ブログ
競技の達人7 「振り子蹴法編」
こんにちは!
競技の達人Vol.7 振り子蹴法編
日々進化する空手の技術。空手も縦回転の蹴りが使われ始めています。
一見高度に見える縦回転の蹴りですが、コツさえ掴めば誰でも出来る(ようです)
第7巻では振り子蹴法での縦蹴りを解説されており、縦蹴りに必要な動きを様々なエクササイズで学ぶことが出来るように構成されています。キーワードは上半身の使い方と足のリラックスです。
肩甲骨の準備運動
①肘を伸ばした四つん這いの体勢から、肩甲骨を伸び縮みさせます
②仰向けに寝た状態から、肩甲骨だけを使って身体を移動させます
逆突きを出す時、腰を切りますが肩甲骨を柔らかく使えるようになると、より長い突きが繰り出せます。
股関節の準備運動
①股関節を真横に上げて外側から内側に回し進みます
②股関節を大きく内側から外側へ回し進みます
振り子蹴法である縦蹴りをマスターするには、足を振り子のように使う感覚を養わなければいけません。
次に、足をふる様々な運動の紹介です。
振り子ステップ
①垂直に振る
膝と足首を曲げず、足をまっすぐに振り上げつま先が天井へ向くように蹴ります。
コツは上半身を柔らかく使い、足だけで蹴らないこと。また頭が動かさないように注意します。
②内から外
足をまっすぐに振り上げ、内から外へ大きく振り上げます。
コツはつま先で大きな円を描くように蹴ります。
③2ステップ
1で膝を深く曲げ、踵をお尻のあたりにまで持っていきます。
2で膝を自然に伸ばして下ろします。
④3ステップ
1で膝を深く曲げ、踵をお尻のあたりにまで持っていきます。
2で膝を自然に伸ばして下ろします。
3で股関節を内側に回転させ足の裏を手でタッチします(右足は左手 / 左足は右手)
⑤4ステップ
1で膝を深く曲げ、踵をお尻のあたりにまで持っていきます。
2で膝を自然に伸ばして下ろします。
3で股関節を内側に回転させ足の裏を手でタッチします(右足は左手 / 左足は右手)
4で股関節を外側に回転させ足の裏を手でタッチします(右足は右手 / 左足は左手)
⑥5ステップ
1で膝を深く曲げ、踵をお尻のあたりにまで持っていきます。
2で膝を自然に伸ばして下ろします。
3で股関節を内側に回転させ足の裏を手でタッチします(右足は左手 / 左足は右手)
4で股関節を外側に回転させ足の裏を手でタッチします(右足は右手 / 左足は左手)
5で股関節をもう一度内側に回転させ軸足の後ろで足の裏を手でタッチします(右足は左手 / 左足は右手)
次に縦蹴りに有効なエクササイズです。
①縦に8の字を描く
座った状態で片方の足を曲げずに伸ばします。この状態で伸ばした方の足で大きく縦に8の字を描くように動かします。(足は曲げずに真っすぐに)
一方、曲げている方の足は、描く方の足に合わせて動かします。(上に移動する時は踵を浮かし、下に降りて来た時はつま先を浮かします)踵の上下動を入れることで、腰の使い方が連動するようです。
②横に8の字を描く
座った状態で片方の足を曲げずに伸ばします。この状態で伸ばした方の足で大きく横に8の字を描くように動かします。(足は曲げずに真っすぐに)
一方、曲げている方の足は、描く方の足に合わせて動かします。(描く方の足が外側に向かう時は踵を浮かし、足先が内側に向かう時は、つま先を浮かします)
足を振って軸足を移動させたあと、軸足を180度回転させて蹴り足の軌道を変え真上から蹴りを振り落とせるようになっているはずです。
縦回転の蹴りは遠い距離を一気に詰め、通常の上段蹴りよりも高い位置から蹴りを落とす事が出来ます。
試合で極めるには、足首のスナップを効かせて寸前で止めれるようにコントロール出来なければいけませんね。(高度なテクニックです)