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2025-04-10 05:27:00

全日本空手道連盟 審判道場 中級編

こんにちは!

 

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初級編では、審判の役割や権限についての講義でしたが、中級編は主に得点の正しい見極め、より詳細なウォーニング・ペナルティを学びます。

 

まず得点。

副審が旗を挙げる判断基準は下記の6項目。

1・良い姿勢

2・スポーツマンらしい態度

3・気力

4・残心

5・適切なタイミング

6・正確な距離

 

簡単に説明すると、

1・良いフォームのこと。バランスの悪い姿勢で出された技は有効技とはなりません。

2・相手にケガをさせようと大振りで攻撃を仕掛ける等の行為はダメ。

3・これには「スピード」「パワー」も含まれます。その技自体に気力が伴っていないといけません。

4・技を出した後も相手を意識し続けている状態。(技を出したあと背を向けたり、倒れたりしないこと)

5・適切なタイミングで出された技かの見極めが必要です。

6・技が有効になる距離のこと。旗が挙がらないパターンとしては詰まった技・抜けた技なんかがそうです。

 

 

次にウォーニングとペナルティについては、小学生の大会向けではありませんので割愛します。

軽微なコンタクトか重度のコンタクトで得点か反則かに分かれる説明でした。

接触によって相手の勝利の可能性を減少させた場合、ダイレクトに「反則注意」する必要があります。

この場合、ドクターとしっかり会話し継続可能かどうか判断しなくてはいけません。

ただしドクターが「継続不可」と判断しても主審が「継続可能」と判断した場合、主審はドクターの判断を覆すことが出来ます。

 

他には「掴みからの投げ」に関して、技として認められるケースと反則を取らないといけないケースがたくさん紹介されていました。

 

 

最後に試合映像を使っての得点 or 反則のケーススタディです。

自分が主審になったつもりで映像を何度でも観ますが、本番は一瞬の出来事ばかりですのでそれはもう大変です。

お題目は、主審はなぜ「やめっ!」をかけたでしょうか?

複数映像が流れてイージーなのもあれば、とにかく技が速すぎて判断が難しいケースもあります。

 

イレギュラーな事象が起こった時にも冷静に対処出来るよう、大会映像を審判視点で観ていかなくてはいけないと改めて感じました。

大会の規模と数に対して、審判をしてくださる先生の数が合っていないのが実情で、副審2人制も強化・活用されていきます。

 

大会では生徒の試合をスタンドで観戦したい気持ちが強いですが、微力ながら私も審判で貢献していかなアカンなと思う次第であります。

2025-04-06 22:00:00

2025年4月6日(日)第58回兵庫県空手道選手権大会 @グリーンアリーナ神戸

こんにちは!

 

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兵庫県大会がグリーンアリーナで開催されました。

3年目に道場から後期兵庫県大会に挑戦する生徒が出現しました。

今年は2名に増えた。

もちろん全国大会出場をかけた兵庫県大会。

本気で空手と向き合う子供達が集まる場で、この日に照準を合わせて厳しい稽古を重ねています。

 

とてつもなく高い壁ですが2名の生徒が形と組手の腕試し。

 

一発目は初挑戦、4年生男子形競技のR君です。

ここ最近、メキメキとチカラをつけてきたR君。

今とっても空手に夢中になってるのが、もの凄く伝わってくる。

よく練習してる。

自分の教えてることに夢中になって取り組んでいる姿を観てると、何とか勝たせてあげたいと強く想う。

 

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スタンドで観てるこっちがドキドキする。

多分やってる本人より保護者や私の方が緊張してるんと違うかな。

 

 

結果は2-3で敗戦。

スタンドから観戦する限りどっこいどっこいでした。

改めて動画を見直してみたところ、第一挙動が小さい。

スピードは普段通り出ていましたが、スピードに捉われるあまり受けが小さい。

ここはとにかく稽古に稽古を重ねていた部分。

とにかく形の始めと最後のインパクト。

ここを大事にしていましたが、普段通りとはいきませんでした。

それと前屈立ち。

下段交差受けから上段開手交差受けに移る時に立ち方がブレた。

浮き足立ちからの交差立ち、その次の後屈立ちではキレが足りなかった。

 

浮き彫りになった課題は、これから一緒に修正していこう!

