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2024-10-09 06:42:00

劉衛流 KARATEセミナー 世界王者たちの「形 ・ 極意」 3/4

こんにちは!

 

劉衛流セミナー (3).jpeg

 

豪華講師陣による劉衛流セミナー3本目です。

競技で活かせるテクニックが満載。

流派は異なりますが、応用出来る身体の使い方も多く学びの多いセミナーDVDです。

ここでの学びを生徒に還元させたいと思います。

インプットとアウトプットの繰り返し。

 

 

08・清水 由佳先生によるクルルンファ

09・上村 拓也先生によるスーパーリンペイ

10・特別演武

 

 

清水 由佳先生によるクルルンファ

全日本で形試合の解説でよく見かける清水先生ですが、剛柔流の形の中で個人的に好きなクルルンファのセミナーでした。

受講者は中低学年が多く説明の仕方なんか小さな子が分かるようにかみ砕いています。

溜めて溜めて軸で回る回転の仕方なんて、遊びを交えながら要点をしっかり押さえられたもの。

手慣れた感じです。

これも教範記載の挙動順に沿って説明してみます。

 

第4挙動

掬い受けと押え受けを前進しながら3回繰り返すところです。

半後屈立ちとなり、掬い受けを下段払い受けに切り替えしますが、高校生ともなると筋力がついているので勢いがつき過ぎて頭がブレてしまうとのこと。

修正方法はこうでした。

①掬い受け(三戦立ち) → 下段払い受け(半後屈立ち):腰の勢いだけを使い、肩に力は入れず、円運動で真下に落とす

②下段払い受け(半後屈立ち) → 掬い受け(三戦立ち):跳ね上げる締めと腰の切り替えしでピタっと止まる(ムズい)

一言で表すと『鼠径部のエネルギーを持って極める』でした。

 

第7挙動

正面蹴りから四股立ちとなり肘当ての挙動ですが45度に踵が揃ってなければいけません。

右足:真横

左足:真後ろ

両踵の先にお尻を乗せる

平安二段で演武線を説明するのに苦労していました。

 

第10挙動

天地の構えから回し受けに入るところです。

スーパーリンペイにも出てくる、回し受けなかなか難しい技ですね。

 

美しい見せ方は、息を大きく吸い込むことで両手を深く引き込め、大きく息を吐くことで脇を締め相手を押し出します。

(吐くと脇が締まる)

 

第11挙動

向きを東方向に変え三戦立ちとなり左掛け受けする挙動ですが、ここでの入り方が独特でした。

見せ方としては、左手だけで受けるのでなく右手で素早く流し受けを入れダブルで受けること。

この挙動を反対方向(西)にも繰り返しますが、次の使い方を覚えればスーパーリンペイやアーナンが上手になるとのこと。

 

左三戦立ちから右足を跨いでクルりと向きを変えますが、跨いだ状態では身体は東を向いたまま。

東を向いたまま軸を動かさず高速でターンします。

溜めて溜めて軸を使って回ること。

頭がブレてしまうと軸に乗っていません。

重要なポイントは腰をどれだけ「溜めれるか」

溜める = 沈む

溜めてるのに腰が緩いと半身の状態となり、回転量が足りず物足りない形になってしまうそうです。

ここまででも上達する要素が盛りだくさんで私は大変勉強になっています。

 

 

【上村 拓也先生によるスーパーリンペイ】

セーパイ・クルルンファと比べ、中高生の参加率が高いスーパーリンペイ。

受講生も見たところ30名以上でしょうか。

大人気です。

 

この形の重要部分、回転動作についてとても丁寧な説明とともに何度も何度も繰り返し部分練習するシーンが収録されています。 

アーナンでもクルルンファでも指導されていた『溜めを作って回る』

軸をブラさずにしっかり溜めを作ることはどの指導者にも共通しているポイントです。

理解しやすいように、コマで例えられています。

「勢いよくコマを回そうとすれば、一度反対方向に捻るよね?」

「そのイメージで溜めて、溜めて勢いをつけよう」

「溜めは最後の最後に一気に放出する」

「東西南北全てに共通し、腕の力(回し受け)で回らないこと」

「合わせ突きなんかでも共通するので理解出来れば上手くなります

「回転しきった後回し受けを極めるが、グッと腰を落とし技に重みを加える」

「腕の力で回るのは小学生までにして、しっかり足の筋力を使って回れるように」

 

