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2025-04-05 21:10:00

2025年4月5日 (土)道場稽古141

こんにちは!

 

先週見学に来てくれた3歳ちゃんが今度は体験教室に挑戦!

数ある空手教室の中から、ゆり道場にお越しくださいました。

道場の雰囲気・理念・フィーリング。

この辺りを判断基準にされてみるのも良いかと思います。

ご縁を結ぶことが出来ましたら、真心を込めて指導させていただきます。

 

 

-バンビクラス-

00・体験教室

01・ウォーミングアップ

02・体幹トレ

03・固定式基本

04・組手

 

-モンキークラス-

05・ルーティーントレ

06・体幹トレ

07・移動式基本

08・形

09・組手

10・居残り稽古

 

 

バンビクラス

【体験教室】

ママさんとともに3人でスタートしました。

まずは私たちが習う空手道についてのご説明を。

伝統空手とフルコンタクト空手の違い。

四大流派の中のひとつ、糸東流についての説明をサラッと。

糸東流の開祖、摩文仁賢和が自身の師である糸洲安恒と東恩納寛量、両名から一文字ずつ取り「糸東流」と名付けられました。

伝統空手には、仮想の敵との攻防を一人で演武する「形」と対人競技でポイントを競いあう「組手」があることを学びました。

組手競技は防具をつけ突きも蹴りも寸止めする、安全に十分配慮したルールの中競い合うことをお伝えしました。

 

また武道ですので礼儀作法を何よりも大切にしています。

着座の順序、座礼・立礼等です。

しんどくてもグッとこらえて我慢する心。

突きや蹴りによる痛みを知ることで人に優しく接することが出来る豊かな心を育みます。

私たちにとって習い事のひとつに武道を選ばれることはとても嬉しいこと。

ぜひ一緒に心と身体を鍛えましょう。

 

 

【ウォーミングアップ】

 

アップ.jpeg

 

ジャンプ・股関節回し・ケンケン・うつ伏せ(仰向け)ダッシュなんかで身体を動かしました。

特にケンケンやジャンプ系を増やした方が良いかな。

身体のバランス感覚や足腰が強いとパフォーマンスが上がる。

 

 

【体幹トレーニング】

 

体幹.jpeg

 

サイドプランク・V字プランク・プランクで237分経過しました。

体幹粘れるようになってきた生徒がチラホラいてます。

今まで出来なかったことが粘りが出てきました。

これもチカラがついてきた証拠です。

 

 

【固定式基本】

いつもやることは同じ。

基本的に同じことをひたすら繰り返すのが空手道です。

繰り返しの中でキレや極めが強くなって成長を実感していきます。

段々体幹力が強くなっていくと技が極まってきます。

まず1年。

すぐには上手くなるわけではありませんが、毎週繰り返すことで間違いなく変わってきます。

始めたばかりの頃を動画で撮っておいて見比べてみてほしいな。

成長を実感できると思います。

引き手・突き・中段横受け・上段揚げ受け・下段払いに加え正面蹴りでした。

 

基本.jpeg 基本 (2).jpeg

 

最後は四股立ち突き!

今は生まれたばかりの小鹿のようにプルプルしていますが、1年続けていればきっと逞しく成長していることでしょう!

 

 

【組手】

今日は形に変わって組手を取り入れました。

せっかく拳サポ揃えたんだから、使わないともったいない。

まず立ち方・構え方の説明から。

幼児ばかりなので、何度でも同じことを丁寧に説明しないといけません。

前の拳で突く「刻み突き」

ステップの中から前の足と前の手で思い切って飛び込んで突きます。

突いた瞬間、スイッチするところまで!

スイッチし終えたらまた、利き構えに戻って繰り返し繰り返しです。

ブザーに合わせて突きの練習をした後、実際にミットを突いてみることに。

今までミットの練習はほとんど無かったので楽しかったんじゃないかな。

 

まだ時間も残ってるし「中段突き」です。

これは深い姿勢で突きますので下半身強化にも良いですね!

今日指導した突き方を記しておきます。

1・前足を前方に大きく踏み込む

2・後ろの拳で帯の高さを突く

3・突いた拳を素早く引く

 

ポイントは1と2

特に2は後ろの足を床スレスレ。

それくらい深い姿勢で突くよ。

これもミットで打込みしました。

 

もう少し時間があったので最後は蹴り!

