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2024-06-20 10:53:00

2024年6月18日 (火) 夜練34 @大原中学校

こんにちは!

 

大会明け一発目の夜練。

ここしばらく形練に多くの時間を費やしてきましたので形はもうお腹一杯。

久々登場の移動基本がメイン。

基本に立ち返りました。

 

 

1・体幹

2・移動式基本

3・組手

 

 

【体幹トレーニング】

 

体幹.jpeg

 

V字プランク・バックプランク・プランクで102分経過。

サクッと済ませてしまいます。

それにしても3分間良く出来るわ。

1分で腹筋にくる。

 

 

【移動式基本】

縦にも横にも超絶に広い大原中学校の体育館。

途中ダラけてしまっては効果がありませんので、横向きの短い距離にしておきました。

説明に割く時間を極力短めに。

いざ稽古開始です。

 

下半身のパワーを拳先に伝える意味が理解出来れば、チカラ強さが増してきますね。

これかっ!って感覚が掴めたら良し。

腰に手を置き基立ちで締めの練習からスタートし後に追い突きも。

腰を切る練習をお尻歩きで続けていますが、ここが披露するポイントです。

小さく早く腰を切りつつも上半身は振り回さない。

途中片膝をつき長さの確認。

50メートルは超えてたかな。

同じ要領で前屈立ち / 逆突き

簡単に見えて以外と難しい前屈立ち。

基立ちをベースにして正しい前屈を取ってほしいが、なかなかそうはいきません。

頑張るイコール縦に長く、、

これになってる生徒もいる。

ポイントは「深く」ね。

 

次は猫足立ち手刀受け

 

猫足立ち.jpeg

 

小手受けになってる生徒もいました。

手首はしっかりと立ててね。

猫足立ちでは前に踏み出す際、前足の出し方に少々コツがありますが、往復した後に説明しました。

最初に伝えていないといけませんでしたが、すっかり忘れてました。

 

後方から観てましたが、背筋の緊張感に欠けるかな。

360度観られている意識を持っておこう。

・軸を乗せる場所

・猫足立ちの長さ

・鼠蹊部の抜き

・踵のライン

・入り方

・下半身と上半身の向き

安定感を保つのは、とても難しい立ち方だと言えます。

 

トータルで1時間近くやったこの日の移動基本。

まだまだ続きます。

次は四股立ち。

 

四股立ち横.jpeg

 

これも自分の四股立ちの長さがあります。

確認の仕方を改めて説明し稽古に入ります。

・最短距離

・抜きと寄せ

・湾曲した身体のライン

・鼠蹊部、膝、足首のロック

・肩甲骨の使い方

・上下動しない

・身体で回らない

 

四股立ちでもこれだけのことを意識しています。

無意識で何となく覚えてしまうのが一番やっかい。

移動する度に声かけしながらの稽古でした。

キレイで安定した立ち方で、そこからスピードを求め出しました。

スピードの上げ方はまだ夜練組にしか試していませんが、使いこなしてほしいところです。

スピード感に欠けるセイエンチンでは、退屈な形になってしまいますので。

この先、スーパーリンペイなんかを打つようになった時、もっさりした四股立ちしか出来なかったらちょっと残念ですので、スピードと極めの強さを意識して自分のものにして欲しいです。

 

最後は後屈立ちを含めたいろんな立ち方をミックスした移動基本でした。

前屈立ち / 下段払い

猫足立ち / 手刀受け

四股立ち / 下段払い

後屈立ち / 下段払い

 

正しい後屈立ちの作り方や自分で確認する方法を説明しています。

平安五段の最後の見せ所で、つま先の向きや角度、立ち方のラインが間違ってたら、極まるもんも極まりません。

ちょっと長めに時間をかけて説明しました。

 

前屈立ち.jpeg 猫足立斜め.jpeg 四股立ち.jpeg 後屈立ち.jpeg

 

 

【組手】

ちょっとだけこの日のメニューは難しかったと思います。

相手に反応の仕方によって自分の出したい技を選択することがテーマでした。

そろそろ小難しい内容に入りつつあります。

大会明け割りと集まってくれた夜練。

ホントはもっと少ないと思ってたので、少人数向けのメニューでした。

数が増えると全体を観ないといけませんので進みがゆっくりになりがち。

その点、夜練は少ないので新しいこと始めるにはもってこい。

 

この日、伝えたかったのはプレスをかけた時の相手の反応を観察することです。

前で攻撃しかけたい気持ちをぐっと我慢して、間合いを詰めます。

・前拳て相手の拳先を探ったり

・奥拳で肩を動かしてみたり

・前拳・前足で間合いに侵入したり

リズムを変えながら探りを入れ相手がどう動くか良く観察。

中段カウンター狙いのタイプか、無理に打ちあわずバックステップして自分の攻撃出来るチャンスを伺うタイプかを分析です。

これまでは前で勝負する組手でした。

やはり引き出しがこれだけだと、スピードと反射神経の優れた相手からポイントを奪うのは至難の業です。

パターンにハマればこれだけで勝てるかもですが、北区大会では数試合裏目に出ていました。

旗が相手選手に上がっていた

 

 組手.jpeg 組手2.jpeg

 

この日のテーマはバックステップする相手に対する攻め方でした。

始める前に意図を十分に説明してペア練に入りましたので、上手く試すことが出来ていました。

学年的に戦略的思考を持つのはまだ早いのかも、、なんて思ったりもしましたが、いざやってみると出来るではありませんか!

プレスの中からエサを撒き、思惑通り相手を動かし狙った技を極める練習に終始しました。

 

前に反応してくる相手にはこれまで通り差し合いで、打ち勝つしかありません。

スピードが必須になりますので、そこはチューブを使って特訓を考えています。

 

前でも下がっても、臨機応変に対応できるスキルを身に着ける第一歩目でした。

 

私が思った以上の動きを見せてくれた夜練組。

観てるこっちがテンションあがっちゃいました。

 

ひとつでもふたつでも引き出しを増やして、相手が嫌がるイヤらしい組手を目指したいですね!