余談ですが「足の力を使って」は最初に、突いた手を引き中段横受けに入る挙動がありますが、ここにも共通します。

腕力で横受けに入らず、しっかり下半身を沈めて床からのパワーを腕に伝達させ技に入るとのこと。

私はそのまま横受けに入っていましたが、これでは技に重みが出ません。

ペラい受け方していては、見ている人に相手の攻撃をしっかり受けているように見せることは出来ませんね。

「しっかり受けれている」と見ている人に伝わるようにするには腰が入ってなくてはいけないということだと思います。

もちろん突きも腰を沈めて突きますよ。

(手突きにならない、手受けにならない)

 

 

・四股立ちに移行する挙動では、手技はもっさり動かさず四隅をにらみつけ素早く動かし雰囲気を出すこと。

・一本拳で突いたら反対の手で捕まえて金的打ち

(この捕まえての表現がポイントで、パーに開いた手をグーに変え金的打ちとのこと)

 

1度目の気合いのあとに、四股立ち押え受けの挙動に入ります。そのあとに後方に向きを変え5歩移動しますがポイントが隠されていました。

海外の選手は三戦立ちで移動するとのことですが上村選手の表現は「一度沈み腰を使って締めなおす」

この味わいは日本人特有の感覚だとのこと。

上手く言葉で表すのは難しいですが、上村選手のは逆腰使ってる感じでしょうか。

簡単ではありません。

腰の動きが滑らかでないとロボットみたいな動きになりますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

特別演武

喜友名先生・金城先生・上村先生の他、当日指導に加わられた4名の計7名で演武を佐久本先生の号令の基、披露されています。

1・セーパイ

2・アーナン

当たり前ですが息ぴったり。

 

 

3・アーナン分解

この後、2016年オーストリアで行われた世界空手道選手権大会 男子団体形優勝の分解に続きます。

一気に目まぐるしく技術が交錯する分解です。

鎖骨への貫手や金的等の一撃必殺禁じ手を多分に含む3人のアーナン。

華やかな空手とはほど遠い、どこか沖縄空手の武術性を感じさせます。

 

また7名に戻り、佐久本先生の号令による演武が続きます。

パイクーは岩本選手も合流されていました。

 

4・ヘイクー

5・パイクー

6・パーチュー

 

佐久本先生のコメントでは、劉衛流では、ニーセーシー・サンセール・セーサン・パーチュー・ヘイクー・パイクー・アーナン・アーナン大・オーハン・パイホーの順に学んでいくとのこと。

オーハンは先日の世界大会で喜友名選手が本邦初公開しましたが、たかだか4,5年でものに出来るものではないのでもっともっと熟成させなければいけないと仰っていました。

 

日本語では黒虎と書いてヘイクー、白虎と書いてパイクーと呼びますが中国語だそうです。

巴球と書きパーチューと呼ぶ形。

この形が凄く好きで昔よく練習していました。

まろやかに角張らずに動かないといけないそうです。

これも岩本選手を含めた8名で模範演武されています。

 

 

剛柔流と劉衛流の形を一度にいくつも学べ、超一流の形も観ることが出来るセミナー。

私も参加したいです。

2024-10-07 19:15:00

守礼堂 -黒帯-

こんにちは!

 

守礼堂帯.jpeg

 

6本目の黒帯紹介は守礼堂でした。

生地は洋八(綿)で4.5㎝幅のテープ帯。

4㎝だとちょっと物足りなく5㎝だと太すぎな感じ。

より重厚感が増す二重巻きテープにしようかとも思いましたが5㎝幅オンリーなので見送りました。

 

帯を締めた時の感触は、洋八帯の特徴でしょうか硬くてザラつきを感じました。

 

刺繍色はなんと3本目のゴールド。

以前同じ色は持たないでおこうと考えた時期があり、その時に候補に挙がったのがブロンズ。

黒帯に近い同系色だと肝心の刺繍が目立ちにくく感じたため土壇場で見送り、道着の刺繍と同じ金色にすることに。

黒帯に映えるゴールド。

安定のゴールドでした。

 

守礼堂.jpeg 守礼堂帯 (3).jpeg

 

刺繍の内容はこんな感じです。

"心武館神戸ゆり道場"

"筆記体で名前”

”2022.3.26”

”不撓不屈”