思いっきり蹴っておしまい!

 

 

モンキークラス

【ルーティーントレーニング】

 

ルーティーン.jpeg

 

膝立ちジャンプと両手タッチ腕立てにお尻歩きでした。

この後の形と組手に活きてくるんでこれで身体のキレを上げていこう

膝立ちも片足立ちしたり、両手タッチも肩をタッチすることで難易度を上げることも出来るよ。

膝立ちジャンプがまだ出来ない人は跪座の姿勢でやってみよう。

難易度少し下げることが出来ます。

 

 

【体幹トレーニング】

 

体幹 (2).jpeg

 

プランク・バックフルアップ・V字プランクで372分経過しました。

体幹トレする時の姿勢にも拘ってほしいな。

いつまでもお尻浮いてたらダメ。

諦めが早いのもダメ。

 

 

【移動式基本】

久しぶりに移動式基本を取り入れました。

短い距離、短い時間を集中して行います。

正確に正しい動作を身につけてほしいので指導の時間は欠かせません。

・基立ちの前膝の曲げ具合

・前屈立ちの後ろ足の締め具合

・四股立ちのキレの上げ方

・猫足立ちの姿勢

 

移動.jpeg

 

学んだことを頭と身体に落とし込んでいきます。

30分足らずですが、何も新しいことは教えてません。(四股立ちのは新しいかも)

ひたすら繰り返して自分の技の精度を磨いていこう。

やればやるほど上手くなるんで。

よく聞いて(見て)考えながら稽古していこう。

 

 

【形】

まずはグループを2つに分け、交互に形を打ちます。

そうすることで均等に形の時間を分け与えることが出来ます。

有難いことに生徒の数が増えましたので、稽古の仕方も見直しを迫られていました。

上手い下手関係なく平等に稽古する時間と場所を設けなくてはいけません。

 

形.jpeg

 

今日感じたこと。

漠然と形を打ってても絶対に上達しません。

絶対って言葉はあまり好きな方ではありませんが、考え方・取組み方・意識ひとつで成長速度は大きく異なります。

無意識で打つ10本よりも、指摘された部分を克服する意識で打つ3本の方が遥かに値打ちがあると思います。

冒頭でも散々意識づけしています。

「試合のつもりで」

「全力で」

「緊張感」

「仮想の敵との攻防を意識して」

「スピードと極め」

「気迫」

「佇まいや眼チカラ・発声」

 

ただ覚えた形をなぞるだけでは絶対に上達しない。

一本いっぽんを大切にね。

 

形 (3).jpeg

 

さて、ここからは最近の形練パターン。

道場指導形から入り基本形・指定形と続いていきます。

打てる形が多いほど、稽古する時間が取れるシステム。

例え途中までしか覚えていなくてもチャレンジしてほしい。

一歩踏み出す勇気が無いと、チャレンジする人にドンドン離されていくことを感じてほしい。

 

形 (2).jpeg

 

一度目は声掛けしますが深追いしません。

一歩踏み出す勇気ね。

出来ないことを出来ないままにしない。

出来るようになる努力を重ねよう。

 

 

【組手】

ほんとに少しずつですが組手競技に繋がる新たなフェーズに入っています。

聞くチカラ・考えるチカラが無いとついて来れません。

今日のは理解するのには、そんなにハードルは高くなかったと思いますが。

 

まず前半やったのは、構えだしの速さと強さ。

構えだしは組手競技中「続けて始めっ!」のシーンでたくさん発生します。

前足を相手側に向け、素早く組手構えを取るのですが、ここで構えに強さも必要です。

いつでも直ぐに飛び込めるよう、しっかりタメも作りつつ準備。

 

これを真身で軽くリズムと取りながら、ブザーの合図と同時に強めにプレス。

しっかり相手を捉えて、刻み突きに移行する練習です。

これ長い時間やった。

構えだし(準備)が遅いと一手遅れてしまいます。

相手を上回るくらいの意識とスピード感でね。

 

組手 (2).jpeg

 

2列になって繰り返していましたが、途中気づいたことが。

互いに向かい合ってやるべきでした。

子供達は競い合いが大好き。

前に相手が立ってるだけで負けず嫌い意識が発動して勝手にパフォーマンスが上がります。

気づくのが遅かったなー。

 

組手 (3).jpeg

 

途中小休止を挟みつつ、次は中段の差し合い。

これもよくある展開です。

今までは差し合い勝負まででしたが、このあとの展開を見据えた練習でした。

ほぼ同時ならなかなか副審の旗は挙がりません。

相手を上回るスピードに差が無いからです。(決まったとは見られない)

じゃあ次どうするか?

