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2022-05-20 08:15:00
【糸東会】糸東流空手形全集 第2巻
こんにちは!
空手形全集 Vol.2です。収録形は、
1・ナイファンチ(初段)
2・バッサイ大
3・セイエンチン
糸東流の開祖である摩文仁 賢和先生は、首里手の糸洲 安恒先生、那覇手の東恩納 寛量先生の両者を師事し、恩師である両者より一文字ずつ取り、糸東流と名付けられました。
バッサイ大は首里手、セイエンチンは那覇手の代表的な形と言えます。
タイプが大きく異なるこの2つの形は、糸東流の第1指定形です。
バッサイ大は、軽快な動きの中に技の切り返し・強弱の使い方・敏速な極め技等の流れが求められます。流れるような掛け手受けがお気に入りで、一番打ち込んだ形です。
公認初段の審査で演武しました。
一方セイエンチンは、接近戦法が数多く組み合わされ、蹴り技が無く重厚な動きが特徴的です。演武線は左右対をなし、同一の動作が多く、呼吸と動作の緩急を一致させなくてはいけません。公認二段の審査で演武しました。
ナイファンチ初段(ナイハンチとも呼びます)は鍛錬形として、和道流で馴染み深い印象です。
形の中でナイハンチ立ちが出てくるのは「ナイハンチ」・「鎮定」(谷派)以外、残念ながら私は知りません。
演武線は横移動のみで受け・攻撃ともに終始ナイハンチ立ちです。
相手に対して、横向きで攻撃すると言うことは、正中線を守りながら、、という意味でしょうか。
演武する際のポイントとしては、移動時も腰の高さが常に一定であることです。
ナイハンチ立ちの状態で上半身のみを捻ることで、手・足・腰の鍛錬を目的としています。