道場開設日と座右の銘を刻みました。

 

守礼堂帯 (4).jpeg 守礼堂帯 (5).jpeg

 

2022年3月26日の稽古開始前に一言ご挨拶させてもらった後、皆さんから頂いた大きな拍手は一生忘れることの無い思い出です。

この先どんな困難があろうとも最後までやり遂げ、謙虚な気持ちを持ち続け初心を忘れることの無いよう裏に刺繍を入れました。

 

守礼堂の筆記体のクオリティの高さは所有する道着で実績がありますので、何の心配もありませんでした。

これも大事な帯です。

2024-10-06 15:20:00

2024年10月5日 (土)道場稽古120

こんにちは!

 

先週後半から今週いっぱいにかけて用事が立て続けに重なっていて、おまけに雨にも濡れて体調は最悪である。

 

 

-バンビクラス-

1・ウォーミングアップ

2・体幹トレ

3・固定式基本

4・形

 

-モンキークラス-

5・ルーティーントレーニング

6・体幹トレ

7・移動式基本

8・組手

 

 

バンビクラス

【ウォーミングアップ】

 

バンビアップ.jpeg

 

「いつもよりほんの少しスピードをあげよう!」

そんな声掛けで始まったバンビ練。

 

強く床を踏み込むことでスピードが上がります。

この感覚身に着けていないとスピードが上がっていきません。

ジョグ・ダッシュ・バックラン・組手フットワーク・アンクルジャンプ・抱え込みジャンプ・カエル飛びジャンプ・グーパー・ケンケン・ラテラル・仰向け(うつ伏せ)ダッシュ

空手に必要な一瞬の速さ。

特に仰向け(うつ伏せ)ダッシュは起き上がりの速さと一歩目の速さが大事。

走るの速くじゃないよ。

まだ理解するの難しいと思いますが。

楽しく競ってるから良いか。

 

 

【体幹トレーニング】

 

バンビ体幹.jpeg バンビ体幹 (2).jpeg

 

V字プランク・バックフルアップ・プランクで174分経過しました。

空手を通じてちょっとずつ我慢する事を覚えてくれたらと思います。

V字プランクはバランスが重要です。どこに軸を置くかで足が床に着いたり背中側に倒れたり。

安定する場所を見つける事が出来たら、粘りが生まれます。

これは自分で探すしかないので、まず考えてみよう。

 

 

【固定式基本】

空手は軸が大事です。

首が傾いてたり腰が折れていては美しさが損なわれます。

腰回りの安定(お尻を振らない)伝えながらの基本稽古でした。

 

引き手の取り方。

1・脇が開いたり

2・手首が曲がっていたり

3・お腹より前に出ていたり

4・手首と肘が平行じゃなかったり

やっちゃダメな事を言葉でキャッチボールしながら繰り返し練習しました。

 

突きの練習では、正中線且つ鳩尾の高さに両拳を置き、狙う位置を固定させ何度も突きの練習を行いました。

基礎固めの大切な時期なので、時間をかけてでも全員、理解出来るよう続ける必要があります。

中段横受け・上段揚げ受け・下段払いの3つの受けも注意ポイントを丁寧に指導しました。

正面蹴りでは自分で基立ちを作れるようにならないといけませんので持ってこい。

 

バンビ基本 (3).jpeg バンビ基本 (2).jpeg バンビ基本.jpeg

 

四股立ち突きでは根性を見せたK君。

声も出てたし自分の持てる力を出し切っていました。

この日の稽古で、ちょっと何かが変わった。

間違いなく変わった。

 

 

【形】

垂水区大会にエントリーした生徒も居てますので、形の時間も取らないといけません。

四の形ばかりやってますが、この形で立ち方・転身・力強い技の出し方を掴む事が出来れば十二の形は打てたも同然。

一番単調なこの形で、完成度を上げていきたいと思います。

Mちゃんは引き手の取り方に強さが足りないのが課題。

R君は随分良くなってきましたので、次は技のタイミングを揃える練習をしよう!欲を言えば腰の締め!

 

バンビ形.jpeg

 

基本稽古でやる気が高かったK君。

クルっとまわった時に肩幅に広げる事が出来ればもっと良くなるな。

このブログを書いてる途中、良い方法を閃きました。

同様の課題を抱える生徒にも有効だと思いますので再来週やってみようかな!

