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2024年9月1日(日)第75回谷派空手道修交会 全国大会 @常盤アリーナ
こんにちは!
本日は会派の大会でした。
道場を開設して以来3年連続の挑戦です。
今年は台風の影響で開催そのものが危ぶまれましたが無事行われました。
選手たちの普段の頑張りを発揮する舞台です。
この一週間、稽古日に直撃してしまうんじゃないかとヒヤヒヤの連続でした。
簡単に中止したくありませんし、その反面台風の中、強行するのもなんか違う気がしていました。
安全は何よりも最優先しなければいけません。
当日私は審判で大会参加でした。
本当はスタンドで生徒の試合をたくさん観たいのですが、きっと許されないことでしょう。
第1コートに割り振りされていましたが、急遽第3コートに派遣。
審判の数もギリギリで運営のようでした。
なかなか人員の確保も難しいようですね。
出てくる選手はなかなかの実力者揃い。
学年が高くなればなる程ひとつ勝つのも容易ではありません。
形競技では道場で繰り返し練習してきたことを発揮していた生徒の姿を観ることが出来ました。
残念ながら勝利とはいきませんでしたが、道場でやってきたことが忠実に再現出来ていました。
ベストは尽くせたと言えます。
普段通り力を発揮した上での敗戦でしたので、相手の方が一枚も二枚も上手だと素直に納得がいったと思います。
肝心なのはここ。
普段通り出来たかです。
一発勝負の世界で自分の持てる力を発揮出来れば、勝っても負けても悔いを残すことはありません。
負けた後もその場に残り、勝ち進む選手の試合をじっと観ていました。
私が大会参加を促す理由はここにあります。
日々の稽古で力をつけ、腕試しする。
試合とは、読んで字のごとく試し合いをする場です。
どこまで自分の力が通用するか分かったら、努力の仕方が変わってくることでしょう。
人間いくつになっても成長する気持ちを失ってはいけません。
昨日よりも少しでも成長していたいと願う気持ちを忘れずに。
大会は努力する気持ちを思い出させてくれます。
前に踏み出す勇気を持つことで自分の経験値を上げ、人間力を高めていってほしい。
道場の中で私が何度も言うよりも、試合の中で自分で考えて動く方が何倍も理解が増すはずです。
なんで技が極まらないのか。
なんで負けてしまったのか。
そう感じたなら分析すること。
撮ってもらった動画を改めて観て、分析して対策を練る。
対策を道場で繰り返し試してみる。
勝っても負けてもムダなことなんてありません。
負けた経験をムダにせず今後の成長に繋げる材料にすること。
勝った負けたで終わらせず、自分のアカンかったところを分析する。
この意識が芽生えた人は化ける。
幸い保護者の方からたくさん動画を送ってもらってます。
これを生徒自らが自主的に確認するようになったら、凄い道場になりそうです。
少し話が逸れましたので大会に戻します。
思い切って挑戦した大会で2つ勝てたSちゃん。
前日の稽古で指導したことを彼女も忠実に再現してくれていました。
普段よりも大きな気合いの声も出ていたし、2試合目、3試合目は別人のようでした。
大会はひとつ勝てたことで、人をここまで変えてくれます。
小さな自信の積み重ね。
生徒には迷ったら一歩前に出る勇気を持ち続けてほしい。
勇気を出せば、勝ち負けよりももっと大事な何かを得ることが出来ます。
厳しい戦いが続く中、2年生のYちゃんがやってくれました。
普段ほんわかしてて道場でも前に出てくるタイプじゃありませんが、新しく習ったことはクールな顔して誰よりも先に出来てしまいます。
ポテンシャルが高いんでしょうね。
もっともっと大きく成長していってほしいな。
後から知ったのですが、優勝決めてくれていました。
来月、神戸市大会ありますしこの勢いで、次も上位に食い込めるように成長させていかないといけません。
考えに考えて成長プログラム組みたいと思います。
今日結果が出なかった生徒も、報われるその日まで腐ることなく努力を重ねていってほしいと思います。
最後に。
生徒達が日々の力を発揮する舞台がある事は何も当然のことではありません。
開催の裏側には運営してくださる方や審判の先生方にコート役員さん。
そして送り迎えしてくださる父兄の協力があり成り立っています。
決して当たり前と思わずに、
稽古する場所、切磋琢磨する仲間の存在、力試し出来る環境に感謝して日々精進してほしいと思います。