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2022-06-10 17:15:00

諸岡奈央のスーパーセミナー トマリバッサイ編

こんにちは!

 

女子形選手の中では、ダントツでNo.1。逆腰の入れ方を勉強したもんです。

 

2008年の全日本決勝で魅せた宇佐美先生とのチャタン対決が特に印象深いですね。

 

諸岡セミナー.jpeg

 

女性特有のキレ味の鋭さに加え、どこか温かみのある柔らかさが感じられます。

そんな諸岡奈央先生のセミナーの様子です。

独学で覚えようとしていた頃、前半の開手技が速すぎてどうなっているのか良く分からなかった事もあり、このDVDを購入しました。ずっと分からなかった方法は、「逆腰」でした。

かなり高度なテクニックです。スローで説明してくれている内容がこうです。

腰が先に入り、ほんの少し遅れて手がついてくる。

キーワードは「腰を切り戻す」と「逆半身」

DVDを止めて、部分練習に入ってしまいましたね。

 

 

泊バッサイの挙動順に、要点を纏めてみたいと思います。

 

ナイハンチ立ちから、猫足立ちへの後方へ転身する時の体重移動のかけ方や、小さくて速く腰を切る方法を学べます。

 

スローに動くところで引き付けて、パッとスピーディに動くところのメリハリを説明されています。(第一挙動や一つ目の気合の直前、また中盤にもありますね)

また、どんな形でも共通する事ですが、ひとつの形の中で、山場を意識するようアドバイスされていました。

 

四股立ちから猫足立ちへ移行する際、スピードの上げ方をDVDではサラッと説明されていますが、これは意識してませんでした。改めてDVDで知る事が出来ました。

 

足刀蹴りは、外から中へ向って円運動で蹴ると技に重みが増す。

 

 

足刀蹴りから、前に出て相手を腕を掴む挙動では、一旦下に沈んでから引き込む魅せ方をレクチャーされています。

沈む(溜める)ことで、タイミングに余裕が出来るので軸足の極めと一致させることが出来ますね。

いろんな人の動画で見比べましたが、やはり諸岡先生の泊バッサイは味があります。

 

後半、後ろ正面に四股立ち/下段払いをした後、正面に前屈立ち/横払いの挙動がありますが、どちらの技もしっかり速く極めること。

2度目の気合の後の振り返りは、手足を動かす前に目付を先に行うと気迫が伝わる。

逆に手足が先、目付が後だと怖さが足りず、あっさりした印象に変わってしまう。

 

猫足立ち/諸手突きも沈みながら、軸足に乗せたタイミングで突く。

 

最後、掛け手の手前、突き / 横受けは、腰と肩を切りながら。

 

 

とても難しい形です。