(来週は体験さん来てくれるのでメニュー変えます)

 

 

モンキークラス

【ルーティーントレーニング】

マンネリにならないよう膝立ちジャンプの難易度を1段階上げました。

全員にやってもらうつもりじゃなかったけど、言葉足らずでした。

まだ素早く両足同時に立ち上がれない生徒は今のままでオッケー。

これが出来る生徒は、ジャンプした瞬間片足でバランスを取ります。

不安定な状況の中で軸をキープしますので体幹にも良い影響を与えます。

見てたら難なく出来る生徒もいましたね。

次のステップもあるからお楽しみに!

 

モンキールーティーン.jpeg

 

拳立てなんか自ら進んで拳立て伏せする猛者まで。

ケガしないでね。

でもこれ ”継続は力なり” ですね!

やり始めた頃は、至るところで悲鳴があがってたのに今では普通にこなしてる。

生徒に煽られてたまに一緒にやるけど、やっぱりい体育館の床は痛い。

 

お尻歩きと手技の瞬発力に加え、腰の切り替えしも。

腰が自在に扱えるようにアップに取り入れています。

 

 

【体幹トレーニング】

 

モンキー体幹.jpeg モンキー体幹 (2).jpeg

 

片足逆突き・足刀蹴り・プランクで315分経過しました。

ここ最近続けてる足刀蹴りの体幹トレ。

青空教室でクルルンファやろうかな!

シャープな蹴りと素早い引き足の成果を発揮する良い機会にしたいと思います。

 

 

【移動式基本】

稽古前に出張のお土産配ったり、なんやかんやとスタートが遅れましたので形の時間を削りました。

その分、予定より移動式の内容を濃くすることに。

あえて触れませんでしたが、全体的に上達している部分があります。

どうしても強い技をだそうとするあまり移動足でタイミングを取りがちだったのが、それがほとんど無かった。

タイミングの取り方掴んできたのかな。

キーワードは摺り足ね。

目的は「自分の立ち方」を身体で覚えること。

長さと幅。

これがバラついてるとまだまだ稽古が足りていません。

周りの生徒とほぼ身長が変わらないのなら、進み具合は同じなはず。

どんどん前に進んでいる生徒がいましたが、それは間違い。

必要以上に縦が長いからです。

基立ち / 追い突き

前屈立ち / 逆突き

猫足立ち / 手刀受け

四股立ち

 

モンキー移動 (3).jpeg

 

このあたりを細かく指導しながらの移動基本でした。

初めての生徒も多いのですが、夜練で取り入れている複合的な移動基本を。

前屈立ち / 下段払い

猫足立ち / 手刀受け

四股立ち / 下段払い

後屈立ち / 下段払い

これをひとつずつ前進しながら技を極める練習でした。

 

モンキー移動 (2).jpeg モンキー移動.jpeg モンキー移動 (4).jpeg

 

最後、前屈立ちと後屈立ちの歩幅についての正しい理解を。

違うように見えて実は同じだった2つの立ち方。

1回の説明でどこまで理解出来たかは人それぞれですが、平安五段で出てくる後屈立ち。

形練する時は是非意識して立ち方を見直してください。

形競技では、基本が間違っていては減点されてしまうので、指導したことは忠実に守ってほしいです。

その上でのテクニック面だということを忘れないでね。

何となくの立ち方ではなくて、糸東流の立ち方を言語化できるくらいになってくれたらなと思います。

言語化する能力は近い将来、後輩に基本の立ち方や技を指導する時が来たらとても役立ちます。

 

 

【組手】

 

モンキー組手.jpeg モンキー組手 (2).jpeg

 

ブログにUPするのはいつになるか分かりませんが今繰り返し観返している、ある強豪道場の組手DVD。

技の基礎固め・基礎体力強化・下半身作り・瞬発力強化・体軸の強化、そんな事をアップの中で取り組まれている道場稽古を勉強しています。

観ては止め、頭の中で整理し実際に動いてみたりしながらブログに下書きしています。

今までの指導がムダだったとは思いませんが、基礎体力作りにおいては十分ではなかったと感じています。

そんな反省もあり組手の基礎中の基礎、動ける身体作りと体力強化。

今日はしっかり目にアップに時間をかけました。

組手フットワークにジャンプ系です。

やっぱり組手はスピードがあってこそ。

いつもの自分の動きより、もうちょいスピードを上乗せして取組んでほしいかな。

せっかくだからやる前よりも成長していこう。

 