 

少し間を置いて4年生女子形Kちゃん。

真面目で練習熱心で課題とちゃんと向き合える生徒です。

やっぱり勝たせてあげたい。

 

ドキドキしながら観戦です。

1回戦 ギリギリ3-2

ゲキサイだったでしょうか。

初戦だし緊張からか、ちょっと動きが重たく感じたかな。

 

2回戦 これまたギリギリ3-2

なんとか、、なんとか勝ちをもぎ取りました。

こんなデカい舞台で、この日に向けて磨きに磨いた平安五段で2つ勝つことが出来たのは今後の弾みになるはず。

神戸市・北区・丹有地区・連合会と春は良い感じで連戦が続くので、試合勘を維持してほしいところです。

 

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あと一つ勝てば入賞がかかった試合でしたが、、

0-5の完敗でした。

対戦相手はスピードとキレ、惚れ惚れする程の立ち方の美しさ。

無駄な力感も全く感じられない気品ある美しい形でした。

完敗でした。

あと一つ。

あとひとつ勝つことが出来れば、また違った景色が観れたのですが、お楽しみは後期大会に取っておきましょう!

 

課題も見つけた。

キレを上げつつ、もっとパワーのある形を打ちたいところ。

単調に感じたリズムにもメスを入れたいところ。

溜めるところ、逆に繋げるところ。

もう一度平安五段を見直して、リニューアルしよう!

今度、ストローくわえて形練しよう。

打つ形が少し窮屈に感じました。

 

 

午後からは組手競技です。

4年生女子組手Kちゃんの出陣です。

 

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動きが重たかった。

単調な入り方に終始してしまい、対戦相手にとってやり易い試合になったんじゃないでしょうか。

相手の嫌がることをして試合のイニシアチブを取る。

これがセオリーですが、全く逆の展開に。

単調な入り方に、簡単に中段を抜かれてしまいます。

形に比べ組手の量が不足していたことは否めないところ。

3月の夜練を組手中心のメニューにしてきましたが、これは正直に申し訳ないところです。

 

まずは入り方のバリエーションの見直し。

中段突きを逆に餌を撒くようにして使えれば、展開変わってくると思う。

練習の量増やしてリベンジしよう。

自分も悔しい結果でした。

 

 

最後は4年生男子組手競技のR君。

何よりも負けん気が強くて、観ていて気持ちの良い組手してくれるR君です。

ハートがとにかく強いので組手向き。

どこまで食い込むことが出来るか期待していました。

 

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試合開始からイケイケのR君。

一度攻撃に入ると帰ってきません。

上手くハマれば面白い展開になるのですが、さすがに4年生ともなると中には試合巧者の選手も出てきます。

冷静に対処して、R君の打ち終わりにひと突きでポイントをもぎ取ります。

同じタイプの正面衝突する組手スタイルなら勝算もありましたが、見て捌いてポイントを取りにくる分が悪い相手でした。

相手は実に省エネでの勝利しました。

実にクレバーな選手でした。

決してうち合わない。

また深追いもしない。

相手の打ち終わりに一撃で極める。

 

試合を通じて良い学びがあったのではないでしょうか。

終始相手に圧をかけていたのですが、技を出させるまでには至らず。

たまらず相手が前に出てきたところを引き込んでの裏回し。

出すのならこのシチュエーションかと。

 

あれだけ大技を連発していれば、距離を取り打ち終わりを狙ってくる。

蹴りの時、ガードが下がる癖も抜けきらなかった。

課題が残る試合展開だった。

 

試合後の悔し涙。

その気持ちがあるならもっと成長するよ。

その悔しさ忘れたらアカンよ。

 

また秋挑戦しよな!

(神戸市と被ってるけど)

2025-04-05 21:10:00

2025年4月5日 (土)道場稽古141

こんにちは!

 

先週見学に来てくれた3歳ちゃんが今度は体験教室に挑戦!

数ある空手教室の中から、ゆり道場にお越しくださいました。

道場の雰囲気・理念・フィーリング。

この辺りを判断基準にされてみるのも良いかと思います。

ご縁を結ぶことが出来ましたら、真心を込めて指導させていただきます。

 

 

-バンビクラス-

00・体験教室

01・ウォーミングアップ

02・体幹トレ

03・固定式基本

04・組手

 

-モンキークラス-

05・ルーティーントレ

06・体幹トレ

07・移動式基本

08・形

09・組手

10・居残り稽古

 

 

