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2022-01-25 00:40:00

基本をきわめる! 空手道 4 【稽古と競技】

こんにちは! 

 

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基本をきわめる!空手道 4 【稽古と競技】

 

4巻では、その場基本の次のステップとして移動基本の目的とポイントが紹介されています。実際に目の前に戦う相手がいる時には、止まったまま技を行う訳にはいきません。

移動基本では、足を一歩踏み出す毎に技を行い、体の使い方を学ぶとあります。この稽古で最も大事なのは移動の仕方です。安定した姿勢を保ち、頭の上下動を無くすことで素早くスムーズに移動でき、威力のある突きや蹴りが繰り出せます。

 

次に約束組手です。

その場基本や移動基本で身につけた姿勢や突き方、受け方、蹴り方を実際に相手がいる状態で正確に行うことが目的です。

ここで重要なことは、攻め手側は手加減せず本気で技を繰り出すことではないでしょうか。そうすることで受け手側は受けや返すタイミングを掴めるようになると思います。

 

最後に競技空手について。

 組手競技について技が決まったかどうかの判断基準が記されています。

1・良い姿勢:良い姿勢を伴う技は、伝統的な概念の枠内において、有効の要素を持つ

2・スポーツマンらしい態度:悪意のない態度

3・気力:技の力とスピード

4・残心:相手の攻撃の可能性への意識

5・適切なタイミング:最も有効な瞬間にかける技

6・正確な距離:有効な距離で技をかけること

上記6項目が全て揃って得点とみなされます。

 

また、「先の先」や「後の先」、「残心」や「押忍」の意味が記されています。

 

簡単ですが4回に渡り空手道の原点に立ち返りました。

技も知識も全て、生徒に正しく伝えていけるよう生涯学習です。