ブログ

2022-02-14 06:15:00

松久 功のベスト空手  -最速のステップワークと技への運用- 「突き」

こんにちは!

 

サソリ蹴りでおなじみの松久 功先生のDVDです。

ここでは、いろんな突き・蹴り・フットワークが紹介されています。

 

松久 功のベスト空手 -突き編-です。

 

松久ベスト空手.jpeg

 

先生本人のコメントにもありますが、固定観念に捉われない。自由な発想で技を繰り出さないといけないと仰られています。

DVDを観てもらえば、その意味が分かると思います。ゼロ距離(間合い無し)で上段刻み蹴りを出したりします。

普通なら、至近距離で蹴りが飛んで来るとは想定できないと思います。

 

内容は組手の基本が出来ていることが前提で、攻撃のバリエーションUPが目的です。なので初歩的な技には触れません。

相手の予測出来ない動きが一つでも二つでもあれば、試合の中でイニシアチブが握れるかと思います。

 

ノーモーションの説明では、脇や肩を動かさず動作の無い状態で手から入り、膝の移動だけで突きます。

つまり、突く瞬間の予備動作「おこり」が無い突きをノーモーションと呼んでいます。

 

相手にバレない、ツーステップのワンツーについて。

通常のワンツーでは、踏み込みを1:1とすると、松久先生のワンツーは0.5:1.5で入るとのこと。

最初の踏み込みが大きいと相手に反応されるが、入りを0.5にすると相手は距離感がズレ、迷いが生じてしまい反応が遅れてしまう。(チャンス到来)

 

突き方の説明についてですが、人差し指と中指で突くのではなく、薬指を飛ばす感覚で突けるようになれば、「2センチ」距離が伸びるそうです。

薬指を飛ばすと、捻りの要素が加わりますので、肩甲骨が開く感覚ですね。

組手では、どちらの突きが速く相手に到達するかを競う競技ですので、肩甲骨を開く事で距離を伸ばすことは理にかなっていると感じました。

(似た体型の選手が同じタイミングで差し合いした場合、2センチの差で勝ちますね) 

 

他にも面白いと感じたテクニックですが、「逆体」相手に対し、お互い外の取り合いをしますが(前足を引っ掛けて倒せるので)、あえて相手に外を取らせ

自分の突きは相手前拳の外側から突くというもの。 当然、技に入る前の「仕掛け」は必要ですが。

相手前拳の内側をフェイントを入れつつチョンチョンしながら距離を測り、気付いた時には相手の間合いに入ってる感じです。

 

「スイッチ刻み」や「ロケット逆突き」等、技のデパートといった感じです。

研究に研究を重ねた自身の技を惜しみなく披露されています。

一見の価値ありです。