バンビクラス

【体験教室】

ママさんとともに3人でスタートしました。

まずは私たちが習う空手道についてのご説明を。

伝統空手とフルコンタクト空手の違い。

四大流派の中のひとつ、糸東流についての説明をサラッと。

糸東流の開祖、摩文仁賢和が自身の師である糸洲安恒と東恩納寛量、両名から一文字ずつ取り「糸東流」と名付けられました。

伝統空手には、仮想の敵との攻防を一人で演武する「形」と対人競技でポイントを競いあう「組手」があることを学びました。

組手競技は防具をつけ突きも蹴りも寸止めする、安全に十分配慮したルールの中競い合うことをお伝えしました。

 

また武道ですので礼儀作法を何よりも大切にしています。

着座の順序、座礼・立礼等です。

しんどくてもグッとこらえて我慢する心。

突きや蹴りによる痛みを知ることで人に優しく接することが出来る豊かな心を育みます。

私たちにとって習い事のひとつに武道を選ばれることはとても嬉しいこと。

ぜひ一緒に心と身体を鍛えましょう。

 

 

【ウォーミングアップ】

 

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ジャンプ・股関節回し・ケンケン・うつ伏せ(仰向け)ダッシュなんかで身体を動かしました。

特にケンケンやジャンプ系を増やした方が良いかな。

身体のバランス感覚や足腰が強いとパフォーマンスが上がる。

 

 

【体幹トレーニング】

 

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サイドプランク・V字プランク・プランクで237分経過しました。

体幹粘れるようになってきた生徒がチラホラいてます。

今まで出来なかったことが粘りが出てきました。

これもチカラがついてきた証拠です。

 

 

【固定式基本】

いつもやることは同じ。

基本的に同じことをひたすら繰り返すのが空手道です。

繰り返しの中でキレや極めが強くなって成長を実感していきます。

段々体幹力が強くなっていくと技が極まってきます。

まず1年。

すぐには上手くなるわけではありませんが、毎週繰り返すことで間違いなく変わってきます。

始めたばかりの頃を動画で撮っておいて見比べてみてほしいな。

成長を実感できると思います。

引き手・突き・中段横受け・上段揚げ受け・下段払いに加え正面蹴りでした。

 

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最後は四股立ち突き!

今は生まれたばかりの小鹿のようにプルプルしていますが、1年続けていればきっと逞しく成長していることでしょう!

 

 

【組手】

今日は形に変わって組手を取り入れました。

せっかく拳サポ揃えたんだから、使わないともったいない。

まず立ち方・構え方の説明から。

幼児ばかりなので、何度でも同じことを丁寧に説明しないといけません。

前の拳で突く「刻み突き」

ステップの中から前の足と前の手で思い切って飛び込んで突きます。

突いた瞬間、スイッチするところまで!

スイッチし終えたらまた、利き構えに戻って繰り返し繰り返しです。

ブザーに合わせて突きの練習をした後、実際にミットを突いてみることに。

今までミットの練習はほとんど無かったので楽しかったんじゃないかな。

 

まだ時間も残ってるし「中段突き」です。

これは深い姿勢で突きますので下半身強化にも良いですね!

今日指導した突き方を記しておきます。

1・前足を前方に大きく踏み込む

2・後ろの拳で帯の高さを突く

3・突いた拳を素早く引く

 

ポイントは1と2

特に2は後ろの足を床スレスレ。

それくらい深い姿勢で突くよ。

これもミットで打込みしました。

 

もう少し時間があったので最後は蹴り!

思いっきり蹴っておしまい!

 

 

モンキークラス

【ルーティーントレーニング】

 

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膝立ちジャンプと両手タッチ腕立てにお尻歩きでした。

この後の形と組手に活きてくるんでこれで身体のキレを上げていこう

膝立ちも片足立ちしたり、両手タッチも肩をタッチすることで難易度を上げることも出来るよ。

膝立ちジャンプがまだ出来ない人は跪座の姿勢でやってみよう。

難易度少し下げることが出来ます。

 

 

【体幹トレーニング】

 

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プランク・バックフルアップ・V字プランクで372分経過しました。

体幹トレする時の姿勢にも拘ってほしいな。

いつまでもお尻浮いてたらダメ。

諦めが早いのもダメ。

 

 

【移動式基本】

久しぶりに移動式基本を取り入れました。

短い距離、短い時間を集中して行います。

正確に正しい動作を身につけてほしいので指導の時間は欠かせません。

・基立ちの前膝の曲げ具合

・前屈立ちの後ろ足の締め具合

・四股立ちのキレの上げ方

・猫足立ちの姿勢

 

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学んだことを頭と身体に落とし込んでいきます。

30分足らずですが、何も新しいことは教えてません。(四股立ちのは新しいかも)