ここから、2つのグループに分かれました。

組手の基礎を学ぶコースと打ち込みのグループです。

 

基礎組はステップを中心に始め段階的に刻み突きでした。

「突き」とは腕を伸ばして突くだけが「突き」ではありません。

突く → 残心

ここまでを「突き」と呼びます。

残心とは相手の反撃への備え。

備えるためには、出した技を素早く引き戻し、すぐ攻撃に移れる状態にしていないといけません。

これを3つの挙動に分けて練習しました。

突く → 引き手 → 残心

 

ステップから攻撃に移るリズムをひたすら繰り返し、実際に突いてみます。

まだ動きにぎこちなさが残る生徒が大半ですが、キラリと光る生徒がいるのは嬉しい誤算でした。

引き手のスピードを上げるには腕を引く意識ではなく、肘を後ろに引っ張る感じ。

引き手の練習ではスイッチせず、身体ごとぶつかる感じで相手との距離を潰し反撃の機会を奪います。

強く引き手を取る練習をした後、最後の仕上げ残心です。

かなり丁寧に時間をかけ練習しました。

今日のリズムを忘れないでね。

忘れないようにするためにも、家で動いておいてほしいです。

忘れてまたやり直しにならないようにね!

 

 

打ち込み組は2列に並び中段突きと刻み突き。

ある程度、基礎から応用にかけて経験を積んだ人たちのコースです。

打ち込みをただの打ち込みで終わらすか、試合で使える技に昇華させるかは生徒一人ひとりの意識ひとつ。

技の入り、タイミング、駆け引き、リズム、試合を想定していろんな入り方を工夫し自分の引き出しを増やすための時間でもあります。

そんな願いを込めた打ち込みの時間でしたが、さてどうだったでしょうか。

上手くいった技、試合で相手に決められた技、いつも崩される苦手なリズム、そんなのをイメージしながら自分のものにする機会にしてほしいと思っています。

 

 

最後は、ハンドミットとテコンドーミットを持って刻み突きと刻み蹴りのコンビネーション。

フェイクの突きなので2割でオッケー。

相手の前拳の動きを潰せたら十分です。

大事なのは8割の力で蹴る刻み蹴り。

蹴りで大事なことを2つ今日は学びました。

 

1・長い(遠い)距離を蹴るために必要なこと

2・蹴りのキレ(スピード)を上げるために必要なこと

 

長い(遠い)距離は、軸足踵を相手に向けること

 

キレ(スピード)は、奥拳の肘を思いっきり引き込むこと

 

 

今日の稽古を終えふと考えたこと。

みんなの目標ってどこに置いてるんだろう。

数ある習い事のうちのひとつかな?

健康維持やろか?

礼節を学びにきてへんのやろか?

課題を克服しながら試合で腕試ししたくないんかな?

入賞目指して自分に自信つけたくないんかな?

 

 

稽古後に改めて伝えましたが、

私語を慎む

ふざけない

ボーっとしない

時間を守る

話を目で聞く

 

センスが有るとか無いとか

上手いとか下手とか

そんなんじゃなくて空手の上達を心から願っているか、一生懸命かどうかだけ。

 

ひとつも聞き漏らすまいと真剣に食らいついてくる生徒には、より愛情を込めて指導します。

100パーのエネルギー使って指導してるので、本気で向き合ってね。

 

 

大会も近くなってきました。

やっぱり試合に出る人には後悔してほしくありませんが、私が出来ることはここまでです。

あとは自分自身の心構えと意識が大きく結果を変えると思います。

毎週稽古していて強く感じることがあります。

やっぱりスイッチが入った生徒は、稽古に対する取り組み方、目のいろ、気迫どれもこれも以前とまるで違います。

小休止中も空手の話題しかしてこないし、早めに道場入りして身体動かしてるし、居残り稽古のおねだりいつもやし。

基本も形も組手もグングン成長しています。

何とか結果出させてあげたいと強く想う。

 

 

最後ちょい難しい話で締めくくりましたが、みんなに守ってほしいことはたったこれだけ。

「信用貯金」を作ること。

やる気の高い人の時間まで奪わないこと。

これに尽きます。

 

本気になった生徒の姿が見れることを期待しています。

2024-10-04 09:15:00

山雅 SUN

こんにちは!

