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2024年8月6日 (水) 夜練40 @鵯台中学校
こんにちは!
7月から始めたテーマ別の夜練。
本日の稽古で全て消化しました。
生徒には少しでも上達してほしいのですが、週1回じゃどうしても稽古量が足りません。
生徒(ご家庭)のニーズを掴み、希望に沿うカタチで夜練を開催すれば足を運んでくれるのかな?
そんな理由で5回分、どんなことをするのか詳細も事前に開示しました。
7月2日 10名:チューブでスピードアップ‼ 組手ざんまい編!
7月9日 10名:初登場‼ 糸東流 第一指定形編!
7月16日 9名:やっぱり基本形も大事だよね編!
7月31日 7名:みんなでアーナン編!
8月6日 11名:忍耐力あるのみ‼ ひたすら基本オンリー編!
結果はこうなりました。
本日の基本編11名が参加でしたが止むを得ず2名欠席でした。
基本編は実質13名と言えます。
11名参加は、夜練史上最多の人数です。
これから必要となる指定形に生徒が集まることは予想出来ました。
普段から組手の時間が極端に少ないことから組手編に集中するかなとも予測出来ました。
大きく予想が外れたのは自由形編でした。
大会にも審査にも必要の無い形を「今」覚える必要はないという判断でしょう。
そして今日、基本オンリー編が一番ニーズがあった。(ちょっと意外)
データ取りはこれにて終了。
今後は基本と組手を中心とした夜練にシフトしていきます。
いろんなメニューいっぱい用意して、楽しく上達していけたらと思います。
個人的には息抜がてら自由形でもやろかと思ってましたが控えます。
都度、希望者を募って居残り稽古の時間に引っ越しします。
今閃きましたが、毎月何かひとつに絞って自由参加でやろうかな。
夜練で基本を強化し、居残りの時間で気分転換に新しい形。
この進め方がベストかな。
1・体幹トレ
2・固定式基本
3・平安五段部分練習
4・移動式基本
【体幹トレーニング】
プランクと2ポイントプランクでとうとう120分経過です。夜練も2時間の大台に乗りました。
先日の特練でストレッチの時間中、最後に2ポイントプランクを僅か30秒弱行いましたが、道場版とどこか違います。
ノーマルプランクの姿勢から、片手・片足を伸ばすので難易度が格段に上がりました。
私も特練で生徒とやりましたが、かなり難しかった。
今日の2ポイントプランクは特練バージョンでした。
【固定式基本】
特練直後でタイミングが合いました。
おさらいがてら何を教わったのか質問ぶつけて見たところ、まぁまぁ理解していました。
・腰の切り返し
・突き
・2連突き
・基立ち斜角突き
・前屈立ち(四股立ち)3方突き
・中段横受け
・上段揚げ受け
・下段払い
腰の切り返しはウォーミングアップ。
これが出来ないと良い形は打てませんので15秒2セットをフルスピードで。
ただちょっと時間が長かったかな。
ぎこちない動きなら、まだ自分の身体を操作しきれていません。
小さく速く、腰だけを動かせるように家でやっておいてください。
この動きはキレの源。
絶対に形に活きるので。
連突きはどうしても突き急ぐ生徒が。
2本とも極めないと。
速く突く方法を記します。
1・突き手よりも引き手を強く取る意識を持つ
2・肘を飛ばす感覚を持つ
3・脱力
斜角突きは軸足のタイミングで手技を合わせます。
下半身の連動、うねりを使って技を出せるように。キレを上げる事が目的です。
3方突きも目的は同じ。
キレとともに下半身強化でした。
前屈立ちと四股立ちの高さは一緒ですので、自分に負けて重心が浮かないようにね。
技術よりも重心の位置を変えずに行う根性練習かな。
受け3つは完全なるおさらい。
初級の生徒もいてますし、時間たっぷりあるので、詳しく説明しながら。
そこそこの数を時間をかけて丁寧に行いました。
それぞれ留意点ありますので、当たり前のようにサラッと答えれるように。
【平安五段部分練習】
さて、ここまで練習したことを平安五段の挙動で実際に使ってみることに。
前屈立ち 肘支え受け
前屈立ち 下段交差受け
前屈立ち 肘支え受け → バラし → 前屈立ち 下段払い
今日やった細かい腰の切り返し、お尻歩きの成果の見せ所です。
大きく肩を揺さぶって入ってしまったり、腰が稼働せず真身のまま移動したり、腰が流れていたりとまだまだですが、意図を理解し練習を繰り返すしか上達しません。
たたみ一畳の広さがあれば練習出来るので、平安五段で勝負する生徒はここをしっかりと頑張ってほしいです。
【移動式基本】
ラスト30分、移動基本でした。
足りているようで量が不足している移動基本。
数を打ち自分の立ち方を身体で覚えないといけません。
動く度に歩幅が変わったり、カタチが崩れてしまわないように。
自分で軸の位置を確認出来るようになれば成長していると言えますが、観た感じまだまだ。
力んでいたり反り腰だったりと言った具合です。
基立ち / 追い突き
前屈立ち / 逆突き
四股立ち / 下段払い
何らかわり映えしない移動基本ですが、ひとつ動く毎に意識するポイントの声かけ。
軸・締め・スピード・運足・タイミング・正確性・脱力です。
やはり地味な稽古には、少しばかり変化をつけないと生徒達も面白くありません。
四股立ち移動だけアレンジを加えました。
前方に2回移動し、素早く一つ下がります。
素早く動きますが、立ち方と技をしっかり極める事が大前提です。
四股立ち移動でスピード感を出すことで重厚な形の中で違いを表現出来ます。
今日生徒に伝えたコツ。
四股立ち移動は身体を使って(動かして)移動していては自分の思う程スピードは上がりません。
下半身で誘導する事は大前提としてもう一つ意識する部位があります。
セイエンチンを打つのなら重要な要素です。
この辺りは次の機会に詳しく触れようかな。
それよりもなによりも、演武線が乱れているうちはまだ早い。
最短ルート且つ重心の上下動が無い事が最低条件かな。
予め伝えましたが根性練習ね。
自分に負けて膝を緩めてしまわない事です。
空手が好きな生徒は、シンドい練習も
歯を食いしばってついて来てほしいと思う。
キツい時、気合いの声をもう1段階上げると不思議と乗り越えれるよ。
夏休みに入りましたので暫く稽古はお休み。
退屈である。