ひたすら繰り返して自分の技の精度を磨いていこう。

やればやるほど上手くなるんで。

よく聞いて(見て)考えながら稽古していこう。

 

 

【形】

まずはグループを2つに分け、交互に形を打ちます。

そうすることで均等に形の時間を分け与えることが出来ます。

有難いことに生徒の数が増えましたので、稽古の仕方も見直しを迫られていました。

上手い下手関係なく平等に稽古する時間と場所を設けなくてはいけません。

 

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今日感じたこと。

漠然と形を打ってても絶対に上達しません。

絶対って言葉はあまり好きな方ではありませんが、考え方・取組み方・意識ひとつで成長速度は大きく異なります。

無意識で打つ10本よりも、指摘された部分を克服する意識で打つ3本の方が遥かに値打ちがあると思います。

冒頭でも散々意識づけしています。

「試合のつもりで」

「全力で」

「緊張感」

「仮想の敵との攻防を意識して」

「スピードと極め」

「気迫」

「佇まいや眼チカラ・発声」

 

ただ覚えた形をなぞるだけでは絶対に上達しない。

一本いっぽんを大切にね。

 

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さて、ここからは最近の形練パターン。

道場指導形から入り基本形・指定形と続いていきます。

打てる形が多いほど、稽古する時間が取れるシステム。

例え途中までしか覚えていなくてもチャレンジしてほしい。

一歩踏み出す勇気が無いと、チャレンジする人にドンドン離されていくことを感じてほしい。

 

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一度目は声掛けしますが深追いしません。

一歩踏み出す勇気ね。

出来ないことを出来ないままにしない。

出来るようになる努力を重ねよう。

 

 

【組手】

ほんとに少しずつですが組手競技に繋がる新たなフェーズに入っています。

聞くチカラ・考えるチカラが無いとついて来れません。

今日のは理解するのには、そんなにハードルは高くなかったと思いますが。

 

まず前半やったのは、構えだしの速さと強さ。

構えだしは組手競技中「続けて始めっ!」のシーンでたくさん発生します。

前足を相手側に向け、素早く組手構えを取るのですが、ここで構えに強さも必要です。

いつでも直ぐに飛び込めるよう、しっかりタメも作りつつ準備。

 

これを真身で軽くリズムと取りながら、ブザーの合図と同時に強めにプレス。

しっかり相手を捉えて、刻み突きに移行する練習です。

これ長い時間やった。

構えだし(準備)が遅いと一手遅れてしまいます。

相手を上回るくらいの意識とスピード感でね。

 

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2列になって繰り返していましたが、途中気づいたことが。

互いに向かい合ってやるべきでした。

子供達は競い合いが大好き。

前に相手が立ってるだけで負けず嫌い意識が発動して勝手にパフォーマンスが上がります。

気づくのが遅かったなー。

 

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途中小休止を挟みつつ、次は中段の差し合い。

これもよくある展開です。

今までは差し合い勝負まででしたが、このあとの展開を見据えた練習でした。

ほぼ同時ならなかなか副審の旗は挙がりません。

相手を上回るスピードに差が無いからです。(決まったとは見られない)

じゃあ次どうするか?

技をジャッジするのは副審です。

主審が「やめっ!」をかけない限り自分で判断してはいけません。

相打ちで旗が挙がらなければ、2本目・3本目でポイントを取りにいかないといけません。

今日はそこの意識づけでした。

差し合いの後の展開、残心を取るとともに刻み突きでポイントを狙う練習でした。

 

引き手の反動を利用して、軸足にタメを作り一気に爆発させる理屈です。

練習の狙いはあくまでも刻み突きで取ることにありますが、それに捉われ過ぎてはいけません。

あくまでも中段で旗が挙がらなかった場合ですので。

本気の本気で中段を取りにいくことが大前提にあります。

スピードに捉われ2本目の刻み突きに意識が行ってる生徒もチラホラ。

そうじゃない。

1本目の中段を本気で入ることが大事ね。

今日のは1本目で取れなかった場合のオプション。

新たな引き出しです。

安全に配慮してメンホー被りました。

 

高額な出費になりますが、やはりメンホー(防具)は揃えてほしいです。(ヤフオク・メルカリもあるよ)

スポーツですのでケガはつきものですが、可能な限りの対策を講じて練習したいので、まだお持ちでは無い方は是非ご検討願います。

(事前に質問をいただければ、何を揃えれば良いかお伝えします)

