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競技の達人4 蹴り編②「広角蹴法・応用編」
こんにちは!
競技の達人Vol.4 蹴り編②「広角蹴法・応用編」
体幹の準備運動を行う目的は、蹴り技に必要な骨盤と肩の動きを円滑にし、体幹部の力を足先まで使えるようにする為です。
この動きが身につくと、蹴りが楽に行えるようになります。
ポイントは骨盤の動かし方にあり、8の字を描くように動かします。
床に座り、足を少し浮かせ骨盤を動かして移動します。(お尻歩き)
いくつか紹介します。
①両足を伸ばし、前進・後退
「足を伸ばして骨盤を動かします」
②両足を伸ばし、横移動
「足を使わずに骨盤で左右に移動します」(お尻で飛ばないように)
③お尻だけ床につけ前進・後退
「踵をつけずにお尻だけで移動します」
④お尻だけ床につけ横移動
「膝を立て、踵をつけずにお尻だけで横移動します」
⑤お尻だけ床につけその場で1回転
「膝を立て、踵をつけずに右回り・左回りします」
骨盤がスムーズに動かせるようになれば形にも活きてきますね。
骨盤体操を、毎週の稽古に取り入れれば一年後凄い事になってそう!
【裏回し蹴りの準備運動】
正しい軌道を覚える為の練習方法で、3つの点に留意し裏回し蹴りを行います。
壁に片手を沿えて横並びします。
1・頭の位置を動かさない
2・思い切り掻い込んだ足を、思い切り伸ばす
3・爪先でつくように蹴り、スナップを効かせて戻す
応用編①
内回し蹴り→裏回し蹴り
応用編②
近距離裏回し蹴り→遠距離裏回し蹴り
【四方蹴り】
この練習方法は、90度に回り相手の側面に移動することを目的とします。
ポイントは円滑な重心移動です。
①逆突き→回し蹴り
真っすぐ中段突きし、前足を軸にして側面に回り蹴りをだします。
逆突きが「左」の時は、右に。「右」の時は左に回ります。
側面に移動した時に、後ろ足に重心をかけます。(ここから、前足の刻み蹴りに繋げられますね)
②回し蹴り→回し蹴り
後ろ足で上段回し蹴りし、引き足を利用して90度回ります。
「左」の回し蹴りの時は「左」に、「右」の回し蹴りの時は「右」に回ります。
蹴り足を着地させると同時に重心を移動させることがポイントで、90度横方向に蹴ります。
蹴る時のリズムは2拍です。
【囮としての蹴り】
蹴りを囮として使うテクニックが2つ紹介されています。
1-1:
相手の奥手(拳サポ)を軽くタッチするように刻み蹴りし、そのまま上段にダブルで蹴ります。
ポイントは、少し間合いを多めに取り、軸足スライドを使いノーモーションで相手拳サポと上段を蹴ります。
1-2:
相手の奥手(拳サポ)を軽くタッチするように刻み蹴りし、中段逆突きを極めます。
ポイントは、拳サポを蹴ると、相手は一瞬カウンターが遅れるのでその隙を中段突きで攻めます。
蹴りを中段と上段に振り分ける事でかく乱出来ますね。試合では上段蹴りは3ポイント得られますので、その後の展開が楽に進められますね。
レパートリーに加えたいところですね。
2-1:
距離の離れた上段蹴りし(当たらない距離)、軸足のスライドで刻み蹴りを極める。
一つ目はフェイクです。蹴りに合わせて相手がバックステップしたところを、二つ目の蹴り(軸足スライド)で一気に距離を縮め極めます。
上段 + 上段のダブル技ですね。
しつこいですが、共通点は膝の掻い込みです。
【接近戦での上段蹴り】
平行立ちの状態でペア同士向かい合い、お互いの肩を片手で掴みます。
横に動き腕を身体からまっすぐ伸ばして肩を掴みます。(蹴る時に身体が傾かない)
右手を伸ばしたら右足で蹴り、左手を伸ばしたら左足で蹴ります。
裏回し蹴りでも応用出来ますね。
-広角蹴法のおさらいです-
①直線的に攻撃に入るのではなく、斜めにステップし相手の死角から技を出します。
②膝を掻い込んだままステップし、相手にプレッシャーをかけることも戦略として有りです。
③膝の掻い込み、軸足のスライドが典型的な広角蹴法である。
④相手と組んだ時、瞬間的に横に捌いて蹴ります。(近距離でも死角から蹴る事で効果的な技となります)
⑤相手が前に出てきた瞬間に膝を掻い込めば防御として使える
⑥足の伸長で斜め上から蹴る
⑦軸足の角度を変化させ距離を変える