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2022-03-19 07:15:00

競技の達人2 ステップワークスとスウィッチ練習編「Iの組手からXの組手へ」

こんにちは!

競技の達人Vol.2 ステップワークスとスウィッチ練習編「Iの組手からXの組手へ」

 ステップとスイッチの練習です。

 

達人2.jpeg 達人2 (2).jpeg

 

ステップは膝から下を振り子のように動かし前進・後退します。

号令が鳴るとともに、スイッチも織り交ぜ「利き構え」「逆構え」どちらにも対応していきます。

上手く脱力状態になれていれば、前進する際、つま先は膝よりも前に、後退する時は、つま先は膝よりも後ろ側に着地します。

ポイントは床を蹴ってスイッチするのではなく、膝の抜きで行います。

 

次に、腰を切ってスイッチすると回転方向に力が働き、その時脱力していれば反発するので、その力を利用して逆突きを入れます。

決して腕の力で突かないようにします。

また蹴りへのコンビネーションとしては中段突きの後、引く力を利用して前足で刻み蹴りへ繋げる事も可能です。

ポイントは引手を取った時、軸足に体重を乗せる事です。そうすれば前足がフリーの状態になります。

 

応用練習1の紹介では、

1つ目の合図:横方向にスイッチ→前進して逆突き

2つ目の合図:逆方向にスイッチ→後退して刻み蹴り

これを箱型に移動を繰り替えしながら練習します。

 

応用練習2の紹介では、

相手が攻めて来たことを想定して斜め45度(菱型)に間合いを切ります。

1つ目の合図:後ろ斜め45度にスイッチ→後退して刻み蹴り

2つ目の合図:逆方向の後ろ斜め45度にスイッチ→後退して刻み蹴り

3つ目の合図:斜め前45度方向にスイッチ→前進して逆突き

4つ目の合図:逆方向の前斜め45度にスイッチ→前進して逆突き

 

直線的なIの組手から、上手く間合いを切り攻撃するXの組手です。練習のレパートリーとして面白いと感じました。

キーワードは斜め45度にスイッチです。

ペア練習による斜角スイッチを体に染みこませれば、試合中イニシアチブを握れるのではないでしょうか。

スイッチワークで重要なことは、アウト(外側)のポジショニングです。外側から繰り出す技を身につければ攻撃に幅を持たす事が出来ます。

 

従来のIの組手では、相手の技と正面衝突する可能性が生じますが、

競技で勝つ為のXの組手では、正中線を外す事が可能です。

理にかなっているのではないでしょうか。