ケガは「しない・させない」です。

 

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組手も1時間取りましたので次は打ち込み。

2列になって刻み突きと逆上(逆突き上段)でした。

組手は形と違って自由です。

反則はもちろんダメですが、どんな発想で組手してもオッケー。

正面から入る技、プレスやフェイントの中から仕掛ける技・スイッチした瞬間入る技・足技を見せた後に入る技。

いろいろ考えながらね。

ただひとつ大事なことは「間合い」

近距離でフェイントしてたらダメ。

そこは互いの突きが届く距離。

 

もっと出入りしながら相手を崩しながら。

逆上で指導したこと。

これは覚えておいてほしいです。

相手の攻撃を防ぎながら。

両手で入る突き方ね。

 

スムーズに技が出せるようになったら、次のステップとしては相手に気づかれない入り方。

圧倒的な下半身の強さ・バネがあればスピード勝負出来ますが、それもなかなか難しいこと。

じゃあどうするか?

相手の虚をつくこと。

相手に気づかれずにスッと間合いに侵入すること。

対人競技で力感を消すのは難しいと思いますが、突く気満々の気配が漂ってれば相手にバレてしまいます。

上半身の力みを消す事に加え、前膝の抜きを使えば気配を消す事が出来ます。

これも考え方は形と一緒で後ろ足で蹴ると身体が一瞬浮くので、これが「モーション」となって相手に悟られてしまいます。

前膝を抜く事で身体は進行方向へ推進力が働きます。

次はこの辺りのことを学びながら、相手にバレない突きの練習に入りたいと思います。

 

最後少しだけ時間が余ったので、新しく仕入れたミットで自由に打ち込み。

大量に並ぶ生徒相手にミット持ちました。

これやるともうクタクタ。

思いっきり突いたり蹴ったりで今日の稽古を締めくくりました。

疲れたよ。

 

 

【居残り稽古】

4月に入り利用出来る時間が17時までとなりました。

1時間余分に練習出来ます。

明日の県大会を控えるR君とKちゃん。

大半の生徒が道場を退出する際、二人を激励してくれていました。

 

 

一人ずつ平安五段を。

2人とも4年生。学年も上がってきたので形もパワフルでないといけません。

ミットを使っての形練を取り入れています。

立ち方の安定感、受けや突きのパワー。

このあたりをミットを用いて上げていきます。

以前はビッグミットで立ち方を強化していたっけ。

今日は第一挙動に焦点を当て稽古しました。

 

バッサイ大とセイエンチンも同様にチェック。

明日は今までやってきたことを信じて、思いっきり攻めの形を打ってほしいと思います。

そしたら勝っても負けても悔いは残らないはずです。

 

Be Ready!!

2025-04-01 22:05:00

2025年4月1日 (火) 夜練67 @桜の宮中学校

Hello April !!

 

県大会前、最後の夜練。

出来る限りの準備をして送り出したい思いです。

 

 

1・体幹トレ

2・形

 

 

【体幹トレーニング】

 

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サイドプランク・V字プランク・バックフルアップで201分経過しました。

今日は3人だけだしH君にマンマーク。

まだまだ体幹弱いけど煽りまくってやり抜きました。

V字プランクなんかは、どこかで安定するポジションあるので早くそこを見つけて丹田に意識を集中させると腹筋がハードに効くよ。

 

 

【形】

それぞれ目標は異なりますが、今必要な形は三人とも平安五段です。

7級の審査・県大会・神戸市大会・北区大会と平安五段が重要になります。

この形で勝負出来なくては話にならないので、打ち込んでいく量も当然増えます。

道場でも割合は一番高いと思います。

 

ポイントはこれまでに何度も伝えていますので暗記してるはずですが、おさらいしながらひと挙動ずつ。

最初と最後の極めとキレを強めに強調したいところ。

両腕の使い方で横受けと突きのパワーアップを図ります。

手首の返しも忘れずに。

突きの位置も重要ね。

 

次の肘支え受けと交差受け。

立ち方に無い立ち方を取りつつ、腰から技を出すのと骨盤を上手く使うこと。

ルーティーントレで鍛えたスキルの見せ所。

 

下半身の連動で技を出すイメージを持つことね。

今日話したこと。

手技のタイミング。

「よく聞く」

「よく見る」

「よく考える」

無意識で打つんではなく、一本いっぽん、おさらいしながら丁寧に。

 

