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2024年7月27日 (土)道場稽古112
こんにちは!
形も組手もまんべんなく稽古するつもりでメニューを組み当日を迎えますが、どうしても形の時間が長くなってしまいます。
今日も80分超えていたかと。
そんなこともあり稽古時間を10分延長させてもらいました。
-バンビクラス-
0・早練
1・ウォーミングアップ
2・体幹トレ
3・固定式基本
4・形
-モンキークラス-
5・ルーティーントレ
6・体幹トレ
7・形
8・組手
バンビクラス
【早練】
入会したての最年少S君と。
道場の出入り。
立ち留まって立礼です。
入室して体温測定し出欠簿に体温の記入をお願いします。
早速、正座の仕方から覚えていきます。
途中、跪座の姿勢を取り親指を重ねます。
背筋をピンと立て拳2つ分広げ正座します。
数回順番を繰り返し今度は座礼に移りました。
手を置く順番や両手のカタチ、目付にもこれから拘っていきます。
立ち上がる順番、立礼の角度と目付もこれから学んでいきます。
礼の仕方から次は拳の握り方。
超かんたんな1,2の3で握る方法です。
突きは人差し指と中指の2本の拳頭で突き拳面を揃えます。
このあとは、引き手の取り方でした。
これからの早練では、引き手に加え突きと受け(中段横受け・上段揚げ受け・下段払い)が中心となります。
技を覚えたら、一番初めに覚える四の形まで進めていきたいと思います。
12:30には入室していますので良かったら是非お越しください。
【ウォーミングアップ】
お休み多めでしたが新入会のS君、稽古前に自己紹介でした。
大きな声でしっかり挨拶してくれました!
他の道場生に混じって稽古前走り回ったり、すぐ溶け込んでました。
ジョグからダッシュ、サイドステップ、仰向け(うつ伏せ)ダッシュから組手の基礎固め、フットワークでした。
【体幹トレーニング】
バンビクラスも150分経過です。
2時間30分も積み重ねて来ました。
1年続けているバンビ生たち、今ではピシっと止まれるまでになってる。
毎週同じことやってると幼児でもしっかりチカラがついています。
あとはこの止まる感覚を形に繋げていきたいところです。
今日は、V字プランク・バックフルアップ・プランクの3つを頑張りました。
【固定式基本】
いつもと同じこと。
立ち方からスタートでした。
1・閉足立ち
2・結び立ち
3・平行立ち
4・八字立ち
5・ナイハンチ
6・四股立ち
この順に足のカタチを変えていきます。
基本稽古は平行立ちを取り引き手や突き、受けを行います。
今日行った受け技は中段横受け・上段揚げ受け・下段払いの3つでした。
最近の基本稽古では、扇風機とクーラーの風が当たる場所に移動して行いますので大分楽ですね。
【形】
9月の大会組や審査組も居てますので、四の形を中心に一部、十二の形、平安二段でした。
前回に引き続き、数回で全員で合わせた後個別指導でした。
中段受けに入る前に、胸の前でバッテン作ると引き手のパワーを使うことが出来て技の極めが生まれます。
ただ、バッテンの手。
手前側と奥側、これを説明するのが難しくて。
左手で横受けする時は、バッテン作る左手は身体の遠い方で。
右手で横受けする時は、バッテン作る右手は身体の遠い方となります。
しっかり練習を繰り返し、考えなくても勝手に身体が反応出来るようにね。
もうひとつ大事なのが歩幅です。
基立ちは常に肩幅に足を広げます。
また軸足の踵が浮いていてはダメ。
バンビは慌てず急ぎ過ぎずで進めていきます。
四の形が寝てても正しく打てるくらいになった段階で次の十二の形に移ります。
そうじゃないと、せっかく積み重ねた四の形まで崩れていきそうなので。
しっかり確実に一つずつ!
モンキークラス
【ルーティーントレ】
拳立ての効果でしょうか拳の握りが整ってきたように感じます。
そろそろ素手でミット打ち込んでも良い時期かも知れませんね。
今日のお尻歩きで抜群の美しさを見せてくれたR君。
この時の滑らかな腰の動きそのままで形が打てたらレベルがあがるんだけどな。
どうしても余計な力感が抜けない所が見受けられます。
今日の形練でも具体的に指摘しましたが、コマの軸になったつもりでね。
下半身の瞬発力では、組手に必要なバネになります。
どれも短い時間ですが "継続は力なり" でやってます。
始めたばかりの頃の動画と見比べてみれば成長が感じられるのではないでしょうか。
【体幹トレーニング】
V字プランク・バックプランク・プランクで290分経過しました。
最近始めたばかりのルーティーントレと合わせて、運動出来る身体の土台作りを行っています。
空手教室ですが空手だけやってれば良いわけではありません。
・自ら思考する習慣
・脳からの指令を素早く筋肉に落とし込む能力
・瞬時に状況判断する空手脳
・軸作り
これらの取り組みは、他のスポーツでもきっと役に立つ事ばかりです。
空手を卒業しても、別の習い事でも、学校の体育の授業でも、これからの人生でムダにならないはずです。
【形】
思い切って今日は基本の時間を削り形に充てました。
9月は大会と審査が2つ入っています。
審査組は次の級に必要な形を中心に自主練。
大会組は一人ひとりにヒアリングした後、形を決めました。
形の時間は集中力が大事です。
頭のてっぺんから爪先まで全神経を集中させておきます。
まだここが理解出来ていない(または持続出来ない)生徒が居る。
立礼の角度や目付の位置。
ここも拘ってほしいところ。
これだけではなく、礼を終え顔を上げた時の眼力と発声もね。
さあ形練、まずは道場生全体で四の形。
