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松久 功チャンピオンセミナー 「突き」
こんにちは!
松久 功チャンピオンセミナー
-あと少し、もう少しが実現する!全ての可能性が叶う心技体の作り方- 「突き編」
拳をグッと握ったままだと力みが生じ突きのスピードは遅くなります。
なので握りを軽くするだけでもスピードは上がります。
この辺りの事はたいていの場合、試合や稽古を重ねる中で自然と気づいていく事だと思います。
更に突きのスピードを上げる方法として、「薬指を走らせる」突きを説明されています。
肘を開かず、瞬間的に捻りながら薬指を走らすと肩甲骨が連動するので、しなやかで長い突きが出せるという訳です。
次に相手にバレない突き方の説明です。
突く時に自分の癖が無いかをチェックです。
「何か来るっ!」と相手が察知するとカウンターを合わされたり、距離を取られてしまい自分の組手が出来なくなります。
ここでいう突く瞬間に起きる自分の癖とは、
①攻撃する気満々の気配
②肩が上がった動き
③息を吸い込んだり呼吸を止めたり
④前手が落ちたり
⑤手を引いたり
を指します。
これらを取り除く練習ですが2人1組となり、突きが届く距離で、お互い平行立ちとなります。
顔の前で手の甲を相手に向け、肘のスナップで裏打ちの要領で飛ばします。
ペア相手は、飛んで来た突きをパーリングでかわします。
力みがあると、予備動作が入るので難なくかわせますが、ノーモーションだと面白いように技が入ります。
これは、簡単に癖を取る非常に効果的な練習方法だと思いました。ゲーム感覚で行えるのも良いですね。
松久先生は、自分が長く現役を続けられたのは、相手にバレない組手を追求したからと仰ってました。
「チャンスメイク」では、攻防を2人同時に行います。上体だけを動かすのではなく、股関節を緩め下半身主導で動き、その中で相手にタッチします。
ここで大事なのが、「動きながら」の部分。かわしながら・よけながら・しゃがみながら・飛びながら・回転しながらです。
ここぞの場面で、攻撃に間が生じてはチャンスを逃してしまいます。
意図をくみ取って稽古すれば、組手の駆け引きと、攻撃の入りが上手くなるなと感じました。
さすがですね、セミナーでは大人から子供まで幅広い年齢層が数多く集まっていますが、
大事な事を飽きさせず楽しみながらレクチャーされています。
指導の引き出しの多さを感じました。