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ここからマンツーマンタイム。

Kちゃんとセイエンチン。

今日の指導は、

・三戦立ちからの締め

・内受けのスナップ

・転身からの三戦立ちの入り方

・拳支え受けの大きさ

・四股立ちのスタンス

・下段払いの手首の角度

 

試合当日まで必死に抗ってください。

 

 

2人目はMちゃん

平安二段と平安五段。

指摘事項は中段横受け。

肘の隙間は拳ひとつ分。

正確に肩の高さを保つこと。

写真で確認してよく分かったと思います。

 

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猫足立ちは前足を引き寄せたら踵が交わるラインに置くように。

細かいところですが、大会に出場しますので指摘を受けた部分はキッチリ修正しよう。

 

「半身で受けて真身で突く」

ここも理解出来たと思う。

 

後半の肘支え受けは一度腰を入れ、間髪入れずに締め直す。

ここもキレを上げるには練習しかありません。

まずこの日指摘を受けた部分をしっかり強化しよう。

 

課題をひとつずつクリアしていけば、自分の形のレベルが上がります。

課題と向き合って形練していくことが上達の秘訣ね。

 

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H君と平安二段と平安五段でした。

昨年の今頃と比べ随分成長した。

目をそらさず集中して話を聞けるようになりました。

稽古中、意識が飛ぶことも無くなってきています。

 

いっぺんにいくつも指摘してしまうと、処理しきれなくなるのでシンプルにひとつだけ。

技に入る時のスピード感。

初速の意識です。

もっともっと準備の時間を短く、最速の意識で形を打つこと。

あと立ち方の安定感がほしいところ。

四股立ちの下半身トレをもっと自分に厳しく取り組めば形の安定感が上がります。

暫くの間、形練はこのあたりのことを意識して頑張ってね。

 

 

目標達成に向け、懸命に努力してください。

2025-03-29 21:45:00

2025年3月29日 (土)道場稽古140

こんにちは!

 

寒の戻りでしょうか。

風が冷たく感じます。

道場も暖房オンするくらいでした。

 

今日は最年少記録更新。

春から幼稚園に入園の男の子が見学に来てくださいました。

とても明るい男の子で人懐っこいな。

何よりビックリしたのが、ちゃんと挨拶してくれたこと!

とにかくチビちゃんが多い道場なので、秒で馴染めると思います。

また来てね!

 

 

-バンビクラス-

00・早練

01・体幹トレ

02・アジリティ

03・固定式基本

04・形

05・組手

 

-モンキークラス-

06・体幹トレ

07・ルーティーントレ

08・固定式基本

09・形

10・組手

 

 

バンビクラス

【早練】

タイミング合わずで初めての早練参加のE君。

四の形しっかり家練してきたようで、良い感じで進んでいきました。

そうこうしているともう一組、K君とMちゃんもやってきました。

四の形と十二の形もスラスラと打てるようになり、少しずつ注文をつけ加えていくことに。

それにしてもK君、ここ最近のやる気が高まってきています。

注意することを意識して形を打てるようになってきました。

今日のポイントは目線と受けの高さ。

Mちゃんは踵が浮かないこと。

もう少し基立ちの長さもほしいところ。

 

順番に形を打ちE君に戻りました。

十二の形ももう少しで覚えられそうな感じ。

気合いの突きのあとの回転は、誰もがぶち当たる壁。

次はフラットマーカー持参しようかな!

 

 

【体幹トレーニング】

 

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バックフルアップ・V字プランク・サイドプランクで234分経過しました。

チビちゃん達も体幹トレ出来るようになってきた。

腹筋使ってしっかり身体を支えています。

続けていくうちに押しても引いても倒れない強い身体になるよ。

 

 

【アジリティ】

アジリティは冷えた身体を温めるのにもってこい。

素早く身体を左右に切り替えします。

慣れていけばクイックに動かせるよ。

ジャンプしたりバービーしたりでした。

 

 

【固定式基本】

 

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みんなちょっとずつ慣れてきました。

引き手も突きも毎週同じことやってるので、注意点も覚えてるし力を込めて技を出せるようになってきました。

みんな成長してる。

中段横受け・上段揚げ受け・下段払いでした。

生徒一人ひとりの前にたち、顔をめがけて突きを放ちました。

そうすることで上段揚げ受けもイメージどおりに出来るようになると思います。

最後は基立ちの作り方からの正面蹴り。

今日もしっかり基本を頑張りました。

 

 

【形】

全員で四の形でした。

バンビクラスも少しずつですが形練出来るようになってきました。

ただ形を打つだけではなく「美しさ」「佇まい」にも拘ります。

キリっとした表情。

ピンとした姿勢。

指先にまで神経を集中させます。

 

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道場ではカッコ良い形をこう定義付けしています。

「素早く動いてピタっと止まる」

これに美しさも。

「隣の子よりも素早く!」

 

このひと声が効いたのか、一発目の動きの素早さは過去最高でした。

これには正直驚いた。

こんなに良い動き出来るんや!

