トレからやる気が伝わってきたK君。

中段横受けの高さが低いのは修正点ですが、順番は大丈夫でした。

良かった!

前回よりも上達していた。

やれば出来るんだということが自分でも理解出来たと思います。

先週用紙を渡さなかったのですが、こうやって奮起してくれた。

これを望んでいました。

ゆり空手に入って、努力することの大切さを学んだと思います。

こうやって一歩ずつ階段を上っていってくれたらと思う。

 

惜しかった生徒も居てます。

模擬審査は次週もう一度チャンスがあります。

10回打って10回とも間違わないくらいスラスラと打てるように、何度も練習してね。

もちろん、用紙をもらった生徒も家で形を打つ習慣をこの機会につけてほしいと思います。

 

 

(つづく)

 

 

モンキークラス

【体幹トレーニング】

 

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久々登場のバックプランク。

ホントに久々だ。

肘と踵を床につけお腹の筋力使って身体を持ち上げないといけないので、しんどいメニューだと思います。

プランクとレッグレイズを加えてこれで366分経過しました。

 

 

【ルーティーントレーニング】

 

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先週に引き続き手技の瞬発力を鍛えます。

これ始める前に目的と手段を生徒の頭に摺り込んでおかないと、意味の無い時間になってしまいます。

仕事でも同じですが、

「何のため」・「納得感」

これが繋がってないと人って思うように動いてくれません。

今いる生徒たちがもう少し成長したら、目的を達成するための手段として地道に稽古に励み、次第に自分で工夫したりしていくんでしょう。

まだ同じ注意を受けている生徒が多いのが現状ですが、基本的に素直で真面目な子が多いので未来はひたすら明るいと思います。

 

”目的”

"手段”

"創意工夫”

 

点と点を結びつけるような意識で、一つひとつの稽古を取り組んでもらいたいと思います。  

 

 

【固定式基本】

階下は図書室ですので、ドスンドスン大きな音は出したくないところ。

体育館が使えない時の大事な稽古場所ですので、いらんトラブルは絶対に避けなければいけません。

当然のことながら不必要に走り回ったりはNGですし、極力組手は控え目になってくるかな。

基本と形に割く時間が増えます。

 

この日も4月の審査に向けての「模擬審査」を行いますので、基本の時間を控えめに。

控えめと言っても中身で補っています。

 

早速四股立ち突き。

普段の稽古で腰が落とせない人は、

「試合や審査の本番で腰が落ちるはずなんて無い」

少なくとも私はそう思っています。

昨日(昨年)の自分より、ほんの少しでも良いから成長していたい。

これが私の頑張る原動力です。

 

会社に対する貢献度、新たなスキル習得、目標の達成度、

現状維持は後退の始まりです。

 

 

歯を食いしばって頑張れる人になってほしい。

4月もう一つ上の大会に挑戦する2名の生徒は、心構えが出来ています。

目を見れば分かります。

そんな子が一人でも二人でも増えれば良いな。

 

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もうひとつ手刀受けを。

ルーティーントレの感覚を発揮する場でもあります。

半身で技を極めますので、技と腰周りの感覚を上手く連動させなければいけません。

これが思い描いたイメージと実際の技が一致しだした時、形のレベルが少し上がるよ。

半身を切る際、手技側の肩が下がりがちになるので、鏡の前で確認しながら家練してみてください。

鏡で軸がズレていないか意識しながら丁寧に稽古した方が修正も効きますので是非そうして。

みんな頑張れ。

 

 

【模擬審査】

 

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先週お休みだった生徒、再挑戦の生徒だけを一人ずつ呼び出しての模擬審査。

既に用紙を受け取った生徒は自主練です。

まだ未経験の平安初段の後半パートをEさんにお願いし、

きょうから2部練に参加するEちゃんに、立ち方と平安二段の指導をKちゃんにお願いしました。

頼んでおきながら、最後にお礼を言うのを完全に忘れていました。

ありがとうございました。

 

さて模擬審査の方は、、

全員合格。

しっかり奮起してくれました。

先週の指摘事項を中心に家練重ねてくれていたようです。

やっぱり、簡単に用紙を渡したらいけません。

足りないところを指摘し成長を促らせてあげないと。

翌週には、しっかり成長を感じ取ることが出来ましたので。

 

 

用紙を渡した生徒はみんな大丈夫だ。

自信を持って審査に挑戦してほしいと思う。

 

ただ継続して努力を積み重ねてね。

2025-03-13 16:15:00

タナス・フラッシュ Vol.3 -HOW TO TZANOS SEMINAR- 5/5

こんにちは!

