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2022年7月23日 (土)道場稽古16
こんにちは!
何を聞き間違えたのでしょうか。体育館に空調工事をすると聞いており、今日から冷房が効いた中で快適に稽古が出来ると思っていましたが、、
大きな勘違いだったようです。
暑くて倒れそうです。
さて本日のメニューです。
動(静)的ストレッチ 10分
固定式基本 15分
移動式基本 30分
組手基本 20分
形 40分
いつものように、座礼/黙想で心を落ち着かせます。が、、入り方をしくじりました。
前回の稽古がものすごく集中出来ていたので、振り返りをしてから稽古に入るべきでした。
グルっとランニングをしたあとストレッチ。ここはいつもと変わらず。
うつ伏せ(仰向け)ダッシュと反応のアジリティで、身体を起こします。
固定式基本はいつものように、突き・引き手・中段横受け・上段揚げ受け・下段払いです。
ひとつ受け技を増やそうと思っていましたが、どこか集中しきれていない感じがしましたので、今回は見送ることに。
移動式基本では、前回少しだけ触れた腰の入れ方を改めて説明。移動基本を通じて運足を学び、締めの感覚を掴みます。
ドンっ!と踏み込まず、足で雑巾がけするイメージで進み腰を入れます。
骨盤を自由に動かせるようになれば、逆腰を入れたりと自在に操れるようになり、その結果形競技でキレのある動きに繋がります。
次回から、骨盤操作に繋がるメニューを取り込みたいと思います。
次、組手基本です。
前回に引き続き、もう一度構え方の説明です。
構え方とフットワークが出来ないうちに、技の練習に入るとメチャクチャになってしまうので、丁寧に説明です。
今日のポイントは、
1・フットワークは「飛ぶ」のではなく「沈む」
ほんの少し浮かした踵を踏み込むイメージ。
飛んでる瞬間は無防備です。攻撃は出来ませんし、当然防御も出来ません。
2・前後移動する時「歩幅は変えない」
動かして良いのは足首だけ。足全体で移動すると、動きを察知され相手に反応されてしまいます。
構え方の説明中、「後ろの肩を前の肩で隠し相手に見せない」とサラッと触れたのですが、組手稽古が終わり休憩中に1年生の生徒が、
なぜ後ろの肩を見せてはいけないのか、質問にやって来ました。
分からないことを分からないままで終わらせないところに関心しましたね。とても嬉しかったです。
答えは、後ろの肩が見えてしまうと身体が開くので、自分の正中線を相手に晒してしまうからです。
最後は形です。
大会で打つ形を全体で数回あわせ、個人練習に移ります。体育館が広いので思いのまま稽古が出来ます。
その間、一人ずつ呼び出し短い時間ですがマンツーマン。
長所を褒め、修正点を伝えます。アドバイスをどれだけ理解/意識して一人で稽古出来るか。形稽古はこれに尽きます。
最後はまた全体で合わせて終了です。
・突きの位置は水月 肩の力を抜く
・歩幅は一定に保つ(長さと幅)
・おへそは進行方向に向ける
・目付は前(常に仮想の敵)
・力まず動きを滑らかに(力をこめるのは受け(突き)の瞬間だけ)
・転身(向きを変える際)中段横受けの準備をしながら
・拳(手首)を立てない
・技は引き手で極める
・発声は腹の底から
・形の始まりと終わりに礼は必ず
各人にかけたアドバイスです。
自宅で練習する時に、意識してもらったら必ず変わります。