 

十二の形と平安二段のお手本をYちゃん・R君・Mちゃんに披露してもらいました。

四の形と十二の形を覚えたら、暫くの間この平安二段に進みます。

 

 

みんな確実に上達している。

緩い道場ですが、楽しみながらもみんな真剣に取り組んでくれてるし、最近では家練してるの観てたらビンビンに伝わってきます。

この子らと一緒に空手出来てホントに幸せ。

もっともっと空手が好きになるよう楽しみながら稽古していきたいと思います。

 

 

【組手】

少し時間があったので組手も。

組手構えからステップ。

ブザーに合わせて前に出て後ろに下がって。

身体の前の手で突く刻み突きも行いました。

 

ここしばらく続いていた模擬審査に区切りをつけて、次回は組手の時間を長く取ろうと思います。

拳サポつけてミット打込みしようかな!

組手の楽しさも知ってもらおう!

(拳サポに名前書いといてね)

 

 

(つづく)

 

 

モンキークラス

【体幹トレーニング】

 

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レッグレイズ・V字プランク・サイドプランクで369分経過しました。

かなりきついメニューですが自分のため。

形は終始体幹を使います。(組手もだが)

軸の強化ね。

 

 

【ルーティーントレーニング】

 

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2部に上がったばかりの生徒がいてますので、紹介がてら以前までやってたメニューです。

上手い子にお手本見せてもらいながら覚えてね。

膝立ちからのジャンプで下半身の瞬発力を、

腕立て伏せの姿勢から両手タッチで手技の瞬発力です。

これらで動きのキレを上げていきます。

 

 

【固定式基本】

 

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今日も四股立ち突きで下半身強化。

適正なスタンス、

背筋のライン、

お尻のライン、

四股立ちの深さ、

関節の3点ロック、

つま先の角度、

意識つけしながらの四股立ち突きでした。

 

もうひとつ猫足立ちでした。

前足で正面蹴りしてからの手刀受けを前後に移動しながら。

上足底の立て具合、

前足の位置、

軸の乗せ方、

お尻のライン、

鼠径部の締め、

鼠径部の抜き、

 

手刀受けは「打ち」の意識で最短距離で強く入ること。

正面蹴りは膝頭の掻い込みと足首の角度、引き足の強さ。

形は基本の組合せですので形を頑張りたい人はこの基本を基本のとおり、とにかく丁寧に行ってください。

 

最後は3方突きでキレとパワーの強化!

正面に八字立ちからの突き、基立ちで斜角突き。

軸足のタイミングで手技を出すようにね。

このタイミングで爆発力ある力強い突きを出すようになってね。

ただし、上半身が力んでいてはダメ。

拳にグッと力を込めるのは突きが極まる瞬間だけね!

 

 

【形】

 

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来週開催される県大会に向け、R君とKちゃんの個別指導に多くの時間を割きました。

まず平安五段。

先週の土曜練、夜練で新たに加えたスピードを上げる方法。

ここの意識つけがメインであとはおさらい。

Kちゃん、まだまだ前屈立ちが浅い。

基立ちとのメリハリをもっとつけないとダメ。

四股立ちに関しては先日の夜練で伝えたとおり。

残りの期間、全体的な立ち方の見直しをしよう。

 

R君は肩が流れる癖があるのと、受けが円運動になることもしばしば。

流派の特徴を捉えた受けで。(最短距離且つ直線的に)

 

形は最初と最後のインパクトが大事。

大きく受けて強く突く。

最後の後屈立ちの向きは左右同じになるようにね。

前屈立ちをそのまま後ろに向けたら後屈立ちになるよ。

踵とつま先のラインを確認する癖をつけて当日アップしてください。

立ち方が間違ってると厳しいよ。

 

さて指定形。

指定形を打ちたければ基本形で勝ちあがらなくてはいけません。

なので平安五段を多めに取り入れましたが指定形もやっておきます。

 

Kちゃんはセイエンチン。

最初の挙動も分厚い本を引きちぎるような迫力を呼吸のタイミングを意識しながらね。

鼻から吸って口から吐く。

 

