ブログ
2024年4月2日 (火) 夜練24 @小部中学校
こんにちは!
普段と比べ賑やかな夜練。
なんと7人集まってくれました。
1・体幹
2・瞬発力
3・移動式基本
4・形
【体幹トレーニング】
ここ数か月で新たなフェーズに入った体幹トレ。
動きの中で軸を保つトレーニングを行っています。
形では軸で回ったりしますし、組手では激しい攻防の中でたとえ体勢を崩されたとしても素早く反撃出来ないといけません。
そんなこともあって競技力向上を信じて、1年以上愚直に軸を強化し続けています。
片足逆突きを左右で2分、片足飛びも1分夜練合計72分経過しました。
【瞬発力トレーニング】
体幹トレとは逆に強化してこなかった瞬発力。
学年が上がると自然と筋力がつきスピードアップされるだろうと、重要視してきませんでした。
それを今とても後悔しています。
手技の瞬発力の上げ方。
その昔、尋常じゃないスピードの平安五段の第一挙動を演武する選手を見たことがあります。
道場では、ケガさせたくなかったこともあり紹介程度で済ませ道場で稽古することはありませんでした。
組手に必須の下半身の瞬発力。
毎週の稽古で短時間でも取り入れておくべきでした。
ここ最近、組手稽古に1時間割いていて先日、遊びの一環で紹介してみました。
膝立ちからジャンプで立ち上がるだけですが、今日は立ち上がったあと更に30㎝のハードルを連続で飛び越えました。
他にも抱え込みジャンプ、カエル飛びジャンプ、アンクルジャンプで瞬発力を鍛えました。
組手が大好きな生徒も居てますし、地道に継続したいと思います。
私の車では持ち運び出来ない程大きなプライオボックス。
体育館に練習道具を保管出来るようになれば導入したいですが、それまでは代替品としてハードルで賄いたいと思います。
目指せ40㎝ジャンプ!
【移動式基本】
体育館が広いので目一杯使って移動式基本でした。
今まで指導してきた基立ちをほんの少しだけ見直しました。
ほんの少しですが見栄えが上がってきた印象を受けます。
これまで棒立ちに感じることもあった、基立ちですが "深すぎず浅すぎず" 微調整をかけました。
今日のテーマは2つありました。
ひとつは、下半身と上半身の連動を使ったパワーあふれる突き。
ペラペラな突きと腰の入った突きの違いを説明です。
私たちの学ぶ糸東流はドンっ!と床を鳴らして突くのではなく摺り足で移動し軸足を張ることで、下半身のパワーが腰に伝わります。
腰に伝わったパワーがうねりとなり、更に拳先にまで繋がっていきます。
なので手技のタイミングは「移動足」ではなく「軸足」が正解です。
これは普段の稽古から指導している内容と同じですが、改めて意識付けしました。
もうひとつ。
運足のスピードの上げ方。
形競技において重要視される要素としましては、
1・キレ(動き出しの速さ)
2・極め(立ち方と手技の同時停止)
3・パワー(技の力強さ)
4・スピード(方向転換や前後移動)
等が挙げられると思いますが、この日の目的は4番のスピード。
どう動けばスピードが上がるのか。
どれだけ自分の足に速く動けと命令したところでスピードは上がらないし、
悲しいかな気合いマンマンで動いてみても、力みが増す一方で返って動きが固くなってしまいます。
今日は膝の「抜き」と「寄せ」この2つの使い方を学びました。
前足の抜きを使うことで平行移動する推進力を生み出し、それに後ろ足の寄せでスピードを加速させます。
低学年の生徒もいることから、なるべく分かり易い言葉で入念に説明に時間をかけ、いざ実践。
するとどうでしょう。
明らかに全員のスピードが増していました。
自己満かも知れませんが、指導を忠実に守ってくれたこともありスピードが加速していました。
前膝を折った状態で固定させ、後ろ足を速く引きつけるだけの準備練習を途中で挟んだことも良かったかな。
移動基本に入る前にステップを2段階に分けました。
増したスピードに下半身からの連動で力強い突きが合わされば、形の競技力は向上するはず。
空手ってほんとに同じことを毎回毎回繰り返すばっかりですが、一つひとつの稽古を論理的に考えられるようになれば、爆発的にレベルが上がると思います。
なるべく短い説明で要点を伝え、生徒に飽きさせず聞かすこと。
また聞いたことを実践し、生徒に実感を持たせることが私の課題でもあります。
猫足立ち / 手刀受けは準備の時間を短くシャープに。
四股立ちでは極めの瞬間に両内腿を手で叩き、『張り』の意識付けを行いました。
中身の濃い稽古が出来たが、この日の学びを自分のものに出来るか否かはあなた達の意識ひとつ。
【形】
残り1時間を使い、大会で打つ形・審査で打つ形をひとりずつ練習しました。
技の強さ、振り向きのスピード、立ち方と弱点は生徒によってさまざまです。
良く出来た時は思いっきり褒めつつ今日は弱点に着眼しました。
これも結局のところ、本人の意識ひとつ。
同じ注意を繰り返し受けているうちは、なかなか次のフェーズに移れない。
どんなに一流選手でも、勝てなくなったりスランプに陥った時、基本に立ち返るとよく耳にします。
特に形なんて基本がなってないと、勝てるはずがありません。
形は基本の組み合わせなので、基本に忠実に磨いて磨いて磨き上げないといけないと思っています。
それくらい基本は大事だと思って毎週取り組んでいます。
速く動いたり回ったりとテクニック面も織り交ぜますが、なによりも正しい重心の位置であったり、正しい突きの位置、正しい受け方を自分のものにしよう。
60分ありながらも、途中一名だけタイムアップでした。(ゴメンなさい)
この続きは6日の早練で!