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2022-11-15 21:15:00

荒賀龍太郎のチャンピオン組手セミナー1 龍太郎伝 「基本」-順突・逆上の先- 1/2

こんにちは!

 

荒賀龍太郎のチャンピオン組手セミナー1 龍太郎伝 「基本」-順突・逆上の先-  前編です。

2回に分けてシェアしたいと思います。

 

龍太郎伝 順突・逆上 (2).jpeg

 

前半は、

・ウォーミングアップ

・横の構えとステップ

・刻み突きの先

・ワンツーへ変化させる先

 

技の見せ方・入り方・タイミングがテーマです。

 

【ウォーミングアップ】

・ダッシュ

・サイドステップ

・足あげ(前)

・足あげ(横)

・足あげ(前・後ろ)

・足バタバタ → ダッシュ

・足バタバタ → バービージャンプ → ダッシュ

・足バタバタ → 腿あげ → ジャンプ → ダッシュ

・足バタバタ → 腿あげ → ジャンプ → スイッチ → バービー → ダッシュ

ジャンプは地面の反動(反発)を利用して跳ぶこと。組手のフットワークに通じます。

 

 

【横の構えとステップ】

構え方は横向き。俗に言う真半身です。

横向きのメリットは、

・横の構えで相手に狙われる部分を狭くする

・ステップでの前後の移動がしやすい

 

(ペア練習)

ペア相手に対して、正面タッチ → 右側からタッチ → 正面タッチ → 左側からタッチ

横移動の方法は、前足を移動したい方向と反対に踏み出します。

 

ステップで前へ2歩前進し、相手の手を触って後ろへ2歩後退する

その時、カチカチに固まらず上半身をリラックスさせながら行うこと。

重心の位置は、前に乗らずやや後ろ。

 

正面(I)、左右(V)にフットワークします。

要するに、相手と真っ直ぐだけでなく外側からも内側からも攻撃出来るように意識するための練習です。

2ステップで細かく柔らかく動きます。

 

肩はリラックスさせ肘は曲げておき、前の手が軽く動かせることが重要です。

これだけで立派なフェイントにもなりますし、流れで逆上も持っていけます。

道場での打ち込みでも、普段からサイドの動きを取り入れておきたいですね。

 

 

【刻み突きの先】

フットワークから相手に向かって飛び込みますが、そこまでの「準備」のお話です。

準備が上下してしまったり、大きく入ってしまうと相手に悟られてしまいます。

突き技は、準備の寄せ足を短くし突きを長くします。

これは凄く難しく感じましたが、寄せ足は前に行きながらも前足の内腿を少し絞るようなイメージで入ります。(開かない)

また突く瞬間の後ろ足のつま先の向きは真横と説明されています。

ㇵの字に立つと前後へのステップが容易になるメリットがありますが、インパクトの瞬間横に向けつま先に体重を乗せると地面を強くけれるからです。

突きに行くときは、後ろ足のつま先を内に寄せる意識が必要です。

また、踵はつけず前に跳べるように準備します。その時、足首と膝はしっかり溜めておきます。

この溜めが無いと前に跳べません。

 

もうひとつ難しいことですが、寄せ足は後ろの膝をフッと抜くようなイメージで寄せます。

跳び込む瞬間、グっ!と寄せるのではなく、フッと寄せるのだそうです。

意識しながら繰り返し練習するしかありませんね。

刻み突きは、後ろの足の使い方が超重要でした。

 

次は上半身の使い方です。

寄せ足が大きくて突きが短くなってしまうと、カウンターで相手にポイントを取られてしまいますので、前足に重心を乗せて長い突きが出せるようにします。

逆の手はしっかりと引き手を取ることで腰のキレとスピードが生まれます。

また突いた後は、自分が相手の正面にいてはいけません。サイドに切り返します。

突いた逆の手で相手の肩付近を押し(間を作る)残心を取ります。

サイドに切った後は構えに戻り、足を止めずに動き続けます。

なぜならば、残心を取って自ら動きを止めてしまうと、その直後相手に蹴りが飛んできたり突きが飛んできます。

その場合、副審の旗はそっちの方が上がりやすくなるそうです。

なので動きを止めない癖をつけます。主審の「やめ」がかからない限り動きを止めてはいけませんもんね。 

 

最初から上体が前に行こうとしてしまうと前の腰が抜けてしまうので、最後に腰がグーンと伸びるように意識するようです。

意識するのは、足・空間・突いた後・逆の手です。

前拳は力を抜いて、当たった瞬間だけ拳を握ります。

 

 

【ワンツーへ変化させる先】

ワンツーの入り方は刻み突きとほぼ同じだが、最後片足のまま2発入っていく。(ケンケンしながら)

1と2の間を無くすように速く突く。

2本とも前足に体重を乗せるが引き手を取る際、軸足に乗せる。(上体の重心は引いて戻すこと)(そのまま前で潰れないこと)

突き終わりは、相手に攻撃されないように逆の手で相手を押してコントロールします。

ここが凄く大事なところです。

突き終わりで押せば相手は重心が崩れ反撃しようとしても、まず立て直してから反撃することになりますし、(一手遅れる)更に距離が広がります。

押さずに残心を取れば、相手は詰めてきますのでリスクが残ります。

 

荒賀先生のワンツーは1発目の刻み突きを大事にされています。(私とは逆でした)

刻み突きでポイントを奪いにいくことで逆突きにもスピードが乗ると説明されていました(ふむふむ)

 

次は、一つの踏み込みで2発突く練習です。

前拳を追いかけるように2発目をつきますが、スピードが出て上体が前に行ってしまうので引きをしっかり意識します。

マッハパンチでした。