腰が流れず締める感覚をこの形で掴んでほしいところ。
特に白帯生は審査で出てきますので、より美しい形を追求していこう。
同様に十二の形もでした。
全体形練、3つ目は平安二段です。
特に第一挙動と最後に四股立ち、ここは印象に強く残るとても大事な挙動です。
キレのある動き、力強さを表現しないといけません。
パチッとタイミングを合わせるとともに、四股立ちをよりスピーディに移動する方法を伝えました。
コツは上半身のある部分だけを使って回ること。
この手法に運足を合わせると大振りにならず素早く回ることが出来ます。
全体的に見て感じたことは重心が高い。
前屈立ちと基立ちの違いをしっかりつけること、四股立ちも同様です。
これは実際に自分の形の様子を動画撮影するか鏡の前で確認することで気づきが得られます。
きっと自分では落としているつもりなのでしょうね。
それとタイミング。
これもいつも言ってることですが軸足と同時ね。
移動足で合わすとドンと大きな音がなる。
それは間違いです。
大会、審査向けですのでしっかり時間をかけました。
次、平安五段。
これも大会と審査で打つ形ですので同様に十分な時間を費やしました。
青帯生にとっては平安二段同様に打ち込んできた形ですが、入会1年弱の生徒に届くよう細かく指導しなおしています。
これも第一挙動のスピード感が大事です。
でもスピードに捉われ受けが小さくなってしまっては本末転倒。
この挙動は私にとって、大きく受けて強く速い突を理想としています。
そのための手段が3つありそこを中心に指導しました。
中盤に出てくる基立ち / 肘当て → 交差立ち / 中段横受け にも見せ場がありこれまで2種類指導していますが、みんな同じ。
良いんですが個性に欠けるかな。
正確に一つひとつの技を見せる今の打ち方と、スピードに乗りシャープに極める方法とがあります。
ただどちらにも共通することですが、交差立ちは鼠径部を抜き深く落としてほしいです。
余計な力みから重心が高くなりがちです。
後半に見せ所は、交差立ち / 中段交差受け からの肘支え受け → 下段払い
お尻歩きの成果を発揮する場面と言えます。
1・支え受けで「右腰を締め」
2・払い受けの準備動作で「左腰を抜き」
3・下段払いで「右腰を締めなおす」
これは下半身のパワーを腰に伝達させ最後、手に伝わります。(うねりを使う)
ここをどれだけ小さく速く切り替えせるかが問われます。
とても難しい説明でしか例えられませんが、身体の外側を動かすのではなく内面を動かしています。
始めは身体の外側を動かす意識でも良いかも知れません。
腰の切り替えしを使う目的としては。
でもこの段階で満足していては、上半身がでんでん太鼓のように大きくブレてしまうので見栄えとしてはあまり良くありません。
如何にして小さく速く腰だけを切れるかに拘り続けよう。
最後の最後、基立ちから後屈立ちに入る角度にも注意が必要です。
自分の基立ちを理解していないと演武線が違ってしまいます。
踵を床に食い込ますイメージで入り、しっかり下半身を極めること。
最後は恒例の今までに習った形を順番に打っていきます。
道場指導形から始まり基本形、第一指定形でした。
まだ教えていませんが第二指定形もここに加わってくるよ。
打てる形をひとつでもふたつでも増やし、形練の時間を充実させていこう!
【組手】
構え方と膝の溜めを意識しフットワークを。
動きが軽くないと組手にならないので、フットワークは軽快にね。
足の裏全部くっつけてるとダメ。
お尻も振っちゃダメ。
大きく構えて、十分に膝の溜めを加えて、踵を浮かせ足首だけで進行させ、軸を崩さず軽快に。
更には突きも加えてスピードに乗って。
前拳と前足のタイミング、リズム感が重要です。
アップがてらフットワークを済ませ、先週出来なかった練習です。
反射神経が無いと出来ないですが、やってみないと出来ることも出来ませんので取り入れました。
道場のモットーは、トライアンドエラーです。
組手の間合いを保ち、相手の技に軸を下げ引き込み奥拳でブロックします。
そこから前拳(刻み突き)を合わす練習でした。
自ら仕掛けるロングの刻み突きとは異なり、今度のは相手が詰めてきますので当然距離が近くなります。
近間で前に踏み込んでいては突きが相手に直撃してしまうので、前足はその場で踏み込み引き手を大きく取り技をアピールしないといけません。
ショートの刻み突きは初めての技なので挙動を大きく3つに分けて繰り返し練習でした。
慣れないことから意図が正しく理解出来ず、ただの刻み突きを放つ生徒も居てましたが、あくまでも引き込んでの技です。
フットワークで指導した残心の取り方の使いどころ。
相手との距離が近いとスイッチした足が前に出ていてはいけません。
それぞれの練習には繋がりがあることが理解出来ていたかな。
暑い中かなりの本数をやりました。
100本は突いたでしょうか。
最後はミットを持ち一人数本ですが打ってみることに。
しんどい時こそ大きな声出して乗り越えてほしいかな。
やり切った練習は、昨日までの自分を上回れるから。
次週からペア練に入り、実際に技を確かめていきます。
より距離感が理解出来ると思います。
手と眼のコーディネーション力が問われます。
自分のイメージと実際の距離感が合ってなければ、技が相手に入ってしまいます。
随分と技術的な要素が高まってきた組手練ですので、これからは安全面の配慮を怠らず性別・学年別に分けていかないといけません。
午後からは強い日差しが差し込むので、体育館はサウナ状態ですがメンホーつけてやった方が良いかも知れませんね。
形も組手も両方こなして空手です。
2部で稽古する以上、防具は必要となりますので準備をお願いします。