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2022-05-24 12:15:00

【糸東会】糸東流空手形全集 第3巻

こんにちは!

 

空手形全集 Vol.3です。収録形は、

1・公相君大(コウソウクン ダイ)

2・公相君小(コウソウクン ショウ)

3・四方公相君(シホウ コウソウクン)

4・鎮東(チントウ)

 

糸東流3巻 (2).jpeg 糸東流3巻.jpeg

 

4つとも首里手の形で構成されています。 キレ良く動くことは出来ませんが、当時熱心に練習していましたので今でも身体がしっかりと覚えています。

 

公相君(コウソウクン)という名称は、この形を伝えた支那の武官、公相君(クーサンクー)の名に由来するとされています。

四方公相君は首里手の糸洲安恒先生から、流祖・摩文仁賢和先生に伝授されています。

四方八方からの敵を仮想して、多方面からの様々な攻撃を捌き、受けて反撃するもので変化に富んでいます。

 

公相君シリーズはジャンプする挙動が含まれていますが、糸東会では飛びません。(谷派は飛びますが)

 

鎮東(チントウ)は、和道流の第一指定形のイメージが強いのではないでしょうか。松濤館流では、岩鶴(ガンカク)と呼びます。流派が違えば名称も異なりますし、更には立ち方までも変わります。理由は、伝承された人の受け取り方(解釈の違い)だそうです。なのでどれも「正解」と聞いたことがあります。 ※全空連指定形はひとつです。

 

後半、片足立ちでの攻防、体軸も回転による技法の変化等、随所に難度の高い技が数多く含まれています。

軽快で敏捷な動きと技の緩急・力の強弱・加えて重心の安定が特に求められる難しい形です。