技をジャッジするのは副審です。

主審が「やめっ!」をかけない限り自分で判断してはいけません。

相打ちで旗が挙がらなければ、2本目・3本目でポイントを取りにいかないといけません。

今日はそこの意識づけでした。

差し合いの後の展開、残心を取るとともに刻み突きでポイントを狙う練習でした。

 

引き手の反動を利用して、軸足にタメを作り一気に爆発させる理屈です。

練習の狙いはあくまでも刻み突きで取ることにありますが、それに捉われ過ぎてはいけません。

あくまでも中段で旗が挙がらなかった場合ですので。

本気の本気で中段を取りにいくことが大前提にあります。

スピードに捉われ2本目の刻み突きに意識が行ってる生徒もチラホラ。

そうじゃない。

1本目の中段を本気で入ることが大事ね。

今日のは1本目で取れなかった場合のオプション。

新たな引き出しです。

安全に配慮してメンホー被りました。

 

高額な出費になりますが、やはりメンホー(防具)は揃えてほしいです。(ヤフオク・メルカリもあるよ)

スポーツですのでケガはつきものですが、可能な限りの対策を講じて練習したいので、まだお持ちでは無い方は是非ご検討願います。

(事前に質問をいただければ、何を揃えれば良いかお伝えします)

ケガは「しない・させない」です。

 

組手.jpeg

 

組手も1時間取りましたので次は打ち込み。

2列になって刻み突きと逆上(逆突き上段)でした。

組手は形と違って自由です。

反則はもちろんダメですが、どんな発想で組手してもオッケー。

正面から入る技、プレスやフェイントの中から仕掛ける技・スイッチした瞬間入る技・足技を見せた後に入る技。

いろいろ考えながらね。

ただひとつ大事なことは「間合い」

近距離でフェイントしてたらダメ。

そこは互いの突きが届く距離。

 

もっと出入りしながら相手を崩しながら。

逆上で指導したこと。

これは覚えておいてほしいです。

相手の攻撃を防ぎながら。

両手で入る突き方ね。

 

スムーズに技が出せるようになったら、次のステップとしては相手に気づかれない入り方。

圧倒的な下半身の強さ・バネがあればスピード勝負出来ますが、それもなかなか難しいこと。

じゃあどうするか?

相手の虚をつくこと。

相手に気づかれずにスッと間合いに侵入すること。

対人競技で力感を消すのは難しいと思いますが、突く気満々の気配が漂ってれば相手にバレてしまいます。

上半身の力みを消す事に加え、前膝の抜きを使えば気配を消す事が出来ます。

これも考え方は形と一緒で後ろ足で蹴ると身体が一瞬浮くので、これが「モーション」となって相手に悟られてしまいます。

前膝を抜く事で身体は進行方向へ推進力が働きます。

次はこの辺りのことを学びながら、相手にバレない突きの練習に入りたいと思います。

 

最後少しだけ時間が余ったので、新しく仕入れたミットで自由に打ち込み。

大量に並ぶ生徒相手にミット持ちました。

これやるともうクタクタ。

思いっきり突いたり蹴ったりで今日の稽古を締めくくりました。

疲れたよ。

 

 

【居残り稽古】

4月に入り利用出来る時間が17時までとなりました。

1時間余分に練習出来ます。

明日の県大会を控えるR君とKちゃん。

大半の生徒が道場を退出する際、二人を激励してくれていました。

 

 

一人ずつ平安五段を。

2人とも4年生。学年も上がってきたので形もパワフルでないといけません。

ミットを使っての形練を取り入れています。

立ち方の安定感、受けや突きのパワー。

このあたりをミットを用いて上げていきます。

以前はビッグミットで立ち方を強化していたっけ。

今日は第一挙動に焦点を当て稽古しました。

 

バッサイ大とセイエンチンも同様にチェック。

明日は今までやってきたことを信じて、思いっきり攻めの形を打ってほしいと思います。

そしたら勝っても負けても悔いは残らないはずです。

 

Be Ready!!

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