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2022-03-06 09:15:00

松久 功チャンピオンセミナー   「突き」

こんにちは!

 

松久 功チャンピオンセミナー 

-あと少し、もう少しが実現する!全ての可能性が叶う心技体の作り方-  「突き編」

 

松久セミナー.jpeg 

 

拳をグッと握ったままだと力みが生じ突きのスピードは遅くなります。

なので握りを軽くするだけでもスピードは上がります。

この辺りの事はたいていの場合、試合や稽古を重ねる中で自然と気づいていく事だと思います。

 

更に突きのスピードを上げる方法として、「薬指を走らせる」突きを説明されています。

肘を開かず、瞬間的に捻りながら薬指を走らすと肩甲骨が連動するので、しなやかで長い突きが出せるという訳です。

 

次に相手にバレない突き方の説明です。

突く時に自分の癖が無いかをチェックです。

「何か来るっ!」と相手が察知するとカウンターを合わされたり、距離を取られてしまい自分の組手が出来なくなります。

ここでいう突く瞬間に起きる自分の癖とは、

①攻撃する気満々の気配

②肩が上がった動き

③息を吸い込んだり呼吸を止めたり

④前手が落ちたり

⑤手を引いたり

を指します。

これらを取り除く練習ですが2人1組となり、突きが届く距離で、お互い平行立ちとなります。

顔の前で手の甲を相手に向け、肘のスナップで裏打ちの要領で飛ばします。

ペア相手は、飛んで来た突きをパーリングでかわします。

力みがあると、予備動作が入るので難なくかわせますが、ノーモーションだと面白いように技が入ります。

 

これは、簡単に癖を取る非常に効果的な練習方法だと思いました。ゲーム感覚で行えるのも良いですね。

松久先生は、自分が長く現役を続けられたのは、相手にバレない組手を追求したからと仰ってました。

 

「チャンスメイク」では、攻防を2人同時に行います。上体だけを動かすのではなく、股関節を緩め下半身主導で動き、その中で相手にタッチします。

ここで大事なのが、「動きながら」の部分。かわしながら・よけながら・しゃがみながら・飛びながら・回転しながらです。

ここぞの場面で、攻撃に間が生じてはチャンスを逃してしまいます。

 

意図をくみ取って稽古すれば、組手の駆け引きと、攻撃の入りが上手くなるなと感じました。

 

さすがですね、セミナーでは大人から子供まで幅広い年齢層が数多く集まっていますが、

大事な事を飽きさせず楽しみながらレクチャーされています。

指導の引き出しの多さを感じました。