こんにちは!
27日は今年初の審査会。
毎年春の審査は多くの生徒が集まり全体で136名の生徒が受審しました。
そのうち道場からは24名が挑戦です。
今回私は二審でオレンジ帯・青帯を担当しました。
四股立ちや猫足立ち、手刀受けや回し蹴りなんかが出てきます。
両隣の白・緑の審査も同時に始まっていますので、観たくてもそんな余裕はありませんでした。
テキパキとこなしたいところですが、せっかくの審査の時間です。
全体を通じて最後気になった事を手短にですがその場でアドバイスしています。
道場生の24名全員が合格できました。
が、しかし道場的には、課題が浮き彫りになった今回の審査会でした。
同じ立ち方でも1回目と2回目とで長さや幅が異なっていたり受けも突きもそう。
基本稽古がしっかり身体に落とし込めていないので、技(立ち方)にバラつきが出ている。
「基本形・指定形を詰まらずに打てる」
「休まず道場に来ている」
これらを受審の基準にしていましたが、打ち込んできた指定形の数がどうにも足りないようでした。
バッサイ大の拳支え受け。
クルっと後方に回って前屈立ちを取りますが動かす足は反対、、
道場で何度も指摘してきた挙動でした。
猫足立ちの軸、開き、前足の位置、
四股立ちの長さ、幅、
引き手のカタチ、
前屈立ちと基立ちの違い、
移動時の上体のブレ、
不要なリキみ、
突きと払いの違い、
後ろ足の開き、
基本稽古の中で根気強く正さなかった私の責任でもあります。
「同じ指摘を受けてるようじゃアカンよ!」
と、口では言うものの週に1度の全体練習の中で基本技がまだ不十分なのに、内容を先に先にと進めていかなくてはいけない焦りがあったのも事実です。
基本技が身についていないことと、指定形の打込み不足の指摘を受けています。
この指摘をムダにすることなく基本稽古に立ち返りたいと思います。
実際に三審を審査される先生方の合格の水準が今回でハッキリと認識出来ました。(すみません)
自信を持って審査会に送り出せるよう正確に基本を身に着けるとともに、形が滑らか且つチカラ強く打てる状態に仕上げていきます。
生徒は一回いっかいの稽古を今まで以上に大切にし、しっかり形を打込む努力を見せてください。