 

タナスセミナー3もいよいよ最終回となりました。

収録時間が2時間もありましたので、細かく分けざるを得ませんでした。

ブログを書ききるのに少なくとも5倍は時間費やしてるかな。

 

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13・投げ

14・脚を抱えて投げる

15・投げの自由攻防

 

 

【投げ】

練習のポイントでは、

①腕を使う

②足、膝を使う

③フェイントを使う

間合いによって、投げを使い分けるとあります。

 

ルール変更前のセミナーですので、今では両手で相手を掴んでは反則となりますので内容はサラッと流します。

正体・逆体で向かい合い、片手は相手の襟・もう片方の手は相手の肘あたりを掴み、捻るように投げ「転がせて」います。

相手が体格で上回り容易に転がすことが出来ない場合、前足を刈りながら転がせます。

奥襟を斜め上に、袖口を内側に引き回転させています。

 

間合いが近い場合、相手の腿裏を膝で掬いあげ身体を浮かせて投げています。

現行のルールでは両手掴みはNGだし、旋回軸が腰よりも上にあれば反則です。

 

タナス選手が右に投げようとし相手選手が踏ん張った瞬間反対側に転がす技術はさすがでした。

 

 

脚を抱えて投げる

相手の足を抱えて投げる。

さまざまな状況、技のバリエーションを身につける

 

相手に近間で掴まれたとします。

「相手の持ち手をかがみながら外し足を取ります」

そのまま相手の片足を抱え込み投げに移っています。

自分の肩で押し込んで前に転がせたり、相手の軸足を刈って転がせています。

 

相手の刻み突きに素早くダッキングして足を取る練習方法をレクチャーされていました。

相手の内側から足を掬うと簡単に持ち上げられます。

 

 

投げの自由攻防

”相手の上体を崩したり足を内外からかけたり様々なことを試しながら練習する”

 

1分間、遊びの中でフリーで投げ。

習ったテクニックを全部使いながらフリーしてます。

足を内側・外側からかけたり、腕を捻ったり、膝で抱えたり、肩で押したりといった具合。

 

互いに両手で掴んだ状態で、密着した時・腕を最大限伸ばして足で攻防したりいろんな事を試しています。

 

投げは自分がリラックスした状態であること。

相手が疲れた頃合いを見て自分の技術を出すと仰っていました。

 

小学生には投げがありませんし、現行ルールで「投げ」は片手且つ投げる瞬間に一瞬だけ掴みOKなので、サラッと書く程度にしておきます。

2025-03-11 00:15:00

荒賀知子のHIGH SPEED LESSON -体幹・スピード・技術のレベルアップ編- 1/2

こんにちは!

 

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2011年7月に開催された荒賀知子先生によるセミナーです。

反応速度や反射神経が絶対に必要な組手競技。

そんな競技力を向上させるセミナーの様子を収録したDVDです。

・スピードをつけたい

・飛び込みの速さを高めたい

道場稽古に取り入れやすい内容になっているんじゃないでしょうか。

 

 

1・速さを手に入れる稽古の約束とダッシュ・ジャンプレパートリー

2・速さのための基本稽古とその意味

 

 

速さを手に入れる稽古の約束とダッシュ・ジャンプレパートリー

セミナー開始前に荒賀先生から簡単な挨拶があり、約束してほしい事が2つありました。

1・行動を早く

2・大きな返事

 

この2つは空手が上手い下手関係なく、今すぐにでも誰にでも出来ること。

これが守られなければ、何度でもやり直しさせると宣言されていました。

集合は駆け足、防具の用意もダッシュ、返事をするのも当たり前。

小さな子供に理解を求めるのはまだ難しいかも知れませんが、貴重な時間と費用をかけて学びに来ています。

本気で取り組んでる人、上手くなりたい気持ちが強い人は行動に表れますよって事ですね。

 

