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2024-03-09 21:41:00

2024年3月9日 (土)道場稽古92 

こんにちは!

 

昨日は夜遅くまで大阪まで出張。

花粉に悩まされ一日中、目がかゆく鼻たれ状態でした。

この時期絶対に忘れてはいけない点鼻薬を忘れてしまいました。

 

今朝は天気も良く、気合マンマンで道場に向かいましたが風が冷たくて道場に着くなり暖房オン。

まだまだ冷えますね。

今日の2部は組手ガッツリのメニューを組んできました。

寒いしちょうど良かったな。

途中どんより曇り空からの猛吹雪でした。

 

 

-バンビクラス-

0・早練

1・ウォーミングアップ

2・体幹

3・固定式基本

4・形

 

-モンキークラス-

5・体幹

6・固定式基本

7・形

8・組手

 

 

バンビクラス

【早練】

先に入室していた3名と四の形から。

Mちゃんには引き続き四の形を稽古してもらっている間に、Aちゃんに平安二段を指導します。

形を教える前に、初めて学ぶ立ち方の説明を行いました。

基立ち・前屈立ち・猫足立ち・四股立ちの作り方です。

それぞれ正しい長さと正しい幅があります。

自分で確認出来るように丁寧に指導しました。

 

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猫足立ちだけは軸の位置が異なりますので自宅の壁を使って確認する方法を説明しました。

今日はここまで。

次週いよいよ形に入ります。

 

幼児がどんどん集まりだしたので5名の生徒と十二の形を初挑戦することに。

ゆっくり形で順番を覚え始めました。

当時1年生と幼稚園児だった娘が、途中道場の外に逃げ出したのを昨日のことのように思い出します。

少し長い形ですので、優しく楽しくボチボチのペースでやっていこうかなと思います。

それにしても幼児たち可愛すぎ。

しっかり癒されています。

 

 

【ウォーミングアップ】

 

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足元から冷えてたのでアップから入りました。

ジョグ・後ろ向き・サイドステップ・カエル飛びジャンプを往復し身体を温めました。

ジャンプ力があると組手で大いに役立つよ。

 

 

【体幹トレーニング】

V字プランク・バックフルアップ・サイドプランクでした。

これで90分経過しました。

 

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小さい頃からの積み重ねで鍛えています。

どんなことでも良いので何かひとつ普通に継続出来るようになってくれたら嬉しいです。

 

 

【固定式基本】

引き手の高さについて説明しました。

いつも同じ位置に戻すようにね。

引き手・突き・中段横受け・上段揚げ受け・下段払い・四股立ち突き。

 

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『技は両手で出す』

強い引き手を意識することです。

 

 

【形】

四の形でした。

3列に並び全員で数本打ち、いよいよ一人で打ってみることに。

しかも人前で。

 

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幼児もしっかり一人で形が打てるまでに成長してきました。

一発勝負の形に全神経を集中させ自分のベストを尽くします。

打ち終わったあとに、修正点をひとつずつ指摘しました。

少しずつ自分の癖をなおし精度を高めていけば良いと思います。

いっぺんにいろんなこと言っても覚えられないんでね。

 

最後の最後に、もう一度全員で形を打つ前にアドバイスを受けた内容を各自振り返り、意識したうえで四の形を演武し今日の稽古を終えました。

みんな立派でした。

 

 

モンキークラス

【体幹トレーニング】

V字プランク・プランク・バックフルアップでとうとう230分経過しました。

もう既に4時間近く積み重ねています。

 

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動きを加えた中でバチっと止まる体幹を投入したいのですが、階下が図書室ですしドタバタするようなのは見送っています。

体育館に戻ったら身体をコントロールするような体幹メニューをしようと思います。

 

 

【固定式基本】

先週素晴らしかった集中力。

短い回数を全力且つMAX集中力です。

まずは突きから。

ピッチを上げて20本程度だったかな。

今日の下半身トレは斜角突き。

 

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頭の高さを変えずに下半身のキレで技を合わせます。

パチンと極まる感覚を身に着けてほしいところです。

もう一つ四股立ち突き。

腰が浮いてくるとダメ。

あと幅が長すぎてもダメ。

膝と足首は縦一直線でつま先の向きは45°

全員に伝えましたが、今日もやり切ったな!と自分で納得出来るくらい追い込んでほしい。

自分に嘘はつかれへんよ。

しんどくなっても、しんどい道を選べる人になってほしい。

ほんの少しの積み重ねですが、こっちの道を選べる人とそうじゃない人とでは1年後、技量に大きな開きが出てきます。

 

