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2024-03-20 15:00:00

2024年3月19日 (火) 夜練22 @小部中学校

こんにちは!

 

2週間ぶりの夜練!

先週は卒業式シーズンだからでしょうか。

どこの学校もことごとく利用不可でした。

内容は、道場稽古の延長で平安二段の強化でした。

 

 

1・体幹

2・形

 

 

【体幹トレーニング】

稽古前、少し寒かったので4人で軽くランニングしてました。

メニューに入る前に『軸』についての説明を。

急な方向転換の中で身体の軸をブラすことなくターンしたり、激しい攻防の中でもバランスを保つには軸が強いからこそ。

そのために、毎回体幹トレーニングを続けています。

今日は動きを加えながら丹田を意識して下半身を安定させるトレーニングに入りました。

プランクの状態から左手をゆっくりと右脇に潜らせ(反対も)ます。

 

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残り2つはこれまで取り入れているやつ、片足逆突きと片足横飛び。

下半身の安定があって始めて力強い技や極めが生まれます。

ジッと耐え忍ぶ体幹トレからより実践的な動きを加えた体幹トレに移っていこうと思います。

今日で夜練組、66分経過です。

 

 

【形】

ただ形を繰り返し打つ練習方法を取りませんでした。

生徒の数も少なく時間もたっぷりとありましたので、競技力を上げることを目的に説明と部分練習中心の稽古会方式を取りました。

 

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1・身体のどの部位を有効に使えば回転スピードを加速して回れるか

2・どうすれば軸を保ちながら次の挙動に移ることが出来るか

3・移動スピードを加速させる方法

4・転身スピードの上げ方

 

大会を見据えてスピードとキレで圧倒出来るように、生徒に意識づけ。

主に第一挙動の猫足立ちと最後の四股立ちに多くの時間をかけ自主練。

 

特に難しいのが2番。

形競技では、ここを理解しておかないと拮抗した試合では、勝てないと思います。

間違った状態だと、移動足で始動しますので頭と軸足の踵が浮き平行移動出来ません。

とても難しいですが、どうなったらダメなのか(頭と踵が浮く)

では逆にどうすれば頭と踵が浮かないのか生徒とキャッチボールしながら頭で理解出来たところで、ひたすら自主練でした。

 

移動スピードは内腿の意識が大事。

普段もっとややこしい表現で指導してましたが、低学年の生徒により理解し易い言葉を使うことにしようと思います。

 

フッと脱力した状態を形の中で作ることが出来ればスピードが増します。

自分のスピードに振り回されない位の体幹力が必要です。(しっかり身体を支えられる壁を作ること)

形の競技力を上げるには、体幹による極めの向上は欠かせません。

 

平安二段一択でしたが、非常に良い練習が出来たと思います。

なにも考えずにたくさん形を打っても効果はないと思います。

たくさん頭を使って一つひとつの技を考えながら、理にかなった身体の動かし方でキレと極めを磨いてほしいと思います。

 

自分に足りないものが自覚出来たら一歩前進。

それを補う練習が次からは必要です。

足りないものを補うための練習を重ねることこそが『努力』と私は思っています。

考える力(足りないものを見つける力)をつけ、正しい努力(足りないものを補う練習)を重ねていってね。

夜練組に限らず、ゆりの生徒は必ず理解出来ると思います。

 

 

この時点で20:00を少し回ったところ。

2名の生徒はこれでお終い。

 

 

残り30分Kちゃんとマンツーマン。

鏡の前で、改めてひと挙動ずつ確認作業に入りました。

Kちゃんは2年生ながら意識高い系の生徒。

毎回課題を克服してきます。

物足りなかった基立ちの緊張感の無さも、修正してきてくれました。

 

今日伝えたこと。

厳しい言葉をかけましたが、

手を動かしているだけ、技を出しているだけ。

そう感じる瞬間があります。

 

形とは仮想の敵との攻防を表現しています。

実際に相手の攻撃を受け、反撃に移る姿が観ている人に伝わるか伝わらないかです。

敵の攻撃をイメージ出来ていないと、一つひとつの技に迫力が出てきません。(ただ受けてるだけ)

 

Kちゃんの形を観ていて、ずばりそのお話をしました。

迫力を出すために2人で行ったことは『分解』でした。

 

実際に私がほぼ本気のスピードで追い突きを放ち、Kちゃんが猫足立ちで打ち落とし。

平安二段の攻防です。

 

するとどうでしょう。

本気の突きが飛んでくると、Kちゃんも本気で体捌きし打ち落としを極めました。

突きが飛んでくる緊張感の中で出す技ですので当然迫力(スピードも)が増します。

 

これです!

形の始まりからお終いまで、この緊張感を表現出来ればグーンと競技力が高まると感じました。

四股立ちと猫足立ちの背骨のラインの魅せ方や、分解により技の迫力が増した夜練となりました。

また一段階レベルアップしたと思います。

 

 

これから増えてくる組手稽古では、試合形式により生徒の緊張感を保てますが、なかなか形稽古で指導するのは難しいと感じていましたが、突破口が見えた気がしました。

今後の収穫を得た夜練となりました。