 

終始関西弁で話す荒賀先生。

全員で体育館を軽くランニングからスタートしました。

・ダッシュ

・後ろ向きダッシュ

・うつ伏せダッシュ

・サイドステップ

・スキップ

・後ろスキップ

・20回足バタバタダッシュ

・10回腿上げダッシュ

・5回抱え込みジャンプ

・足の指だけ歩き

 

ここからペアでアップに移ります。

馬飛びして下を潜るのをフルスピードです。

次ペア相手がダンゴ虫のように小さくなった上を左右にジャンプ。

この時、反動をつけず連続ジャンプ。

既にスピードトレです。

これを20回連続でピョンピョン飛ぶんですが簡単に見えてなかなか難しいと思います。

 

次がもっと難しく同じ要領で前後に飛んでます。

足が引っかかって転びそう。

 

今度はペア相手が長座の姿勢で座り、自分が立って跨ぎます。

そこからグーパーの要領で連続で100回ジャンプ。

互いのリズムが合わないと出来ませんが、ここでもスピードを意識します。

 

 

速さのための基本稽古とその意味

組手のセミナーですが、アップのあとは基本でした。

平行立ちを取り姿勢の確認です。

荒賀先生の教えですが軸は真ん中に置き、重心はやや前傾気味に。

軽く両膝を曲げ、足の指で床を掴む感覚です。

これは自分の前に立つ相手に攻撃を加えるからです。

 

左手を前に出し用意します。

この時も、左の肩のチカラを抜くだけで拳ひとつ分、もうひと伸びします。

この「もうひと伸び」が後の組手競技に大きな影響を及ぼします。

遠くを突けた方が良いのですが、左右の肩を振って突くのとは意味が異なります。

基本の突きにおいてダメな突き方を説明されています。

真っ直ぐに体勢を維持したまま、やや肩を前に出す程度です。

 

突く位置は上段でも中段でも構わず、自分で決めた位置を一点集中して稽古します。

ゆっくりと丁寧にフォームを崩さずに繰り返しています。

 

荒賀先生の上段を突く際のフォームは、肩のライン上に自分の顎を乗せる感じ。

少しだけ顎を引いています。

普段から意識していないと試合中顎が浮いてしまうので、日常生活の中から意識して顎を締めているとのこと。

顎が浮いていると試合中相手の攻撃をもらいやすいし、ケガしやすいとのこと。

顎を締める利点は他にもあって、相手の突きが抜ける可能性がある。

ドンピシャのタイミングで獲られても突きは抜けてしまうとポイントにはなりませんので確かにそうです。

 

普段の稽古から顎を締める意識は必要ですね。

腰や顎が浮いてる人で強い人はいません。

腰が高いと構え出しで遅れるし、顎締めてないと拳に強い技を乗せる事が出来ませんので。

 

 

私が道場で苦労していること。

それは稽古中の集中力です。

荒賀先生のセミナーでも同じことが起きるシーンがありました。

そんな時、先生の言葉がコレ。

「構えてる間から、ハイなおってと言われるまで絶対に目線は一点から外してはいけません」

「目線を外して、構えを崩したり・帯を触ったり・隣の人を気にしたり・後ろが気になったりする人、落ち着きのない行動は、試合中にも出てしまいます。勝手に止めがかかったと判断したり、周りの人の応援に気を取られたりしてしまいます」

「なおってと言われるまで自分の世界に入ること」

 

一言「集中してください」

 

仕切り直しに再度突きの稽古に入りますが、構えだしが遅いと何度もやり直しです。

口調は優しいですが、緊張感が走ります。

 

号令の後、素早く突きますが大事なのは「号令のあと」

「号令と同時」ではありません。

号令も同じテンポではなく、どこかで間を開けたりしながら揺さぶります。

これには意味があり、号令のリズムを読んで間違って突いてしまう人がいます。

間違って突いてしまったら、素早くその手を戻させるためにあえてそうしています。

 