 

山雅組手 (2).jpeg 山雅組手.jpeg

 

山雅の組手用道着SUN

お店で仕立てしました。

今回は敢えて、いつもの組手用とは異なり少しだけ太めに作ってもらいました。

 

好みが変わりちょい太いくらいが最近のお気に入りです。

細いのばかり仕立ててましたので気分転換です。

 

脇のダブつきが好きじゃないので、2㎝だけ絞りを入れました。

ズボンもパンツタイプだとジャージみたいで好みじゃないので、5㎝ハイウェストにしてタックを入れました。

ハイウェストなので当然紐で締めますが、なんとゴム紐もついてます。

ズボンはく時にズレないので楽は楽ですねゴムも。

 

組手道着の丈は長めが好きですので当然ロングに、後ろは更に長くしました。

ステッチは10本に変更し、前身丈も3㎝違いにしましたので着崩れしません。

 

 

生地は所有する道着に近いものは無くサラッとした手触りでちょい伸びる感じ。

伸縮性のあるストレッチ生地です。

お店で初めて手にした時ワクワクしましたね。

色味は守礼堂の和技に近く真っ白。

素材はとても薄くて柔らかい感じです。

プロにお任せしましたのでズボンの履き心地も良く、とても動きやすいです。

道着の長さ、腕や太腿の太さ、スリットの深さなんかは完璧でした。

 

採寸してもらったので肩まわりの引っかかりもなくスムーズに突きが出せますし、やや太目にしたことで膝を抱えてもストレスを感じません。

大満足の山雅 組手用道着SUNのご紹介でした。

2024-10-03 01:46:00

2024年9月29日(日)第2回谷派空手道心武館 段級審査会 @垂水体育館

こんにちは!

 

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本年度2度目の審査会が本日垂水体育館で開催されました。

空手道を志す以上、誰もが憧れる黒帯。

みんなこの日を楽しみにしてたんじゃないかな。

 

指定形を覚えだした生徒達は緑帯に挑戦。

6人の生徒とともに白帯から始まったゆり道場。

あっという間だ。

 

 

垂水体育館まあまあ遠距離ですが、海も近いし駐車場も広いので好きな会場です。

13時丁度に会場入りしましたが、たくさんの生徒が既に到着していました。

 

中に入り素早く設営の準備を済ませ出欠の確認です。

私は他の先生とともに白帯3人体制でした。

ダントツで審査を受ける数が多かった白帯。

 

元気いっぱいで出席の連絡をしてくれるゆり生たち。

審査に集中してますので、写真撮れるのはこの瞬間くらいです。

タイミングもあり全員とはいきませんでしたが、たくさん写真撮れた。

受審しなかった生徒も挨拶に来てくれて、教えをちゃんと守ってくれていて嬉しかった。

自分から挨拶が出来て損することはありませんので、ゆりの生徒たちにはずっと守ってほしいことのひとつです。

 

ゆりからも6名白帯生が受審し、隣にはオレンジと青がたくさん。

気になるけど見学する時間なんてありません。

 

白帯基本審査では、私の進め方と他道場の先生とで違いがありました。

どちらかというと私のは身振り手振り、押えてほしいポイントを予め伝えた上で審査するスタイルですが、他の先生は口頭でどんどん進めていきます。

少しでも気を抜くとたちまち着いていけないやや難易度の高い進め方と感じました。

右と左があやふやなうちはちょい早いかな。

 

ゆり生は良い緊張感の中ちゃんと頑張ってました。

返事も気合いの声も出ていましたしね。

 

基本審査の次は形でした。

四の形、十二の形の審査ですが果敢に平安二段に挑戦する生徒も。

普段とは異なる雰囲気で緊張も伴いますがよく頑張っていたんじゃないかな。

ゆりの生徒に限ったことではありませんが、目線が下がり気味だったのが気にかかりました。

 

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最後は組手でした。

5年生Aちゃん、キレイな上段蹴りが飛び出しある先生からお褒めの言葉も。

タイミングも良くキレイにつま先までピンと伸びていて、しっかり引き足も取れていました。

随分動きが滑らかになってきた印象です。

道場で打ち込みの数を増やして眼慣らししてほしいと思います。

 

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ちょっとずつ審査会や大会の雰囲気に慣れていってもらい、帯の色が変わる喜びや自身の成長を感じていってもらいたいと思います。

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