「最後の敵はいつも自分自身」

私はこの言葉で自分を奮い立たせています。

 

 

【形】

40分弱だったでしょうか。

形の時間を取りました。

 

まずは四の形。

なぜ今更四の形を打つのか。

この形を打つにあたり何を意識するのかを、もう一度説明しました。

覚えた形を順番通り打ってるだけじゃ成長しません。

・転身する際の身体の使い方(軸の乗せ換え)

・軸で回る

 

移動足で床を蹴って回ると勢いで軸足踵が浮き、結果頭の高さが変わります。

なかなか難しい内容ですが、この技術は形では必須。

いろんな種類の形がありますが、これは共通することです。(応用出来るってこと)

なので道場指導形である四の形で、こんな難しいことを稽古しています。

ここに意識を置いて一番初めに学ぶ四の形を、これからも本気で練習してほしいと思います。

 

次は、平安二段をひと挙動ずつ、キレの上げ方を中心に磨きをかけました。

まだまだ大会でのメイン形である平安二段。

今日大会申し込み用紙をたくさんの生徒から受け取りました。

出るからには勝ちたい!

他所の道場も同じ気持ちです。

出場すると決めた以上、大会当日まで本気で稽古してほしいと思います。

順番を覚えるための練習はもうとっくに終わっています。

これから強化する部分は、動き出しの速さ(キレ)・タイミング(極め)・抑揚をつける(形の中で一番の見せ所を作る)です。

 

考えながら稽古出来る人がドンドン頭角を現すよ。

時間の都合で平安五段はこれまでの指導を基に通し稽古で打ちました。

 

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形稽古の最後に生徒に伝えたこと。

私たちが修練する空手には2つのスピードが必要です。

・上半身のスピード(形)

・下半身のスピード(組手)

 

上半身とは当然手技のスピードを指します。

超スピードで技を繰り出せるとオッ!と思わせることが出来ます。

隣で同じ形を打っていても、手技のスピードに雲泥の差があれば、それだけでアドバンテージがあります。

(もちろん正確な立ち方・技が出せる前提ね)

 

稽古の最後に、上半身のスピードを上げる方法を指導しました。

柔らかい布団の上で手技のスピードを磨いてください。

 

 

【組手】

組手の打ち込みに60分。

たっぷり時間を取りました。

組手に必要な下半身のスピード。

前に出たり、相手との間合いをパッと切るためには下半身のスピードは必須のスキル。

要するに瞬発力です。

 

この瞬発力を上げる方法も指導しました。

今日の内容は組手を始める前に、取り入れようかな。

スピードと跳躍力が無いと組手になりませんので。

 

ここでダントツの瞬発力を披露してくれたのが3年生S君。

形も組手もそこそこ出来るので楽しみな生徒のひとり。

 

 

さて本日のメニューに移ります。

3列に並んでミット打ち込み。

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・刻み突き

・中段逆突き

・刻み蹴り

 

3年生が中心となり台になりグルグルと60分ひたすら打ち込みました。

基本に忠実にフォーム固め。

・刻み突きはモーションを無くす

・逆突きでは相手の懐に潜る意識

・刻み蹴りではリズム感と防御

 

課題はたくさん残ったままですが、やらないと上手くなりません。

 

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まず自分で良いイメージを持つこと。

そのイメージに近づける意識で打ち込みを行ってほしいと思います。

競技を想定して稽古しています。

打ち込みひとつとっても、対戦相手を想定しないといけません。

間合いを計り、ドンピシャで突きが極まる距離を自分で掴むこと。

 

 

最後に刻み突きにおける残心の取り方について。

刻み突きの後、

1・スイッチしながら

2・引き手を取り(反対の手でガード)

3・バックステップ

までが『突き』であると、道場では指導しています。

この際のバックステップする方向ですが、相手の背後に回るようにね。

 

なぜ背後にまわるのか?

突きのあとの攻防が有利になるからです。

組手は相手の嫌がることをすることがセオリーです。

 

背中に回られると相手は反撃しにくく、たとえ刻み突きが極まらなくても、自分はそのあとの攻撃に即座に入ることが出来ます。

相手が嫌がる組手が出来るようこのあたりも意識していこう。

 

 

最後に上達する秘訣を記します。

道場稽古で頑張るのは当たり前です。

だって同じ時間・同じ内容を道場ではみんな頑張ってるから。

大会で入賞したければ『自宅で一人でいる時に何をしてるか』

みんながやってない時に稽古してると上達するよ。

(形 組手問わずね)