リズムを変える。

たったこれだけで更に緊張感が増した感じになりました。

集中して良く聞き、号令に反応して突く。

集中力と反射神経が研ぎ澄まされていきます。

シンプルに良い指導法だと感じました。

ただ号令に合わせて突くだけの稽古よりも格段に質が高い。

 

「良いですか?数少ない基本稽古の中で、どうやったら強くなるか・上手くなるか。答えは集中してする以外にありません」

「100回・200回ダラダラと突いていても時間と体力のムダです」

「10回・20回だけでも今のように緊張感を持って取り組めば、自分の実力は上がります」

「今日だけじゃなく、道場に帰ってからも集中して稽古してください」

 

 

次の基本は連続10本突き。

ひとつの号令でスピードを上げて連続で10本突きます。

急ぐあまりに小さな突きにならず、多少カタチは崩れたとしても大きな突きを心がけます。

10本突きを10セット。

どんなにしんどくても止めの号令がかかるまで突き手を降ろしてはいけません。

この当たりから生徒たちも緊張感が芽生えだし、気合いの声も構えだしの速さも目に見えて変化してきました。

 

 

左前屈立ちを取り、上段突きと中段突きの基本です。

肩が縮こまって小さな突きにならないよう注意を促します。

連続で20本突きますが、ここでもリズムを変えています。

間違えて突いてしまうと直ぐに修正する生徒も現れだしています。

 

ここでも顎のラインに突きが乗るように指導されていました。

 

 

突きのあとは蹴りでした。

胸の前に手のひらを置き、閉足立ちから素早く抱え込んで降ろします。

意識するのは、素早く上げて・素早く降ろすところまで。

しかも音を鳴らさずしずかにです。

やってる内容は道場と同じでしたが、静かに降ろすところは意識していませんでした。

 

抱え込みを終え、次は下段スナップ。

これは宇佐美先生の「ベスト空手」DVDの中に稽古前のウォーミングアップで紹介されていたものと全く同じでした。

膝高さ程度に軽く抱えこみ膝下を脱力して、前方に放り投げ引き足を取る練習。

踵が腿裏にタッチさせるイメージです。

凄く分かりやすい例えで「自転車の逆こぎ」をしないと説明されていました。

小さな子供でも理解しやすい例えだと感じました。

 

先程の抱え込みとスナップをミックスさせた蹴り練。

胸の高さに手の平を置き、膝が当たってから蹴りを放ちスナップを使って戻す練習です。

ポイントは手のひらに当たってから蹴ること。

当たる前に蹴ってしまっては抱え込みの意識が芽生えません。

このあたりも、説明の中で分かりやすく伝えられています。

 

左右に10回蹴ったら今度は、同じ足で2回連続で素早く蹴ります。

これはやったこと無かった練習方法です。

これにもコツを説明されていて、1回目蹴って足を降ろした時に足の裏をべったりいては2本目が遅れます。

つま先のみ床につけて素早く動かす意識です。

「しっかり顎を引いて」

「軽く膝を緩めて立ち」

「重心は少し前気味」

蹴った時、姿勢が崩れたら素早く蹴れません。

 

良い練習方法だな。

 

 

移動基本です。

多少カタチは崩れてもスピードを落とさない意識と指導されています。

回る時も、首から動かし素早くターンして下段払い。

追い突きを5歩進んでターン。

同様に逆突きも。

 

今度は上段揚げ受けと逆突きの組み合わせなんかも。

スピード感の無い2挙動では行わず、受けから突きまでが1セットの意識です。

技のスピード意識を持たせる練習。

これはやってこなかった。

形の中でもキレが増すような気がしますので、早速取り入れたいな。

 

DVDの中でも集中力の切れてきた生徒の動きが確認されると、厳しく指摘しやり直し。

厳しさが伝わってきます。

 

最後は基本の構え(真身)から正面蹴りの移動です。

構えた手はそのままに蹴ることが重要で、手の反動を使いたがる人も中にはいてますが、両手はそこに置いていないと蹴りのガードが出来ません。

稽古中そのような説明でした。

 

 

収録時間の半分を基本に費やしています。

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