この日の指導を記しておきます。

1・正中線への肘当て、基立ちからの内受け・裏拳打ちは軸足のタイミングで強く。

2・内受けはやや肩口より開き気味で床と平行にスナップを使ってね。

3・四股立ち・下段払いからの猫足立ち・外し技は腰の切り替えしを使ってキレを上げて。(ここの猫足立ちは基本よりも深く入ること)

 

アップでは股関節回りのストレッチと三戦立ちの締め(丹田への意識)をもっと意識しておいてね。

 

 

R君のバッサイ大です。

手刀下段払いの準備が小さいのと力強さが足りないかな。

指先が肩の高さにかかる位を目安にしてね。

リズミカルにパン!パパン!とスピードを印象付けるか、

パン!パン!パン!とパワー溢れる猫足立ち・手刀下段払いにするかは自分で決めてしっかり練習するように。

 

拳槌打ちからの四股立ち突きも、もっと寄り足の練習が必要です。

払いと打ちの違い、肩のラインなのか突きの位置なのか挙動の理解を深めておいてほしい。

曖昧な高さや形を打つ度にそれらが異なると理解が不足していると感じるので。

 

閉足立ち・下段払いもフルスピードで。

ここはバランスを崩す難しい挙動ですが、軸を右足に乗せ換えることでバランスを保てます。

やはりここでも体幹の強さが求められます。

右足側に壁があるイメージを持って。

構えが高いので「耳の高さ」に修正しておいて。

 

 

個別指導はここまで。

最後は全体で基本形を全員で打ち形練を終えました。

アドバイスはここまで。

あとはしっかり各自調整をしてください。

勝っても負けても後悔だけは残さないよう、当日まで必死に抗ってください。

来週からは普段の形練に戻ります。

 

 

【組手】

 

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メインは前回の続きでした。

まだ身体に馴染んでいないと思いますので、ステップとプレスを組み合わせたフットワークの練習を。

これもステップインとバックステップのペア練で。

慣れてくれば相手の動きに合わせたソフトな練習から、試合を想定したプレスの練習に切り替えてほしいところ。

結局は対人競技です。

試合の時、「せーの」でリズムを合わせることなんてあり得ませんので、どこかで気づいて自ら意識を変えて練習に取り組んでくれたらなと思います。

 

打込みの練習では、相手がノーリアクションの時の入り方をおさらいしました。

約10分程度、刻み突きで取る練習を反復練習したのち、メインテーマに移りました。

 

今度は相手が攻撃を仕掛けてきた時の動き。

デンジャラスゾーンに侵入し、その時大事なのは上体をやや後傾させ相手の反応を伺うこと。

今度は相手が技を仕掛けてきた時、バックステップと前拳での捌きを同時に行い相手の突きを無効化します。

そこからステップインして自分の攻撃を極める練習。

 

ここで大事なのが後ろ足。

膝の向き次第で動きと上半身の自由度が変わります。

ちょっと理屈っぽい説明だったのでどこまで理解が得られたかは確認出来ていませんが。

 

膝が外を向くことで、上半身は前傾・後傾と自在に操ることが出来ます。

要するに相手とは近距離(拳や足が触れ合う)なのに上体を後傾させると相手の突きはポイントの外にズラすことが出来ます。

ポイントにならない距離なので、安全というわけ。

このことが理解出来ないとこの日の練習は意味の無いものになってしまいますので、説明を挟みました。

後傾させるには、それが出来る立ち方が必要になります。

このような理由で四股立ち構えを推奨しています。

後ろ足の膝が相手に向いてしまうと、後傾出来ないことに加え、相手との間を切りたい場面で膝がつっかえてバックステップ出来ません。

 

1 ・デンジャラスゾーンにプレスする

2 ・相手の反応を観る

2-1・相手がノーリアクションならそのまま刻み突き

2-2・相手が反応してきたら前拳でガードしながらバックステップ

3 ・素早くステップインして技を極める

 

動体視力・反射神経・勇気が必要な練習ですが、道場の組手練習も新たなフェーズに入りました。

高学年になる生徒が増えてくれば今回のような、練習を行いたいと思っていた次第です。

 

「相手を動かす」

「相手の動きを予測する」

高学年になれば必要になるであろうスキル。

心と身体の成長に加え、空手脳(分析する能力)も磨かないといけないかも知れませんね!

 

思い通りに技が決まった瞬間、もっともっと組手が楽しくなるはず!

みんなで空手を楽しもう!

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