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2025-02-11 22:22:00

2025年2月11日 (火) 夜練61 @桜の宮中学校

こんにちは!

 

実に2週間ぶりの夜練。

先週は勤務先で抜き差しならぬ事態が発生し、やむなく断念。

空手教室を開くことが出来るのも安定した生活基盤があるからこそ。

ですので最優先は本業となります。

時間となりましたので帰りますと言った訳にはいくはずもありません。

(予定していた人ゴメンね)

 

さて本日は祝日でしたので1日中、家でゴロゴロ。

割と早めに起床してブログのストックを2本分増やしたり、最近届いたマッサージチェアをあれこれ試しています。

サプリメント頼りの生活から抜け出せれば良いですが、果たしてどうでしょうか。

 

 

1・柔軟体操

2・手技の瞬発力

3・移動式基本

4・体幹トレ

 

 

【柔軟体操】

激さむの体育館を身体が温まるまで何周もジョグ。

5分程度でしょうか走ってたら足元だけどうしても温もりませんでしたが段々温もってきました。

ケガしたら大好きな空手出来なくなってしまうので、4人でお喋りしながらストレッチ。

特に肩甲骨まわりと股関節まわりの可動域の広げ方を伝えながら伸ばしました。

ここ最近、蹴りの練習が始まりましたが股関節が固いと足があがらないし、裏回し蹴りは足裏でペチンと蹴ろうと思えば裏腿が柔らかくなくては巻くような蹴りが出せません。

複数ストレッチを教えています。

教わったことは、稽古の合間や待ち時間に自ら進んで取り入れるよう意識を促しました。

稽古前に走り回って遊ぶよりも、じっくり伸ばして動ける身体作り・準備をするように指導しています。

教わったことを、その時だけ行うのではいけません。

自ら進んで出来る人が意識が高い人と言えます。

良い準備が良い稽古に繋がり、

良い稽古を反復出来る人が、

競技空手で良い結果を生みだすんだと思います。

 

点を点で終わらせず自らの意識で「線」に繋げるように。

 

 

【手技の瞬発力】

技のキレがある人の特徴は、スピードがあります。

キレとは動きだしの速さを指します。

速く動こうとしても動けない人の大半は、きっと力みが邪魔をしているんだと思います。

1・力を込めない

2・息を止めない

最低限この2つは守らないといけませんが、今日はこれ以外に瞬間的に身体を動かすコツを伝えています。

いち・にの・さんでパチン!と手技を極める練習を、中段横受け・上段揚げ受け。下段払いで指導しました。

 

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文字で伝えるのは難しいですが、生徒には伝わったようです。

キレが上がってきました。

キレとともに必要な事が「極め」

キレが動き出しの速さとすれば、極めはピタッと止まる能力のこと。

 

素早くスタートしてゴールに到達した瞬間、余韻無くビタ止まり。

ここを理想としています。

ここを追求してほしいところです。

 

ゆりの生徒には始めて取り入れる練習でした。

自分自身、実に5年ぶりだったかな。

いろいろ指導方法を探求していた時期に出会ったキレの生み出し方でした。

糸東流らしいキレ味鋭い形を追求していきます。

これも隙間の時間に簡単に出来る超簡単な練習方法です。

教わった時・稽古中にだけやるんでは無く「自ら進んで」ちょっとした待ち時間に出来るようになってね。

 

自ら出来る人って、例えば大会でコートに入り自分の試合を次に控えた時、立ち上がって準備をする事が出来ます。

でも指示された事しか出来ないうちは、試合の準備もきっと考えが及ばないでしょう。

競技中、話しかけることなんて出来ませんので、実は歯がゆい思いで観ていることもあります。

 

今までいっぱい、いろんな事を教えてきたと思います。

次のメニューに有効なアップって何だろう?

例えば突きの練習前なら、肩甲骨伸ばしておこか。

蹴り練やる前に股関節回しとこか。ついでにハムストリングス緩めとこか。

 

パフォーマンス上げる準備の意識です。

そんな想いをこめて今日のメニューに取り入れました。

これやっとけば手技の瞬発力つくよ。

 

 

【移動式基本】

縦移動と横移動、いろいろメニューを用意していましたが、結局基立ち / 追い突きの一択でした。

理由は前述の瞬発力の意識つけをする必要があったから。

一番確認しやすい基立ちに絞って稽古しました。

 

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キレ・極めとともに必要な移動スピード。

動きが重いと形の印象は上がってきません。

身体が重そうやな。

動き悪いな。

キレ感じへんな。

このような印象を持たれると、次もこの子の形を観たいな!って審判の先生に思ってもらうことはないでしょう。

 

前に出るスピード。

頑張って速く動こうとすればするほど、大事な部分を忘れてしまう。

糸東流って松濤館の形とは異なり力強く床をドンっ!と鳴らしません。

摺り足で軸足の張りでタイミングを合わせます。

決して移動足ではありません。

速く動こうとすると初動が軸足となり踵は浮くわ、頭が浮くわで求めている事の正反対の結果に繋がってしまいます。

 

前膝の抜きを使うと身体が自然と前に進みます。

この前に出る推進力に、後ろ足の寄せを上手く融合させスピードを加速させます。

”抜き” と "寄せ”

この2つを徹底的に意識しスピードを上げる練習を取り組みました。

見た目はただの基立ちの移動基本。

ただの移動基本を何本やっても意識が足りなければ成長はありません。

あくまでも私の持論ですが。

 

どうすれば形の競技力が上がるの?

キレ・極めの他に移動スピードを上げなアカンな!

頑張って踏み込んでも踵浮くし逆効果やん!

前膝抜いたら前に進むやん!

後ろ足を同時に寄せたらもっと加速するやん!

手技のタイミングも揃えたらもっと極まるな!

 

この辺の事を理路整然と説明すれば、生徒の動きと目つきが変わってきました。

結構良い移動基本が出来たんじゃないかな。

繰り返し言いますが、結局のところ生徒自身の意識ひとつでいろんな事が変わってきます。

 

実際やるのは生徒です。

私の仕事は生徒をその気にさせること。

分かり易い説明で生徒に落とし込むこと。

指導者は、どうやって成長を実感させてあげることが出来るかが問われます。

 

これやっ!

って感じる事が出来た時こそがスイッチ入る瞬間です。

 

 

少し手応えを感じることが出来た夜練でした。

次も頑張るぞ!

 

 

【体幹トレーニング】

 

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稽古後の黙想を終え帰り支度の最中、体幹やってないことに気がつきました。

プランクとV字プランクを2分間、合計183分でした。

あぶなかったぜ。

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