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2024-06-16 20:09:00

2024年6月15日 (土)道場稽古106

こんにちは!

 

北区大会前の最後の練習。

組手はケガしないよう、単発技のフォームの確認に終始しました。

良いイメージで試合に入れるように、またポイントに繋がらない技を出していては体力を消耗するだけ。

4年生にもなると頭を使った組手が必要なケースも見受けられます。

相手を動かせられるような組手をイメージしています。

良い技にはオーバーなくらいに褒めてテンション高めて大暴れしてほしいものです。

 

 

-バンビクラス-

0・早練

1・ウォーミングアップ

2・体幹

3・固定式基本

4・形

 

 

-モンキークラス-

5・体幹

6・ルーティーントレ

7・固定式基本

8・形

9・組手

 

 

 

バンビクラス

【早練】

K君とMちゃんが早めに入室してたので、四の形を練習する絶好のチャンス!

この形をまず覚えることが重要ですので、早めに来ていっぱい練習してほしいと思います。

私も30分前には来てますので、一緒に練習しよう!

Mちゃん、前回より打てるようになってる。

続いてK君と四の形打ってみると打てるようになってる!

 

これは家練してきたな!

嬉しいですね!

何回も何回も打ち込んで、寝てても打てるようになるまで打ち込んで!

結構長い間この形(と次の形)で身体の動かし方を学びますので。

家練やってきてくれるの、すごく嬉しい!

 

 

【ウォーミングアップ】

 

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幼児たちは元気よく身体を動かすことが大好き。

自然と笑顔いっぱいになります。

単純であればあるほど元気出してくれるので稽古に入る前のアップは重要ですね。

楽しむことは超重要です。

理屈ばかりを詰め込みすぎると、死んだ目をする生徒も出てくるのでバンビは身体を動かすことの楽しさを一番に知ってもらいたいかな。

シンプルに空手を楽しむクラスで良いと思っています。

ダッシュ・サイドステップ・バックラン・グーパー・2イン2アウト・仰向けダッシュ・うつ伏せダッシュ

リズム系の動きも加えましたが、それっぽく足を動かしてればオッケーである。

 

 

【体幹トレーニング】

 

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プランク・バックプランク・V字プランクでした。

カメラを向けるとにっこり笑顔のK君。

つい写真撮ってしまいます。

新入会のR君も良い顔で耐えてますね!

これで132分経過しました。

 

 

【固定式基本】

新入会のR君、前回学んだ中段横受け。

家練積んできたようですね。

みんなと一緒についてくるではありませんか!

この日はさらに上段揚げ受けと下段払いも。

受け技の練習では必ず出てくるし、これから先学んでいく形でもしょっちゅう出てきます。

基本技を正しく学んで、形がうまく打てるようになろう。

基本に忠実にね。

 

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突き・引き手・中段横受け・上段揚げ受け・下段払い・左右正面蹴り

でした。

 

 

【形】

R君は見取り稽古。

四の形を合わせました。

一人でなら打てるのですが、ほかの生徒となるとペースが狂ってしまうのかな?

回り方が反対だったりです。

それでも大前進。

 

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みんなと打てるようになったんだから。

途中から一人ずつみんなの前で披露することに。

この方法だと一人ずつアドバイス送れますので良いですね。

 

幼児でも理解しやすいような言葉を選びながら、ちょっとずつ成長を促していこうと思います。

 

 

(つづく)

 

 

モンキークラス

【体幹トレーニング】

プランク・バックプランク・Ⅴ字プランクで272分経過しました。

 

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素晴らしい角度のⅤ字プランク。

Sちゃん、1分間これをキープします。

上体の倒し具合が絶妙なのでしょうか。

バランスが良いですね。

良いところを見つけて褒めて、みんなを煽るともっと頑張りだします。

おもろい。

 

 

【ルーティーントレーニング】

拳立て10秒間、手技の瞬発力を3回、下半身の瞬発力も3回、お尻歩きも少々。

これも継続しています。

稽古の中で拳の握りを指摘されることが劇的に減りました。

まともに拳が握れずに帯の色が濃くなっていくと自分が恥ずかしい思いをするんでね。

拳立てしんどいと思うけど、矯正していこう。

どうしても自分の身体を支えきれない人は膝をついてもオッケー。

 

瞬発力.jpeg

 

手技の方は、技の入りにキレが出てきた生徒もいてます。

流派の特徴を捉えた直線的なシャープな形を打てるように取り入れています。

下半身のスピードは組手競技に必須。

形も組手も両方やって空手道と言えますので、組手に活きるトレーニングも欠かせません。

骨盤操作だってそう。

 

お尻歩き.jpeg

 

これを自在に操れるようになると形の競技力が高まります。

大会や道場以外の練習会で上位の選手の動きをよく観てほしいと思います。

目指すところはアレです。

 

 

【固定式基本】

この半年近く。

いやそれ以上かな、基本稽古の中でひたすら下半身を鍛えてきました。

一朝一夕に上手くなりません。

しかも週に一度のゆり空手。

中長期的に計画を立てて、生徒の競技力向上に繋げないと2回、3回と稽古してる他の道場に勝てません。

入賞したい!

そんな生徒の想いを知ってしまうと、私も何としても入賞させてあげたい!

