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2022-12-05 23:25:00

荒賀龍太郎のチャンピオン組手セミナー1 龍太郎伝 「基本」-順突・逆上の先- 2/2

こんにちは!

 

荒賀龍太郎のチャンピオン組手セミナー1 龍太郎伝 「基本」-順突・逆上の先- 後編です。

 

2回に分けてシェアしたいと思います。

 

龍太郎伝 順突・逆上.jpeg

 

後半は、

・上段逆突きの先

・タイミング・ゲーム

・1分間フリー組手

・龍太郎先生からのアドバイス

 

 

【上段逆突きの先】

逆上の一番意識するところは、重心の移動です。

前足の重心が浮かないで、どれだけ重心を移動させながら突いていけるかが大事になります。(前膝を抜く感じで入ります)

膝を柔らかく使って重心の移動がスムーズに出来るとスピードが増します。

(膝を伸びきらせず重心が浮かないように)(力むと前膝でブレーキがかかり距離も出ません)

そして大事なことは、前の手を持って行くことで自然に重心が前へ移動することです。(前手に引っ張られるイメージでしょうか)

その意識をしながらすぐに切り返さずに逆突きをだします。

リラックスした”0”の状態で、一気に飛び込み”100”で突きます。

 

よくありがちなパターンですが、後ろ足で床を蹴ると身体が浮いてしまうので膝を柔らかく使い高さを変えずに突きます。

結局のところ、身体の使いは形と同じということが分かりました。仕掛ける瞬間に浮いてしまうと相手に察知されてしまいます。

いかにノーモーションで入れるかが問われます。

寄せは浮かず短く、突きの距離は長くです。

セミナーでは、ゆっくりのスピードで重心移動を練習されていました。

気をつけるポイントは、

・顎が浮かない

・肩が開かない

この2つはスピードをロスしてしまいます。

 

重心を乗せて突いた後、前足で床を蹴ってもうひと押しして加速します。

 

 

【タイミング・ゲーム】

ぺア練習です。

相手との間にインステップガードを置き、相手がそれを踏んだ瞬間に攻撃を仕掛けます。

これは、「世界王者たちの合宿」でフランスのタレックコーチが紹介していた練習方法です。

仕掛けてきた相手に対して飛び込む練習です。

一番相手に反応されにくいのは、仕掛けてきた瞬間だそうです。そこを自分の得意技でしっかりと狙います。

 

大事なことは、相手が踏んだ瞬間に「1」で攻撃できるように予測して準備することです。

予測ですので、相手がインステップガードを踏みそうやなと感じたら寄せ足の準備です。

当然突いた後は、サイドへ切り返して動きを止めません。

(踏む人はタイミングずらさないけません)

飛び込んでも攻撃出来ないときは、戻って素早く立て直さないといけません。その練習も兼ねていました。

この意識があるのとないのでは、スピードがまるで違ってきますね。

「いかに準備を速くするか」です。

失敗した時のフォローと、行く準備を速くしなければ全体のスピードは上がりません。

技を速くだすのは鍛えれば良いが、準備の意識まで持たないといけません。

突きが速くても準備が遅ければ、相手に反応されて逃げられてしまうからです。

深いなー

 

 

【1分間フリー組手】

・リラックスした状態から技を出す

・寄せ足でなく突きで距離を出す

・相手の出ばなを狙う

・突いた後、止まらずに相手と距離を取る

これらを基にしたフリーでした。

 

 

【龍太郎先生からのアドバイス】

・突くことへの意識だけでなく、突きに入る前・突いた後の意識がないと全体のスピードが上がらない

・試合の時だけ素早く動こうと思っても動けないので、打ち込みの時から意識を持つことが大事

・四隅の副審に、突き(空間)を見せる

・突いた後の引きを大きく取ることで、副審は旗を上げやすくなる

・打ち込みの時から、どうすれば副審が旗を上げてくれるのかを考えながら練習する

・意識する事が特に大事です スピード・距離・空間など考えながら、意識しながら練習に取り組む人が上達は早い

・試合のことを思い返したり、次はこうしようとイメージして練習の臨むだけで成長する