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2024-07-10 23:29:00

2024年7月9日 (火) 夜練37 @小部中学校

こんにちは!

 

7月の夜練は1回毎にテーマを変えて取り組んでいます。

先週は組手ざんまい編で今週は、糸東流 第一指定形編!と銘打ち行うことに。

 

同じことを繰り返すだけだと、どうしてもマンネリに陥りがちですし飽きさせない工夫、生徒が食いつくような何か刺激が必要です。

夜練は任意ですし、もっと空手したいっ!って生徒が集まりますので新しいこと始めたりするのはこの場が持ってこいな感じでもあります。

だんだんカタチになってきたら土曜稽古に横展開、夜練組が土曜稽古を引っ張ってくれたらと考えています。

 

2時間あるし、2ついけるやろと思ってましたが、新しい立ち方や技、さらには分解まで踏み込みましたので後半駆け足になってしまいました。

私の指導の仕方では2時間フルに使って1つに絞らなアカンと分かりました。

 

 

特に分解。

ここを全空連第一指定形DVDに沿って指導しました。

コレなにしてんねやろ?

そんな疑問がこれから学ぶ形で、どんどん出てくることと思います。

分解が分かれば形の表現も変わってきますので、まずしっかり私が理解し生徒に指導することが大切だと感じています。

分解の理解が無いまま演武しても、理に反した挙動になりがちです。

 

例えばセイエンチン。

那覇手の形は接近戦を想定していますので、相手に掴まれた時の外し技が後半多数出てきます。

後方に下がりながら肘繰り受けして引き外したり、後方から組みつかれた時の攻防にも理解が足りないと立ち方と技のタイミングがズレがちになってしまいます。

でも分解を知る事でどのようにして動かないといけないかが分かりますので、手と足がバラバラに動くことはあり得ません。

技の一致性がマズいと形の資格を持つ審判目線ではきっと減点対象となることでしょう。

そんな意味でも分解の理解度は形の技量を上げるとともに必須項目と考えています。

 

今日の稽古は表向き、初めての形を楽しく学ぶ!ですが、今日の裏メニューは「分解を知る」でした。

意味が分かれば形がもっと好きになること間違いなし!

 

 

1・体幹

2・形(バッサイ大)

3・形(セイエンチン)

 

 

【体幹トレーニング】

プランク・バックプランク・サイドプランクで111分経過しました。

塵も積もれば」なんとかってやつですね。

夜練もこの夏のうちに2時間超えですね。

 

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形の上手い人に軸が整っていない人はいてません。

猫背にならず、反り腰にもならず、無意味な力みのない、自然で美しい立ち方を目指していこう。

 

大会や特練・審査会等で、上手い子の立ち方を観察する習慣をつけて自分で情報収集する意識を持ってほしい。

週に一度の小さな世界で満足することなく、自ら勉強する姿勢・感度を高めてほしいと思っています。

良いお手本はそこら中にあるよ。

 

この意味が分かれば、おしゃべりなんかも減ってくるやろな。

いつも言ってる意識の差ってここに気づくかで変わるよ。

早く気づいたもん勝ち。

 

 

【形 バッサイ大】

 

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数人まったくの初めて組が居てました。

約50分の予定でスタート。

いっぱい時間ありますし、覚えやすいように細かく区切っては繰り返し、また始めからスタートし少しずつ繋げていきました。

おそらくこれが今の生徒にとって覚えやすい入り方だと思っています。

 

細かく何度も反復してゴールを目指す覚え方。

このブログでは内容は割愛しますが途中、意味不明な挙動は分解で説明を挟みました。

 

・この伸ばした腕は突き?それとも払い?

・流し受けってなに?

・掛け手ってどうすんの?

・気合いの前に右足上げてんのは何してんの?

・なに?内受けって

・蹴ったあと、腕を曲げ伸ばししてるけど?

・拳槌打ちのあと、寄り足するのはなんで?

・諸手突きってどこ突いてるの?

 

まず挙動を確実に覚え、次に分解の意味を学びそこから数を打ち込む段階に移ります。

そこから先は大会に向けて、

・細かい引き手の出し入れの仕方

・高速で回転する方法

・軸を崩さず蹴りを放つ方法

・振り捨ての時軸を乗せる方法

 

このような細かい身体の使い方を勉強していきます。

 

 

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スピードが持ち味の生徒にとってこれから先、とても大事な形になっていきます。

手先の滑らかな動かし方、緩急強弱のつけ方、転身のスピード感を雑にしてはいけない大事な形です。

 

個人的な見解ですが、首里手の形はシャープに前後左右切り返しが出来る女子選手に向いていると感じます。

得手不得手ありますので、各人の体格や強みにマッチした形を選択していきたいと思います。

 

 

【形 セイエンチン】

19:30ピッタリに終了したバッサイ大までは完璧に予定通り。

セイエンチンが後半駆け足になってしまいました。

最初の臍下丹田に力を込める方法(身体の締め)や呼吸法で随分と時間を費やしました。

重厚感ある那覇手の形は、呼吸法と三戦立ちを分からないと話になりません。

これから先、セーパイやスーパーリンペイといった形を学ぶ前に知っておいてほしいことでした。

 

これも内容の方は割愛しますが、これ何って挙動を中心に皆で理解を深める時間を多く取りました。

左右対をなす挙動が多いと言える形ですので、割りと覚えやすかったのではないでしょうか。

 

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重厚感ある形ですが、形競技では一瞬のスピード感が無いと非常に退屈な形になってしまいます。

まだみんな気づいていないと思いますが、道場稽古での移動基本では既にここに取り組んでいます。

前に出るスピード、間髪入れずに後方に四股立ち移動するアレね。

 

この形はドッシリとした強い下半身。

極めの強さを持った選手向けと言えるでしょう。

 

最初から最後まで同じスピードで打ってしまうと、見どころも何も無く極めて退屈な形になってしまうので注意が必要です。

 

 

指定形は唯一無二。

決して崩すこと無く教範のとおりに正確に覚えていこう。

 

競技空手において中学生以降、1回戦は第一指定形、2回戦は第二指定形と決まっています。

そこから先、自由形を打ちたければ少なくとも2勝しないと自由形を披露する場はありません。

その意味でも、これから先の空手道人生でずっとずっと付き合っていく、とても大切な形です。

 

(おっと!小学生の間は基本形で勝ち進まなければ指定形は打てないよ!)

 

 

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今日は誕生日でしたー