もっともっと空手に夢中になってほしい。

稽古の回数は2回と増えましたが、安定した土台が作らないと形では勝てないと思います。

上体で技を出すんじゃなくて、下半身から強い技をださなくてはいけません。

それもあって下半身強化の基本を続けてきました。

 

大会前日のこの日の基本稽古は、突き・中段横受け・上段揚げ受け・下段払いに特化しました。

改めて注意点を伝えました。

試合前の基本はめっちゃ大事にしてほしい。

基本的な技が忠実に出来ないと勝てないから、前日の基本はそこに拘りました。

 

ロボットみたいな突き。

こんな突きしていたら「あーー」だし、

引き手が甘いと技が全く極まらない。

 

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最後は正面蹴り。

これもどんどんスピードを上げていき、途中ついてこれない生徒も出てきました。

①膝頭を高く抱え込み、

②スナップが効いた蹴りを出し、

③素早く引き足を取り、

④基立ちに戻すところまでが正面蹴りね。

 

 

【形】

良い緊張感、集中力で稽古していました。

今まで当たり前のことが当たり前に出来なくて、私に怒られていましたがこの日は素晴らしかった。

 

形 (3).jpeg

 

最近の夜練常連組がこの集中力で頑張っています。

今日も引っ張っていってくれてた。

 

さっきも触れましたが、入賞したい!

もっと上達したい!

空手が楽しい!

こんな風に想ってくれてる生徒が道場に良い緊張感を生み出してくれています。

 

一人黙々と打ち込む姿、課題を克服しようとする姿勢、ひたすら部分練習を繰り返し精度を高めたりといった具合です。

 

全体を通じて言えること。

『形は下半身で打つ』

最近の形練で私はミットを使っています。

負荷がかかっても潰れない強い技と安定した立ち方。

受け技がペラペラだと迫力もないし、観ている人を魅了出来ません。

ミットで強い受け技を繰り出す練習をいくつか重ねた後、実際に技を出してみると遥かにパワーアップしていることに気づきます。

良い感触を芽生えさせ、形練に移ると雰囲気が出てきます。

何よりも大事なのは下半身主導ってことね。

 

ぐるぐる回りながら、ファミリー形に挑戦するH家に合流。

 

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随分仕上がってきた印象です。

タイミングが揃いだしてきてる。

夜練も3人で熱心に頑張ってるし応援してます!

最後の最後は恒例の全員で形!

稽古は本番のように!

本番は稽古のように!

 

形.jpeg

 

とても意識の高い形練となりました。

これやで。

 

 

【組手】

大会前日ですし完全なる調整でした。

キレイな技を心掛けるように。

脇が開いてたり、

残心なかったり、

コントロール出来てなかったり、

こんなのはポイント取れないだけでなくムダに体力消耗するだけで自ら敗北に向かうようなもの。

 

姿勢の良さとタイミング。

それに長い線を後方の審判に見せること。

ほんで軸足にタメを残すこともね。

そうしないと差し合いで互いにポイント取れなかった場合、即座に次の攻撃に移れないからそう指導しています。

 

フリーで動きながらブザーに合わせて技を出す練習でした。

ここで思考する癖を生徒にはつけてもらいたいところ。

翌日の試合をイメージしながら、距離とタイミングを計ります。

 

ただ技を出すだけでなく、相手のタイミングを狂わす動きがイメージ出来ているか。

一定のリズムで技を出すだけじゃ、相手のスピード勝れば打ち合いには勝てません。

リズム崩して自分のタイミングで極める工夫が必要になってきます。

やはりここでも空手脳が必要になってきます。

 

よりイメージしやすいように2列向かい合って刻み突きと逆突きを出す練習でした。

 

20分近く突きの練習をしたあとケーススタディ。

残り時間が短い時間帯で1-2で負けている場合どんな攻めをしないといけないか、生徒自らに思考させ練習することに。

やっぱり空手脳は必要です。

(正解の生徒もいれば不正解の生徒もいてました)

勝ってるとき、

負けてるとき、

相手がカウンター狙いの時、

前で勝負する相手、

自分の間合いをキープする相手、

蹴りでポイントを狙いにくる相手、

 

前に前にと攻めの組手をするのは決して嫌いではありませんが、クレバーな戦い方も必要です。

猪突猛進の組手では、いとも簡単に攻略されてしまうと思います。

「熱いハートと冷静な頭」

何事もそうだと思います。

 

相手がどんなタイプか想定練習を積んで、試合運びを有利に進めたいところです。

お題を出しこんな時、自分ならどうするか生徒に投げかけながらの練習が必要になってくることでしょう。

 

試合の中で相手の特徴を察知する分析と、それに合わせて試合を組立てられる器用さ。

例えば刻み突きに入るそぶりを見せて、相手がどう反応するか。

中段カウンター狙いなのかバックステップで間合いをキープしてくるのか。

試合の序盤に間合いに深く入りすぎず相手の反応を伺うことで傾向が読めてくるはず。

カウンター狙いなら入り方に変化を加えたり、下がる相手には2連打、3連打が有効でしょう。

 

そのためにはケーススタディは絶対に必要だと思うし、何より生徒自身が大会や練習会でいろんな選手との組手を通じて身体で知ってほしいと思っています。

決して単調にならず勝っても負けても、収穫を得られるようにしたいですね。

自分の引き出しを試合を通じて増やしてほしいな。

 

 

理屈をいっぱい述べてますが、でもでも一番大事なのはハートの部分です。

気持ちで負けたらダメ。

怖いかもだけど、ここで勇気を振り絞り昨日の自分より成長していこう!

最後の敵はいつも自分自身ね。

 

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組手でメンタルも鍛えるぞ!